JP6216267B2 - アンテナ用ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、管軸方向に電波を伝搬する導波管と、平面線路及び共振素子が表裏に設けられている誘電体基板とを備えているアンテナ用ユニットに関する。
近年、ミリ波レーダを用いた車載用のセンシング装置が実用化されている。この装置では、自車両に搭載の送信アンテナから電波を送信すると共に、他車両によるその反射波を受信し、この反射波に基づいて、他車両との距離、相対速度、及び方位を測定する。このようなセンシング装置では、他車両を広範囲にわたって検知可能とするために、広角な検知エリアを有していることが望ましい。また、車両の本体にセンシング装置を取り付けることから、特にアンテナ部分は小型化するのが好ましい。
このようなミリ波レーダを用いたセンシング装置のためのアンテナ用ユニット(導波管・平面線路変換器)として、例えば、特許文献1(図14、図15参照)に示すように、導波管と、前面に平面線路が形成され後面に共振素子が形成された誘電体基板とを備えたものが知られている。共振素子は、通常、長方形又は正方形であり、この共振素子が導波管の開口の中央に位置するようにして誘電体基板と導波管とが組み付けられており、共振素子を介して導波管と平面線路との間で伝送電力の変換が行われる。
特開2012−49862号公報
一般的な前記アンテナ用ユニットでは、共振素子が設けられている誘電体基板の面に直交する法線方向と、導波管の管軸方向とは同じ方向である(一致している)。しかし、様々な要因によって、誘電体基板の法線方向と導波管の管軸方向とが一致せず、交差する場合もある。
このような場合において、導波管及び誘電体基板を従来と同様の構成としてもよいが、導波管の管軸方向と誘電体基板の法線方向とが交差していることによって、導波管と平面線路との間で行われる伝送電力の変換効率に影響を及ぼすおそれがある。つまり、導波管の管軸方向と誘電体基板の法線方向とが一致する場合に比べて、これら方向が交差することによって変換効率が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、誘電体基板の面に直交する法線方向と、導波管の管軸方向とが交差する場合において、共振素子を介して導波管と平面線路との間で行われる伝送電力の変換効率の低下を抑制することが可能となるアンテナ用ユニットを提供することを目的とする。
(1)本発明は、前後方向となる管軸方向に電波を伝搬する導波管と、この導波管の前側の開口を閉鎖する誘電体基板と、を備え、前記導波管の管軸方向と前記誘電体基板の面に直交する法線方向とが交差するアンテナ用ユニットであって、前記誘電体基板の前記導波管側となる後面に共振素子が設けられ当該誘電体基板の前面に平面線路が設けられ、前記共振素子は、前記法線方向に沿って見て、前側に位置する第1の底辺が長く後側に位置する第2の底辺が短い台形からなることを特徴とする。
本発明によれば、誘電体基板の面に直交する法線方向と導波管の管軸方向とが交差する場合、この誘電体基板の後面に設けられている共振素子を台形とすることで、導波管と平面線路との間で行われる伝送電力の変換効率の低下を抑制することが可能となる。
(2)また、台形である前記共振素子の前記第1と第2の底辺間の中心位置は、前記導波管の中心線上に位置しており、前記中心位置は、前記誘電体基板に接している面における中心位置であるのが好ましい。
共振素子は、例えば薄膜パターンからなる場合であっても、厚さを有している。そこで、共振素子の前記中心位置を導波管の中心線上に位置させ、しかも、この中心位置を誘電体基板に接している面における中心位置とすることで、より一層効率の良いアンテナ用ユニットが得られる。
(3)また、前記誘電体基板の後面に接地板が設けられ、当該誘電体基板の前面に短絡板が設けられ、前記共振素子、前記接地板、前記平面線路、及び前記短絡板は、導電性金属の薄膜パターンからなるのが好ましい。
この場合、アンテナ用ユニットの小型軽量化に貢献することができる。
本発明によれば、誘電体基板の面に直交する法線方向と、導波管の管軸方向とが交差する場合、この誘電体基板の後面に設けられている共振素子を台形とすることで、導波管と平面線路との間で行われる伝送電力の変換効率の低下を抑制することが可能となる。
本発明のアンテナ用ユニットを備えているアンテナ装置の正面図である。 図1に示すアンテナ装置のA−A矢視の断面図である。 送信用アンテナ部及び受信用アンテナ部を取り外した状態にある導波管ブロックの正面図である。 単一基板の正面図である。 他の形態を有するアンテナ装置の一部を示す断面図である。 図1に示すアンテナ用ユニットの一部を説明する断面図である。 アンテナ用ユニットの一部を示す分解斜視図である。 共振素子の形状を説明するための説明図である。 誘電体基板の傾斜角度と、第1の底辺の長さ及び第2の底辺の長さとの関係を示すグラフである。 第1の底辺の長さ及び第2の底辺の長さを説明するための説明図である。 アンテナ装置の他の形態を説明する図である。 アンテナ装置の従来例の説明図である。 共振素子を台形にした場合と正方形にした場合との変換効率を比較した説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔アンテナ装置について〕
