JP2018181497A - 燃料電池システムの配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池ユニットの配置作業の効率化と燃料電池ユニットの設置状態での安定性の確保との両立を図りつつ、簡易な構成によって安定して排気することができる燃料電池システムの配置構造を得る。【解決手段】燃料電池ユニット12が、燃料電池モジュール24と貯湯タンク54とを備えた構成であるため、配置作業を簡易なものにすることができる。また、燃料電池ユニット12は、幅寸法W1よりも高さ寸法H1が短く設定されているため、低重心となっている。さらに、燃料電池ユニット12は、その長手方向に沿う背面16Dが外壁100に沿って配置されていると共に、排気面である右側面16Bを備えており、排気を調節するような機器構成部品は不要である。また、建物98の外壁100に沿う面と異なる面が排気面とされているため、燃料電池ユニット12の高さが低い構成において、排気の安全性を確保することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムの配置構造に関する。
下記特許文献1には、燃料電池システムに関する発明が開示されている。この燃料電池システムは、パイプシャフトが設けられた建物に設置されており、このパイプシャフトの内側に燃料電池及び各種制御機器が配置されている。そして、各種制御機器によって燃料電池による排気が調節されている。
特開2011−258496号公報
しかしながら、上記先行技術では、燃料電池の排熱で暖められたお湯が貯められる貯湯ユニットが、燃料電池ユニットと別体であり、配管や配線の作業が必要となる。また、燃料電池が収められた筐体は、その高さ方向に長い形状とされており、設置状態の安定性を確保することが容易ではない。さらに、各種制御機器は、この筐体の内側と外面とに配置されており、構成が複雑なものとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、燃料電池ユニットの配置作業の効率化と燃料電池ユニットの設置状態での安定性の確保との両立を図りつつ、簡易な構成によって安定して排気することができる燃料電池システムの配置構造を得ることが目的である。
第1態様に係る燃料電池システムの配置構造は、燃料電池モジュールと、貯湯タンクと、を備え、長手方向の寸法よりも高さ方向の寸法が短く設定された直方体状の外形とされていると共に、建物の一部を構成しかつ屋外に面する壁部に沿って当該長手方向に沿う面が配置され、当該面と交差する方向に延びる排気面を備えた燃料電池ユニットを有している。
第1態様に係る燃料電池システムの配置構造では、燃料電池ユニットが、燃料電池モジュールと貯湯タンクとを備えた構成であるため、燃料電池モジュールと貯湯タンクとが別体とされている構成と比し、配置作業を簡易なものにすることができる。また、燃料電池ユニットは、長手方向の寸法よりも高さ方向の寸法が短く設定されているため、低重心となり、簡易な設置部や小さく軽量な基礎に安定した状態で設置することができる。
さらに、燃料電池ユニットは、その長手方向に沿う面が建物の一部を構成しかつ屋外に面する壁部に沿って配置されていると共に、当該面と交差する方向に延びる排気面を備えている。つまり、燃料電池ユニットは、屋外側に配置されており、排気を調節するような機器構成部品は不要である。また、建物の壁部に沿う面と異なる面が排気面とされているため、燃料電池ユニットの高さが低い構成において、排気の安全性を確保することができると共に、燃料電池ユニットの設置位置の自由度を高めることができる。
第2態様に係る燃料電池システムの配置構造は、第1態様に係る燃料電池システムの配置構造において、前記壁部は、開放廊下に面しかつ開口部が形成された前記建物の外壁とされ、前記燃料電池ユニットの当該燃料電池ユニットの設置面からの高さ寸法は、前記開口部の下端部の当該設置面からの高さ寸法よりも短い寸法に設定されている。
第2態様に係る燃料電池システムの配置構造では、燃料電池ユニットの設置面からの高さ寸法が、開放廊下に面する建物の外壁に形成された開口部の下端部の設置面からの高さ寸法よりも短い寸法に設定されているため、建物の外観品質を確保することができる。また、排気が開口部を介して建物の屋内に流入することを抑制することができる。
第3態様に係る燃料電池システムの配置構造は、第2態様に係る燃料電池システムの配置構造において、前記貯湯タンクの伝熱媒体との熱交換により給水を加熱する熱交換器と、前記貯湯タンクに貯えられている湯の熱量が所定の温度の湯を生成するのに必要な熱量に対して不足する場合に前記給水を追加加熱し、当該所定の温度の湯を生成するバックアップ熱源機と、をさらに備え、前記バックアップ熱源機は、前記外壁と隣接しかつ前記排気面と対向するパイプシャフトの内側に配置されていると共に、前記排気面には、前記外壁の反対側に向けられた排気口部を備えた排気部が配置されている。
