JP5838295B2 - ヒートポンプ温水暖房装置 - Google Patents

ヒートポンプ温水暖房装置 Download PDF

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Description

本発明は、水あるいは不凍液などの熱媒を加熱して暖房を行うことができるヒートポン
プ温水暖房装置に関するものである。
従来、この種のヒートポンプ温水暖房装置は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧手段および蒸発器である蒸発器を環状に接続した冷凍回路と、この冷媒回路から冷媒の供給を受けて熱交換により低温の水あるいは不凍液などの熱媒を加熱し高温の水あるいは不凍液などの熱媒とする水冷媒熱交換器と、この水冷媒熱交換器で加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を搬送する循環ポンプと、加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を貯めるシスターンタンクを備え、前記シスターンタンクと循環ポンプはヒートポンプ装置の上に載置されている。
図10は、従来のヒートポンプ温水暖房装置100の上面内観図と正面要部内観図を示すものであり、水あるいは不凍液などの熱媒の補給と、膨張した水あるいは不凍液などの熱媒のバッファの役目をするシスターンタンク101と、温水を離れた所に設置した外部放熱器(床暖房やファンコンベクターなど)に供給する循環ポンプ102を備え、それらを全周を外装枠103で覆い、ヒートポンプ装置104を上下仕切板105で上下に分割した上方に載置したことを特徴としている。
また、外部放熱器と配管を接続するための複数の接続口を有する熱媒往きポート106、熱媒戻りポート107も同じく水平仕切板105の上方で、複数の接続口は水平方向に、後方に向いて配されている。また、ヒートポンプ装置104の右側方には、電源線などを収納する配管カバー108が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、図11は、ヒートポンプ温水暖房装置ではなく、温水加熱機能付き冷暖房用エアコン111であり、圧縮機112を含む冷凍回路を室外ケーシング111に収納し、室外ケーシング111の背面にユニットボックス113を設け、このユニットボックス113にシスターンタンク114を収納している。
また、循環ポンプ115は、室外ケーシング111内の圧縮機112側方の配されている。また、外部放熱器と接続する熱媒往きポート116、熱媒戻りポート117は、シスターンタンク114下方の室外ケーシング113下面に配されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−144986号公報 特許第4049602号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、水を貯めるシスターンタンク101、水を搬送する循環ポンプ102が、ヒートポンプ装置の上方にあることは、シスターンタンク101から膨張した水が溢れて漏れた場合、あるいは、循環ポンプ102の配管接合部から漏れた場合などに、ヒートポンプ装置100に流れ、ヒートポンプ装置100内部に侵入することで可能性がある。
それを防ぐために、ヒートポンプ装置上方のシスターンタンク101周囲に堰を設けるなどの対策を行うことが必要だが、そのことは部品点数の増加、ひいてはコストアップにつながることとなるなど、コスト面で課題を有している。
また、特許文献2の構成では、温水加熱機能付き冷暖房用エアコン111のため構成が異なっているだが、循環ポンプ115は室外機ケーシング111内に収納されており、シスターンタンク114と距離が長くなるので効率低下や、圧損上昇の可能性があるとともに、循環ポンプ115が、室外機のケーシング111内に収納されており、その近傍に圧縮機112があるために、振動が共振して異常音となる恐れがある。また、循環ポンプ115が室外ケーシング111内にあるために、その交換が困難であるという課題も有していた。