図1は、本発明のアンテナ用ユニット2を備えているアンテナ装置1の正面図である。図2は、図1に示すアンテナ装置1のA−A矢視の断面図である。このアンテナ装置1は、ミリ波レーダを用いた車両用のセンシング装置に適用することができるものであり、アンテナ部6、このアンテナ部6が取り付けられている導波管ブロック7、及び回路基板5を備えている。アンテナ部6は、電波を送信する送信用アンテナ部10、及びこの送信用アンテナ部10が送信した電波の反射波を受信する受信用アンテナ部20を有している。なお、アンテナ用ユニット2は、前記アンテナ装置1のうちの導波管ブロック7と、アンテナ部6が有し表裏に各種の薄膜パターンが形成されている後述の誘電体基板(15a〜15d)とからなる。このアンテナ用ユニット2の詳細については、後に説明する。
アンテナ装置1は車両に搭載され、自車両に搭載の送信用アンテナ部10から電波を送信すると共に、他車両によるその反射波を受信用アンテナ部20が受信し、この反射波に基づいて、他車両との距離、相対速度、及び方位を測定することができる。
送信用アンテナ部10は、四つの送信アンテナ(マイクロストリップアンテナ)11,12,13,14を備えており、これら送信アンテナ11,12,13,14は、それぞれ誘電体基板15a,15b,15c,15d上に設けられている。そして、これら誘電体基板15a,15b,15c,15dが、導波管ブロック7の一面8側に取り付けられている。
受信用アンテナ部20は、四つの受信アンテナ(マイクロストリップアンテナ)21,22,23,24を備えており、これら受信アンテナ21,22,23,24は、一つの共通する誘電体基板25上に設けられている。そして、この誘電体基板25は導波管ブロック7の一面8側に取り付けられている。
図1において、送信アンテナ11は、変換器16aから延びる給電線路11a、及びこの給電線路11aから給電される複数の放射素子11bを有しており、コムラインアンテナからなる。変換器16aは、誘電体基板15aに設けられており、後述する導波管31、及び給電線路11a間で相互に電力変換を行うためのものであり、給電線路11aの給電点となる。給電線路11aは、平面線路からなり、誘電体基板15aに形成された導電性薄膜からなる。放射素子11bは、平面アンテナからなり、誘電体基板15aに形成された導電性薄膜からなる。なお、他の送信アンテナ12,13,14も、送信アンテナ11と同じ構成であり、それぞれ給電線路、及び複数の放射素子を有しており、コムラインアンテナからなる。
受信アンテナ21は、変換器26aから延びる給電線路21a、及びこの給電線路21aから給電される複数の放射素子21bを有しており、コムラインアンテナからなる。変換器26aは、誘電体基板25に設けられており、後述する導波管35、及び給電線路21a間で相互に電力変換を行うためのものであり、給電線路21aの給電点となる。給電線路21a、及び放射素子21bは、それぞれ平面線路、及び平面アンテナからなる。なお、他の受信アンテナ22,23,24も、受信アンテナ21と同じ構成であり、それぞれ給電線路、及び複数の放射素子を有しており、コムラインアンテナからなる。
送信側の誘電体基板15a,15b,15c,15d、及び受信側の誘電体基板25は、例えば、フッ素樹脂製の基板からなる。
図2に示すように、送信アンテナ11,12,13,14は、導波管ブロック7の凸面18に沿って並んで設けられている。受信アンテナ21,22,23,24は、この導波管ブロック7の平面17に沿って一方向に並んで設けられている。
このアンテナ装置1を、例えば車両の車体に設置した状態では、図1に示すように、各アンテナの給電線路(11a,21a)の線路延伸方向が上下方向となる。そして、受信アンテナ21,22,23,24が並んで設けられている方向が、その線路延伸方向に直交する横方向となり、この横方向は水平方向となる。線路延伸方向と横方向との双方とに直交する方向が前後方向となる。送信及び受信アンテナが設けられている導波管ブロック7の一面8側は、電波が放射される及び反射波が到来する前側の面となる。
図2に示すように、導波管ブロック7は、単一の板状ブロック材(アルミ製ブロック)からなり、平板状の部分7a,7cと、前方に隆起している部分7bとを有している。この隆起している部分(隆起部分)7bの前面が凸面18となる。つまり、この導波管ブロック7は、その一面8側において前方に突出している凸面18を有している。そして、この凸面18に送信用アンテナ部10が設けられ、平板状の部分7aの平面17に受信用アンテナ部20が設けられている。
