JP2015001326A - 温水生成装置 - Google Patents

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新五 藤林
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    • F24D2200/00Heat sources or energy sources
    • F24D2200/12Heat pump
    • F24D2200/123Compression type heat pumps

Abstract

【課題】小型でメンテンナンス性に優れた温水生成装置を提供すること。【解決手段】冷媒回路20と、第1の熱交換器22、水を圧送するポンプ54を水配管で接続した水回路50と、第2の熱交換器24に送風するファンと33、ファン33が配設される送風室91と、圧縮機が配設される機械室92と、送風室91および機械室92を覆う外装体1と、水回路50へと水が流入する第1の接続口51と、第1の接続口51よりも上方に配設され、水回路50を流れる水が流出する第2の接続口52と、を備え、第1の熱交換器22は、鉛直方向において第1の接続口51よりも下方に配置され、ポンプ54の吸入口54aおよび吐出口54bが、第1の接続口51以上かつ第2の接続口52以下の高さに配置されているので、第1の熱交換器22およびポンプ54を外装体内に収容して小型化するとともに、機器のメンテナンス性を向上させることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルを用いて水を加熱する温水生成装置に関するものである。
従来、この種の温水生成装置には、圧縮機、冷媒と水との間で熱交換を行って温水を生成する水熱交換器(放熱器)、膨張弁、冷媒と空気との間で熱交換を行う空気熱交換器(空気熱交換器)を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ装置と、水熱交換器と、暖房端末や給湯端末との間で温水を循環させるポンプとを一体として備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の温水生成装置は、ヒートポンプ装置のうち、圧縮機、膨張弁、空気熱交換器といった、冷媒回路の構成要素を収容するヒートポンプユニットの上方に、水熱交換器およびポンプといった水回路の構成要素を収容する温水ユニットを配置している。生成された温水は、温水ユニットに設けられた水配管接続部を介して、暖房端末や給湯端末等に供給される。
特開2010−144986号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ヒートポンプユニットと温水ユニットとが別々に設けられていることから、これらが一体となった温水生成装置が大型化してしまう。また、温水ユニットがヒートポンプユニットの上方に設けられている。よって、水配管の水抜き作業を行う場合、ヒートポンプユニットに水がかからないように注意しながら作業を行う必要があり、また、ポンプ、水熱交換器、水配管接続部の位置関係によっては水配管内に空気が滞留し、空気抜き作業が煩雑になるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、小型でメンテナンス性に優れた温水生成装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の温水生成装置は、圧縮機、冷媒と水との間で熱交換を行う第1の熱交換器、膨張弁、冷媒と空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器を冷媒配管で環状に接続した冷媒回路と、前記第1の熱交換器、前記第1の熱交換器に水を圧送するポンプ、を水配管で接続した水回路と、前記第2の熱交換器に送風するファンと、少なくとも前記ファンが配設される送風室と、少なくとも前記圧縮機が配設される機械室と、前記送風室および前記機械室を覆う外装体と、前記水回路へと水が流入する第1の接続口と、鉛直方向において前記第1の接続口よりも上方に配設され、前記水回路を流れる水が流出する第2の接続口と、を備え、前記第1の熱交換器は、鉛直方向において前記第1の接続口よりも下方に配置され、前記ポンプの吸入口および吐出口が、鉛直方向において前記第1の接続口以上かつ前記第2の接続口以下の高さに配置されているものである。
