JP2005065406A - ケーブル用導管の継手装置 - Google Patents

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良樹 高崎
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【課題】外管内に収納、挿入固定された複数の鞘管から成る複合管構造のケーブル用導管を容易に接続できる簡易構成による継手装置を提供する。
【解決手段】外管2の開口端の開口縁部を係止するよう各鞘管3A,3B,3Cに対応合致するケーブル類挿通用開口部11を備えた挟持部材4と、相対向する外管2の開口端側の外周縁部にそれぞれ装着する一対の外装筒体5A同士を引き寄せて、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部を挟持部材4に両側から圧接する締結部5Bから成る引き寄せ部材5とを備える。挟持部材4は、突起部6を備えた挟持盤4Aと、連通開口部12、突起部挿通開口部13それぞれを穿設した弾性パッキン部材4Bとから成るものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビル、建物等の建築構造物内に例えば洞道部、人孔部等から引込配線される光ファイバーケーブル等の各種のケーブル類を地中に埋設する場合、その埋設作業が簡単且つ確実に行え、しかもケーブル類の配線箇所全体にわたる防水処理が確実、簡単に得られるように、内部に鞘管と称される複数の小径管を一体化させて備えている大径の外管から成る複合管構造となっているケーブル用導管において、このケーブル用導管を複合形態のままで簡単に接続できるケーブル用導管の継手装置に関するものである。
従来、洞道部、人孔部等から各種の建築構造物内に通信ケーブル等を引込配線する場合、洞道部、人孔部等は地下に設置されているために、浸入する雨水その他に対する防水、排水処理が施されている。特に、光ファイバーケーブル等の各種のケーブル類は、当該ケーブル類を保護しながら区分通線するためのフレキシブルな鞘管に挿入されており、ケーブル類を挿入した鞘管の現場での敷設施工に際し、この鞘管を複数に纏めて収納させて保護するための外管に挿入されて地中に配管設置される。このケーブル類を収容する複数の鞘管は、外管と一体化された状態に形成されたケーブル用導管とし、また鞘管、外管それぞれは可撓性を有するように例えばポリエチレン樹脂製のものとなした複合管構造のものとしてある。
特になし
このような複合管構造のケーブル用導管によって地中管路を構成するに際し、ケーブル用導管相互を接続するには、ケーブル類を保護しながら区分通線する鞘管と、鞘管を収納し保護する外管を別々に接続施工する必要があり、両管の接続や外管内への鞘管の挿入作業には、大きな手間がかかるのであった。また、外管の管口側で固定装置によって複数の鞘管を支持させるに際し、各鞘管の直線性を維持するためのスペースが必要であり、しかも鞘管を接続するには鞘管の管径よりも大きな接続固定装置が必要でありながら、従来では外管と鞘管との間にはこの接続固定装置を収納するスペースの余裕がなく且つ制約も厳しいものとなる等の問題点を有していた。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、複数の鞘管を外管内に一体化して収納して成る複合管構造のケーブル用導管の接続に際し、外管同士、鞘管同士それぞれの接続や外管内への鞘管の挿入作業等の手間をかける必要がなく、しかも外管の管口側での各鞘管の直線性を維持するためのスペースを不要としながらも外管の開口端同士で各鞘管を容易に支持固定することができると共に、小型で且つ簡易な構成によるケーブル用導管の継手装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、ケーブル類Cを収容する複数の例えば三つの鞘管3A,3B,3Cと、各鞘管3A,3B,3Cそれぞれを収容する外管2とを備え、各鞘管3A,3B,3Cと外管2とを可撓性部材によって一体化して成るケーブル用導管1の継手装置Pであって、外管2の開口端の開口縁部を係止させるよう当該開口端の外径よりも大きな外径を有し、各鞘管3A,3B,3Cの開口端の開口縁部を係止させ且つ各鞘管3A,3B,3Cに挿通されているケーブル類Cを挿通させるよう各鞘管3A,3B,3Cの開口端の内径と略同じ内径を有するケーブル類挿通用開口部11を備えた挟持部材4と、相対向する外管2の開口端側の外周縁部にそれぞれ装着される一対の外装筒体5A同士を引き寄せて、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部を挟持部材4に両側から圧接させるよう両外装筒体5A相互間に架装配置した締結部5Bから成る引き寄せ部材5とを備えたものとできる。
