JP6653170B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、給湯システム、特に、施設内の給湯配管へ速やかに湯を供給させる給湯システムに関する。
ホテルや総合病院等の大型施設では、要求に応じて速やかに温水利用先へ所望温度の湯を供給できるよう、施設内の給湯配管に対して常時湯を循環供給させる所謂即湯式の給湯システムが広く用いられている。従来、この種の給湯システムでは、給湯器や循環ポンプ、膨張タンク、湯水配管などの構成部品を一つの架台に組み付けて単一の給湯ユニットとしたものが提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2006−138491号公報 特開2004−44973号公報
しかしながら、上記従来の給湯システムでは、重量の重い給湯ユニット単位で搬出入や据付を行う必要があるから、作業者に対する重量的な負荷が大きかった。また、給湯ユニットの搬入作業や据付作業にクレーン設備が必要となるから、設置場所も制限される。
しかも、施設の規模が大きい場合、複数の給湯器を用いて湯水を循環供給させるように構成されるが、上記従来の給湯システムでは、循環ポンプや膨張タンクを備えた給湯ユニットとは別に、循環ポンプや膨張タンクを備えていない給湯ユニットも製造し保管しておく必要があるから、その分、管理コストが高くなる虞もある。また、それら各給湯ユニットを複数横並びで設置する際に、隣り合う給湯ユニットの湯水配管相互を連結させる手間もかかった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、施設内の給湯配管へ湯を循環供給させる給湯システムにおいて、施工性および汎用性の向上を図ると共に、管理コストの低減を図ることにある。
本発明は、湯水を所定温度に加熱する給湯器と、給湯配管と給湯器との間に構築される循環経路にて湯水を循環させる循環装置と、前記循環経路における湯水の体積膨張を吸収する膨張タンクと、給水配管から給湯器へ水を導入する給水用主配管と、給湯器から給湯配管へ湯を導出する給湯用主配管と、給湯配管から循環装置へ湯水を導く戻り主配管と、これら給湯器、循環装置、膨張タンク、給水用主配管、給湯用主配管および戻り主配管を支持する架台とを備えた給湯システムであって、循環装置は、湯水導出口および湯水導入口を有する筐体と、湯水導出口および湯水導入口相互を繋ぎ、前記循環経路の一部を構成する通水配管と、通水配管内の湯水を湯水導入口側から湯水導出口側へ流通させる循環ポンプと、前記循環経路内の過剰な圧力上昇を抑制する圧力逃がし弁とを少なくとも備え、前記筐体内に、通水配管、循環ポンプ、および圧力逃がし弁を組み込んで単一のユニットとして構成されたものであり、架台の上部に給湯器を組み付け、架台の下部における給湯器の下方の空間に循環装置、膨張タンク、給水用主配管、給湯用主配管および戻り主配管を組み付けることにより構成されるものである。
このものでは、少なくとも通水配管、循環ポンプおよび圧力逃がし弁が循環装置として単一ユニット化され、且つ、膨張タンクとは別体で構成されており、これら循環装置および膨張タンクを給湯器と分けて施工現場に搬入することができるから、作業者に対する重量的な負荷を軽減できる。また、搬入作業や据付作業にクレーン設備を必要としないから、設置場所の制限も受け難い。しかも、このものでは、循環装置および膨張タンクの配置を、給湯器の下方に設けられる空間の位置や大きさに合わせて別個に設定できるから、給湯システム全体を小型に集約して構成することができる。よって、設置場所の制限をより受け難い。
さらに、このものでは、複数の給湯器を設置するにあたって、給湯器が組み付けられた架台に対して循環装置や膨張タンク、各主配管、戻り配管等を後付けで組み付けることができるから、既述従来の給湯システムのように、循環ポンプや膨張タンクを備えた給湯ユニットと循環ポンプや膨張タンクを備えていない給湯ユニットとをそれぞれ分けて組立保管しておく必要もない。