これにより、冷媒回路と水回路と外装体内に収容して温水生成装置を小型化することができる。また、水抜き作業、空気抜き作業を簡便にしてメンテナンス性を向上させること
ができる。
本発明によれば、小型でメンテナンス性に優れた温水生成装置を提供することができる。
本発明の温水生成装置の実施の形態1における外観斜視図 (a)本発明の温水生成装置の実施の形態1における上面図(b)本発明の温水生成装置の実施の形態1における正面図 図1のB−B断面図 図1をA方向から見た場合の内部構造を示す側面図 図2(b)の要部拡大図
第1の発明は、圧縮機、冷媒と水との間で熱交換を行う第1の熱交換器、膨張弁、冷媒と空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器を冷媒配管で環状に接続した冷媒回路と、前記第1の熱交換器、前記第1の熱交換器に水を圧送するポンプ、を水配管で接続した水回路と、前記第2の熱交換器に送風するファンと、少なくとも前記ファンが配設される送風室と、少なくとも前記圧縮機が配設される機械室と、前記送風室および前記機械室を覆う外装体と、前記水回路へと水が流入する第1の接続口と、鉛直方向において前記第1の接続口よりも上方に配設され、前記水回路を流れる水が流出する第2の接続口と、を備え、前記第1の熱交換器は、鉛直方向において前記第1の接続口よりも下方に配置され、前記ポンプの吸入口および吐出口が、鉛直方向において前記第1の接続口以上かつ前記第2の接続口以下の高さに配置されている温水生成装置である。
これにより、冷媒回路と水回路とを外装体内に効率よくレイアウトして機器の小型化を実現することができる。
また、温水生成装置の使用を開始する際には、水回路内に水を注入する空気抜き作業が行われる。このメンテナンスにおいて、第2の接続口を大気開放した状態で第1の接続口から水を注入すると、水回路内に注入された水は、第2の接続口の高さまで押し上げられる。ここで、第2の接続口は、第1の熱交換器よりも上方で、ポンプと同一の高さ、若しくは、ポンプよりも上方に設けられている。よって、水回路内に水を注入することによって生じる空気溜まりは、ポンプおよび第1の熱交換器よりも上方へと移動し、第2の接続口から排出される。よって、水回路内に空気を滞留させることがなく、メンテンナンス性が向上するとともに、ポンプを駆動した時の液体の循環流量が安定し、第1の熱交換器における熱交換効率を高く維持することができる。さらに、第1の接続口は、ポンプと同一高さ若しくはポンプよりも下方に設けられている。よって、水回路内の水抜き作業において、第1の接続口を開放するだけで、ポンプ内に滞留していた水が、第1の接続口から排出される。したがって、メンテナンス性が向上する。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記吐出口と前記第1の熱交換器とを接続する前記水配管の一部が、鉛直方向において前記第2の接続口よりも上方に配置されているものである。
温水生成装置の使用を開始する際に空気抜き作業を行う場合、第2の接続口を大気開放した状態で第1の接続口から水を注入することで、水回路内に注入された水は、第2の接続口の高さまで押し上げられる。このとき、水回路内に残留する空気の量が多い場合、ポンプによって水を圧送しても、圧送される水の勢いによっても空気を移動させることがで
きず、特にポンプ内に空気が残留してしまう場合がある。
ここで、吐出口と第1の熱交換器とを接続する水配管(吐出管)の一部が、第2の接続口よりも上方に配置されていると、ポンプから吐出管に向かって自然に空気が移動する。よって、水回路内に残留している空気量が多い場合にも、特にポンプ内部に空気が残留せず、メンテンナンスが容易になるとともに、ポンプによって循環させる水の循環流量を安定化させることができる。したがって、循環流量が安定して第1の熱交換器の効率を向上させることができる。また、ポンプ内に空気が残留せず、ポンプの駆動時における水流の乱れを抑制し、流通音の発生を抑制して、騒音を低減させることができる。さらに、第1の熱交換器の効率が向上することで、第1の熱交換器および空気熱交換器の容量を削減して小型、軽量化することが可能となり、温水生成装置の製造コストの削減を図ることができる。
