JP7092367B2 - 配管トラフ装置 - Google Patents

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本発明は、例えば道路、線路等に沿って通信その他の各種ケーブルを通線するに際し、道路脇、線路脇等に敷設されることで、内装させてある管体によってこれらの各種ケーブルを保護収納する通線路を構成できるようにしたこと配管トラフ装置に関する。
従来から、例えば高速道路、線路等に沿って通信用等の各種ケーブルを通線、設置するに際し、道路脇、線路脇等に溝状に構成された蓋付きのトラフを配列し、このトラフ内に配管したさや管等の管体によって通線路とし、この通線路内に各種ケーブルを通線収納し、その保守・点検等を行っている。
このようにして各種ケーブルを保護収納する通線路による支持構成として、例えば特許文献1に示される通信用ケーブルトラフ、特許文献2に示される電線共同溝用トラフ、特許文献3に示される配管枕台用保持具等が提案されている。特許文献1の通信用ケーブルトラフは、トラフ本体内に、さや管収納用の溝スペースを仕切壁によって形成区画すると共に、複数の溝スペースの全体を覆うトラフカバーを設けて成る。特許文献2の電線共同溝用トラフは、トラフ本体の内部に、ケーブル挿通孔を形成したケーブル支持板を一定間隔をあけて複数で立設し、蓋体をトラフ本体に被着して成る。特許文献3の配管枕台用保持具は、管体を挟み込み保持する保持具を枕台を介して上下方向に連結し、保持具の左右側壁に設けて互いに噛み合うようにした連結部、連結凹部を介して左右方向に連結できるようにして成る。
特開平11-127535号公報 特開2004-120956号公報 特開2004-218717号公報
ところがこれらの従来の支持構成によると、特許文献1のケーブルトラフでは、あらかじめ区画形成された仕切られた溝スペース内に複数のさや管を収納保持するために、それらの独立性を確保できず、大小異径のさや管が混在する場合には絡み合って識別が困難になることがあった。特許文献2のトラフでは、ケーブル支持板にあけられたケーブル挿通孔に順次にケーブルを挿通させる手間がかかるから、能率的に作業を遂行できないものであった。特許文献3の保持具では、これらの保持具、枕台を上下方向、左右方向に沿って複数で組み合わせて例えば共同構内に設置するとしても、共同構内においての固定手段がないために、保持される管体は共同構内でぶれたり、位置ずれが生じたりするものであった。
また、いずれにしても、通線路上でトラフ本体を順次に接続して設置し、次いでトラフ本体内にさや管等の管体を配列固定することで通線路を構成するとしても、現場作業でこれらの各部材を組立配置するのは手間が掛かり面倒であった。
そればかりでなく、通常は、接続配置したトラフ本体に蓋体を覆うことで敷設した後に、別途、各種ケーブルを収納する例えば塩化ビニール樹脂製の管体(内管)をトラフ本体内に接着状態で配装するに際し、蓋体を一旦は外しており、このようなトラフ本体の設置、管体の収納固定等のそれぞれの作業を施工していることになり、極めて面倒である。さらに、トラフ本体内に波形の可撓性導管を収納固定する場合には、この導管自体が有している巻き癖等によってトラフ本体内ではいわゆる波うち状態となり、きっちりと整列状態で収納固定するのは困難であった。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、通線路上で順次に連結し、接続することで各種ケーブルの通線路を構成でき、しかも作業現場において単に連結し組み立てることで簡単に施工できるのであり、また内部に収納保持されているさや管等の管体それぞれが交差、混乱することなく整列状態で配管されていて、後日に実施される各種ケーブルの通線作業も容易に実施できるようにした配管トラフ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、断面で溝形状に形成されている樋状で、前後方向で相互に接続されるようにしてあるトラフ本体1と、このトラフ本体の底部壁の前後部に固定した前後の配管ホルダー10と、この前後の配管ホルダー10上において上下、左右方向で相互に連結固定した配管スペーサー20と、これらの前後の配管スペーサー20それぞれに設けられている挿通孔21に挿通固定した管体Pとから成り、管体Pは、そのいずれか一方の端部はトラフ本体1の一方の端部から突出しており、他方の端部はその突出長さに相当する長さでトラフ本体1の内方に引き入れ位置決めされていることを特徴とする。
