JP6564902B1 - アンテナ - Google Patents

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    • H01Q9/0457Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with particular feeding means electromagnetically coupled to the feed line

Abstract

【課題】アンテナの利得の向上を図る。【解決手段】アンテナ1は、誘電体層6と、誘電体層6に接合され、等間隔に配列された給電スロット7c〜7fを有した地導体層7と、給電スロット7c〜7fにそれぞれ対向する位置に形成されて、配列された複数の給電素子9c〜9fと、給電素子9c〜9fの列の一端に続いて並んだ第1の無給電素子9b,9aと、給電素子9c〜9fの列の他端に続いて並んだ第2の無給電素子9g,9hと、誘電体層6に関して地導体層7の反対側に形成され、給電スロット7c〜7fを介して給電素子9c〜9fに電磁界的に結合する給電線路4aと、を備える。第2の無給電素子9g,9hは、給電素子9c〜9fの列の中心を通りその列に垂直な線9zに関して第1の無給電素子9b,9aと線対称に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナに関する。
特許文献1には、直結給電方式且つ共平面給電方式のアレイアンテナが開示されている。直結給電方式とは、給電線路がアンテナ素子に直接接続されている給電方式のことをいう。共平面給電方式とは、給電線路とアンテナ素子が共通の平面に形成されている給電方式のことをいう。
特許文献1に記載されているように、地導体層が誘電体基板の一方の面に形成され、複数のアンテナ素子及び複数の給電線路が誘電体基板の他方の面に形成されている。複数のアンテナ素子は直線状に配列されている。給電線路がアンテナ素子からそれぞれ延設されている。アンテナ素子の列の両端に位置するエンドアンテナ素子から延びた給電線路の終端は開放されており、それらエンドアンテナ素子は無給電素子となっている。エンドアンテナ素子以外のミドルアンテナ素子から延びた給電線路の終端は送受信回路に接続されており、それらミドルアンテナ素子は給電素子となる。両端の無給電素子は、給電素子の指向性の差を緩和するために設けられている。
特開2017−46107号公報
ところで、アンテナの利得向上が望まれる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものである。本発明は、アンテナの利得の向上を目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、誘電体層と、前記誘電体層に接合され、等間隔に配列された偶数の給電スロットを有した地導体層と、前記給電スロットにそれぞれ対向する位置に形成されて、等間隔に配列された複数の給電素子と、前記給電素子の列の一端に続いて並んだ1又は複数の第1の無給電素子と、前記給電素子の列の他端に続いて並んだ1又は複数の第2の無給電素子と、前記誘電体層に関して前記地導体層の反対側に形成され、前記給電スロットを介して前記給電素子に電磁界的に結合する給電線路と、を備え、前記第2の無給電素子は、前記給電素子の列の中心を通りその列に垂直な線に関して前記第1の無給電素子と線対称に配置されているアンテナである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の実施形態によれば、アンテナの利得が向上する。
本発明の実施形態のアンテナの平面図である。 図1において切断箇所をII−IIにより表した断面図である。 前記実施形態のアンテナ及び比較例のアンテナの利得についてのシミュレーション結果を示したグラフである。 無給電スロットが有るアンテナ及び無給電スロットが無いアンテナの利得についてのシミュレーション結果を示したグラフである。 法線に対する傾斜角とその傾斜角の方角への利得との関係を示したグラフである。 給電線路の分岐点から給電スロットの直下までの電気長を変えて、アンテナの利得についてシミュレーションした結果を示したグラフである。 本発明の他の実施形態のアンテナの断面図である。 本発明の他の実施形態のアンテナの平面図である。 本発明の他の実施形態のアンテナの平面図である。 図1、図8及び図9に示すアンテナの利得についてのシミュレーション結果を示したグラフである。 給電素子の列の両端に続く無給電素子の数を変えて、アンテナの利得についてシミュレーションした結果を示したグラフである。 