図3は、送信用アンテナ部10及び受信用アンテナ部20を取り外した状態にある導波管ブロック7の正面図である。図2と図3において、本実施形態の凸面18は、四つの平面18a,18b,18c,18dから構成されている。四つの平面18a,18b,18c,18dそれぞれは、上下方向に長い平面からなり、鉛直面となる。
図2において、これら平面18a,18b,18c,18dは、仮想の円弧面R2に外接するように配置されており、第1の平面18aは、平板状の部分7cの前面に対して120度の傾斜角度で傾く面であり、第2の平面18bは、平板状の部分7cの前面に対して150度の傾斜角度で傾く面である。第3の平面18cは、平板状の部分7aの前面に対して150度の傾斜角度で傾く面であり、第4の平面18dは、平板状の部分7aの前面に対して120度の傾斜角度で傾く面である。このように、四つの平面18a,18b,18c,18dは、それぞれ異なる方向に面している(望んでいる)。
そして、これら平面18a,18b,18c,18dに、誘電体基板15a,15b,15c,15d(送信アンテナ11,12,13,14)がそれぞれ取り付けられている。送信アンテナ11,12,13,14それぞれは、指向性アンテナであり、例えば、第1の送信アンテナ11は、誘電体基板15aの前面に直交する方向(図2では、矢印Tx1方向)を指向方向としている。つまり、送信アンテナ11から送信される電波の最高強度の方向は、誘電体基板15aの前面に直交する方向(図2では、矢印Tx1方向)となる。なお、他の送信アンテナ12,13,14についても、送信アンテナ11と同様であり、各誘電体基板の前面に直交する方向(図2では、矢印Tx2,3,4方向)を指向方向としている。
以上より、送信アンテナ11,12,13,14は、凸面18に沿って水平方向に並んで設けられており、これら送信アンテナ11,12,13,14から前方に向かって水平方向に広い範囲で電波を放射することができる。
そして、受信アンテナ21,22,23,24は、鉛直面となる前記平面17に沿って配置されており、相互が平行である。これら受信アンテナ21,22,23,24が受信した信号(反射波)に基づいて、位相モノパルス方式により反射波の方位を測定することが可能となる。
導波管ブロック7には複数の貫通孔が形成されており、各貫通孔を導波管としている。本実施形態(図2と図3参照)では、送信用として四つの導波管(貫通孔)31,32,33,34が、隆起している部分7bに形成されており、受信用として四つの導波管(貫通孔)35,36,37,38が、平板状の部分7aに形成されている。
導波管7の一面8側では、導波管31,32,33,34は凸面18において開口しており、導波管35,36,37,38は平面17において開口している。これら導波管31〜38それぞれは、直線状に形成された貫通孔からなり、管軸方向(管長方向)が直線状となる。つまり、導波管31〜38それぞれの管軸方向は、前後方向と一致する。なお、本実施形態の導波管31〜38それぞれは、導波管ブロック7を板厚方向に貫通して形成した角孔(隅部がアール形状を有する角孔)によるものである。
送信用となる導波管31,32,33,34について説明する。第1の導波管31は、凸面18の内の第1の平面18aにおいて開口しており、第2の導波管32は第2の平面18bにおいて開口しており、第3の導波管33は第3の平面18cにおいて開口しており、第4の導波管34は第4の平面18dにおいて開口している。また、これら導波管31,32,33,34は、横方向(水平)に並んで設けられており、正面視、各開口端は横方向(水平方向)に並んでいる。そして、これら導波管(貫通孔)31,32,33,34は、導波管ブロック7の他面9側においても開口している。なお、この他面9は平面からなる(図2参照)。
そして、導波管31,32,33,34それぞれの一面8側における開口端側に、変換器16a,16b,16c,16d(図1参照)が位置する。導波管31,32,33,34は、送信アンテナ11,12,13,14それぞれと変換器16a,16b,16c,16dを介して電磁的に結合される。
以上のように、本実施形態のアンテナ装置1では、送信用アンテナ部10は、四つの誘電体基板15a,15b,15c,15d、及び四つの送信アンテナ11,12,13,14を有している。誘電体基板15a,15b,15c,15dは、導波管ブロック7の凸面18に設けられている。そして、これら誘電体基板15a,15b,15c,15d上に、送信アンテナ11,12,13,14が設けられており、送信アンテナ11,12,13,14は、導波管31,32,33,34と電磁的に結合される構成となる。
