JP2019065550A - 収容空間形成体 - Google Patents

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比音 國香
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Abstract

【課題】収容空間内に荷物を保管でき、且つ、複数の資源供給ラインの各々を適切に収容することが可能な収容空間形成体を、合理的に提供する。【解決手段】収容空間形成体1が、建物内に資源を供給するために敷設された資源供給ラインの一部分を収容する収容空間Vを形成し、収容空間V内に設置された宅配ボックス10と、宅配ボックス10に接した状態で収容空間V内に設置された仕切板20とを備えており、仕切板20は、宅配ボックス10と共に、収容空間V内の第一領域S1と第一領域S1と隣り合う第二領域S2とを仕切っている。【選択図】図2

Description

本発明は、収容空間形成体に係り、特に、建物内に資源を供給するために敷設された資源供給ラインの一部分を収容するための収容空間を形成する収容空間形成体に関する。
建物用の設備として設置された収容空間形成体によって形成される収容空間に、建物内に資源を供給するために敷設された資源供給ラインの一部分を収容することは、既に知られている。収容空間形成体の一例としては、水道管、給湯管、電気配線及びガス管の各々の一部分(具体的には、各住戸に引き込まれる手前の部分)を収容するメータボックス等が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のメータボックスは、予め組み立てておいた給水用の配管ユニットとガス供給用の配管ユニットとをボックス内に据え付けることで構成されるものである。特許文献1のメータボックスによれば、ボックス内部に給水管及びガス管の各々を効率よく且つ精度よく敷設することが可能である。
特開平10−160099号公報
ところで、近年、宅配ボックス等、配達物の受取人が不在であるときに当該配達物を一時的に保管する機器が注目されており、その需要が急速に増加している。宅配ボックス等の荷物保管機器を設置する場合には、その設置スペースが必要となるが、設置スペースを確保する候補としては、上記の収容空間形成体(例えば、メータボックス)によって形成される収容空間が挙げられる。収容空間の一部を荷物保管用のスペースとして活用すれば、宅配ボックス設置用のスペースを別途確保することなく、配達物を受取人不在時に保管しておくことが可能となる。
また、例えば、収容空間に電気配線及びガス配管の双方が収容される場合があるが、この場合には、地震や設備の経年劣化等によってガス配管から可燃性ガスが漏れて収容空間内に溜まり、その場所で電気配線の断線等によってスパークが生じると、漏れたガスに引火する虞がある。このため、収容空間に複数の資源供給ラインを収容する際、安全を考慮して、ある資源供給ラインを他の資源供給ラインから隔てて敷設すべき場合がある。
以上の事情を踏まえて、収容空間内に荷物を保管でき、且つ、複数の資源供給ラインの各々を適切に収容することが可能な収容空間形成体の開発が求められている。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、収容空間内に荷物を保管でき、且つ、複数の資源供給ラインの各々を適切に収容することが可能な収容空間形成体を、合理的に提供することである。
前記課題は、本発明の収容空間形成体によれば、建物内に資源を供給するために敷設された資源供給ラインの一部分が収容される収容空間を形成する収容空間形成体であって、該収容空間に設置され、内部に荷物が保管される箱体と、該箱体に接した状態で前記収容空間に設置されることで、前記箱体と共に、前記収容空間内の第一領域と該第一領域と隣り合う第二領域とを仕切る仕切部材と、を有することにより解決される。
上記のように構成された本発明の収容空間形成体は、収容空間内に荷物保管用の箱体を有する。これにより、収容空間内を利用して、荷物を保管しておくことが可能となる。
また、本発明の収容空間形成体は、収容空間において第一領域と第二領域とを仕切る仕切部材を有する。これにより、第一領域に収容される資源供給ラインと、第二領域に収容される資源供給ラインと、を仕切部材によって互いに隔てることが可能となる。
