JP2007132303A - 流体搬送装置 - Google Patents
流体搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007132303A JP2007132303A JP2005327623A JP2005327623A JP2007132303A JP 2007132303 A JP2007132303 A JP 2007132303A JP 2005327623 A JP2005327623 A JP 2005327623A JP 2005327623 A JP2005327623 A JP 2005327623A JP 2007132303 A JP2007132303 A JP 2007132303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- compressor
- heat
- refrigerant
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
【解決手段】流体搬送装置11は、圧縮部50、膨張部60、電動機40、ケーシング31、および熱回収部21A,38を備える。電動機は、圧縮部および膨張部を駆動させる。ケーシングは、圧縮部、膨張部、および電動機を収容する。熱回収部は、ケーシングのうち圧縮部および電動機の少なくとも一方に近傍する部分のみに設けられる。
【選択図】図1
Description
本発明の課題は、圧縮機と膨張機とを同一のケーシングに収容した流体搬送装置において、効率的に熱を回収をすることにある。
この流体搬送装置では、熱回収部が、ケーシングのうち圧縮部および電動機の少なくとも一方に近傍する部分のみに設けられる。つまり、この流体搬送装置では、熱回収部が膨張部にほぼ接触しないようになっている。このため、この流体搬送装置では、圧縮機や電動機から熱回収部に流入した熱が膨張部に流入するのを防止することができる。したがって、この流体搬送装置では、圧縮機と膨張機とを同一のケーシングに収容しながらも効率的に圧縮機や電動機から廃熱を回収をすることが可能となる。
この流体搬送装置では、熱回収部が、熱交換器である。このため、この流体搬送装置では、熱交換器に冷媒や水などを流すようにすれば、冷媒や水に直接、圧縮機や電動機の廃熱を供給することができる。
この流体搬送装置では、熱回収部が、蓄熱材である。このため、この流体搬送装置では、必要に応じて冷媒や水などに熱を供給することができる。また、蓄熱材は騒音レベルの抑制に非常に有効であることが判明している。このため、この流体搬送装置では、更に、騒音レベルを抑制することも可能となる。
この流体搬送装置では、断熱部が、ケーシングのうち膨張部に近傍する部分に設けられる。このため、この流体搬送装置では、圧縮部や電動機から生じる熱が膨張部に更に流入しにくくなる。したがって、この流体搬送装置では、圧縮部や電動機から生じる熱が更に熱回収部へ流入しやすくなる。この結果、この流体搬送装置では、更に効率よく圧縮機や電動機から廃熱を回収をすることが可能となる。
この流体搬送装置では、空気層が、密閉容器内に存在し、ケーシングのうち膨張機に相当する部分を覆う。このため、この流体搬送装置では、膨張機に対する防音効果を享受することができる。
また、圧縮部と膨張部とを同一ケーシングに収容すると、騒音レベルが大きくとなるという不都合があるが、本発明では、熱回収部が、ケーシングのうち圧縮部および電動機の少なくとも一方に近傍する部分に設けられている。このため、この流体搬送装置では、圧縮機と膨張機とを同一のケーシングに収容しながらも騒音レベルを十分に抑制することが可能となる。
第3発明に係る流体搬送装置では、必要に応じて冷媒や水などに熱を供給することができる。また、蓄熱材は騒音レベルの抑制に非常に有効であることが判明している。このため、この流体搬送装置では、更に、騒音レベルを抑制することも可能となる。
第5発明に係る流体搬送装置では、膨張機に対する防音効果を享受することができる。
ここでは、図1および図2を用いて本発明の第1実施形態に係る給湯機能付き空気調和機1について説明する。
〔給湯機能付き空気調和機の構成〕
本発明の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1は、図1に示されるように、主に、ヒートポンプユニット10、貯湯タンクユニット70、およびヒートポンプユニット10と貯湯タンクユニット70とを接続する連絡用水配管91,92から構成される。
(1)ヒートポンプユニット
ヒートポンプユニット10には、図1に示されるように、冷媒回路3が収容されている。そして、この冷媒回路3は、主に、主冷媒回路5、給湯用バイパス路6、および熱回収用バイパス路7から形成されている。なお、この冷媒回路3には冷媒として二酸化炭素が封入されており、この冷媒回路3では高圧側で二酸化炭素が超臨界圧力となるようにコントロールされる。