本発明は上記課題を解決するもので、低騒音化およびメンテナンス性の向上を実現したヒートポンプ温水暖房装置を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ温水暖房装置は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を外部放熱器へと循環させる循環ポンプと、前記熱媒を貯湯するシスターンタンクとを備え、前記シスターンタンクの下方に前記循環ポンプを配設し、前記循環ポンプは、前記シスターンタンクと連結する配管で上方に付勢され保持されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、低騒音化およびメンテナンス性の向上を実現したヒートポンプ温水暖房装置を提供できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ温水暖房装置の後方内観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の前方内観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の後方内斜視観図 同ヒートポンプ温水暖房装置の前方内観斜視図 (a)同ヒートポンプ温水暖房装置の前方外観斜視図(b)同ヒートポンプ温水暖房装置の後方外観斜視図 同ヒートポンプ温水暖房装置の内観要部側面図 同ヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路、温水回路図 同ヒートポンプ温水暖房装置の後方外観施工図 同ヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路、温水回路図 (a)従来のヒートポンプ温水暖房装置の内観上面図(b)従来のヒートポンプ温水暖房装置の正面図 (a)従来のヒートポンプ温水暖房装置の後方外観斜視図(b)従来のヒートポンプ温水暖房装置の正面図
第1の発明は、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を外部放熱器へと循環させる循環ポンプと、前記熱媒を貯湯するシスターンタンクとを備え、前記シスターンタンクの下方に前記循環ポンプを配設し、前記循環ポンプは、前記シスターンタンクと連結する配管で上方に付勢され保持されていることを特徴とするヒートポンプ温水暖房装置ものである。
これにより、シスターンタンクと循環ポンプを接続する配管を短配管とすることができ、曲げ数も減らすことが可能であることから、循環ポンプの動力を低減でき、その結果、消費電力を減らし、省エネとすることができ、効率向上を図ることができる。
また、設置の際には、運転させる前に、シスターンタンク内部の水あるいは不凍液などの熱媒が、まずは循環ポンプに入り、循環ポンプにエアー噛みが生じないこととなり、エアー噛みのない状態で、全配管経路に万遍に水あるいは不凍液などの熱媒を行きわたらせることが容易に出来、施工時間の短縮化を図ることができる。また、循環ポンプの自由度を高くすることで、振動の低減を図ることができる。
第2の発明は、前記冷媒回路を収納する外装体を備え、前記外装体は外方へ突出した後方外装体を有し、前記後方外装体内に、前記シスターンタンクと前記循環ポンプとを収納したことを特徴とするものである。
これにより、後方の外装体より凸状に飛び出した後方外装体にシスターンタンクと循環ポンプとを配していることで、振動、騒音源である圧縮機から、循環ポンプを離して設置することが可能であり、循環ポンプと圧縮機が共振し、異常な音となることを防ぐことができ、騒音、振動を少なくすることができる。
特に、圧縮機から離して、循環ポンプをレイアウトしていることは、圧縮機周辺に十分な配管スペースを確保できることが可能となることを意味しており、配管の引き回し余裕を持たして行うことができ、振動低減、騒音低減を容易に図ることができる。
第3の発明は、前記循環ポンプを、前記後方外装体の底板に載置していることを特徴とするもので、外装体の底板に載置されている振動源である圧縮機と、別の後方外装体の後方底板に載置されていることで、循環ポンプと圧縮機が共振し、異常な音となることを防ぐことが出来、騒音、振動を少なくすることができる。
第4の発明は、前記循環ポンプは、防振部材上に載置されことを特徴とするものである。
これにより、循環ポンプの自由度を高くすることで、振動の低減を図ることができるとともに、循環ポンプが故障した際に、循環ポンプの交換の必要が生じた際に、後方外装体を外すことで、循環ポンプが外方から見ることができるようになり、クッションゴム上に載置してあるだけで、ビスなどで固定されていないために、容易に取り外すことができる。
さらに新しい循環ポンプを容易に取り付けることが可能となり、メンテナンス性の高いヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
第5の発明は、前記後方外装体の底部は、前記外装体最下部より上方に位置し、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートを、前記外装体の側方に配設したことを特徴とするその底部を外装体最下部と間隙を設けて配し、熱媒往きポート、熱媒戻りポートは、前記圧縮機側方である外装体右側方に配したことものである。