また、本発明の収容空間形成体では、仕切部材と箱体とが協働して収容空間内の第一領域と第二領域とを仕切っている。つまり、本発明の収容空間形成体によれば、箱体の一部を利用して第一領域と第二領域とを仕切ることができる。この結果、収容空間内に荷物を保管でき、且つ、複数の資源供給ラインの各々を適切に収容することが可能な収容空間形成体を、より合理的に提供することが可能となる。
また、本発明の収容空間形成体に関して好適な構成を述べると、前記収容空間において、可燃性流体を供給するための前記資源供給ラインの一部分は、前記第一領域及び前記第二領域のうち、前記第一領域にのみ収容されており、電気を供給するための前記資源供給ラインの一部分は、前記第一領域及び前記第二領域のうち、前記第二領域にのみ収容されているとよい。
上記の構成では、収容空間において、可燃性流体を供給する資源供給ラインが収容されている領域(第一領域)と、電気を供給する資源供給ラインが収容されている領域(第二領域)とが仕切られている。これにより、可燃性流体が漏れたとしても第一領域内に留めておき、第二領域内に進入するのを防止することが可能となる。この結果、電気供給用の資源供給ラインの不具合によって第二領域内でスパークが生じ、その火花が漏れた可燃性流体に引火してしまう事態を回避することが可能となる。
また、本発明の収容空間形成体に関してより好適な構成を述べると、前記仕切部材及び前記箱体は、金属板によって構成されているとよい。
上記の構成では、可燃性流体を供給する資源供給ラインが収容されている第一領域と、電気を供給する資源供給ラインが収容されている第二領域とが金属板によって仕切られている。これにより、漏れた可燃性流体にスパーク起因の火花が引火してしまう事態を回避する効果(すなわち、防爆効果)が、より効果的に発揮されるようになる。
また、本発明の収容空間形成体に関して一層好適な構成を述べると、前記収容空間に配置され、前記箱体を載せて支持する支持板を有し、前記収容空間には、流体を供給するための前記資源供給ラインを構成するパイプの一部分が収容されており、前記支持板には、前記パイプを通すための孔が設けられているとよい。
上記の構成では、収容空間内において箱体を支持する支持板に、資源供給ラインを構成するパイプを挿通させるための孔が設けられている。これにより、支持板の孔を利用して、資源供給ラインをなすパイプの敷設位置を規定(位置決め)することが可能となる。
また、本発明の収容空間形成体に関してさらに好適な構成を述べると、前記箱体は、前記建物の利用者が前記建物外に居る間に前記利用者宛てに配達された配達物を保管するための宅配ボックスであるとよい。
上記の構成では、収容空間に設置された箱体を宅配ボックスとして利用することができ、建物の利用者が不在である間に配達された配達物を宅配ボックス内に保管しておくことが可能となる。
また、本発明の収容空間形成体に関して尚一層好適な構成を述べると、前記箱体は、前記収容空間の上下方向中央部分に配置されているとよい。
上記の構成では、箱体が収容空間の上下方向中央部分に配置されているため、収容空間内で荷物が地面よりも高い位置に置かれることになる。これにより、収容空間に対する荷物の出し入れを容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、収容空間内に荷物を保管でき、且つ、複数の資源供給ラインの各々を適切に収容することが可能な収容空間形成体を、より合理的に提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る収容空間形成体の正面図であって、前壁が閉じた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る収容空間形成体の正面図であって、前壁が開いた状態を示す図である。 図2中の矢視A−A方向にて収容空間を見たときの図である。 図2中の矢視B−B方向にて収容空間を見たときの図である。 図2中の矢視C−C方向にて収容空間を見たときの図である。 収容空間、箱体、支持板及び仕切部材を示す斜視図である。 第一の変形例に係る収容空間の内部構成を示す図である。 第二の変形例に係る収容空間の内部構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る収容空間形成体について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明にはその等価物が含まれ得る。
