JP6366765B1 - 燃料電池ユニット - Google Patents

燃料電池ユニット

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Abstract

【課題】本発明は、配置の自由度を高めつつ、メンテナンス性を向上することができる燃料電池ユニットを提供する。【解決手段】筐体12aの内部のメンテナンスを行うためのメンテナンス面12bに、前記筐体12a内の燃料電池モジュール20に発電用燃料を供給する配管24が配索される配管・配線部12iと、前記燃料電池モジュール20からの排気を排出する排出部13と、が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池ユニットに関する。
従来、水素生成装置で生成した水素を用いて発電する燃料電池システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この燃料電池システムにおける燃料電池ユニット(本体パッケージ)の筐体は、直方体形状に形成されている。この筐体の第1の側面の下部には、吸気口が設けられており、第2の側面の上部には、排気口が設けられている。筐体の正面を構成する外装板は、ネジでフレームに固定されており、着脱可能なメンテナンス面とされている。
これにより、メンテナンス時には、ネジを外して筐体正面の外装板を取り外すことで、内部のメンテナンス(保守点検)が行える。
WO2011/067930
しかしながら、このような燃料電池ユニットにあっては、設置時において筐体の第2の側面側に排気用空間を確保するとともに、筐体正面の外装板側にメンテナンスを行う作業空間を確保しなければならず、配置が制限される。
また、メンテナンス時には、外装板側からメンテナンス作業を行う必要がある。一方、排気口の点検や清掃を行う際には、第2の側面板側から作業を行う必要があり、不便であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、配置の自由度を高めつつ、保守点検作業性(以下、メンテナンス性)を向上することができる燃料電池ユニットを提供することを目的とする。
第一態様では、筐体の側面に設定され前記筐体の内部のメンテナンスを行うためのメンテナンス面に前記筐体内の燃料電池モジュールに発電用燃料を供給する配管を含む当該筐体に接続される総ての配管が配索される配管部と前記燃料電池モジュールからの排気を排出する排出部とが設けられ、前記配管部は、前記筐体の内側に後退する凹部で構成され、該凹部の奥面に、配管を接続するための継手が設けられている。
すなわち、筐体のメンテナンス面に、配管用の配管部と、排気を排出する排出部とが集約されている。
このため、メンテナンス面と配管部と排出部とが異なる面に設けられ、設置時において、メンテナンス面側に作業空間を確保し、配管部側に配索空間を確保するとともに、排出部側に排気空間を確保しなければならない場合と比較して、配置の自由度が高まる。
また、メンテナンス面側へアクセスできれば、配管部での配管の検査やメンテナンス、筐体内部の検査やメンテナンス、及び排出部の検査やメンテナンスなどを行うことができる。
さらに、筐体のメンテナンス面に配管と排出部とが集約されることから、筐体の他の面の構造を簡素化することが可能となり、製造コストを抑えることができるとともに、組立容易性が向上する。
また、メンテナンス面が筐体の側面に設定されるので、当該メンテナンス面が通路の長さ方向に位置するように筐体を設置することで、施工やメンテナンスの作業空間、配索空間、及び排気空間を通路の長さ方向に確保することができる。
このため、配管部や排出部の方向を優先して配置した結果、メンテナンス面が通路幅方向に位置してしまう場合と比較して、通路長さ方向に広い作業空間を確保することができる。
このとき、メンテナンス面が通路長さ方向の一方側又は他方側に位置するように配置すれば、メンテナンス面の方向は限定されない。このように筐体の反転設置を可能とすれば、配置の自由度が高まる。
態様では、前記筐体は、奥行より横幅が長い直方体形状であり、前記メンテナンス面は前記筐体の横幅方向に位置する一側面に設定されている。
すなわち、奥行より横幅が長い直方体形状の筐体には、横幅方向に位置する一側面にメンテナンス面が設定されている。
