JP6946775B2 - デュアルバンドパッチアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、2つの周波数帯域において通信が可能なデュアルバンドパッチアンテナに関する。
特許文献1〜3には、2つの周波数帯域において通信が可能なデュアルバンドパッチアンテナが開示されている。例えば、特許文献1には平板状の放射導体と環状の放射導体からなるデュアルバンドパッチアンテナが開示され、特許文献2には2つの放射導体の一部を共通化したデュアルバンドパッチアンテナが開示されている。また、特許文献3には、給電ラインを途中で分岐させ、分岐させた給電ラインをそれぞれ異なる放射導体に接続する構成が開示されている。
特表2015−502723号公報 特開2007−060609号公報 特開2002−299948号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載されたデュアルバンドパッチアンテナは、2つの放射導体が相互に干渉するため、一方の放射導体のサイズや形状を変化させると他方の放射導体における共振周波数やインピーダンスが大きく変化してしまう。このため、個々の放射導体について共振周波数やインピーダンスを調整することが難しいという問題があった。
したがって、本発明の目的は、共振周波数やインピーダンスの調整が容易なデュアルバンドパッチアンテナを提供することである。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、第1の開口部を有するグランドパターンと、前記第1の開口部を貫通して設けられたピラー状の第1の垂直給電導体と、前記第1の垂直給電導体を覆う位置で前記グランドパターンと重なり、前記第1の垂直給電導体に接続された第1の放射導体と、前記第1の垂直給電導体に接続された第1の水平給電導体と、前記第1の垂直給電導体を覆わない位置で前記グランドパターンと重なり、前記第1の水平給電導体を介して前記第1の垂直給電導体に接続された第2の放射導体と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1の放射導体については垂直給電導体によって直接給電される一方、第2の放射導体については、垂直給電導体から分岐した水平給電導体を介して給電されることから、一方の放射導体のサイズや形状を変化させても、他方の放射導体における共振周波数やインピーダンスの変化が抑えられる。これにより、従来のデュアルバンドパッチアンテナと比べ、共振周波数やインピーダンスの調整が容易となる。しかも、第1の放射導体については垂直給電導体によって直接給電されることから、給電ラインをシンプルにすることができる。これにより、共振周波数がミリ波帯である場合のように、配線長や配線位置などパターンの僅かな変更によってアンテナ特性が大きく変化する場合であっても、設計が容易となる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、一端が第1の水平給電導体に接続され、他端が開放された第1のオープンスタブをさらに備えても構わない。これによれば、第1の水平給電導体を伝導する第1の放射導体のアンテナ共振信号を第1のオープンスタブによって遮断することができる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、第2の放射導体に覆われるピラー状の第2の垂直給電導体をさらに備え、第2の垂直給電導体の一端は第1の水平給電導体に接続され、第2の垂直給電導体の他端は第2の放射導体に接続されても構わない。これによれば、第2の放射導体の任意の平面位置から給電を行うことが可能となる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、グランドパターンの第2の開口部を貫通して設けられたピラー状の第3の垂直給電導体と、第3の垂直給電導体に接続された第2の水平給電導体と、をさらに備え、第1の放射導体は、第1及び3の垂直給電導体を覆い、且つ、互いに異なる平面位置で第1及び第3の垂直給電導体に接続され、第2の放射導体は、第1及び第3の垂直給電導体を覆わない位置に設けられ、且つ、第2の水平給電導体を介して第2の垂直給電導体にさらに接続される構成であっても構わない。これによれば、1つの放射導体に複数の給電信号を入力することが可能となる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、一端が第2の水平給電導体に接続され、他端が開放された第2のオープンスタブをさらに備えても構わない。これによれば、第2の水平給電導体を伝導する第1の放射導体のアンテナ共振信号を第2のオープンスタブによって遮断することができる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、第2の放射導体に覆われるピラー状の第4の垂直給電導体をさらに備え、第4の垂直給電導体の一端は第2の水平給電導体に接続され、第4の垂直給電導体の他端は、第2の垂直給電導体とは異なる平面位置で第2の放射導体に接続されても構わない。これによれば、第2の放射導体に対して任意の2箇所の平面位置から給電を行うことが可能となる。
