JP4148217B2 - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部流体を加熱するヒートポンプがケース内に収容されて形成されるヒートポンプ装置に関するものであり、例えば、給湯用水を加熱して高温の湯とする給湯装置に適用して有効である。
従来の給湯装置として、例えば特許文献1に示されるように、給湯用水を加熱する加熱手段としてヒートポンプ(特許文献1中では蒸気圧縮式冷凍機)を有するものが知られている。ヒートポンプは、図18に示すように、圧縮機111、高圧側熱交換器(放熱して給湯水を加熱する熱交換器)112、減圧手段113、低圧側熱交換器(外気から吸熱する熱交換器)114が順次環状に接続されて形成されたものであり、圧縮機111や減圧手段113の制御用の機器等と共に金属製の6面体を成すケース120内に収容されて、ヒートポンプユニット(特許文献1中では室外機ユニット)110を構成している。尚、ヒートポンプユニット110は室外機として屋外に設置される。
ここでは、ケース120は上方から見て扁平状となっており、また、低圧側熱交換器114はL字状に形成されている。そして、ケース120の側面(4面)1〜4のうち、隣り合う2つの側面1、2(面積の大きい側面1と面積の小さい側面2)に低圧側熱交換器114(L字状形状)が対向するように配置され、また、熱交換用の外気をこの2つの側面1、2から吸入して、面積の大きい側面1と対向する側の側面3から熱交換後の外気をケース120外に排出するようにしている。
特開2004−85183号公報
しかしながら、ケース120の側面(4面)1〜4のうち、3つの側面1〜3を用いて外気の吸入、排出に用いるようにしているので、有効な外気流れを形成するためには、住宅の壁部に対する設置条件に制約を受けることになる。即ち、3つの側面1〜3のうちのいずれかを住宅の壁部(例えば図18中の斜線部)に対向させて設置する場合、外気の吸入のための隙間を設ける必要があり、壁部に接触するように設置することができず、その隙間がデッドスペースとなってしまう。一方、吸入あるいは排出に関わらない側面4を住宅の壁部に接触するように設置することは可能であるが、この場合はケース120が壁部から突出するように配置されることになり、スペースを有効に活用した設置とならない。上記内容は、敷地の狭い住宅や集合住宅のように設置スペース自体が限られる住宅において、特に問題となる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、外気の吸入あるいは排出の影響を受けずに設置性に優れるヒートポンプ装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、圧縮機(111)、高圧側熱交換器(112)、減圧手段(113)、低圧側熱交換器(114)が順次環状に接続されて形成されるヒートポンプ(110)が、6面体を成すケース(120)内に収容されて、低圧側熱交換器(114)にて外気から吸熱して、高圧側熱交換器(112)の放熱によって外部流体を加熱するヒートポンプ装置において、ケース(120)の6面のうち、1面あるいは隣り合う2面に、外気用の吸入部(121)および排出部(122)がそれぞれ形成され、低圧側熱交換器(114)が、吸入部(121)あるいは排出部(122)の少なくとも一方に対向するように配置され、送風流れ方向を可変可能とする送風手段(116)によって、外気が吸入部(121)から低圧側熱交換器(114)を通り、排出部(122)に流れるようにしており、
ケース(120)内には、高圧側熱交換器(112)によって加熱された外部流体を貯めるタンク(130)が設けられ、ケース(120)の側面のうち、吸入部(121)および排出部(122)が形成されない少なくとも1つの面に、タンク(130)が対向するように配置され、圧縮機(111)および送風手段(116)は、ケース(120)内の残りの空間にタンク(130)に対向するように配置されたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明では、ケース(120)内には、高圧側熱交換器(112)によって加熱された外部流体を貯めるタンク(130)が設けられ、ケース(120)の側面のうち、吸入部(121)および排出部(122)が形成されない少なくとも1つの面に、タンク(130)が対向するように配置され、タンク(130)よりも吸入部(121)および排出部(122)が形成された面の近くに、圧縮機(111)および送風手段(116)が配置されたことを特徴としている。
これにより、ケース(120)の4つの側面のうち、少なくとも3面あるいは隣り合う2面は、外気の吸入および排出に関わりのない面として形成できるので、最大、この3面あるいは隣り合う2面を例えば住宅の壁部に接触可能としてヒートポンプ装置(100)を配置でき、デッドスペースを作る事無く、配置効率を向上することができる。
また、ケース(120)内にタンク(130)が設けられることにより、コンパクトなヒートポンプ装置(100)とすることができる。
また、圧縮機(111)および送風手段(116)から発生する騒音がケース(120)の1つの面側に伝播するのをタンク(130)によって遮ることができる。即ち、例えば1つの面を住宅の壁部に接触させてヒートポンプ装置(100)を設置する際に、圧縮機(111)および送風手段(116)から発生する騒音が住宅内に伝播するのを抑制できる。