このため、筐体の横幅方向を通路の長さ方向に合わせて設置すれば、通路の長さ方向に広い作業空間を確保しつつ、筐体と通路側縁との間の空きスペースを広くすることができる。これにより、筐体の側部に通り抜けスペースを形成することが容易となる。
第一態様の燃料電池ユニットでは、配置の自由度を高めつつ、メンテナンス性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池ユニットを備えた燃料電池システムを示す斜視図である。 同実施形態の燃料電池ユニットを示す斜視図である。 同実施形態の燃料電池システムを示すブロック図である。 同実施形態の燃料電池ユニットを設置して燃料電池システムを構築した状態を示す平面図である。
以下、本実施形態に係る燃料電池ユニットを備えた燃料電池システムを図1〜図4を参照しつつ説明する。
この燃料電池システム10は、図1に示したように、燃料ガス及び水を用いて発電を行う蓄熱ユニット一体型の燃料電池ユニット12と、燃料電池ユニット12で加熱された上水を目的の温度まで加熱する給湯器ユニット14とを備えている。
燃料電池ユニット12の筐体12aは、図2にも示すように、奥行寸法より幅寸法が長い直方体形状に形成されている。長手方向NHに位置する左側面12eから右側面12fまでの幅寸法をW1、底面12gから天面12hまでの高さ寸法をH1、短手方向THに位置する正面12dから背面12cまでの奥行寸法をD1とすると、奥行寸法D1より幅寸法W1が長い(D1<W1)。
なお、燃料電池ユニット12の正面12d及び背面12cは、説明の都合上付した名称であり、表面の意匠性の違いや設置状態での向きを限定するものではない。また、燃料電池ユニット12の左側面12e及び右側面12fも、説明の都合上付した名称であり、表面の意匠性の違いや設置状態での向きを限定するものではない。
筐体12aの天面12hは、天面側メンテナンス面12jを構成しており、天面側メンテナンス面12jは、例えばフレームにヒンジを介して固定された扉構造や、周縁部がネジで固定された取り外し可能なパネル構造が挙げられる。これにより、天面側メンテナンス面12jを開放することで、燃料電池ユニット12内部のメンテナンスを上方から行える。ここで、メンテナンス面とは、保守点検を行う際にその一部または全部が開放される面を言う。
また、筐体12aの側面の一例である右側面12fは、燃料電池側メンテナンス面12bを構成しており、燃料電池側メンテナンス面12bは、例えばフレームにヒンジを介して固定された扉構造や、周縁部がネジで固定された取り外し可能なパネル構造が挙げられる。これにより、燃料電池側メンテナンス面12bを開放することで、燃料電池ユニット12内部のメンテナンスを側方から行える。
なお、このようなメンテナンス面を、追加的に例えば天面12h、背面12c、正面12dに設定しても良い。
ここで、本実施形態では、燃料電池側メンテナンス面12bを構成する右側面12f全体を開閉できるように構成した場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば右側面12fの一部を部分的に開閉する扉構造やパネル構造を当該右側面12fに設け、この右側面12fによって燃料電池側メンテナンス面12bを構成してもよい。
なお、筐体12aの底面12g及び天面12hを除いた左側面12e、正面12d、及び背面12cは、筐体12aの側面を構成し、前述した燃料電池側メンテナンス面12bを構成し得る。
燃料電池側メンテナンス面12bには、排気部の一例である排気口13が設けられている。この排気口13は、燃料電池側メンテナンス面12bに設けられた開口部を閉鎖するとともに、上下方向に配置された複数のスリット13aを有する蓋体13bで構成されている。各スリット13aは、例えば蓋体13bの一部が外方向へ切り起こされて形成されており、各スリット13aの上縁からは、対応するスリット13aの開口方向外側に延出し雨水や小動物等の浸入を防止する庇部が切り起こされた部位によって形成されている(図示省略)。
燃料電池側メンテナンス面12bの下部には、配管および配線が配索される配管部の一例である配管・配線部12iが設けられている。この配管・配線部12iは、筐体12aの内側に後退する凹部で構成されており、凹部の奥面12kには、配管を接続するための後述する継手22、62、76が設けられている。これにより、この継手に接続された配管が配索される配管・配線スペースが配管・配線部12iで形成されており、燃料電池ユニット12に接続された配管が配管・配線部12iより延出するように構成されている。この配管としては、後述する発電用燃料である都市ガスを供給するガス管24が挙げられる。