挟持部材4は、外管2内壁面あるいは隣接する鞘管3A,3B,3Cの隙間に挿入されるようケーブル類挿通用開口部11同士間における表裏対向する位置に突設した突起部6を備えた挟持盤4Aと、ケーブル類挿通用開口部11、突起部6の位置に対応して、連通開口部12、突起部挿通開口部13それぞれを穿設して成る弾性パッキン部材4Bとから成るものとできる。
引き寄せ部材5は、外管2の外周に形成されている螺旋溝2Aの一部にネジ合わせ可能となるよう外装筒体5A内周に螺旋状の突条部7が形成されて成るものとできる。
締結部5Bは、両外装筒体5Aの外周の複数箇所に形成させた相対向するそれぞれのネジ挿入孔8にネジ部材9が貫挿され、反対側からナット部材10のねじ込みによって挟持部材4の圧接方向へ締結固定されて成るものとできる。
以上のように構成された本発明に係るケーブル用導管1の継手装置Pにあって、各鞘管3A,3B,3Cと外管2とを可撓性部材によって一体化して成り、ケーブル類Cの配線施工時間を短縮させ、しかも優れた圧縮強度を実現させるケーブル用導管1において、挟持部材4は、両外管2の相対向する開口端の開口縁部同士を外装筒体5A、締結部5Bから成る引き寄せ部材5によって両外管2を引き寄せて圧接させることで、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部を両側から水密状態に挟持部材4に係止させる。
このとき挟持盤4Aの突起部6は、外管2内壁面、隣接する鞘管3A,3B,3Cの隙間に挿入されることで、相対向する両外管2相互間にて挟持部材4自体を保持させる。
引き寄せ部材5の外装筒体5A内周に形成された螺旋状の突条部7は、外管2の外周に形成されている螺旋溝2Aの一部に沿ってネジ合わせられ、締結部5Bを介しての両外装筒体5Aの引き込み力に対する係止力を発生させ、相対向する外管2の開口端同士の接続に際し、各鞘管3A,3B,3Cの開口端の開口縁部相互間の挟持部材4に対する係止状態を維持させる。
締結部5Bにおけるナット部材10は、ネジ部材9に対するねじ込みによって、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部同士を挟持部材4に圧接固定させる。
以上の構成から成る本発明によれば、複数の鞘管3A,3B,3Cを外管2内に収納一体化して成る複合管構造のケーブル用導管1を接続するに際し、外管2の管口側での各鞘管3A,3B,3Cの直線性を維持するためのスペースを不要としながらも外管2の開口端同士で各鞘管3A,3B,3Cをも容易に接続させて支持固定でき、しかも各鞘管3A,3B,3C内に挿通させるケーブル類Cの挿通空間を確保すると共に、地中に埋設されるも土中水分、土砂等を内部に浸入等させずに、ケーブル類Cを安全に保護できるばかりでなく、小型で且つ簡易な構成によるものとすることができる。
すなわちこれは本発明が、外管2の開口端の開口縁部を係止させると共に、各鞘管3A,3B,3Cの開口端の開口縁部を係止させ且つ各鞘管3A,3B,3Cに挿通されているケーブル類Cを挿通させるようケーブル類挿通用開口部11を備えた挟持部材4と、相対向する外管2の開口端側の外周縁部にそれぞれ装着された一対の外装筒体5A同士を引き寄せて、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部を挟持部材4に両側から締結部5Bによって圧接させる引き寄せ部材5とを備えたので、各鞘管3A,3B,3C同士及び外管2同士それぞれを接続させる各別の接続手段を要せずに、また外管2内に十分な収納スペースがなくても、それぞれ相互間での各別の接続作業を行うことなく、しかも障害物回避や軟弱地盤地でもケーブル用導管1の接続作業が容易で且つ最小限に行える。しかも、このような外管2、複数の鞘管3A,3B,3Cが一体化されているケーブル用導管1同士を接続するに際し、外管2内部での鞘管3A,3B,3Cの捩れや撓みが生じないから、ケーブル類Cの引込配線がスムーズに行え、地盤沈下地域でも光ファイバーケーブル等の各種のケーブル類Cをしっかりと保護することができる。また、ケーブル用導管1自体は可撓性部材によって形成されているため、障害物回避や軟弱地盤地でもフレキシブルに対応でき、各鞘管3A,3B,3Cと外管2とが一体構造で伸びないため、運搬や管の引き出しも容易となり、特に非開削での管敷設作業も容易に行える。
