JP5845441B2 - ヒートポンプ温水暖房装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水あるいは不凍液などの熱媒を加熱して暖房を行うことができるヒートポンプ温水暖房装置に関するものである。
従来、この種のヒートポンプ温水暖房装置は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧手段および蒸発器である蒸発器を環状に接続した冷凍回路と、この冷媒回路から冷媒の供給を受けて熱交換により水を加熱し温水へする前記水冷媒熱交換器と、この水冷媒熱交換器と接続されたシスターンタンクと、この温水を離れた箇所に供給する循環ポンプとを備え、室外機を水平仕切板で上下に分割して、その水平仕切板の上方に、シスターンタンクと循環ポンプと、温水ヘッダーが載置されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
図9は、特許文献1に記載された従来のヒートポンプ温水暖房装置の室外機100の上面内観図と正面要部内観図を示すものである。
水あるいは不凍液などの熱媒の補給と、膨張した水あるいは不凍液などの熱媒のバッファの役目をするシスターンタンク101と、温水を離れた所に設置した外部放熱器(床暖房やファンコンベクターなど)に供給する循環ポンプ102を備え、それらを全周を外装枠103で覆い、上下仕切板105で上下に分割したヒートポンプ装置104の上方に載置している。
また、外部放熱器と配管を接続するための熱媒往きポート106、熱媒戻りポート107も同じく水平仕切板105の上方で、側方に向いて配されている。また、ヒートポンプ装置104の右側方には、電源線などを収納する配管カバー108が設けられている。
図10は、図9で示したヒートポンプ温水暖房装置の室外機100に熱媒を循環する配管109と外部放熱器110を接続した施工図であり、ヒートポンプ装置104の上後方に配した熱媒往きポート106、熱媒戻りポート107と配管109を接続し、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機100後方を通して、外部放熱器110とつないでいる。
特開2010−144986号公報 特開2010−169273号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2の構成では、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機100の上方に、シスターンタンク101と循環ポンプ102を配するために、外装体が大きくなり、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機100本体を設置する条件が限定されるという課題を有していた。
また、熱媒往きポート106、熱媒戻りポート107も上下仕切板105上方にあるために、熱媒往きポート106、熱媒戻りポート107へ接続する配管109が長くなり、効率が低下する可能性があるという課題も有していた。
本発明は上記課題を解決するもので、施工性が高く、効率も向上させたヒートポンプ温水暖房装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ温水暖房装置は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記冷媒回路、前記水冷媒熱交換器を内設する外装体と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を循環させ放熱する外部放熱器と、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートとを備え、前記外装体側方に凸部を設け、前記凸部に前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートを配設し、前記熱媒往きポートを前記外装体に対して外方に、前記熱媒戻りポートを前記外装体に対して内方に配設したことを特徴とするものである。
本発明によれば、施工性が高く、効率も向上させたヒートポンプ温水暖房装置を提供できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ温水暖房装置の後方内観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の前方内観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の後方内観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の前方内観斜視図 (a)同ヒートポンプ温水暖房装置の前方外観斜視図(b)同ヒートポンプ温水暖房装置の後方外観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の後方内観施工図 同ヒートポンプ温水暖房装置の後方外観施工図 同ヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路、温水回路図 (a)従来のヒートポンプ温水暖房装置の内観上面図(b)従来のヒートポンプ温水暖房装置の正面図 従来のヒートポンプ温水暖房装置の外観施工図
第1の発明は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記冷媒回路、前記水冷媒熱交換器を内設する外装体と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を循環させ放熱する外部放熱器と、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートとを備え、前記外装体側方に凸部を設け、前記凸部に前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートを配設し、前記熱媒往きポートを前記外装体に対して外方に、前記熱媒戻りポートを前記外装体に対して内方に配設したことを特徴とするヒートポンプ温水暖房装置である。