なお、本実施形態においては、配管・配線部12iにガス継手22、入側管継手62、及び出側継手76が設けられている場合について説明するが、配管・配線部12iに設けられた継手は、これらに限定されるものではない。これらの継手以外にも、例えばドレン接続継手や、各種水抜き継手等が設けられている。
また、これらの継手22、62、76は、燃料電池側メンテナンス面12bよりも突出させても良い。この場合、継手等の突設部位が、配管を配索する配管部の一例としての配管・配縁部12iとなる。
図1に示したように、給湯器ユニット14は、奥行寸法より幅寸法が長い直方体形状に形成されており、下側を構成する下部構成部16と、上側を構成する給湯器本体18と備えている。下部構成部16としては、一例として据置台が挙げられる。下部構成部16及び給湯器本体18からなる給湯器ユニット14の筐体14aは、横幅方向に位置する左側面14eから右側面14fまでの幅寸法をW2、底面14gから天面14hまでの高さ寸法をH2、正面14dから背面14cまでの奥行寸法をD2とすると、奥行寸法D2より幅寸法W2が長い(D2<W2)。
なお、給湯器ユニット14の正面14d及び背面14cは、説明の都合上付した名称であり、表面の意匠性の違いや設置状態での向きを限定するものではない。また、給湯器ユニット14の左側面14e及び右側面14fも、説明の都合上付した名称であり、表面の意匠性の違いや設置状態での向きを限定するものではない。
給湯器本体18の筐体18aの右側面(給湯器ユニット14の右側面14fの上部)は、排気口を有する給湯器側メンテナンス面18bを構成しており、給湯器側メンテナンス面18bは、例えばフレームにヒンジを介して固定された扉構造や、周縁部がネジで固定された取り外し可能なパネル構造が挙げられる。これにより、給湯器側メンテナンス面18bを開放することで、給湯器本体18内部のメンテナンスが行える。
なお、このようなメンテナンス面を、追加的に例えば天面14h、背面14c、正面14dに設定しても良い。
また、下部構成部16の筐体16aの右側面(給湯器ユニット14の右側面14fの下部)も、例えばメンテナンス面16bを構成しており、このメンテナンス面16bは、例えばフレームにヒンジを介して固定された扉構造や、周縁部がネジで固定された取り外し可能なパネル構造が挙げられる。これにより、メンテナンス面16bを開放することで、例えば給湯器本体18に接続された配管等のメンテナンスが行える。
そして、給湯器ユニット14の奥行寸法D2は、燃料電池ユニット12の奥行寸法D1より短く設定されている。ここで、この給湯器ユニット14としては、外形寸法がそれぞれ異なる標準タイプやスリムタイプやコンパクトタイプが用意されており、どのタイプの給湯器ユニット14を利用しても良い。
燃料電池システム10の燃料電池ユニット12は、図3に示すように、発電を行う燃料電池モジュール20を備えている。燃料電池モジュール20は、ガス供給路21を介して、ガス継手22に接続されており、ガス継手22には、ガス管24が接続されている。ガス管24からは炭化水素原料の一例であるメタンを主成分とする都市ガスまたはプロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガスが燃料として供給される。ガス供給路21には、脱硫部26が設けられており、供給されるガスに含まれた硫黄分や硫黄化合物が脱硫部26で除去されて燃料電池モジュール20に供給される。なお、図3には、都市ガスを用いた場合が一例として挙げられている。
また、燃料電池モジュール20は、供給ポンプ28を有する改質水流入路30を介して改質水タンク32に接続されており、燃料電池モジュール20には、改質水タンク32に貯留された改質水が供給ポンプ28で供給される。この燃料電池モジュール20は、都市ガスまたは液化石油ガスと改質水とを改質反応させて水素等を生成する図外の改質器を備えている。
この燃料電池モジュール20は、改質器で生成した水素とブロア20aで送られた空気中の酸素を利用して発電を行う図示しない発電部を備えている。燃料電池モジュール20の発電部からの直流電力は、インバーター回路38によって交流電力に変換された後、接続端子40に接続された電源コード92を介して外部へ供給される。
