JP7090456B2 - シェルター - Google Patents
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Description
また、火口から2kmを超えて離れた登山道の中腹あたりでも噴石等が飛散することがあるため、登山道の近傍に避難用の噴石シェルターを設置することが望まれている。噴石シェルターは登山者等の避難者が迅速に避難できるように登山道から10数mの距離内に設置することが望ましい。
この噴石シェルターを火山の火口付近や登山道の周辺に設置するには、必要な枚数のシェルター用セグメントと土台を山の麓に車両等で搬送し、麓からヘリコプター等で火口付近や登山道近辺の設置場所に搬送する。設置場所での噴石シェルターの組み立ては、作業員が手作業で行うことができる。
しかも、交通量を増すためにトンネルの開口幅を大きくするために、プレキャスト壁版の厚さを増すことで強度を強化する必要があった。
そのため、特許文献2の開削セグメントは、トンネルを施工するために大量の資材や大型のクレーン等の機械設備を搬送し、足場や支保工を設置して組み立て作業をしなければならず、コスト高になる上に施工期間が長いという問題がある。
本発明によるシェルターは、2つの脚部セグメント間に頂部セグメントを連結した構成を備えており、脚部セグメントはその下部の受け部で自立可能であるため、足場や支保工等を設置する必要がなく、安全性が高い上に低コストで組み立てできる。
シェルターは脚部セグメントの受け部によってレール部に沿って移動可能であり、位置の調整が容易であるため、複数のシェルターを連続して組み立て可能である。
シェルターをレール部に沿って移動させる際、レール部上を移動するシェルターの脚部セグメントは転動体が溝部に沿って転動することで移動する。
本発明によるシェルターは、その施工方法として、地盤にレール部を設置し、レール部上で一対の脚部セグメントを起立させて頂部シェルターを連結させた第一のシェルターを構築することができ、第一のシェルターをレール部上で移動させて空間を形成し、第一のシェルターを移動させて空いた空間に、新たに一対の脚部セグメントを起立させて頂部シェルターを連結させた第二のシェルターを構築して第一のシェルターと当接または連結させて保持することができる。
図1に示す活火山や休火山等の山Mにおける登山道Rの適宜箇所、例えば中腹または火口付近に、本発明の実施形態による噴石シェルター1が設置されている。噴石シェルター1は登山道Rから外れた10数mの範囲内に設置されていることが好ましい。
図2において、本実施形態による噴石シェルター1は、登山道近傍の平坦に均された地盤に固定された2組のレール部2の上に設置されている。噴石シェルター1は所定間隔を開けた2組のレール部2上に設置された一対の脚部セグメント3,4と、脚部セグメント3、4の上端に連結された頂部セグメント5とで構成されている。噴石シェルター1に底部は設置されていないが、底部を設置してもよい。これら脚部セグメント3,4と頂部セグメント5は例えばスチール製(鋼製)とされているが、コンクリート製等でもよく、その素材は落下する噴石に耐え得る強度を有していれば適宜のものを採用できる。
脚部セグメント3,4の受け部3a、4aはそれぞれ2本のレール2a、2bに載置されて自立できる程度の幅と長さを有している。そのため、各脚部セグメント3、4は頂部セグメント5と連結されていない状態でも、レール2a、2b上に単独で自立して支持されている。
なお、本実施形態において、脚部セグメント3、4と頂部セグメント5のセグメント5a、5b、5cにおいて、互いにボルトで連結する周方向の平板状の面を継手面aとし、レール部2の長手方向を向く略円弧状の面を主桁面bとする。
図2に示す噴石シェルター1は、一対の脚部セグメント3,4と頂部セグメント5とがボルト等で連結されて構築された略お椀型のシェルター本体7を2組主桁面b方向にボルト等で連結したものである。しかも、脚部セグメント3,4は1.5mと1.0mの高さでしかなく高さが低いため、その上に頂部セグメント5を組み立てる際、足場やアーチ支保工を設置することなく作業員が直接組み立てできる。
図3において、一方の脚部セグメント3の受け部3aはスチール製の枠体8で形成され、枠体8の下面には下向きの開放空間を確保するために上下方向に固定された2枚のリブ10が溶接等で枠体8に連結されている。2枚のリブ10の間には下向きの開放空間を形成するための鉄板12が溶接等で連結されている。そのため、枠体8の下面に鉄板12とリブ10とで凹部11が形成されている。受け部3aの凹部11はボックス形状として受け部3aの幅方向に2個ずつ2列に形成されている(図2参照)。
同様に他方の脚部セグメント4の受け部4aの下面にも4つの凹部11が2列で平行に配設され、他方のレール部2の2本のレール2a、2bとしてそれぞれ溝形鋼14を嵌合した2本の基礎コンクリート13が平行に設置されている。そして、各ボックス状の凹部11と溝形鋼14の溝部14aとの間に4個のコロ15がそれぞれ設置されている。なお、転動体として、コロ15に代えてローラーベアリングやボールベアリング等を用いてもよい。
なお、各脚部セグメント3、4の起立部分である側面部3b、4bと頂部セグメント5の曲面形状は適宜に設定できるが、側面部3b、4bの曲面形状を頂部セグメント5の曲面形状よりも大きな径に設定してもよい。或いは、図2に示すように、シェルター本体7を2組連結した場合、脚部セグメント3、4を前後で入れ替えて設置しても側面部3b、4bと頂部セグメント5とが同一の曲面形状をなすように例えば同一の円弧状または楕円形状に形成されて、滑らかに連結されてもよい。
施工の準備段階において、資材を麓からキャリーダンプカー等で例えば登山道の中腹や火口近傍等の噴石シェルター1の設置場所に運搬する。この設置場所において、噴石シェルター1を設置すべき場所をブルドーザ等で平坦に均す。平坦にした地表に2列の基礎コンクリート13を所定間隔を開けて2組打設すると共に、それら基礎コンクリート13の上面に溝形鋼14をそれぞれ並べて基礎コンクリート13上に固定する。なお、基礎コンクリート13に代えて敷き砂を設置して、その上に溝形鋼14を固定してもよい。
この状態で脚部セグメント3は受け部3aで1組のレール部2のレール2a、2bの上に載置されて自立している。
この状態で脚部セグメント4は受け部4aで他の1組のレール部2のレール2a、2bの上に載置されて自立している。
次いで、図4(c)に示すように、組み立てた既設のシェルター本体7の手前側でクローラクレーンによって新たな脚部セグメント3,4を持ち上げて各組のレール部2の上に受け部3a、4aを載置させて自立状態に保持する。先に組み立てた既設のシェルター本体7の脚部セグメント3,4の主桁面bに新設の脚部セグメント3,4の主桁面bをボルト等で連結させる。
しかも、2組のシェルター本体7同士のセグメント間にシール部材を設置しないため、各脚部セグメント3、4、頂部セグメント5の鋼材にシール溝を形成する必要がなく、低廉に製造できる。或いは、2組のシェルター本体7同士のセグメント間にシール部材を装着してもよい。
しかも、脚部セグメント3,4の高さは1.5mと1mであり、その上に略円弧版状の頂部セグメント5を連結したにすぎないため、従来の半円型のアーチ状のシェルターと比較して高さが低く、足場や支保工を設置する必要がなくセグメント数も少ないため、低コストで組み立てできる。しかも、組み立てに際し、脚部セグメント3,4は単独で自立して支持されており、足場や支保工を使用しないから組立性と安全性が向上する。
また、多くの避難者を収容できる大型の噴石シェルター1を組み立てる場合でも、2組のレール部2に沿って順次シェルター本体7を組み立てて連結すればよいため、やはり足場や支保工が必要なく低廉で安全にしかも短期間で施工できる。
しかし、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、複数のシェルター本体7間で脚部セグメント3,4の入れ替えを行わなくてもよく、同一方向に同一のセグメントが並んでいてもよい。この場合でも、複数のシェルター本体7間で側面部3b、4bと頂部セグメント5の曲面形状が同一に連なる。
なお、複数のシェルター本体7間で曲面形状が相違し、隣り合う側面部3b、4bの間や頂部セグメント5の間に段差や隙間が生じても噴石が侵入しない程度のものであれば噴石シェルター1として支障は生じない。
本発明によるシェルターは必ずしもレール部2を下に設置していなくてもよい。また、本発明によるシェルターは噴石シェルター1に限定されるものではなく、雨除けや雪除けのシェルター等としても使用できる。
2 レール部
2a レール
3,4 脚部セグメント
3a、4a 受け部
3b、4b 側面部
5 頂部セグメント
5a、5b、5c セグメント
7 シェルター本体
10 リブ
11 凹部
13 基礎コンクリート
14 溝形鋼
14a 溝部
15 コロ
Claims (4)
- 断面略L字状に形成されていて下部に設けた受け部で自立可能な脚部セグメントと、
2つの前記脚部セグメント間に連結した頂部セグメントと、を備え、
前記脚部セグメントの受け部の下にレール部が設置されており、
前記脚部セグメントは前記レール部に沿って移動可能とした、
ことを特徴とするシェルター。 - 前記レール部と前記脚部セグメントの受け部との少なくとも一方に溝部が設けられ、他方には前記溝部内を転動可能な転動体が設置され、
該転動体を介して前記脚部セグメント及び頂部セグメントを移動可能とした請求項1に記載されたシェルター。 - 前記レール部の上に設置された2つの前記脚部セグメント及び頂部セグメントを連結させた移動可能な第一のシェルターと、
前記レール部の上に設置された2つの前記脚部セグメント及び頂部セグメントを連結させた第二のシェルターと、を備え、
前記第一のシェルター及び第二のシェルターは互いに当接または連結されている請求項1または2に記載されたシェルター。 - 断面略L字状に形成されていて下部に設けた受け部で自立可能な脚部セグメントと、
2つの前記脚部セグメント間に連結した頂部セグメントと、を備え、
前記脚部セグメントの受け部の下にレール部が設置されており、
前記レール部の上に設置された2つの前記脚部セグメント及び頂部セグメントを連結させた移動可能な第一のシェルターと、
前記レール部の上に設置された2つの前記脚部セグメント及び頂部セグメントを連結させた第二のシェルターと、を備え、
前記第一のシェルター及び第二のシェルターは互いに当接または連結されている、
ことを特徴とするシェルター。
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JP2018071116A JP7090456B2 (ja) | 2018-04-02 | 2018-04-02 | シェルター |
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