そして、凸面18の平面18a,18b,18c,18dは、それぞれ異なる方向に面していることから、これら平面18a,18b,18c,18d上に設けられる誘電体基板15a,15b,15c,15dも、それぞれ異なる方向に面して配置される。このため、四つの送信アンテナ11,12,13,14は、凸面18に沿って並んで配置された構成となり、これら送信アンテナ11,12,13,14の指向方向は、それぞれ異なる方向に向く。
このように、送信アンテナ11,12,13,14の指向方向は、それぞれ異なる方向に向いているが、これら送信アンテナ11,12,13,14と電磁的に結合される導波管31,32,33,34の管軸方向は、全て同じ方向に向いている。本実施形態では、導波管31,32,33,34の管軸方向は、前後方向と一致しており、全ての管軸方向は平行である。なお、管軸方向とは、導波管の中心線に沿った方向である。
また、受信アンテナ21,22,23,24用の導波管35,36,37,38の管軸方向も全て同じ方向(前後方向)に向いている。
以上の構成を備えたアンテナ装置1によれば、四つの送信アンテナ11,12,13,14が導波管ブロック7の凸面18に沿って並んで配置されていることで、これら送信アンテナ11,12,13,14からの全放射ビームの範囲を広くして、広角な検知エリアを得ることが可能となる。本実施形態では、各送信アンテナ(例えば、送信アンテナ11)から送信される電波の最高強度の方向が、誘電体基板(15a)の前面に直交する方向であり、この方向を中心として水平方向に±30度の範囲に対して(有効な利得が得られる)電波を送信している。このため、四つの送信アンテナ11,12,13,14により、前方方向(平板状の部分7aにおける前面に直交する方向)を中心として水平方向に±90度の範囲に対して(有効な利得が得られる)電波を送信することが可能となる。
そして、これら送信アンテナ11,12,13,14の指向方向は、それぞれ異なる方向に向いているが、これら送信アンテナ11,12,13,14と電磁的に結合される四つの導波管31,32,33,34の管軸方向は全て同じ方向(前後方向)に向いて導波管ブロックに形成されている。このため、隣り合う導波管(31と32、32と33、33と34)は平行となり、重ならない。このため、これら導波管31,32,33,34を整列して設けることができ、導波管ブロック7の小型化が可能となり、アンテナ装置1を小型化することができる。
また、図2に示すように、導波管ブロック7の一面(前面)8と反対側の他面(後面)9のうち、送信アンテナ用の四つの導波管31,32,33,34が開口する領域は平面からなる。本実施形態では、受信アンテナ用の四つの導波管31,32,33,34が開口する領域も、平面からなり、他面9は全面にわたって平面からなる。
そして、この他面9側に、回路基板5が設けられている。回路基板5は、図示しないが、送信アンテナ11,12,13,14、及び受信アンテナ21,22,23,24を制御する制御回路、及びこの制御回路から延びて各導波管と電磁的に結合される伝送線路を有している。
導波管ブロック7の他面9側には、前記のとおり回路基板5(図2参照)が設けられるが、本実施形態では、導波管ブロック7の他面9は全面にわたって平面からなるため、この回路基板5を平板形状とすることができる。
また、この回路基板5には、複数の導波管(31〜34,35〜38)それぞれを電磁的に結合する変換器も設けられるが、これら変換器を、平面である一領域に集約して配置(一列に並べて配置)することができ、回路構成を簡略化することが可能となる。
更に、本実施形態では、凸面18は、四つの平面18a,18b,18c,18dが折れ角度を有して並んで構成された面からなり、これら平面18a,18b,18c,18dそれぞれに、誘電体基板15a,15b,15c,15dを介して、送信アンテナ11,12,13,14が設けられている。このため、送信アンテナ11,12,13,14及び誘電体基板15a,15b,15c,15dも、平面状及び平板状に構成することができる。
なお、このように、送信アンテナ及び誘電体基板を平面状及び平板状に構成するために、送信アンテナ11,12,13,14が形成されている誘電体基板15a,15b,15c,15dを、共通の単一基板4(図4参照)を切断して得た基板から構成している。
つまり、図4に示すように、単一基板4(の右側半分の領域)には、四つの送信アンテナ11,12,13,14となるアンテナパターン、及び変換器16a,16b,16c,16dが形成されている。そこで、この単一基板4を、一つの送信アンテナ及び一つの変換器を含む範囲毎に切断する。なお、図4では、切断線を二点鎖線で示している。