燃料電池モジュール20には、改質や発電でガスを利用する際に発生した排ガスを排出する排出路34が接続されている。排出路34には、排気熱交換機36が設けられており、排気熱交換機36より下流側が改質水タンク32に接続されている。燃料電池モジュール20からの燃焼排ガスは、排気熱交換機36で冷却され、含有した水蒸気が凝縮される。これにより、燃焼排ガスは、液体と気体とに分けられ、液体は改質水タンク32へ送られて改質水として再利用される。また、気体は、燃料電池側メンテナンス面12bの排気口13より排気される(図1及び図2参照)。
排気熱交換器36には、供給路42が接続されている。供給路42には、熱回収ポンプ44及びラジエータ46が設けられており、供給路42は、ラジエータ46の上流側が貯湯タンク48に接続されている。貯湯タンク48には、伝熱媒体50が貯留されており、伝熱媒体50としては、一例として水が使用されている。
この供給路42は、貯湯タンク48の下部に接続されており、貯湯タンク48の下部に貯留した伝熱媒体50が優先的に排気熱交換機36へ送られる。貯湯タンク48から供給路42に供給された伝熱媒体50は、ラジエータ46で冷却された後、熱回収ポンプ44によって排気熱交換機36へ送られる。なお、ラジエータ46は、図示しないラジエータファンを備えており、供給される伝熱媒体50が高温の際など必要に応じてファンモータを作動する。
排気熱交換器36には、排出路52が接続されており、排気熱交換器36を通過した伝熱媒体50は、排出路52を介して貯湯タンク48に戻される。排出路52は、貯湯タンク48の上部に接続されている。燃料電池モジュール20からの燃焼排ガスの熱は、排気熱交換器36によって伝熱媒体50へ移動され、この熱で加熱された伝熱媒体50は、貯湯タンク48の上部に戻される。この排気熱交換器36や貯湯タンク48等によって蓄熱ユニットが構成される。
貯湯タンク48に貯留された伝熱媒体50は、上水熱交換器54及び加熱ポンプ56を有した循環路58を介して貯湯タンク48へ戻される。加熱ポンプ56は、貯湯タンク48の伝熱媒体50で上水を加熱する際に作動する。
循環路58の上流側は、貯湯タンク48の上部に接続されており、貯湯タンク48の上部に貯留された伝熱媒体50が優先的に上水熱交換器54へ供給される。循環路58の下流側は、貯湯タンク48の下部に接続されており、上水熱交換器54で熱が奪われた伝熱媒体50は、貯湯タンク48の下部側に戻される。
上水熱交換器54には、流入側分岐点60aを有する流入路60が接続されている。流入路60は、入側管継手62に接続されている。入側管継手62は、例えば水道管の給水管64に接続されており、流入路60には、上水が供給される。
上水熱交換器54には、流出路66が接続されている。流出路66には、流出側分岐点66aが設けられており、流出側分岐点66aには、補水弁68を有した補水路70が接続されている。補水路70は、貯湯タンク48の上部に接続されており、補水弁68を開作動することで、上水熱交換器54からの上水を伝熱媒体50として貯湯タンク48の上部から供給することができる。
流出路66の流出側分岐点66aの下流には、混合弁72が設けられている。混合弁72は、バイパス路74を介して流入側分岐点60aに接続されている。混合弁72は、流入路60からの上水と上水熱交換器54からの上水とを混合する弁であり、例えば流出温が予め定められた設定温度となるように、流入路60からの上水と上水熱交換器54からの上水との混合比を調整する。
流出路66の混合弁72より下流側は、出側継手76が接続されており、出側継手76は、出湯管78を介して、給湯器ユニット14の入水継手80に接続されている。
給湯器ユニット14のガス継手82には、ガス管24が接続されており、給湯器ユニット14には、ガス管24から都市ガスまたはプロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガスが供給される。また、給湯器ユニット14の給湯継手84には、給湯管86が接続されている。この給湯器ユニット14は、都市ガスまたはプロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガスを燃焼することで、入水継手80より供給された上水を、図外のリモコンで設定された温度まで加熱し給湯管86によって供給する。