第3態様に係る燃料電池システムの配置構造では、熱交換器において、貯湯タンクの伝熱媒体との熱交換により給水が加熱される。そして、貯湯タンクに貯えられている湯の熱量が所定の温度の湯を生成するのに必要な熱量に対して不足する場合には、バックアップ熱源機で給水が追加加熱されることで当該所定の温度の湯が生成され、その結果、湯を安定して供給することができる。また、バックアップ熱源機が、建物の外壁に隣接されたパイプシャフトの内側に配置されているため、パイプシャフトの内側のスペースを有効活用することができる。さらに、パイプシャフトと対向する燃料電池ユニットの排気面には、建物の外壁の反対側に向けられた排気口部を備えた排気部が配置されているため、燃料電池ユニットからの排気がパイプシャフトによって阻害されることを抑制することができる。
第4態様に係る燃料電池システムの配置構造は、第1態様に係る燃料電池システムの配置構造において、前記壁部は、集合住宅のベランダにおける隣家間の境界部に配置されると共に居室の外壁と一体に設けられた隔壁とされ、前記燃料電池ユニットは、前記隔壁の厚さ方向から見て、屋外側の端部が前記隔壁の屋外側に並設された蹴破り戸と所定の間隔をあけた状態で配置されている。
第4態様に係る燃料電池システムの配置構造では、集合住宅のベランダにおける隣家間の境界部に配置されると共に居室の外壁と一体に設けられた隔壁に沿って燃料電池ユニットが配置されているため、ベランダのスペースを有効に活用することができる。また、燃料電池ユニットは、隔壁の厚さ方向から見て屋外側の端部が、当該隔壁の屋外側に並設された蹴破り戸と所定の間隔をあけた状態で配置されている。このため、燃料電池ユニットによって蹴破り戸の展開が阻害されるのを抑制することができる。なお、ここでいう「並設」には、「蹴破り戸が隔壁の全部に対して並設されている構成」及び「蹴破り戸が隔壁の一部に対して並設されている構成」が含まれる。
第5態様に係る燃料電池システムの配置構造は、第1態様に係る燃料電池システムの配置構造において、前記壁部は、ベランダに面しかつ前記建物の居室側と屋外側とを仕切る外壁とされている。
第5態様に係る燃料電池システムの配置構造では、燃料電池ユニットが、建物の居室側と屋外側とを仕切ると共にベランダに面する外壁に沿って配置されているため、集合住宅等において、屋内側への配管や配線が容易になる。
第6態様に係る燃料電池システムの配置構造は、第4態様又は第5態様に係る燃料電池システムの配置構造において、前記貯湯タンクの伝熱媒体との熱交換により給水を加熱する熱交換器と、前記貯湯タンクに貯えられている湯の熱量が所定の温度の湯を生成するのに必要な熱量に対して不足する場合に前記給水を追加加熱し、当該所定の温度の湯を生成するバックアップ熱源機をさらに備え、前記バックアップ熱源機は、前記燃料電池ユニットの建物上方側に配置されて前記壁部に取り付けられている。
第6態様に係る燃料電池システムの配置構造では、熱交換器及びバックアップ熱源機を備えており、第3態様と同様に所定の温度の湯を安定して供給することができる。また、バックアップ熱源機は、燃料電池ユニットの建物上方側に配置されて建物の壁部に取り付けられているため、燃料電池ユニットの建物上方側のスペースを有効活用できると共に、メンテナンス作業の効率を高めることができる。
以上説明したように、第1の態様に係る燃料電池システムの配置構造は、燃料電池ユニットの配置作業の効率化と燃料電池ユニットの設置状態での安定性の確保との両立を図りつつ、簡易な構成によって安定して排気することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る燃料電池システムの配置構造が適用された燃料電池システムの構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る燃料電池システムの配置構造が適用された燃料電池システムの構成を示す斜視図である。 第2実施形態に係る燃料電池システムの配置構造が適用された燃料電池システムの構成を示す正面図である。 第3実施形態に係る燃料電池システムの配置構造が適用された燃料電池システムの構成を示す正面図である。
以下、図1及び図2を主に用いて、本発明に係る燃料電池システムの配置構造の第1実施形態について説明する。まず、本実施形態にかかる「燃料電池システム10」の構成について説明し、次いで、燃料電池システム10の各構成要素の配置について説明することとする。
燃料電池システム10は、図1に示されるように、燃料ガス、水及び空気を用いて発電を行う貯湯タンク一体型の「燃料電池ユニット12」と、燃料電池ユニット12で加熱された上水を目的の温度まで加熱する「バックアップ熱源機14」とを備えている。
燃料電池ユニット12は、その外殻を構成すると共に直方体形状に構成された筐体16と、当該筐体16の内側に配置された後述する各種機器とを含んで構成されている。筐体16は、その奥行寸法D1よりもその幅寸法W1が長くなるように構成されており、換言すれば、奥行寸法D1<幅寸法W1の関係が成り立っている。ここで、幅寸法W1は、平面視における筐体16の長手方向の寸法であり、奥行寸法D1は、平面視における筐体16の短手方向の寸法である。