配管スペーサー20に管体Pを挿通させる挿通孔21は、管体Pの一方の端部を挿通固定する小径の管体固定部22と、トラフ本体1相互を接続させるときの管体Pの他方の端部を挿通嵌め入れさせる大径の管体挿入連結部23とに区画形成されて構成することができる。
トラフ本体1の前後に配される配管スペーサー20のいずれか一方では、トラフ本体1の端部から突出される側の管体Pの端部側部分を管体固定部22内で固定し、いずれか他方では、トラフ本体1内に引き入れられている管体Pの端縁部を管体固定部22内で固定すると共に、管体挿入連結部23は空洞状態として構成することができる。
配管ホルダー10は、トラフ本体1の底部上に載置固定されるホルダーベース11の底部外側面に、トラフ本体1の底部に開穿してある水抜孔2に嵌め入れられる固定ピン体12を設けると共に、トラフ本体1内に配列固定される管体Pの配管方向に沿って溝状に形成してある位置決め溝13をホルダーベース11の上面に設けて構成することができる。
配管スペーサー20は、配管ホルダー10の位置決め溝13に嵌め入れられる嵌合突条24が下側面に、この嵌合突条24に嵌め合わせられる嵌合溝25が上側面にそれぞれ設けられて構成することができる。
また、配管スペーサー20の左右側面には、配管スペーサー20自体が左右方向で隣接されるときの相互に噛み合うようにした突条状の側部嵌合突条26、溝状の側部嵌合溝27がそれぞれ設けられて構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る配管トラフ装置にあって、各種のケーブルCの通線路を構成するために、管体Pがあらかじめ内蔵、収納固定されているトラフ本体1を通線路上に敷設するよう、管体P同士を配管スペーサー20によって連結しながら順次に接続することで、連続された管体Pによって所定の通線路を構成させる。
トラフ本体1の底部の水抜孔2に固定ピン体12によって固定される配管ホルダー10、この配管ホルダー10上で位置決め溝13、嵌合突条24、嵌合溝25によって上下方向で配管スペーサー20が連結固定されており、またこの配管スペーサー20は側部嵌合突条26、側部嵌合溝27によって左右方向で相互に連結固定されており、前後の配管スペーサー20相互間で管体Pが挿通固定されていることで、全体が一体化されており、敷設現場での接続組み立てを容易にさせる。
トラフ本体1に収納固定した管体Pのいずれか一方の端部はトラフ本体1から突出しており、他方の端部はトラフ本体1内に突出長さで引き入れられていることで、通線路の設置面上で接続するとき、既設の配管トラフ装置における引き入れ状態で管体Pを固定している配管スペーサー20に対して、新たに接続すべき配管トラフ装置における突出状態の管体Pを嵌め入れることで、トラフ本体1相互間で管体P同士を通線路として連続させる。
配管スペーサー20において、挿通孔21の小径の管体固定部22では挿通する管体Pを固定させ、管体Pの引き入れ側に配置の管体挿入連結部23では空洞状であることで、この管体挿入連結部23が大径であることと相俟ち、接続すべき新たな配管トラフ装置における突出された管体Pを傾斜させながらでも容易に嵌め合わせさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば道路脇、線路脇等で通信・制御用等の各種のケーブルCを通線保護するに際し、敷設されるトラフ内にケーブル収納用の管体Pを収納固定するとき、内部に管体Pがあらかじめ内蔵、固定収納されたトラフ本体1を順次に接続配置することで、管体P相互の連続配置による通線路を容易に組立構築でき、迅速に作業を遂行できる。
すなわちこれは本発明において、トラフ本体1内に、配管ホルダー10、配管スペーサー20によって適数の管体Pを収納状態で固定配置して組み立ててあり、管体Pは、そのいずれか一方の端部はトラフ本体1の一方の端部から突出しており、他方の端部はその突出長さに相当する長さでトラフ本体1の内方に引き入れられているからである。これによって、突出部分側と引き入れ側との管体P相互を嵌め合わせると共に、トラフ本体1相互の接続による組み合わせによって現場で簡単にケーブルC用の通線路を構成できる。