好ましくは、上記給湯システムにおいて、給水用主配管および給湯用主配管はそれぞれ、共通の給湯器用配管接続部および往き配管接続部を備え、給湯器と給湯配管との間に湯水の循環経路を構築するにあたり、給湯器の水入口と給水用主配管の給湯器用配管接続部とを入水管により連結し、給湯器の湯出口と給湯用主配管の給湯器用配管接続部とを出湯管により連結し、給湯用主配管の往き配管接続部を止水栓により封止し、循環装置の湯水導出口と給水用主配管の往き配管接続部とを往き配管により連結し、循環装置の湯水導入口と戻り主配管の内配管接続部とを戻り配管により連結する構成とする。
このものでは、給水用主配管および給湯用主配管に共通の配管を用いることができるから、さらに給水用主配管と給湯用主配管とをそれぞれ分けて組立保管しておく必要もない。
また、上記循環経路を構築しないで、給湯器から温水利用先への出湯経路のみ構築する場合は、給湯器の水入口と給水用主配管の給湯器用配管接続部とを入水管により連結し、給湯器の湯出口と給湯用主配管の給湯器用配管接続部とを出湯管により連結し、さらに、給水用主配管および給湯用主配管の各往き配管接続部を共に止水栓により封止すればよいため、循環装置や膨張タンク、戻り主配管を施工現場に搬入する手間や架台に組み付ける手間もかからない。
好ましくは、上記給湯システムにおいて、循環装置および膨張タンクは、給湯器の前後方向に対して前後に配置される。
このものでは、特に給湯器を一台のみ設置する場合や二台の給湯器を後面合わせの状態で前後に設置する場合において、給湯システムの左右幅を小さく設定することができるから、設置場所の制限を一層受け難い。
以上のように、本発明によれば、作業者に対する重量的な負荷を軽減できるから、施工性が向上する。また、設置場所の制限も受け難いから、汎用性も向上する。さらに、既述従来の給湯システムのように、循環ポンプを備えた給湯ユニットと循環ポンプを備えていない給湯ユニットとをそれぞれ分けて組立保管しておく必要がないから、管理コストの低減を図ることも可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの第1の構成を示す概略正面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの第1の構成を示す概略左側面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの第2の構成を示す概略正面図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの第3の構成を示す概略正面図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの第3の構成を示す概略左側面図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る給湯システムの第4の構成を示す概略正面図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る給湯システム1は、外部の給水配管L1から導入される水を所定温度に加熱し、対象施設内の給湯配管L2へ導出する単数或いは複数の給湯器2と、給湯配管L2と給湯器2との間に構築される循環経路にて湯水を循環させる循環装置6と、上記循環経路内における加熱時の湯水の体積膨張を吸収する膨張タンク7と、給水配管L1と給湯器2とを繋ぐ給水用主配管3Aと、給湯配管L2と給湯器2とを繋ぐ給湯用主配管3Bと、給湯配管L2と循環装置6とを繋ぐ戻り主配管4と、外部のガス配管L3と給湯器2とを繋ぐガス主配管5と、給湯器2や給水用主配管3A、給湯用主配管3B、ガス主配管5、循環装置6、膨張タンク7等を組み付け支持する架台8とで構成されている。対象施設に設けられたカランやシャワーなどの温水利用先Pは、給湯配管L2から分岐している。
給湯器2は、縦長略直方体状の外装ケース(給湯器本体ケース)20を有しており、その下面部には、給湯器2へ湯水を導入する入水管11の接続部となる水入口21と、給湯器2から湯水を導出する出湯管12の接続部となる湯出口22と、給湯器2へガスを導入するガス導入管15の接続部となるガス入口25とが設けられている。