なお、以下では、筐体16の幅方向一方側において、当該幅方向に面する面を左側面16Aと称し、筐体16の幅方向他方側において、当該幅方向に面する面を「右側面16B」と称する。また、筐体16の奥行方向一方側において当該奥行方向に面する面を正面16Cと称し、筐体16の奥行方向他方側において、当該奥行方向に面する面を「背面16D」と称する。そして、筐体16の底面16Eから天面16Fまでの寸法を筐体16の高さ寸法H1とする。また、左側面16A及び右側面16Bは、背面16Dと交差する方向(直交する方向)に延びている。
なお、上述した筐体16の各寸法の具体的な数値については、後述することとする。また、燃料電池ユニット12の正面16C、背面16D、左側面16A及び右側面16Bは、説明の都合上付した名称であり、表面の意匠性の違いや設置状態での向きを限定するものではない。
筐体16の構成についてより詳しく説明すると、この筐体16は、その右側面16Bが、メンテナンス面として機能している。なお、メンテナンス面とは、後述する第2実施形態の説明に用いられる図3に示されるように、保守点検を行う際にその一部または全部が開放可能な面であり、フレームにヒンジを介して固定された扉構造や、周縁部がネジで固定された取り外し可能なパネル構造とされている。つまり、本実施形態では、筐体16の右側面16Bを開放することで、燃料電池ユニット12内部のメンテナンスを行うことが可能となっている。
また、筐体16の右側面16Bは、排気面としても機能しており、当該右側面16Bには、図示しない排気口が設けられていると共に、当該排気口には、排気部としての「排気偏向アダプタ18」が取り付けられている。なお、排気偏向アダプタ18は、必要に応じて排気口に取り付けられるものであり、燃料電池ユニット12の配置等によっては、排気口に排気偏向アダプタ18を取り付けなくてもよい。また、右側面16Bにおける下方側には、図示しない開閉可能な接続口が設けられており、燃料電池ユニット12に接続された配管や配線類を延出可能な構成されている。なお、排気口及び接続口の構成については、図3を参照されたい。また、このようなメンテナンス面を、追加的に例えば天面16F、背面16D、正面16C等に設定してもよい。
一方、バックアップ熱源機14は、その外殻を構成すると共に直方体形状に構成された筐体20と、当該筐体20の内側に配置された図示しない各種機器とを含んで構成されている。筐体20は、その幅寸法W2よりもその奥行寸法D2が長くなるように構成されており、換言すれば、幅寸法W2<奥行寸法D2の関係が成り立っている。ここで、幅寸法W2は、平面視における筐体20の短手方向の寸法であり、奥行寸法D2は、平面視における筐体20の長手方向の寸法である。なお、このバックアップ熱源機14は、給湯器本体として機能している。
なお、以下では、筐体20の幅方向一方側において、当該幅方向に面する面を左側面20Aと称し、筐体20の幅方向他方側において、当該幅方向に面する面を右側面20Bと称する。また、筐体20の奥行方向一方側において当該奥行方向に面する面を正面20Cと称し、筐体20の奥行方向他方側において、当該奥行方向に面する面を背面20Dと称する。そして、筐体20の底面20Eから天面20Fまでの寸法を筐体20の高さ寸法H2とする。なお、筐体20は、その幅寸法W2よりもその高さ寸法H2が長くなるように構成されており、換言すれば、幅寸法W2<高さ寸法H2の関係が成り立っている。
また、バックアップ熱源機14の正面20C、背面20D、左側面20A及び右側面20Bは、説明の都合上付した名称であり、表面の意匠性の違いや設置状態での向きを限定するものではない。
筐体20の構成についてより詳しく説明すると、筐体20の正面20Cは、メンテナンス面として機能しており、正面20Cの一部又は全部を開放することで、バックアップ熱源機14内部のメンテナンスを行うことが可能となっている。なお、メンテナンス面の説明については上述した通りである。
また、筐体20の正面20Cは、排気面としても機能しており、当該正面20Cの上方側の部分には、排気口22が設けられている。
なお、バックアップ熱源機14は、外形寸法がそれぞれ異なる標準タイプ、スリムタイプ及びコンパクトタイプが用意されており、どのタイプのバックアップ熱源機を利用してもよい。なお、本実施形態では、一例として、バックアップ熱源機14は、スリムタイプとされている。