また、配管スペーサー20の挿通孔21には、管体Pの一方の端部を挿通固定する小径の管体固定部22、管体Pの他方の端部を挿通嵌め入れさせる大径の管体挿入連結部23を区画形成してあることで、敷設方向で接続させるとき、配管スペーサー20内で管体Pの端部相互を位置決めして連続した通線路を構成することができる。
配管ホルダー10は、その固定ピン体12をトラフ本体1の水抜孔2に嵌め入れることでトラフ本体1に固定でき、配管スペーサー20は、配管ホルダー10の位置決め溝13、嵌合突条24、嵌合溝25等の噛み合いによって上下方向で、また側部嵌合突条26、側部嵌合溝27等の噛み合いによって左右方向でそれぞれ連結固定でき、これらの一体的構成によって現場への搬入、現場での接続作業を容易に遂行することができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す分解斜視図である。 同じくトラフ本体、配管ホルダー、配管スペーサー等の組立状態時の断面図である。 同じく組立状態時の平面図である。 同じく図2におけるA-A線に沿う断面図である。 同じく配管ホルダーの平面図である。 同じく相互に連結したときの接続箇所における断面図である。 同じく設置現場における連結作業時の断面図で、その(A)は連結作業開始時、(B)は連結作業中、(C)は連結作業後である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は所定幅員、所定深さを有して、断面で溝形状に形成されている樋状であって、上部開口が蓋体(図示せず)によって閉塞されるトラフ本体である。このトラフ本体1は、例えば道路脇、線路脇等の地上面に配列されるのであり、トラフ本体1の内部に配管ホルダー10、配管スペーサー20によって、各種のケーブルCが通線収納されるさや管である管体Pが所定数の整列状態で配列固定されることで組み立てられている。尚、これらのトラフ本体1、配管ホルダー10、配管スペーサー20等は、例えばPVC樹脂にて形成されるも、これに限定されるものではない。
トラフ本体1は、断面で溝形状にして所定長さで形成されており、底部壁には、例えば左右部分それぞれの中央位置で水抜孔2が所定間隔毎に開穿されている。このトラフ本体1相互を溝方向で接続するために、いずれか一方の端部には断面で逆U字状の連結凹部3が、他方の端部にはこの連結凹部3に噛み合う断面でL字状の連結突部4がトラフ本体1の端縁それぞれの開口部分の底部壁端に形成されている(図6参照)。
配管ホルダー10は、トラフ本体1内の例えば前端部分、後端部分それぞれに位置決めされてトラフ本体1の底部壁の前後部に固定されている。この配管ホルダー10自体は、図示のように、トラフ本体1の底部上に載置固定されるホルダーベース11の底部外側面に、トラフ本体1の底部に所定間隔毎に開穿してある前記水抜孔2に嵌め入れられる固定ピン体12を設けると共に、トラフ本体1内に配列固定される管体Pの配管方向に沿って溝状に形成してある位置決め溝13をホルダーベース11の上面に設けて成る。
また、配管ホルダー10は、図示のようにトラフ本体1内で配管方向に沿って例えば2列で配列されるようになっている場合、水抜孔2、固定ピン体12は、トラフ本体1内の左右部分それぞれの中央位置に比し、トラフ本体1自体の中央位置側に僅かに寄せられた位置に設定することで、トラフ本体1内における2列配置時の配置整列状態の安定性を考慮したものとしてある。
固定ピン体12は、その外径は水抜孔2に強制的に嵌め入れられるように水抜孔2の内径に比し小径に形成されていて、また下端面が開放されている筒状に形成されていることで、配管ホルダー10をトラフ本体1に容易に固定設置できるようにしてある。また、固定ピン体12の外径を水抜孔2の内径に比し僅かに大径にすることで、固定ピン体12を水抜孔2に嵌合した状態では、容易に抜脱されないようにしっかりと嵌合されるようにすることも可能である。
位置決め溝13は、配管ホルダー10上に載置セットされる配管スペーサー20を噛み合い状にして位置決めさせるのであり、図例にあっては1個の配管ホルダー10上に左右で2列にした配管スペーサー20を載置支持できるようにしてあるも、この位置決め溝13の配列は2列に限らず、左右方向で配列支持される管体Pの配列数に対応して設けられるようになっている。
図5に示すように、位置決め溝13は、ホルダーベース11の上面における前後左右に配列して計4個で設けられることにより、この配管ホルダー10自体がトラフ本体1内で、その配列の向き、左右の配置等を組立時において適宜に選択するも、いずれにも対応可能とさせて配管スペーサー20を位置決め固定できるようにしてある。