また、以下では、集合住宅を建物の一例として挙げることとする。ただし、これに限定されるものではなく、集合住宅以外の建物、例えば、戸建住宅にも本発明の収容空間形成体は利用可能である。
また、以下の説明において、「左右方向」とは、本実施形態に係る収容空間形成体を正面視したときの左右方向である。また、「前側」とは、本実施形態に係る収容空間形成体の正面側のことであり、「後側」とは、その反対側のことである。
本実施形態に係る収容空間形成体(以下、収容空間形成体1)は、集合住宅の各住戸の玄関前に設置され、主としてメータボックスとして使用されるものである。収容空間形成体1は、例えば、各住戸専用の装置として、集合住宅内に存在する住戸数と同数だけ設置されている。
収容空間形成体1の構成について図1及び図2を参照しながら概説する。図1及び図2は、それぞれ、収容空間形成体1の正面図である。図1は、収容空間形成体1の前壁が閉じた状態を示しており、図2は、収容空間形成体1の前壁が開いた状態を示している。
収容空間形成体1は、集合住宅の共用部(具体的には、廊下)に設けられたコンクリート壁によって構成されており、その一部を直方体状に窪ませることで収容空間Vを形成している。つまり、収容空間Vの天井面、底面、左右側面及び後面(奥側の面)は、コンクリートによって構成されている。一方、収容空間Vの前側には、図1に示すように、開閉自在な前壁1aが設けられている。
前壁1aは、各住戸の玄関前の通路に面しており、収容空間形成体1の正面をなしている。なお、本実施形態において、前壁1aは、片開き式の開放扉であるが、これに限定されるものではなく、両開き式の開放扉であってもよい。
収容空間V内には、図2に示すように、ガス管2a、水道管2b、給湯管2cが収容されている。また、収容空間V内には、給電用の配線(以下、電線2d)が収容されている。ガス管2a、水道管2b、給湯管2c、電線2dは、各住戸(厳密には、収容空間形成体1から見て最も近い住戸)内に資源である燃料ガス、水道水、温水及び電気を供給するために敷設された資源供給ラインに該当する。収容空間Vには、ガス管2a、水道管2b、給湯管2c、電線2dの各々の一部分(具体的には、各住戸に引き込まれる部分の手前位置にある部分、及び、上階の住戸に向かって延出する部分)が収容されている。
ここで、ガス管2a、水道管2b及び給湯管2cは、流体を供給するための資源供給ラインを構成するパイプに該当する。また、ガス管2aを通じて輸送される燃料ガスは、可燃性流体に該当する。
また、収容空間Vにおいて、ガス管2a及び電線2dは、図2に示すように、収容空間Vの左右方向中央を境にして互いに反対側の領域に敷設されている。ここで、「領域」とは、収容空間Vの一部分に相当する。
また、給湯管2cを通じて輸送される温水は、収容空間Vに設置されたガス式の給湯器6によって生成される。より詳しく説明すると、給湯器6には、温水生成のために、収容空間Vに収容されたガス管2a、水道管2b及び電線2dの各々の一部分(具体的には、幹線部分から枝分かれした部分)が接続されている。また、給湯器6から給湯管2cが延出しており、その一部分(具体的には、各住戸に引き込まれる部分の手前位置にある部分)が収容空間Vに収容されている。
なお、収容空間Vに収容される資源供給ラインの本数については、特に制限がなく任意の数に設定可能である。また、資源供給ラインによって供給される資源については、上記の資源に限定されるものではなく、上記以外の資源が含まれてもよい。例えば、通信用の配線等が収容空間Vに敷設されていてもよい。
収容空間Vには、ガス管2a、水道管2b、給湯管2c及び電線2d以外の機器も収容されており、具体的には、各ラインを通じて各住戸へ供給される資源の量を検出するための計器(具体的には、流量計)が収容されている。より詳しく説明すると、本実施形態の収容空間Vには、図2に図示のガスメータ3、水道メータ4及び電力メータ5が収容されている。ガスメータ3には、収容空間Vに収容されたガス管2aが接続されており、水道メータ4には、収容空間Vに収容された水道管2bが接続されている。また、電力メータ5には、収容空間Vに収容された電線2dが接続されている。