請求項1、2に記載の発明において、請求項3に記載の発明のように、吸入部(121)および排出部(122)は、隣り合う2面にそれぞれ形成されており、送風手段(116)は、遠心式ファンあるいは貫流ファンを用いた送風機(116)であり、送風機(116)によって、外気の流れが吸入部(121)から低圧側熱交換器(114)を通り、排出部(122)に向かうように、略直角流れとなるようにするのが良い。
これにより、ケース(120)の4つの側面うち、少なくとも隣り合う2面は、外気の吸入および排出に関わりのない面として形成できるので、最大、この2面を例えば住宅の壁部に接触可能としてヒートポンプ装置(100)を配置でき、デッドスペースを作る事無く、配置効率を向上することができる。
また、請求項1、2に記載の発明において、請求項4に記載の発明のように、吸入面(121)および排出面(122)は、1面にそれぞれ形成されており、送風手段(116)は、遠心ファンあるいは貫流ファンを用いた送風機(116)であり、送風機(116)によって、外気の流れが吸入部(121)から低圧側熱交換器(114)を通り、排出部(122)に向かうように、Uターン流れとなるようにしても良い。
これにより、ケース(120)の4つの側面うち、少なくとも3面は、外気の吸入および排出に関わりのない面として形成できるので、最大、この3面を例えば住宅の壁部に接触可能としてヒートポンプ装置(100)を配置でき、デッドスペースを作る事無く、配置効率を向上することができる。
請求項5に記載の発明では、吸入部(121)および排出部(122)の少なくとも一方は、ケース(120)の上面あるいは下面に形成されたことを特徴としている。
これにより、ケース(120)の4つの側面において、外気の吸入および排出に関わりのない面を増やすことができるので、ヒートポンプ装置(120)の配置効率を更に向上できる。
請求項6に記載の発明では、送風手段(116)は、複数設けられたことを特徴としている。
これにより、1つずつの送風手段(116)を小型にして、ケース(120)内の搭載性を向上することができ、また、トータルの騒音、駆動用動力を低減できる。
請求項7に記載の発明では、吸入部(121)および排出部(122)は、隣り合う2面にそれぞれ形成されており、低圧側熱交換器(114)は、吸入部(121)および排出部(122)の両方に対向するようにL字状に形成されたことを特徴としている。
これにより、低圧側熱交換器(114)の体格を容易に増大して、吸熱能力を増加させることができる。
請求項8に記載の発明では、タンク(130)には、凹状となる凹部(132)が形成されており、圧縮機(111)および送風手段(116)は、凹部(132)内に配置されたことを特徴としている。
これにより、圧縮機(111)および送風手段(116)から発生する騒音がタンク(130)の凹部(132)によって3方から遮られるので、ケース(120)の外部への騒音伝播抑制効果を向上できる。
請求項9に記載の発明では、圧縮機(111)、高圧側熱交換器(112)の少なくとも一方は、タンク(130)に接触していることを特徴としている。
これにより、圧縮機(111)あるいは高圧側熱交換器(112)の熱をタンク(130)に伝達でき、タンク(130)内に貯められた外部流体の熱ロス(温度低下)を抑制できる。また、高圧側熱交換器(112)がタンク(130)に接触している場合、ヒートポンプ(110)内の冷媒は、タンク(130)内の外部流体によって余熱されることになるので、ヒートポンプ(110)の起動時において、短時間で外部流体を加熱でき、タンク(130)内に低温状態での外部流体が貯められるのを抑制できる。
請求項10に記載の発明では、タンク(130)は縦長に形成されており、圧縮機(111)、高圧側熱交換器(112)、減圧手段(113)、低圧側熱交換器(114)、送風手段(116)は、上下方向に配置されたことを特徴としている。
これにより、ケース(120)内で縦長となって残る空間に圧縮機(111)、高圧側熱交換器(112)、減圧手段(113)、低圧側熱交換器(114)、送風手段(116)を効率良く配置できる。
請求項11に記載の発明では、減圧手段(113)として、ヒートポンプ(110)内の高圧冷媒を等エントロピ的に減圧膨脹させるノズル部と、減圧膨脹時に低下したエンタルピを圧力エネルギーに変換する昇圧部とを有するエジェクタが用いられたこと特徴としている。
これにより、圧縮機(111)の動力を低減でき、ヒートポンプ装置(100)の成績係数を向上できる。
請求項12に記載の発明では、圧縮機(111)は、ヒートポンプ(110)内の冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出することを特徴としている。
これにより、ヒートポンプ(110)内の冷媒温度をより高くすることができ、外部流体に対する加熱能力を増大できる。
更に、請求項13に記載の発明のように、ヒートポンプ(110)内の冷媒は、具体的には、二酸化炭素とすることができる。