図2に示されるように、燃料電池システム10の燃料電池ユニット12は、発電を行う「燃料電池モジュール24」を備えている。この燃料電池モジュール24は、ガス供給路26を介して、ガス継手28に接続されており、ガス継手28には、ガス管30が接続されている。ガス管30からは炭化水素原料の一例であるメタンを主成分とする都市ガスまたはプロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス(以下、単に液化石油ガスと称する)が燃料として供給される。一方、ガス供給路26には、脱硫部32が設けられており、供給されるガスに含まれた硫黄分や硫黄化合物が脱硫部32で除去されて燃料電池モジュール24に供給される。なお、図2には、都市ガスを用いた場合が一例として示されている。
また、燃料電池モジュール24は、供給ポンプ34を有する改質水流入路36を介して改質水タンク38に接続されており、燃料電池モジュール24には、改質水タンク38に貯留された改質水が供給ポンプ34で供給される。なお、燃料電池モジュール24は、図示しない改質器を備えており、この改質器は、都市ガスまたは液化石油ガスと改質水とを改質反応させて水素等を生成することが可能となっている。
また、燃料電池モジュール24は、上記改質器で生成した水素とブロア40で送られた空気中の酸素を利用して発電を行う図示しない発電部を備えている。そして、この発電部からの直流電力は、インバーター回路42によって交流電力に変換された後、接続端子43に接続された電源コード108を介して外部へ供給される。
さらに、燃料電池モジュール24には、改質や発電でガスを利用する際に発生した排ガスを排出する排出路44が接続されている。この排出路44には、排気熱交換機46が設けられており、排気熱交換機46より下流側が改質水タンク38に接続されている。そして、排出路44から排出された燃料電池モジュール24からの燃焼排ガスは、排気熱交換機46で冷却され、当該燃焼排ガスに含有した水蒸気が凝縮される。これにより、燃焼排ガスは、液体(水)と気体とに分けられ、液体は改質水タンク38へ送られて改質水として再利用される。また、気体は、図1に示されるように、右側面16Bの排気口を経由して排気偏向アダプタ18より排気される。
図2に戻り、排気熱交換機46には、熱回収ポンプ48及びラジエータ50を備えた供給路52が接続されている。この供給路52は、ラジエータ50の上流側において「貯湯タンク54」に接続されている。一方、貯湯タンク54には、「伝熱媒体56」が貯留されており、伝熱媒体56としては、一例として水が使用されている。
この供給路52は、貯湯タンク54の下部に接続されており、貯湯タンク54の下部に貯留した伝熱媒体56が優先的に排気熱交換機46へ送られる。貯湯タンク54から供給路52に供給された伝熱媒体56は、ラジエータ50で冷却された後、熱回収ポンプ48によって排気熱交換機46へ送られる。なお、ラジエータ50は、図示しないラジエータファンを備えており、供給される伝熱媒体56が高温の際など必要に応じてファンモータを作動する。
また、排気熱交換機46には、排出路58が接続されており、当該排出路58は、貯湯タンク54の上部に接続されている。そして、排気熱交換機46を通過した伝熱媒体56は、排出路58を介して貯湯タンク54に戻されるようになっている。このため、燃料電池モジュール24からの燃焼排ガスの熱は、排気熱交換機46によって伝熱媒体56へ移動され、この熱で加熱された伝熱媒体56が、貯湯タンク54の上部に戻されるようになっている。
貯湯タンク54に貯留された伝熱媒体56は、熱交換器としての「上水熱交換器60」及び加熱ポンプ62を有した循環路64を介して貯湯タンク54へ戻される。加熱ポンプ62は、貯湯タンク54の伝熱媒体56で上水を加熱する際に作動する。
循環路64の上流側は、貯湯タンク54の上部に接続されており、貯湯タンク54の上部に貯留された伝熱媒体56が優先的に上水熱交換器60へ供給される。一方、循環路64の下流側は、貯湯タンク54の下部に接続されており、上水熱交換器60で熱が奪われた伝熱媒体56は、貯湯タンク54の下部側に戻される。
上水熱交換器60には、流入側分岐点66を有する流入路68が接続されている。この流入路68は、入側管継手70に接続されており、当該入側管継手70は、例えば水道管の給水管72に接続されている。そして、流入路68には、入側管継手70を介して給水管72から上水が供給されるようになっている。
また、上水熱交換器60には、流出路74が接続されている。この流出路74には、流出側分岐点76が設けられており、流出側分岐点76には、補水弁78を有した補水路80が接続されている。補水路80は、貯湯タンク54の上部に接続されており、補水弁78を開作動することで、上水熱交換器60からの上水を伝熱媒体56として貯湯タンク54の上部から供給することができる。
一方、流出路74の流出側分岐点76の下流には、混合弁82が設けられている。この混合弁82は、バイパス路84を介して流入側分岐点66に接続されている。混合弁82は、流入路68からの上水と上水熱交換器60からの上水とを混合する弁であり、例えば流出温が予め定められた設定温度となるように、流入路68からの上水と上水熱交換器60からの上水との混合比を調整する。