以上のように、本実施形態の収容空間形成体1は、通常のメータボックスとしての機能を備えている。その一方で、本実施形態の収容空間形成体1は、収容空間V内に配達物を一時的に保管しておける構成となっている。これにより、ある住戸の住民(建物の利用者に相当)宛てに配達物が配達された際に、その住民が不在であるとき、収容空間V内に配達物を一時的に保管(仮置き)することが可能となる。
さらに、本実施形態の収容空間形成体1では、図2に示すように、収容空間Vが複数の領域に仕切られている。そして、本実施形態では、前述したように、ガス管2aと電線2dとが互いに異なる領域に収容されている。換言すると、本実施形態では、収容空間V中、ガス管2aが収容されている領域と、電線2dが収容されている領域とが隔てられている。
以上の構成により、本実施形態では、ガス管2aから燃料ガスが漏れたときに、ガス管2aの収容領域内に漏れた燃料ガスを留めておくことが可能となる。この結果、電線2dの断線等に起因してスパークが生じたとしても、その火花が漏れた燃料ガスに引火してしまう事態を回避することが可能となる。このような効果(防爆効果)をもたらす構成、すなわち、収容空間V内においてガス管2aの収容領域と電線2dの収容領域とを区画することは、防災上重要となる。また、マンションのような高層建築物に設置される設備機器に関して、ガス管2a及び電線2dの双方を内部に収容する機器を防爆仕様とすることが条例等によって義務付けられている場合、上記の構成は、特に有意義なものとなる。
次に、収容空間形成体1各部の詳細について図1〜図6を参照しながら説明する。図3〜図5は、収容空間Vの内部構造を示す図であり、図3は、図2中の矢視A−A方向にて見たときの図であり、図4は、図2中の矢視B−B方向にて見たときの図であり、図5は、図2中の矢視C−C方向にて見たときの図である。図6は、収容空間形成体1の構成部品を示す斜視図である。
収容空間形成体1は、図2〜図6に示すように、収容空間Vを形成するとともに、宅配ボックス10、ボックス支持板15及び仕切板20を有する。また、収容空間形成体1は、前壁1aを備えている。前壁1aは、前述のように開閉自在に構成されている。また、収容空間形成体1によって形成される収容空間Vには、図2に示すように、各種の配管(ガス管2a、水道管2b及び給湯管2c)や電線2d、検出器(ガスメータ3、水道メータ4及び電力メータ5)並びに給湯器6が収容されている。また、収容空間Vには、宅配ボックス10、ボックス支持板15及び仕切板20が配置されている。
なお、前壁1aが閉じている状態では、収容空間Vは、略密閉空間となっている。ただし、これに限定されるものではなく、前壁1aにガラリ等の孔が設けられており、外気と収容空間Vとが連通していてもよい。
宅配ボックス10は、住戸の住民(厳密には、当該宅配ボックス10を収容した収容空間形成体1から見て最も近い住戸の住民)が不在である間に当該住民者宛てに配達された配達物を、内部に保管しておくための箱体である。本実施形態において、宅配ボックス10は、金属板、具体的には薄板状の鋼板からなる直方体型の中空体によって構成されている。なお、宅配ボックス10を構成する金属板は、鋼板に限定されず、例えばアルミプレートやその他の金属板であってもよい。
宅配ボックス10の構成について詳しく説明すると、宅配ボックス10は、収容空間Vに収容可能なサイズであり、かつ、小包や段ボール等の箱で梱包された配達物を保管するのに十分な容積を有する。また、宅配ボックス10の前端部には、開閉可能な扉11が設けられている。宅配ボックス10に対して配達物の出し入れを行う場合には扉11を開き、宅配ボックス10内に配達物を保管しておく間は扉11を閉じておく。
なお、本実施形態において、宅配ボックス10の奥行(前後方向における長さ)は、収容空間Vの奥行と略等しくなっている。このため、宅配ボックス10は、その後端が収容空間Vの後面(厳密には、収容空間Vの後面をなすコンクリート壁)に接した状態で収容空間V内に配置されている。また、収容空間形成体1の前壁1aが閉じた状態では、宅配ボックス10の前端面が収容空間形成体1の前壁1aに接するようになる。ここで、「接する」とは、宅配ボックス10が収容空間形成体1の後面や前壁1aに直接接触する場合の他、収容空間形成体1の後面や前壁1aと宅配ボックス10との間に形成された隙間を塞ぐための不燃性シール材が設けられ、当該不燃性シール材を介して両者が接する場合も含むものとする。