なお、水回路内に残留する空気が特に高温となる第1の熱交換器を流れると、水配管を腐食させる要因となる。一方、本発明によれば、水回路内に空気が流入しても、高温となる第1の熱交換器よりも上流側の吐出管の一部に空気を滞留させることができる。よって、第1の熱交換器に空気が流入することを抑制して、機器の耐久性を向上させることができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、前記吐出口が、水平方向または水平方向よりも上方を向くように配置されているものである。
これにより、ポンプ内に流入した空気が、水平方向または水平方向よりも上方を向くように配置された吐出口から円滑に排出されて、ポンプ内に空気が残留することを抑制する。また、ポンプの駆動によって、生じる水流が水平方向よりも上方に向かって形成される。よって、ポンプの駆動によって、ポンプ内に流入した空気を円滑に排出することができる。
また、温水生成装置を長期間にわたって使用しない場合には、水回路内の水を排出する水抜き作業が行われる。このメンテナンスにおいて、第1の接続口および第2の接続口を開放すると、ポンプ内の水および吐出管内の水が第1の接続口から排出される。このときポンプの吐出口を水平方向よりも上方を向くように配置することで、吐出口から吸入口に向かって水を円滑に流して、水をポンプから排出することができる。よって、ポンプ内に水が残留することを抑制して、凍結によって体積が増大した水がポンプを破損させることを防止できる。
さらに、ポンプ内に残留した水が凍結した状態で、温水生成装置の使用を再開した場合、第1の接続口および第2の接続口から水回路内に水を注入すると、ポンプの吐出口から吸入口に向かって水が流れる。よって、ポンプ内で凍結の水を早期に解消できる。
第4の発明は、特に第1〜第3の発明において、前記水配管から分岐するとともに先端に排水口を有し、前記第1の熱交換器の水流路よりも低い位置に形成される排水管を備え、鉛直方向における前記吸入口と前記排水口との高低差は、前記吸入口と前記第1の接続口との高低差よりも大きいものである。
これにより、水回路内の水抜き作業を行う場合、第1の接続口、第2の接続口、排水口を開放すると、水回路内に空気が流入して水回路内の水を排水口から排出することができる。水抜き作業によって水回路内の全ての水が完全に排出されることはない。しかし、水回路内に空気が流入するので、水回路内に残留した水が凍結して体積が膨張しても、水配管の破損は防止できる。
また、鉛直方向における吸入口と排水管との高低差を、吸入口と第1の接続口との高低差よりも大きくすることで、ポンプ内にかかる差圧を大きくすることができるので、ポンプ内に滞留する水を確実に排水することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における温水生成装置の外観斜視図、図2(a)は、同温水生成装置の内部構造を示す上面図、図2(b)は、同温水生成装置の内部構造を示す正面図、図3は、図1のB−B断面図、図4は、図1をA方向から見た場合の内部構造を示す側面図、図5は、図2(b)の要部拡大正面図である。
なお、図2(a)は説明の簡単のため、上板1eの一部を記載せず、図2(b)はファンおよび水熱交換器の断熱材の一部を記載していない。また、図4においては、説明を簡便にするため、温水生成装置のうち、水回路、空気熱交換器、上板、底板を記載している。
図1に示すように、本実施の形態における温水生成装置は、外装体1を備える。また、図1〜図4に示すように、外装体1は、温水生成装置の内部から空気が流出するように構成された前板1a、右側板1b、左側板1c、底板1d、上板1eから構成されている。右側板1bには、外装体1から突出するように、温水生成装置によって加熱される水が供給される第1の接続口51と、温水生成装置で生成された温水が流出する第2の接続口52が設けられている。さらに、第1の接続口51と第2の接続口52とを覆うカバー1fが設けられている。
図3に示すように、前板1aは、ベルマウス形状のオリフィス31を有する。これにより、温水生成装置から空気が流出する吹出口32が形成される。
なお、温水生成装置の前板1aと反対側の面(背面)は、底板1dの上に配置された空気熱交換器24によって覆われている。なお、左側板1cは、例えば空気熱交換器24が温水生成装置の左側の側面まで配設され、上板1eを固定できるように構成されている場合にはなくてもよい。