ピストン53は、円環状に形成され、駆動軸45に連設されたクランク軸55の外周に回転自在に嵌め込まれている。図2には示されないが、ピストン53には、ブレードが一体に形成されている。ブレードは、ブッシュ(図示せず)を介してシリンダ51に挿入されている。そして、ピストン53は、ブッシュを支点に揺動し、シリンダ室52の容積を減少させて冷媒を圧縮する。
可動スクロール64は、オルダムリングを介してフレーム41に支持されている。また、フレーム41は、駆動軸45を支持しており、膨張機60の軸受けを兼ねている。
冷媒は、ピストン53の揺動運動に従って吸入口57からシリンダ室52に吸入される。吸入された冷媒は、ピストン53とシリンダ内周壁およびブレード54に区画されたシリンダ室52で圧縮され、冷媒である二酸化炭素の臨界圧力以上の所定圧力まで圧縮される。所定圧力を越えた冷媒は、吐出弁56を通じて、吐出口58より圧縮機側空間33に吐出される。ケーシング31内に吐出された冷媒は、吐出ポート35から冷媒回路3へ吐出される。
冷媒が膨張するに従って可動スクロール64が公転運動し、偏心軸68を介して駆動軸45に回転トルクが伝達される。駆動軸45に与えられた回転トルクは、機械的動力として圧縮機50に伝達される。
ここで、膨張機60では、流入した冷媒を等エントロピ過程で膨張させており、冷媒のエンタルピ低下量に相当する回転動力が回収される。この回収された回転動力は、駆動軸45によって圧縮機50へ伝達され、圧縮機50の駆動に利用される。また、圧縮機50へは、電動機40により駆動軸45を通じて回転動力が伝達され、この回転動力は膨張機60から伝達される回転動力と共に、圧縮機50を駆動するために用いられる。
液閉鎖弁15は、電磁弁であって、一方のポートが第4接続用冷媒配管24Dを介して室内熱交換器14に接続されるとともに、第5接続用冷媒配管24Eを介して膨張圧縮機の流入ポート36に接続される。そして、この液閉鎖弁15は、給湯機能付き空気調和機1が暖房兼給湯運転状態、暖房運転状態、または給湯運転状態にあるときに開状態となり、給湯機能付き空気調和機1が冷房運転状態またはデフロスト運転状態にあるときに閉状態となる。
第1電磁弁23は、一方のポートが第11接続用冷媒配管24Kを介して第2四路切換弁16の第4ポートにに接続されるとともに、他方のポートが第12接続用冷媒配管24Lを介して室内熱交換器14に接続される。そして、この第1電磁弁23は、給湯機能付き空気調和機1が暖房兼給湯運転状態、暖房運転状態、または給湯運転状態にあるときに閉状態となり、給湯機能付き空気調和機1が冷房運転状態またはデフロスト運転状態にあるときに開状態となる。
熱回収用バイパス路7は、図1に示されるように、主に、第2電磁弁20、蓄熱用熱交換器22、および第2電磁弁20と蓄熱用熱交換器22とを接続する第32接続用冷媒配管26Bから構成されている。そして、この熱回収用バイパス路7は、第2電磁弁20から延びる第31接続用冷媒配管26Aが第7接続用冷媒配管24Gに接合され、蓄熱用熱交換器22から延びる第33接続用冷媒配管26Cが第9接続用冷媒配管24Iに接合されることによって主冷媒回路5と連結されている。
第2電磁弁20は、給湯機能付き空気調和機1が暖房兼給湯運転状態、暖房運転状態、または給湯運転状態にあるときに開状態となり、給湯機能付き空気調和機1が冷房運転状態またはデフロスト運転状態にあるときに閉状態となる。
貯湯タンクユニット70は、図1に示されるように、主に、貯湯タンク71、水ポンプ72、および複数の水配管73〜76から構成されている。
貯湯タンク71は、貯湯タンク71内に貯蔵される水または温水をヒートポンプユニット10の給湯用熱交換器19の水ジャケットに供給するための第3水配管74に接続されていると共に、ヒートポンプユニット10の給湯用熱交換器19の水ジャケットから流出される高温の温水あるいは湯を貯湯タンク71に戻すための第4水配管73と接続されている。なお、ここで、第3水配管74は貯湯タンク71の下部から延びており、第4水配管73は貯湯タンク71の上部から延びている。また、第3水配管74は第1連絡用水配管91を介してヒートポンプユニット10の第1水配管29Aに接続され、第4水配管73は第2連絡用水配管92を介して第2水配管29Bに接続されている。また、この貯湯タンク71は、外部からの水を貯湯タンク71に供給するための給水配管75に接続されると共に、住戸に高温の温水または湯を供給するための給湯配管76に接続されている。なお、ここで、給水配管75は貯湯タンク71の上部から延びており、給湯配管76は貯湯タンク71の中央付近から延びている。また、この貯湯タンク71には内部に図示しない温度センサが挿入されており、温度センサの信号値が所定の閾値(設定湯温)を下回ると、膨張圧縮機11および水ポンプ72が運転されるようになっている。
水ポンプ72は、第3水配管74に設けられており、貯湯タンク71に貯蔵されている水あるいは温水をヒートポンプユニット10の給湯用熱交換器19の水ジャケットに供給する駆動源となる。