本発明において、第1及び第2の放射導体は、第1の方向に沿って延在する辺と、第1の方向と直交する第2の方向に沿って延在する辺とを有し、第1の放射導体と第2の放射導体は、平面視で、第1及び第2の方向のいずれにも互いに重なりを有していなくても構わない。これによれば、第1の放射導体と第2の放射導体間における干渉をよりいっそう低減することが可能となる。
本発明において、グランドパターンと第1の放射導体の距離は、グランドパターンと第2の放射導体の距離と異なっていても構わない。本発明では、第1の放射導体と第2の放射導体が別個に設けられていることから、グランドパターンとの間の距離を個別に設定することが可能となる。
本発明において、グランドパターンと第1の放射導体の距離は、第1の放射導体から放射される第1のアンテナ共振信号の波長以下であり、グランドパターンと第2の放射導体の距離は、第2の放射導体から放射される第2のアンテナ共振信号の波長以下であっても構わない。これによれば、全体の厚みを薄くすることができるとともに、高い放射効率を得ることが可能となる。
本発明によるデュアルバンドパッチアンテナは、第1の放射導体から見てグランドパターンとは反対側に位置し、第1の放射導体と重なるよう、第1の放射導体と平行に配置された第1の励振導体と、第2の放射導体から見てグランドパターンとは反対側に位置し、第2の放射導体と重なるよう、第2の放射導体と平行に配置された第2の励振導体と、をさらに備えていても構わない。これによれば、励振導体が放射導体によって励振されることから、アンテナ特性を向上させることが可能となる。
本発明において、第1及び第2の励振導体はフローティング状態であっても構わない。これによれば、アンテナ帯域を広帯域化することが可能となる。
本発明において、第1の放射導体と第1の励振導体の距離は、第2の放射導体と第2の励振導体の距離と異なっていても構わない。このように、励振導体によるアンテナ特性の調整は、個別に行うことが可能である。
本発明において、第1の垂直給電導体、並びに、第1及び第2の放射導体は、誘電体材料によって埋め込まれていても構わない。これによれば、誘電体の波長短縮効果によって全体のサイズを小型化することが可能となる。
本発明において、誘電体材料の厚みは、第1の水平給電導体を覆う部分よりも第1及び第2の放射導体を覆う部分の方が厚くても構わない。これによれば、ビームの放射方向が垂直方向に絞られるため、垂直方向におけるゲインを高めることが可能となる。
本発明において、第1の放射導体と第2の放射導体は、互いに異なる方向を向いていても構わない。これによれば、複数の方向にビームを放射することが可能となる。
本発明において、第1の放射導体及びグランドパターンのうち第1の放射導体と重なる部分は第1の基板に形成され、第2の放射導体及びグランドパターンのうち第2の放射導体と重なる部分は第2の基板に形成され、第1の基板と第2の基板は、フレキシブル基板を介して接続されていても構わない。これによれば、第1の放射導体と第2の放射導体の角度を任意に設定することが可能となる。
このように、本発明によれば、共振周波数やインピーダンスの調整が容易なデュアルバンドパッチアンテナを提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aの構成を示す略斜視図である。 図2は、デュアルバンドパッチアンテナ10Aの平面図である。 図3は、デュアルバンドパッチアンテナ10Aを図2に示す矢印A方向から見た側面図である。 図4は、第1及び第2の放射導体31,32から放射されるビームの振動方向を説明するための図である。 図5は、本発明の第2の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Bの構成を示す略斜視図である。 図6は、デュアルバンドパッチアンテナ10Bの平面図である。 図7は、デュアルバンドパッチアンテナ10Bを図6に示す矢印A方向から見た側面図である。 図8は、本発明の第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cの構成を示す略斜視図である。 図9は、デュアルバンドパッチアンテナ10Cの平面図である。 図10は、デュアルバンドパッチアンテナ10Cを図9に示す矢印A方向から見た側面図である。 図11は、本発明の第4の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Dの構成を示す略斜視図である。 