温水生成装置は、冷凍サイクルを構成する冷媒回路20を備えている。冷媒回路20は、冷媒を圧縮する圧縮機21、冷媒と水との間で熱交換を行う水熱交換器(第1の熱交換器)22、冷媒を膨張させる膨張弁(減圧器)23、冷媒と空気との間で熱交換を行う空気熱交換器(第2の熱交換器)24がそれぞれ冷媒配管で環状に接続されて構成されている。温水を生成する加熱運転時には、圧縮機21、膨張弁23を駆動することで、水熱交換器22に高温高圧のガス冷媒を流入させる。水熱交換器22において高温高圧のガス冷媒が水に放熱することで温水が生成される。
水熱交換器22は、図3に示すように、水が流れる水管の内部に冷媒が流れる冷媒管が収納された二重管式の熱交換器である。この二重管をコイル状に巻き回し、略直方体形状に成型している。水熱交換器22の周囲は、断熱材41によって覆われている。これにより、水熱交換器22からの放熱ロスが低減される。断熱材41は、発泡樹脂材料で構成されている。さらに、断熱材41の周囲のうち、上面および側面は耐食処理を施した金属で構成された筐体42によって覆われている。これにより、熱、紫外線、雨水、オゾンなどによる断熱材41の劣化を抑制して、温水を生成するときの熱交換性能の低下を防止して
いる。なお、断熱材の上面とは、断熱材41の上板1e側の面をいい、断熱材の側面とは、断熱材41において、上板1e側と底板1d側以外の面をいうものである。
温水生成装置は、図2に示すように、水回路50を備えている。また、図2、4に示すように、水回路50は、外部から水回路50内に水が流入する第1の接続口51、ポンプ54、水熱交換器22の水流路、水回路50を流れる水が外部へと流出する第2の接続口52が水配管によって接続されて構成されている。ここで、第1の接続口51とポンプ54の吸入口54aとは水入口管(吸入管)54によって接続され、吐出口54bと水熱交換器22とは吐出管55によって接続され、水熱交換器22と第2の接続口52とは湯出口管57によって接続されている。吐出管55には、内部を流れる水の温度を検出する入水センサ16が設けられ、湯出口管57には出水センサ17が設けられている。
また、水回路50には、排水管56が接続されている。排水管56は、水回路50を形成するいずれかの水配管から分岐して形成され、先端には開閉可能な排水口56aを備える。排水口56aは、外装体1から露出するように設けられる。これにより、後述する水抜き作業が簡便になり、メンテナンス性が向上する。本実施の形態では、排水口56aは、右側板1bの下方に設けられている。
排水管56は、水回路50のうち、最も下方に形成されていることが好ましい。これにより、後述する水抜き作業が容易になる。本実施の形態においては、図4に示すように、排水管56は、吐出管55のうち最も下方に位置する箇所から分岐して、先端に向かってさらに下方側に延設されて形成される。これにより、排水管56は、水熱交換器22の水流路よりも下方に配置される。
ポンプ54は、内部に水を圧送する遠心羽根車を有している。また遠心羽根車の回転軸方向に吸入口54aが設けられ、遠心羽根車を収容するケースの端部に水が流出する吐出口54bが設けられている。吐出口54bは吸入口54aよりも上方に設けられ、さらに、吐出口54bは、水平方向よりも上方側を向くように配置されている。
図2に示すように、温水生成装置の内部は、仕切板90によって、送風室91と機械室92とに分離される。外装体1は、送風室91および機械室92の周囲のうち、少なくとも上面、底面、前面、右側面を覆うように構成される。
送風室91には、断熱材41で周囲を覆われた水熱交換器22、空気熱交換器24、空気熱交換器24に空気を送風するためのファン33、ファン33を回転させるファンモータ34、ファンモータ34を支持固定する支柱35が配設されている。断熱材41で覆われた水熱交換器22は、底板1dの上に配置されている。
前述の通り、断熱材41の上面および側面は筐体42によって覆われている。よって、断熱材41は、筐体42と底板1dとによって周囲を覆われることになる。これにより、断熱材41が熱、紫外線、雨水、オゾンなどにさらされることを抑制して、断熱材41の劣化を抑制することができる。
なお、水熱交換器22は、空気熱交換器24よりも、送風室91を流れる空気の流れ方向に対して風下側に配置される。ここで、空気熱交換器24の周辺は、温水生成装置の運転中に、外気温度より5〜8K程度低い温度となる。一方、水熱交換器22は、温水生成装置の運転中に、最高で90℃程度の高温となる。すなわち、外気温度が低く、高温水を生成する冬季には、空気熱交換器24の周辺と水熱交換器22との温度差は、最大で100K程度となる。