これにより、熱媒往きポートと熱媒戻りポートに接続される熱媒配管を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機の左方向へ引き回した際に、蒸発器を熱媒配管が塞いでしまう恐れがあるが、ヒートポンプ温水暖房装置の外装体右側方に、熱媒配管を取り付け、その熱媒配管を本体後方に凸状に飛び出ている、後方外装板の下方を通すことで、熱媒配管が上方に行くことを防ぐことが可能となり、熱媒配管が、蒸発器を塞ぐことを防ぐことができる。
すなわち、蒸発器を通過する空気量が減じて、性能が低下する、消費電力量が上がるこ
となどを防ぐことができ、省エネ性に秀でたヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ温水暖房装置について、図1〜図8に基づいて、以下に説明する。
まず、図7のヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路、水回路図で説明を行う。
1は循環される水あるいは不凍液などの熱媒を加熱するためのヒートポンプ温水暖房装置の室外機本体であり、2はヒートポンプ温水暖房装置の室外機1と熱媒配管3で接続された外部放熱器であり、図では床暖房などのパネル状の外部放熱器としているが、パネルヒーターや、送風ファンを備えたファンコンベクターなどでも構わない。
ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1で加熱された温水が、熱媒配管3を通り、外部放熱器2へと送られ、外部放熱器2の設置された居室を暖房するのが、温水暖房であり、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1はその熱源となるものである。
このヒートポンプ熱源機の室外機1内に組み込まれている部品は以下の様になっている。
ヒートポンプ温水暖房装置1には、冷媒を圧縮、循環する圧縮機4、熱伝導率の高い銅管で構成された、水あるいは不凍液などの熱媒と冷媒の熱交換を行う水冷媒熱交換器5、減圧手段である膨張弁6、蒸発器である蒸発器7があり、圧縮機4、水冷媒熱交換器5、減圧手段6、蒸発器7を順次環状に接続して閉回路を構成し、冷媒を循環させる冷媒回路8を構成している。
水冷媒熱交換器5は、銅管で構成され、冷媒管5aを外方に配し、内方に水管5bを配した二重管構造の熱交換器であり、外方を冷媒が通過し、内方を水あるいは不凍液などの熱媒が冷媒の流れと逆方向から流入し流れ、熱交換を行い、水あるいは不凍液などの熱媒を加熱するようになっている。
9は蒸発器である蒸発器7に空気を搬送する送風ファンであり、蒸発器7の熱交換能力を促進している。
10は冷媒回路8の中で、水冷媒熱交換器5にロウ付けされて取り付けられた凝縮温センサー、11は圧縮機4の圧縮機吐出配管12に設けられた圧縮機出口温センサー、13は蒸発器7の空気熱交出口配管14に設けられた空気熱交出口温センサーである。
一方、水冷媒熱交換器5に水あるいは不凍液などの熱媒を循環し、冷媒と熱交換を行うのが温水回路15である。16は、温水回路15内の水あるいは不凍液などの熱媒を強制的に循環する循環ポンプであり、水冷媒熱交換器5の上流側に配されている。
17は、循環ポンプ16の上流に配された水あるいは不凍液などの熱媒の補給と、膨張した水あるいは不凍液などの熱媒のバッファの役目をするシスターンタンクであり、そのシスターンタンク17には、水あるいは不凍液などの熱媒を補給するために開口するキャップ18、シスターンタンク17内の水位を検出する水位センサー19が設けられている
20は、水冷媒熱交換器5で加熱された温水を外部放熱器2に送るために温水回路15の往き側の末端部に設けられた熱動弁であり、使用される外部放熱器2に準じて、開放、閉止が行われ、必要な外部放熱器2にのみ、温水が流れるように制御される。
21は熱動弁20の先に設けられた熱媒往きポートであり、この熱媒往きポート21に熱媒配管3が接続される。図7では、熱動弁20は4箇所あるが、熱媒配管3は2箇所のみ接続されており、外部放熱器2も2ケとなっている。全ての外部放熱器2が使用されない時は、熱動弁20は閉止されている。
22は、温水回路15と、熱動弁20を接続する往きヘッダ管であり、温水回路15の1箇所が、熱動弁20の数量に応じた複数個所へと分岐される。熱動弁20が一個の場合は、そのまま熱動弁に接続されることとなる。
23は、外部放熱器2で放熱されて、温度の低下した温水が温水回路15に戻ってくる際の熱媒戻りポートであり、この熱媒戻りポートの数量は、熱動弁20の数量と同じとなり、この図7では4箇所となっている。
この熱媒戻りポート23には、戻りヘッダ24があり、熱媒戻りポート23の複数個所が、1箇所の温水回路15へと合流する。熱動弁20、熱媒戻りポート23が一個の場合は、ヘッダ形状ではなく、そのまま接続される。
25は、水冷媒熱交換器5に入る温水の温度を測定する水冷媒熱交換器入口温センサー、26は、水冷媒熱交換器5の出口側の水あるいは不凍液などの熱媒の温度を測定するための水冷媒熱交換器出口温センサーである。
