JP2007143394A - 地中埋設管を用いたケーブル敷設方法および地中埋設管 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力ケーブルや通信ケーブルなどのケーブルを収納する地中埋設管の簡素化、施工の容易性、適応箇所の拡大化を図れる、地中埋設管を用いたケーブル敷設方法と、この敷設方法において使用される地中埋設管を提供する。
【解決手段】 地中埋設管1の管内を、分離板21を用いて二分し、その一方に鞘管41に収めた幹線ケーブル6を挿通し、他方に幹線ケーブル6から分岐した分岐ケーブル5を挿通させるとともに、分岐ケーブル6を地中埋設管1に設けた分岐管継手8を用いて分岐管9へと分離し、該分岐管9を経由して需用家に配線する。
【選択図】 図7
【解決手段】 地中埋設管1の管内を、分離板21を用いて二分し、その一方に鞘管41に収めた幹線ケーブル6を挿通し、他方に幹線ケーブル6から分岐した分岐ケーブル5を挿通させるとともに、分岐ケーブル6を地中埋設管1に設けた分岐管継手8を用いて分岐管9へと分離し、該分岐管9を経由して需用家に配線する。
【選択図】 図7
Description
この発明は、通信、電力、放送等に使用されるケーブルを、地中埋設管を用いて、地中に敷設する方法、およびこの敷設方法において使用される地中埋設管に関するもので、電力・通信ケーブル敷設技術に属するものである。
道路の景観を高め、円滑な道路交通を確保するために、電力ケーブル、電話線、CATV用ケーブルや有線放送用ケーブルなどの通信ケーブルは、基本的には、地中に埋設されている。それらは、主として道路(歩道)下の地中に設けられる電線共同溝(C.C.BOX)に、電力用、通信用などの用途別に、保形性の高い複数の地下埋設管内に、二重の保護のために鞘管に収納されて敷設されている。
さらに、幹線ケーブルとは別に、需用家に電力や通信を配布するために、幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを収納するための地下埋設管、通常、フリーアクセス管と呼ばれる地下埋設管も設けられている。
さらに、幹線ケーブルとは別に、需用家に電力や通信を配布するために、幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを収納するための地下埋設管、通常、フリーアクセス管と呼ばれる地下埋設管も設けられている。
これらの電力ケーブル、通信ケーブルは、通信需要の増大に伴い、その敷設量は、二次元的にも三次元的にも増加傾向にあり、幅広の歩道を有する幹線道路から、歩道の狭い道路、あるいは歩道のない道路下にも敷設されるようになってきている。
一方、各需用家へのケーブルの敷設は、上記したフリーアクセス管内に設けられた分岐ケーブルを、フリーアクセス管に設けられた分岐管継手に分岐管を接続し、該分岐管を経由して行なわれている。
一方、各需用家へのケーブルの敷設は、上記したフリーアクセス管内に設けられた分岐ケーブルを、フリーアクセス管に設けられた分岐管継手に分岐管を接続し、該分岐管を経由して行なわれている。
このような敷設量の増大化という状況下において、電線共同溝や地下埋設管に対して、施工の簡便性、構造の簡素化、コストの低減などが強く求められ、それに対応して種々の提案もなされている。
たとえば、特開2003−47118号公報(特許文献1)においては、光通信ケーブル用埋設管をポリエチレン製の波付き管とし、その内部に複数の光通信ケーブルを挿通可能なポリエチレン製内管の3本以上を、隣接しつつ連続的に、その両端の内管が隣接することなく、埋設管の内周面に固定して配置し、埋設管の内部に少なくとも1本以上の内管を挿通可能な増設用空間が形成される構造とすることが提案されている。
また、特開2003−143725号公報(特許文献2)においては、断面円形のメインケーブル埋設管と、メインケーブル埋設管の外周に設けられ内部が、複数の収容仕切室に形成された断面リング状のサブケーブル埋設管とからなるケーブル用地中埋設管が提案されている。
特開2003−47118号公報(特許請求の範囲、図1)
特開2003−143725号公報(特許請求の範囲、図1)
この発明はかかる現状に鑑み、電力ケーブル、通信ケーブル、さらには、それらの分岐ケーブルを収納する地中埋設管、延いてはそれを収める電線共同溝の簡素化、施工の容易性、適応箇所の拡大化を図るべく検討されたものである。
発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討し、断面円形の地中埋設管内を、鞘管保持部材が設けられている分離板で二分し、一方に幹線ケーブルを、鞘管保持部材により保持された鞘管に挿通して固定し、他方に分岐ケーブルを挿通することによって、また、需用家へのケーブルの敷設は、幹線ケーブルと分岐ケーブルが収納されている地中埋設管に直接分岐管継手を取り付け、そこから分岐管を介して行なうことにより、上記課題が解決し得ることを見出し、この発明を完成したのである。