アンテナの利得についてのシミュレーション結果を示したグラフである。 アンテナの利得についてのシミュレーション結果を示したグラフである。 アンテナの利得についてのシミュレーション結果を示したグラフである。 本発明の他の実施形態のアンテナの平面図である。 隣り合う給電線路の信号波の位相差が−135°である場合、法線に対する傾斜角とその傾斜角の方角への利得との関係を示したグラフである。 隣り合う給電線路の信号波の位相差が−90°である場合、法線に対する傾斜角とその傾斜角の方角への利得との関係を示したグラフである。 隣り合う給電線路の信号波の位相差が0°である場合、法線に対する傾斜角とその傾斜角の方角への利得との関係を示したグラフである。 隣り合う給電線路の信号波の位相差が90°である場合、法線に対する傾斜角とその傾斜角の方角への利得との関係を示したグラフである。 隣り合う給電線路の信号波の位相差が135°である場合、法線に対する傾斜角とその傾斜角の方角への利得との関係を示したグラフである。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
誘電体層と、前記誘電体層に接合され、等間隔に配列された偶数の給電スロットを有した地導体層と、前記給電スロットにそれぞれ対向する位置に形成されて、等間隔に配列された複数の給電素子と、前記給電素子の列の一端に続いて並んだ1又は複数の第1の無給電素子と、前記給電素子の列の他端に続いて並んだ1又は複数の第2の無給電素子と、前記誘電体層に関して前記地導体層の反対側に形成され、前記給電スロットを介して前記給電素子に電磁界的に結合する給電線路と、を備え、前記第2の無給電素子は、前記給電素子の列の中心を通りその列に垂直な線に関して前記第1の無給電素子と線対称に配置されているアンテナが明らかとなる。
以上のように、第1の無給電素子が給電素子の列の一端に続いて並び、第2の無給電素子が給電素子の列の他端に続いて並んでいるため、アンテナの利得が向上する。また、地導体層が給電素子、第1の無給電素子及び第2の無給電素子と給電線路との間にあるため、給電線路における電磁波の放射が給電素子、第1の無給電素子及び第2の無給電素子における放射に影響を及ぼしにくい。
前記地導体層には、第1の無給電スロットが前記第1の無給電素子の少なくとも1つに対向する位置に形成されているとともに、第2の無給電スロットが前記第2の無給電素子の少なくとも1つに対向する位置に形成されている。
これにより、アンテナの利得が向上する。
前記地導体層には、前記第1の無給電スロットが前記第1の無給電素子の全てに対向する位置に形成されているとともに、前記第2の無給電スロットが前記第2の無給電素子の全てに対向する位置に形成されている。
これにより、アンテナの利得が更に向上する。
前記給電線路が、平面視で前記給電スロットの列の中央で隣り合う前記給電スロットの間において分岐し、その分岐した部分が分岐点から前記給電スロットの列の両端となるスロットを平面視で横切るまで延びている。
前記給電線路の分岐点から平面視で隣り合う前記給電スロットの一方までの部分の電気長と、前記給電線路の分岐点から平面視で隣り合う前記給電スロットの他方までの部分の電気長との差が、使用帯域の中心の実効波長の4分の1に等しい。
これにより、アンテナの利得が向上する。
前記アンテナが、凹部を有した誘電体基板を更に備え、前記地導体層が前記凹部を塞ぐようにして前記誘電体基板に接合され、前記給電スロットが前記凹部の内側に配置され、前記給電素子、前記第1の無給電素子及び前記第2の無給電素子が前記凹部の底に形成される。
これにより、凹部が空洞となり、空洞が給電素子と給電スロットとの間に介在する。それゆえ、信号波がスロットを介して給電線路と給電素子との間を伝送する際の誘電損失を抑制できる。よって、アンテナの利得が向上する。
===実施の形態===
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、アンテナ1の概略平面図である。図2は、図1において切断箇所をII−IIにより表した断面図である。
このアンテナ1は、マイクロ波又はミリ波の周波数帯の電波の送信若しくは受信又は送受信に利用される。
誘電体層3と誘電体層6は、これらの間に導体パターン層4を挟持して、誘電体の接着剤層5によって互いに接合されている。誘電体層3及び誘電体層6は、液晶ポリマーからなる。
導体パターン層4は、誘電体層3と接着剤層5との間の層間に形成されている。なお、導体パターン層4が誘電体層6と接着剤層5との間の層間に形成されていてもよい。