(1)暖房兼給湯運転
給湯機能付き空気調和機1が暖房兼給湯モードに設定されると、第1四路切換弁12が第1状態となり、第2四路切換弁16が第3状態となる。また、このとき、ガス閉鎖弁13は開状態となり、液閉鎖弁15は開状態となり、第1電磁弁23は閉状態となり、第2電磁弁20は開状態となり、第3電磁弁18は開状態となる。
また、給湯用熱交換器19の伝熱管に送られたガス冷媒は、給湯用熱交換器19の水ジャケットを流れる水または温水と熱交換して冷却された後、第23接続用冷媒配管27Cおよび第4接続用冷媒配管24Dを通って液閉鎖弁15に至る。つまり、このとき、給湯用熱交換器19の伝熱管を流れる水または温水は、加熱されて高温の温水(湯)となる。なお、この高温の温水(湯)は、水ポンプ72により貯湯タンク71に送られる。そして、貯湯タンク71に送られた高温の温水(湯)が設定湯温に達しない場合は、更にその温水(湯)が水ポンプ72により給湯用熱交換器19に送られることになる。逆に、貯湯タンク71に送られた高温の温水(湯)が設定湯温に達した場合は、第3電磁弁18が閉状態とされ、水ポンプ72が停止させられることになる。
また、蓄熱用熱交換器22に送られた超臨界冷媒は、蓄熱材21Aに蓄えられている膨張圧縮機11の廃熱を吸収することにより蒸発されてガス冷媒となった後、第33接続用冷媒配管26Cおよび第9接続用冷媒配管24Iを通って、再び、膨張圧縮機11の圧縮機50に吸入される。
給湯機能付き空気調和機1が暖房モードに設定されると、第1四路切換弁12が第1状態となり、第2四路切換弁16が第3状態となる。また、このとき、ガス閉鎖弁13は開状態となり、液閉鎖弁15は開状態となり、第1電磁弁23は閉状態となり、第2電磁弁20は開状態となり、第3電磁弁18は閉状態となる。
また、蓄熱用熱交換器22に送られた超臨界冷媒は、蓄熱材21Aに蓄えられている膨張圧縮機11の廃熱を吸収することにより蒸発されてガス冷媒となった後、第33接続用冷媒配管26Cおよび第9接続用冷媒配管24Iを通って、再び、膨張圧縮機11の圧縮機50に吸入される。
給湯機能付き空気調和機1が給湯モードに設定されると、第1四路切換弁12が第1状態となり、第2四路切換弁16が第3状態となる。また、このとき、ガス閉鎖弁13は閉状態となり、液閉鎖弁15は開状態となり、第1電磁弁23は閉状態となり、第2電磁弁20は開状態となり、第3電磁弁18は開状態となる。
また、蓄熱用熱交換器22に送られた超臨界冷媒は、蓄熱材21Aに蓄えられている膨張圧縮機11の廃熱を吸収することにより蒸発されてガス冷媒となった後、第33接続用冷媒配管26Cおよび第9接続用冷媒配管24Iを通って、再び、膨張圧縮機11の圧縮機50に吸入される。
給湯機能付き空気調和機1がデフロストモードに設定されると、第1四路切換弁12が第2状態となり、第2四路切換弁16が第4状態となる。また、このとき、ガス閉鎖弁13は閉状態となり、液閉鎖弁15は閉状態となり、第1電磁弁23は閉状態となり、第2電磁弁20は開状態となり、第3電磁弁18は閉状態となる。
給湯機能付き空気調和機1が冷房モードに設定されると、第1四路切換弁12が第2状態となり、第2四路切換弁16が第4状態となる。また、このとき、ガス閉鎖弁13は開状態となり、液閉鎖弁15は閉状態となり、第1電磁弁23は開状態となり、第2電磁弁20は閉状態となり、第3電磁弁18は閉状態となる。
そして、そのガス冷媒は、第3接続用冷媒配管24C、ガス閉鎖弁13、第2接続用冷媒配管24B、第1四路切換弁12、および第9接続用冷媒配管24Iを通って、再び、膨張圧縮機11の圧縮機50に吸入される。
本実施の形態に係る冷媒回路3では、膨張圧縮機11が蓄熱槽21により密閉された上で、さらに圧縮機50および電動機40の部分を覆うように蓄熱材21Aが注入されており、圧縮機50および電動機40からの廃熱が蓄熱用熱交換器22を介して冷媒回路3に回収されるようになっている。また、この冷媒回路3では、膨張圧縮機11の膨張機60の部分が空気層に覆われている。このため、この膨張圧縮機11では、圧縮機50や電動機40からの廃熱を有効に利用することができるとともに、圧縮機50および膨張機60からの騒音を抑制することができる。
(A)
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、膨張機60としてスクロール型膨張機が採用されたが、これに代えて、歯車型膨張機や、ルーツ型膨張機、スクリュー型膨張機、揺動ピストン型ロータリ膨張機などの他の形式を有する膨張機が採用されてもかまわない。
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、圧縮機50として揺動ピストン型ロータリ圧縮機が採用されたが、これに代えて、スクロール型圧縮機などの他の形式を有する圧縮機が採用されてもかまわない。
(C)