給湯器本体ケース20の内部には、ガス導入管15を通じて供給される燃料ガスを燃焼させて燃焼排ガスを生成するバーナ23と、入水管11を通じて導入される湯水を上記燃焼排ガスにより熱交換加熱し、出湯管12へ導出する熱交換器24とが組み込まれている。バーナ23のガス導入部は、内部配管を介してガス入口25に繋がっている。また、熱交換器24の入水ヘッダは、内部配管を介して水入口21に繋がっており、熱交換器24の出湯ヘッダは、内部配管を介して湯出口22に繋がっている。
また、図示しないが、給湯器本体ケース20の内部には、熱交換器24への通水量に基づいてバーナ23の点火や消火を行う点消火制御、熱交換器24からの出湯温度に基づいてバーナ23の燃焼量の調整を行う燃焼制御など、給湯器2の出湯動作を制御する制御回路が組み込まれている。
図1および図2に示すように、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bは、一端が閉塞され、他端に給水配管L1や給湯配管L2を接続可能な湯水配管接続部31,32を有する略直管状の管体であり、互いに同一の配管構成を有している。即ち、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bは、互いに共通の配管が用いられ、給水用主配管3A側の湯水配管接続部(給水配管接続部)31に給水配管L1が接続され、給湯用主配管3B側の湯水配管接続部(給湯配管接続部)32に給湯配管L2が接続される。
給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bの外周部にはそれぞれ、入水管11や出湯管12を接続可能な給湯器用配管接続部33が設けられており、給水用主配管3A側の給湯器用配管接続部33(入水管接続部33a)に入水管11の上流端が接続され、給湯用主配管3B側の給湯器用配管接続部33(出湯管接続部33b)に出湯管12の下流端が接続される。尚、入水管11の下流端は、給湯器2の水入口21に接続され、出湯管12の上流端は、給湯器2の湯出口22に接続される。
このように、給水用主配管3Aは、入水管11を介して給湯器2と給水配管L1とを連結し、給湯用主配管3Bは、出湯管12を介して給湯器2と給湯配管L2とを連結している。尚、給湯器2が複数台設置される場合は、給湯器2の設置台数と同一数の入水管接続部33a或いは出湯管接続部33bを備えた給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bが用いられる。
また、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bの外周部にはそれぞれ、循環装置6から湯水を導出する往き配管13を接続可能な往き配管接続部36が設けられており、給水用主配管3A側の往き配管接続部36に連結された管継手に往き配管13の下流端が接続される。一方、給湯用主配管3B側の往き配管接続部36は使用しないため、止水栓37によって封止される。
戻り主配管4は、一端に給湯配管L2を接続可能な外配管接続部41を有し、他端に循環装置6へ湯水を導入する戻り配管14を接続可能な内配管接続部42を有する略直管状の管体であり、外配管接続部41に給湯配管L2が接続され、内配管接続部42に戻り配管14の上流端が接続される。
ガス主配管5は、一端にガス配管L3を接続可能なガス配管接続部51を有し、他端にガス導入管15を接続可能なガス導入管接続部52を有する略直管状の管体であり、一端側のガス配管接続部51にガス配管L3が接続され、他端側のガス導入管接続部52にガス導入管15の上流端が接続される。尚、ガス導入管15の下流端は、給湯器2のガス入口25に接続される。
このように、ガス主配管5は、ガス導入管15を介して給湯器2とガス配管L3とを連結している。尚、給湯器2が複数台設置される場合は、ガス導入管接続部52の数が給湯器2の設置台数に合致するよう、さらにガス主配管5の外周部の中間に単数或いは複数のガス導入管接続部52を備えたガス主配管5が用いられる。
図1に示すように、循環装置6は、一つの縦長略直方体状の筐体(循環装置本体ケース)60内に、上記循環経路の一部を構成する通水配管63と、循環経路内の過剰な圧力上昇を抑制する圧力逃がし弁64と、通水配管63内の湯水を湯水導入口62から湯水導出口61へ流通させる循環ポンプ65と、通水配管63内における湯水の逆流を阻止する逆流防止弁66と、通水配管63内を流通する湯水から空気を分離し回収する気水分離器67とを組み込み、単一のユニットとして構成されたものである。