27は、ヒートポンプ温水暖房装置1の各種アクチュエーターやセンサーの制御を行う制御装置、28は使用者がヒートポンプ給湯機1の運転を行い、各種設定を行うためのリモコンである。
この図7のヒートポンプ温水暖房装置の冷凍回路及び温水回路図で示した部品をレイアウトしたヒートポンプ温水暖房装置が図1〜図6であり、図1〜図4は内観斜視図を示し、図5は外観斜視図を示し、図6は内観要部側面図を示している。また、付与した番号は図7と同じである。
図1、図2より、ヒートポンプ温水暖房装置1の最下部には底板29があり、この底板29の右方に圧縮機4が載置されている。水冷媒熱交換器5は冷媒管5aを外方に配し、外方に水管5bを配した二重管構造の熱交換器であり、コンパクトになるように螺旋形状で構成され、底板27上に載置されている。この冷媒管5aと水管5bの流体の流れは、対向流となっている。
冷媒回路8に含まれる冷媒管5aにおいては、圧縮機4にて高圧まで圧縮されて吐出された高温の冷媒は最上部前面側から、水冷媒熱交換器5に圧縮機吐出配管12で結ばれている。
水管5bにおいても、水は、最下部から上方へと加熱され、最上部前面側から、熱媒配管3へと導かれている。これは、高温になり密度の下がった水を、上部から導くことで、浮力も加えて、循環ポンプ16の動力を減ずることができるためである。また、水冷媒熱交換器5とつながっている、熱動弁20あるいは、熱媒戻りポート23を結ぶ温水回路1
5は、圧縮機4の前面を通してある。
図2には記載していないが、図4にある30は、水冷媒熱交換器5の断熱性を高めるために、発泡スチロールなどの断熱材で構成された放熱器断熱材であり、放熱器断熱材上30aと放熱器断熱材下30bで水冷媒熱交換器5を挟み込んだ形をしており、放熱器断熱材下30bは、底板29の平面部の凹凸部に係合するように底板29上に載置されている。
31(これも図2を参照)は、放熱器断熱材30の外上方に配されたカバー体あり、放熱器断熱材上30a、下30bの前後左右上面を覆う形になっている。ただし、ここではカバー体31として放熱器断熱材30と別部品を用いた構成を図示しているが、カバー体31を放熱器断熱材30と兼用することも可能である(図4では、水冷媒熱交換器5が見えるように、放熱器断熱材30、カバー体31の一部をカットしている、実際にはこのようにカットされている形状ではない)。
7は蒸発器である蒸発器であり、水冷媒熱交換器5の後横部を覆うようにL字状に折り曲げられた形をしており、底板29に載置されている。
9は、蒸発器7の内方、カバー体29の上方に配された送風ファンであり、蒸発器7を強制的に空気を通過させ、空気と冷媒の熱交換を促進する。32は送風ファン9を駆動する送風モータ、33は送風モータ32を保持するモータ台であり、モータ台33は、カバー体31上面に固定されている。
34は、送風ファン9、水冷媒熱交換器5の部分と、圧縮機4、減圧手段である膨張弁6の部分を隔離するための、仕切板である。
制御装置27は、仕切版34の上方に載置されおり、この制御装置27から、右側方に電源線接続ターミナル35a、リモコン接続ターミナル35bが取り出されている。
そして、ここまで記載した各種部品が、ヒートポンプ温水暖房装置本体1の外装体36に収納されている。この外装体は、図5の外観斜視図で示すが、底板29に取り付けられた、前方を覆う前板37、右側方及び右後方を覆う右側板38、左側方を覆う左側板39があり、前板37、右側板38、左側板39に載置されて上方を覆う天板40で構成されている。
熱動弁20は、外装体36の右側方、圧縮機4の右外方で、右側板38の外に飛び出た形で複数の熱動弁が縦に並ぶように配されている。もちろん熱動弁20が一個の場合は、右側板38の外に一個配されていることとなる。この熱動弁20は、水冷媒熱交換器5で加熱され、温水となった水あるいは不凍液などの熱媒を外部放熱器2へ熱媒配管3を通して、ヒートポンプ温水暖房装置1から送る。
また、熱動弁20の側方で、同じく右側板38の外に飛び出た部分には、同じく縦に並んだ、熱媒戻りポート23が配されており、外部放熱器2で放熱され、低温となった、水あるいは不凍液などの熱媒を温水回路15へ戻って来る際の通過口の役目をしている。
41は、熱動弁20と熱媒戻りポート23を取り付けているポート取付具であり、42はポート取付具41をカバーする形状となっているポート取付具カバーである。そして、このポート取付具41とポート取付具カバー42は、右側板38の外方に飛び出た形状で取り付けてある。また、メンテナンスを行う際は、ポート取付具カバー42を外すことで、温水回路15の配管を触ることができるようになっている。
つまり、熱動弁20と熱媒戻りポート23、それらが取り付けられたポート取付具41、ポート取付具カバー42は、ヒートポンプ温水暖房装置の外装体36から側方にはみ出した箇所に配されていることとなる。