また、流出路74の混合弁82より下流側には、出側継手86が接続されており、当該出側継手86は、出湯管88を介して、バックアップ熱源機14の入水継手90に接続されている。
一方、バックアップ熱源機14のガス継手92には、ガス管30が接続されており、バックアップ熱源機14には、ガス管30から液化石油ガスが供給される。また、バックアップ熱源機14の給湯継手94には、給湯管96が接続されている。このバックアップ熱源機14は、液化石油ガスを燃焼することで、入水継手90より供給された上水を、図外のリモコンで設定された温度まで加熱し給湯管96によって供給する。なお、本実施形態では、バックアップ熱源機14は、貯湯タンク54に貯えられている湯の温度が所定の温度よりも低い場合に湯を生成するようになっているが、貯湯タンク54に貯えられている湯の量が所定量よりも少ない場合に湯を生成するようになっていてもよい。
また、本実施形態では、燃料電池ユニット12からのガス管30とバックアップ熱源機14からのガス管30とを互いに接続してガス供給源に接続する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、燃料電池ユニット12からのガス管30とバックアップ熱源機14からのガス管30とを、それぞれ独立してガス供給源に接続してもよい。
次に、図1を主に用いて燃料電池システム10を構成する各要素の配置について説明していくこととする。
本実施形態では、燃料電池ユニット12が、「建物98」の一部を構成しかつ屋外に面する壁部としての「外壁100」に沿って延在する「開放廊下102」に配置されている。一方、バックアップ熱源機14は、外壁100と隣接する「パイプシャフト104」の内側に配置されている。
燃料電池ユニット12は、筐体16の背面16Dが外壁100に沿うようにかつ右側面16Bがパイプシャフト104と対向した状態で配置されている。より詳しくは、燃料電池ユニット12が設置された開放廊下102の「設置面102A」から筐体16の天面16Fまでの高さ寸法Z1は、当該設置面102Aから外壁100に設けられた開口部としての「窓106」の「下端部106A」までの高さ寸法Z2よりも短い寸法に設定されている。つまり、窓106の正面から見て、燃料電池ユニット12は、窓106の下方側に配置されている。
この燃料電池ユニット12は、直接設置面102Aに取り付けられていてもよいし、基礎を介して設置面102Aに取り付けられていてもよいし、筐体16の底面16Eに設けられた脚部及び基礎を介して設置面102Aに取り付けられていてもよい。なお、燃料電池ユニット12が、直接設置面102Aに取り付けられている場合には、高さ寸法Z1は、高さ寸法H1と同じ寸法となる。
また、本実施形態では、一例として、筐体16の奥行寸法D1が350[mm]に設定されており、幅寸法W1が800[mm]に設定されており、高さ寸法H1が700[mm]に設定されている。なお、本実施形態では、高さ寸法Z1は、700[mm]に設定されている。
そして、燃料電池ユニット12と外壁100との距離、すなわち筐体16の背面16Dと外壁100との筐体16の奥行方向の間隔Y1が80[mm]に設定されている。また、燃料電池ユニット12とパイプシャフト104との距離、すなわち筐体16の右側面16Bとパイプシャフト104との筐体16の幅方向の間隔X1が300[mm]に設定されている。
一方、バックアップ熱源機14は、筐体20の背面20Dが外壁100に沿うように配置されていると共に、設置面102Aから筐体20の天面20Fまでの高さ寸法は、2300[mm]以下に設定されている。なお、本実施形態では、一例として、筐体20の奥行寸法D2が417[mm]に設定されており、幅寸法W2が250[mm]に設定されており、高さ寸法H2が900[mm]に設定されている。
また、燃料電池ユニット12の右側面16Bに配置された排気偏向アダプタ18は、その「排気口部18A」が外壁100の反対側を向くように取り付けられている。さらに、図1には図示していないが、燃料電池ユニット12の右側面16Bの開口部からは、ガス管30、給水管72及び出湯管88が延出している。なお、ガス管30は、バックアップ熱源機14に接続されると共にガス本管に接続されており、給水管72は、水道管の配水管に接続されており、出湯管88は、バックアップ熱源機14に接続されている。
加えて、図1には図示していないが、筐体16の右側面16Bの開口部からは、燃料電池ユニット12へ給電を行う給電線や燃料電池ユニット12で発電した電力を供給する供給線を有した電源コード108が延出されている(図2参照)。これらの給電線や供給線は、同一の線を共用してもよい。また、右側面16Bからは、例えば電流監視線やリモコン線や停電時発電コンセントやバックアップ熱源機14に接続される電源線等を延出する場合がある。なお、電源コード108は、外壁100側に配置された配電盤に接続されており、当該配電盤を介して商用電源に接続されている。