図12は、本発明の第5の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eの構成を示す略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aの構成を示す略斜視図である。また、図2はデュアルバンドパッチアンテナ10Aの平面図であり、図3はデュアルバンドパッチアンテナ10Aを図2に示す矢印A方向から見た側面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aは、基板60に形成された平板状のグランドパターン20と、グランドパターン20と重なるように設けられた第1及び第2の放射導体31,32を備えている。グランドパターン20は、導体層L1に設けられたベタパターンであり、xy平面を構成する。グランドパターン20には開口部21が形成されており、この部分においてグランドパターン20が除去されている。そして、開口部21を貫通するように垂直給電導体41が設けられている。図3に示すように、垂直給電導体41はz方向に延在するピラー状の導体であり、デュアルバンドパッチアンテナ10Aの外部に設けられたRF回路100に接続される。
垂直給電導体41は、グランドパターン20が形成される導体層L1を貫通し、その上層に位置する導体層L2〜L5に達している。導体層L2には水平給電導体51が形成され、導体層L3には垂直給電導体41と重ならない位置に第2の放射導体32が形成され、導体層L5には垂直給電導体41と重なる位置に第1の放射導体31が形成されている。水平給電導体51は、垂直給電導体41と垂直給電導体42を接続するものであり、本実施形態においてはx方向に延在する部分とy方向に延在する部分を有している。垂直給電導体42は、第2の放射導体32と重なる位置に設けられたピラー状の導体であり、水平給電導体51の端部と第2の放射導体32を所定の平面位置で接続する。また、垂直給電導体41は、第1の放射導体31と重なる位置に設けられ、第1の放射導体31の所定の平面位置に接続される。このように、垂直給電導体41は第1及び第2の放射導体31,32に対して共通の給電導体として用いられ、第1の放射導体31に対しては垂直給電導体41によって直接給電される一方、第2の放射導体32に対しては、垂直給電導体41から分岐した水平給電導体51及び垂直給電導体42を介して給電される。
各導体層L1〜L5は、誘電体材料からなる絶縁層70で覆われている。これにより、少なくとも垂直給電導体41、水平給電導体51、並びに、第1及び第2の放射導体31,32は、誘電体材料によって埋め込まれた構造を有している。誘電体材料としては、セラミックや液晶ポリマーなど、高周波特性に優れた材料を選択することが好ましい。
第1の放射導体31と第2の放射導体32の平面形状はいずれも略正方形であるが、その平面サイズは互いに異なっている。具体的には、第1の放射導体31の方が第2の放射導体32よりも平面サイズが大きく、これにより、第1の放射導体31が低周波帯域用の放射導体として用いられ、第2の放射導体32が高周波帯域用の放射導体として用いられる。
本実施形態においては、第1の放射導体31が導体層L5に設けられ、第2の放射導体32が導体層L3に設けられているため、グランドパターン20と第1の放射導体31のz方向における距離T1は、グランドパターン20と第2の放射導体32のz方向における距離T2よりも大きい。ここで、高い放射効率を得るためには、距離T1は第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長以下であり、距離T2は第2の放射導体32から放射される第2のアンテナ共振信号の波長以下であることが好ましい。これによれば、デュアルバンドパッチアンテナ10Aのz方向における厚みを薄くすることも可能となる。
但し、本発明において距離T1が距離T2よりも長いことは必須でなく、目的とするアンテナ特性に応じて距離T1,T2を設計すればよい。また、第1の放射導体31と第2の放射導体32を同じ導体層に形成しても構わない。しかしながら、アンテナ特性を個別に調整可能とするためには、第1の放射導体31と第2の放射導体32を異なる導体層に形成することが好ましい。
また、導体層L2には、水平給電導体51に接続されたオープンスタブ51sが形成されている。オープンスタブ51sは、一端が水平給電導体51に接続され、他端が開放されており、その長さは第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長の1/4程度に設計される。これにより、水平給電導体51を伝導する第1のアンテナ共振信号がオープンスタブ51sによって遮断されることから、第1のアンテナ共振信号が水平給電導体51を介して第2の放射導体32に伝導するのを防止するすることができる。その結果、第1の放射導体31と第2の放射導体32の独立性が高められる。