ボックス支持板15は、収容空間V内で固定され、その上面に宅配ボックス10を載せることで宅配ボックス10を支持する支持板である。宅配ボックス10は、ボックス支持板15の上面にビス等によって固定されている。
ボックス支持板15は、略矩形状の鋼板であり、その外縁の各辺(具体的には、後方の辺と、左右側方の辺)が収容空間Vの内壁面に当接した状態で収容空間Vに配置されている。より詳しく説明すると、ボックス支持板15の横幅は、収容空間Vの横幅と略等しくなっており、且つボックス支持板15の奥行は、収容空間Vの奥行と略等しくなっている。このような形状のボックス支持板15が収容空間Vに配置されていることで、収容空間Vは、ボックス支持板15より上方の空間(以下、上方空間)と、ボックス支持板15より下方の空間(以下、下方空間)と、に区画されている。
また、本実施形態において、ボックス支持板15は、収容空間Vの上下方向中央よりも若干下方位置に設けられている。このため、宅配ボックス10は、収容空間Vの上下方向中央部分に配置されている。このような位置であれば、宅配ボックス10に対して配達物の出し入れを行う際に、しゃがむことなく立ったままの姿勢で行うことが可能となる。
さらに、宅配ボックス10は、収容空間Vの左右方向中央部に位置した状態でボックス支持板15に固定されている。より詳しく説明すると、左右方向において、宅配ボックス10は、図3に示すように、ガス管2aが収容されている領域と、電線2dが収容されている領域との間に配置されている。換言すると、収容空間V内において、ガス管2a及び電線2dは、宅配ボックス10を挟んで互いに反対側に位置するように敷設されている。
また、ボックス支持板15には、図2に示すように貫通孔16が形成されている。この貫通孔16には、ガス管2a、水道管2b及び電線2dが挿通されている。つまり、本実施形態において、収容空間Vに収容されたガス管2a、水道管2b及び電線2dは、下方空間から上方空間に亘って敷設されており、ボックス支持板15を貫通している。具体的に説明すると、ガス管2a、水道管2b及び電線2dは、その一部分が宅配ボックス10周辺を通過するように敷設されており、ガス管2a、水道管2b及び電線2dの各々の、宅配ボックス10周辺を通過する部分が貫通孔16に挿通されている。これにより、収容空間Vにおいて、宅配ボックス10周辺にガス管2a、水道管2b及び電線2dが好適な経路にて敷設される。
より詳しく説明すると、収容空間Vにおいて宅配ボックス10周辺ではスペースがより狭くなっているが、ボックス支持板15に形成された貫通孔16に管や電線を通すことで管や電線の敷設経路を規制し、これによって宅配ボックス10周辺で管や電線を適切に敷設することが可能となる。
なお、貫通孔16の径は、挿入される管や電線の径よりも若干大きくなっている。したがって、これらを貫通孔16に挿通した状態では、挿入された管や電線と貫通孔16の内周面との間に隙間が形成されている。この隙間は、不図示の不燃シール材によって埋められている。これにより、ボックス支持板15に貫通孔16を設けて貫通孔16に管や電線を挿通した構成においても、収容空間V中の上方空間と下方空間とが確実に区画されることになる。
なお、貫通孔16の個数及び形成位置については、特に限定されるものではなく、ボックス支持板15を貫通させるパイプや配線の本数に応じて適当な個数及び形成位置を設定するとよい。
仕切板20は、収容空間V内で第一領域S1と第二領域S2とを仕切る仕切部材である。ここで、第一領域S1とは、収容空間Vの一部分であり、本実施形態では、収容空間Vにおける左側半分(収容空間Vを正面視したときの左側半分)の領域である。第二領域S2とは、仕切板20を隔てて第一領域S1と隣り合う領域であり、本実施形態では、収容空間Vにおける右側半分(収容空間Vを正面視したときの右側半分)の領域である。なお、図4に図示の領域が第一領域S1に該当し、図5に図示の領域が第二領域S2に該当する。