よって、筐体42で断熱材41の周囲を覆う場合、特に、断熱材41の風上側において、筐体42と断熱材41との間に空間を設けることが好ましい。この空間が断熱層を形成し、水熱交換器22の保温性能を高く維持することができる。また、送風室91に侵入する雨水などが、断熱材41に触れることを防止して、断熱材41の経年的劣化を防ぐことができる。
また、水熱交換器22を、断熱材41と筐体42とによって覆うことにより、水熱交換器22を空気熱交換器24に近接して配置することができる。すなわち、水熱交換器22を送風室91内に配置することができ、温水生成装置を小型化することができる。
機械室92には、冷媒回路のうち、圧縮機21、膨張弁23、冷媒回路を構成する冷媒配管が配置される。空気熱交換器24は、前板1aと反対側の面(背面)側に、送風室91と機械室92とに跨って配置されている。なお、空気熱交換器24は、少なくとも送風室91に配置されていればよく、送風室91から機械室92まで延設されていなくてもよい。
また、機械室92には、水回路50のうち、水入口管53、ポンプ54、吐出管55、湯出口管57、が配置されている。水入口管53および湯出口管57は、圧縮機21よりも前板1aおよび右側板1b側に配置される。これにより、水熱交換器22のメンテナンスが必要となった場合、前板1aを取り外すのみで水熱交換器22および水熱交換器22と接続される水配管が露出するので、メンテンナンス性が向上する。
次に、図2および図5に基づき、温水生成装置で温水を生成する加熱運転において水回路50内を流れる水の動作、水回路50の構成要素の位置関係について説明する。
加熱運転において、圧縮機21、膨張弁23、ポンプ54は、制御部25によって制御される。制御部25は、入水センサ16と出水センサ17との検出値に基づいて、出湯センサ17の検出値が所定温度となるように、圧縮機21、膨張弁23、ポンプ54を制御する。
外部から第1の接続口51を介して水回路に流入した水は、第1の接続口51から水平方向に延設された水入口管53を流れる。水入口管53を流れた水は、ポンプ54の吸入口54aからポンプ54内に流入する。ここで、図5に示すように、第1の接続口51、水入口管53、吸入口54aは、鉛直方向において同一高さとなるように配置されている。これにより、後述するように、水抜き作業が簡便になる。なお、吸入口54aは、第1の接続口51以上の高さになるように形成されていればよい。また、水入口管53は、第1の接続口51側から吸入口54a側に向かって位置が高くなるように形成されていればよい。これにより、後述するように、水抜き作業を簡便にして、メンテンナンス性を向上させることができる。
ポンプ54は、吐出口54bが吸入口54aよりも上方に位置するように配置されている。また、吸入口54aは、水平方向または水平方向よりも上方側に向かって形成される。これにより、ポンプ54内に空気が残留することを抑制する。よって、温水生成装置の使用開始前に行われるメンテナンス性が向上し、ポンプ54の耐久性も向上する。
吸入口54aからポンプ54に流入した水は、吐出口54bから流出して吐出管55を流れる。吐出管55は、吐出口54bとの接続部から上方に向かって延設され、水回路50のうち最も高い位置まで達している。これにより、ポンプ54内に流入した空気が、ポンプ54から上方に向かって延設された吐出管55に向かって流れるので、ポンプ54内に空気が残留することを抑制する。また、ポンプ54が内部に空気が残留した状態で駆動
されることを防止する。よって、後述のように、温水生成装置の使用開始前に行われる空気抜き作業が簡便になり、メンテナンス性が向上する。また、ポンプ54の耐久性も向上する。さらに、吐出管55の一部(最上部)が、水回路のうち最も高い位置に配設されている。よって、水回路50内の水面が第2の接続口52の位置にまで押し上げられると、水回路50内に流入した空気は、吐出管55の最も高い位置へと押し上げられる。したがって、他の水回路50の構成要素に空気が流れることがない。