誘電体層3に関して導体パターン層4の反対側において、地導体層2が誘電体層3の表面3aに形成されている。
誘電体層6と誘電体基板8がこれらの間に地導体層7を挟持して、互いに接合されている。誘電体層6は、地導体層7に関して誘電体基板8の反対側において地導体層7に接合されている。
地導体層7は誘電体層6と誘電体基板8との間の層間に形成されている。
以上のように、地導体層2、誘電体層3、導体パターン層4、接着剤層5、誘電体層6、地導体層7、誘電体基板8がこれらの順に積層されている。地導体層2から地導体層7までの積層体はフレキシブルであり、誘電体基板8がリジッドである。地導体層2から地導体層7までの積層体に誘電体基板8が接合されることによって、アンテナ1の曲げ変形が起きにくい。
誘電体基板8は、誘電体層3,6及び接着剤層5のそれぞれよりも厚い上、誘電体層3,6及び接着剤層5の総厚よりも厚い。
地導体層2、導体パターン層4及び地導体層7は、銅等の導電性金属材料からなる。
地導体層7がアディティブ法又はサブトラクティブ法等によって形状加工されており、これにより地導体層7にはI字型の複数のスロット7a〜7hが形成されている。なお、スロット7a〜7hの形状はI字型に限らず、矩形、円形その他の形状であってもよい。
以下では、スロット7a,7bを第1の無給電スロット7a,7bといい、スロット7c〜7fを給電スロット7c〜7fといい、スロット7g,7hを第2の無給電スロット7g,7hという。
給電スロット7c〜7fは、給電スロット7c〜7fの短手方向に等間隔で配列されている。第1の無給電スロット7b,7aは、給電スロット7c〜7fの列の一方の端に続いて並び、第2の無給電スロット7g,7hは、給電スロット7c〜7fの列の他方の端に続いて並んでいる。従って、これらスロット7a〜7hは直線状に等間隔で配列されている。具体的な並び順は、図1中左からスロット7a、スロット7b、スロット7c、スロット7d、スロット7e、スロット7f、スロット7hの順である。
スロット7a〜7hが等間隔で配列されているので、第1の無給電スロット7aと第2の無給電スロット7hは、給電スロット7c〜7fの列の中心を通りその列に垂直な線7zに関して互いに線対称に配置されている。同様に、第1の無給電スロット7bと第2の無給電スロット7gは、線7zに関して互いに線対称に配置されている。
導体パターン層4がアディティブ法又はサブトラクティブ法等によって形状加工されており、これにより導体パターン層4が給電線路4aを有する。給電線路4aは、誘電体層6に関して地導体層7の反対側に形成されるとともに、誘電体層3に関して地導体層2の反対側において誘電体層3に形成される。給電線路4aが地導体層2と地導体層7との間にあるため、給電線路4aは、地導体層2及び地導体層7と共に、トリプレート式又はストリップライン式の伝送路を構成する。
給電線路4aはT型分岐の線路である。給電線路4aは幹線部4b及び支線部4f,4hを有する。
幹線部4bはL字形に形作られている。
支線部4f,4hは、給電スロット7c〜7fの列の中央で隣り合う給電スロット7d,7eの間の位置において、幹線部4bの一端部4cから分岐している。支線部4f,4hは、分岐点から互いに反対の向きに直線状に延びている。支線部4f,4hの延びる方向は、給電スロット7c〜7fの配列方向に対して平行である。
幹線部4bの他端部4dはRFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)の端子に接続されている。
幹線部4bの一端部4c及び他端部4dの幅は、一端部4cと他端部4dの間の部位4eの幅よりも広い。そのため、幹線部4bの一端部4c及び他端部4dのインピーダンスは、それらの間の部位4eのインピーダンスよりも小さい。例えば、幹線部4bの一端部4c及び他端部4dのインピーダンスは、それらの間の部位4eのインピーダンスの2分の1である。
支線部4f,4hの幅は、幹線部4bの一端部4c及び他端部4dの幅よりも狭い上、一端部4cと他端部4dの間の部位4eの幅に等しい。そのため、支線部4f,4hのインピーダンスは、幹線部4bの一端部4c及び他端部4dのインピーダンスよりも大きい。例えば、支線部4f,4hのインピーダンスは、幹線部4bの一端部4c及び他端部4dのインピーダンスの2倍である。
支線部4fは、分岐点から給電スロット7d,7cを平面視で横切るまで延びていて、支線部4fがその一端4gにおいて開放されている。給電スロット7cの中心に対向する位置から支線部4fの一端4gまでの長さに従って、支線部4fの一端4gから給電スロット7cの直下までの部分のインピーダンスが調整されている。ここで、平面視とは、アンテナ1をその上から見ること、つまり図2に示す矢印Aの方向に見ることをいう。