尚、配管ホルダー10は、トラフ本体1内において2列で配列されるのに対応して、その幅員がトラフ本体1の内法幅員のほぼ1/2とされるも、これに限らず、図示を省略したが、トラフ本体1の内法幅員に相当する広幅状とすることも可能であり、場合によっては3列以上の複数列で配列するように所定幅員で形成されることもある。
この配管ホルダー10上に、各種のケーブルC等を通線収納するさや管等の管体Pそれぞれを固定支持させるように、上下方向、左右方向で相互に連結される所定数の配管スペーサー20が、管体Pと共に載置セットされて組み立てられるようにしてある。
配管スペーサー20は、管体Pを挿通させる挿通孔21が開口されていて、上下外側面、左右外側面それぞれが平坦面を有している筒状のブロック体状に形成されており、上下方向、左右方向で相互に組み合わせられるようにしてある。
この配管スペーサー20における挿通孔21は、挿通支持させる管体Pの外径に比し小さくはない内径を備え、この挿通孔21内の前後方向に沿った前後部では、その内径に若干の相違、すなわち管体Pの外径に相当する小径な管体固定部22と、管体Pの外径に比し僅かに大径にした管体挿入連結部23とに区画形成され、これらの管体固定部22と管体挿入連結部との連続部分ではなだらかに傾斜している。
管体挿入連結部23は、図7に示すように、トラフ本体1、配管ホルダー10、配管スペーサー20、管体P等によって一体状に組み立てられた状態で、敷設現場で順次に配列接続するとき、既設の配管トラフ装置に対して新たな配管トラフ装置を傾けながら、これの管体Pの端部の既設の配管スペーサー20の管体挿入連結部23内への挿入、嵌め合わせが無理なくできるようにしている。そのため、管体挿入連結部23では、管体P端が傾けられた状態での挿入が可能な程度で管体固定部22に比し大径にしてあり、場合によっては開口端に至る伴い内径が僅かにでも次第に拡張するようにラッパ状に形成することもある。
また、この配管スペーサー20の下側面には、配管ホルダー10における前記位置決め溝13に位置決めして嵌め合わせられる嵌合突条24が設けられていて、上側面には、この嵌合突条24に嵌め合わせられる嵌合溝25が設けられている。こうすることで、上下方向に沿って配管スペーサー20が重ね合わせられるとき、上下側面が平坦面であることと相俟って相互間の位置決め、組み合わせが安定されるようにしている。
一方、この配管スペーサー20の左右側面には、配管スペーサー20自体が左右方向で隣接されるときの相互に噛み合うようにした突条状の側部嵌合突条26、溝状の側部嵌合溝27が設けられており、左右方向で配列するときの位置決め、固定が容易に行えるようにしている。
これらの嵌合突条24、嵌合溝25、側部嵌合突条26、側部嵌合溝27それぞれは、例えば配管スペーサー20における肉厚壁である管体固定部22の外側面に配されており、こうすることで配管スペーサー20を相互に組み合わせるとき、配管ホルダー10と組み立てるときの方向性をそれぞれで一致させることができる。
そして、図示例のようにトラフ本体1内に、例えばトラフ本体1の前後部それぞれに固定された配管ホルダー10上に、管体Pの配管数に対応して適数で組み合わせ固定した配管スペーサー20内に管体Pを挿通固定することで組み立てる。組立に際しては、トラフ本体1の前端部側では管体Pの一端をトラフ本体1内から突出させ、後端部側では突出した長さ分で引き入れられた位置で管体Pの他端が配管スペーサー20内で位置決めされるようにしてある(図2、図3参照)。
尚、このようにして組み立てられるとき、トラフ本体1内での配管ホルダー10は、これの固定ピン体12を水抜孔2に嵌め入れ接着し、配管ホルダー10上の配管スペーサー20は、相互間で噛み合わせられる側部嵌合突条26、側部嵌合溝27で左右方向に、位置決め溝13、嵌合突条24、嵌合溝25で上下方向にそれぞれ噛み合わせ接着し、さらにトラフ本体1の溝方向で対応合致している配管スペーサー20相互間の挿通孔21に管体Pを挿通させ、管体固定部22内で接着固定することで全体が一体状に組み立てられる(図2、図3参照)。
また、トラフ本体1内に固定される管体Pは、トラフ本体1に対して突出部分長さで、いわば位置ずれを生じているだけであり、両者の長さ自体はほぼ同一となるのであり、繋げることで、トラフ本体1の接続構成と共に、管体P相互による連続する通線路の構成を同時に行うことができる。