挟持部材4は、ケーブル類挿通用開口部11同士間における表裏対向する位置に突設した突起部6を備えた挟持盤4Aと、ケーブル類挿通用開口部11、突起部6のそれぞれの位置に対応して、連通開口部12、突起部挿通開口部13それぞれを穿設して成る弾性パッキン部材4Bとから成るので、接続させる両外管2相互間及び各鞘管3A,3B,3C相互間における挟持部材4を介しての保持安定性、水密的接合性等を確保することができる。
引き寄せ部材5は、外管2の外周に形成されている螺旋溝2Aの一部にネジ合わせ可能となるよう外装筒体5A内周に螺旋状の突条部7が形成されて成るので、相対向する一対の外装筒体5Aを介しての相対向する外管2の開口端同士の挟持部材4側への引き寄せが確実に行えると共に、各鞘管3A,3B,3Cの開口端の開口縁部相互間の挟持部材4に対し安定した係止状態が可能となる。
締結部5Bは、両外装筒体5Aの外周の複数箇所に形成させた相対向するそれぞれのネジ挿入孔8にネジ部材9が貫挿され、反対側からナット部材10のねじ込みによって挟持部材4の圧接方向へ締結固定されて成るので、ネジ部材9に対するナット部材10のねじ込みによって、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部同士を挟持部材4に確実に圧接固定させることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
以下図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明すると、図において示される符号1は、光ファイバーケーブル等の各種のケーブル類Cを地中に埋設配線するための配線管路を構成する複合管構造のケーブル用導管であり、このケーブル用導管1は、ケーブル類Cを収容する複数の長尺円筒状の例えば三つの鞘管3A,3B,3Cと、各鞘管3A,3B,3Cそれぞれを纏めて収容する長尺蛇腹構造の外管2とから成っている。そして、各鞘管3A,3B,3Cと外管2とは可撓性部材である例えばポリエチレン樹脂製等の管材によって形成され、且つ各鞘管3A,3B,3Cと外管2とは各鞘管3A,3B,3Cを外管2内に収容し、固着することで一体化して成る。例えば、ケーブル用導管1の製造工程において、予め鞘管3A,3B,3Cを束ねておき、その周囲に外管2が固着されるよう例えば射出成形・押出成形等により蛇腹構造の外管2を被覆形成させるものとしたり、あるいは鞘管3A,3B,3Cと外管2とを予め形成しておき、外管2内に鞘管3A,3B,3Cを挿入した後に、外管2外周側からヒートプレスによって加熱させることで外管2内面と鞘管3A,3B,3C外周面とを熱融着して固定したり等しても良い。尚、外管2の蛇腹構造は螺旋溝も含むものである。
また、本形態では、一つの外管2内に三つの鞘管3A,3B,3Cを収容した三条管構造としているが、これに限らず例えば一つの外管2内に二つの鞘管3A,3Bを収容した二条管構造、あるいは四つの鞘管3A,3B,3Cを収容した四条管構造、あるいは一つの外管2内に五つの鞘管3A,3B,3Cを収容した五条管構造等としても良い。
鞘管3A,3B,3Cにはケーブル類Cの種類に応じて例えば赤色、青色、白色等のそれぞれ異なるカラーラインが長手方向に沿って周囲等間隔に複数本にして施されており、これにより、各鞘管3A,3B,3Cそれぞれの識別や維持管理等が容易に行えるようにしてある。尚、鞘管3A,3B,3C全体をそれぞれ異なる色に施色することも可能である。