具体的に説明すると、単一基板4から切断した第1の基板片4aは、第1の送信アンテナ11が形成された誘電体基板15aとなり、この誘電体基板15aが、図3に示す凸面18の第1の平面18aに固定される。そして、単一基板4から切断した第2の基板片4bは、第2の送信アンテナ12が形成された誘電体基板15bとなり、この誘電体基板15bが、図3に示す凸面18の第2の平面18bに固定される。これと同様に、単一基板4から切断した第3(第4)の基板片4c(4d)は、送信アンテナ13(14)が形成された誘電体基板15c(15d)となり、この誘電体基板15c(15d)が、図3に示す凸面18の第3の平面18c(第4の平面18d)に固定される。
この構成によれば、単一基板4に四つのアンテナパターン等を形成し、この単一基板4を、一つの送信アンテナ等を含む範囲毎に切断して四つの基板片4a,4b,4c,4dとし、これら基板片4a,4b,4c,4dを導波管ブロック7に取り付けることで送信用アンテナ部10を得ることができる。
また、図4において、単一基板4の残りの領域(左側半分の領域)には、四つの受信アンテナ21,22,23,24となるアンテナパターン及び変換器26a,26b,26c,26dが形成されている。そこで、これらが形成されている単一基板4の残部を、図3に示す平板状の部分7aの前面に固定する。これにより、受信用アンテナ部10を構成することができる。
なお、この図4に示す実施形態では、四つの誘電体基板15a,15b,15c,15dは、アンテナパターンが形成された共通の単一基板4を「切断」して得た基板からなる場合について説明したが、他の構成により、送信用アンテナ部10を構成してもよい。
つまり、図4に示す前記単一基板4を、導波管ブロック7の凸面18の形状に合わせて、折り曲げて構成してもよい。具体的に説明すると、送信アンテナ11,12,13,14が形成されている誘電体基板15a,15b,15c,15dは、これら送信アンテナ11,12,13,14となるアンテナパターンが形成された共通の単一基板4を、凸面18の形状に合わせて、折り曲げて得た基板からなるように構成してもよい。この場合、単一基板4に四つのアンテナパターンを形成し、この単一基板4を、凸面18の形状に合わせて折り曲げ、この折り曲げた単一基板4を導波管ブロック7に取り付けることでアンテナ装置1を構成することができる。単一基板4を「切断」する場合、誘電体基板はそれぞれ独立した基板となるが、単一基板4を「折り曲げる」場合、誘電体基板は一体である基板からなる。
図5は、他の形態を有するアンテナ装置の一部(送信用アンテナ部10)を示す断面図である。前記実施形態では、導波管ブロック7は凸面18を有しており、この凸面18に送信用アンテナ部10を設ける場合について説明したが、図5では、導波管ブロック7は凹面19を有しており、この凹面19に送信用アンテナ部10が設けられている。
すなわち、図5に示すアンテナ装置では、導波管ブロック7は、一面8側に凹面19を有しており、この凹面19において開口する複数(図例では3つ)の貫通孔が形成されており、これら貫通孔が送信アンテナ用の導波管41,42,43となる。
そして、送信用アンテナ部10は、誘電体基板44,45,46、及びこれら誘電体基板44,45,46上に設けられている複数(図例では3つ)の送信アンテナ(コムラインアンテナ)47,48,49を有している。
凹面19は、それぞれ異なる方向に面している平面19a,19b,19cを有しており、これら平面19a,19b,19cに誘電体基板44,45,46を介して送信アンテナ47,48,49が設けられている。そして、送信アンテナ47,48,49は、導波管41,42,43と(変換器を介して)電磁的に結合される。
送信アンテナ47(48,49)はそれぞれ、前記実施形態と同様に、誘電体基板44(45,46)の前面に直交する方向を指向方向とする指向性アンテナである。これら送信アンテナ47,48,49は、凹面19に沿って水平方向に並んで配置されており、この凹面19の平面19a,19b,19cは、それぞれ異なる方向に面していることから、送信アンテナ47,48,49の指向方向がそれぞれ異なる方向に向くこととなる。
このように、送信アンテナ47,48,49の指向方向はそれぞれ異なる方向に向いているが、これら送信アンテナ47,48,49と電磁的に結合される複数の導波管41,42,43の管軸方向は全て同じ方向(前後方向)に向いている。
このため、隣り合う導波管(41と42、42と43)は平行となり、重ならない。したがって、これら導波管41,42,43を整列して設けることができ、導波管ブロック7の小型化が可能となり、アンテナ装置1を小型化することができる。
なお、受信用アンテナ部20の構成は、図1及び図2に示す実施形態と同じであり、ここでは説明を省略する。
また、前記各実施形態のアンテナ装置1では、複数の送信アンテナ11,12,13,14(41,42,43)は、(図1を参考にすると)その給電線路の線路方向(線路長手方向)が、地面に対して垂直となる方向に配置される。このため、各送信アンテナにおいて、複数の放射素子は上下方向に並ぶ。そして、これら送信アンテナ11,12,13,14(41,42,43)は、平行となる。