これにより、施工の際に、配管を熱媒往きポート、熱媒戻りポートに取り付けることが必要であるが、その部位が、側方に凸状になっているために、配管の接続が容易であり、施工性が向上し、施工時間の短縮化を図ることができる。
さらに、本体右側方には、電源線も接続されるために、メンテナンススペースとして側方の壁と一定の距離を確保することが必要となるが、それに対して、右側方に配管の引き回しを行うことは、そのスペースの有効活用につながることとなる。
また、熱媒往きポートと熱媒戻りポートに接続される配管を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機の左方向へ引き回した際に、熱媒往きポートを熱媒戻りポートに対して外方に配していることで、熱媒往きポートから流出した高温の水あるいは不凍液などの熱媒が、
外方を通り、外部熱交換器で熱交換されて、低温となった水あるいは不凍液などの熱媒が、本体に近い、蒸発器に近い方を通り、熱媒戻りポートへと戻ってくる。
このとき蒸発器は、低温の状態となっており、それに対して、その低温の蒸発器から離して、高温の水あるいは不凍液などの熱媒を流す配管が配され、低温となった配管が内方になることで、配管の高温側は冷却されず、高温を維持して、外部放熱器へ送られ、外部放熱器で放熱した水あるいは不凍液などの熱媒は、蒸発器に近い位置を通ることで、より低温となって水冷媒熱交換器に送られることで、COPをより向上することが可能となり、省エネ性を高めることができる。
第2の発明は、前記熱媒往きポートと前記熱媒戻りポートとは略水平に配設され、かつ、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートの開口部が、前記外装体の後方に向くように配設したことを特徴とするもので、熱媒往きポートと熱媒戻りポートに接続される配管を略並行に引き回すことが可能となる。
そのため、引き回しが容易になるとともに、特に、熱媒往きポートと熱媒戻りポートを、本体右側方にて極力下方に配しておけば、蒸発器側に回した際にも、蒸発器を塞ぐことがなく、性能を低下させないで、配管を引き回すことが可能となる。
第3の発明は、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートをそれぞれ複数個備え、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートごとに、前記外装体に対して、上下方向に並べて配設したことを特徴とするものである。
これにより、熱媒往きポート、熱媒戻りポートに接臆される配管を本体下方にコンパクトに収納でき、配管の引き回しが容易になり施工性が向上する。
また、熱媒往きポート、熱媒戻りポートを縦に並べ、それらを略水平に配することで、本体側方の下方に集中して、複数の熱媒往きポート、熱媒戻りポートを配することができる。
特に、複数の配管をヒートポンプ温水暖房装置の左方向へ引き回す際に、蒸発器を配管が塞いでしまう恐れがあるが、熱媒往きポート、熱媒戻りポートを縦に並べ、それらを略水平に配することで、本体側方の下方に集中していることで、コンパクトに下方に配管を並べることが可能となる。
それにより、本体背面を配管を引き回す際に、熱交換を行う蒸発器を配管が塞がないように、引き回すことが可能となり、施工によって性能を悪化させることなく、容易に施工することができる。
の発明は、前記熱媒を貯湯するタンクと、前記熱媒を循環させる循環ポンプとを備え、前記循環ポンプと前記タンクとを前記外装体の後方に突出させて配設したことを特徴とするものである。
これにより、熱媒往きポートと熱媒戻りポートに接続される配管を、ヒートポンプ温水暖房装置の左方向へ引き回した際に、蒸発器を配管が塞いでしまう恐れがあるが、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機の右側方に、後方に向かって配管を取り付け、その配管を本体後方に凸状に飛び出ている後方外装板の下方を通すことで、配管上方に行くことを防ぐことが可能となる。
従って、配管が蒸発器を塞ぐことを防ぐことができ、蒸発器を通過する空気量が減じて
、性能が低下する、消費電力量が上がるなどを防ぐことができ、省エネ性に秀でたヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
これは、ヒートポンプ温水暖房装置の左方に配管を引き回す例を示したが、右方に引き回す際は、蒸発器を塞がないので、特に問題とはならないし、後方へ引き回す場合も同等であり、性能面で問題となるのは右方向に配管を引き回す場合である。
の発明は、前記凸に、外方から着脱可能なカバーを設けたことを特徴とするもので、ポート取付具カバーを外方から外すことで、その内部の温水回路のメンテナンスが可能となり、サービス性が向上する。
また、熱媒往きポート、熱媒戻りポートは、外装体側方に配したポート取付具に固定することで、強度を向上し、施工時に配管を固定する際の、強度を確保することが可能となる。
の発明は、前記熱媒往きポートを、熱動弁としたことを特徴とするもので、熱動弁は、使用される外部放熱器に準じて、開放、閉止が行われ、必要な外部放熱器にのみ、温水が流れるように制御されるものであり、外部放熱器の使用状況に応じて、加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を流す、流さないの制御ができ、使用性、省エネ性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ温水暖房装置について説明する。
図8において、1は循環される水あるいは不凍液などの熱媒を加熱するためのヒートポンプ温水暖房装置の室外機であり、2はヒートポンプ温水暖房装置の室外機1と配管3で接続された外部放熱器であり、図では床暖房などのパネル状の外部放熱器2としているが、パネルヒーターや、送風ファンを備えたファンコンベクターなどでも構わない。この配管3には、往きの熱媒往き配管3aと戻りの熱媒戻り配管3bがある。
ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1で加熱された温水が、配管3(熱媒往き配管3a)を通り、外部放熱器2へと送られ、外部放熱器2の設置された居室を暖房するのが、温水暖房であり、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1はその熱源となるものである。
このヒートポンプ温水暖房装置の室外機1内に組み込まれている部品は以下の様になっている。
ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1には、冷媒を圧縮、循環する圧縮機4、熱伝導率の高い銅管で構成された、水あるいは不凍液などの熱媒と冷媒の熱交換を行う水冷媒熱交換器5、減圧手段である膨張弁6、蒸発器である蒸発器7があり、圧縮機4、水冷媒熱交換器5、減圧手段6、蒸発器7を順次環状に接続して閉回路を構成し、冷媒を循環させる冷媒回路8を構成している。
9は蒸発器である蒸発器7に空気を搬送する送風ファンであり、蒸発器7の熱交換能力を促進している。
水冷媒熱交換器5は、銅管で構成され、冷媒管5aを外方に配し、内方に水管5bを配した二重管構造の熱交換器であり、外方を冷媒が通過し、内方を水あるいは不凍液などの熱媒が冷媒の流れと逆方向から流入し流れ、冷媒と水あるいは不凍液などの熱媒が熱交換を行うようになっている。
10は冷媒回路8の中で、水冷媒熱交換器5にロウ付けされて取り付けられた凝縮温センサー、11は圧縮機4の圧縮機吐出配管12に設けられた圧縮機出口温センサー、13は蒸発器7の空気熱交出口配管14に設けられた空気熱交出口温センサーである。
一方、水冷媒熱交換器5に水あるいは不凍液などの熱媒を循環し、冷媒と熱交換を行うのが温水回路15である。
16は、温水回路15内の水あるいは不凍液などの熱媒を強制的に循環する循環ポンプであり、水冷媒熱交換器5の上流側に配されている。17は、循環ポンプ16の上流に配されたシスターンタンクであり、そのシスターンタンク17には、シスターンタンク17に水あるいは不凍液などの熱媒を補給するために開口するキャップ18、シスターンタンク17内の水位を検出する水位センサー19が設けられている
20は、水冷媒熱交換器5で加熱された温水を外部放熱器2に送るために温水回路15の往き側の末端部に設けられた熱動弁であり、使用される外部放熱器2に準じて、開放、閉止が行われ、必要な外部放熱器2にのみ、温水が流れるように制御される。21は熱動弁20の先に設けられた熱媒往きポートであり、この熱媒往きポート21に配管3が接続される。全ての外部放熱器2が使用されない時は、熱動弁20は閉止されている。
図8では、熱動弁20が4ケ使用している図となっているが、これは1ケの場合もあれば、もっと数量の多い場合もある。また、熱動弁20のない場合もなく、直接外部放熱器2へ水あるいは不凍液などの熱媒を流す場合もある。
22は、温水回路15と、熱動弁20をつなぐ往きヘッダ管であり、温水回路15の1箇所が、熱動弁20の数量に応じた複数個所へと分岐される。熱動弁20が一ケの場合は、そのまま熱動弁に接続されることとなる。
23は、外部放熱器3で放熱されて、温度の低下した温水が温水回路15に戻ってくる際の熱媒戻りポートであり、この熱媒戻りポートの数量は、熱動弁20の数量と同じとなり、この図7では4ケとなっている。熱動弁20が1ケの場合、熱媒戻りポート23も1ケとなる。
この熱媒戻りポート23には、戻りヘッダ24があり、熱媒戻りポート23の複数個所が、1箇所の温水配管15へと合流する。熱動弁20、熱媒戻りポート23が1ケの場合は、ヘッダ形状ではなく、そのまま接続される。
25は、水冷媒熱交換器5に入る温水の温度を測定する水冷媒熱交換器入口温センサー、26は、水冷媒熱交換器5の出口側の水あるいは不凍液などの熱媒の温度を測定するための水冷媒熱交換器出口温センサーである。
27は、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の各種アクチュエーターやセンサーの制御を行う電装制御装置、28は使用者がヒートポンプ給湯機の室外機1の運転を行い、居室の温度などの各種設定を行うためのリモコンである。
この図8のヒートポンプ温水暖房装置の冷凍回路及び温水回路図で示した部品をレイア
ウトしたヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の構成を示す図が、図1〜図7であり、図1〜図4は内観斜視図を示し、図5は外観斜視図を示し、図6、図7は施工図を示している。また、付与した番号は図7と同じである。
図1〜図4より、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の最下部には底板29があり、この底板29の右方に圧縮機4が載置されている。水冷媒熱交換器5は冷媒管5aを外方に配し、外方に水管5bを配した二重管構造の熱交換器であり、コンパクトになるように螺旋形状で構成され、底板27上に載置されている。この冷媒管5aと水管5bの流体の流れは、対向流となっている。
冷媒回路8に含まれる冷媒管5aにおいては、圧縮機4にて高圧まで圧縮されて吐出された高温の冷媒は最上部前面側から、水冷媒熱交換器5に圧縮機吐出配管12で結ばれている。
水管5bにおいても、水は、最下部から上方へと加熱され、最上部前面側から、温水回路15へと導かれている。これは、高温になり密度の下がった水を、上部から導くことで、浮力も加えて、循環ポンプ16の動力を減ずることができるためである。
また、水冷媒熱交換器5熱動弁20、あるいは、熱媒戻りポート23と接続されている温水回路15は、圧縮機4の前面を通してある。
図4に記載のように、水冷媒熱交換器5の断熱性を高めるために、発泡スチロールなどの断熱材で構成された放熱器断熱材であり、放熱器断熱材上30aと放熱器断熱材下30bで水冷媒熱交換器5を挟み込んだ形をしており、放熱器断熱材下30bは、底板29の平面部の凹凸部に係合するように底板29上に載置されている。