先の実施の形態では、特に言及しなかったが、図3に示されるように、膨張圧縮機11のケーシング31の圧縮機50および電動機40に相当する部分に放熱フィン39を設けてもよい。
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、膨張機60の部分が空気層に覆われていたが、これに代えて、膨張機60の部分を断熱材で覆ってもよい。このようにすれば、この膨張圧縮機11では、圧縮機50や電動機40からの廃熱が膨張機60に更に流入しにくくすることができ、さらに効率よくその廃熱を利用することができる。
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、圧縮機50および電動機40の部分を覆うように蓄熱槽21に蓄熱材21Aが注入されていたが、圧縮機50の部分のみを覆うように蓄熱材21Aを注入してもよい。
(F)
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、圧縮機50および電動機40の部分を覆うように蓄熱槽21に蓄熱材21Aが注入されていたが、電動機40の部分のみを覆うように蓄熱材21Aを注入してもよい。
先の実施の形態では、特に言及しなかったが、膨張圧縮機11の吸入ポート34にアキュムレータを接続してもよい。なお、このアキュームレータは蓄熱槽21の内側に設けてもよいし、蓄熱槽21の外側に設けてもよい。
(H)
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、膨張圧縮機11の圧縮機50および電動機40に相当する部分に蓄熱材21Aが注入されることで、圧縮機50および電動機40の廃熱回収が行われたが、図4に示されるように、膨張圧縮機11のケーシング31の圧縮機50および電動機40に相当する部分にスパイラル形状の熱交換用器38を設けることにより圧縮機50および電動機40の廃熱回収が行われてもよい。
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、熱回収用バイパス路7が主冷媒回路5に接続されていたが、熱回収用バイパス路7は、第1水配管29Aに接続されもよい。なお、このとき、第31接続用冷媒配管26Aが第33接続用冷媒配管26Cの接続位置の水流れ方向下流側に接続されてもよいし、第33接続用冷媒配管26Cが第31接続用冷媒配管26Aの接続位置の水流れ方向下流側に接続されてもよい。かかる場合、圧縮機50および電動機40からの廃熱は、第1水配管29Aに流れる水または温水の沸き上げに利用されることになる。
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、熱回収用バイパス路7が主冷媒回路5に接続されていたが、熱回収用バイパス路7は、一端が第1連絡用水配管91に、他端が給湯用熱交換器19の伝熱管の入口側(図1において第1水配管29Aが接続されている側)に接続されるようにしてもよい。かかる場合、第1水配管29Aは不要となる。このようにすれば、第1連絡用水配管91に流れる水または温水は、必ず、蓄熱用熱交換器22を通った後に給湯用熱交換器19に流入することになり、圧縮機50および電動機40からの廃熱を有効に湯の沸き上げに利用することができる。
先の実施の形態に係る給湯機能付き空気調和機1では、蓄熱槽21内において、膨張圧縮機11の圧縮機50および電動機40の部分のみが蓄熱材21Aに浸けられており、膨張機60の部分が空気層に覆われるようになっていた。しかし、蓄熱槽21の全空間を蓄熱材21Aで満たしてもよい。このようにすれば、蓄熱材21Aの防音効果により膨張機60から発せられる騒音のレベルを低減することができる。
ここでは、図5を用いて本発明の第2実施形態に係るヒートポンプ給湯装置101について説明する。
〔ヒートポンプ給湯装置の構成〕
本発明の実施の形態に係るヒートポンプ給湯装置101は、図5に示されるように、主に、ヒートポンプユニット110、貯湯タンクユニット70、およびヒートポンプユニット110と貯湯タンクユニット70とを接続する連絡用水配管91,92から構成される。なお、本実施の形態に係る貯湯タンクユニットおよび連絡用水配管は第1実施形態に係る貯湯タンクユニット70および連絡用水配管91,92と同一であるので同じ符号を付して説明を省略し、以下、ヒートポンプユニット110について詳述する。
本実施の形態に係るヒートポンプユニット110には、図5に示されるように、冷媒回路103が収容されている。そして、この冷媒回路103は、主に、主冷媒回路105および熱回収用バイパス路7から形成されている。なお、この冷媒回路103には冷媒として二酸化炭素が封入されており、この冷媒回路103では高圧側で二酸化炭素が超臨界圧力となるようにコントロールされる。また、本実施の形態に係る熱回収用バイパス路は第1実施形態に係る熱回収用バイパス路7と同一であるので同じ符号を付して説明を省略し、以下、主冷媒回路105について詳述する。
