JP2018092750A - 燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電効率の高い燃料電池モジュールおよび、燃料電池装置を提供する。【解決手段】 本発明の燃料電池モジュール10は、セルスタック2Aと、第一側壁と第二側壁とを含む側壁で構成され、セルスタック2Aを収納する収納室12を有する収納容器1と、酸素含有ガス送入口13aと、酸素含有ガス送入口13aから送入された酸素含有ガスが流れる酸素含有ガス流路13,14,15と、収納室12より排出された排ガスが流れる排ガス流路17,18,19と、を備え、酸素含有ガス流路13,14,15は、底壁、第一側壁及び上壁に沿って設けられ、排ガス流路17,18,19は、第一側壁及び底壁において酸素含有ガス流路13,14,15と隣接して対向流路となるように、かつ排ガス流路17,18,19を流過した排ガスが、第二側壁を介して収納容器1の外へ送出されるように配置されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と空気(酸素含有ガス)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルが複数配列されたセルスタック装置を収納装置内に収納してなる燃料電池モジュールや燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなる燃料電池装置が種々提案されている(例えば、特許文献1)。
燃料電池モジュールは、収納容器内の収納室内にセルスタック装置が収納された構成であり、セルスタック装置に酸素含有ガスを供給するための流路および外部へと排ガスを排出するための流路が収納容器内に形成されている。酸素含有ガスと排ガスとは互いに隣接する流路を流れることで、酸素含有ガスと排ガスとで効率よく熱交換することができる。
特開2012−28099号公報
ところで、上記特許文献1においては、収納容器の底から供給された酸素含有ガスは燃料電池セルの配列方向に沿って対をなす側方に分岐して収納容器の上方まで流れ、収納室の上方から排出される排ガスは燃料電池セルの配列方向に沿って対をなす側方に分岐して収納容器の下方まで流れる流路構成とされている。このような構成とすることで、酸素含有ガスと排ガスとの熱交換面積を大きくとることができるが、酸素含有ガス及び排ガスを均等に分流することは困難であった。それゆえ、一方側の側方に酸素含有ガスが多く流れ、他方側の側方に排ガスが多く流れる場合には、酸素含有ガスと排ガスとで効率よく熱交換することができないおそれがあった。
本発明の目的は、簡単な構成で、効率よく排ガスと酸素含有ガスとの熱交換を行うことのできる燃料電池モジュールおよび、それを用いた燃料電池装置を提供することである。
本開示の燃料電池モジュールは、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう複数の燃料電池セルが、互いに電気的に接続され、配列されてなるセルスタックと、
底壁、上壁、燃料電池セルの配列方向に沿って対をなす第一側壁と第二側壁とを含む側壁から構成され、前記セルスタックを収納する収納室を有する収納容器と、
外部から該収納容器内へと酸素含有ガスを送入する酸素含有ガス送入口と、
前記酸素含有ガス送入口から送入された酸素含有ガスが流れる酸素含有ガス流路と、
前記収納室より排出された排ガスが流れる排ガス流路と、を備え
前記酸素含有ガス流路は、前記底壁、前記第一側壁及び前記上壁に沿って設けられ、
前記排ガス流路は、前記第一側壁及び前記底壁において前記酸素含有ガス流路と隣接して対向流路となるように、かつ前記排ガス流路を流過した排ガスが、前記第二側壁を介して前記収納容器外へ送出されるように配置されている。
また、本開示の燃料電池装置は、燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを作動させるための補機と、前記燃料電池モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースとを備える。
本開示の燃料電池装置によれば、簡単な構成で、排ガスと酸素含有ガスとの熱交換の効率を向上することができる。
また、本開示の燃料電池装置によれば、上記の燃料電池モジュールを備えることで発電効率を向上させることができる。