図2に記載のように、31は、放熱器断熱材30の外上方に配されたカバー体あり、放熱器断熱材上30a、下30bの前後左右上面を覆う形になっている。ただし、ここではカバー体31として放熱器断熱材30と別部品を用いた構成を図示しているが、カバー体31を放熱器断熱材30と兼用することも可能である。(図4では、水冷媒熱交換器5が見えるように、放熱器断熱材30、カバー体31の一部をカットしている、実際にはこのようにカットされている形状ではない)。
7は蒸発器である蒸発器であり、水冷媒熱交換器5の後横部を覆うようにL字状に折り曲げられた形をしており、底板29に載置されている。
9は、蒸発器7の内方、カバー体29の上方に配された送風ファンであり、蒸発器7を強制的に空気を通過させ、空気と冷媒の熱交換を促進する。32は送風ファン9を駆動する送風モータ、33は送風モータ32を保持するモータ台であり、モータ台33は、カバー体31上面に固定されている。
34は、送風ファン9、水冷媒熱交換器5の部分と、圧縮機4、減圧手段である膨張弁6の部分を隔離するための、仕切板である。
電装制御装置27は、仕切版34の上方に載置されおり、この電装制御装置27から、右側方に電源線接続ターミナル35a、リモコン接続ターミナル35bが取り出されている。
そして、ここまで記載した各種部品が、ヒートポンプ温水暖房装置本体1の外装体36に収納されている。この外装体は、図5の外観斜視図で示すが、底板29に取り付けられ
た、前方を覆う前板37、右側方及び右後方を覆う右側板38、左側方を覆う左側板39があり、前板37、右側板38、左側板39に載置されて上方を覆う天板40で構成されている。
熱動弁20は、外装体36の右側方、圧縮機4の右外方で、右側板38の外に飛び出た形で複数の熱動弁が縦に並ぶように配されている。もちろん熱動弁20が1ケの場合は、右側板38の外に1ケ配されていることとなる。
この、熱動弁20は、水冷媒熱交換器5で加熱され、温水となった水あるいは不凍液などの熱媒を外部放熱器2へ配管3を通して、ヒートポンプ温水暖房装置1から送る際の通過部品となる。熱動弁20の先端には、熱媒往きポート21があり、熱動弁20、熱媒往きポート21を通過して、水あるいは不凍液などの熱媒は、配管3に送られる。(配管は図7参照)。
また、熱動弁20の側内方で、同じく右側板38の外に飛び出た部分には、同じく縦に並んだ、熱媒戻りポート23が、熱動弁20と略水平方向になるように配されており、外部放熱器2で放熱され、低温となった、水あるいは不凍液などの熱媒を温水配管15へ戻って来る際の通過口の役目をしている。
そして、熱媒往きポート21と熱媒戻りポート23の開口部分は、外装体36の後方に向かった形状となっている。
41は、熱動弁20と熱媒戻りポート23が取り付けられている、ポート取付具41であり、このポート取付具41は底板29に固定されている。42はポート取付具41の外方に設けられたポート取付具カバーでありポート取付具41に保持されている。
そして、このポート取付具41とポート取付具カバー42は、右側板38の外方に凸状に突出した形状で取り付けてある。
このように、熱動弁20と熱媒戻りポート23、それらが取り付けられたポート取付具41、ポート取付具カバー42は、ヒートポンプ温水暖房装置の外装体36から側方に凸状に突出した箇所に配されていることとなる。
22は熱動弁20に接続された往きヘッダ管であり、この往きヘッダ管22と、水冷媒熱交換器5の水管5bをつなぐ温水回路15である、熱動弁配管43であり、この熱動弁配管43には水冷媒熱交換器出口温センサー26が取り付けられている。
17は、圧縮機4後方の右側板38の後方に飛び出した形状で設けられたシスターンタンクである。このシスターンタンク17の下面には、熱媒戻りポート23と一体化された戻りヘッダ管24に接続された戻りポート配管44が接続されており、外部放熱器2により、放熱され温度の低下した水あるいは不凍液などの熱媒が、シスターンタンク17に導かれることとなる。
このシスターンタンク17は、低温から高温となり、体積が増した水あるいは不凍液などの熱媒の、体積膨張分を吸収する役目も持っている。特に体積膨張率の大きな不凍液を使用する際に、水あるいは不凍液などの熱媒が溢れないように容積が決めてある。
18は、シスターンタンク17上方に設けられた、キャップであり、このキャップ18を外して水あるいは不凍液などの熱媒を補給する。
また、このキャップ18には、一部に切れ込みがあり、シスターンタンク17内の上昇した圧力を逃がすこともできる。また、シスターンタンク17に規定以上の水あるいは不凍液などの熱媒が入れられた際は、このキャップ18より膨張した水あるいは不凍液などの熱媒が溢れることとなり、それを外方に逃がすこととしている。
19は、シスターンタンク17に設けられた、水位センサーであり、シスターンタンク17内の水位を検知し、水位が下がると、警告を使用者に知らせ、リモコン28に表示することで、水あるいは不凍液などの熱媒の補給を使用者に促す。
循環ポンプ16はシスターンタンク17の下方に配され、シスターンタンク17と同じく、圧縮機4後方の右側板38の背面に飛び出した形状で設けられている。45は、シスターンタンク17の下方から引き出された、ポンプ往き配管であり、このポンプ往き配管45は、シスターンタンク17の下方に配された循環ポンプ16と接続されており、上方から下方へと水あるいは不凍液などの熱媒が流通する形状となっている。
つまり、シスターンタンク17、ポンプ往き配管45、循環ポンプ16はいずれも、圧縮機4後方の右側板38の背面に突出した位置に配されていることとなる。
循環ポンプ16は、温水回路15内を、温水が強制的に循環するように、運転を行う。そして、この循環ポンプ16は、水冷媒熱交換器5と、ポンプ出口配管46でつながっており、このポンプ出口配管46に、水冷媒熱交換器5に入る温水の温度を測定する水冷媒熱交換器入口温センサー25が取り付けてある。