本実施形態においては、第1の放射導体31に対する垂直給電導体41の接続位置は、第1の放射導体31のy方向における中心位置であり、且つ、x方向にオフセットした位置である。一方、第2の放射導体32に対する垂直給電導体42の接続位置は、第2の放射導体32のx方向における中心位置であり、且つ、y方向にオフセットした位置である。
これにより、図4に示すように、第1の放射導体31から放射されるビームの振動方向Pxはx方向となり、第2の放射導体32から放射されるビームの振動方向Pyはy方向となる。このように、本実施形態においては、第1の放射導体31から放射されるビームの振動方向と第2の放射導体32から放射されるビームの振動方向が直交することから、相互干渉が生じにくくなる。これにより、一方の放射導体の形状、位置、サイズなどを変更しても、他方の放射導体のアンテナ特性が大きく変化しないため、設計が容易となる。
特に、図4に示すように、第1の放射導体31のy方向における配置範囲Ayが平面視で第2の放射導体32と重ならず、且つ、第2の放射導体32のx方向における配置範囲Axが平面視で第1の放射導体31と重ならないよう、第1及び第2の放射導体31,32をレイアウトすることが好ましい。つまり、第1の放射導体31と第2の放射導体32は、平面視でx方向及びy方向のいずれにも互いに重なりを有していないことが好ましい。これによれば、相互干渉がより少なくなることから、設計がより容易となる。
このように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aは、第1の放射導体31と第2の放射導体32が互いに独立して設けられていることから、一方の放射導体のサイズや形状などを変化させても、他方の放射導体の共振周波数やインピーダンスの変化が抑えられる。これにより、従来のデュアルバンドパッチアンテナと比べ、共振周波数やインピーダンスなどのアンテナ特性の調整がしやすいため、設計が容易となる。特に、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aにおいては、第1の放射導体31と第2の放射導体32がx方向及びy方向のいずれにも互いに重なりを有していないことから、相互干渉を大幅に低減することが可能となる。
また、第1及び第2の放射導体31,32はいずれも垂直給電導体41から共通に給電されることから、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10AとRF回路100を接続する給電ラインを1本とすることができる。これにより、デュアルバンドパッチアンテナ10Aの外部における給電ラインの設計も容易となる。しかも、第1の放射導体31に対しては垂直給電導体41から直接給電されるため、水平給電導体51や第2の放射導体32の形状などを変化させても、第1の放射導体31のアンテナ特性がほとんど変化しないという利点もある。
このような効果は、共振周波数がミリ波帯である場合のように、配線長や配線位置などパターンの僅かな変更によってアンテナ特性が大きく変化する用途において特に顕著であり、設計負担が大幅に軽減されるものと期待される。
有用である。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Bの構成を示す略斜視図である。また、図6はデュアルバンドパッチアンテナ10Bの平面図であり、図7はデュアルバンドパッチアンテナ10Bを図6に示す矢印A方向から見た側面図である。
図5〜図7に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Bは、第1及び第2の励振導体33,34をさらに備える点において、第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aと相違している。その他の構成は第1の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Aと基本的に同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第1の励振導体33は、第1の放射導体31から見てグランドパターン20とは反対側に位置する導体層L6に形成された平板状の導体であり、第1の放射導体31とz方向に重なるよう、第1の放射導体31と平行に配置される。つまり、第1の励振導体33もxy平面を有し、第1の励振導体33とグランドパターン20によって第1の放射導体31が挟まれた構造を有している。本実施形態においては第1の放射導体31と第1の励振導体33の平面サイズが同じである。
第2の励振導体34は、第2の放射導体32から見てグランドパターン20とは反対側に位置する導体層L4に形成された平板状の導体であり、第2の放射導体32とz方向に重なるよう、第2の放射導体32と平行に配置される。つまり、第2の励振導体34もxy平面を有し、第2の励振導体34とグランドパターン20によって第2の放射導体32が挟まれた構造を有している。本実施形態においては第2の励振導体34の平面サイズが第2の放射導体32よりも僅かに小さい。