支線部4hは、分岐点から給電スロット7e,7fを平面視で横切るまで延びていて、支線部4hがその一端4iにおいて開放されている。給電スロット7fの中心に対向する位置から支線部4hの一端4iまでの長さに従って、支線部4hの一端4iから給電スロット7fの直下までの部分のインピーダンスが調整されている。
給電線路4aの分岐点から給電スロット7dの直下までの部分の電気長は、その分岐点から給電スロット7eの直下までの部分の電気長と異なる。具体的には、給電線路4aの分岐点から給電スロット7dの直下までの部分の電気長と、その分岐点から給電スロット7eの直下までの部分の電気長との差は、使用する帯域の中心の実効波長の4分の1に等しい。これにより、アンテナ1の利得が向上する(下記検証4参照)。なお、給電線路4aの分岐点から給電スロット7dの直下までの部分の電気長と、その分岐点から給電スロット7eの直下までの部分の電気長との差が、使用する帯域の中心の実効波長の2分の1に等しくてもよい。また、給電線路4aの分岐点から給電スロット7dの直下までの部分の電気長は、その分岐点から給電スロット7eの直下までの部分の電気長に対して等しくてもよい。
誘電体基板8の両面のうち地導体層7との接合面8aには、凹部8bが形成されている。凹部8bの開口8cがスロット7a〜7hに向き合って、誘電体基板8の接合面8aが地導体層7に接合されている。凹部8bの開口8cが地導体層7によって塞がれて、凹部8bが空洞となっている。スロット7a〜7hが凹部8bの開口8cの縁の内側に配置されている。凹部8bの底8dは、地導体層7に対向する。凹部8bの底8dは、平坦であるとともに、地導体層7に対して平行である。凹部8bの深さ、つまり空洞の高さは、誘電体層3,6及び接着剤層5のそれぞれの厚さよりも大きい。
凹部8bの底8dには、パッチ型の第1の無給電素子9a,9b、給電素子9c〜9f及び第2の無給電素子9g,9hが形成されている。素子9a〜9hは、スロット7a〜7hの配列方向と平行な方向に等間隔で配列されている。そのため、第1の無給電素子9aと第2の無給電素子9hは、給電素子9c〜9fの列の中心を通りその列に垂直な線9zに関して互いに線対称に配置されている。同様に、第1の無給電素子9bと第2の無給電素子9gは、線9zに関して互いに線対称に配置されている。
第1の無給電素子9aは第1の無給電スロット7aに、第1の無給電素子9bは第1の無給電スロット7bに、給電素子9cは給電スロット7cに、給電素子9dは給電スロット7dに、給電素子9eは給電スロット7eに、給電素子9fは給電スロット7fに、第2の無給電素子9gは第2の無給電スロット7gに、第2の無給電素子9hは第2の無給電スロット7hに対向する。給電素子9cは給電スロット7cを通じて給電線路4aの支線部4fに、給電素子9dは給電スロット7dを通じて給電線路4aの支線部4fに、給電素子9eは給電スロット7eを通じて給電線路4aの支線部4hに、給電素子9fは給電スロット7fを通じて給電線路4aの支線部4hに電磁界的に結合している。従って、RFICが送信機又は送受信機である場合、RFICから給電線路4aによって伝送された信号波が給電スロット7c〜7fを通じて給電素子9c〜9fにそれぞれ伝送され、その信号波により生じた電磁波が給電素子9c〜9fから放射される。また、RFICが受信機又は送受信機である場合、電磁波が給電素子9c〜9fに入射することによって生じる信号波が給電スロット7c〜7fを通じて給電線路4aに伝送され、その信号波が給電線路4aによってRFICに伝送される。
ここで、給電線路4aの支線部4fが給電スロット7cを平面視で横切っているため、支線部4fの一端4gから給電スロット7cの直下までの部分と給電スロット7cと給電素子9cはインピーダンスの整合が取れている。給電線路4aの支線部4hが給電スロット7fを平面視で横切っているため、支線部4hの一端4iから給電スロット7fの直下までの部分と給電スロット7fと給電素子9fはインピーダンスの整合が取れている。
以上のような本実施形態によれば、第1の無給電素子9b,9aが給電素子9c〜9fの列の一端に続いて並び、第2の無給電素子9g,9hが給電素子9c〜9fの列の他端に続いて並んでいる。これら無給電素子9a,9b,9g,9hは、アンテナ1の利得向上と広帯域化に寄与する。これについてシミュレーションによって検証する(下記検証1参照)。