また、図において示される符号Pは、ケーブル類Cの引き込み配設に際し、外管2と共に各鞘管3A,3B,3Cの開口端同士を互いに連通接続するために使用される本発明に係る継手装置であり、互いに相対向する外管2、各鞘管3A,3B,3Cそれぞれの開口端の間に挟持介装される圧縮可能な挟持部材4と、相対向する外管2の開口端側の外周縁部にそれぞれ装着される一対の外装筒体5A同士を互いに引き寄せて、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部を挟持部材4に圧接させる引き寄せ部材5とから構成されている。
挟持部材4は、鉄板等の金属製円板によって形成されている挟持盤4Aと、挟持盤4Aの両面に当接配置される円板状の弾性パッキン部材4Bとから成っている。これら挟持盤4A、弾性パッキン部材4Bそれぞれは、外管2の開口端の開口縁部を当接係止させるために当該開口端の外径よりも若干大きな外径を有し、各鞘管3A,3B,3Cの開口端の開口縁部を係止させ且つ各鞘管3A,3B,3Cに挿通されているケーブル類Cを挿通させるために各鞘管3A,3B,3Cの開口端の内径と略同じ内径を有する三つのケーブル類挿通用開口部11を備えている。そして、ケーブル類挿通用開口部11同士間における表裏対向する位置には、それぞれ円柱状あるいは角柱状の突起部6を備えており、外管2内壁面あるいは外管2内に挿入固定されている互いに隣接する鞘管3A,3B,3Cそれぞれによって囲繞された隙間にガタ付き無く嵌挿されるものとしてある。尚、この突起部6は、上述したようにケーブル用導管1の二条管構造、四条管構造、五条管構造に対応してその個数を周上に沿って二本、四本、五本となるようにしても良く、また挟持盤4Aの中央に円柱状あるいは角柱状にして形成しても良いものであり、要は、接続部位においてのケーブル用導管1相互の直進性を維持するようにするのである。
また、弾性パッキン部材4Bには、挟持盤4Aのケーブル類挿通用開口部11、突起部6のそれぞれの位置に対応して、連通開口部12、突起部挿通開口部13それぞれを穿設してあり、弾性パッキン部材4Bが挟持盤4Aの両面に当接配置されるに際し、挟持盤4Aの突起部6が弾性パッキン部材4Bの突起部挿通開口部13に挿入され、挟持盤4Aのケーブル類挿通用開口部11と弾性パッキン部材4Bの連通開口部12とが互いに合致されるようにしてある。尚、本形態においては、弾性パッキン部材4Bを挟持盤4Aの両面側にそれぞれ一枚づつで合計二枚が当接配置させてあるが、これに限らず、挟持圧力に対する耐強度を上げるために、挟持盤4Aの両面側にそれぞれ二枚づつで合計四枚が当接配置させてあっても良い。
引き寄せ部材5は、外管2の外周に形成されている螺旋溝2Aの例えば二条分の幅員を有する一対の外装筒体5Aを備えており、この外装筒体5Aの内周には外管2の外周に形成されている螺旋溝2Aの一部にネジ合わせ可能となるよう内周には螺旋状の突条部7が形成されている。そして、相対向する外管2の開口端側の外周縁部にそれぞれねじ込み装着された一対の外装筒体5A相互間に架装配置した締結部5B、ネジ部材9等により外装筒体5A同士を引き寄せることで、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部を挟持部材4に両側から圧接させるようにしてある。
締結部5Bは、両外装筒体5A自体に、あるいはその外周の複数例えば周囲の角度90°毎に合計四つの箇所に外装筒体5A自体と同方向で筒状に突設させて形成させた相対向するそれぞれの長尺円筒状のネジ挿入孔8にネジ部材9が貫挿され、反対側から突出したネジ部材9先端部へのナット部材10のねじ込みによって両外装筒体5Aを互いに引き寄せる力を作用させることで、互いに対向する外管2および各鞘管3A,3B,3Cの開口端の開口縁部それぞれを挟持部材4の圧接方向へ締め付けて強固に固定できるようにしてある。尚、締結部5Bは、両外装筒体5Aの外周の例えば周囲の角度120°毎に合計三つの箇所に形成してあっても良く、その数は特に限定されない。
次に、以上のように構成された本発明に係る継手装置Pの使用の一例を説明するに、ケーブル用導管1の外管2、各鞘管3A,3B,3Cそれぞれの端部開口同士を継手装置Pによって接続するに際し、先ず、相対向する外管2の開口端側の外周縁部に引き寄せ部材5の外装筒体5Aをそれぞれねじ込み装着する。このとき外装筒体5Aそれぞれは、締結部5Bのネジ挿入孔8が互いに相対向して配置するように外管2に装着する。