22は熱動弁20に接続された往きヘッダ管であり、この往きヘッダ管22と、水冷媒熱交換器5の水管5bを接続する温水回路15である、熱動弁配管43であり、この熱動弁配管43には水冷媒熱交換器出口温センサー26が取り付けられている。
17は、圧縮機4後方の右側板38の後方に飛び出した形状で設けられたシスターンタンクである。このシスターンタンク17の下面には、熱媒戻りポート23と一体化された戻りヘッダ管24に接続された戻りポート熱媒配管44が接続されており、外部放熱器2により、放熱され温度の低下した水あるいは不凍液などの熱媒が、シスターンタンク17に導かれることとなる。
このシスターンタンク17は、低温から高温となり、体積が増した水あるいは不凍液などの熱媒の、体積膨張分を吸収する役目も持っている。特に体積膨張率の大きな不凍液を使用する際に、水あるいは不凍液などの熱媒が溢れないように容積が決めてある。
18は、シスターンタンク17上方に設けられた、キャップであり、このキャップ18を外して水あるいは不凍液などの熱媒を補給する。また、このキャップ18には、一部に切れ込みがあり、シスターンタンク17内の上昇した圧力を逃がすこともできる。
また、シスターンタンク17に規定以上の水あるいは不凍液などの熱媒が入れられた際は、このキャップ18より膨張した水あるいは不凍液などの熱媒が溢れることとなり、それを外方に逃がすこととしている。
19は、シスターンタンク17に設けられた、水位センサーであり、シスターンタンク17内の水位を検知し、水位が下がると、警告を使用者に知らせ、リモコン28に表示することで、水あるいは不凍液などの熱媒の補給を使用者に促す。
循環ポンプ16はシスターンタンク17の下方に配され、シスターンタンク17と同じく、圧縮機4後方の右側板38の背面に飛び出した形状で設けられている。
45は、シスターンタンク17の下方から引き出された、ポンプ往き配管であり、このポンプ往き配管45は、シスターンタンク17の下方に配された循環ポンプ16と接続されており、上方から下方へと水あるいは不凍液などの熱媒が流通する形状となっている。
つまり、シスターンタンク17、ポンプ往き配管45、循環ポンプ16はいずれも、圧縮機4後方の右側板38の背面に飛び出した位置に配されていることとなる。
循環ポンプ16は、温水回路15内を、温水が強制的に循環するように、運転を行う。そして、この循環ポンプ16は、水冷媒熱交換器5と、ポンプ出口配管46でつながっており、このポンプ出口配管46に、水冷媒熱交換器5に入る温水の温度を測定する水冷媒熱交換器入口温センサー25が取り付けてある。
図5は、外装体36を取り付けた状態の、ヒートポンプ温水暖房装置の外観斜視図である。前述した、循環ポンプ16、シスターンタンク17は、圧縮機4後方で、外装体36の右側板38後方に凸状に飛び出した、後方外装体47に覆われており、循環ポンプ16、シスターンタンク17に外部から水が浸入することを防いでいる。この後方外装体47
は、後方底板47a、後方側板47b、後方上板47cで構成されている。
図6に、内観側方図を記載しているが、シスターンタンク17下方に配された循環ポンプ16は、後方底板47aに固定された、ポンプ台48上に載置されている。このポンプ台48は、後方底板47aに固定されている(図6では後方底板47aの記載がない、図3を参照)。
そして、このポンプ台48の上方に、防振ゴム49を取り付けて、この防振ゴム49上に、循環ポンプ16は載置されている。循環ポンプ16は、ポンプ往き配管34と、ポンプ出口配管46で上方に付勢されており、下方は防振ゴム49上に載置されているだけで、ビスで固定されるなどといった形態ではなく、自由度の高い保持構成で保持されている。
図7の、ヒートポンプ温水暖房装置の冷媒回路、水回路図で見れば、破線Aで囲まれた範囲が、圧縮機4後方にレイアウトされた、後方外装体47の内方に収められていることとなる。
再び、図5に戻って、右側板38の右方外方には、配管カバー50が設けられ、この配管かバー50内方の、右側板38に、ポート取付具41とポート取付具カバー42が取り付けられており、ポート取付具41に、熱動弁20と熱媒戻りポート23が取り付けられており、同じく見外部から水が浸入することを防いでいる。
この外装体36である前板37には、送風ファン9と同心円状の吹出し口37aがあり、この吹出し口37aには、送風ファン9と同心円状に内周面から径方向外方に向かって、略半円状に湾曲する絞り形状のベルマウス37bを設けている。
このベルマウス37bは、送風ファン9を回転させ、送風ファン9上流にある蒸発器7から吸引して、送風ファン前方にある前板37の吹出し口37aから、吹出し風を放出することにより、熱交換を行っている。