リジッドな誘電体基板8が、地導体層2から地導体層7までの積層体の曲げを抑制する。それゆえ、誘電体層3,6及び接着剤層5の薄型化を図れる。誘電体層3,6及び接着剤層5の薄型化は、誘電損失の低減及び放射効率の向上に寄与する。従って、アンテナ1の利得が高い上、アンテナ1の適用可能な周波数帯域が広い。
給電素子9c〜9fと給電スロット7c〜7fとの間には、凹部8bによる空洞が存在する。空洞が空気の雰囲気下であれば、空洞における誘電正接はほぼゼロであるため、信号波が給電素子9c〜9fと給電スロット7c〜7fの間を伝送する際に誘電体の影響を受けず、誘電損失の発生を抑制できる。従って、アンテナ1の利得が高い上、アンテナ1の適用可能な周波数帯域が広い。
無給電素子9a,9b,9g,9hが無給電スロット7a,7b,7g,7hにそれぞれ対向する。このことは、アンテナ1の利得向上と広域化に寄与する。これについてシミュレーションによって検証する(下記検証2参照)。
素子9a〜9hが一列に直線状に配列されているため、アンテナ1の指向性が低い。つまり、このアンテナ1は、法線方向の感度が高いのはもちろん、法線に対して素子9a〜9hの列方向へ傾斜する方向の感度も高い。これについてシミュレーションによって検証する(下記検証3参照)。
凹部8bがリジッドな誘電体基板8に形成されているため、凹部8bの深さ(つまり、空洞の高さ)が変化しづらい。強いては、素子9a〜9hと給電線路4aとの間の間隔も変化しづらい。よって、アンテナ1の放射特性が安定する。
地導体層7が素子9a〜9hと給電線路4aとの間にあるため、給電線路4aにおける電磁波の放射が素子9a〜9hにおける放射に影響を及ぼしにくい。
<検証1>
無給電素子9a,9b,9g,9hがアンテナ1の放射特性の向上に寄与することについて、シミュレーションにより検証した。そのシミュレーション結果を図3に示す。図3のグラフの縦軸は利得を表し、横軸は周波数を表す。実線は、アンテナ1をシミュレーション対象とした結果を示す。破線は、無給電素子9a,9b,9g,9h及び無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられていないアンテナをシミュレーション対象とした結果を示す。一点鎖線は、支線部4f,4hを幹線部4bの一端部4cからスロット7a,7hを平面視で横切るまで延ばすことによって無給電素子9a,9b,9g,9hを給電素子に変更したアンテナをシミュレーション対象とした結果を示す。
図3から明らかなように、無給電素子9a,9b,9g,9h及び無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられたアンテナ1は最も利得が高い。無給電素子9a,9b,9g,9h及び無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられていないアンテナは、無給電素子9a,9b,9g,9h及び無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられたアンテナ1よりも利得が低い。無給電素子9a,9b,9g,9hを給電素子に変更したアンテナは最も利得が低い。
以上のシミュレーション結果から、無給電素子9a,9b,9g,9hがアンテナ1の放射特性の向上に寄与することが分かる。
<検証2>
無給電素子9a,9b,9g,9hが無給電スロット7a,7b,7g,7hにそれぞれ対向することによってアンテナ1の放射特性が向上することについて、シミュレーションにより検証した。そのシミュレーション結果を図4に示す。図4のグラフの縦軸は利得を表し、横軸は周波数を表す。実線は、アンテナ1をシミュレーション対象とした結果を示し、破線は、無給電スロット7a,7b,7g,7hが形成されていないアンテナをシミュレーション対象とした結果を示す。
図4から明らかなように、無給電スロット7a,7b,7g,7hが形成されたアンテナ1は、無給電スロット7a,7b,7g,7hが形成されていないアンテナよりも利得が高い。従って、無給電素子9a,9b,9g,9hが無給電スロット7a,7b,7g,7hにそれぞれ対向することによってアンテナ1の放射特性が向上することが分かる。
<検証3>
素子9a〜9hが一列に直線状に配列されていることによって、法線から素子9a〜9hの列方向へ傾斜する方向の感度が良いことについて、シミュレーションにより検証した。そのシミュレーション結果を図5に示す。図5のグラフの縦軸は60GHzの場合の利得を表し、横軸は法線に対する傾斜角を表す。実線では、横軸によって表される傾斜角は、法線から素子9a〜9hの列方向へ傾斜する角度のことをいう。破線では、横軸によって表される傾斜角は、法線から素子9a〜9hの列方向の直交方向へ傾斜する角度のことをいう。