また、一つの送信アンテナ(11)に含まれるこれら放射素子(11a)の数は、複数の送信アンテナ11,12,13,14(41,42,43)による水平方向に並ぶ放射素子の数(本実施形態の場合四つ)よりも多くなる。
このため、放射ビームの水平方向の放射角度の範囲を広くすることができるのに対して、垂直方向の放射角度の範囲を水平方向よりも狭くすることができ、このアンテナ装置1を車両前方に搭載することで、車両前方の地面付近の障害物や、車両前方の他の車両の感知に適したアンテナ装置1となる。
また、本実施形態(図1参照)では、各送信アンテナ(11)において、給電線路(11a)の両側に放射素子(11b)が設けられており、これら放射素子(11b)は上下方向交互に位置している。そして、給電線路(11a)を挟んで両側にそれぞれ位置する放射素子(11b)の列の水平方向の間隔は、自由空間波長の半分の値に設定されている。これにより、各送信アンテナ(11)において、サイドローブ及びヌル点の発生を抑制することができる。
なお、アンテナ装置1は、図示する形態に限らず他の形態のものであってもよい。例えば、前記実施形態では、凸面18(凹面19)は、複数の平面を組み合わせて構成した形状であるが、断面が凸状(又は凹状)の円弧となる曲面であってもよい。この場合、この曲面に合わせて、誘電体基板15a〜15dも曲面となる。
〔アンテナ用ユニットの詳細について〕
アンテナ用ユニット2は、前後方向となる管軸方向に電波を伝搬する導波管と、この導波管の前側の開口を閉鎖する誘電体基板とを備えて成るものであり、図1に示す実施形態では、アンテナ用ユニット2は、導波管31〜38が形成されている導波管ブロック7と、送信アンテナ用の誘電体基板15a〜15dと、受信アンテナ用の誘電体基板25とを備えて成る。
図6は、図2に示すアンテナ用ユニット2の一部(第2の送信アンテナ12が設けられている第2の誘電体基板15b、及び第2の導波管32)の断面図である。この図6に示すように、導波管32の管軸方向Jと、この導波管32の開口32aを閉鎖している誘電体基板15bの面(前面54又は後面53)に直交する法線方向Kとは交差している。つまり、管軸方向Jに対して法線方向Kが角度θで傾斜している。このように、アンテナ用ユニット2では、送信用アンテナ部10側において、導波管の管軸方向と、この導波管を閉鎖する誘電体基板の面に直交する法線方向とが交差している関係にある。
図7は、アンテナ用ユニット2の一部を示す分解斜視図である。なお、この図7では、第2の誘電体基板15b、及び第2の導波管32の部分を示している。導波管32は導波管ブロック7に形成された貫通孔(キャビティ)からなり、図6と図7に示すように、この貫通孔の開口32aに共振素子51を位置させるようにして、この開口32aが誘電体基板15bによって閉鎖される。誘電体基板15bは、開口32aよりも広く、この開口32aと同一形状である閉鎖領域53aを後面53側に有している。そして、この閉鎖領域53aを導波管32の内壁が周囲から囲むようにして、導波管ブロック7の端面が誘電体基板15bに密着固定される。
誘電体基板15bの後面(裏面)53には共振素子51及び接地板52が設けられており、前面(表面)54には平面線路55及び短絡板56が設けられている。これら共振素子51、接地板52、平面線路55、及び短絡板56は、導電性金属の薄膜パターンからなる。この薄膜パターンは、熱圧着法、スパッタリング法、蒸着法等により、銅などの薄膜を誘電体基板15bの所定範囲に形成した後、フォトエッチング法により薄膜をパターニングすることによって形成される。
短絡板56は、閉鎖領域53aを前面54側から覆うように当該前面54に形成されており、導波管ブロック7を終端させる短絡面を構成する。短絡板56は長方形からなり、その長辺から内側に向けてストリップ状の切り込み56aが形成されている。この切り込み56aは、短絡板56の短辺と平行に延びている。
平面線路55は、誘電体基板15bの前面54に形成された直線状の線路であり、その一端が短絡板56の切り込み56a内に形成され、閉鎖領域53aの長辺及び短絡板56の長辺を横切り、他端が短絡板56の外側へ直線的に引き出されている。また、閉鎖領域53aよりも外側では、誘電体基板15bを介して接地板52と対向するように配置され、接地板52と共にマイクロストリップ線路(MSL)を形成している。本実施形態では、平面線路55は、送信アンテナ12の給電線路12a(図1参照)と繋がる。
接地板52は、閉鎖領域53aを囲むように形成され、この接地板52に導波管ブロック7の端面を密着させることによって、接地板52と導波管ブロック7とを導通させている。接地板52は、閉鎖領域53aと一致する内縁を有し、閉鎖領域53aを除く領域に形成されている。