また、循環装置本体ケース60の上部には、気水分離器67の内部に繋がり、気水分離器67内に回収された空気を外部へ放出するための空気抜き弁68が接続されている。さらに、図示しないが、気水分離器67の内部には、通水配管63内の湯水の温度を検出する循環水温センサが設けられている。また、通水配管63における気水分離器67の下流側には、通水配管63内の通水量を検出する循環水量センサが設けられている。
湯水導出口61および湯水導入口62は、循環装置本体ケース60の一方の側面部(ここでは、左側面部)に設けられており、通水配管63は、これら湯水導出口61および湯水導入口62相互を繋ぐ湯水の導通経路を構成している。往き配管13の上流端は、湯水導出口61に接続され、戻り配管14の下流端は、湯水導入口62に接続される。このように、循環装置6は、戻り主配管4と給水用主配管3Aとの間に、往き配管13および戻り配管14を介して接続される。
圧力逃がし弁64、循環ポンプ65、逆流防止弁66および気水分離器67は、通水配管63に対して上流側からこの順序で配設されている。また、通水配管63の中間部には、複数(ここでは、二つ)の並列管路630が設けられており、循環ポンプ65および逆流防止弁66は、各並列管路630にそれぞれ設けられている。圧力逃がし弁64は、通水配管63における並列管路630への分岐点S1より上流側に設けられ、気水分離器67は、通水配管63における並列管路630の合流点S2より下流側に設けられている。
膨張タンク7は、縦長略円柱状に形成された密閉型の缶体であり、その底部には、戻り配管14の中間部に分岐接続される略T字状の分岐管71が設けられている。即ち、膨張タンク7は、給湯配管L2と循環装置6の湯水導入口62とを繋ぐ湯水の戻り経路に配設される。
上記のように、給湯器2の水入口21と給水用主配管3Aの入水管接続部33aとを入水管11によって連結し、且つ、給湯器2の湯出口22と給湯用主配管3Bの出湯管接続部33bとを出湯管12によって連結すると共に、循環装置6の湯水導出口61と給水用主配管3Aの往き配管接続部36とを往き配管13によって連結し、且つ、循環装置6の湯水導入口62と戻り主配管4の内配管接続部42とを戻り配管14によって連結し、さらに、給湯用主配管3Bの往き配管接続部36を止水栓37により封止し、給湯用主配管3Bの給湯配管接続部32および戻り主配管4の外配管接続部41に給湯配管L2を接続することで、給湯配管L2と給湯器2との間に湯水の循環経路が構築される。
尚、上記循環経路を構築しないで、単に給湯器2から温水利用先Pへの出湯経路のみ構築する場合は、戻り主配管4、循環装置6および膨張タンク7を架台8に組み付けないで、給湯器2の水入口21と給水用主配管3Aの入水管接続部33aとを入水管11によって連結し、且つ、給湯器2の湯出口22と給湯用主配管3Bの出湯管接続部33bとを出湯管12によって連結し、さらに、給湯用主配管3Bの給湯配管接続部32に給湯配管L2を接続する。また、この場合、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bの各往き配管接続部36は使用しないため、何れも止水栓37によって封止される。
図2および図3に示すように、架台8は、金属製の細長板材で構成された枠体であり、略長方形状の支持枠80および下枠81を側面視略逆T字状になるように組み合わせて構成されている。
支持枠80の高さ寸法は、給湯器本体ケース20の上下高さ寸法の略二倍に設定されており、支持枠80の前面側略上半域に給湯器2が組み付け固定され、支持枠80の前面側略下半域、即ち、給湯器2の下方の空間に給水用主配管3A、給湯用主配管3B、戻り主配管4、ガス主配管5、循環装置6および膨張タンク7が組み付け固定される。尚、本明細書では、給湯器2を給湯器本体ケース20の前面201側から見たときの奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