次にこれの設置の一例を説明すると、例えば高速道路脇、線路脇等で各種のケーブルCを通線支持するに際し、その通線路に沿って例えば転圧整地された地上面で順次に接続し、配列することで敷設する。図7に示すように、図示を省略した例えば電源施設、通信施設等のケーブルCの出力あるいは入力箇所に近接して第1の配管トラフ装置をセットし、このセットに際し例えば管体Pの突出部分を後端側とし、管体Pが引き込まれている側を前端側として設置面上に配置する(図7(A)参照)。
次いで、第2の配管トラフ装置における管体Pの突出部分がある側を後端として、第1の配管トラフ装置における前端側の配管スペーサー20の管体挿入連結部23に第2の配管トラフ装置の管体Pの後端部分を傾斜させた状態で位置合わせし嵌め入れると共に、連結凹部3、連結突部4それぞれも噛み合わせる(図7(B)参照)。
その後、第2の配管トラフ装置を設置面上に降ろし、第1の配管トラフ装置との間で所定のクリアランスを調整することで、第1の配管トラフ装置に接続固定される(図7(C)参照)。
同様にして、第3、第4等の配管トラフ装置を順次に接続固定し、トラフ本体1の開口部が蓋体によって覆われることで、トラフ本体1相互間では、配管スペーサー20を介して連結状態となる管体P相互によって通線路が構築され、その後、管体P内に所定のケーブルCが通線される。
尚、図示を省略したが、配管トラフ装置自体の前後方向は特に限定されず、図7に示された接続方向の前後を逆にして順次に連結することは可能であり、現場に応じて適宜に選択される。
C…ケーブル
P…管体
1…トラフ本体
2…水抜孔
3…連結凹部
4…連結突部
10…配管ホルダー
11…ホルダーベース
12…固定ピン体
13…位置決め溝
20…配管スペーサー
21…挿通孔
22…管体固定部
23…管体挿入連結部
24…嵌合突条
25…嵌合溝
26…側部嵌合突条
27…側部嵌合溝

Claims (6)

  1. 断面で溝形状に形成されている樋状で、前後方向で相互に接続されるようにしてあるトラフ本体と、このトラフ本体の底部壁の前後部に固定した前後の配管ホルダーと、この前後の配管ホルダー上において上下、左右方向で相互に連結固定した配管スペーサーと、これらの前後の配管スペーサーそれぞれに設けられている挿通孔に挿通固定される管体とから成り、管体は、そのいずれか一方の端部はトラフ本体の一方の端部から突出しており、他方の端部はその突出長さに相当する長さでトラフ本体の内方に引き入れ位置決めされていることを特徴とする配管トラフ装置。
  2. 配管スペーサーに管体を挿通させる挿通孔は、管体の一方の端部を挿通固定する小径の管体固定部と、トラフ本体相互を接続させるときの管体の他方の端部を挿通嵌め入れさせる大径の管体挿入連結部とに区画形成されている請求項1に記載の配管トラフ装置。
  3. トラフ本体の前後に配される配管スペーサーのいずれか一方では、トラフ本体の端部から突出される側の管体の端部側部分を管体固定部内で固定し、いずれか他方では、トラフ本体内に引き入れられている管体の端縁部を管体固定部内で固定すると共に、管体挿入連結部は空洞状態としてある請求項2に記載の配管トラフ装置。
  4. 配管ホルダーは、トラフ本体の底部上に載置固定されるホルダーベースの底部外側面に、トラフ本体の底部に開穿してある水抜孔に嵌め入れられる固定ピン体を設けると共に、トラフ本体内に配列固定される管体の配管方向に沿って溝状に形成してある位置決め溝をホルダーベースの上面に設けてある請求項1乃至3のいずれかに記載の配管トラフ装置。
  5. 配管スペーサーは、配管ホルダーの位置決め溝に嵌め入れられる嵌合突条が下側面に、この嵌合突条に嵌め合わせられる嵌合溝が上側面にそれぞれ設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の配管トラフ装置。
  6. 配管スペーサーの左右側面には、配管スペーサー自体が左右方向で隣接されるときの相互に噛み合うようにした突条状の側部嵌合突条、溝状の側部嵌合溝がそれぞれ設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の配管トラフ装置。
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