そして、収容空間Vに収容される各種の資源供給ラインのうち、ガス管2aは、図2、図3及び図4に示すように、収容空間Vにおいて、第一領域S1及び第二領域S2のうち、第一領域S1にのみ収容されている。これに対して、電線2dは、図2、図3、図5に示すように、第二領域S2にのみ収容されている。このように本実施形態では、収容空間Vにおいてガス管2aの収容領域と電線2dの収容領域とが区画されており、ガス管2aと電線2dとが互いに隔てられている。これにより、燃料ガスが万一ガス管2aから漏れて収容空間V内に溜まったとしても、第一領域S1に留めておくことができるので、電線2dの断線等に起因して生じるスパークが漏れた燃料ガスに引火してしまう事態を回避することが可能となる。
本実施形態において、仕切板20は、図2に示すように、宅配ボックス10及びボックス支持板15の外表面に接した状態で収容空間Vに設置されている。仕切板20の構成について具体的に説明すると、本実施形態において、仕切板20は、不燃材料からなり、本実施形態では、宅配ボックス10と同様、薄板状の鋼板(金属板)によって構成されている。ただし、仕切板20を構成する金属板については、鋼板に限定されず、例えばアルミプレートやその他の金属板であってもよい。
仕切板20は、図6に示すように矩形形状をなしており、その長辺が収容空間Vの奥行に沿った状態で収容空間V内に配置されている。また、本実施形態において、仕切板20の長辺は、収容空間Vの奥行と略等しくなっている。このため、仕切板20は、その後端が収容空間Vの後面(厳密には、収容空間Vの後面をなすコンクリート壁)に接した状態で収容空間Vに配置されている。また、収容空間形成体1の前壁1aが閉じた状態では、仕切板20の前端面が収容空間形成体1の前壁1aに接するようになる。
また、仕切板20は、図2及び図6に示すように、上下一対設けられている。上下一対の仕切板20は、それぞれ、起立した状態で収容空間Vに配置されている。上側の仕切板20は、宅配ボックス10の直上位置に配置されており、当該仕切板20の上端が収容空間Vの天井面(厳密には、収容空間Vの天井面をなすコンクリート壁)に固定されており、下端が宅配ボックス10の上端面に溶接されて固定されている。下側の仕切板20は、ボックス支持板15の直下位置に配置されており、当該仕切板20の上端がボックス支持板15の下面に溶接されて固定されており、下端が収容空間Vの底面(厳密には、収容空間Vの底面をなすコンクリート壁)に固定されている。
また、上下一対の仕切板20の各々は、図2に示すように、収容空間Vの左右方向中央部に配置されている。つまり、各仕切板20は、左右方向において、ガス管2aが収容されている第一領域S1と、電線2dが収容されている第二領域S2との間に配置されている。換言すると、各仕切板20は、収容空間V内において第一領域S1と第二領域S2との境界をなしている。
なお、本実施形態において仕切板20は、左右方向において収容空間Vの略中央に配置されているが、ガス管2aや電線2dの敷設経路に応じて好適な位置に設定すればよく、収容空間Vの中央に対して左寄り(若しくは右寄り)に配置されてもよい。
以上のように、仕切板20は、第一領域S1と第二領域S2との境界をなすように配置されているが、当該境界の一部は、仕切板20ではなく宅配ボックス10及びボックス支持板15によって構成されている。すなわち、本実施形態では、仕切板20が宅配ボックス10及びボックス支持板15と協働して第一領域S1と第二領域S2とを仕切っている。このように本実施形態では、収容空間Vに設置された宅配ボックス10の一部分及びボックス支持板15を利用して、収容空間V内を第一領域S1と第二領域S2とに仕切っている。以上の結果、収容空間Vにおいて宅配ボックス10に荷物を保管でき、且つ、複数の資源供給ラインの各々を適切に収容可能な収容空間形成体が、より合理的に実現される。
以上までに本発明の収容空間形成体に関して一例を挙げて説明したが、上記の実施形態は、あくまでも一例であり、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、ガス管2aが収容された第一領域S1と、電線2dが収容された第二領域S2とが左右方向において仕切られていることとしたが、これに限定されるものではない。図7に示すように、第一領域S1及び第二領域S2が上下方向において仕切られてもよい。図7は、第一の変形例に係る収容空間Vの内部構造を示す図である。同図に図示の構成では、宅配ボックス10の後方(奥側)に仕切板20が配置されており、宅配ボックス10及び仕切板20のそれぞれの横幅(左右方向の長さ)が、収容空間Vの横幅と略等しくなっている。これにより、収容空間Vが宅配ボックス10及び仕切板20によって上下二つの領域に仕切られ、上方の領域(第一領域S1)にガス管2a及び水道管2bが収容されており、下方の領域(第二領域S2)に電線2dが収容されている。