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態は、ケース120内にヒートポンプ110およびタンク130等を配設したタンク一体型のヒートポンプ装置(給湯装置)100としたものであり、以下、図1〜図3を用いて説明する。尚、図1はヒートポンプ装置100の概略構成を示す模式図、図2はヒートポンプ装置100の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、図3はヒートポンプ装置100の作動例を示すタイムチャートである。
ヒートポンプ110は、図1に示すように、圧縮機111、放熱器(本発明における高圧側熱交換器に対応)112、膨張弁(本発明における減圧手段に対応)113、蒸発器(本発明における低圧側熱交換器に対応)114、アキュムレータ115が順次環状に配管接続されて形成されたもので、内部を流れる冷媒として二酸化炭素(CO)を使用している。
圧縮機111は、内蔵される電動モータ(図示せず)によって駆動され、アキュムレータ115より吸入した気相冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出する。尚、圧縮機111(電動モータ)は後述する制御部160によって制御されるようになっている。
放熱器112は、圧縮機111より吐出された高温冷媒(ホットガス)と、後述するタンク130内から供給される水(本発明における外部流体に対応)との間で熱交換する、即ち、放熱作用によって水を加熱して高温の湯(例えば目標温度90℃)とするものである。この放熱器112は、冷媒が流れる冷媒通路と、水が流れる水通路とを有し、冷媒通路を流れる冷媒の流れ方向と水通路を流れる水の流れ方向とが対向するように構成されている。尚、放熱器112を流れる冷媒(CO)は、圧縮機111で臨界圧力以上に加圧されているので、放熱器112を流通する水に放熱して温度低下しても凝縮することは無い。
膨張弁113は、放熱器112から流出される冷媒を弁開度に応じて等エンタルピ的に減圧する減圧装置であり、具体的には弁開度を小さくすることで、より大きな減圧を行う。換言すると、弁開度を小さくすることで冷媒の高圧側に対しては圧力を上昇させる。膨張弁113は、後述する制御部160によって弁開度が電気的に制御されるようになっている。
蒸発器114は、送風機(本発明における送風手段に対応)116から送風される外気から吸熱して、膨張弁113で減圧された冷媒を蒸発させる熱交換器である。ここで、送風機116は、遠心式ファン(シロッコファン、ラジアルファン、ターボファン等のうち、ここではシロッコファンとしている)を用いたものとしており、後述する制御部160によって制御されるようになっている。
アキュムレータ115は、蒸発器114より流出される冷媒を気液分離して、気相冷媒のみを圧縮機111に吸入させると共に、サイクル中の余剰冷媒を蓄えるレシーバである。
そして、放熱器112と膨張弁113との間には、圧力センサ117が設けられており、ヒートポンプ110における放熱器112の高圧側冷媒圧力を検出するようにしている。この圧力センサ117によって検出される圧力信号は、後述する制御部160に出力されるようになっている。
タンク130は、耐食性に優れた金属製(例えばステンレス製)の容器(例えば容量200L)で、外周部に図示しない断熱材が配置され、高温の湯を内部に貯めて長時間に渡って保温することができるようになっている。尚、タンク130には、後述する給水配管(水道水配管)153による水圧が直接かからないようにしているので、タンク130自身の耐圧性を不要として、ここでは扁平直方体を成すものとしている。
タンク130の外壁面には複数の(本例では5つの)水位サーミスタ131が縦方向にほぼ等間隔に配置され、タンク130内に満たされた水あるいは高温の湯の各水位レベルでの温度情報を後述する制御部160に出力するようになっている。例えば、容量200Lのタンク130においては、容量50L刻みの水位レベルの温度情報を出力し、タンク130内上方の沸き上げられた高温の湯と、タンク130内下方の沸き上げられる前の水との境界面を50L刻みで検出できるようになっている。
また、タンク130には、ヒートポンプ側循環回路140と、加熱用循環回路150とが設けられている。
ヒートポンプ側循環回路140は、ポンプ141によってタンク130内の水(湯)が下側から流出されて上側に戻される回路であり、内部の水は、上記放熱器112の水通路を流通するようにしている。ヒートポンプ側循環回路140の放熱器112の出口側には、加熱された高温の湯の温度を検出する温度センサ142が設けられ、温度センサ142で検出された温度信号は後述する制御部160に出力されるようになっている。尚、ポンプ141は、後述する制御部160によって制御されるようになっている。
加熱用循環回路150は、ポンプ151によってタンク130内の高温の湯が上側から流出されて下側に戻される回路であり、その途中に熱交換器152が設けられている。尚、ポンプ151は、後述する制御部160によって制御されるようになっている。