支持枠80の前面側略下半域には、下枠81の前上縁から左右上縁に沿って化粧パネル83が取り付けられる。このように給湯器2の下方の空間を化粧パネル83で囲うことで、上記各配管や循環装置6、膨張タンク7が直接的に風雨や埃に晒されるのを防止できるし、給湯システム1全体の美観の向上にも寄与する。
給水用主配管3A、給湯用主配管3B、戻り主配管4およびガス主配管5の各主配管はそれぞれ、支持枠80の前面側に沿って左右方向へ略水平に、且つ、上下に所定の間隔を存して縦並びで並設されている。給水用主配管3Aは、戻り主配管4の下側に隣接して配設され、ガス主配管5は、給水用主配管3Aの下側に隣接して配設され、給湯用主配管3Bは、ガス主配管5の下側に隣接して配設される。尚、組立作業性が著しく損なわれたり、循環経路の複雑化に伴う給湯性能の低下を招いたりする虞がなければ、これら各主配管は、上記配置構成とは異なる順序で並設してもよいし、支持枠80の後面側に沿って並設してもよいし、支持枠80の前面側と後面側とに分けて並設してもよい。
入水管接続部33a、出湯管接続部33b、往き配管接続部36およびガス導入管接続部52は、何れも各配管の外周部から上向きに突設されている。また、入水管接続部33a、出湯管接続部33bおよびガス導入管接続部52は、給湯器2の下方の空間における給湯器本体ケース20の左側面202寄りの位置、即ち、給湯器2の下方左寄りの位置に設けられている。往き配管接続部36は、支持枠80の左側辺802寄りの位置、即ち、給湯器2の下方左寄りの位置に設けられている。このように、入水管接続部33aや出湯管接続部33b、往き配管接続部36、ガス導入管接続部52などの各管接続部を給湯器2の下方一側寄りの位置に設けたことで、給湯器2の下方他側寄りの位置に、循環装置6や膨張タンク7を配置可能な空間が確保される。
支持枠80の幅寸法は、給湯器2の設置台数に応じて設定される。図2に示した給湯システム1は、給湯器2を二台横並びで設置したものであり、支持枠80の幅寸法は、給湯器本体ケース20の左右幅寸法の略二倍に設定される。また、この場合、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bには、何れも二口の給湯器用配管接続部33を備えたものが用いられ、ガス主配管5には、二口のガス導入管接続部52を備えたものが用いられる。
さらに、この場合、循環装置6は、一方(ここでは、右側)の給湯器2の下方の空間に組み付け固定され、膨張タンク7は、他方(ここでは、左側)の給湯器2の下方の空間に組み付け固定され、給水用主配管3A、給湯用主配管3B、戻り主配管4およびガス主配管5の各主配管は、循環装置6および膨張タンク7の後方の空間に組み付け固定される。尚、組立作業性が著しく損なわれたり、循環経路の複雑化に伴う給湯性能の低下を招いたりする虞がなければ、循環装置6および膨張タンク7は、それぞれ逆の位置に配設してもよいし、後述する給湯器2を一台のみ設置する場合と同様、循環装置6および膨張タンク7を支持枠80の前後に配設してもよい。
図4に示すように、給湯器2を三台横並びで設置する場合、支持枠80の幅寸法は、給湯器本体ケース20の左右幅寸法の略三倍に設定される。また、この場合、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bには、何れも三口の給湯器用配管接続部33を備えたものが用いられ、ガス主配管5には、三口のガス導入管接続部52を備えたものが用いられる。
さらに、この場合、循環装置6は、何れか一つ(ここでは、中央)の給湯器2の下方の空間に組み付け固定され、膨張タンク7は、その他(ここでは、左側)の給湯器2の下方の空間に組み付け固定される。尚、組立作業性が著しく損なわれたり、循環経路の複雑化に伴う給湯性能の低下を招いたりする虞がなければ、循環装置6および膨張タンク7は、それぞれ逆の位置に配設してもよいし、左右の給湯器2の下方、即ち、左右離れた位置に配設してもよい。また、後述する給湯器2を一台のみ設置する場合と同様、循環装置6および膨張タンク7を支持枠80の前後に配設してもよい。