すなわち、この発明の請求項1に記載の発明は、
地中埋設管の管内を、分離板を用いて二分し、
その一方に、幹線ケーブルを、分離板に設けられた鞘管保持部材で固定した鞘管内を挿通させ、
他方に、幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを挿通させるとともに、
前記分岐ケーブルを、地中埋設管に設けた分岐管継手を用いて分岐管へと分離し、
この分岐管を経由して需用家に配線すること
を特徴とする地中埋設管を用いたケーブル敷設方法である。
地中埋設管の管内を、分離板を用いて二分し、
その一方に、幹線ケーブルを、分離板に設けられた鞘管保持部材で固定した鞘管内を挿通させ、
他方に、幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを挿通させるとともに、
前記分岐ケーブルを、地中埋設管に設けた分岐管継手を用いて分岐管へと分離し、
この分岐管を経由して需用家に配線すること
を特徴とする地中埋設管を用いたケーブル敷設方法である。
また、この発明の請求項2に記載の発明は、
管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
その幅方向の両端側に、それぞれ地中埋設管の内壁と当接する弧状板が上下方向に設けられていること
を特徴とする地中埋設管である。
管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
その幅方向の両端側に、それぞれ地中埋設管の内壁と当接する弧状板が上下方向に設けられていること
を特徴とする地中埋設管である。
また、この発明の請求項3に記載の発明は、
管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
いずれか一方の板面に、幹線ケーブルを収納する鞘管を固定するための鞘管保持部材が設けられていること
を特徴とする地中埋設管である。
管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
いずれか一方の板面に、幹線ケーブルを収納する鞘管を固定するための鞘管保持部材が設けられていること
を特徴とする地中埋設管である。
さらに、この発明の請求項4に記載の発明は、
管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
その幅方向の両端側に、それぞれ地中埋設管の内壁と当接する弧状板が上下方向に設けられ、
いずれか一方の板面に、幹線ケーブルを収納する鞘管を固定するための鞘管保持部材が設けられていること
を特徴とする地中埋設管である。
管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
その幅方向の両端側に、それぞれ地中埋設管の内壁と当接する弧状板が上下方向に設けられ、
いずれか一方の板面に、幹線ケーブルを収納する鞘管を固定するための鞘管保持部材が設けられていること
を特徴とする地中埋設管である。
また、この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項2〜4のいずれかに記載の地中埋設管において、
前記分離板は、
地中埋設管の管軸方向に、所要の間隔を存して配置されていること
を特徴とするものである。
請求項2〜4のいずれかに記載の地中埋設管において、
前記分離板は、
地中埋設管の管軸方向に、所要の間隔を存して配置されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項2〜4のいずれかに記載の地中埋設管において、
前記分離板は、
地中埋設管の管軸方向に、連続的に配置されていること
を特徴とするものである。
請求項2〜4のいずれかに記載の地中埋設管において、
前記分離板は、
地中埋設管の管軸方向に、連続的に配置されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載の地中埋設管において、
前記分離板の連続的な配置は、
板状体からなる分離板のみの組合せ、または板状体からなる分離板と円弧板を有する分離板との組合せで構成されていること
を特徴とするものである。
請求項6に記載の地中埋設管において、
前記分離板の連続的な配置は、
板状体からなる分離板のみの組合せ、または板状体からなる分離板と円弧板を有する分離板との組合せで構成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項6又は7に記載の地中埋設管において、
前記分離板の組合せは、
長さの短い分離板及び/又は長さの長い分離板との組合せで構成されていること