膨張圧縮機11は、第1実施形態に記載される膨張圧縮機11と同一のものであって、本実施の形態においては吐出ポート35が第13接続用冷媒配管124Aを介して給湯用熱交換器19の伝熱管の入口側に接続され、吸入ポート34が第16接続用冷媒配管124Dを介して室外熱交換器17の出口側に接続され、流入ポート36が第14接続用冷媒配管124Bを介して給湯用熱交換器19の伝熱管の出口側に接続され、流出ポート37が第15接続用冷媒配管124Cを介して室外熱交換器17の入口側に接続される。
〔ヒートポンプ給湯装置の運転〕
膨張圧縮機11が運転を開始し出すと、ガス冷媒が膨張圧縮機11に収容される圧縮機50に吸入されて圧縮された後、超臨界状態となり、第13接続用冷媒配管124Aを通って給湯用熱交換器19の伝熱管に送られ、給湯用熱交換器19の水ジャケットを流れる水または温水と熱交換して冷却される。つまり、このとき、給湯用熱交換器19の伝熱管を流れる水または温水は、加熱されて高温の温水(湯)となる。なお、この高温の温水(湯)は、水ポンプ72により貯湯タンク71に送られる。そして、貯湯タンク71に送られた高温の温水(湯)が設定湯温に達しない場合は、更にその温水(湯)が水ポンプ72により給湯用熱交換器19に送られることになる。逆に、貯湯タンク71に送られた高温の温水(湯)が設定湯温に達した場合は、膨張圧縮機11および水ポンプ72が停止させられることになる。
室外熱交換器17に送られた超臨界冷媒は、図示しない室外ファンから送風される空気と熱交換することにより蒸発されてガス冷媒となった後、第16接続用冷媒配管124Dを通って、再び、膨張圧縮機11の圧縮機50に吸入される。
本実施の形態に係る冷媒回路103では、膨張圧縮機11が蓄熱槽21により密閉された上で、さらに圧縮機50および電動機40の部分を覆うように蓄熱材21Aが注入されており、圧縮機50および電動機40からの廃熱が蓄熱用熱交換器22を介して冷媒回路103に回収されるようになっている。また、この冷媒回路103では、膨張圧縮機11の膨張機60の部分が空気層に覆われている。このため、この膨張圧縮機11では、圧縮機50や電動機40からの廃熱を有効に利用することができるとともに、圧縮機50および膨張機60からの騒音を抑制することができる。
(A)
先の実施の形態に係るヒートポンプ給湯装置101では、第31接続用冷媒配管26Aが、膨張機60の流出側と室外熱交換器17とを接続する第15接続用冷媒配管124Cに接合されていた。しかし、第31接続用冷媒配管26Aは、室外熱交換器17の中間部分に接合されてもよい。係る場合、熱回収用バイパス路7はインジェクション路として用いられることとなる。
先の実施の形態に係るヒートポンプ給湯装置101では、蓄熱槽21内において、膨張圧縮機11の圧縮機50および電動機40の部分のみが蓄熱材21Aに浸けられており、膨張機60の部分が空気層に覆われるようになっていた。しかし、蓄熱槽21の全空間を蓄熱材21Aで満たしてもよい。このようにすれば、蓄熱材21Aの防音効果により膨張機60から発せられる騒音のレベルを低減することができる。
その他、第1実施形態の変形例に採用される形態を有することも可能である。
21 蓄熱槽(密閉容器)
21A 蓄熱材
31 ケーシング
38 熱交換器
40 電動機
50 圧縮部(圧縮機)
60 膨張部(膨張機)
Claims (5)
- 圧縮部(50)と、
膨張部(60)と、
前記圧縮部および前記膨張部を駆動させる1台の電動機(40)と、
前記圧縮部、前記膨張部、および前記電動機を収容するケーシング(31)と、
前記ケーシングのうち前記圧縮部および前記電動機の少なくとも一方に近傍する部分のみに設けられる熱回収部と、
を備える、流体搬送装置(11)。 - 前記熱回収部は、熱交換器(38)である、
請求項1に記載の流体搬送装置。 - 前記熱回収部は、蓄熱材(21A)である、
請求項1に記載の流体搬送装置。 - 前記ケーシングのうち前記膨張部に近傍する部分に設けられる断熱部をさらに備える、
請求項1から3のいずれかに記載の流体搬送装置。 - 前記ケーシングを密閉する密閉容器(21)と、
前記密閉容器内に存在し、前記ケーシングのうち前記膨張機に相当する部分を覆う空気層と、