燃料電池モジュールの内部構成を示す縦方向の断面図である。 上記燃料電池モジュールの分解斜視図である。 上記燃料電池モジュールの酸素含有ガス流路構成を示す図である。 上記燃料電池モジュール内部の酸素含有ガス導入板の形状を説明する半断面図(カットモデル)である。 他の実施形態の燃料電池モジュールの内部構成を示す縦方向の断面図である。 本発明の燃料電池モジュールを用いた燃料電池装置の概略構成図である。
図1は燃料電池モジュールの内部構成を示す縦方向の断面図であり、図2は燃料電池モジュールの分解斜視図である。なお、図2は、モジュール組み立て作業のために、燃料電池モジュール10を作業台等に容器開口(第二側壁1Ad側の側方)を上にして載置した状態(いわゆる「横倒し」あるいは「寝かせた」状態)を示しており、組み立て後に輸送や使用される場合は、図1のように、容器開口を側面にしてセルスタック2Aを正立させた状態(立てた状態)で用いられる。
図1に示す実施形態の燃料電池モジュール10は、収納容器1の内側に、断熱材を配設してその内部空間が収納室12とされている。収納室12には、セルスタック装置2及び酸素含有ガス導入板3が収容されている。
収納容器1は、外壁1A及び内壁1Bから構成される直方体形状の容器である。外壁1Aは、セルスタック装置2の下方に位置する底壁1Aaと、セルスタック装置2の上方に位置する上壁1Acと、セルスタック装置2の側方に位置し、燃料電池セルの配列方向に沿って対をなす第一側壁1Ab及び第二側壁1Adを有している。また、内壁1Bは、第二側壁1Adを除く各外壁の内側に、所定の空間を配して設けられている。
図1で示すように、収納容器1は内壁1Bより内側に、燃料電池セルの配列方向に沿って配置される第一側部断熱材7A及び第二側部断熱材7Bと、底壁1Aaに沿って配置される底部断熱材6を有している。
ここで、底部断熱材6、第一側部断熱材7A、第二側部断熱材7Bの「底部」、「側部」とは、組み立て後の稼動状態(図1)で底部側、側部側に位置するという意味であり、図2のように組み立て中の場合は、底部断熱材6は横倒しになったセルスタック2Aの側方に位置し、第一側部断熱材7A及び第二側部断熱材7Bは、横倒しになったセルスタック2Aの下側に相当する第一側壁1Ab側と、横倒しになったセルスタック2A上側の第二側壁1Ad側とに位置する。
図1で示す第二側部断熱材7Bの内側面(セルスタック装置2側)には、溝状凹部7c,7dが形成されており、これら溝状凹部7c,7dに嵌入されたセルスタック保持用断熱材8C,8Dが、所定の適切な位置で、セルスタック装置2を支持するようになっている。一方で、セルスタック保持用断熱材8A,8Bは、酸素含有ガス導入板3に設けられた断熱材固定部材9により保持され、所定の適切な位置で、セルスタック装置2を支持するようになっている。なお、断熱材としては、一般的に使用される断熱材料を用いることができ、たとえば、アルミナ系、シリカ系、アルミナシリカ系材料から構成された断熱材を用いることができる。
図1で示すように、収納室12に収容されたセルスタック装置2は、セルスタック2A,マニホールド2Bおよび改質器2Cを組み合わせて構成されている。セルスタック2Aは、内部を燃料ガスが長手方向(稼動時上下方向)に流過する燃料ガス流路(図示せず)を有する中空平板型の柱状燃料電池セルを立設させた状態で一列に配列し、隣接する燃料電池セル間が集電部材(図示せず)を介して電気的に直列に接続されている。セルスタック2Aを構成する各燃料電池セルの下端は、ガラスシール材等の絶縁性接合材(図示せず)でマニホールド2Bに固定されている。なお、燃料電池セルとしては、柱状のものであればよく、たとえば円筒型や横縞型としてもよい。
セルスタック2Aの上方には、天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料電池セルに供給する燃料ガスを生成するための改質器2Cが配設されており、この改質器2Cで生成された燃料ガスが、燃料ガス供給管2dを通じてマニホールド2Bに供給される。
マニホールド2Bに供給された燃料ガスは、各燃料電池セル(セルスタック2A)の内部に設けられたガス流路を下端より上端に向けて流れ、各燃料電池セルでは、この燃料ガスと、側方に位置する酸素含有ガス導入板3から供給される酸素含有ガス(空気)とで、発電が行なわれる。