を特徴とするものである。
請求項6又は7に記載の地中埋設管において、
前記分離板の組合せは、
長さの短い分離板及び/又は長さの長い分離板との組合せで構成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項9に記載の発明は、
請求項6〜8のいずれかに記載の地中埋設管において、
前記分離板は、
管軸方向における少なくとも一方の端部に、分離板同士もしくは分離板間を相互に連結する連結板を連結保持するための連結部を有するものであること
を特徴とするものである。
請求項6〜8のいずれかに記載の地中埋設管において、
前記分離板は、
管軸方向における少なくとも一方の端部に、分離板同士もしくは分離板間を相互に連結する連結板を連結保持するための連結部を有するものであること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項10に記載の発明は、
請求項9に記載の地中埋設管において、
前記連結板は、
管軸方向において、ピン、ビス、ボルトなどの結合具によって相互に結合可能に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項9に記載の地中埋設管において、
前記連結板は、
管軸方向において、ピン、ビス、ボルトなどの結合具によって相互に結合可能に形成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項11に記載の発明は、
請求項9に記載の地中埋設管において、
前記連結板は、
いずれも管軸方向に伸びる長溝を有し、端部を互いに重ね合わせた状態で結合具によって相互に結合し、管軸方向にスライド可能に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項9に記載の地中埋設管において、
前記連結板は、
いずれも管軸方向に伸びる長溝を有し、端部を互いに重ね合わせた状態で結合具によって相互に結合し、管軸方向にスライド可能に形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の地中埋設管の敷設方法は、地中埋設管を分離板を用いて、上下又は左右に二分し、一方に幹線ケーブルを、他方に分岐ケーブルを配設し、さらに、この地中埋設管から直接分岐管継手を介して、分岐ケーブルを挿通し敷設するための分岐管を接続するという方法を採用しているので、この方法が有する、以下のような効果が奏される。
1.ケーブルの敷設の必要な埋設管本数を少なくすることができ、コンパクトな配管構造を可能とする。
2.地中に埋設する地中埋設管自体の本数を可及的に減らすことができ、埋設のための掘削の深さを浅くすることができることから、作業の省力化が図れる。
3.分離板として地中埋設管の内径に近似する板状体を用いることにより、地中埋設管を上下又は左右に二分でき、一方に幹線ケーブルを、他方に分岐ケーブルを配設することによって、管路内を用途に応じて整然と区画することができる。
1.ケーブルの敷設の必要な埋設管本数を少なくすることができ、コンパクトな配管構造を可能とする。
2.地中に埋設する地中埋設管自体の本数を可及的に減らすことができ、埋設のための掘削の深さを浅くすることができることから、作業の省力化が図れる。
3.分離板として地中埋設管の内径に近似する板状体を用いることにより、地中埋設管を上下又は左右に二分でき、一方に幹線ケーブルを、他方に分岐ケーブルを配設することによって、管路内を用途に応じて整然と区画することができる。
これらの効果に加えて、この発明の地中埋設管においては、分離板の一方の面に鞘管保持部材を形成し、鞘管を固定する方法を採用したことによって、幹線ケーブルを鞘管に挿通して固定保持することを可能とし、かつ幹線ケーブルの挿通、分岐を容易とし、さらに幹線ケーブルの配列の容易化、幹線ケーブル同士の干渉をなくし、敷設作業を大幅に簡便化させることができるという効果が奏される。
また、前記分離板の管軸方向における端部に挟持部を形成することによって、分離板を所要の間隔を存して配置しても、その間を板状の連結板によって簡単に連結し、管路全体を簡単かつ容易に二分化することができるという効果も奏されるのである。
以下、この発明にかかる地中埋設管を用いたケーブル敷設方法、および地中埋設管を添付の図面を参照して詳細に説明する。
なお、図1は、この発明にかかる地中埋設管の一例の内部構造を示す側面図で、図2はその管軸方向の断面図である。
なお、図1は、この発明にかかる地中埋設管の一例の内部構造を示す側面図で、図2はその管軸方向の断面図である。
図1および図2で明らかなように、符合1は、この発明における所要長さを有する地中埋設管であって、その内部が、所要間隔を存して配置される分離板2,2・・・によって上下に二分されたものである。