吐出管55は、図5に示すように、水回路50のうち最も高い位置まで達し、それよりも下流側(水熱交換器22側)が、排水管56を除いた水回路50のうち最も低い位置まで延設されている。なお、排水管56を除いた水回路50のうち最も低い位置とは、水熱交換器22を形成する水流路のうち最も低い位置と同一、または、それよりも低い位置である。吐出管55は、排水管56を除いた水回路50のうち最も低い位置で、水熱交換器22の水流路(水入口部22a)に接続される。
水熱交換器22に流入した水は、高温高圧のガス冷媒と熱交換して温水となる。生成された温水は、水入口部22aよりも上方に形成された水出口部22bにおいて、水熱交換器22から湯出口管57へと流出する。湯出口管57は、水出口部22bと第2の接続口52とを接続している。第2の接続口52は、第1の接続口51よりも鉛直上方に配設される。湯出口管57を流れる温水は、第2の接続口52から水回路の外部へと流出する。なお、第2の接続口52は、ポンプ54の吐出口54b以上の高さであって、水回路50のうち最も高い位置に配設された吐出管55の一部(最上部)よりも低い位置に配置されていればよい。これにより、後述のように、空気抜き作業において、水回路50内に注入された水が、第2の接続口の高さまで押し上げられる。よって、ポンプ54内に空気が残留することを防止して、メンテンナンス性が向上する。また、ポンプ54の駆動した時の水の循環流量が安定するので、水熱交換器22における熱交換効率を高く維持することができる。
次に、例えば、温水生成装置を長期間使用しない場合に行われる水抜き作業について説明する。
温水生成装置を長期間使用しない場合、水回路50内に滞留する水が凍結する場合がある。水回路50内に滞留する水が凍結すると体積が膨張するので、水回路50の構成要素を破損させる。そこで、温水生成装置を長期間使用しない場合には、水抜き作業(メンテナンス)が必要となる。
水抜き作業は、第1の接続口51、第2の接続口52、排水口56aを大気に開放することで行われる。第1の接続口51、第2の接続口52、排水口56aを開放すると、水回路50内に滞留していた水が、第1の接続口51および排水口56aから排出される。
すなわち、吐出管55の最上部と第2の接続口52との間に滞留する水は、吐出管55から分岐した排水管56を介して、排水口56aから外部へと排出される。また、第1の接続口51と吐出管55の最上部との間に滞留する水は、第1の接続口51から外部へと排出される。
ここで、排水管56は、水回路50のうち最も下方に配置されている。よって、水抜き作業において、吐出管55の最上部と第2の接続口52との間に滞留する水の大部分を確実に排出することができる。
また、吸入口54aが第1の接続口51以上の高さに配置され、水入口管53は、水平方向または第1の接続口51側よりも吸入口54a側が高くなるように配置されている。
また、ポンプ54は、吸入口54aよりも吐出口54bの方が上方となるように配置されている。よって、水抜き作業において、第1の接続口51と吐出管55の最上部との間に滞留する水の大部分を、第1の接続口51から確実に排出することができる。
さらに、ポンプ54の吸入口54aと排水口56aとの高低差は、吸入口54aと第1の接続口51との高低差よりも大きくしている。これにより、排水口56aとポンプ54との間に生じる差圧が大きくなる。一般的に、ポンプ54が停止していると、ポンプ54の内部の遠心羽根車が固定されるので、ポンプ54内に滞留する水を排出することが困難になる。一方、吸入口54aと排水口56aとの高低差を大きくすると、排水口56aとポンプ54との間に生じる差圧を大きくすることができる。よって、特に、ポンプ54を停止させて行う水抜き作業においても、水回路内の大部分を確実に排出することができる。よって、水回路内に残留する水を低減して、水の凍結によって生じる破損を防止できる。
次に、温水生成装置の使用開始時、または、温水生成装置の水抜き作業後に温水生成装置を再度使用する場合に行う空気抜き作業について説明する。
空気抜き作業は、排水口56aを閉塞し、第2の接続口52を開放し、第1の接続口51から水を注入することで行われる。第2の接続口52を開放した状態で第1の接続口51から水を注入すると、水回路50内の水面は、第2の接続口52の高さまで押し上げられる。第2の接続口52は、水熱交換器22およびポンプ54よりも上方に設けられているので、水回路50内に存在する空気は、ポンプ54および水熱交換器22よりも上方へと移動する。よって、ポンプ54および水熱交換器22に空気が残留することを抑制できる。さらに、第2の接続口52を大気に開放した状態で、ポンプ54を駆動すると、水回路50内を流動する水によって、水回路50内に残留する空気をほぼ完全に排出することができる。