51は、送風ファン9からの吹出し風を通過させるための格子状の開口部を有する吹出しグリルであり、前板37の吹出し口37a前方に出っ張り状に設けられて、吹出し風を整流することで低騒音化を図るとともに、送風ファン9に手が触れないように保護の役割をしている。
このヒートポンプ温水暖房装置の室外機1に、熱媒配管3を取り付けた施工図が図8である。
52は、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1を載置し、100mm程度浮かして本体を保持する、ブロックベースであり、一般的にはコンクリートや、樹脂などでできている。
3は、熱媒往きポート21、熱媒戻りポート23に取り付けられた熱媒配管であり、この熱媒配管は、内部に架橋PE管となっており、その外方に断熱材が設けられている。
そして、この熱媒配管3を外部放熱器2と接続して、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機で加熱された水あるいは不凍液などの熱媒を、熱媒往きポート21から、熱媒往き配管3aを通り、外部放熱器2へと送り、暖房を行い、そこで熱交換されて低温となった、水あるいは不凍液などの熱媒が、熱媒戻り配管3bを通り、熱媒戻りポート23へと戻され、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の中で、再度加熱されることとなり、この動作を
繰り返すこととなる。
この図8では、熱媒配管3が本体左方向に回した状態を記載してあるが、左方向の場合も、そのまま真っ直ぐに引き回す場合もある。
以下、図面に基づいて、上記ヒートポンプ温水暖房装置の動作を説明する。
圧縮機4を運転すると、高圧まで圧縮されて吐出された冷媒は、圧縮機吐出配管12を通り、水冷媒熱交換器5に送られ、循環ポンプ16により送られてきた水あるいは不凍液などの熱媒と熱交関して放熱する。これにより、加熱された水あるいは不凍液などの熱媒は低温の熱媒から高温の熱媒となる。
水冷媒熱交換器5から流出する冷媒は、減圧手段である膨張弁6にて減圧膨張され、蒸発器である蒸発器7に送られ、送風ファン9にて送られた空気と熱交換して、蒸発器である蒸発器7を通過する間に、蒸発してガス化する。このガス化した冷媒は、再度圧縮機4に吸入され、再度圧縮される過程を繰り返し、水冷媒熱交換器5を通過する低温の熱媒は徐々に加熱される。
温水回路15に関しては、循環ポンプ16を運転することで、水冷媒熱交換器5において、冷媒回路8で加熱され水あるいは不凍液などの熱媒は、強制的に、往きヘッダ管22に送られ、この往きヘッダ管で22で複数個所(図で4箇所、1箇所で分岐されないケースもある)に分岐され熱動弁20に送られる。
熱動弁20は、リモコン28で設定された外部放熱器2へと流れる箇所が開放され、それ以外の箇所は閉止されており、この熱動弁20、熱媒往きポート21を介して、ヒートポンプ温水暖房装置1の外部に取り付けられた配管を通り、外部放熱器2へと導かれる。外部放熱器2では放熱が行われ、外部放熱器2が設置された居室などを暖房する。
外部放熱器2で放熱し、低温となった水あるいは不凍液などの熱媒は、熱媒配管3を通り、熱媒戻りポート23へと流れてくる。熱媒戻りポート23、戻りヘッダ管24を通過して、戻りポート熱媒配管44を通り、シスターンタンク17の下面よりシスターンタンク17へと入ってくる。このシスターンタンク17には上方に空気層を有するように、一定量の水あるいは不凍液などの熱媒が入っている。
その後、同じくシスターンタンク17の下面より、ポンプ往き配管45を通り、循環ポンプ16へと強制的に吸引され、循環ポンプ16にて強制的にポンプ出口配管46に送られ、低温となった水あるいは不凍液などの熱媒は、水冷媒熱交換器5で加熱されて、再び外部放熱器2へと導かれる動作を繰り返すことで、外部放熱器2で放熱した水あるいは不凍液などの熱媒で、居室の暖房が行われることとなる。
この際に、運転を行っているアクチュエータは、圧縮機4と、循環ポンプ16、送風モータ9(送風ファン7)、膨張弁6であり、この中で、圧縮機4、循環ポンプ16、送風モータ9(送風ファン7)の三つが主たる騒音源となり、特に圧縮機4が最も大きな騒音源となる。
また、電力を消費しているのは、最も消費電力の大きな圧縮機4、循環ポンプ16、送風モータ、熱動弁20である。このうち、熱動弁20は、温水回路を開放する際に通電されるので、開放している熱動弁20の数量により、消費電力は変わってくる。
この際に、シスターンタンク17の下方に循環ポンプ16を配することで、ポンプ往き
配管45を短配管とすることができ、循環ポンプ16の動力を低減することができ、その結果、入力を減らすことで、消費電力を減らし、ひいてはヒートポンプ温水暖房装置のCOPを向上し、省エネとすることができる。