この地中埋設管1の内部を上下に二分する分離板2は、地中埋設管1内を二分できるものであれば、その形状や長さについて特段の制限はない。
好ましくは、長さが約20〜30cmの板状体で構成することが、持ち運びが容易で現場作業などに際して好適で、地中埋設管1内の二分化は、分離板2を縦方向に設けることによる二分化であってもよい。
好ましくは、長さが約20〜30cmの板状体で構成することが、持ち運びが容易で現場作業などに際して好適で、地中埋設管1内の二分化は、分離板2を縦方向に設けることによる二分化であってもよい。
かかる分離板2は、地中埋設管1内を二分するものである。
したがって、その幅を当該地中埋設管1の直径と等しくすることによって、管内を上下に均等に2分割することができるが、挿通させるケーブルの本数によっては、上下いずれかに偏ってもよいことは当然である。
したがって、その幅を当該地中埋設管1の直径と等しくすることによって、管内を上下に均等に2分割することができるが、挿通させるケーブルの本数によっては、上下いずれかに偏ってもよいことは当然である。
また、この分離板2は、図3に示すように、少なくともその下面に、下部空間内に配設する幹線ケーブル6を整理して保持するため、円筒の筒状部の一部が欠損した形状の鞘管保持部材3を設けたものである。
この鞘管保持部材3に鞘管4を係合保持させたのち、鞘管4の内部に幹線ケーブル6を敷設する。
分離板2で二分されて生じた地中埋設管1の上部空間内には、マンホールまたはハンドホール内で幹線ケーブル6から分岐された分岐ケーブル5,5・・・・を挿通させる。
この鞘管保持部材3に鞘管4を係合保持させたのち、鞘管4の内部に幹線ケーブル6を敷設する。
分離板2で二分されて生じた地中埋設管1の上部空間内には、マンホールまたはハンドホール内で幹線ケーブル6から分岐された分岐ケーブル5,5・・・・を挿通させる。
前記構成を採用した分離板2は、鞘管保持部材3に固定された鞘管4の重量によって、地中埋設管1内に安定に載置される。
また、この例においては、分離板2は、地中埋設管1内に所要の間隔を存して断続的に設置し、地中埋設管1内を二分するものであって、鞘管保持部材3で固定された鞘管4によって、地中埋設管1内の上下の分離が明確に示され、幹線ケーブル6と分岐ケーブル5が互いに干渉し合うことがないように、ケーブルを敷設することを容易にする。
また、この例においては、分離板2は、地中埋設管1内に所要の間隔を存して断続的に設置し、地中埋設管1内を二分するものであって、鞘管保持部材3で固定された鞘管4によって、地中埋設管1内の上下の分離が明確に示され、幹線ケーブル6と分岐ケーブル5が互いに干渉し合うことがないように、ケーブルを敷設することを容易にする。
なお、図2における7は、鞘管増設用の空間を示している。
また、図4は、この発明の地中埋設管1に使用する分離板2の他の例を示すもので、鞘管保持部材3の主構造が円筒状をした例を示すものである。
また、図4は、この発明の地中埋設管1に使用する分離板2の他の例を示すもので、鞘管保持部材3の主構造が円筒状をした例を示すものである。
図5に示す分離板21は、地中埋設管1の管路全体を区画するために使用する長尺タイプのもので、長さは約70〜100cmのもので、両端近傍の下面にそれぞれに、鞘管保持部材31を形成したものである。
図6に示すように、この分離板21,21は、若干の隙間Xをおいて、連続的に地中埋設管1Aに設置し、地中埋設管1A内を上下に分離している。
図6に示すように、この分離板21,21は、若干の隙間Xをおいて、連続的に地中埋設管1Aに設置し、地中埋設管1A内を上下に分離している。
その際、これら分離板21は、板状体の両端に形成された嵌合用の凹凸部、または、嵌合用の凹凸部を有する継手、特に後述する継手を兼ねる分離板、さらには、ピン、ビス、ボルトなどの結合具により結合することも可能で、それにより完全な連続体とすることが好ましい。
また、この実施例においては、分離板21として、図7で明らかなように、鞘管保持部材31,31が並列形成されているものを用い、長尺の分離板21を連続的に、あるいは結合して用い、地中埋設管1A内が、分離板21により上下に明確に二分している。
なお、符号42は、分離板21に固定されずに併用される径の小さい鞘管である。
なお、符号42は、分離板21に固定されずに併用される径の小さい鞘管である。
また、この地中埋設管1Aは、管路の途中に分岐管継手8が形成されたもので、管内の分岐ケーブル5は、この分岐管継手8を経て分岐管9へと引き出し、この分岐管9を経由して需用家に敷設される。
図8〜図10に示す分離板22は、継手としても利用することができ、かつ地中埋設管内での位置決め、すなわち管内のほぼ中央に固定することができるものである。