また、上記の実施形態では、仕切部材として仕切板20を用いて第一領域S1と第二領域S2とを仕切ることとしたが、これに限定されるものではなく、図8に示すように、仕切部材の一部として鋼管21を用いてもよい。図8は、第二の変形例に係る収容空間Vの内部構造を示す図である。なお、図8では、図示の都合上、鋼管21のみ断面図にて図示している。
図8に図示の構成では、宅配ボックス10及び仕切板20によって仕切られた二つの領域の一方には、ガス管2aや水道管2b等が収容されている。もう一方の領域には、電力メータ5が配置されており、電力メータ5に電線2dが繋ぎ込まれている。また、電線2dは、図8に示すように、ガス管2aが収容されている方の領域を横切るように敷設されている。そして、ガス管2aの収容領域を横切る電線2dを覆うように鋼管21が配置されている。このように図8に図示の構成では、宅配ボックス10、仕切板20及び鋼管21によって収容空間Vが仕切られている。
1 収容空間形成体
1a 前壁
2a ガス管(資源供給ライン)
2b 水道管(資源供給ライン)
2c 給湯管(資源供給ライン)
2d 電線(資源供給ライン)
3 ガスメータ
4 水道メータ
5 電力メータ
6 給湯器
10 宅配ボックス(箱体)
11 扉
15 ボックス支持板(支持板)
16 貫通孔
20 仕切板(仕切部材)
21 鋼管(仕切部材)
S1 第一領域
S2 第二領域
V 収容空間

Claims (6)

  1. 建物内に資源を供給するために敷設された資源供給ラインの一部分が収容される収容空間を形成する収容空間形成体であって、
    該収容空間に設置され、内部に荷物が保管される箱体と、
    該箱体に接した状態で前記収容空間に設置されることで、前記箱体と共に、前記収容空間内の第一領域と該第一領域と隣り合う第二領域とを仕切る仕切部材と、を有することを特徴とする収容空間形成体。
  2. 前記収容空間において、可燃性流体を供給するための前記資源供給ラインの一部分は、前記第一領域及び前記第二領域のうち、前記第一領域にのみ収容されており、電気を供給するための前記資源供給ラインの一部分は、前記第一領域及び前記第二領域のうち、前記第二領域にのみ収容されていることを特徴とする請求項1に記載の収容空間形成体。
  3. 前記仕切部材及び前記箱体は、金属板によって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の収容空間形成体。
  4. 前記収容空間に配置され、前記箱体を載せて支持する支持板を有し、
    前記収容空間には、流体を供給するための前記資源供給ラインを構成するパイプの一部分が収容されており、
    前記支持板には、前記パイプを通すための孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の収容空間形成体。
  5. 前記箱体は、前記建物の利用者が前記建物外に居る間に前記利用者宛てに配達された配達物を保管するための宅配ボックスであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の収容空間形成体。
  6. 前記箱体は、前記収容空間の上下方向中央部分に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の収容空間形成体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021137333A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 東京瓦斯株式会社 収容ボックスと収容ボックス管理システム
CN113800716A (zh) * 2021-09-16 2021-12-17 湖南湘新水务环保投资建设有限公司 一种污水处理箱及组合式污水处理站

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