なお、本実施形態では、燃料電池ユニット12からのガス管24と給湯器ユニット14からのガス管24とを互いに接続してガス供給源に接続する場合について説明したが、これに限定されるものではない。燃料電池ユニット12からのガス管24と給湯器ユニット14からのガス管24とを、それぞれ独立してガス供給源に接続してもよい。
図4は、燃料電池システム10の配置状態を示す図であり、燃料電池システム10を隣地境界線(後述する通路90の他側縁90b)に沿って延在する通路90に設置した状態が示されている。この通路90は、長さ方向Nの一方Iが閉鎖された袋小路で構成されている。
この通路90には、長さ方向Nの一方I側に燃料電池ユニット12が設置されており、その燃料電池側メンテナンス面12bが長さ方向Nの他方T側に位置するように配置されている。この燃料電池ユニット12は、一例として通路幅方向TWにおいて通路90の建物110側の一側縁90a寄りに配置されており、燃料電池ユニット12の背面12cが一側縁90a側に位置するように配置されている。
また、燃料電池ユニット12より通路90の長さ方向Nの他方T側には、給湯器ユニット14が設置されている。これにより、燃料電池ユニット12の燃料電池側メンテナンス面12bが給湯器ユニット14側に位置するように構成されている。
この給湯器ユニット14は、給湯器本体18の給湯器側メンテナンス面18b及び下部構成部16のメンテナンス面16bが他方T側に位置するように配置されている(図1参照)。この給湯器ユニット14も、通路幅方向TWにおいて通路90の一側縁90a寄りに配置されており、給湯器ユニット14の背面14cが一側縁90a側に位置するように配置されている。
燃料電池ユニット12の燃料電池側メンテナンス面12b側の配管・配線部12i(図2参照)からは、ガス管24と出湯管78と給水管64が延出している。各管24、64、78は、燃料電池ユニット12の右側面12fにおける通路90の一側縁90a側から延出しており、通路90の一側縁90aに沿って配索されている。
給水管64は、水道管の配水管に接続されており、ガス管24は、給湯器ユニット14の左側面14eに接続されるとともに、ガス本管に接続されている。また、出湯管78は、給湯器ユニット14の左側面14eに接続されている。
燃料電池ユニット12の燃料電池側メンテナンス面12b側からは、燃料電池ユニット12へ給電を行う給電線や燃料電池ユニット12で発電した電力を供給する供給線を有した電源コード92が延出している。この給電線や供給線は、同一の線で共用しても良い。また、燃料電池側メンテナンス面12bからは、例えば電流監視線やリモコン線や停電時発電コンセントや給湯器ユニット14に接続される電源線等も延出する場合がある。
電源コード92は、通路90の一側縁90a側から延出しており、通路90の一側縁90aに沿って配索されている。この電源コード92は、通路90の一側縁90a側に設けられた配電盤94に接続されており、この配電盤94を介して商用電源に接続されている。
なお、本実施形態では、配電盤94を燃料電池ユニット12と給湯器ユニット14との間に設けた場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。配電盤94は、作業者がアクセスしてメンテナンスすることができれば、例えば燃料電池ユニット12の一方I側や、燃料電池ユニット12の裏側や、給湯器本体18の裏側や、給湯器本体18より他方T側に設けても良い。
給湯器ユニット14からは、給湯管86が背面14c側から延出しており、給湯管86は、建物110内でお湯が利用される箇所へ配索されている。また、給湯器ユニット14からは、電源コード96が背面14c側から延出しており、電源コード96は、商用電源に接続されている。なお、この電源コード96は、商用電源に代えて燃料電池ユニット12に接続しても良い。
なお、本実施形態では、通路90の長さ方向Nの一方I側に燃料電池ユニット12を配置し、他方T側に給湯器ユニット14を配置したが、これに限定されるものではなく、通路90の一方I側に給湯器ユニット14を配置し、他方T側に燃料電池ユニット12を配置してもよい。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
燃料電池ユニット12は、その筐体12aの燃料電池側メンテナンス面12bに配管用の配管部・配線部12iと、排気を排出する排気口13とが集約されている。