一方、バックアップ熱源機14の背面20Dからは、図1には図示していないが、給湯管96が延出しており、当該給湯管96は、建物98内でお湯が利用される箇所へ配索されている。また、バックアップ熱源機14からは、図示しない電源コードが背面20D側から延出しており、当該電源コードは、商用電源に接続されている。なお、この電源コード6は、商用電源に代えて燃料電池ユニット12に接続してもよい。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、燃料電池ユニット12が、燃料電池モジュール24と貯湯タンク54とを備えた構成であるため、燃料電池モジュール24と貯湯タンク54とが別体とされている構成と比し、配置作業を簡易なものにすることができる。また、燃料電池ユニット12は、長手方向の寸法すなわち幅寸法W1よりも高さ方向の寸法すなわち高さ寸法H1が短く設定されているため、低重心となり、簡易な設置部や小さく軽量な基礎に安定した状態で設置することができる。
さらに、燃料電池ユニット12は、その長手方向に沿う背面16Dが建物98の一部を構成しかつ屋外に面する外壁100に沿って配置されていると共に、背面16Dと交差する方向に延びる排気面である右側面16Bを備えている。つまり、燃料電池ユニット12は、屋外側に配置されており、排気を調節するような機器構成部品は不要である。また、建物98の外壁100に沿う面と異なる面が排気面とされているため、燃料電池ユニット12の高さが低い構成において、排気の安全性を確保することができると共に、燃料電池ユニット12の設置位置の自由度を高めることができる。したがって、本実施形態では、燃料電池ユニット12の配置作業の効率化と燃料電池ユニット12の設置状態での安定性の確保との両立を図りつつ、簡易な構成によって安定して排気することができる。
また、本実施形態では、燃料電池ユニット12の設置面102Aからの高さ寸法Z1が、開放廊下102に面する建物98の外壁100に形成された窓106の下端部106Aの設置面102Aからの高さ寸法Z2よりも短い寸法に設定されているため、建物98の外観品質を確保することができる。また、排気が開口部を介して建物の屋内に流入することを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上水熱交換器60において、貯湯タンク54の伝熱媒体56との熱交換により給水が加熱される。そして、貯湯タンク54に貯えられている湯の熱量が所定の温度の湯を生成するのに必要な熱量に対して不足する場合には、バックアップ熱源機14で給水が追加加熱されることで当該所定の温度の湯が生成され、その結果、湯を安定して供給することができる。また、バックアップ熱源機14が、建物98の外壁100に隣接されたパイプシャフト104の内側に配置されているため、パイプシャフト104の内側のスペースを有効活用することができる。さらに、パイプシャフト104と対向する燃料電池ユニット12の右側面16Bには、外壁100の反対側に向けられた排気口部18Aを備えた排気偏向アダプタ18が配置されているため、燃料電池ユニット12からの排気がパイプシャフト104によって阻害されることを抑制することができる。
<第2実施形態>
以下、図3及び図4を用いて、本発明に係る燃料電池システムの配置構造の第2実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、建物98が集合住宅とされており、本実施形態に係る「燃料電池システム110」では、建物98に設けられた「ベランダ112」に「燃料電池ユニット114」及び「バックアップ熱源機116」が配置されている。
まず、図4を用いてベランダ112の構成について説明する。ベランダ112は、建物98の居室118側と屋外側とを仕切る「外壁120」から屋外側に向かって延びる床部122と、当該床部122の屋外側の周縁部から建物上方側に向かって立設された腰壁124とを備えている。
また、ベランダ112における隣家間の境界部には、外壁120と一体に設けられて外壁120側から屋外側に向かって延びる壁部としての「隔壁126」が設けられている。この隔壁126は、その下方側の部分における腰壁124側に、隔壁126の厚さ方向から見て矩形状の貫通部128が形成されている。そして、貫通部128には、「蹴破り戸130」が配置されており、当該蹴破り戸130は、隔壁126の下方側の部分と並設された状態となっている。
そして、燃料電池ユニット114、バックアップ熱源機116及びこれらの配線及び配管を覆うカバー134が、隔壁126に沿って配置されており、これらは建物上方側からバックアップ熱源機116、カバー134、燃料電池ユニット114の順に配置されている。
燃料電池ユニット114は、その外殻を構成する筐体136の「左側面136A」がメンテナンス面及び排気面として機能している点を除いて、上述した燃料電池ユニット12と同様の構成とされている。すなわち、筐体136の左側面136Aには、その上方側の部分に排気口138が設けられており、当該排気口138の下方側には、燃料電池ユニット114のメンテナンスに用いられる開閉可能な接続口140が設けられている。