図5は、外装体36を取り付けた状態の、ヒートポンプ温水暖房装置の外観斜視図である。前述した、循環ポンプ16、シスターンタンク17は、圧縮機4後方で、外装体36の右側板38後方に凸状に飛び出した、後方外装体47に覆われており、循環ポンプ16、シスターンタンク17に外部から水が浸入することを防いでいる。この後方外装体47は、最下部にある後方底板47a、側方を覆うように構成される後方側板47b、最上部にある後方上板47cで構成されている。
このように、図8の、ヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路、温水回路図で見れば、破線Aで囲まれた範囲が、圧縮機4側方のヒートポンプ温水暖房装置の室外機1右側方に凸状に突出された部分であり、破線Bで囲まれた部分が、圧縮機後方である、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1後方にレイアウトされた、後方外装体47の内方に収められている部分となる。
再び、図5に戻って、右側板38の右方外方には、配管カバー49が設けられ、この配管バー50内方の、右側板38に、ポート取付具41とポート取付具カバー42が取り付けられておりポート取付具41に、熱動弁20と熱媒戻りポート23が取り付けられており、同じく外部から水が浸入することを防いでいる。
この外装体36である前板37には、送風ファン9と同心円状の吹出し口37aがあり、この吹出し口37aには、送風ファン9と同心円状に内周面から径方向外方に向かって、略半円状に湾曲する絞り形状のベルマウス37bを設けている。
このベルマウス37bは、送風ファン9を回転させ、送風ファン9上流にある蒸発器7から吸引して、送風ファン前方にある前板37の吹出し口37aから、吹出し風を放出することにより、熱交換を行っている。
51は、送風ファン9からの吹出し風を通過させるための格子状の開口部を有する吹出
しグリルであり、前板37の吹出し口37a前方に出っ張り状に設けられて、吹出し風を整流することで低騒音化を図るとともに、送風ファン9に手が触れないように保護の役割をしている。
このヒートポンプ温水暖房装置の室外機1に、配管を取り付けた施工図が図6、図7であり、図7は図6に、配管カバー50を取り付けた図である。
まず、52は、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1を載置し、100mm程度浮かして本体を保持する、ブロックベースであり、一般的にはコンクリートや、樹脂などでできている。
53は、電源接続ターミナル35aとつなぎ、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1に電源を供給する電源線、54はリモコン接続ターミナル35bと接続し、リモコン28に電源を供給し、データのやり取りを行うためのリモコン線である。
3は、熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23に取り付けられた配管であり、この配管3は、内部が架橋PE管となっており、その外方に被覆材として、断熱材が設けられている。
そして、この配管3を外部放熱器2と接続して、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機で加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を、熱媒往きポート21から、熱媒往き配管3aを通り、外部放熱器2へと送り、暖房を行い、そこで熱交換されて低温となった、水あるいは不凍液などの熱媒が、熱媒戻り配管3bを通り、熱媒戻りポート23へと戻され、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の中で、再度加熱されることとなり、この動作を繰り返すこととなる。
この図6、図7では、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)が本体左方向に回した状態を記載してあるが、左方向の場合も、そのまま真っ直ぐに引き回す場合もある。ただ、図7の様に、本体左方向への引き回しが、最も難しく、蒸発器7を塞いで、蒸発器7の面積が減じ、熱交換量が減り、効率が低下することを避けなくてはならない。
この様に、施工の際は、配管3、電源線53、リモコン線54をヒートポンプ温水暖房装置の室外機1に取り付けることが必要となる。
図7は、配管3や電源線53、リモコン線54を取り付けた後、配管カバー50を取り付けた図である。
施工においては、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1を、ブロックベース52に載置する。(それ以外の方法もあり、置き台に載置するなどもある)
配管カバー50を外した、図6の様な状態として、次に、電源線53を、電源接続ターミナル35aとつなぎ、リモコン28とつながったリモコン線54をリモコン接続ターミナル35bと接続する。
さらに、外部放熱器2と接続された配管3を熱動弁20とつながった熱媒往きポート21と接続し、さらに配管3を熱媒往きポート21の内方に配された熱媒戻りポート23へと接続する。
次に、シスターンタンク17のキャップ18を開けて、所定の量まで水あるいは不凍液などの熱媒を注入する。この際に、シスターンタンク17の下方に配された循環ポンプ16を動作させることで、水あるいは不凍液などの熱媒は、温水回路15、配管3、外部放
熱器2と万遍に行渡らせる。
これで施工が完了し、リモコン28での運転動作を行うと、運転が開始する。
ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の運転は、リモコンで運転を開始すると、圧縮機4を動作し、高圧まで圧縮されて吐出された冷媒は、圧縮機吐出管12を通り、水冷媒熱交換器5に送られ、循環ポンプ16により送られてきた水あるいは不凍液などの熱媒と熱交関して放熱する。これにより、加熱された水あるいは不凍液などの熱媒は低温の熱媒から高温の熱媒となる。