なお、セルスタック装置2においては、各燃料電池セル(セルスタック2A)の上端において燃料ガス流路の終端より排出される、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガスと酸素含有ガスとを混合して、セルスタック2Aと改質器2Cの間に位置する燃焼部11cにおいて、着火ヒーター(図示せず)により着火して燃焼させ、その燃焼熱を改質器2Cの加熱および原燃料の改質に利用している。なお、収納室12における、セルスタック2Aより改質器2C側の上側空間(高温部)を燃焼室11B、セルスタック2A側の下側空間(低温部)を発電室11Aと呼称する。
図1で示すように、セルスタック装置2に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス流路(13,14,15)が、収納容器1における底壁1Aa、第一側壁1Ab及び上壁1Acに沿って設けられている。また、収納容器1の底壁1Aaには、外部から酸素含有ガス流路(13,14,15)へ酸素含有ガスを送入する酸素含有ガス送入口13aが設けられている。さらに、セルスタック装置2から排出される排ガスをモジュール外の熱交換器等へ輸送するための排ガス流路(16,17,18)が第一側壁1Ab及び底壁1Aaに沿って設けられた酸素含有ガス流路13,14と隣接して対向流路となるように設けられている。また、収納容器1の第二側壁1Adの外側に設けられる熱交換器(図示せず)へと排ガスを流すための排ガス流路19及び排ガス流出口20が第二側壁1Adの外側に設けられている。なお、各断面図は模式図であるため、流路の厚みを実際より誇張して描いており、流路の、容器の厚み方向(紙面表裏方向)の重なりや蛇行、迂回等、三次元的な形状を、必ずしも反映させているものではない。また、他の部材の厚みや寸法も、実際のものとは異なる。
なお、以下では、底壁1Aaに沿った酸素含有ガス流路を第一流路13、第一側壁に沿った酸素含有ガス流路を第二流路14、上壁に沿った酸素含有ガス流路を第三流路15、第一側壁沿った排ガス流路を第四流路17、底壁に沿った排ガス流路を第五流路18、第二側壁に沿った排ガス流路を第六流路19とする場合がある。
図1で示すように、第三流路15を構成する収納容器1の内壁1Bには、第三流路15から下方のマニホールド2B部位に向けて垂下する、酸素含有ガス導入板3が接続されている。
酸素含有ガス導入板3は、例えば、2つの板状部材を、隙間を空けて外周を接合したものであって、第三流路15と連通する部分とセルスタック2Aに対して酸素含有ガスである空気を供給するための酸素含有ガス吐出口3cのみが開放され、それ以外は閉塞されている。なお、セルスタック2Aのセル配列方向長さに相当する板幅を有している。
図2の分解斜視図で示すように、燃料電池モジュール10は、以下の順で各部材が収納容器1に収容されている。第二側壁1Ad側の側方が開口した収納容器1に、第一側部断熱材7Aと、燃料電池セルに酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス導入板3と、酸素含有ガス導入板3の上面に配置されたリブ状のセルスタック保持用断熱材8A,8Bと、セルスタック2Aおよび改質器2Cを含むセルスタック装置2と、セルスタック装置2の側方(マニホールド2B側)に配設される底部断熱材6と、セルスタック保持用断熱材8C,8Dと、第二側部断熱材7Bとを収納する。そして、収納容器1に各部材を収納した後に、収納容器1をペーパーガスケット4及び第二側壁1Adにて閉口することにより燃料電池モジュール10を組み立てることが可能となる。
次に、図1及び2で示す燃料電池モジュール10における酸素含有ガスおよび排ガスの流れについて、図3および図4を加えてそれぞれの流路の構成とともに以下で説明する。図3は燃料電池モジュール10の酸素含有ガス流路を示す図である。図3で示すように、酸素含有ガスを収納容器1内に送入するための酸素含有ガス送入口13aは、第一流路13に連通されており、酸素含有ガス送入口13aから送入された酸素含有ガスの全量が、第一流路13から第二流路14へと流れる。第二流路14を上方へ向かって流れた酸素含有ガスは第三流路15に流れる。第三流路15へと流れた酸素含有ガスは酸素含有ガス導入板3に流れる。酸素含有ガス流入側の基端部3bは、燃料電池セルの配列方向に延びてスリット状に開口する導入部3dとなっており、第三流路15を流れる酸素含有ガスは導入部3dから酸素含有ガス導入板3に流れる。