このため、燃料電池側メンテナンス面12bと配管・配線部12iと排気口13とが異なる面に設けられ、設置時において、燃料電池側メンテナンス面12b側に作業空間を確保し、配管・配線部12i側に配索空間を確保するとともに、排気口13側に排気空間を確保しなければならない場合と比較して、配置の自由度が高まる。
また、燃料電池側メンテナンス面12b側へアクセスできれば、配管・配線部12iでの配管の検査やメンテナンス、筐体12a内部の検査やメンテナンス、及び排気口13の検査やメンテナンスなどを行うことができる。
したがって、燃料電池ユニット12の配置の自由度を高めつつ、保守点検作業性、すなわちメンテナンス性を向上することができる。
さらに、筐体12aの燃料電池側メンテナンス面12bに配管・配線部12iと排気口13とが集約される。このため、筐体12aの他の面の構造を例えば平板で構成するなど簡素化を図ることが可能となり、製造コストを抑えることができるとともに、工場での製品の組立性が向上する。
また、燃料電池側メンテナンス面12bが筐体12aの右側面12fに設定されている。このため、当該燃料電池側メンテナンス面12bが通路90の長さ方向Nに位置するように筐体12aを設置することで、作業空間、配索空間、及び排気空間を通路90の長さ方向Nに確保することができる。
このため、配管・配線部12iや排気口13の方向を優先して配置した結果、燃料電池側メンテナンス面12bが通路幅方向TWに位置してしまう場合と比較して、通路90の長さ方向Nに広い作業空間を確保することができる。
このとき、燃料電池側メンテナンス面12bが通路90の長さ方向Nの一方側又は他方側に位置するように筐体12aを配置すれば、燃料電池側メンテナンス面12bの方向は限定されない。このように筐体12aの反転設置が可能なので、配置の自由度が高まる。
そして、燃料電池側メンテナンス面12bが筐体12aの天面12hに設定された場合と比較して、メンテナンス時の作業性が向上するとともに、排気口13からの雨水の浸入対策も容易となる。
また、筐体12aは、奥行より横幅が長い直方体形状であり、燃料電池側メンテナンス面12bは、筐体12aの横幅方向に位置する右側面12fに設定されている。
このため、筐体12aの横幅方向を通路90の長さ方向Nに合わせて設置すれば、通路90の長さ方向Nに広い作業空間を確保しつつ、筐体12aと通路90の他側縁90bとの間の第一スペース100の第一通路幅TW1を広くすることができる。これにより、筐体12aの側部に通り抜けスペースを形成することが容易となる。
なお、本実施形態では、筐体12aの横幅方向に位置する右側面12fに燃料電池側メンテナンス面12bを設定したが、これに限定されるものではない。例えば、筐体12aの側面を構成する左側面12eや正面12dや背面12cを燃料電池側メンテナンス面12bとしてもよい。一方、本実施形態では、天面12hを天面側メンテナンス面12jとしたが、天面12hをメンテナンス面としなくても良い。
また、筐体12aは、奥行寸法より幅寸法の長い直方体形状としたが、これに限定されるものではなく、幅寸法より奥行寸法が長い直方体形状としてもよい。
また、本実施形態では、燃料電池ユニット12の燃料電池側メンテナンス面12bが通路90の一方I側に位置するように配置したが、これに限定されるものではない。例えば、燃料電池ユニット12の燃料電池側メンテナンス面12bが通路90の他方T側に位置するように配置してもよい。
10 燃料電池システム
12 燃料電池ユニット
12b 燃料電池側メンテナンス面
13 排気口
20 燃料電池モジュール
24 ガス管

Claims (2)

  1. 筐体の側面に設定され前記筐体の内部のメンテナンスを行うためのメンテナンス面に前記筐体内の燃料電池モジュールに発電用燃料を供給する配管を含む当該筐体に接続される総ての配管が配索される配管部と前記燃料電池モジュールからの排気を排出する排出部とが設けられ
    前記配管部は、前記筐体の内側に後退する凹部で構成され、該凹部の奥面に、配管を接続するための継手が設けられている燃料電池ユニット。
  2. 前記筐体は、奥行より横幅が長い直方体形状であり、
    前記メンテナンス面は前記筐体の横幅方向に位置する一側面に設定されている請求項記載の燃料電池ユニット。
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