熱交換器152は、タンク130から流出されて加熱用循環回路150を流通する高温の湯と、給水配管(水道水配管)153を流通する給湯用水(水道水)との間で熱交換(給湯用水を加熱)して、ユーザが給湯部(シャワー、カラン、風呂等)で使用する湯とするものである。この熱交換器152は、高温の湯が流れる湯通路と、給湯用水が流れる水通路とを有し、湯通路を流れる高温の湯の流れ方向と水通路を流れる給湯用水の流れ方向とが対向するように構成されている。尚、給水配管153の熱交換器152の出口側には、加熱された湯の温度を検出する温度センサ154が設けられ、検出された温度信号は後述する制御部160に出力されるようになっている。
制御手段としての制御部160は、ユーザが設定する設定温度(図示しないリモコンから入力される温度であり、例えば42℃)信号、上記圧力センサ117からの圧力信号、水位サーミスタ131、温度センサ142、154からの温度信号に基づき、上記圧縮機111(実質的には駆動源である電動モータ)、膨張弁113、送風機116およびポンプ141、151等を通電制御する。
上記各機器は、図2に示すように、下面に足部123が形成され、図2(a)のように扁平状の6面体を成すケース120内に収容されて、ヒートポンプ装置100を形成している。
ここで、ケース120の6面のうち隣り合う2面、具体的には、4つの側面のうちの隣り合う2面で、面積の小さい側面の上側(天地方向の上側)に吸入部121を形成し、また、面積の大きい側面の吸入部121に近接する部位に排出部122を形成している。そして、吸入部121に対向するように蒸発器114を配置している。更に、この蒸発器114のコア部に送風機116の吸入側(遠心式ファンの円形側の面)を対向させ、送風機122の排出側(遠心式ファンの円周側)を排出部122に向けるようにしている。
上記の蒸発器114および送風機116の下側には、圧縮機111、放熱器112、膨張弁113、アキュムレータ115が配置され、また、残りの大半の空間にタンク130が配置され、また、ポンプ141、151、制御部160等が機能部品101として残りの空間に配置されている。
次に、上記のように構成されるヒートポンプ装置(給湯装置)100の作動について、図3を加えて説明する。このヒートポンプ装置100においては、まず、電力料金の安価な深夜時間帯(当日の23時から翌日の7時の間)に、タンク130内への高温の湯の沸き上げが行われる。即ち、制御部160によって、水位サーミスタ131の温度信号から、タンク130内の残湯量(高温の湯の残り量)が把握され、タンク全容量から残湯量を差し引いた分の沸き上げ量が算出され、タンク130内が高温の湯で満タンとなるように、ヒートポンプ110およびヒートポンプ側循環回路140が作動される。
具体的には、制御部160によって、圧縮機111が駆動され、ヒートポンプ110内の冷媒が循環され、また、送風機116が駆動されることで蒸発器114に外気が供給される(外気からの吸熱が行われる)。そして、放熱器112での放熱によって、温度センサ142で得られる水の温度が、目標温度(例えば90℃)となるように、ヒートポンプ側循環回路140のポンプ141の作動回転数が制御される。これによって、タンク130内の水は下側から流出され、放熱器112で加熱され、タンク112の上側に戻され、タンク130内が高温の湯で満たされていく。
この時、放熱器112での湯の沸き上げが最適効率となるように、水側の温度(例えばタンク130の下側の水温サーミスタ131で得られる水の温度)に応じて、冷媒側(放熱器112側の冷媒)の温度が所定温度(冷媒温度は圧力と相関する)となるように、即ち、圧力センサ117で得られる高圧側冷媒圧力が所定圧力となるように膨張弁113の弁開度が調節される(深夜電力運転)。
そして、深夜時間帯以外の7時から23時の間で、ユーザが給湯部を使用すると、制御部160によって、温度センサ154で得られる給湯用水の温度が、ユーザが設定する設定温度(例えば42℃)となるように、加熱用循環回路150のポンプ151の作動回転数が制御される。
ここで、上記ユーザの給湯部の使用に伴い、水位サーミスタ131によって得られるタンク130内の高温の湯の量が所定量(例えば150L)以下となると、上記と同様にヒートポンプ110およびヒートポンプ側循環回路140が作動されて、高温の湯がタンク130内に沸き増しされる(湯切れ防止運転)。
以上のように本実施形態においては、ヒートポンプ110の作動時に、遠心式ファン(シロッコファン)を有する送風機116によって、外気の流れはケース120の吸入部121から蒸発器114を通って排出部122に向かうというように、略直角流れとなる。
よって、ケース120の4つの側面うち、少なくとも隣り合う2面は、外気の吸入および排出に関わりのない面として形成できるので、最大、この2面を例えば住宅の壁部に接触可能として(図2(a))ヒートポンプ装置100を配置でき、デッドスペースを作る事無く、配置効率を向上することができる。
そして、ケース120内にタンク130を一体的に設けるようにしているので、コンパクトなヒートポンプ装置100とすることができる。
また、ヒートポンプ110内の冷媒を二酸化炭素として、この冷媒を圧縮機111で臨界圧力以上に圧縮吐出するようにしているので、ヒートポンプ110内の冷媒温度をより高くすることができ、タンク130内の水に対する加熱能力を増大できる。