共振素子51は、接地板52と導通しないように閉鎖領域53a内に形成された素子であり、誘電体基板15bに共振領域を形成する。共振素子51は、誘電体基板15bを挟んで平面線路55の先端と対向するように配置され、平面線路55と電磁的に結合される。一般に、本実施形態のような方形(断面矩形)の導波管32内では、短手方向の電界しか存在せず、この電界分布は長手方向中央において最大となることが知られている。そして、共振素子51の形状を調整することにより、導波管と送信アンテナとのインピーダンス整合を図る。
以上のように、共振素子51、接地板52、平面線路55、及び短絡板56により変換器が構成される。なお、ここでは、図2に示すアンテナ用ユニット2のうち、第2の送信アンテナ12用の部分について説明したが、他の送信アンテナ11,13,14用の部分も、同様の構成である。
共振素子51の形状について、図6と図8により説明する。前記のとおり、インピーダンス整合を図るために、共振素子51の形状は次のように設定されている。
誘電体基板15bの後面53を法線方向Kに沿って見ると、共振素子51の輪郭形状は台形からなる。なお、この台形は、前側に位置する第1の底辺B1が長く、後側に位置する第2の底辺B2が短い台形からなる。第1の底辺B1の長さY1は、第2の底辺B2の長さY2よりも長い(Y1>Y2)。底辺B1,B2それぞれの長さ方向は、平面線路55の長手方向と平行となる方向である。つまり、本実施形態では上下方向となる。
底辺B1と底辺B2とは平行となる一組の辺(対辺)である。なお、台形の他の一組の対辺である脚辺B3,B4は線対称の関係にある。
また、図8に示すように、台形である共振素子51の第1の底辺B1と第2の底辺B2との間における中心位置P(つまり、台形の高さ方向の中心位置P)は、導波管32の中心線C1上に位置している。ここで、共振素子51は薄膜パターンからなるが微小の厚さ寸法tを有している。このため、共振素子51の前記中心位置Pは、前側(誘電体基板15bの後面53に接している側)の面F1の他に、後側(導波管32側)の面F2にも存在する。そこで、本実施形態では、この中心位置Pは、誘電体基板15bの後面53に接している面F1における中心位置としている。
前記のように共振素子51を台形とする理由の一つとしては、底辺B1側と底辺B2側とで誘電体基板15bを含む周囲構造が異なり、底辺B1側と底辺B2側とで共振長が異なるためである。
そして本実施形態のアンテナ用ユニット2によれば、誘電体基板15bの後面53(前面54)に直交する法線方向Kに対して、導波管32の管軸方向Jが交差するが、この誘電体基板15bの後面53に設けられている共振素子51を台形とすることで、インピーダンス整合が図られ、(共振素子を正方形とする場合に比べて、)導波管32と平面線路55(図6、図7参照)との間で行われる伝送電力の変換効率の低下を抑制することが可能となる。
図13は、共振素子を台形にした場合(実施例)と正方形(従来例)にした場合との変換効率を比較した説明図である。図13において、共振素子を台形にした場合の変換効率を実線で示し、共振素子を正方形にした場合の変換効率を破線で示している。なお、この図13では、それぞれの場合において、誘電体基板15bの法線方向Kと導波管32の管軸方向Jとの成す角度θ(図6参照)、つまり、誘電体基板15bの傾斜角度(基板傾斜角度)毎の変換効率を示している。
この図から明らかなように、共振素子を正方形とする従来例では、基板傾斜角度が大きくなると、それに応じて変換効率が大きく低下するが、共振素子を台形とする実施例では、変換効率の低下を抑制することができる。
誘電体基板15bの法線方向Kと導波管32の管軸方向Jとの成す角度θ(図6参照)、つまり、誘電体基板15bの傾斜角度(基板傾斜角度)と、共振素子51の底辺B1の長さY1及び底辺B2の長さY2との関係を、図9のグラフに示している。このグラフは、各基板傾斜角度について、第1の底辺B1の長さY1を実線で示し、第2の底辺B2の長さY2を破線で示している。なお、この図9において、基板傾斜角度が0度である場合とは、法線方向Kと管軸方向Jとが交差せずに一致している場合(従来例の場合)である。台形である共振素子51の第1の底辺B1の長さY1は、基板傾斜角度が0度の場合の従来例の共振素子の一辺(底辺B1に相当する一辺)よりも長く、第2の底辺B2の長さY2は、基板傾斜角度が0度の場合の従来例の共振素子の他辺(底辺B2に相当する他辺)よりも短い。
なお、共振素子51の底辺B1の長さY1及び底辺B2の長さY2は、誘電体基板15b、接地板52、平面線路55、及び短絡板56との電磁的な相互作用によって決定されるが、本実施形態の共振素子51の底辺B1の「長さY1」及び底辺B2の「長さY2」は次のようにして定義することができる。
「長さY1」:法線方向Kと管軸方向Jとが交差するアンテナ用ユニット(図10(B))における導波管32の開口縁eから底辺B1までの横方向の距離をL1とした場合、横方向の距離をL1とした仮想の導波管32−1(図10(A)参照)内の波長の1/2と略同じ長さ
