JP5231187B2 - 発泡成形型及びそれを用いた異硬度パッドの成形方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明を具体化した発泡成形型1の実施形態及びその発泡成形型1による異硬度パッドの成形方法を、図1〜8を用いて説明する。なお、上型3は、図2においては下向きの斜視図として描かれ、図4においては上向きの平面図として描かれているが、上型3の各部位の説明における上下方向は、図4に基づくものとする。
図1及び図3に示すように、平面視が方形の発泡成形型1の下型2は、キャビティ面が、4辺の上面部24よりも低い位置に形成されている。下型2の後側面2aの外側にはヒンジ部2cが設けられ、このヒンジ部2cに後述する上型3のヒンジ部3cが回動可能に連結されている。後側面2aの反対側の前側面2bは成形作業者に対向する側になる。なお、符号21、22及び23で示す部分は、それぞれが、前部パーティング面21、側部パーティング面22及び後部パーティング面23である。
先ず、下型2に対して上型3が型開きした状態で、下型2のメインキャビティ10及び左右の第1領域12aに対し、注入ヘッド40(図6)から、第1ポリウレタン原料を注入する。本実施形態では、第1ポリウレタン原料及び第2ポリウレタン原料のいずれかを、分けて吐出することが可能な注入ヘッド40を用いているが、第1ポリウレタン原料及び第2ポリウレタン原料のそれぞれを注入するために、2本の注入ヘッドを用いるようにすることもできる。
(1)上記実施形態では、第2領域12bの前側面2b側の端部に、第2領域12bのキャビティ面の一部が切欠かれた第1切欠き部4を形成し、その第1切欠き部4に連通する注入用凹部16を第2領域12bの外側に形成した。そして、第1切欠き部4の底面部17の高さを隔壁部14の頂部14aの高さよりも低くした。そのため、注入用凹部16に注入された第2ポリウレタン原料41は、底面部17を超えて第2領域12b内に流入するが、隔壁部14を乗り越えて第1領域12aに溢出することが防止される。従って、異なる成分のポリウレタン原料が、発泡前に混じり合うことなく、隔壁部14で区画されて発泡膨張する発泡成形型1を提供することができる。
次に、本発明を具体化した発泡成形型1の第2の実施形態を、第1実施形態と異なる部分を中心に図9を用いて説明する。
(9)上記実施形態では、注入用凹部16と第1切欠き部4とを、その底面において、斜底面部17bで連結した。そのため、注入用凹部16に注入された第2ポリウレタン原料41が、始めは底面16aに流れ込み、その後、斜底面部17bを上って第2領域12bへ流れ出るようにすることができる。従って、第2領域12bへ流れ出た第2ポリウレタン原料41が、隔壁部14の頂部14aを越えて第1領域12aに溢出することが防止される発泡成形型1を提供することができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 上記第1実施形態及び第2実施形態では、第2領域12bの前側面2b側の端部に、第2領域12bを形成するキャビティ面の一部が切欠かれた第1切欠き部4を形成し、その第1切欠き部4に連通する注入用凹部16を第2領域12bの外側に形成した。これに対し、第2領域12bの前後方向の中央付近に、第2領域12bを形成するキャビティ面の一部が切欠かれた第1切欠き部4を形成し、その第1切欠き部4に連通する注入用凹部16を第2領域12bの外側に設けるようにすること。このようにすれば、第2領域12bの底面が平面か、平面に近い曲面であって高低差が小さい場合等において、第2領域12bの中央付近に流れ込んだ第2ポリウレタン原料41は、前後に流れて、第2領域12bの略全域に行き渡ることができる。
・ 注入用凹部16を下型2の前側面2b側に設け、廃棄用凹部19を下型2の後側面2a側に設けたが、注入用凹部16を下型2の後側面2a側に設け、廃棄用凹部19を下型2の前側面2b側に設けるようにすること。
・ 下型2に、注入用凹部16と廃棄用凹部19とを設けたが、注入用凹部16の位置に拘らず、注入用凹部16を設けるのみで廃棄用凹部19を設けないようにすること。このとき、第2ポリウレタン原料41の注入量を管理すれば、第2ポリウレタン原料41が隔壁部14を乗り越えて第1領域12aに溢出することが防止される。