をさらに備える、請求項3に記載の流体搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327623A JP2007132303A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 流体搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327623A JP2007132303A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 流体搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007132303A true JP2007132303A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38154161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005327623A Pending JP2007132303A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 流体搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007132303A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4760996B1 (ja) * | 2010-10-01 | 2011-08-31 | パナソニック株式会社 | 蓄熱装置及び該蓄熱装置を備えた空気調和機 |
WO2012042691A1 (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-05 | パナソニック株式会社 | 蓄熱装置およびこれを用いた空気調和機 |
CN102777358A (zh) * | 2011-05-13 | 2012-11-14 | 上海工程技术大学 | 风冷空压机双换热器余热回收系统 |
CN103696967A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-02 | 烟台只楚红星压缩机有限公司 | 一种高效节能双功能螺杆式空气压缩机 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6298157A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-07 | 株式会社東芝 | ヒ−トポンプ装置 |
JPH051858A (ja) * | 1991-06-24 | 1993-01-08 | Kobe Steel Ltd | 膨張タービン |
JPH11159898A (ja) * | 1997-12-01 | 1999-06-15 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 冷凍機 |
JP2000249419A (ja) * | 1999-03-01 | 2000-09-14 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2001272135A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-05 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | エンジンヒートポンプの排熱回収機構 |
JP2003172244A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Daikin Ind Ltd | ロータリ式膨張機、流体機械、及び冷凍装置 |
JP2005308344A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005327623A patent/JP2007132303A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6298157A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-07 | 株式会社東芝 | ヒ−トポンプ装置 |
JPH051858A (ja) * | 1991-06-24 | 1993-01-08 | Kobe Steel Ltd | 膨張タービン |
JPH11159898A (ja) * | 1997-12-01 | 1999-06-15 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 冷凍機 |
JP2000249419A (ja) * | 1999-03-01 | 2000-09-14 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2001272135A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-05 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | エンジンヒートポンプの排熱回収機構 |
JP2003172244A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Daikin Ind Ltd | ロータリ式膨張機、流体機械、及び冷凍装置 |