水冷媒熱交換器5から流出する冷媒は、減圧手段である膨張弁6にて減圧膨張され、蒸発器である蒸発器7に送られ、送風ファン9にて送られた空気と熱交換して、蒸発器である蒸発器7を通過する間に、蒸発してガス化する。このガス化した冷媒は、再度圧縮機4に吸入され、再度圧縮される過程を繰り返し、水冷媒熱交換器5を通過する低温の熱媒は徐々に加熱される。
温水回路15に関しては、循環ポンプ16を運転することで、水冷媒熱交換器5において、冷媒回路8で加熱され水あるいは不凍液などの熱媒は、強制的に、往きヘッダ管22に送られ、この往きヘッダ管で22で複数個所(図では4箇所、これが1箇所で分岐されないケースもある)に分岐され熱動弁20に送られる。
熱動弁20は、リモコン28で設定された外部放熱器2へと流れる箇所が開放され、それ以外の箇所は閉止されており、この熱動弁20、熱媒往きポート21を介して、ヒートポンプ温水暖房装置1の外部に取り付けられた熱媒往き配管3aを通り、外部放熱器2へと導かれる。外部放熱器2では放熱が行われ、外部放熱器2が設置された居室などを暖房する。
外部放熱器2で放熱し、低温となった水あるいは不凍液などの熱媒は、熱媒戻り配管3bを通り、熱媒往きポート21略水平方向の内方に配された熱媒戻りポート23へと流れてくる。熱媒戻りポート23、戻りヘッダ管24を通過して、戻りポート配管44を通り、シスターンタンク17の下面よりシスターンタンク17へと入ってくる。
このシスターンタンク17には上方に空気層を有するように、一定量の水あるいは不凍液などの熱媒が入っている。その後、同じくシスターンタンク17の下面より、ポンプ往き配管45を通り、循環ポンプ16へと強制的に吸引され、循環ポンプ16にて強制的にポンプ出口配管46に送られ、低温となった水あるいは不凍液などの熱媒は、水冷媒熱交換器5で加熱されて、再び外部放熱器2へと導かれる動作を繰り返すことで、外部放熱器2で放熱した水あるいは不凍液などの熱媒で、居室の暖房が行われることとなる。
この際に、まず施工において、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の右側方の凸状になった箇所に、後方に向かって配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を取り付け、それに配管カバー50を取り付けることで、その工事は、エアコンの施工とほぼ同じとなる。(エアコンの場合は、室外機と室内機とを接続する配管を同じ形で工事を行う)。
そのため、エアコンにて、冷媒配管を接続する箇所とほぼ同じであるために、エアコンの工事と同じ対応ができることで、習熟していない施工業者でも施工が容易になる。
むしろ、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)は、熱媒往きポート21、あるいは熱媒戻りポート23へ差込み、金具で固定する方法が一般的なために、工具が不要
で、施工性はエアコンよりも容易になる。そのため、施工業者はエアコンと同じ要領でより簡単に作業を行うことができ、作業性が大幅に向上する。
特に、施工の際には、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23に取り付けることが必要であるが、その熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23が、側方に凸状になっているために、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)の接続が容易であり、施工性が向上し、施工時間の短縮化を図ることができる。
また、凸状になった部位に熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23を設けることで、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の側方に引き回す際も、図6あるいは図7の様に、その側方から、背面へと引き回すことができ、配管3の曲率半径を大きくすることができる。
配管3としては、このようなヒートポンプ温水暖房装置の場合、φ10の架橋ポリエチレン管が使用されるケースが多いが、この最小曲げ半径としてはR150以上が望ましい、ということに対して、R150以上を確保できることとなる。
加えて、施工の際には、図6で示した様に、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を取り付けた後に、図7の様に配管カバー50が取り付けられ、熱媒往きポート21や、熱媒戻りポート23は配管カバーで覆われることとなる。
配管3には、主として、架橋ポリエチレン管が使用され、その架橋ポリエチレン管の外方に、被覆材として、断熱材が設けられている。架橋ポリエチレン管は太陽光線なおどの紫外線により劣化し、亀裂などが生じ、水漏れする恐れがあることが知られている。
それに対して、この断熱材は断熱性能を高めるとともに、架橋ポリエチレン管を紫外線から保護する役目も持っている。
熱媒往きポート21や熱媒戻りポート23と、架橋ポリエチレン管の接続部は、断熱材がない状態となる。それに対して、配管カバー50を設けることで、その接続部を太陽光線から遮蔽することができ、劣化することを防ぎ、長期間にわたり品質の確保ができる施工とすることができる。そのためには、配管カバーは、樹脂の場合は紫外線吸収剤を入れ、内方に紫外線が透過しないようにすることが望ましい。
さらに、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1本体右側方には、電源線接続ターミナル35aや、リモコン接続ターミナル35bに電源線53やリモコン28用のリモコン線54も接続されるために、メンテナンススペースとして側方の壁と一定の距離を確保することが必要となる。それに対して、右側方に配管の引き回しを行うことは、そのスペースの有効活用につながることとなる。
また、熱媒往きポート21と熱媒戻りポート23を略水平方向に並べることで、熱媒往きポート21と熱媒戻りポート23に接続される配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を略並行に引き回すことが可能となる。