尚、上記第1実施形態に対して、図4に示すように、蒸発器114は、排出部122側に対向するように配置しても良い。また、図5に示すように、蒸発器114および送風機116と、他の機器(圧縮機111、放熱器112、膨張弁113、アキュムレータ115、熱交換器152等)との配置関係を上下逆としても良い。更には、他の機器(圧縮機111、放熱器112、膨張弁113、アキュムレータ115、熱交換器152等)が送風機116による外気の流れ中に配置されるようにしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図6(第2実施形態1)、図7(第2実施形態2)、図8(第2実施形態3)に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、吸入部121および排出部122のいずれか一方をケース120の上面あるいは下面に設けたものである。
尚、ケース120の下面に吸入部121あるいは排出部122を設ける際には、ケース120の足部123によって、庭地あるいはベランダとの間に隙間が形成され、外気の流れが形成されるようにしている。
これにより、ケース120の4つの側面において、外気の吸入および排出に関わりのない面を上記第1実施形態の2面に対して、3面に増やすことができるので、ヒートポンプ装置120の配置効率を更に向上できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図9に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対して、送風機116を複数設けるようにしたものである。
ここでは、送風機116を2つとして上下方向に配置して、ケース120の上面と下面にそれぞれ排出部122を設けている。また、吸入部121は、ケース120の1つの側面(図9中の右側の側面)の全体に渡って形成して、この吸入部121に対向するように蒸発器114を配置している。
この第3実施形態においては、外気は吸入部121から流入して、蒸発器114を通った後に、上側および下側のそれぞれの送風機116によって、上側および下側のそれぞれの排出部122から流出する。
これにより、1つずつの送風機116を小型にして、ケース120内の搭載性を向上することができ、また、トータルの騒音、駆動用動力を低減できる。
尚、ここでは、排出部122を2つ設けて、2つの外気の流れを形成したが、これに限らず、それぞれ1つずつ形成される吸入部121、排出部122の間に複数の送風機116を設けるようにしても良い。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図10(第4実施形態1)、図11(第4実施形態2)に示す。第4実施形態は、上記第1実施形態に対して、蒸発器114の形状およびケース120内への配置条件を変更したものである。
ここでは、蒸発器114をL字状に形成しており、L字状の各コア部が吸入部121および排出部122に対向するように配置している。尚、図10は、吸入部121および排出部122をケース120の隣り合う2つの側面に設けた例であり、図11は、吸入部121および排出部122をケース120の側面および下面にそれぞれ設けた例である。
これにより、外気流れの下流側における蒸発器114においては、上流側の蒸発器114での熱交換により温度低下した外気が流通することから、熱交換効率は低下するものの、蒸発器114の体格を容易に増大して、吸熱能力を増加させることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図12に示す。第5実施形態は、上記第1実施形態に対して、騒音低減の観点からタンク130の配置位置を変更したものである。
ここでは、ケース120の側面のうち、吸入部121および排出部122が形成されない1つの面と、圧縮機111および送風機116との間にタンク130が配置されるようにしている。即ち、タンク130の扁平度を大きくして、このタンク130を吸入部121、排出部122の形成されないケース120の側面(面積の大きい側面)に対向するように配置している。そして、ケース120内の残りの空間に圧縮機111、蒸発器114、送風機116および他の機器(放熱器112、膨張弁113、アキュムレータ115、熱交換器152等)が左右方向に並ぶように配置している。このように形成されるヒートポンプ装置100は、タンク130が対向する側のケース120の側面が住宅の壁部に接触されるように設置される。
これにより、圧縮機111および送風機116から発生する騒音が住宅内に伝播するのをタンク130によって遮ることができ、低騒音のヒートポンプ装置100とすることができる。
尚、圧縮機111(含む他の機器)と、蒸発器114および送風機116は、図13に示すように、上下方向に並ぶように配置しても良い。また、圧縮機111および他の機器が送風機116による外気の流れ中に配置されるようにしても良い。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図14に示す。第6実施形態は、上記第5実施形態に対して、更に騒音低減を図るようにしたものである。
ここでは、タンク130の側面部に凹状の凹部132を設けて、この凹部132内に圧縮機111、蒸発器114、送風機116および他の機器(放熱器112、膨張弁113、アキュムレータ115、熱交換器152等)を配置するようにしている。
