JP2517198Y2 - ケーブル敷設用ブロック - Google Patents

ケーブル敷設用ブロック

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JP2517198Y2
JP2517198Y2 JP1990049470U JP4947090U JP2517198Y2 JP 2517198 Y2 JP2517198 Y2 JP 2517198Y2 JP 1990049470 U JP1990049470 U JP 1990049470U JP 4947090 U JP4947090 U JP 4947090U JP 2517198 Y2 JP2517198 Y2 JP 2517198Y2
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laying
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忠信 鈴木
新一 高橋
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Aron Kasei Co Ltd
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Aron Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電力や通信用のケーブルを地中に敷設す
る際に用いる複数の用途を有するケーブル敷設用ブロッ
クに関するものである。
〔従来の技術〕
電線や電話線などの電力や通信用のケーブルの多く
は、配線用保護ダクト(以下単にダクトという。)を使
用して地中に敷設されることがきわめて多い。
かゝるケーブルの地中への敷設は、所定の間隔毎に設
けられるマンホール間に、例えば、難燃剤を配合したポ
リプロピレンのような難燃性を有する合成樹脂材料から
なる通常4m前後の長尺のダクトを、合成樹脂からなる円
筒状のソケットを使用して連設しながら配設し、その端
部をそれぞれマンホールの側壁の一部を構成するベルブ
ロックに形成されたケーブル挿通孔の一端開口部に嵌合
保持させたのち、ダクト内にケーブルを配線している。
しかして、地中に敷設されるダクトが複数本である場
合には、上下又は/及び左右に隣接するダクト間に管枕
と称されるスペーサを介在させたのち、複数のダクトの
外周部をテープ等の帯状体で結束して一体化させて結束
パイプとし、しかるのち連結の必要がある場合には、結
束パイプ相互を所定数のソケットの一端を予め一方のダ
クトの端部に外嵌して固定したのち、他方の結束パイプ
の一端部を前記ソケットの他端部に治具を使用して一挙
に連結するのが一般的である。
かゝるケーブルダクトの接続構造として、実公昭53-2
308号公報には地中電線防護管(ケーブルダクト)の端
部に設けた雌雄の接続金具の相互の嵌め込みによる接続
が、また、実開昭50-103221号公報には、電らんを集束
するスーリブ継ぎ手内で生ずる管の段差を阻止するため
の環状の突条を一体成形することが、さらに、実開昭61
-96072号公報には分割部材からなる接続のための継ぎ手
の内周に凸条を形成し、これに波付パイプの波の谷部分
を係合することがそれぞれ開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来採用されているケーブルの敷設工事には、ケーブ
ルを地中に配線して保護するためのダクトが不可欠で、
このダクトは取り扱いの利便性から一定の長さであるた
め、長い距離を敷設する場合には当然ダクトをソケット
で連結するので、前記各公報に記載されているようなソ
ケット類を必ず準備しておく必要がある。
一方、複数本のダクトを地中に敷設する場合には、少
ない面積で効率よく配管する必要上、立方体状若しくは
直方体状にダクトを積み重ねると共に、ダクトの配管後
は埋め戻しのため、各ダクト間に必要量の土砂が充填で
きるよう各ダクト間にスペーサを介在させることが不可
欠である。
他方、ケーブルの敷設には、敷設作業の利便性と敷設
後の保守点検のために所定の間隔毎に必ずマンホールを
構築するが、このマンホールの構築に際しては、結束パ
イプの管端を集束結合させるための、直方体状のブロッ
ク体の一端面から他端面に向けて所定の間隔を存して複
数のケーブル挿通孔を貫通させて形成したベルブロック
を側壁の一部として使用している。
したがって、ケーブルの敷設には、少なくともダクト
を連結するためのソケットと、複数のダクトを結束して
結束パイプを構成するためのスペーサおよびマンホール