そのため、引き回しが容易になるとともに、特に、熱媒往きポート21と熱媒戻りポート23を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1右側方にて極力下方に配しておけば、蒸発器7側に回した際にも、蒸発器7を塞ぐことがなく、性能を低下させないで、配管を引き回すことが可能となる。
特に、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方向へ引き回した際に、蒸発器7を配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)が塞いでしまう恐れがあるが、図6、図7で示すように、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の右側方に、後方に向かって配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を取り付け、その配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を本体後方に凸状に飛び出ている、後方外装板47の下方を通すことで、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)が上方に行くことを防ぐことが可能となり、配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)が、蒸発器7を防ぐことができ、蒸発器7を通過する空気量が減じて、性能が低下する、消費電力量が上がるなどを防ぐことができ、省エネ性に秀でたヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
これは、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方に配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を引き回す例を示したが、右方に引き回す際は、蒸発器7を塞がないので、特に問題とはならないし、後方へ引き回す場合も同等であり、性能面で問題となるのは右方向に配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を引き回す場合である。
また、熱媒往きポート21と熱媒戻りポート23に接続される配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方向へ引き回した際に、熱媒往きポート21を熱媒戻りポート23に対して外方に配していることで、背面を引き回す際には、熱媒往きポート21から流出した高温の水あるいは不凍液などの熱媒往き配管3aが、外方を通り、外部熱交換器2で熱交換されて、低温となった水あるいは不凍液などの熱媒が、熱媒戻り配管3bを通り、本体に近い、蒸発器7に近い方を通り、熱媒戻りポート23へと戻ってくる。
蒸発器である蒸発器7は、低温の状態となっており、それに対して、その低温の蒸発器7から離して、高温の水あるいは不凍液などの熱媒を流す熱媒往き配管3aが配され、低温となった熱媒戻り配管3bが内方になることで、熱媒往き配管3aの高温側は冷却されず、高温を維持して、外部放熱器2へ送られ、外部放熱器2で放熱した水あるいは不凍液などの熱媒は、蒸発器7に近い位置を通ることで、より低温となって水冷媒熱交換器に送られることで、COPをより向上することが可能となり、省エネ性を高めることができる。
加えて、熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23は複数備え(図1、図3では一例として4個となっている)、複数個ある熱媒往きポート21、前記熱媒戻りポート23を縦に並べて配置しておけておくことで、熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23に接続される配管3を本体下方にコンパクトに収納でき、配管2の引き回しが容易になり施工性が向上する。
また、熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23を縦に並べ、それらを略水平に配することで、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1本体側方の下方に集中して、複数の熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23を配することができる。特に、複数の配管3を暖房用ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方向へ引き回す際に、蒸発器7を配管3が塞いでしまう恐れがあるが、熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23を縦に並べ、それらを略水平に配することで、本体側方の下方に集中させることができ、コンパクトに下方に配管3を並べることが可能となる。
それにより、本体背面に配管3を引き回す際に、熱交換を行う蒸発器7を配管3が塞がないように、引き回すことが可能となり、施工によって性能を悪化させることなく、容易に施工することができる。