図4は、上記燃料電池モジュール10内部の酸素含有ガス導入板3の形状を説明する半断面図(カットモデル)である。図4で示すように、酸素含有ガス導入板3は、セルスタック2A側の下端部3aであって、その下端(縁部)より少し距離をおいた位置に、酸素含有ガス吐出口3cが設けられており、一方の薄板状部材を貫通する小孔状で、幅方向に所定の間隔を開けて複数個形成されている。これにより、酸素含有ガス導入板3を流れる酸素含有ガスは柱状のセルスタック2Aの下端部に供給される。その後、酸素含有ガスは、各燃料電池セルの柱状の外形に沿って、セルスタック2Aの上端(燃焼室12)の方向へ移動する。また、各燃料電池セル(セルスタック2A)の上端において燃料ガス流路の終端より排出される、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガスと酸素含有ガスとが混合されて、セルスタック2Aと改質器2Cの間に位置する燃焼部11cにおいて、着火ヒーター(図示せず)により着火して燃焼された高温の排ガスが収納室12から排出される。
図4に示すように、酸素含有ガス導入板3における導入部3d側(または基端部3b側)の上部には、燃料電池セルの配列方向に延びる貫通口(排ガス流通口3f)が設けられている。なお、本実施形態においては、排ガス流通口3fは改質器2Cの気化部2C1側と改質部2C2側の2箇所に設けられているが、少なくとも気化部2C1側に設けられていればよい。これにより、高温の排ガスは改質器2Cの気化部2C1近傍を流れるため、気化部2C1の温度を高温に維持することができる。
図1及び図4で示すように、第一側部断熱材7Aの上面と、収納室12の上面である内壁1Bとは離間しており、酸素含有ガス導入板3を貫通する排ガス流通口3f(図4参照)を通過した高温の排ガスは、第一側部断熱材7A上側の空間(上部空間16)に排出されるとともに、その空間に連通する第四流路17へ流れる。
図1で示すように、第一側部断熱材7Aと第二流路14との間に設けられた第四流路17へ流れ込んだ排ガスは第五流路18へと流れる。第二流路14を上方向に向かって流れる酸素含有ガスは、第四流路17を下方向に向かって流れる高温の排ガス全量との熱交換により暖められる。
第五流路18における排ガスの流れ方向における下流側には、排ガスを収納容器1外に排出する排出口18aを有しており、第五流路18へ流れ込んだ排ガスは、排出口18aを通過して、言い換えれば第二側壁1Adを介して、収納容器1外へ排出される。排出口18aを通過した排ガスは、第二側壁1Adの外側に設けられた第六流路19に流れ、その後排ガス流出口20から熱交換器へと流れる。
ところで、従来は、収納容器の底から供給された酸素含有ガスは燃料電池セルの配列方向に沿って対をなす側方に分岐して収納容器の上方まで流れ、収納室の上方から排出される排ガスは燃料電池セルの配列方向に沿って対をなす側方に分岐して収納容器の下方まで流れる流路構成であった。このため、酸素含有ガス及び排ガスを均等に両側方に分流することは困難であり、一方側の側方に酸素含有ガスが多く流れ、他方側の側方に排ガスが多く流れる場合には酸素含有ガスと排ガスとで効率よく熱交換することができないおそれがあった。
そこで、本実施形態では、酸素含有ガス流路を、底壁1Aa、第一側壁1Ab及び上壁1Acに沿って設け、排ガス流路を、第一側壁1Ab及び底壁1Aaにおいて酸素含有ガス流路と隣接して対向流路となるように、かつ排ガス流路を流過した排ガスが、第二側壁1Adを介して収納容器1外へ送出される構成としている。
この構成により、酸素含有ガス流路及び排ガス流路にそれぞれ酸素含有ガス及び排ガスの全量を流すことができるため、酸素含有ガスと排ガスとの熱交換の効率を向上することができる。また、底壁1Aaに沿って設けられた排ガス流路を、第一側壁1Abから第二側壁1Adに亘って設けたことにより、収納容器1内における排ガス流路を長く取ることができ、酸素含有ガスと排ガスとの熱交換の効率を向上することができる。すなわち、セルスタックに供給される酸素含有ガスの温度を高くすることができ、ひいては燃料電池モジュールの発電効率を向上させることができる。
酸素含有ガス流路には、結露水を貯めるための第一貯水部28aが設けられていてもよい。図1で示すように第一貯水部28aは、たとえば第一流路13と第二流路14との接続部に設けられる。このような構成とすると、第二流路14が結露水により塞がれることを防止することができる。