図5の実線から明らかなように、素子9a〜9hの列方向へ傾斜する角度が大きくなっても、利得が大きく低下しないことが分かる。
<検証4>
アンテナ1の利得についてシミュレーションし、その結果を図6に示す。図6のグラフの縦軸は利得を表し、横軸は周波数を表す。実線は、給電線路4aの分岐点から給電スロット7dの直下までの部分の電気長と、その分岐点から給電スロット7eの直下までの部分の電気長との差が使用帯域の中心の実効波長の4分の1に等しい場合のシミュレーション結果である。破線は、給電線路4aの分岐点から給電スロット7dの直下までの部分の電気長と、その分岐点から給電スロット7eの直下までの部分の電気長との差が使用帯域の中心の実効波長の2分の1に等しい場合のシミュレーション結果である。
図6から明らかなように、電気長の差が使用帯域の中心の実効波長の4分の1に等しいと、アンテナ1の利得が高いことが分かる。
<変形例>
続いて、上述の実施形態からの変更点について幾つか説明する。以下に説明する変更点は、単独で又は組み合わせて、適用することができる。
(1) 上述の実施形態では、素子9a〜9hが1つの凹部8b内に配置されている。それに対して、図7に示すように、素子9a〜9hの数と同数の凹部8p〜8wが誘電体基板8の接合面8aに形成され、素子9a〜9hが個別に各凹部8p〜8w内に配置されていてもよい。この場合、素子9a〜9hは個別に各凹部8p〜8wの底に形成されており、スロット7a〜7hが個別に各凹部8p〜8wの開口の内側に配置され、素子9a〜9hがスロット7a〜7hにそれぞれ対向する。このようにすることによって、凹部8p〜8wの隣り同士の間の部分によって誘電体基板8の強度が向上して、誘電体基板8が変形しにくい。よって、アンテナ1の放射特性が安定する。
(2) 上述の実施形態では、凹部8bが誘電体基板8の接合面8aに形成され、素子9a〜9hが凹部8b内に配置されている。それに対して、凹部8bが形成されず、素子9a〜9hとスロット7a〜7hとの間に誘電体が介在してもよい。つまり、凹部8bに誘電体が埋められてもよい。
(3) 上述の実施形態では、素子9a〜9hが凹部8bの底8dに形成されている。それに対して、誘電体層が地導体層7上に形成され、素子9a〜9hがその誘電体層上に形成され、更に別の誘電体基板が素子9a〜9hを覆うようにしてその誘電体層に接合されてもよい。
(4) 上述の実施形態では、無給電素子9a,9b,9g,9hが無給電スロット7a,7b,7g,7hにそれぞれ対向する。それに対して、図8に示すように、無給電スロット7a,7hが形成されていなくてもよい。つまり、無給電スロット7a,7hに導体が埋められていてもよい。
また、図9に示すように、無給電スロット7b,7gが形成されていなくてもよい。つまり、無給電スロット7b,7gに導体が埋められていてもよい。
ここで、図8に示すように、無給電スロット7b,7gが形成され、且つ無給電スロット7a,7hが形成されていない場合、アンテナの利得のシミュレーションをした。更に、図9に示すように、無給電スロット7a,7hが形成され、且つ無給電スロット7b,7gが形成されていない場合、アンテナの利得のシミュレーションをした。それらシミュレーション結果を図10に示す。図10のグラフの縦軸は利得を表し、横軸は周波数を表す。実線は、図8に示すように無給電スロット7b,7gが形成され、且つ無給電スロット7a,7hが形成されていない場合の結果を示す。破線は、図9に示すように無給電スロット7a,7hが形成され、且つ無給電スロット7b,7gが形成されていない場合の結果を示す。一点鎖線は、無給電スロット7a,7b,7g,7hが形成されている場合の結果を示す。これら3つの場合について比較すると、図1に示すように無給電スロット7a,7b,7g,7hが形成されている場合の利得が最も高く、図9に示すように無給電スロット7a,7hが形成され、且つ無給電スロット7b,7gが形成されていない場合の利得が最も低い。
(5) 上述の実施形態では、無給電素子9a,9b,9g,9hが無給電スロット7a,7b,7g,7hにそれぞれ対向する。それに対して、無給電スロット7a,7b,7g,7hが形成されていなくてもよい。つまり、無給電スロット7a,7b,7g,7hに導体が埋められていてもよい。