さらに、温水回路15は、外部放熱器2で熱交換された水あるいは不凍液などの熱媒を戻す熱媒戻りポート23、水冷媒熱交換器5で加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を貯湯するシスターンタンク17、水あるいは不凍液などの熱媒を搬送する循環ポンプ16、水冷媒熱交換器5、水あるいは不凍液などの熱媒を外部放熱器2に接続された配管3へ放出する熱媒往きポート21を接続し、循環ポンプ16をシスターンタンク17の下方に配し、圧縮機4後方に設けた外装体36から凸状に突出させて後方外装体47を設け、この後方外装体47に、シスターンタンク17と循環ポンプ16を収納し、外装体36側方に設けた外装体36から凸状に突出したポート取付具41に熱媒往きポート21と熱媒戻りポート23を取り付けることで、熱媒往きポート21と熱媒戻りポート23に接続される配管3を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方向へ引き回した際に、外装体36の右側方に凸状に飛び出た熱媒往きポート21、あるいは熱媒戻りポート23へと接続された配管3は後方へ延びた形状となり、その後ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の後方を通過することとなる。
この際に、蒸発器7を配管3が塞いでしまう恐れがあるが、図6あるいは図7で示すように、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の右側方に、後方に向かって配管3を取り付け、その配管3を本体後方に凸状に飛び出ている、後方外装板47の下方を通すことで、配管3が上方に行くことを防ぐことが可能となり、配管3が、蒸発器を塞ぐことを防ぐことができ、蒸発器7を通過する空気量が減じて、性能が低下する、消費電力量が上がるなどを防ぐことができ、省エネ性に秀でたヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
これは、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方に配管3を引き回す例を示したが、右方に引き回す際は、蒸発器7を塞がないので、特に問題とはならないし、後方へ引き回す場合も同等であり、性能面で問題となるのは右方向に配管3を引き回す場合である。
また、熱媒往きポート21は、水あるいは不凍液などの熱媒の流通の開、閉を行う熱動弁20としていることで、熱動弁20は、使用される外部放熱器2に準じて、開放、閉止が行われ、必要な外部放熱器2にのみ、水あるいは不凍液などの熱媒が流れるように制御されるものであり、外部放熱器2の使用状況に応じて、加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を流す、流さないの制御ができ、使用性、省エネ性が向上する。
もちろん、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1のフォルムは、通常のエアコンから、後方に後方外装体47を設け、右側方に通常のエアコンでもある配管カバー50を設けた形なので、極端に大きくなることはない。そのため、コスト面でも上昇は抑えられ、コストダウンも可能である。
また、ヒートポンプ温水暖房装置の本体1はベースとなるエアコンより、後方の後方外装体47が大きくなるが、投影面積は大きく変わらず、梱包容積も極端に増えることとなり、倉庫保管の際の、保管料のアップも最小に抑えられ、コストダウンも可能となる。
以上のように、本発明は、ヒートポンプ温水暖房装置本体をなるべくコンパクトに維持しつつ、施工性の向上及び、性能を向上させるとともに、メンテナンス性を向上させるために、非常に有効であると言える。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ温水暖房装置は、施工性が高く、効率も向上するため、床暖房あるいは温水暖房などの暖房機器用いられる。
4 圧縮機
5 水冷媒熱交換器
7 蒸発器
8 冷媒回路
16 循環ポンプ
17 シスターンタンク
21 熱媒往きポート(熱媒往きポート)
23 熱媒戻りポート(熱媒戻りポート)
36 外装体
41 ポート取付具(凸部)
42 ポート取付具カバー

Claims (6)

  1. 圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記冷媒回路、前記水冷媒熱交換器を内設する外装体と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を循環させ放熱する外部放熱器と、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートとを備え、前記外装体側方に凸部を設け、前記凸部に前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートを配設し、前記熱媒往きポートを前記外装体に対して外方に、前記熱媒戻りポートを前記外装体に対して内方に配設したことを特徴とするヒートポンプ温水暖房装置。
  2. 前記熱媒往きポートと前記熱媒戻りポートとは略水平に配設され、かつ、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートの開口部が、前記外装体の後方に向くように配設したことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
  3. 前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートをそれぞれ複数個備え、前記熱媒往きポート、前記熱媒戻りポートごとに、前記外装体に対して、上下方向に並べて配設したことを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
  4. 前記熱媒を貯湯するタンクと、前記熱媒を循環させる循環ポンプとを備え、前記循環ポンプと前記タンクとを前記外装体の後方に突出させて配設したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
  5. 前記凸に、外方から着脱可能なカバーを設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
  6. 前記熱媒往きポートを、熱動弁としたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
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