そして、燃料電池ユニット114と隔壁126との距離、すなわち筐体136の背面136Bと隔壁126との筐体136の奥行方向の間隔Y2が80[mm]に設定されている。また、燃料電池ユニット114と外壁120との距離、すなわち筐体136の右側面136Cと外壁120との筐体20の幅方向の間隔X2が150[mm]に設定されている。さらに、図4にも示されるように、隔壁126の厚さ方向から見て、燃料電池ユニット114の屋外側の端部(左側面136A)と蹴破り戸130の屋内側の端部とは、所定の間隔X3があけられており、間隔X3は200[mm]に設定されている。なお、燃料電池ユニット114が設置された床部122の設置面としての「床面122A」から筐体136の天面136Fまでの高さ寸法Z3は、700[mm]に設定されている。
バックアップ熱源機116は、標準タイプとされており、上述したバックアップ熱源機14と基本的には同様の構成とされているものの、その外形状が異なっている。なお、バックアップ熱源機116は、コンパクトタイプやスリムタイプのものであってもよい。詳しくは、バックアップ熱源機116の筐体142は、その奥行寸法D3が250[mm]に設定されており、その幅寸法W3が480[mm]に設定されており、その高さ寸法H3が750[mm]に設定されている。なお、バックアップ熱源機116と隔壁126との筐体142の奥行方向の間隔Y3は、10[mm]に設定されている。また、床面122Aから筐体142の天面142Aまでの高さ寸法Z4は、2100[mm]に設定されている。
なお、コンパクトタイプのバックアップ熱源機の一例を示すと、その筐体は、その奥行寸法が250[mm]に設定されており、その幅寸法が458[mm]に設定されており、その高さ寸法が600[mm]に設定されている。
また、筐体142の正面142Bは、メンテナンス面及び排気面として機能しており、正面142Bには、図示しない排気口が設けられていると共に、当該排気口には、排気偏向アダプタ144がその排気口部144Aを屋外側に向けられた状態で取り付けられている。
カバー134は、外形が直方体状でかつ隔壁126側及び外壁120側が開放された箱状とされており、燃料電池ユニット114に接続された配管や配線類を覆っている。このカバー134は、燃料電池ユニット114の筐体136における正面136Dから見て、その屋外側の面が、バックアップ熱源機116の筐体142における左側面142Cと同じ平面上となるように配置されている。また、カバー134は、その天面134Aがバックアップ熱源機116と当接されていると共に、その底面134Bと燃料電池ユニット114の筐体136における天面136Fとの燃料電池ユニット114の高さ方向の間隔Z5が100[mm]に設定されている。なお、カバー134の高さ寸法H4は、450[mm]に設定されている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、集合住宅である建物98のベランダ112における隣家間の境界部に配置されると共に居室118の外壁120と一体に設けられた隔壁126に沿って燃料電池ユニット114が配置されているため、ベランダ112のスペースを活用することができる。また、燃料電池ユニット114は、隔壁126の厚さ方向から見て屋外側の端部が、当該隔壁126の屋外側に並設された蹴破り戸130と所定の間隔をあけた状態で配置されていると共に、当該燃料電池ユニット114の屋外側の左側面136Aが排気面とされている。このため、燃料電池ユニット114によって蹴破り戸130の展開が阻害されるのを抑制することができる。また、燃料電池ユニット114に排気偏向アダプタ等の排気部を別途設けることなく、左側面136Aからの排気の効率を確保することができる。
また、本実施形態では、バックアップ熱源機116が燃料電池ユニット114の建物上方側に配置されて建物98の隔壁126に取り付けられているため、メンテナンス作業の効率を高めることができる。
<第3実施形態>
以下、図4を用いて、本発明に係る燃料電池システムの配置構造の第3実施形態について説明する。なお、上述した第2実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る「燃料電池システム150」では、上述した建物98のベランダ112において、外壁120に沿って燃料電池ユニット114、バックアップ熱源機116及びカバー134が上述した第2実施形態と同様の相対位置関係で配置されている。なお、バックアップ熱源機116は、コンパクトタイプやスリムタイプのものであってもよい。