第1及び第2の励振導体33,34は、どの配線にも接続されることのないフローティング状態であり、それぞれ第1及び第2の放射導体31,32から放射される電磁波によって励振される。これにより、第1及び第2の励振導体33,34からも電磁波が放射されることから、アンテナ帯域を広帯域化することが可能となる。第1及び第2の励振導体33,34の平面サイズや、第1の励振導体33と第1の放射導体31との距離T3、第2の励振導体34と第2の放射導体32との距離T4については、第1及び第2の励振導体33,34に求められる放射特性に応じて設計すればよい。
本実施形態においては、第1の放射導体31及び第1の励振導体33がそれぞれ導体層L5,L6に設けられており、両者のz方向における距離はT3である。また、第2の放射導体32及び第2の励振導体34がそれぞれ導体層L3,L4に設けられており、両者のz方向における距離はT4である。本実施形態においては距離T3が距離T4よりも短いが、この点は必須でなく、目的とするアンテナ特性に応じて距離T3,T4を設計すればよい。また、高い放射効率を得るためには、距離T3は第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長以下であり、距離T4は第2の放射導体32から放射される第2のアンテナ共振信号の波長以下であることが好ましい。
<第3の実施形態>
図8は、本発明の第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cの構成を示す略斜視図である。また、図9はデュアルバンドパッチアンテナ10Cの平面図であり、図10はデュアルバンドパッチアンテナ10Cを図9に示す矢印A方向から見た側面図である。
図8〜図10に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cは、垂直給電導体43,44と、水平給電導体52と、オープンスタブ52sをさらに備えている。垂直給電導体43は、グランドパターン20に設けられた別の開口部22を貫通して設けられたピラー状の導体であり、垂直給電導体41と同様、RF回路100に接続される。その他の構成は第2の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Bと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
垂直給電導体43は、第1の放射導体31と重なる位置に設けられ、グランドパターン20が形成される導体層L1を貫通して、第1の放射導体31の所定の平面位置に接続される。第1の放射導体31に対する垂直給電導体41,43の接続位置は互いに異なっている。具体的には、第1の放射導体31に対する垂直給電導体43の接続位置は、第1の放射導体31のx方向における中心位置であり、且つ、y方向にオフセットした位置である。
水平給電導体52は、垂直給電導体43と垂直給電導体44を接続するものであり、本実施形態においてはx方向に延在する部分とy方向に延在する部分を有している。水平給電導体52は、水平給電導体51と同様、配線層L2に形成されている。
垂直給電導体44は、第2の放射導体32と重なる位置に設けられたピラー状の導体であり、水平給電導体52の端部と第2の放射導体32を所定の平面位置で接続する。第2の放射導体32に対する垂直給電導体42,44の接続位置は互いに異なっている。具体的には、第2の放射導体32に対する垂直給電導体44の接続位置は、第2の放射導体32のy方向における中心位置であり、且つ、x方向にオフセットした位置である。
さらに、水平給電導体52にはオープンスタブ52sが形成されている。オープンスタブ52sは、一端が水平給電導体52に接続され、他端が開放されており、その長さは第1の放射導体31から放射される第1のアンテナ共振信号の波長の1/4程度に設計される。これにより、オープンスタブ51sと同様、水平給電導体52を伝導する第1のアンテナ共振信号を遮断することができる。
これにより、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cは、第1及び第2の放射導体31,32のいずれに対しても、互いに位相の異なる2つの給電信号を供給できることから、第1及び第2の放射導体31,32を2偏波アンテナとして利用することが可能となる。
<第4の実施形態>
図11は、本発明の第4の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Dの構成を示す略斜視図である。