図5および図6に示すように、給湯器2を一台のみ設置する場合、支持枠80の幅寸法は、給湯器本体ケース20の左右幅寸法と略同一に設定される。また、この場合、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bには、何れも一口の給湯器用配管接続部33を備えたものが用いられ、ガス主配管5には、一口のガス導入管接続部52を備えたものが用いられる。尚、給湯器2を一台のみ設置する場合は、給湯用主配管3Bおよびガス主配管5を架台8に組み付けずに、給湯器2の湯出口22に給湯配管L2を直接接続し、給湯器2のガス入口25にガス配管L3を直接接続するように構成してもよい。これにより、給湯システム1全体の部品点数を削減できるし、施工時の作業工数も削減できる。
また、この場合、循環装置6は、支持枠80の前面側における給湯器2の下方の空間に組み付け固定され、膨張タンク7は、支持枠80の後面側における給湯器2の下方に組み付け固定される。尚、組立作業性が著しく損なわれたり、循環経路の複雑化に伴う給湯性能の低下を招いたりする虞がなければ、循環装置6および膨張タンク7は、それぞれ逆の位置に配設してもよい。また、支持枠80の前面側における給湯器2の下方に十分な空間を有していれば、循環装置6および膨張タンク7を共に支持枠80の前面側における給湯器2の下方に配置してもよい。図6に示した給湯システム1では、支持枠80の前面側略下半域にのみ化粧パネル83が設けられているが、支持枠80の後面側略下半域の膨張タンク76の周囲にも化粧パネル83を設けてもよい。
図7に示すように、二台の給湯器2を前後に後面合わせの状態で設置する場合、支持枠80の幅寸法は、給湯器本体ケース20の左右幅寸法と略同一に設定され、支持枠80の前面側および後面側の略上半域にそれぞれ、給湯器2が組み付け固定される。また、この場合、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bには、何れも二口の給湯器用配管接続部33を備えたものが用いられ、ガス主配管5には、二口のガス導入管接続部52を備えたものが用いられる。
さらに、この場合、給水用主配管3A、給湯用主配管3B、戻り主配管4およびガス主配管5の各主配管は、支持枠80の前面側或いは後面側に組み付け固定され、循環装置6および膨張タンク7は、互いに異なる給湯器2の下方の空間に組み付け固定される。
図示しないが、四台の給湯器2を左右横並びで二台、前後にそれぞれ後面合わせの状態で設置する場合、支持枠80の幅寸法は、給湯器本体ケース20の左右幅寸法の略二倍に設定され、六台の給湯器2を左右横並びで三台、前後にそれぞれ後面合わせの状態で設置する場合、支持枠80の幅寸法は、給湯器本体ケース20の左右幅寸法の略三倍に設定される。また、これらの場合、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bには、何れも給湯器2の台数分の給湯器用配管接続部33を備えたものが用いられ、ガス主配管5には、給湯器2の台数分のガス導入管接続部52を備えたものが用いられる。
さらに、これらの場合、給水用主配管3A、給湯用主配管3B、戻り主配管4およびガス主配管5の各主配管は、支持枠80の前面側或いは後面側に組み付け固定され、循環装置6および膨張タンク7は、一方(例えば、前面側)の給湯器2の下方の空間に組み付け固定される。尚、組立作業性が著しく損なわれたり、循環経路の複雑化に伴う給湯性能の低下を招いたりする虞がなければ、循環装置6および膨張タンク7は、支持枠80の前面側および後面側にそれぞれ分けて配置してもよい。
このように、上記実施形態に係る給湯システム1によれば、一つの筐体(循環装置本体ケース)60内に通水配管63、圧力逃がし弁64、循環ポンプ65、逆流防止弁66および気水分離器67を組み込み、循環装置6として単一のユニットを構成し、且つ、膨張タンク7とは別体で構成されており、これら循環装置6および膨張タンク7を給湯器2と分けて施工現場に搬入することができるから、作業者に対する重量的な負荷が少ない。よって、施工性が良好である。また、搬入作業や据付作業にクレーン設備を必要としないから、設置場所の制限も受け難い。よって、汎用性も良好である。