すなわち、使用せんとする地中埋設管の直径よりも幅狭(約130mm)で、所要長さ(約30mm)の板状体22aの左右中央部に、上下方向に向かってそれぞれ弧状板10,11を一体的に形成するとともに、前記板状体22aの上下両面に、幅が約130mmで長さが約70mmの板状体12,12を、板状体22aの前後の端面からそれぞれ20mm程度突出するように重ね合わせて一体化し、板状体12,12間に連結部である挟持部Yをそれぞれ形成したものである。
すなわち、使用せんとする地中埋設管の直径よりも幅狭(約130mm)で、所要長さ(約30mm)の板状体22aの左右中央部に、上下方向に向かってそれぞれ弧状板10,11を一体的に形成するとともに、前記板状体22aの上下両面に、幅が約130mmで長さが約70mmの板状体12,12を、板状体22aの前後の端面からそれぞれ20mm程度突出するように重ね合わせて一体化し、板状体12,12間に連結部である挟持部Yをそれぞれ形成したものである。
かかる構成の分離板22は、図11に示すように所要間隔を存して地中埋設管1内に配置することによって、各円弧板10,11の外側面が、図13に示すように地中埋設管1の内周面と密着当接して、分離板22を地中埋設管1内のほぼ中央部に固定保持する。
その際、各分離板22に形成された挟持部Y,Yに、所要長さの連結板23の端部を挿入することによって、地中埋設管1内をほぼ全長に亘って、上下にほぼ完全に二分割することができる。
また、前記挟持部Yの形成は、実施例に限定されるものではなく、図示しないが、前記板状体22aにおける前後の一方の端部における上下面に、所要幅の板をそれぞれ付設することによっても形成することができる。
また、前記挟持部Yの形成は、実施例に限定されるものではなく、図示しないが、前記板状体22aにおける前後の一方の端部における上下面に、所要幅の板をそれぞれ付設することによっても形成することができる。
なお、この分離板22の左右の側面中央部に形成された円弧板10,11は、地中埋設管1の内周面と密着可能なように円弧状に形成されているので、使用する地中埋設管1の内径に多少の誤差があっても、円弧板10,11自体が多少の弾性を有するので、アジャストさせることができる。
また、地中埋設管1が円弧状に曲がっている場合には、例えば、図14に示すように、図1に示すような分離板であって、カド落としを設けた長さの短い分離板2,2・・・・・を、少しずつ角度を変えて、並列的に並べ、曲り部に対応させることができる。
図16は、地中埋設管1が円弧状に曲がっている場合に使用する連結板24を示すものである。
各連結板24は、板状主体24aの前後の端部に、一方は板状主体24aの上側に、他方は下側に左右対称となるよう張出し縁24b,24cを一体的に形成するとともに、各張出し縁24b,24cの先端側の中心に、それぞれピン挿通孔25を形成したものである。
各連結板24は、板状主体24aの前後の端部に、一方は板状主体24aの上側に、他方は下側に左右対称となるよう張出し縁24b,24cを一体的に形成するとともに、各張出し縁24b,24cの先端側の中心に、それぞれピン挿通孔25を形成したものである。
したがって、図18に示すように、円弧状に曲がった地中埋設管1の所要位置に、前記した分離板22,22を配設したのち、各分離板22,22間を、前記の連結板24,24・・・・を、ピン26で相互に連結させて管路内を分離するものである。
また、地中埋設管1は、地震や温度の変化などで長さ方向において伸縮するため、あるいは最終連結に際してヤリトリ施行するため、各地中埋設管1を連結する場合には、それなりの対応がなされているので、地中埋設管1内に配置される分離板も当然、多少の伸縮を吸収する機能やヤリトリ機能が望まれる。
そこで、図19及び図20に示す地中埋設管1は、その先端部をマンホールなどの壁面に固定される固定板13に設けられた連結管14に挿入するに際し、前記固定板13に設けられた挟持板15,15と、分離板22間とを3枚の連結管16,17,18で、互いにその一部が重なり合うようにして連結するとともに、各連結板16,17,18の長さ方向の中央部に形成した長溝Z,Z間をピン19で相互に連結され、各長溝Zに沿って連結板を前後方向にスライドさせることによって伸縮に対応させたものである。
前記実施例において、地中埋設管1内の管路全体を二分するに際し、分離板相互を連結して使用する場合、所要間隔を存して配置した分離板間を連結板によって連結させて使用する場合を述べたが、分離板に長短がある場合には、長い分離板同士、長い分離板と短い分離板同士、短い分離板同士などの組合せも可能である。
また、管路内に間隔を存して分離板を配置する場合においても、短いもしくは長い分離板のみ、両者の組合せであってもよい。
また、管路内に間隔を存して分離板を配置する場合においても、短いもしくは長い分離板のみ、両者の組合せであってもよい。