これにより、圧縮機111および送風機116から発生する騒音がタンク(130)の凹部132によって3方から遮られるので、住宅内への騒音伝播抑制効果を向上できる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図15に示す。第7実施形態は、上記第1実施形態に対して、タンク130内の高温の湯の熱ロス抑制あるいはヒートポンプ110起動時の冷水貯湯の抑制、および備え付け後の安定性について考慮したものである。
ここでは、タンク130の形状を、ケース120を上下方向に略2分割した場合の空間に相当する形状として、このタンク130をケース120の下側に配置している。そして、このタンク130の上側に、圧縮機111、蒸発器114、送風機116および他の機器(放熱器112、膨張弁113、アキュムレータ115、熱交換器152等)が左右方向に並ぶように配置している。よって、作動時の自己発熱を伴う圧縮機111、放熱を伴う放熱器112が、タンク130の上面に接触する形としている。
これにより、圧縮機111および放熱器112の熱をタンク130に伝達でき、タンク130内に貯められた高温の湯の熱ロス(温度低下)を抑制できる。また、放熱器112内の冷媒(ヒートポンプ110内の冷媒)は、タンク130内の高温の湯によって余熱されることになるので、ヒートポンプ110の起動時において、短時間で水を加熱でき、タンク130内に低温状態での水が貯められるのを抑制できる(冷水貯湯の抑制)。
また、ヒートポンプ装置100の使用時に、タンク130内に水あるいは高温の湯が貯められることで、ヒートポンプ装置100の重心位置が下側となり、安定した備え付けができる(耐震性の向上)。
尚、ヒートポンプ装置100の備え付けにおいて、耐震性を考慮した取り付け(ボルト固定等)がされるならば、タンク130の位置は下側でなくとも良い。逆に、タンク130をケース120内の上側に配置して、各種機器を下側に配置すれば、備え付け前の輸送や施工時(タンク130内が空状態)において、ヒートポンプ装置100の重心が下側となり、安定した作業が可能となる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態を図16に示す。第8実施形態は、上記第1実施形態に対して、タンク130の形状、各種機器の配置を変更したものである。
ここでは、タンク130をケース120内の空間で縦長となるように形成すると共に、左右方向に残る空間に各種機器(圧縮機111、放熱器112、膨張弁113、蒸発器114、アキュムレータ115、送風機116、熱交換器152、機能部品101等)を上下方向に配置している。
これにより、ケース120内で縦長と成って残る空間に各種機器を効率良く配置できる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態を図17に示す。第9実施形態は、上記第1実施形態に対して、送風機116の仕様、および吸入部121、排出部122の形成位置を変更したものである。
ここでは、送風機116は、貫流ファンを用いたものとしている。そして、吸入部121と排出部122とをケース120の6面中の1つの面(面積の小さい側面)に、上下方向に並ぶように形成しており、蒸発器114をこの吸入面121に対向するように配置している。また、上記送風機116(貫流ファンの翼)を蒸発器114のコア部に対向するように配置している。
このヒートポンプ装置100においては、ヒートポンプ110の作動時において、送風機116によって、外気は吸入部121から流入して、蒸発器114を通り、排出部122から流出するというように、Uターン流れを形成する。
これにより、ケース120の4つの側面うち、少なくとも3面は、外気の吸入および排出に関わりのない面として形成できるので、最大、この3面を例えば住宅の壁部に接触可能としてヒートポンプ装置100を配置でき、デッドスペースを作る事無く、配置効率を向上することができる。
尚、送風機116は、貫流ファンに代えて上記第1実施形態〜第8実施形態で説明した、遠心式ファンを用いたものとしても良い。この場合は、例えば遠心式ファンのケーシングを排出部122側に向けて滑らかに曲げるようにして、Uターン流れを形成すれば良い。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態〜第8実施形態においては、送風機116に遠心式ファンが用いられるものとして説明したが、これに代えて、貫流ファンを用いた送風機としても良い。
また、上記第1実施形態〜第9実施形態において、送風手段として、遠心式ファンあるいは貫流ファンを用いた送風機116によって、外気の直角流れやUターン流れを形成するようにしたが、これに限らず、滑らかに曲げられた風向板(本発明における送風流れ方向を可変可能とする送風手段に対応)によって、外気の流れ方向を可変するようにしても良い。
また、タンク130は、ケース120の外部に設置されるタンク別体型のヒートポンプ装置としても良い。
また、ヒートポンプ110内の減圧手段として、膨張弁113を用いたが、これに代えて、エジェクタとしても良い。エジェクタは、放熱器112から流出した高圧側冷媒を減圧膨張させるノズル部と、このノズル部から噴射される冷媒と蒸発器114から吸引される気相冷媒とを混合させて冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部とを有するものであり、これにより、圧縮機111の動力を低減でき、ヒートポンプ装置100の成績係数を向上できる。