の側壁の一部を構成するベルブロックをそれぞれ別個に
準備する必要があった。
しかしながら、前記の各公報に記載の接続具類は、い
ずれもケーブルダクトの接続のみを目的としたものであ
って、前記したスペーサやベルブロックなどのケーブル
ダクト敷設のための多くの用途を有しているものではな
く、これらを兼ねてケーブルの敷設に多目的で使用でき
るブロックは未だ知られていない。
この考案はかゝる現状に鑑み、利用方法を変えるだけ
でケーブルの敷設に不可欠なソケットとして、またスペ
ーサとして、さらにはベルブロックとして使用すること
のできるケーブル敷設用ブロックを提供することを目的
としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この考案のケーブル敷設用
ブロックは、直方体の長手方向の一端面から他端面に向
けて、各開口部の形状を外方に向かって拡径する弧状面
となしたダクト挿通孔を貫通させて形成すると共に、互
いに連接する外周面にそれぞれ係合用の凸部を、前記外
周面と対称の位置にある外周面にそれぞれ前記係合用の
凸部と係合する係合用の凹部を形成した不燃性若しくは
難燃性の材料からなるブロック部材と、該ブロック部材
の前記ダクト挿通孔の内面に沿って着脱自在に装着され
て所望の位置に接着固定することができるリング部材と
から構成されことを特徴とするものである。
この考案において、前記ブロック部材は、不燃性若し
くは難燃性の素材で構成されるもので、具体的には比較
的軽量で、しかも強度のあるレジンコンクリートを型枠
に流し込んで立方体とするのが最も好ましいが、不燃性
または難燃性を有する素材であれば、特にその材質は限
定されるものではなく、その大きさも使用する場所によ
って異なるので必ずしも限定されない。
また、ブロック部材を貫通するダクト挿通孔内に使用
されるリング部材は、不燃性若しくは難燃性を有する素
材である。
ブロック部材の互いに連接する外周面に形成される係
合用の凸部と、該係合用の凸部と係合する係合用の凹部
は、積み重ねたとき、若しくは隣接させたとき相互に係
合させることができれば、その形状や個数には特別な制
限はない。
〔作用〕
この考案のケーブル敷設用ブロックは、直方体の長手
方向における中心部に端面を外側に向けて拡径させて弧
状面を形成したダクト挿通孔を貫通させ形成したブロッ
ク部材と、前記ダクト挿通孔内において着脱自在に使用
するためのリング部材とから構成されているので、リン
グ部材の使用位置を変えることによってケーブル敷設用
ブロックをソケットもしくはベルブロックとして使用す
ることでき、リング部材を使用しないことによってスペ
ーサとして使用することができるなど多目的を用途を有
する。
〔実施例〕
以下、この考案のケーブル敷設用ブロックの実施例を
添付の図面に基づいて説明する。
この考案のケーブル敷設用ブロック1は、第1図およ
び第2図に示すように、レジンコンクリート製の長さが
約220mm、高さと幅がそれぞれ約100mmの直方体の長手方
向の一端面から他端面に向けて呼び径が75mmφのダクト
挿通孔3を貫通させて設けると共に、このダクト挿通孔
3の各開口端部の形状を外側に向かって拡径する弧状面
2とし、かつ直方体の互いに連接する外側面、たとえ
ば、上面および右側面にそれぞれ複数の係合用の凸部5
を設け、前記各面と対向する位置にある下面および左側
面にそれぞれ前記係合用の凸部5と係合する係合用の凹
部6とを設けたブロック部材1aと、このブロック部材1a
に形成した前記ダクト挿通孔3の内周面と接する外周面
を有するレジンコンクリート製のリング部材4とで構成
したものである。
かゝる構成からなるケーブル敷設用ブロック1は、リ
ング部材4の使用方法によってスペーサとして、またソ
ケットとして、さらにはベルブロックとして多目的に使
用することができるものである。
かゝるケーブル敷設用ブロックは、そのリング部材の
使用法によって以下に述べる3種類の部材として使用す
ることができるものである。
ソケットとしての使用 第2図に示すようにブロック部材1aに形成されたダク
ト挿通孔3内の中央部の内壁部にリング部材4を接着剤
によって固定する。
ついで、ブロック部材1aの中心部に形成したダクト挿
通孔3の両端の開口部からそれぞれダクト7,7の各端部
を挿入する。その際、各開口端部に形成された弧状面2
がガイドの役目をなしてダクト7,7をスムーズにダクト
挿通孔3内に挿入することができる。
各開口部からダクト挿通孔3内に挿入されたダクト7,
7の端面は、中央部の内周面に突出するリング部材4に