この発明は、地中埋設管を用いて、通信、電力、放送等に使用されるケーブルを敷設する際に、配管構造をコンパクトとしたことにより、敷設の必要な埋設管本数を少なくするとともに、ケーブルの挿通、配列、分岐を容易とし、敷設作業が非常に簡便化される。
また、掘削深さを浅くすることができることから、作業の省力化を図って行なうことができるものであり、上記したケーブルを使用する各種産業で用いられるものである。
また、掘削深さを浅くすることができることから、作業の省力化を図って行なうことができるものであり、上記したケーブルを使用する各種産業で用いられるものである。
1 地中埋設管
2,21,22, 分離板
3,31 鞘管保持部材
4 鞘管
5 分岐ケーブル
6 幹線ケーブル
10,11 円弧板
12 板状体
13 固定板
14 連結管
15 挟持板
16,17,18 連結板
23,24 他の連結板
2,21,22, 分離板
3,31 鞘管保持部材
4 鞘管
5 分岐ケーブル
6 幹線ケーブル
10,11 円弧板
12 板状体
13 固定板
14 連結管
15 挟持板
16,17,18 連結板
23,24 他の連結板
Claims (11)
- 地中埋設管の管内を、分離板を用いて二分し、
その一方に、幹線ケーブルを、分離板に設けられた鞘管保持部材で固定した鞘管内を挿通させ、
他方に、幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを挿通させるとともに、
前記分岐ケーブルを、地中埋設管に設けた分岐管継手を用いて分岐管へと分離し、
この分岐管を経由して需用家に配線すること
を特徴とする地中埋設管を用いたケーブル敷設方法。 - 管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
その幅方向の両端側に、それぞれ地中埋設管の内壁と当接する弧状板が上下方向に設けられていること
を特徴とする地中埋設管。 - 管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
いずれか一方の板面に、幹線ケーブルを収納する鞘管を固定するための鞘管保持部材が設けられていること
を特徴とする地中埋設管。 - 管内を分離板によって二分し、その一方に幹線ケーブルを、他方に幹線ケーブルから分岐した分岐ケーブルを配置収容して保護するための地中埋設管であって、
前記分離板は、幅方向の両端が埋設管内壁に当接して管内を二分する幅を有し、
その幅方向の両端側に、それぞれ地中埋設管の内壁と当接する弧状板が上下方向に設けられ、
いずれか一方の板面に、幹線ケーブルを収納する鞘管を固定するための鞘管保持部材が設けられていること
を特徴とする地中埋設管。 - 前記分離板は、
地中埋設管の管軸方向に、所要の間隔を存して配置されていること
を特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の地中埋設管。 - 前記分離板は、
地中埋設管の管軸方向に、連続的に配置されていること
を特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の地中埋設管。 - 前記分離板の連続的な配置は、
板状体からなる分離板のみの組合せ、または板状体からなる分離板と円弧板を有する分離板との組合せで構成されていること
を特徴とする請求項6に記載の地中埋設管。 - 前記分離板の組合せは、
長さの短い分離板及び/又は長さの長い分離板との組合せで構成されていること
を特徴とする請求項6又は7に記載の地中埋設管。 - 前記分離板は、
管軸方向における少なくとも一方の端部に、分離板同士もしくは分離板間を相互に連結する連結板を連結保持するための連結部を有するものであること
を特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の地中埋設管。 - 前記連結板は、
管軸方向において、ピン、ビス、ボルトなどの結合具によって相互に結合可能に形成されていること
を特徴とする請求項9に記載の地中埋設管。 - 前記連結板は、
いずれも管軸方向に伸びる長溝を有し、端部を互いに重ね合わせた状態で結合具によって相互に結合し、管軸方向にスライド可能に形成されていること
を特徴とする請求項9に記載の地中埋設管。
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KR200486328Y1 (ko) * | 2017-01-23 | 2018-05-03 | 김동환 | 케이블 구조체의 얼라이너 |
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- 2006-12-25 JP JP2006347536A patent/JP2007143394A/ja active Pending
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