(6) 上述の実施形態では、4体の給電素子9c〜9fが第1の無給電素子9bと第2の無給電素子9gとの間において配列され、4つの給電スロット7c〜7fが第1の無給電スロット7bと第2の無給電スロット7gとの間において一直線状に配列されている。それに対して、2体、6体又はそれ以上の偶数の給電素子が第1の無給電素子9bと第2の無給電素子9gとの間において一直線状に配列され、給電素子の数と同数の給電スロットが第1の無給電スロット7bと第2の無給電スロット7gとの間において配列されてもよい。この場合、給電線路4aは、平面視でスロットの列の中央で隣り合う給電スロットの間で2つに分岐し、分岐した支線部4f,4hは、分岐点から給電スロットの列の両端となる給電スロットを平面視で横切るまで延びる。
(7) 上述の実施形態では、2体の第1の無給電素子9b,9aが給電素子9c〜9fの列の一端から続いて並び、2体の第2の無給電素子9g,9hが給電素子9c〜9fの列の他端に続いて並んでいる。それに対して、第1の無給電素子9a及び第1の無給電スロット7aが設けられず、1体の第1の無給電素子9bが給電素子9c〜9fの列の一端に続いて並んでもよい。同様に、第2の無給電素子9h及び第2の無給電スロット7hが設けられず、1体の第2の無給電素子9gが給電素子9c〜9fの列の他端に続いて並んでもよい。
3体以上の第1の無給電素子が給電素子9c〜9fの列の一端に続いて並び、3体以上の第2の無給電素子が給電素子9c〜9fの列の他端に続いて並んでもよい。この場合、第1の無給電スロット及び第2の無給電スロットについては、次の(7a)又は(7b)のようにする。
(7a) 第1の無給電素子の少なくとも1つに対向する位置に第1の無給電スロットが形成され、第2の無給電素子の少なくとも1つに対向する位置に第2の無給電スロットが形成されている。
(7b) 第1の無給電素子の全てに対向する位置に第1の無給電スロットが形成され、第2の無給電素子の全てに対向する位置に第2の無給電スロットが形成されている。
ここで、第1の無給電素子の数及び第2の無給電素子の数が利得に及ぼす影響について、シミュレーションにより検証した。その結果を図11に示す。図11のグラフの縦軸は利得を表し、横軸は周波数を表す。実線は、無給電素子9a,9b,9g,9h及び無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられている場合のシミュレーション結果である。破線は、無給電素子9b,9g及び無給電スロット7b,7gが設けられているが、無給電素子9a,9h及び無給電スロット7a,7hが設けられていない場合のシミュレーション結果である。一点鎖線は、無給電素子9a,9b,9g,9h及び無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられていない場合のシミュレーション結果である。
図11から明らかなように、無給電素子9a,9b,9g,9h及び無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられていない場合、アンテナの利得が最も低い。それに対して、2体の無給電素子9b,9g及び2つの無給電スロット7b,7gが設けられる場合、アンテナ1の利得がより高い。更に、4体の無給電素子9a,9b,9g,9h及び4つの無給電スロット7a,7b,7g,7hが設けられている場合、アンテナ1の利得が最も高い。
(8) 上述の実施形態では、素子9a〜9hが等間隔で配列されている。それに対して、給電素子9c〜9fの間隔をP1 [mm]とし、無給電素子9bと給電素子9cとの間の間隔及び無給電素子9gと給電素子9fとの間の間隔をP2 [mm]とし、無給電素子9aと無給電素子9bの間の間隔及び無給電素子9gと無給電素子9hの間の間隔をP3 [mm]とした場合、P1,P2,P3は次の(a)〜(d)の何れかの関係を満たしてもよい。
(a) P1=P2、P2≠P3、P3≠P1
(b) P1≠P2、P2≠P3、P3=P1
(c) P1≠P2、P2=P3、P3≠P1
(d) P1≠P2、P2≠P3、P3≠P1
上記(a)〜(d)の何れの場合でも、給電素子9c〜9fは等間隔で配列され、無給電素子9bと給電素子9cとの間の間隔は、無給電素子9gと給電素子9fとの間の間隔に等しく、無給電素子9aと無給電素子9bとの間の間隔は、無給電素子9gと無給電素子9hとの間の間隔に等しい。
ここで、素子9a〜9hの間隔を次表に示す値に設定した場合、利得のシミュレーションをした。シミュレーション結果を図12〜図14に示す。図12〜図14のグラフの縦軸は利得を表し、横軸は周波数を表す。
図12〜図14から明らかなように、無給電素子9bと給電素子9cとの間の間隔及び無給電素子9gと給電素子9fとの間の間隔や、無給電素子9aと無給電素子9bの間の間隔及び無給電素子9gと無給電素子9hの間の間隔が、給電素子9c〜9fの間隔と異なっている場合の利得(図12〜図14の実線、破線)は、素子9a〜9hが等間隔で配列されている場合の利得(図12〜図14の一点鎖線)と大差がない。