さらに、重力でシスターンタンク17から循環ポンプ16へ水あるいは不凍液などの熱媒を導くこともできることとなり、循環ポンプ16の動力を低減できることも、消費電力の削減、ひいては省エネへと効果を出すことができる。また、シスターンタンク17の下方に循環ポンプ16を置くことは、そのポンプ往き配管45を略直線状にする、あるいは曲がり数を減らすことができることも消費電力の低減に効果がある。
また、循環ポンプ16の騒音に関しても、入力を減らすことができることは、循環ポンプ16の回転数を下げることができることを意味し、その結果、循環ポンプ16の騒音を低減できることとなる。
また、シスターンタンク17と循環ポンプ16を圧縮機4後方であり、外装体36後方である、右側板38背面に配し、右側板38の後方に飛び出した形状で設けていることから、圧縮機4から、循環ポンプ16を離して設置することが可能となる。
前述したように、最も振動、騒音の大きな部品は圧縮機4であり、その振動が、底板29や外装体36へ伝わり、ヒートポンプ温水暖房装置1の騒音、振動として外に出てくる。
その際に、圧縮機4同様に運転動作を行っている、循環ポンプ16が圧縮機4と共振するとさらに振動、騒音が大きくなるが、それに対して、圧縮機4から離して、循環ポンプ16を設置していることで、共振しにくくなり、騒音、振動の低減を図ることができる。
その際に循環ポンプ16は、右側板38の後方に飛び出た後方外装体47の、後方底板47aに載置していることで、圧縮機4を載置している底板29と同じ箇所に載置していないために、共振することがほとんどなく、低振動のヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
また、循環ポンプ16を後方底板47aに固定された、ポンプ台48上の防振ゴム49に載置しているだけで、ビスで固定されるなどといった形態ではなく、自由度の高い保持構成で保持してることは、循環ポンプ16の振動を低くする、あるいは外装体などへの振動が伝わることを防ぐという点でも効果がある。
また、循環ポンプ16、シスターンタンク17を、右側板38の後方に飛び出た後方外装体47の中に配していることで、圧縮機4から離れていることは、圧縮機4周辺に十分な配管スペースを確保できることが可能となる。
最も、振動、騒音の大きなアクチュエータである圧縮機4には、圧縮機吐出配管12などの各種配管が接続され、冷媒回路を形作る。
それに対して、圧縮機4周囲に十分なスペースを確保することは、配管の引き回しを余裕を持たして行うことができ、振動低減、騒音低減を容易に図ることができる。図1に、圧縮機4に接続される圧縮機吐出配管12を記載しているが、U字上に屈曲させて、振動を吸収するような形状としている。これと同じ形状の配管を、圧縮機4周囲に設けることが出来、振動、騒音を低減できることとなる。
また、シスターンタンク17には、水あるいは不凍液などの熱媒が減って、水位センサ
ー19で警告が出た時には、キャップ18を空けて、水あるいは不凍液などの熱媒を補給しなくてはならない。それに対して、ヒートポンプ温水暖房装置の本体高さが、循環ポンプ16やシスターンタンク17を有しない、その他のヒートポンプ熱源機と同じ高さなので、容易に補給することが可能となる。
また、熱媒配管3(熱媒往き配管3a、熱媒戻り配管3b)を、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方向へ引き回した際に、蒸発器7を熱媒配管3が塞いでしまう恐れがあるが、図8の施工図で示すように、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の右側方に、後方に向かって熱媒配管3を取り付け、その熱媒配管3を本体後方に凸状に飛び出ている、後方外装体47の下方を通すことで、熱媒配管3が上方に行くことを防ぐことが可能となり、熱媒配管3が、蒸発器7を塞ぐことを防ぐことができ、蒸発器7を通過する空気量が減じて、性能が低下する、消費電力量が上がるなどを防ぐことができ、省エネ性に秀でたヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
これは、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の左方に熱媒配管3を引き回す例を示したが、右方に引き回す際は、蒸発器7を塞がないので、特に問題とはならないし、後方へ引き回す場合も同等であり、性能面で問題となるのは右方向に熱媒配管3を引き回す場合である。
蒸発器7の背面には、空気を流通させるために、一定の間隙が必要であるが、凸状になった後方外装体47を設けていても、後方に間隙を設けることが必要なため、無駄になることはない。むしろ、ヒートポンプ温水暖房装置の室外機1の後方に壁がある場合には、この後方外装体47を目安にして設置すれば、蒸発器7後方に一定の空間が確保でき、性能を害しないという効果がある。