JP2005308344A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4760996B1 (ja) * | 2010-10-01 | 2011-08-31 | パナソニック株式会社 | 蓄熱装置及び該蓄熱装置を備えた空気調和機 |
WO2012042691A1 (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-05 | パナソニック株式会社 | 蓄熱装置およびこれを用いた空気調和機 |
JP2012078010A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Panasonic Corp | 蓄熱装置およびこれを用いた空気調和機 |
CN103124892A (zh) * | 2010-10-01 | 2013-05-29 | 松下电器产业株式会社 | 蓄热装置和使用该蓄热装置的空气调节机 |
CN102777358A (zh) * | 2011-05-13 | 2012-11-14 | 上海工程技术大学 | 风冷空压机双换热器余热回收系统 |
CN103696967A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-02 | 烟台只楚红星压缩机有限公司 | 一种高效节能双功能螺杆式空气压缩机 |
CN103696967B (zh) * | 2013-12-25 | 2015-09-09 | 烟台只楚红星压缩机有限公司 | 一种高效节能双功能螺杆式空气压缩机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5710007B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP3674625B2 (ja) | ロータリ式膨張機及び流体機械 | |
JP4736727B2 (ja) | ヒートポンプ給湯装置 | |
JP5478715B2 (ja) | 冷凍サイクル装置及びその運転方法 | |
US10508842B2 (en) | Heat pump device with separately spaced components | |
JP2007278666A (ja) | 二元冷凍装置 | |
CN208793221U (zh) | 涡旋压缩机及包括该涡旋压缩机的空调系统 | |
JP2007132303A (ja) | 流体搬送装置 | |
JP4650171B2 (ja) | 地熱利用ヒートポンプ式給湯器 | |
JP2011085284A (ja) | ヒートポンプ式暖房装置 | |
JPWO2017006387A1 (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP2010271030A (ja) | 冷凍システム | |
JP4635382B2 (ja) | スクロール型膨張機及び冷凍装置 | |
JP2010078257A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2009063247A (ja) | 冷凍サイクル装置およびそれに用いる流体機械 | |
US8156756B2 (en) | Fluid machine | |
CN103743140A (zh) | 单工质热制冷系统 | |
JP2005214442A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2005300057A (ja) | ヒートポンプ給湯装置 | |
JP4617822B2 (ja) | ロータリ式膨張機 | |
JP2007010257A (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP2004293999A (ja) | 空気調和装置 | |
KR100735900B1 (ko) | 액분사식 스크롤형 열교환 시스템 | |
JP2015001326A (ja) | 温水生成装置 | |
WO2013027237A1 (ja) | 二段圧縮機及びヒートポンプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080919 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110314 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110719 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20111206 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |