JP7077587B2 - デュアルバンドパッチアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、2つの周波数帯域において通信が可能なデュアルバンドパッチアンテナに関する。
特許文献1~3には、2つの周波数帯域において通信が可能なデュアルバンドパッチアンテナが開示されている。例えば、特許文献1には平板状の放射導体と環状の放射導体からなるデュアルバンドパッチアンテナが開示され、特許文献2には2つの放射導体の一部を共通化したデュアルバンドパッチアンテナが開示されている。また、特許文献3には、給電ラインを途中で分岐させ、分岐させた給電ラインをそれぞれ異なる放射導体に接続する構成が開示されている。
特表2015-502723号公報 特開2007-060609号公報 特開2002-299948号公報
しかしながら、特許文献1~3に記載されたデュアルバンドパッチアンテナは、2つの放射導体が相互に干渉するため、一方の放射導体のサイズや形状を変化させると他方の放射導体における共振周波数やインピーダンスが大きく変化してしまう。このため、個々の放射導体について共振周波数やインピーダンスを調整することが難しいという問題があった。
したがって、本発明の目的は、共振周波数やインピーダンスの調整が容易なデュアルバンドパッチアンテナを提供することである。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、第1の給電部と、第1及び第2の放射導体と、一端が第1の給電部に接続され、他端が第1の放射導体に接続された第1の給電導体と、一端が第1の給電部に接続され、他端が第2の放射導体に接続された第2の給電導体と、一端が第1の給電導体に接続され、他端が開放された第1のオープンスタブと、一端が第2の給電導体に接続され、他端が開放された第2のオープンスタブとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1の給電導体を伝導する第2の放射導体のアンテナ共振信号が第1のオープンスタブによって遮断され、第2の給電導体を伝導する第1の放射導体のアンテナ共振信号が第2のオープンスタブによって遮断されるため、2つの周波数帯域を独立に調整することができる。これにより、従来と比べ、デュアルバンドパッチアンテナの共振周波数やインピーダンスの調整を容易に行うことが可能となる。
本発明において、第1の放射導体は第2の放射導体よりも大きく、第1のオープンスタブは第2のオープンスタブよりも短くても構わない。これによれば、第1の放射導体を低周波帯域用の放射導体として用い、第2の放射導体を高周波帯域用の放射導体として用いつつ、これら2つの放射導体間における相互干渉を防止することが可能となる。
本発明において、第1の給電導体は、一端が第1の放射導体の所定の平面位置に接続された第1の垂直給電導体と、第1の垂直給電導体の他端と第1の給電部を接続する第1の水平給電導体を含み、第2の給電導体は、一端が第2の放射導体の所定の平面位置に接続された第2の垂直給電導体と、第2の垂直給電導体の他端と第1の給電部を接続する第2の水平給電導体を含み、第1のオープンスタブは第1の水平給電導体に接続され、第2のオープンスタブは第2の水平給電導体に接続されるものであっても構わない。これによれば、第1の水平給電導体と第1のオープンスタブを同一の配線層に形成することができるとともに、第2の水平給電導体と第2のオープンスタブを同一の配線層に形成することができる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、第2の給電部と、一端が第2の給電部に接続され、他端が第1の放射導体に接続された第3の給電導体と、一端が第2の給電部に接続され、他端が第2の放射導体に接続された第4の給電導体と、一端が第3の給電導体に接続され、他端が開放された第3のオープンスタブと、一端が第4の給電導体に接続され、他端が開放された第4のオープンスタブとをさらに備えるものであっても構わない。これによれば、第1及び第2の放射導体のそれぞれに対し、互いに位相の異なる2つの給電信号を供給できることから、第1及び第2の放射導体を2偏波アンテナとして利用することが可能となる。しかも、第3の給電導体を伝導する第2の放射導体のアンテナ共振信号を第3のオープンスタブによって遮断し、第4の給電導体を伝導する第1の放射導体のアンテナ共振信号を第4のオープンスタブによって遮断することができる。
本発明において、第3のオープンスタブは第4のオープンスタブよりも短くても構わない。これによれば、第3の給電導体を伝導する高周波帯域のアンテナ共振信号を第3のオープンスタブによって遮断し、第4の給電導体を伝導する低周波帯域のアンテナ共振信号を第4のオープンスタブによって遮断することができる。
本発明において、第3の給電導体は、一端が第1の放射導体の所定の平面位置とは異なる平面位置に接続された第3の垂直給電導体と、第3の垂直給電導体の他端と第2の給電部を接続する第3の水平給電導体を含み、第4の給電導体は、一端が第2の放射導体の所定の平面位置とは異なる平面位置に接続された第4の垂直給電導体と、第4の垂直給電導体の他端と第2の給電部を接続する第4の水平給電導体を含み、第3のオープンスタブは第3の水平給電導体に接続され、第4のオープンスタブは第4の水平給電導体に接続されるものであっても構わない。これによれば、第3の水平給電導体と第3のオープンスタブを同一の配線層に形成することができるとともに、第4の水平給電導体と第4のオープンスタブを同一の配線層に形成することができる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、第1の放射導体と重なるよう、第1の放射導体と平行に配置された第1の励振導体と、第2の放射導体と重なるよう、第2の放射導体と平行に配置された第2の励振導体とをさらに備えるものであっても構わない。これによれば、第1及び第2の励振導体がそれぞれ第1及び第2の放射導体によって励振されることから、アンテナ特性を向上させることが可能となる。
本発明において、第1及び第2の励振導体はフローティング状態であっても構わない。これによれば、アンテナ帯域を広帯域化することが可能となる。
本発明において、第1の放射導体と第1の励振導体の距離は、第2の放射導体と第2の励振導体の距離と異なっていても構わない。このように、励振導体によるアンテナ特性の調整は、個別に行うことが可能である。
本発明において、第1及び第2の放射導体が複数組配列されていても構わない。これによれば、いわゆるフェーズドアレイを構成することが可能となる。この場合、第1及び第2の放射導体からなる組が一方向に配列されていても構わないし、第1及び第2の放射導体からなる組がマトリクス状に配列されていても構わない。
本発明において、第1の放射導体の辺と第2の放射導体の辺は、互いに平行な部分を有さないものであっても構わない。これによれば、第1の放射導体と第2の放射導体の相互干渉をより低減することが可能となる。
このように、本発明によれば、共振周波数やインピーダンスの調整が容易なデュアルバンドパッチアンテナを提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aの構成を示す略斜視図である。 図2は、デュアルバンドパッチアンテナ10Aの透視平面図である。 図3は、デュアルバンドパッチアンテナ10Aを図2に示す矢印A方向から見た透視側面図である。 図4は、デュアルバンドパッチアンテナ10Aの変形例による透視側面図である。 図5は、第1及び第2の放射導体31,32から放射されるビームの振動方向を説明するための図である。 図6は、オープンスタブの効果を検証するためのシミュレーションモデルを示す平面図である。 図7は、図6に示すシミュレーションモデルの通過特性を示すグラフである。 図8は、本発明の第2の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Bの構成を示す略斜視図である。 図9は、デュアルバンドパッチアンテナ10Bの透視側面図である。 図10は、本発明の第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cの構成を示す透視平面図である。 図11は、複数のデュアルバンドパッチアンテナ10Cを配列した例を示す図である。 図12は、本発明の第4の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Dの構成を示す透視平面図である。 図13は、複数のデュアルバンドパッチアンテナ10Dを配列した例を示す図である。 図14は、本発明の第5の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eの透視平面図である。 図15は、複数のデュアルバンドパッチアンテナ10Eを配列した例を示す図である。 図16は、本発明の第6の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Fの構成を示す透視平面図である。 図17は、複数のデュアルバンドパッチアンテナ10Fを配列した例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aの構成を示す略斜視図である。また、図2はデュアルバンドパッチアンテナ10Aの透視平面図であり、図3はデュアルバンドパッチアンテナ10Aを図2に示す矢印A方向から見た透視側面図である。
図1~図3に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aは、基板71に形成された平板状のグランドパターン20と、グランドパターン20と重なるように設けられた第1及び第2の放射導体31,32を備えている。グランドパターン20は、導体層L1に設けられたベタパターンであり、xy平面を構成する。グランドパターン20には開口部21が形成されており、この部分においてグランドパターン20が除去されている。そして、開口部21を貫通するように給電部22が設けられている。図3に示すように、給電部22はz方向に延在するピラー状の導体であり、デュアルバンドパッチアンテナ10Aの外部に設けられたRF回路100に接続される。給電部22は、第1の給電導体40を介して第1の放射導体31に接続されるとともに、第2の給電導体50を介して第2の放射導体32に接続される。
給電部22は、グランドパターン20が形成される導体層L1を貫通し、その上層に位置する導体層L2に達している。導体層L2には、2つの水平給電導体41,51と、2つのオープンスタブ61,62が形成されている。第1及び第2の放射導体31,32は、導体層L2よりもさらに上層に位置する導体層L3に形成されている。
第1の水平給電導体41は、給電部22からx方向に延在し、第1の垂直給電導体42に接続される。第1の水平給電導体41と第1の垂直給電導体42は、第1の給電導体40を構成する。第1の垂直給電導体42は第1の放射導体31と重なる位置に設けられたピラー状の導体であり、第1の水平給電導体41の端部と第1の放射導体31を所定の平面位置で接続する。また、第1のオープンスタブ61は、一端が第1の水平給電導体41に接続され、他端が開放されており、その長さは第2の放射導体32から放射される第2のアンテナ共振信号の波長の1/4程度に設計される。これにより、第1の水平給電導体41を伝導する第2のアンテナ共振信号が第1のオープンスタブ61によって遮断されることから、第2のアンテナ共振信号が第1の給電導体40を介して第1の放射導体31に到達するのを防止することができる。
第2の水平給電導体51は、給電部22からy方向に延在し、第2の垂直給電導体52に接続される。第2の水平給電導体51と第2の垂直給電導体52は、第2の給電導体50を構成する。第2の垂直給電導体52は第2の放射導体32と重なる位置に設けられたピラー状の導体であり、第2の水平給電導体51の端部と第2の放射導体32を所定の平面位置で接続する。また、第2のオープンスタブ62は、一端が第2の水平給電導体51に接続され、他端が開放されており、その長さは第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長の1/4程度に設計される。これにより、第2の水平給電導体51を伝導する第1のアンテナ共振信号が第2のオープンスタブ62によって遮断されることから、第1のアンテナ共振信号が第2の給電導体50を介して第2の放射導体32に到達するのを防止することができる。
各導体層L1~L3は、誘電体材料からなる絶縁層72で覆われている。これにより、少なくとも第1及び第2の放射導体31,32、第1及び第2の給電導体40,50、並びに、第1及び第2のオープンスタブ61,62は、誘電体材料によって埋め込まれた構造を有している。誘電体材料としては、セラミックや液晶ポリマーなど、高周波特性に優れた材料を選択することが好ましい。
第1の放射導体31と第2の放射導体32の平面形状はいずれも略正方形であるが、その平面サイズは互いに異なっている。具体的には、第1の放射導体31の方が第2の放射導体32よりも平面サイズが大きく、これにより、第1の放射導体31が低周波帯域用の放射導体として用いられ、第2の放射導体32が高周波帯域用の放射導体として用いられる。これに伴い、第1のオープンスタブ61の長さは、第2のオープンスタブ62の長さよりも短く設計される。
本実施形態においては、第1及び第2の放射導体31,32がいずれも導体層L3に設けられているため、配線層の数を少なくすることが可能である。但し、図4に示す変形例のように、第1の放射導体31と第2の放射導体32を互いに異なる導体層に形成しても構わない。図4に示す例では、第2の放射導体32が導体層L3に設けられ、第1の放射導体31が導体層L3よりも上層に位置する導体層L4に設けられている。このため、本例では、グランドパターン20と第1の放射導体31のz方向における距離T1は、グランドパターン20と第2の放射導体32のz方向における距離T2よりも大きい。ここで、高い放射効率を得るためには、距離T1は第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長以下であり、距離T2は第2の放射導体32から放射される第2のアンテナ共振信号の波長以下であることが好ましい。これによれば、デュアルバンドパッチアンテナ10Aのz方向における厚みを薄くすることも可能となる。また、図4に示す例のように、第1及び第2の放射導体31,32を互いに異なる導体層に形成すれば、アンテナ特性の個別な調整がより容易となる。
本実施形態においては、第1の放射導体31に対する第1の垂直給電導体42の接続位置は、第1の放射導体31のy方向における中心位置であり、且つ、x方向にオフセットした位置である。一方、第2の放射導体32に対する第2の垂直給電導体52の接続位置は、第2の放射導体32のx方向における中心位置であり、且つ、y方向にオフセットした位置である。
これにより、図5に示すように、第1の放射導体31から放射されるビームの振動方向Pxはx方向となり、第2の放射導体32から放射されるビームの振動方向Pyはy方向となる。このように、本実施形態においては、第1の放射導体31から放射されるビームの振動方向と第2の放射導体32から放射されるビームの振動方向が直交することから、相互干渉が生じにくくなる。
特に、図5に示すように、第1の放射導体31のy方向における配置範囲Ayが平面視で第2の放射導体32と重ならず、且つ、第2の放射導体32のx方向における配置範囲Axが平面視で第1の放射導体31と重ならないよう、第1及び第2の放射導体31,32をレイアウトすることが好ましい。つまり、第1の放射導体31と第2の放射導体32は、平面視でx方向及びy方向のいずれにも互いに重なりを有していないことが好ましい。これによれば、相互干渉がより少なくなる。
このように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aは、第1の放射導体31と第2の放射導体32が互いに独立して設けられていることから、一方の放射導体のサイズや形状などを変化させても、他方の放射導体の共振周波数やインピーダンスの変化が抑えられる。これにより、従来のデュアルバンドパッチアンテナと比べ、共振周波数やインピーダンスなどのアンテナ特性の調整がしやすいため、設計が容易となる。特に、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aにおいては、第1の放射導体31と第2の放射導体32がx方向及びy方向のいずれにも互いに重なりを有していないことから、相互干渉を大幅に低減することが可能となる。
しかも、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aは、第1及び第2のオープンスタブ61,62を備えていることから、第1の給電導体40を伝導する第2の放射導体32のアンテナ共振信号が第1のオープンスタブ61によって遮断され、第2の給電導体50を伝導する第1の放射導体31のアンテナ共振信号が第2のオープンスタブ62によって遮断される。これにより、2つの周波数帯域を独立に調整することができることから、デュアルバンドパッチアンテナの共振周波数やインピーダンスの調整を容易に行うことが可能となる。また、第1及び第2のオープンスタブ61,62は、第1及び第2の水平給電導体41,51と同じ導体層L2に形成されていることから、第1及び第2のオープンスタブ61,62を形成するために導体層を増やす必要もない。
さらに本実施形態においては、第1及び第2の放射導体31,32はいずれも給電部22から共通に給電されることから、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10AとRF回路100を接続する給電ラインを1本とすることができる。これにより、デュアルバンドパッチアンテナ10Aの外部における給電ラインの設計も容易となる。
このような効果は、共振周波数がミリ波帯である場合のように、配線長や配線位置などパターンの僅かな変更によってアンテナ特性が大きく変化する用途において特に顕著であり、設計負担が大幅に軽減されるものと期待される。
図6は、オープンスタブの効果を検証するためのシミュレーションモデルを示す平面図である。
図6に示すシミュレーションモデルは、グランドパターン20の開口部21を貫通して設けられた給電部22から第1及び第2の水平給電導体41,51が分岐するとともに、第1の水平給電導体41には第1のオープンスタブ61が接続され、第2の水平給電導体51には第2のオープンスタブ62が接続された構成を有している。給電部22はポートP1を構成する。グランドパターン20には、第1の水平給電導体41と第1のオープンスタブ61の接続点と平面視で重なる位置に開口部23が形成されており、開口部23を介してポートP2が導出される。また、グランドパターン20には、第2の水平給電導体51と第2のオープンスタブ62の接続点と平面視で重なる位置に開口部24が形成されており、開口部24を介してポートP3が導出される。
図7は、図6に示すシミュレーションモデルの通過特性を示すグラフである。
図7には、S21特性(ポートP1からポートP2への通過特性)、S31特性(ポートP1からポートP3への通過特性)、S23特性(ポートP3からポートP2への通過特性)が示されている。図7に示すように、S21特性は、35~40GHz近傍におけるロスが大きく、25~30GHz近傍におけるロスが小さい。これは、第1の水平給電導体41を伝搬する35~40GHz近傍の信号が第1のオープンスタブ61によって遮断されているためである。これに対し、S31特性は、25~30GHz近傍におけるロスが大きく、35~40GHz近傍におけるロスが小さい。これは、第2の水平給電導体51を伝搬する25~30GHz近傍の信号が第2のオープンスタブ62によって遮断されているためである。このため、ポートP2に共振周波数が25~30GHz(例えば28GHz)である放射導体を接続し、ポートP3に共振周波数が35~40GHz(例えば39GHz)である放射導体を接続すれば、デュアルバンドパッチアンテナを構成することが可能となる。しかも、S23特性を参照すると、25~30GHz近傍及び35~40GHz近傍ともにロスが大きいことから、2つの放射導体間における干渉も生じないことが分かる。
<第2の実施形態>
図8は、本発明の第2の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Bの構成を示す略斜視図である。
図8に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Bは、第1及び第2の励振導体33,34をさらに備える点において、第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aと相違している。その他の構成は第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aと基本的に同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第1の励振導体33は、第1の放射導体31から見てグランドパターン20とは反対側に位置する平板状の導体であり、第1の放射導体31とz方向に重なるよう、第1の放射導体31と平行に配置される。つまり、第1の励振導体33もxy平面を有し、第1の励振導体33とグランドパターン20によって第1の放射導体31が挟まれた構造を有している。
第2の励振導体34は、第2の放射導体32から見てグランドパターン20とは反対側に位置する平板状の導体であり、第2の放射導体32とz方向に重なるよう、第2の放射導体32と平行に配置される。つまり、第2の励振導体34もxy平面を有し、第2の励振導体34とグランドパターン20によって第2の放射導体32が挟まれた構造を有している。
第1及び第2の励振導体33,34は、どの配線にも接続されることのないフローティング状態であり、それぞれ第1及び第2の放射導体31,32から放射される電磁波によって励振される。これにより、第1及び第2の励振導体33,34からも電磁波が放射されることから、アンテナ帯域を広帯域化することが可能となる。第1及び第2の励振導体33,34の平面サイズや、第1の励振導体33と第1の放射導体31との距離、第2の励振導体34と第2の放射導体32との距離については、第1及び第2の励振導体33,34に求められる放射特性に応じて設計すればよい。
一例として、図9に示すように、第2の放射導体32及び第2の励振導体34をそれぞれ導体層L3,L4に配置し、第1の放射導体31及び第1の励振導体33をそれぞれ導体層L5,L6に配置しても構わない。図9に示す例では、第1の放射導体31と第1の励振導体33の距離T3が第2の放射導体32と第4の励振導体34の距離T4よりも短いが、この点は必須でなく、目的とするアンテナ特性に応じて距離T3,T4を設計すればよい。また、高い放射効率を得るためには、距離T3は第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長以下であり、距離T4は第2の放射導体32から放射される第2のアンテナ共振信号の波長以下であることが好ましい。
<第3の実施形態>
図10は、本発明の第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cの構成を示す透視平面図である。
図10に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cは、第1の放射導体31と第2の放射導体32がy方向に配列されている点において、第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aと相違している。これにより、第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aと比べて、平面サイズをより小型化することが可能となる。
また、本実施形態においては、第2の放射導体32に対する第2の垂直給電導体52の接続位置は、第2の放射導体32のy方向における中心位置であり、且つ、x方向にオフセットした位置である。これにより、図10に示すように、第1の放射導体31から放射されるビームの振動方向Px1はx方向となり、第2の放射導体32から放射されるビームの振動方向Px2もx方向となる。これにより、図11に示すように、複数のデュアルバンドパッチアンテナ10Cをx方向に配列すれば、デュアルバンドのフェーズドアレイを構成することができる。
さらに、本実施形態においては、給電部22が平面視で第1の放射導体31と重なっている。さらに、第1及び第2のオープンスタブ61,62が平面視でそれぞれ第1及び第2の放射導体31,32と重なっている。本実施形態が例示するように、本発明においては、給電部やオープンスタブが放射導体と重なるようレイアウトすることも可能である。
<第4の実施形態>
図12は、本発明の第4の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Dの構成を示す透視平面図である。
図12に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Dは、第2の放射導体32がxy面内で45°傾いている点において、第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cと相違している。これにより、第2の放射導体32から放射されるビームの振動方向も45°傾くことから、第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cに比べ、第1の放射導体31と第2の放射導体32の相互干渉が生じにくくなる。
本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Dは、図13に示すように、マトリクス状に配置することにより、フェーズドアレイを構成することができる。図13に示す例では、デュアルバンドパッチアンテナ10Dがデュアルバンドパッチアンテナ10Dに対して時計回りに90°回転しており、デュアルバンドパッチアンテナ10Dがデュアルバンドパッチアンテナ10Dに対して時計回りに180°回転しており、デュアルバンドパッチアンテナ10Dがデュアルバンドパッチアンテナ10Dに対して時計回りに270°回転している。これにより、デュアルバンドパッチアンテナ10D,10Dに含まれる第1及び第2の放射導体31,32の振動方向と、デュアルバンドパッチアンテナ10D,10Dに含まれる第1及び第2の放射導体31,32の振動方向が互いに直交することになる。しかも、デュアルバンドパッチアンテナ10D~10Dに含まれる第1の放射導体31の振動方向と、デュアルバンドパッチアンテナ10D~10Dに含まれる第2の放射導体32の振動方向が45°異なることから、相互干渉も生じにくい。
さらに、本実施形態においては、第1の水平給電導体41が途中で90°折れ曲がるパターン形状を有している。本実施形態が例示するように、本発明において水平給電導体が直線的であることは必須でなく、途中で折れ曲がる形状であっても構わないし、カーブする形状であっても構わない。また、本実施形態においては、第2の放射導体32の傾きが45°であるが、傾きの角度がこれに限定されるものではなく、少なくとも、第1の放射導体31の辺と第2の放射導体32の辺が互いに平行な部分を有さないようレイアウトすれば、相互干渉が低減される。
<第5の実施形態>
図14は、本発明の第5の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eの透視平面図である。
図14に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eは、第2の給電部26と、第2の給電部26に接続された第3の給電導体80と、第2の給電部26に接続された第4の給電導体90と、第3及び第4のオープンスタブ63,64をさらに備えている。第2の給電部26は、グランドパターン20に設けられた別の開口部25を貫通して設けられたピラー状の導体であり、第1の給電部22と同様、RF回路100に接続される。その他の構成は第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第3の給電導体80は、第3の水平給電導体81と第3の垂直給電導体82を備えている。第3の水平給電導体81は、給電部26からy方向に延在し、第3の垂直給電導体82に接続される。第3の垂直給電導体82は第1の放射導体31と重なる位置に設けられたピラー状の導体であり、第3の水平給電導体81の端部と第1の放射導体31を所定の平面位置で接続する。第1の放射導体31に対する垂直給電導体42,82の接続位置は互いに異なっている。具体的には、第1の放射導体31に対する第3の垂直給電導体82の接続位置は、第1の放射導体31のx方向における中心位置であり、且つ、y方向にオフセットした位置である。また、第3のオープンスタブ63は、一端が第3の水平給電導体81に接続され、他端が開放されており、その長さは第2の放射導体32から放射される第2のアンテナ共振信号の波長の1/4程度に設計される。これにより、第3の水平給電導体81を伝導する第2のアンテナ共振信号が遮断される。
第4の給電導体90は、第4の水平給電導体91と第4の垂直給電導体92を備えている。第4の水平給電導体91は、給電部26からx方向に延在し、第4の垂直給電導体92に接続される。第4の垂直給電導体92は第2の放射導体32と重なる位置に設けられたピラー状の導体であり、第4の水平給電導体91の端部と第2の放射導体32を所定の平面位置で接続する。第2の放射導体32に対する垂直給電導体52,92の接続位置は互いに異なっている。具体的には、第2の放射導体32に対する第4の垂直給電導体92の接続位置は、第2の放射導体32のy方向における中心位置であり、且つ、x方向にオフセットした位置である。また、第4のオープンスタブ64は、一端が第4の水平給電導体91に接続され、他端が開放されており、その長さは第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長の1/4程度に設計される。これにより、第4の水平給電導体91を伝導する第1のアンテナ共振信号が遮断される。
本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eは、第1及び第2の放射導体31,32のいずれに対しても、互いに位相の異なる2つの給電信号を供給できることから、第1及び第2の放射導体31,32を2偏波アンテナとして利用することが可能となる。
本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eは、図15に示すように、マトリクス状に配置することにより、フェーズドアレイを構成することができる。図15に示す例では、デュアルバンドパッチアンテナ10Eがデュアルバンドパッチアンテナ10Eに対して時計回りに90°回転しており、デュアルバンドパッチアンテナ10Eがデュアルバンドパッチアンテナ10Eに対して時計回りに180°回転しており、デュアルバンドパッチアンテナ10Eがデュアルバンドパッチアンテナ10Eに対して時計回りに270°回転している。
<第6の実施形態>
図16は、本発明の第6の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Fの構成を示す透視平面図である。
図16に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Fは、第2の放射導体32がxy面内で45°傾いている点において、第5の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eと相違している。これにより、第2の放射導体32から放射されるビームの振動方向も45°傾くことから、第5の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eに比べ、第1の放射導体31と第2の放射導体32の相互干渉を抑えつつ、全体の平面サイズを小型化することができる。
本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Fは、図17に示すように、マトリクス状に配置することができる。図17に示す例では、デュアルバンドパッチアンテナ10Fがデュアルバンドパッチアンテナ10Fに対して時計回りに90°回転しており、デュアルバンドパッチアンテナ10Fがデュアルバンドパッチアンテナ10Fに対して時計回りに180°回転しており、デュアルバンドパッチアンテナ10Fがデュアルバンドパッチアンテナ10Fに対して時計回りに270°回転している。これにより、デュアルバンドパッチアンテナ10F~10Fに含まれる第1の放射導体31の振動方向と、デュアルバンドパッチアンテナ10F~10Fに含まれる第2の放射導体32の振動方向が45°異なることから、フェーズドアレイを構成した場合であっても相互干渉が生じにくくなる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態では2つの放射導体を有するデュアルバンドパッチアンテナを例に説明したが、3以上の放射導体を設けることによって3バンド以上のアンテナを構成することも可能である。
10A~10F デュアルバンドパッチアンテナ
20 グランドパターン
21,23~25 開口部
22 第1の給電部
26 第2の給電部
31 第1の放射導体
32 第2の放射導体
33 第1の励振導体
34 第2の励振導体
40 第1の給電導体
41 第1の水平給電導体
42 第1の垂直給電導体
50 第2の給電導体
51 第2の水平給電導体
52 第2の垂直給電導体
61 第1のオープンスタブ
62 第2のオープンスタブ
63 第3のオープンスタブ
64 第4のオープンスタブ
71 基板
72 絶縁層
80 第3の給電導体
81 第3の水平給電導体
82 第3の垂直給電導体
90 第4の給電導体
91 第4の水平給電導体
92 第4の垂直給電導体
100 RF回路
L1~L6 導体層
P1~P3 ポート

Claims (13)

  1. 第1の給電部と、
    グランドパターンと、
    前記グランドパターンと重なるように設けられた第1及び第2の放射導体と、
    一端が前記第1の給電部に接続され、他端が前記第1の放射導体に接続された第1の給電導体と、
    一端が前記第1の給電部に接続され、他端が前記第2の放射導体に接続された第2の給電導体と、
    前記第1の放射導体と重なりを有するように設けられ、一端が前記第1の給電導体に接続され、他端が開放された第1のオープンスタブと、
    前記第2の放射導体と重なりを有するように設けられ、一端が前記第2の給電導体に接続され、他端が開放された第2のオープンスタブと、を備え
    前記第1のオープンスタブは、前記第1の放射導体よりも前記グランドパターンに近い導体層に設けられ、
    前記第2のオープンスタブは、前記第2の放射導体よりも前記グランドパターンに近い導体層に設けられることを特徴とするデュアルバンドパッチアンテナ。
  2. 前記第1の放射導体は前記第2の放射導体よりも大きく、前記第1のオープンスタブは前記第2のオープンスタブよりも短いことを特徴とする請求項1に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  3. 前記第1の給電導体は、一端が前記第1の放射導体の所定の平面位置に接続された第1の垂直給電導体と、前記第1の垂直給電導体の他端と前記第1の給電部を接続する第1の水平給電導体を含み、
    前記第2の給電導体は、一端が前記第2の放射導体の所定の平面位置に接続された第2の垂直給電導体と、前記第2の垂直給電導体の他端と前記第1の給電部を接続する第2の水平給電導体を含み、
    前記第1のオープンスタブは前記第1の水平給電導体に接続され、
    前記第2のオープンスタブは前記第2の水平給電導体に接続されることを特徴とする請求項2に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  4. 第2の給電部と、
    一端が前記第2の給電部に接続され、他端が前記第1の放射導体に接続された第3の給電導体と、
    一端が前記第2の給電部に接続され、他端が前記第2の放射導体に接続された第4の給電導体と、
    一端が前記第3の給電導体に接続され、他端が開放された第3のオープンスタブと、
    一端が前記第4の給電導体に接続され、他端が開放された第4のオープンスタブと、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  5. 前記第3のオープンスタブは前記第4のオープンスタブよりも短いことを特徴とする請求項4に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  6. 前記第3の給電導体は、一端が前記第1の放射導体の前記所定の平面位置とは異なる平面位置に接続された第3の垂直給電導体と、前記第3の垂直給電導体の他端と前記第2の給電部を接続する第3の水平給電導体を含み、
    前記第4の給電導体は、一端が前記第2の放射導体の前記所定の平面位置とは異なる平面位置に接続された第4の垂直給電導体と、前記第4の垂直給電導体の他端と前記第2の給電部を接続する第4の水平給電導体を含み、
    前記第3のオープンスタブは前記第3の水平給電導体に接続され、
    前記第4のオープンスタブは前記第4の水平給電導体に接続されることを特徴とする請求項5に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  7. 前記第1の放射導体と重なるよう、前記第1の放射導体と平行に配置された第1の励振導体と、
    前記第2の放射導体と重なるよう、前記第2の放射導体と平行に配置された第2の励振導体と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  8. 前記第1及び第2の励振導体はフローティング状態であることを特徴とする請求項7に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  9. 前記第1の放射導体と前記第1の励振導体の距離は、前記第2の放射導体と前記第2の励振導体の距離と異なることを特徴とする請求項8に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  10. 前記第1及び第2の放射導体が複数組配列されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  11. 前記第1及び第2の放射導体からなる組が一方向に配列されていることを特徴とする請求項10に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  12. 前記第1及び第2の放射導体からなる組がマトリクス状に配列されていることを特徴とする請求項10に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  13. 前記第1の放射導体の辺と前記第2の放射導体の辺は、互いに平行な部分を有さないことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
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