詳しくは、燃料電池ユニット114及びバックアップ熱源機116は、その背面側を外壁120側とされた状態で、外壁120に設けられた開口部としての吐き出し窓156に隣接した状態で配置されている。つまり、バックアップ熱源機116の正面142Bの排気口152は、屋外側を向いた状態となっている。一方、燃料電池ユニット114の左側面136Aの排気口138には、排気部としての「排気偏向アダプタ154」が、その「排気口部154A」を屋外側に向けられた状態で取り付けられている。また、本実施形態では、カバー134は、外壁120側のみが開放された構成とされている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、燃料電池ユニット114が、建物98の居室118側と屋外側とを仕切ると共にベランダ112に面する外壁120に沿って配置されているため、集合住宅等の屋外側に浴室等を配置する場合には配管や配線が容易になる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した第1実施形態では、パイプシャフト104の内側にバックアップ熱源機14が配置されていたが、これに限らない。例えば、建物98の構成に応じてバックアップ熱源機14を外壁100に沿って配置する構成としてもよい。
(2) また、上述した第2実施形態及び第3実施形態では、ベランダ112の床面122Aからバックアップ熱源機116の天面142Aまでの高さ寸法Z4が、2000[mm]に設定されていたが、2300[mm]以下であれば適宜変更してもよい。また、高さ寸法Z3も1000[mm]以下に設定されていればよい。したがって、高さ寸法Z3がこの範囲であれば、燃料電池ユニット114は、直接床面122Aに取り付けられていてもよいし、基礎を介して床面122Aに取り付けられていてもよいし、筐体136の底面136Eに設けられた脚部及び基礎を介して床面122Aに取り付けられていてもよい。
10 燃料電池システム
12 燃料電池ユニット
14 バックアップ熱源機
16B 右側面(排気面)
16D 背面(長手方向に沿う面)
18 排気偏向アダプタ(排気部)
18A 排気口部
24 燃料電池モジュール
54 貯湯タンク
56 伝熱媒体
60 上水熱交換器(熱交換器)
98 建物
100 外壁(壁部)
102 開放廊下
102A 設置面
104 パイプシャフト
106 窓(開口部)
106A 下端部
110 燃料電池システム
112 ベランダ
116 バックアップ熱源機
120 外壁
122A 床面(設置面)
126 隔壁(壁部)
130 蹴破り戸
136A 左側面(排気面)
150 燃料電池システム
154 排気偏向アダプタ(排気部)
154A 排気口部

Claims (6)

  1. 燃料電池モジュールと、貯湯タンクと、を備え、長手方向の寸法よりも高さ方向の寸法が短く設定された直方体状の外形とされていると共に、建物の一部を構成しかつ屋外に面する壁部に沿って当該長手方向に沿う面が配置され、当該面と交差する方向に延びる排気面を備えた燃料電池ユニットを有する燃料電池システムの配置構造。
  2. 前記壁部は、開放廊下に面しかつ開口部が形成された前記建物の外壁とされ、
    前記燃料電池ユニットの当該燃料電池ユニットの設置面からの高さ寸法は、前記開口部の下端部の当該設置面からの高さ寸法よりも短い寸法に設定されている、
    請求項1に記載の燃料電池システムの配置構造。
  3. 前記貯湯タンクの伝熱媒体との熱交換により給水を加熱する熱交換器と、
    前記貯湯タンクに貯えられている湯の熱量が所定の温度の湯を生成するのに必要な熱量に対して不足する場合に前記給水を追加加熱し、当該所定の温度の湯を生成するバックアップ熱源機と、をさらに備え、
    前記バックアップ熱源機は、前記外壁と隣接しかつ前記排気面と対向するパイプシャフトの内側に配置されていると共に、
    前記排気面には、前記外壁の反対側に向けられた排気口部を備えた排気部が配置されている、
    請求項2に記載の燃料電池システムの配置構造。
  4. 前記壁部は、集合住宅のベランダにおける隣家間の境界部に配置されると共に居室の外壁と一体に設けられた隔壁とされ、
    前記燃料電池ユニットは、前記隔壁の厚さ方向から見て、屋外側の端部が前記隔壁の屋外側に並設された蹴破り戸と所定の間隔をあけた状態で配置されている、
    請求項1に記載の燃料電池システムの配置構造。
  5. 前記壁部は、ベランダに面しかつ前記建物の居室側と屋外側とを仕切る外壁とされている、
    請求項1に記載の燃料電池システムの配置構造。
  6. 前記貯湯タンクの伝熱媒体との熱交換により給水を加熱する熱交換器と、
    前記貯湯タンクに貯えられている湯の熱量が所定の温度の湯を生成するのに必要な熱量に対して不足する場合に前記給水を追加加熱し、当該所定の温度の湯を生成するバックアップ熱源機をさらに備え、
    前記バックアップ熱源機は、前記燃料電池ユニットの建物上方側に配置されて前記壁部に取り付けられている、
    請求項4又は請求項5に記載の燃料電池システムの配置構造。
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