さらに、このものでは、複数の給湯器2を設置するにあたって、給湯器2が組み付けられた架台8に対して循環装置6および膨張タンク7を施工現場にて後付けで組み付けることができるから、既述従来の給湯システムのように、循環ポンプや膨張タンクを備えた給湯ユニットと循環ポンプや膨張タンクを備えていない給湯ユニットとをそれぞれ分けて組立保管しておく必要がない。また、このものでは、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bに共通の配管が用いられているため、給水用主配管3Aと給湯用主配管3Bとをそれぞれ分けて組立保管しておく必要もない。これにより、管理コストの低減を図ることも可能である。
しかも、このものでは、循環装置6および膨張タンク7の配置を、給湯器2の下方に設けられる空間の位置や大きさに合わせて別個に設定できるから、給湯システム1全体を小型に集約して構成することができる。よって、設置場所の制限をより受け難く、汎用性が一層良好である。特に、給湯器2を一台のみ設置する場合や、二台の給湯器2を後面合わせの状態で前後に設置する場合に、循環装置6および膨張タンク7を、給湯器2の前後方向に対して前後に配置すれば、給湯システム1の左右幅を小さく設定することができるから、設置場所の制限を受け難い。よって、汎用性が一層向上する。
上記実施の形態では、給水用主配管3Aおよび給湯用主配管3Bにそれぞれ、共通の給湯器用配管接続部33および往き配管接続部36が設けられたものを説明したが、給水用主配管3Aにのみ往き配管接続部36が設けられたものであってもよいし、給水用主配管3A側の給湯器用配管接続部33(入水管接続部33a)と給湯用主配管3B側の給湯器用配管接続部33(出湯管接続部33b)とがそれぞれ異なる接続構造を有するものであってもよい。
1 給湯システム
11 入水管
12 出湯管
13 往き配管
14 戻り配管
2 給湯器
20 給湯器本体ケース
21 水入口
22 湯出口
3A 給水用主配管
3B 給湯用主配管
33 給湯器用配管接続部
36 往き配管接続部
4 戻り主配管
42 内配管接続部
6 循環装置
60 循環装置本体ケース(筐体)
61 湯水導出口
62 湯水導入口
63 通水配管
64 圧力逃がし弁
65 循環ポンプ
7 膨張タンク
8 架台
80 支持枠
L1 給水配管
L2 給湯配管

Claims (3)

  1. 湯水を所定温度に加熱する給湯器と、給湯配管と給湯器との間に構築される循環経路にて湯水を循環させる循環装置と、前記循環経路における湯水の体積膨張を吸収する膨張タンクと、給水配管から給湯器へ水を導入する給水用主配管と、給湯器から給湯配管へ湯を導出する給湯用主配管と、給湯配管から循環装置へ湯水を導く戻り主配管と、これら給湯器、循環装置、膨張タンク、給水用主配管、給湯用主配管および戻り主配管を支持する架台とを備えた給湯システムであって、
    循環装置は、湯水導出口および湯水導入口を有する筐体と、湯水導出口および湯水導入口相互を繋ぎ、前記循環経路の一部を構成する通水配管と、通水配管内の湯水を湯水導入口側から湯水導出口側へ流通させる循環ポンプと、前記循環経路内の過剰な圧力上昇を抑制する圧力逃がし弁とを少なくとも備え、前記筐体内に、通水配管、循環ポンプ、および圧力逃がし弁を組み込んで単一のユニットとして構成されたものであり
    架台の上部に給湯器を組み付け、架台の下部における給湯器の下方の空間に循環装置、膨張タンク、給水用主配管、給湯用主配管および戻り主配管を組み付けることにより構成される、給湯システム。
  2. 請求項1に記載の給湯システムにおいて、
    給水用主配管および給湯用主配管はそれぞれ、共通の給湯器用配管接続部および往き配管接続部を備え、
    給湯器と給湯配管との間に湯水の循環経路を構築するにあたり、給湯器の水入口と給水用主配管の給湯器用配管接続部とを入水管により連結し、給湯器の湯出口と給湯用主配管の給湯器用配管接続部とを出湯管により連結し、給湯用主配管の往き配管接続部を止水栓により封止し、循環装置の湯水導出口と給水用主配管の往き配管接続部とを往き配管により連結し、循環装置の湯水導入口と戻り主配管の内配管接続部とを戻り配管により連結する構成とした、給湯システム。
  3. 請求項1または2に記載の給湯システムにおいて、
    循環装置および膨張タンクは、給湯器の前後方向に対して前後に配置された、給湯システム。
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