また、循環ポンプ16、シスターンタンク17を右側板38の後方に飛び出た後方外装体47の内方に配していることで、ヒートポンプ温水暖房装置の本体高さは、シスターンタンク17や循環ポンプ16を有していない、ヒートポンプ熱源機と同じ高さとすることができ、コンパクトにすることができる。
これは、ヒートポンプ温水暖房装置設置する際に、例えば、2段置き台を用いて、下方にヒートポンプ温水暖房装置、上方にエアコンを設置する場合も、エアコンの設置された高さがそれほど高くならず、家屋の外方から見えることとなりエクステリアを損ねるということを回避できなど、低背であることのメリットを現出すことができる。
加えて、設置の際には、運転させる前に、シスターンタンク17のキャップ18を空けて、シスターンタンク17の内部に水あるいは不凍液などの熱媒を入れることが必要となる。その後、循環ポンプ16を動作させて、水冷媒熱交換器5から外部放熱器2まで、水あるいは不凍液などの熱媒を万遍に行きわたらせることが必要となる。
その際に、シスターンタンク17の下方に、強制的に熱媒を循環させる循環ポンプ16を配していることで、シスターンタンク17に入れた水あるいは不凍液などの熱媒が、まずは循環ポンプ16にも入ることとなり、循環ポンプ16にエアー噛みが生じないこととなり、エアー噛みのない状態で、全配管経路に万遍に水あるいは不凍液などの熱媒を行きわたらせることが容易に出来、ヒートポンプ温水暖房装置1と、外部放熱器2を施工する施工業者の作業性の向上、工事の短時間化を図ることができる。
また、循環ポンプ16が故障した際に、循環ポンプ16の交換の必要が生じた際に、後方外装体47を外すことで、循環ポンプ16が外方から見ることができるようになり、図6で示すような形になることで、防振ゴム49上に載置してあるだけで、ビスなどで固定
されていないために、容易に取り外すことができる。
さらに新しい循環ポンプ16を容易に取り付けることが可能となり、メンテナンス性の高いヒートポンプ温水暖房装置とすることができる。
ところで、図4に記載した、ヒートポンプ温水暖房装置の冷凍回路及び水回路を用いて、熱媒戻りポート23、シスターンタンク17、循環ポンプ16、水冷媒熱交換器5、熱媒往きポート21と流れる温水回路15を示したが、シスターンタンク17、循環ポンプ16の位置は、図9に示すように、水冷媒熱交換器5の下流側に配していても良い。
この際は、シスターンタンク17に加熱された後の水あるいは不凍液などの熱媒が貯湯されることとなり、冷媒回路8の除霜の際に、この高温の水を使用することが可能となる。
以上のように、本発明は、ヒートポンプ温水暖房装置本体をなるべくコンパクトに維持しつつ、騒音、振動を低減し、性能を向上させるとともに、メンテナンス性を向上させるために、非常に有効であると言える。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ温水暖房装置は、家庭用のみならず業務用等にも適用できる。
2 外部放熱器
3 熱媒配管
4 圧縮機
5 水冷媒熱交換器
7 蒸発器
8 冷媒回路
9 送風ファン
15 温水回路
16 循環ポンプ
17 シスターンタンク
21 熱媒往きポート
23 熱媒戻りポート
36 外装体
47 後方外装体
49 防振ゴム

Claims (5)

  1. 圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器を接続した冷媒回路と、前記水冷媒熱交換器にて加熱された熱媒を外部放熱器へと循環させる循環ポンプと、前記熱媒を貯湯するシスターンタンクとを備え、前記シスターンタンクの下方に前記循環ポンプを配設し、前記循環ポンプは、前記シスターンタンクと連結する配管で上方に付勢され保持されていることを特徴とするヒートポンプ温水暖房装置。
  2. 前記冷媒回路を収納する外装体を備え、前記外装体は外方へ突出した後方外装体を有し、前記後方外装体内に、前記シスターンタンクと前記循環ポンプとを収納したことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
  3. 前記循環ポンプを、前記後方外装体の底板に載置していることを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
  4. 前記循環ポンプは、防振部材上に載置されことを特徴とする請求項2または3に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
  5. 前記後方外装体の底部は、前記外装体最下部より上方に位置し、前記外装体と前記外部放熱器とを配管で接続する熱媒往きポート、熱媒戻りポートを、前記外装体の側方に配設したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ温水暖房装置。
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