(9) 上述の実施形態では、素子9a〜9h、スロット7a〜7h及び給電線路4aからなるグループが1組であった。それに対して、図15に示すように、素子9a〜9h、スロット7a〜7h及び給電線路4aからなるグループ10が複数組あってもよい。この場合、素子9a〜9h、スロット7a〜7h及び給電線路4aからなる複数のグループ10が、素子9a〜9hの列方向の直交方向に配列されている。また、各グループ10の無給電素子9aは列方向の位置が揃っている。各グループ10の素子9b〜9hについても同様である。全てのグループ10の素子9a〜9hが1つの凹部8b内に配置されていてもよいし、グループ10毎に素子9a〜9hが凹部8b内に配置されていてもよいし、素子9a〜9hが個別に凹部内に配置されていてもよい。各給電線路4aの信号波の位相を制御することによって、電磁波の指向性を制御することができる。これについてシミュレーションによって検証する。
図15において、各給電線路4aの他端部4dの信号波とその右隣の給電線路4aの他端部4dの信号波との位相差が−135°、−90°、0°、90°、135°である場合の結果を図16〜図20に示す。図16〜図20のグラフの縦軸は60GHzの場合の利得を表し、横軸は法線に対する傾斜角を表す。傾斜角は、法線から素子9a〜9hの列方向の直交方向へ傾斜する角度のことをいう。図18に示すように、位相差がゼロであると、法線方向への指向性が高い。図16〜図20に示すように、位相差の絶対値が大きくなるにつれて、感度の高くなる向きが法線に対してより傾斜する。また、位相差に関わらず、最大利得が大きく変わらない。
1…アンテナ
4a…給電線路
6…誘電体層
7…地導体層
7a,7b…第1の無給電スロット
7c,7d,7e,7f…給電スロット
7g,7h…第2の無給電スロット
8…誘電体基板
8b…凹部
8d…凹部の底
9a,9b…第1の無給電素子
9c,9d,9e,9f…給電素子
9g,9h…第2の無給電素子

Claims (6)

  1. 誘電体層と、
    前記誘電体層に接合され、等間隔に配列された偶数の給電スロットを有した地導体層と、
    前記給電スロットにそれぞれ対向する位置に形成されて、等間隔に配列された複数の給電素子と、
    前記給電素子の列の一端に続いて並んだ1又は複数の第1の無給電素子と、
    前記給電素子の列の他端に続いて並んだ1又は複数の第2の無給電素子と、
    前記誘電体層に関して前記地導体層の反対側に形成され、前記給電スロットを介して前記給電素子に電磁界的に結合する給電線路と、
    を備え、
    前記第2の無給電素子は、前記給電素子の列の中心を通りその列に垂直な線に関して前記第1の無給電素子と線対称に配置されているアンテナ。
  2. 前記地導体層には、第1の無給電スロットが前記第1の無給電素子の少なくとも1つに対向する位置に形成されているとともに、第2の無給電スロットが前記第2の無給電素子の少なくとも1つに対向する位置に形成されている
    請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記地導体層には、前記第1の無給電スロットが前記第1の無給電素子の全てに対向する位置に形成されているとともに、前記第2の無給電スロットが前記第2の無給電素子の全てに対向する位置に形成されている
    請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記給電線路が、平面視で前記給電スロットの列の中央で隣り合う前記給電スロットの間において分岐し、その分岐した部分が分岐点から前記給電スロットの列の両端となるスロットを平面視で横切るまで延びている
    請求項1から3の何れか一項に記載のアンテナ。
  5. 前記給電線路の分岐点から平面視で隣り合う前記給電スロットの一方までの部分の電気長と、前記給電線路の分岐点から平面視で隣り合う前記給電スロットの他方までの部分の電気長との差が、使用帯域の中心の実効波長の4分の1に等しい
    請求項4に記載のアンテナ。
  6. 凹部を有した誘電体基板を更に備え、
    前記地導体層が前記凹部を塞ぐようにして前記誘電体基板に接合され、
    前記給電スロットが前記凹部の内側に配置され、
    前記給電素子、前記第1の無給電素子及び前記第2の無給電素子が前記凹部の底に形成される
    請求項1から5の何れか一項に記載のアンテナ。
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