また、給湯部に供給される湯は、タンク130内の高温の湯によって熱交換器152で給湯用水が加熱されて生成されるようにしたが、タンク130内の高温の湯が給湯用水と混合される等して生成されるようにしても良い。
また、ヒートポンプ110は、圧縮機111で冷媒を臨界圧力以上に加圧する所謂超臨界ヒートポンプサイクルを構成したが、超臨界ヒートポンプサイクルに限定されるものではない。また、冷媒は二酸化炭素であったが、これに限定されるものではない。所謂フロン等の他の冷媒であっても良い。
ヒートポンプ装置の概略構成を示す模式図。 第1実施形態におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 ヒートポンプ装置の作動例を示すタイムチャートである。 第1実施形態の変形例1におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す平面図である。 第1実施形態の変形例2におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第2実施形態1におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す正面図である。 第2実施形態2におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す正面図である。 第2実施形態3におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す正面図である。 第3実施形態におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す正面図である。 第4実施形態1におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す平面図である。 第4実施形態2におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す正面図である。 第5実施形態におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第5実施形態の変形例1におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第6実施形態におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第7実施形態におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第8実施形態におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第9実施形態におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す正面図である。 従来技術におけるヒートポンプ装置の実装構造を示す平面図である。
符号の説明
100 ヒートポンプ装置
110 ヒートポンプ
111 圧縮機
112 放熱器(高圧側熱交換器)
113 膨張機(減圧手段)
114 蒸発器(低圧側熱交換器)
116 送風機(送風手段)
120 ケース
121 吸入部
122 排出部
130 タンク
132 凹部

Claims (13)

  1. 圧縮機(111)、高圧側熱交換器(112)、減圧手段(113)、低圧側熱交換器(114)が順次環状に接続されて形成されるヒートポンプ(110)が、6面体を成すケース(120)内に収容されて、
    前記低圧側熱交換器(114)にて外気から吸熱して、前記高圧側熱交換器(112)の放熱によって外部流体を加熱するヒートポンプ装置において、
    前記ケース(120)の6面のうち、1面あるいは隣り合う2面に、前記外気用の吸入部(121)および排出部(122)がそれぞれ形成され、
    前記低圧側熱交換器(114)が、前記吸入部(121)あるいは前記排出部(122)の少なくとも一方に対向するように配置され、
    送風流れ方向を可変可能とする送風手段(116)によって、前記外気が前記吸入部(121)から前記低圧側熱交換器(114)を通り、前記排出部(122)に流れるようにしており、
    前記ケース(120)内には、前記高圧側熱交換器(112)によって加熱された前記外部流体を貯めるタンク(130)が設けられ、
    前記ケース(120)の側面のうち、前記吸入部(121)および前記排出部(122)が形成されない少なくとも1つの面に、前記タンク(130)が対向するように配置され、
    前記圧縮機(111)および前記送風手段(116)は、前記ケース(120)内の残りの空間に前記タンク(130)に対向するように配置されたことを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 圧縮機(111)、高圧側熱交換器(112)、減圧手段(113)、低圧側熱交換器(114)が順次環状に接続されて形成されるヒートポンプ(110)が、6面体を成すケース(120)内に収容されて、