・ 下型2のメインキャビティ10及び左右の第1領域12aに対して第1ポリウレタン原料を注入してから、注入用凹部16に対し第2ポリウレタン原料41を注入したが、注入用凹部16に対し第2ポリウレタン原料41を注入してから、メインキャビティ10及び左右の第1領域12aに対して第1ポリウレタン原料を注入するようにすること。
Claims (9)
- メインサポート部とその両側のサイドサポート部とよりなる自動車用シートのパッドを成形するための発泡成形型であって、サイドサポート部の内側と外側との硬度が異なる異硬度パッドを成形する発泡成形型の下型に、前記メインサポート部とサイドサポート部とを区画する左右一対の突条部が形成され、それぞれの突条部の外側のサイドサポート部を形成するためのサイドキャビティに、内側の第1領域と外側の第2領域とを区画する隔壁部が底面に立設された発泡成形型において、前記第2領域を形成するキャビティ面の一部に上方が開放された第1切欠き部が設けられ、前記キャビティ面の外側に前記第1切欠き部に連通して上部が開放された注入用凹部が設けられると共に、前記第1切欠き部における底面部の高さが前記隔壁部の頂部の高さよりも低くされ、一方、上型には、前記下型と閉合するパーティング面の一部が突出した第1突出部が形成され、前記下型に対して上型を型閉めした際、前記第1突出部により前記第1切欠き部が閉合されることを特徴とする発泡成形型。
- 前記注入用凹部は、その底面の高さが前記第1切欠き部に向かって徐々に高くなっていることを特徴とする請求項1に記載の発泡成形型。
- 前記注入用凹部は、前記第2領域の長手方向の一端側の外側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡成形型。
- 前記第1突出部は、その内面が前記第2領域のキャビティ面の一部を形成していることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載の発泡成形型。
- 前記第2領域の長手方向の他端側の外側には、前記第2領域を形成するキャビティ面の一部に上方が開放された第2切欠き部が設けられ、その第2切欠き部に連通して上部を開放する廃棄用凹部が設けられると共に、前記第2切欠き部における底面部の高さが前記隔壁部の頂部の高さよりも低くされ、一方、上型には、前記下型と閉合するパーティング面の一部が突出した第2突出部が形成され、前記下型に対して上型を型閉めした際、前記第2突出部により前記第2切欠き部が閉合されることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の発泡成形型。
- 前記第2突出部は、その内面が前記第2領域のキャビティ面の一部を形成していることを特徴とする請求項5に記載の発泡成形型。
- 請求項1ないし6のうちいずれか一項に記載の発泡成形型を用いて自動車用シートの異硬度パッドを成形する成形方法であって、前記下型の左右の前記第1領域及びその内側に第1ポリウレタン原料を注入すると共に、前記第1ポリウレタン原料とは異なる成分の第2ポリウレタン原料を前記注入用凹部に注入し、その第2ポリウレタン原料を前記注入用凹部の第1切欠き部から前記第2領域に溢出させ、前記下型に対して上型を型閉めして前記第1切欠き部を前記上型の第1突出部で閉合して、前記第1領域及びその内側に注入された第1ポリウレタン原料と前記第2領域に溢出した第2ポリウレタン原料とがそれぞれ発泡膨張することにより、第1領域及びその内側において発泡膨張した発泡体の硬度と第2領域において発泡膨張した発泡体の硬度とを異ならせたことを特徴とする異硬度パッドの成形方法。
- 前記第2領域の第2ポリウレタン原料の一部を前記廃棄用凹部に廃棄して、前記第2領域における前記第2ポリウレタン原料の量を調節し、第2ポリウレタン原料が前記第1領域へ流れ出ないようにすることを特徴とする請求項7に記載の異硬度パッドの成形方法。
- 前記下型を傾斜させることで、前記第2ポリウレタン原料が前記第2領域を流れるようにして、その一部を前記廃棄用凹部に廃棄することを特徴とする請求項8に記載の異硬度パッドの成形方法。
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