当接し、互いにそれ以上はダクト挿通孔3内に入ること
なく均等な挿入長さで嵌合保持され、リング部材4を介
して一体的に連結されるので、ソケットXとして使用す
ることができるものである。
ベルブロックとしての使用 第4図に示すようにブロック部材1aのダクト挿通孔3
内の一方の端部(実施例においては右側)にリング部材
4を接着剤によって固定すると共に、ブロック部材1aの
外周面に設けた係合用の凸部5と他のブロック部材の外
周面に設けた係合用の凹部6とを係合させて上下又は/
及び左右方向にブロック部材を連結して固定してマンホ
ールの側壁の一部を構成する。
ついで、各ブロック部材1aのダクト挿通孔3の他方の
端部からダクト7の一端部を挿入し、その先端部をリン
グ部材4と当接させることによってベルブロックYとし
て使用することができる。
スペーサとしての使用 第5図に示すようにリング部材4をダクト挿通孔3内
に固定せずに複数のブロック部材1aを上下又は/及び左
右方向に連結固定する。
ついで、各ブロック部材1aに形成されたダクト挿通孔
3内にダクト7を貫通させ、複数本のダクトを結束して
結束パイプを構成すれば、ダクト相互間を一定の間隔に
保持し、かつダクトの撓みを防止するために使用するス
ペーサZとして使用することができる。
〔考案の効果〕
この考案のケーブル敷設用ブロックは、直方体の長手
方向に沿った中心部に端面部を外側に拡径して弧状面を
形成したダクト挿通孔を貫通させた不燃性若しくは難燃
性の素材からなるブロック部材と、前記ダクト挿通孔の
内周面と接する外周面を有するリング部材4とで構成さ
れているため、ダクト挿通孔に固定するリング部材の固
定位置を中心部とすることによってソケットとして使用
でき、いずれか一方の開口端部に固定することによって
ベルブロックとして使用でき、リング部材を使用しない
ことによってスペーサとして使用できると同時に、必要
に応じて上下又は/及び左右方向にも連結することがで
きるものである。
したがって、ケーブル敷設用ブロックとしての構造が
きわめて簡単であるにもかかわらず多目的な用途に使用
でき、しかもケーブルの敷設に要する部品点数を大幅に
削減できると共に、量産することができるので、ケーブ
ル敷設費のコストダウンを図ることができ、しかも取り
扱いが容易であるなど実用上多大の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のケーブル敷設用ブロックを構成する
ブロック部材の一実施例を示す斜視図、第2図はこの考
案のケーブル敷設用ブロックを構成するブロック部材と
リング部材との関係を示す縦断面図である。 第3図はソケットとして使用した場合の縦断面図、第4
図はベルブロックとして使用した場合の縦断面図、第5
図はスペーサとして使用した場合の縦断面図である。 1……ケーブル敷設用ブロック 1a……ブロック部材 2……ダクト挿通孔の開口部の弧状面 3……ダクト挿通孔 4……リング部材 7……ダクト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直方体の長手方向の一端面から他端面に向
    けて、各開口部の形状を外方に向かって拡径する弧状面
    となしたダクト挿通孔を貫通させて形成すると共に、互
    いに、連接する外周面にそれぞれ係合用の凸部を、前記
    外周面と対称の位置にある外周面にそれぞれ前記係合用
    の凸部と係合する係合用の凹部を形成した不燃性若しく
    は難燃性の材料からなるブロック部材と、該ブロック部
    材の前記ダクト挿通孔の内面に沿って着脱自在に装着さ
    れて所望の位置に接着固定することができるリング部材
    とから構成されることを特徴とするケーブル敷設用ブロ
    ック。
JP1990049470U 1990-05-11 1990-05-11 ケーブル敷設用ブロック Expired - Lifetime JP2517198Y2 (ja)

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JPH0410527U JPH0410527U (ja) 1992-01-29
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JPS5422099Y2 (ja) * 1976-06-23 1979-08-03
JPS6196072U (ja) * 1984-11-30 1986-06-20

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