JP7067000B2 - シート後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

シート後処理装置及び画像形成システム Download PDF

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本発明は、画像形成装置のシート後処理装置、及びそのシート後処理装置を備えた画像形成システムに関する。
複写機などといった画像形成装置を用いて画像形成した後の用紙等のシートに後処理を施して整然と搬送するために、シート後処理装置が画像形成装置に連結されることがある。シート後処理装置は、例えば1回のジョブで同じ文書を複数部数、画像形成して作成する場合に、部単位ごとに束ねて排出したいときに用いられる。また、束ねられたシート束に対して、例えば金属製の綴じ針を使用してシート束を綴じる綴じ処理や、パンチ穴を空けるパンチ穴形成(穿孔)処理等を実施する場合もある。
このようなシート後処理装置には、画像形成後のシートが積載される処理トレイと、処理トレイのシート搬送方向下流側に配置される排出トレイと、を備えるものがある。複数のシートを束ねたり、綴じ処理を実施したりする後処理は処理トレイで行われる。シートに対する後処理を円滑に進めるためには、ジャムなどに起因する処理トレイにおけるシートの滞留を検出することが重要である。トレイに積載されたシートの検知に係る従来技術が例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された従来のシート処理装置は、シートが積載される排紙トレイと、排紙トレイに積載されたシートの上面に接触する回転変位可能な満載検知フラグ(シート押さえ部材)と、満載検知フラグの変位を検知するフォトインタラプタ(位置検知手段)と、を備える。このシート処理装置は、満載検知フラグの変位に基づき、排紙トレイに対するシートの満載を検知することができる。
特開2006-306536号公報
しかしながら、特許文献1の従来のシート処理装置は、排紙トレイに向かうシートが満載検知フラグに接触しながら移動するので、搬送抵抗が生じることが課題であった。また、シート後処理装置の処理トレイ上のシートの有無を検知するために反射型の光センサーを配置することも考えられるが、処理トレイの周辺には可動部品が多く存在し、センサーがシートではなく、それら可動部品を検知してしまう誤検知が生じることが懸念された。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、搬送抵抗や誤検知を発生させることなく、処理トレイに滞留するシートを適正に検知し、滞留の悪化を抑制することが可能なシート後処理装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のシート後処理装置は、処理トレイ、処理ユニット、排出口、排出ローラー対、排出トレイ、搬送部、引込部、検知部及び制御部を備える。処理トレイは、シートが積載される。処理ユニットは、処理トレイに積載されたシートに後処理を施す。排出口は、処理トレイのシート搬送方向下流側に配置される。排出ローラー対は、排出口に配置される。排出トレイは、排出ローラー対の正回転により排出口から排出されたシートが積載される。搬送部は、処理トレイに積載されたシートを排出口に向けて搬送する。引込部は、処理トレイに対向して搖動自在に支持され、処理トレイに積載されたシートに対して上方から接触、離間が可能であり、排出ローラー対の逆回転により処理トレイに搬送されたシートを処理トレイのシート搬送方向上流端に向けて移動させる。検知部は、処理トレイに積載されたシートに接触した引込部の、所定位置を越える上方への変位を検知する。制御部は、排出ローラー対、搬送部及び引込部の動作を制御する。さらに、制御部は、引込部を用いてシートを処理トレイのシート搬送方向上流端に向けて移動させた後、引込部の上方への変位に係る検知信号を検知部から取得した場合に、処理トレイへの次回のシートの搬送を禁止する。
本発明の構成によれば、処理トレイにおけるシートのジャムの検知に、処理トレイに搬送されたシートを処理トレイのシート搬送方向上流端に向けて移動させるための引込部を用いることができる。すなわち、ジャムを検知するためにシートに接触する部材を別途設ける必要がない。そして、ジャムを検知し、直ちに処理トレイへの次回のシートの搬送を禁止することができる。したがって、搬送抵抗や誤検知を発生させることなく、処理トレイに滞留するシートを適正に検知し、滞留の悪化を抑制することが可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るシート後処理装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るシート後処理装置の引込部周辺を示す正面図であって、引込部を処理トレイ上のシートから離間させた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート後処理装置の引込部周辺を示す正面図であって、引込部を処理トレイ上のシートに接触させた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート後処理装置の引込部周辺を示す正面図であって、処理トレイ上のシートにジャムが生じた状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
最初に、本発明の実施形態の画像形成システムについて、その概略構成を図1を用いて説明する。図1は画像形成システムの概略構成を示す断面図の一例である。画像形成システムSは画像形成装置101及びシート後処理装置1を備える。
画像形成装置101は、例えばプリント(印刷)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送信等の機能を備えた所謂複合機である。画像形成装置101は、図1に示すようにシート供給部102、シート搬送部103、画像形成部104、転写部105、定着部106、シート排出部107及び本体制御部108を備える。