これにより、ポンプ54内に空気が残留することを防止して、ポンプ54の耐久性を向上させることができる。また、ポンプ54によって流動する水の循環流量が安定するので、水熱交換器22における熱交換効率を向上させることができる。また、吐出口54bが吸入口54aよりも上方に位置され、吐出口54bが水平方向よりも上方に向かって形成されているので、ポンプ54に流入する空気は吐出口54bから排出されやすい。
また、吐出管55の一部(最上部)が第2の接続口52よりも上方まで延設されている。よって、ポンプ54内に流入する空気が多量であっても、ポンプ54に流入する空気が逃げる空間が形成されることとなる。したがって、ポンプ54内に空気が残留することを防止することができる。また、水回路50内に残存する空気は酸素を含む。この空気が高温になると、水配管や水熱交換器22の水流路を腐食させる要因となる。本実施の形態においては、水熱交換器22の上流側の吐出管55の一部が、水回路50において最も上方に配置され、空気が逃げる空間が形成されている。よって、空気を水熱交換器22へと流入させることがなく、温水生成装置の耐久性を向上させることができる。
以上のように、本発明の温水生成装置は、水熱交換器22およびポンプ54を外装体1に収容しながら小型化することができる。また、ポンプ54の吸入口54aおよび吐出口54bが、第1の接続口51以上の高さ、かつ、第2の接続口以下の高さの範囲Lに配置されているので、水抜き作業および空気抜き作業といったメンテナンスが簡便にすることができる。なお、第1の接続口51以上の高さとは、第1の接続口51の最下部以上の高さをいい、第2の接続口52以下の高さとは、第2の接続口52の最上部以下の高さをいうものである。
以上のように、本発明の温水生成装置は、外装体内部に熱交換器およびポンプを配置して小型化を図るとともに、メンテンナンス性に優れているので、家庭用、業務用の温水生成装置として有用である。
1 外装体
20 冷媒回路
21 圧縮機
22 水熱交換器(第1の熱交換器)
23 減圧器(膨張弁)
24 空気熱交換器(第2の熱交換器)
33 ファン
35 支柱
41 断熱材
42 筐体
50 水回路
51 第1の接続口
52 第2の接続口
54 ポンプ
54a 吸入口
54b 吐出口
55 吐出管
56 排水管
56a 排水口
91 送風室
92 機械室

Claims (4)

  1. 圧縮機、冷媒と水との間で熱交換を行う第1の熱交換器、膨張弁、冷媒と空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器を冷媒配管で環状に接続した冷媒回路と、
    前記第1の熱交換器、前記第1の熱交換器に水を圧送するポンプ、を水配管で接続した水回路と、
    前記第2の熱交換器に送風するファンと、
    少なくとも前記ファンが配設される送風室と、
    少なくとも前記圧縮機が配設される機械室と、
    前記送風室および前記機械室を覆う外装体と、
    前記水回路へと水が流入する第1の接続口と、
    鉛直方向において前記第1の接続口よりも上方に配設され、前記水回路を流れる水が流出する第2の接続口と、を備え、
    前記第1の熱交換器は、鉛直方向において前記第1の接続口よりも下方に配置され、
    前記ポンプの吸入口および吐出口が、鉛直方向において前記第1の接続口以上かつ前記第2の接続口以下の高さに配置されている、温水生成装置。
  2. 前記吐出口と前記第1の熱交換器とを接続する前記水配管の一部が、鉛直方向において前記第2の接続口よりも上方に配置されている、請求項1に記載の温水生成装置。
  3. 前記吐出口が、水平方向または水平方向よりも上方を向くように配置されている、請求項1または2に記載の温水生成装置。
  4. 前記水配管から分岐するとともに先端に排水口を有し、前記第1の熱交換器の水流路よりも低い位置に形成される排水管を備え、
    鉛直方向における前記吸入口と前記排水口との高低差は、前記吸入口と前記第1の接続口との高低差よりも大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の温水生成装置。
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