一方、挟持盤4Aの突起部6を弾性パッキン部材4Bの突起部挿通開口部13に挿入し、挟持盤4Aのケーブル類挿通用開口部11と弾性パッキン部材4Bの連通開口部12とを互いに合致した状態に組み合わせることで挟持部材4を形成しておき、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部の間に挟持部材4を介装配置させる。このとき挟持盤4Aの突起部6は、外管2内壁面と、外管2内に挿入固定されている互いに隣接する鞘管3A,3B,3Cそれぞれとによって囲繞された隙間にガタ付き無く嵌挿すると共に、互いに対向配置した各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部を弾性パッキン部材4Bの連通開口部12の周縁部に両側から挟み込むようにして配置させる。
このようにして、互いに対向配置されている各鞘管3A,3B,3Cそれぞれの開口端同士を挟持盤4Aのケーブル類挿通用開口部11と弾性パッキン部材4Bの連通開口部12とを介して互いに連通接続した状態としてから、一方の締結部5Bのネジ挿入孔8それぞれにネジ部材9を貫挿し、他方の締結部5Bのネジ挿入孔8の反対側から突出したネジ部材9先端部にナット部材10をねじ込むことで両外装筒体5Aを互いに引き寄せ、互いに対向する外管2および各鞘管3A,3B,3Cの開口端の開口縁部それぞれを挟持部材4の弾性パッキン部材4B両側から圧接方向へ締め付けて強固に固定する。こうして、相対向する外管2の開口端、各鞘管3A,3B,3Cの開口端それぞれの開口縁部同士を挟持部材4を介して圧接した状態で互いに連通固定することができる。このときネジ部材9に対するナット部材10の捻回締め付け具合に応じて挟持部材4の弾性パッキン部材4Bに対する圧縮力の強弱の度合いを微調整すれば良い。
このようにして複合管構造のケーブル用導管1が接続されれば、地中管路としてそのまま土中に埋設すれば良く、また接続された鞘管3A,3B,3C相互間では挟持部材4に開穿されているケーブル類挿通用開口部11によって連通されることで、各種ケーブル類Cを引込挿通させるものである。
本発明を実施するための最良の形態を示す分解斜視図である。 同じく組付状態の一部断面状態の側面図である。 図2におけるX−X断面図である。
符号の説明
C…ケーブル類 P…継手装置
1…ケーブル用導管 2…外管
2A…螺旋溝 3A,3B,3C…鞘管
4…挟持部材 4A…挟持盤
4B…弾性パッキン部材 5…引き寄せ部材
5A…外装筒体 5B…締結部
6…突起部 7…突条部
8…ネジ挿入孔 9…ネジ部材
10…ナット部材 11…ケーブル類挿通用開口部
12…連通開口部 13…突起部挿通開口部

Claims (4)

  1. ケーブル類を収容する複数の鞘管と、各鞘管それぞれを収容する外管とを備え、各鞘管と外管とを可撓性部材によって一体化して成るケーブル用導管の継手装置であって、外管における開口端の開口縁部を係止させるよう当該開口端の外径よりも大きな外径を有し、各鞘管の開口端の開口縁部を係止させ且つ各鞘管に挿通されているケーブル類を挿通させるよう各鞘管の開口端の内径と略同じ内径を有するケーブル類挿通用開口部を備えた挟持部材と、相対向する外管の開口端側の外周縁部にそれぞれ装着される一対の外装筒体同士を引き寄せて、相対向する外管の開口端、各鞘管の開口端それぞれの開口縁部を挟持部材に両側から圧接させるよう両外装筒体相互間に架装配置した締結部から成る引き寄せ部材とを備えたことを特徴とするケーブル用導管の継手装置。
  2. 挟持部材は、外管内壁面あるいは隣接する鞘管の隙間に挿入されるようケーブル類挿通用開口部同士間における表裏対向する位置に突設した突起部を備えた挟持盤と、ケーブル類挿通用開口部、突起部の位置に対応して、連通開口部、突起部挿通開口部それぞれを穿設して成る弾性パッキン部材とから成る請求項1記載のケーブル用導管の継手装置。
  3. 引き寄せ部材は、外管の外周に形成されている螺旋溝の一部にネジ合わせ可能となるよう外装筒体内周に螺旋状の突条部が形成されて成る請求項1または2記載のケーブル導管の継手装置。
  4. 締結部は、両外装筒体の外周の複数箇所に形成させた相対向するそれぞれのネジ挿入孔にネジ部材が貫挿され、反対側からナット部材のねじ込みによって挟持部材の圧接方向へ締結固定されて成る請求項1乃至3のいずれか記載のケーブル用導管の継手装置。
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