「長さY2」:法線方向Kと管軸方向Jとが交差するアンテナ用ユニット(図10(B))における導波管32の開口縁eから底辺B2までの横方向の距離をL2とした場合、横方向の距離をL2とした仮想の導波管32−2(図10(C)参照)内の波長の1/2と略同じ長さ
図12は、アンテナ装置の従来例の説明図であり、(A)は正面図、(B)はA−A矢視の断面図、(C)はB−B矢視の断面図である。このアンテナ装置(従来例)では、三つの送信アンテナ81,82,83を有しているのに対して、図12(B)に示すように、導波管84は一つである。導波管84から給電された電力は、誘電体基板85に設けられている共振素子84a、短絡板84b、平面線路84c、及び接地板84dを含む変換器87を介して、誘電体基板85に形成されている給電線路86に給電される。
給電線路86は分岐(三分岐)しており、それぞれが送信アンテナ81,82,83に繋がっている。また、このアンテナ装置(従来例)では、前記実施形態のアンテナ装置(例えば図1参照)と同様に、送信アンテナ81,82,83が導波管ブロック7の凸面18に沿って並んで設けられている。このため、給電線路86は、その途中部86a,86bにおいて凸面18により屈曲しており、また、送信アンテナ81,83のために別の途中部86c,86dにおいて90度の角度で折れ曲がっている。このため、これら途中部86a,86b,86c,86dにおいて不要な放射が行われ、給電線路86の電力損失が大きくなる。
これに対して、図11に示すアンテナ装置(実施例)の場合、図1に示す実施形態と同様に、一つの送信アンテナ(11)に対して一つの導波管(31)が設けられている。このため、図12に示す従来例のような給電線路の折れ曲がりが無くなり、不要な放射が行われたり、電力損失が大きくなったりするのを防ぐことができる。
なお、この図11に示す実施形態では、図4を参考にして説明した実施形態と同様に、送信アンテナ11,12,13が形成されている誘電体基板15a,15b,15cは、これら送信アンテナ11,12,13となるアンテナパターンが形成された共通の単一基板4を、導波管ブロック7の凸面18の形状に合わせて、折り曲げて得た基板からなる。
また、図11に示すアンテナ装置では、左右の送信アンテナ11,13では、導波管31,33の管軸方向と、誘電体基板15a,15cの法線方向とが交差しているため、共振素子51は台形であるが、中央の送信アンテナ12では、導波管32の管軸方向と、誘電体基板15bの法線方向とが一致しているため、共振素子51は長方形又は正方形である。
アンテナ用ユニット2は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。例えば、図2に示す実施形態では、凸面18が、四つの平面18a,18b,18c,18dから構成されている場合を説明し、図11に示す実施形態では、凸面18が、三つの平面18a,18b,18cから構成されている場合を説明したが、平面の数は変更可能であり、また、この平面と同数の送信アンテナが設けられる。そして、この送信アンテナと同数の導波管が導波管ブロック7に形成され、これら導波管の管軸方向は同方向となる。
1:アンテナ装置 2:アンテナ用ユニット 15a〜15d:誘電体基板
31,32,33,34:送信アンテナ用の導波管 32a:開口
51:共振素子 52:接地板 53:後面
54:前面 55:平面線路 56:短絡板
B1:第1の底辺 B2:第2の底辺 C1:中心線
F1:誘電体基板に接している面 J:管軸方向 K:法線方向
P:中心位置

Claims (3)

  1. 前後方向となる管軸方向に電波を伝搬する導波管と、この導波管の前側の開口を閉鎖する誘電体基板と、を備え、前記導波管の管軸方向と前記誘電体基板の面に直交する法線方向とが交差するアンテナ用ユニットであって、
    前記誘電体基板の前記導波管側となる後面に共振素子が設けられ当該誘電体基板の前面に平面線路が設けられ、
    前記共振素子は、前記法線方向に沿って見て、前側に位置する第1の底辺が長く後側に位置する第2の底辺が短い台形からなることを特徴とするアンテナ用ユニット。
  2. 台形である前記共振素子の前記第1と第2の底辺間の中心位置は、前記導波管の中心線上に位置しており、
    前記中心位置は、前記誘電体基板に接している面における中心位置である請求項1に記載のアンテナ用ユニット。
  3. 前記誘電体基板の後面に接地板が設けられ、当該誘電体基板の前面に短絡板が設けられ、前記共振素子、前記接地板、前記平面線路、及び前記短絡板は、導電性金属の薄膜パターンからなる請求項1又は2に記載のアンテナ用ユニット。
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