図11に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Dは、誘電体材料からなる絶縁層70の厚みが第1及び第2の放射導体31,32を覆う部分において選択的に厚い形状を有している。つまり、絶縁層70の厚みは、水平給電導体51,52を覆う部分よりも第1及び第2の放射導体31,32を覆う部分の方が厚い。その他の構成は第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態によれば、第1及び第2の放射導体31,32の存在しない平面位置において誘電体材料が削除されていることから、第1及び第2の放射導体31,32から放射されるビームの放射方向がよりz方向に絞られる。これにより、z方向におけるゲインを高めることが可能となる。
<第5の実施形態>
図12は、本発明の第5の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eの構成を示す略斜視図である。
図12に示すように、本実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Eは、2つの基板61,62を備え、一方の基板61に第1の放射導体31、第1の励振導体33及びグランドパターン20の一部が形成され、他方の基板62に第2の放射導体32、第2の励振導体34及びグランドパターン20の残りの部分が形成されている。そして、これら2つの基板61,62は、フレキシブル基板80を介して接続されている。水平給電導体51,52は、フレキシブル基板80を介して基板61から基板62に亘って延在しており、フレキシブル基板80にはオープンスタブ51s,52sが形成されている。その他の基本構成は第3の実施形態によるデュアルバンドパッチアンテナ10Cと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示す例では、フレキシブル基板80によってデュアルバンドパッチアンテナ10Eの全体が90°折り曲げられている。つまり、基板61についてはxy平面を構成する一方、基板62についてはyz平面を構成している。このため、第1の放射導体31はz方向を向き、第2の放射導体32はx方向を向くことになる。このように、本実施形態によれば、複数の方向にビームを放射することが可能となる。
尚、フレキシブル基板80を用いた折り曲げ角度は90°である必要は無く、任意の角度に折り曲げることが可能である。また、基板61,62とフレキシブル基板80が別部材である必要は無く、これらを一体の基板とし、部分的に基板の厚みを薄くすることによってこの部分にフレキシブル性を持たせても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態では2つの放射導体を有するデュアルバンドパッチアンテナを例に説明したが、3以上の放射導体を設けることによって3バンド以上のアンテナを構成することも可能である。
10A,10B,10C,10D,10E デュアルバンドパッチアンテナ
20 グランドパターン
21,22 開口部
31 第1の放射導体
32 第2の放射導体
33 第1の励振導体
34 第2の励振導体
41 第1の垂直給電導体
42 第2の垂直給電導体
43 第3の垂直給電導体
44 第4の垂直給電導体
51 第1の水平給電導体
52 第2の水平給電導体
51s,52s オープンスタブ
60〜62 基板
70 絶縁層
80 フレキシブル基板
100 RF回路
Ax,Ay 配置範囲
L1〜L6 導体層
Px,Py 振動方向

Claims (16)

  1. 第1の開口部を有するグランドパターンと、
    前記第1の開口部を貫通して設けられたピラー状の第1の垂直給電導体と、
    前記第1の垂直給電導体を覆う位置で前記グランドパターンと重なり、前記第1の垂直給電導体に接続されることにより、前記第1の垂直給電導体を介して給電される第1の放射導体と、
    前記第1の垂直給電導体から分岐した第1の水平給電導体と、
    前記第1の垂直給電導体を覆わない位置で前記グランドパターンと重なり、前記第1の水平給電導体を介して前記第1の垂直給電導体に接続されることにより、前記第1の垂直給電導体及び前記第1の水平給電導体を介して給電される第2の放射導体と、を備えることを特徴とするデュアルバンドパッチアンテナ。
  2. 一端が前記第1の水平給電導体に接続され、他端が開放された第1のオープンスタブをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  3. 前記第2の放射導体に覆われるピラー状の第2の垂直給電導体をさらに備え、
    前記第2の垂直給電導体の一端は前記第1の水平給電導体に接続され、前記第2の垂直給電導体の他端は前記第2の放射導体に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  4. 前記グランドパターンの第2の開口部を貫通して設けられたピラー状の第3の垂直給電導体と、
    前記第3の垂直給電導体から分岐した第2の水平給電導体と、をさらに備え、