    前記低圧側熱交換器(114)にて外気から吸熱して、前記高圧側熱交換器(112)の放熱によって外部流体を加熱するヒートポンプ装置において、
    前記ケース(120)の6面のうち、1面あるいは隣り合う2面に、前記外気用の吸入部(121)および排出部(122)がそれぞれ形成され、
    前記低圧側熱交換器(114)が、前記吸入部(121)あるいは前記排出部(122)の少なくとも一方に対向するように配置され、
    送風流れ方向を可変可能とする送風手段(116)によって、前記外気が前記吸入部(121)から前記低圧側熱交換器(114)を通り、前記排出部(122)に流れるようにしており、
    前記ケース(120)内には、前記高圧側熱交換器(112)によって加熱された前記外部流体を貯めるタンク(130)が設けられ、
    前記ケース(120)の側面のうち、前記吸入部(121)および前記排出部(122)が形成されない少なくとも1つの面に、前記タンク(130)が対向するように配置され、
    前記タンク(130)よりも前記吸入部(121)および前記排出部(122)が形成された面の近くに、前記圧縮機(111)および前記送風手段(116)が配置されたことを特徴とするヒートポンプ装置。
  3. 前記吸入部(121)および前記排出部(122)は、前記隣り合う2面にそれぞれ形成されており、
    前記送風手段(116)は、遠心ファンあるいは貫流ファンを用いた送風機(116)であり、
    前記送風機(116)によって、前記外気の流れが前記吸入部(121)から前記低圧側熱交換器(114)を通り、前記排出部(122)に向かうように、略直角流れとなるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記吸入面(121)および前記排出面(122)は、前記1面にそれぞれ形成されており、
    前記送風手段(116)は、遠心ファンあるいは貫流ファンを用いた送風機(116)であり、
    前記送風機(116)によって、前記外気の流れが前記吸入部(121)から前記低圧側熱交換器(114)を通り、前記排出部(122)に向かうように、Uターン流れとなるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ装置。
  5. 前記吸入部(121)および前記排出部(122)の少なくとも一方は、前記ケース(120)の上面あるいは下面に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のヒートポンプ装置。
  6. 前記送風手段(116)は、複数設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のヒートポンプ装置。
  7. 前記吸入部(121)および前記排出部(122)は、前記隣り合う2面にそれぞれ形成されており、
    前記低圧側熱交換器(114)は、前記吸入部(121)および前記排出部(122)の両方に対向するようにL字状に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3請求項5、請求項6のいずれか1つに記載のヒートポンプ装置。
  8. 前記タンク(130)には、凹状となる凹部(132)が形成されており、
    前記圧縮機(111)および前記送風手段(116)は、前記凹部(132)内に配置されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載のヒートポンプ装置。
  9. 前記圧縮機(111)、前記高圧側熱交換器(112)の少なくとも一方は、前記タンク(130)に接触していることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載のヒートポンプ装置。
  10. 前記タンク(130)は縦長に形成されており、
    前記圧縮機(111)、前記高圧側熱交換器(112)、前記減圧手段(113)、前記低圧側熱交換器(114)、前記送風手段(116)は、上下方向に配置されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載のヒートポンプ装置。
  11. 前記減圧手段(113)として、前記ヒートポンプ(110)内の高圧冷媒を等エントロピ的に減圧膨脹させるノズル部と、減圧膨脹時に低下したエンタルピを圧力エネルギーに変換する昇圧部とを有するエジェクタが用いられたこと特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機。
  12. 前記圧縮機(111)は、前記ヒートポンプ(110)内の冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1つに記載のヒートポンプ装置。
  13. 前記冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする請求項12に記載のヒートポンプ装置。
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