また、排ガス流路には、結露水を貯める第二貯水部28bが設けられていてもよい。この構成により、排ガス流路が結露水により塞がれることを防止することができる。具体的には、底壁1Aaに沿った排ガス流路である第五流路18を、第五流路18における下流方向側が低くなるように傾斜させ、かつ第五流路18の下流端部に結露水を貯める第二貯水部28bを有していてもよい。この構成により、第五流路18で結露した結露水によって、第五流路18が塞がれることを防止することができる。なお、第二貯水部28bを第五流路18の下流端部に設けた場合には、さらに第六流路19において生じる結露水も貯水することができる。また、底部に設けられた排ガス流路である第五流路18を、第五流路18における上流方向側が低くなるように傾斜させ、かつ第五流路18の上流端部に結露水を貯める第二貯水部28bを有していてもよい。
なお、第一貯水部28a及び第二貯水部28bは、満水となった場合に貯水された結露水を取り除くための排水孔(図示せず)と当該排水孔を塞ぐ蓋部(図示せず)を有していてもよい。結露水が満水となった場合には蓋部を取り外し排水孔から結露水を取り除くことができる。
図1で示すように酸素含有ガス導入板3は、上壁1Acより垂下し、セルスタック2Aよりも第一側壁1Ab側に設けられている。この構成により、収納室12から排出される高温の排ガスの全量が酸素含有ガス導入板3における排ガス流通口3fを通過することとなるため、酸素含有ガス導入板3を熱伝導により暖めることができ、ひいては酸素含有ガス導入板3に流れる酸素含有ガスを暖めることができる。
図1で示すように第五流路18の下流端部における、排ガスの流れ方向と直交する方向の断面積が、第五流路18の他の部分における排ガスの流れ方向と直交する方向の断面積より小さくなるように構成することができる。このような構成とすると、高温の排ガスを排ガス流路18に滞留させることができるため、収納容器1底部において、排ガスと酸素含有ガスとの熱交換の効率を向上することができる。
図1で示すように排ガスの流れ方向と直交する方向における、第五流路18の断面積は、第四流路17の断面積より大きくなっていてもよい。この構成により、収納容器1底部において、排ガスと酸素含有ガスとの熱交換の効率を向上することができる。なお、第五流路18と第四流路17との断面積の比較は、それぞれの流路における最大の断面積を比較するものとする。
なお、酸素含有ガス送入口13aは、第二側壁1Adに設けられていてもよい。この構成により、酸素含有ガスが第一流路13を流れる距離が長くなることから、収納容器1底部において、排ガスと酸素含有ガスとの熱交換の効率を向上することができる。
図5は、第2実施形態の燃料電池モジュールの断面図である。第1実施形態と重複する部分については説明を省略する。本実施形態においては、第二流路14の途中には、酸素含有ガスの一部を分流して、セルスタックに供給する分流部である分流管29が設けられている。この構成により、第二流路14を流過する比較的温度の低い酸素含有ガスの一部を高温となるセルスタック2Aの中段から上段に供給できるので、セルスタック2Aの中段から上段の温度を効果的に下げることができ、温度分布の均一化が図れる。
そして、第三流路15から下方のマニホールド2B部位に向けて垂下する酸素含有ガス導入板3が、セルスタック2Aに対して、第二側壁1Ad側の第二側部断熱材7B側に設けられる。この構成により、酸素含有ガスが第三流路15を流れる距離が長くなることから、収納容器1上部における、排ガスと酸素含有ガスとの熱交換の効率を向上することができる。
なお、排ガスの排出口18aは第五流路18の下流側に設けられている必要なく、例えば、第五流路18と接続する第六流路19が第二側壁1Adの内側に設けられ、第六流路19の排ガスの流れ方向の下端に排出口18aが設けられていてもよい。
図6は、燃料電池モジュール10と、この燃料電池モジュール10を作動させるための補機とを、外装ケース50内に収納した燃料電池装置60の一例を示す透過斜視図である。なお、図6においては、モジュールの運転に用いる補機や、各種センサ類、配管・配線等と、外装板(化粧パネル)とを図示していない。
燃料電池装置60は、各支柱51と外装板(図示省略)から構成される外装ケース50内に、前述(実施形態)の燃料電池モジュール10を収容したものである。この外装ケース50内には、図示した燃料電池モジュール10の他、蓄熱用のタンク、発電した電力を外部に供給するためのパワーコンディショナ、ポンプやコントローラ等の補機類が配設される。
このような燃料電池装置60においては、本実施形態の燃料電池モジュールを備えることで、燃料電池モジュールの底部において容易に熱交換が可能な燃料電池装置とすることができる。
1 収納容器
2A セルスタック
3 酸素含有ガス導入板
7A 第一側部断熱材
7B 第二側部断熱材
10 燃料電池モジュール
12 収納室
13 第一流路
13a 酸素含有ガス送入口
14 第二流路
15 第三流路
17 第四流路
18 第五流路
19 第六流路
20 流出口
28 貯水部
29 分流管
50 外装ケース
60 燃料電池装置

Claims (10)

  1. 燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう複数の燃料電池セルが、互いに電気的に接続され、配列されてなるセルスタックと、
    底壁、上壁、燃料電池セルの配列方向に沿って対をなす第一側壁と第二側壁とを含む側壁から構成され、前記セルスタックを収納する収納室を有する収納容器と、
    外部から該収納容器内へと酸素含有ガスを送入する酸素含有ガス送入口と、
    前記酸素含有ガス送入口から送入された酸素含有ガスが流れる酸素含有ガス流路と、
    前記収納室より排出された排ガスが流れる排ガス流路と、を備え
    前記酸素含有ガス流路は、前記底壁、前記第一側壁及び前記上壁に沿って設けられ、
    前記排ガス流路は、前記第一側壁及び前記底壁において前記酸素含有ガス流路と隣接して対向流路となるように、かつ前記排ガス流路を流過した排ガスが、前記第二側壁を介して前記収納容器外へ送出されるように配置されている
    ことを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 前記酸素含有ガス流路に、結露水を貯める第一貯水部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記排ガス流路に、結露水を貯める第二貯水部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記酸素含有ガス流路の途中には、酸素含有ガスの一部を分流して、前記セルスタックに供給する分流部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記セルスタックと前記第一側壁との間に設けられた側壁側断熱材をさらに備え、
    該側壁側断熱材と、前記収納室の上面とは離間していることを特徴とする請求項1〜4いずれか1つに記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記酸素含有ガス流路とつながって、酸素含有ガスを前記セルスタックに供給する酸素含有ガス導入板をさらに備え、
    前記酸素含有ガス導入板は、前記収納室の上面より垂下し、前記セルスタックよりも前記第二側壁側に設けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1つに記載の燃料電池モジュール。
  7. 前記酸素含有ガス流路とつながって、酸素含有ガスを前記セルスタックに供給する酸素含有ガス導入板をさらに備え、
    前記酸素含有ガス導入板は、前記収納室の上面より垂下し、前記セルスタックよりも前記第一側壁側に設けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1つに記載の燃料電池モジュール。
  8. 前記底壁の前記排ガス流路の下流端部における、
    排ガスの流れ方向と直交する方向における断面積が、前記底壁の前記排ガス流路の他の部分の断面積より小さいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の燃料電池モジュール。
  9. 排ガスの流れ方向と直交する方向における、
    前記底壁の前記排ガス流路の断面積は、前記第一側壁の前記排ガス流路の断面積より大きいことを特徴とする請求項8に記載の燃料電池モジュール。
  10. 請求項1〜9のうちいずれかに記載の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを作動させるための補機と、前記燃料電池モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースとを備える燃料電池装置。
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