    前記第1の放射導体は、前記第1及び3の垂直給電導体を覆い、且つ、互いに異なる平面位置で前記第1及び第3の垂直給電導体に接続されることにより、前記第3の垂直給電導体を介してさらに給電され、
    前記第2の放射導体は、前記第1及び第3の垂直給電導体を覆わない位置に設けられ、且つ、前記第2の水平給電導体を介して前記第3の垂直給電導体にさらに接続されることにより、前記第3の垂直給電導体及び前記第2の水平給電導体を介してさらに給電されることを特徴とする請求項3に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  5. 一端が前記第2の水平給電導体に接続され、他端が開放された第2のオープンスタブをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  6. 前記第2の放射導体に覆われるピラー状の第4の垂直給電導体をさらに備え、
    前記第4の垂直給電導体の一端は前記第2の水平給電導体に接続され、前記第4の垂直給電導体の他端は、前記第2の垂直給電導体とは異なる平面位置で前記第2の放射導体に接続されることを特徴とする請求項4又は5に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  7. 前記第1及び第2の放射導体は、第1の方向に沿って延在する辺と、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って延在する辺とを有し、
    前記第1の放射導体と前記第2の放射導体は、平面視で、前記第1及び第2の方向のいずれにも互いに重なりを有していないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  8. 前記グランドパターンと前記第1の放射導体の距離は、前記グランドパターンと前記第2の放射導体の距離と異なることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  9. 前記グランドパターンと前記第1の放射導体の距離は、前記第1の放射導体から放射される第1のアンテナ共振信号の波長以下であり、
    前記グランドパターンと前記第2の放射導体の距離は、前記第2の放射導体から放射される第2のアンテナ共振信号の波長以下であることを特徴とする請求項8に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  10. 前記第1の放射導体から見て前記グランドパターンとは反対側に位置し、前記第1の放射導体と重なるよう、前記第1の放射導体と平行に配置された第1の励振導体と、
    前記第2の放射導体から見て前記グランドパターンとは反対側に位置し、前記第2の放射導体と重なるよう、前記第2の放射導体と平行に配置された第2の励振導体と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  11. 前記第1及び第2の励振導体はフローティング状態であることを特徴とする請求項10に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  12. 前記第1の放射導体と前記第1の励振導体の距離は、前記第2の放射導体と前記第2の励振導体の距離と異なることを特徴とする請求項11に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  13. 前記第1の垂直給電導体、並びに、前記第1及び第2の放射導体は、誘電体材料によって埋め込まれていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  14. 前記誘電体材料の厚みは、前記第1の水平給電導体を覆う部分よりも前記第1及び第2の放射導体を覆う部分の方が厚いことを特徴とする請求項13に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  15. 前記グランドパターンは第1の導体層に形成され、
    前記第1の放射導体は第2の導体層に形成され、
    前記第1の水平給電導体は、前記第1の導体層と前記第2の導体層の間に位置する第3の導体層に形成されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
  16. 前記第1の放射導体及び前記グランドパターンのうち前記第1の放射導体と重なる部分は第1の基板に形成され、
    前記第2の放射導体及び前記グランドパターンのうち前記第2の放射導体と重なる部分は第2の基板に形成され、
    前記第1の基板と前記第2の基板は、フレキシブル基板を介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載のデュアルバンドパッチアンテナ。
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