シート供給部102は複数枚のシートPを収容し、印刷時にシートPを1枚ずつ分離して送り出す。シート搬送部103はシート供給部102から送り出されたシートPを転写部105及び定着部106へと搬送し、さらに定着後のシートPをシート排出部107まで搬送する。
画像形成部104は、図1における反時計回りに回転可能に支持された像担持体である感光体ドラム104aを備える。画像形成部104は感光体ドラム104aの表面にトナー像を形成する。転写部105は感光体ドラム104aの表面のトナー像をシートPに転写する。定着部106はトナー像が転写されたシートPを加熱、加圧してトナー像をシートPに定着させる。
シート排出部107は切替爪107aを有する。シート排出部107は切替爪107aを用いて、定着後のシートPを胴内排出部111或いは中継ユニット112に振り分ける。胴内排出部111は正面に開口を有し、正面側から印刷後のシートPが取り出される。中継ユニット112は、そのシート搬送方向下流端がシート後処理装置1に連結される。中継ユニット112に送られたシートPは中継ユニット112内を通過し、シート後処理装置1に搬送される。
本体制御部108は不図示のCPUや画像処理部、その他の電子回路や電子部品を含む。本体制御部108は中央演算処理装置であるCPUと画像処理部とを利用し、不図示の記憶部に記憶、入力されたプログラム、データに基づき画像形成装置101の各構成要素を制御して一連の画像形成動作、印刷動作を実現する。シート供給部102、シート搬送部103、画像形成部104、転写部105、定着部106及びシート排出部107等はそれぞれ、本体制御部108から個別に指令を受け、それら構成要素が連動してシートPへの画像形成を実施する。
シート後処理装置1は画像形成装置101の側面に対して着脱可能に連結される。なお、シート後処理装置1は複合機のほか、例えばレーザープリンターやインクジェットプリンターなどにも同様に連結可能である。シート後処理装置1は、図1に示すようにシート搬入口2、シート排出路3、処理トレイ4、排出トレイ5、パンチ部6、綴じ部(処理ユニット)7及び後処理制御部8を備える。
シート搬入口2は画像形成装置101の中継ユニット112と対向する側面に設けられ、開口する。中継ユニット112を通過したシートPはシート搬入口2を通ってシート後処理装置1の内部に搬入される。
シート排出路3はシート搬入口2から処理トレイ4の上方まで延びる。処理トレイ4はシート排出路3の下流部の下方に配置される。シート排出路3を通して処理トレイ4まで搬送された複数のシートPは処理トレイ4に積載され、後処理が実施される。排出トレイ5は処理トレイ4のシート搬送方向の下流側に配置される。なお、綴じ部7による後処理が実施されない場合、シートPは処理トレイ4に積載されることなく排出トレイ5まで搬送される。
処理トレイ4及び排出トレイ5はシート載置面がシート搬送方向の下流側に向かうにつれて上昇する傾斜を有する。処理トレイ4で後処理が完了したシートPは排出トレイ5に排出され、取り出される。
パンチ部6はシート排出路3の上流端であるシート搬入口2から下流端までの中間部に配置される。シート後処理装置1はパンチ部6を用いて、シート排出路3を搬送されるシートPに対して穿孔処理を施し、パンチ穴を形成することができる。
綴じ部7は処理トレイ4のシート搬送方向の上流側に配置される。シート後処理装置1は綴じ部7を用いて、処理トレイ4に積載されたシートPの束に対して綴じ処理(後処理)を施し、シート束を綴じることができる。
後処理制御部8は不図示のCPUやその他の電子回路や電子部品を含む。後処理制御部8は本体制御部108と通信可能に接続される。後処理制御部8は本体制御部108から指令を受け、中央演算処理装置であるCPUを利用し、不図示の記憶部に記憶、入力されたプログラム、データに基づきシート後処理装置1の各構成要素を制御して一連の後処理動作を実現する。シート排出路3、処理トレイ4、パンチ部6及び綴じ部7等はそれぞれ、後処理制御部8から個別に指令を受け、それら構成要素が連動してシートPへの後処理を実施する。
続いて、シート後処理装置1について、その構成を図2を用いて説明する。図2はシート後処理装置1の構成を示す断面図の一例である。
シート後処理装置1は、図2に示すシート排出路3、処理トレイ4及び排出トレイ5に加えて、中間ローラー対9、排出口10、排出ローラー対11、搬送部12、引込部20及び検知部30を備える。
中間ローラー対9はシート排出路3におけるパンチ部6(図1参照)のシート搬送方向下流側に配置される。中間ローラー対9の回転軸はシート搬送方向に直交し、且つシート幅方向(図2紙面に対して垂直な方向)に沿って延びる。中間ローラー対9はシート幅方向に沿って間隔を空けて複数設けられる。中間ローラー対9はシート排出路3を搬送されるシートPを、さらに下流側の排出口10に向けて搬送する。なお、中間ローラー対9よりもシート搬送方向下流側の直下に処理トレイ4が位置する。
排出口10は中間ローラー対9のシート搬送方向下流側、且つ処理トレイ4のシート搬送方向下流側に配置される。処理トレイ4で後処理が完了したシートPは、排出口10を通して排出トレイ5に向けて排出される。
排出ローラー対11は排出口10に配置される。排出ローラー対11の回転軸はシート搬送方向に直交し、且つシート幅方向(図2紙面に対して垂直な方向)に沿って延びる。排出ローラー対11は上側排出ローラー11a及び下側排出ローラー11bを備える。上側排出ローラー11aは不図示の駆動モーターに連結され、シートPを排出トレイ5側に送る正回転と、シートPを処理トレイ4側に送る逆回転とが可能である。下側排出ローラー11bは上側排出ローラー11aに接触して従動回転する。上側排出ローラー11aの回転は後処理制御部8が制御する。
なお、上側排出ローラー11aはアーム13に支持される。アーム13はシート搬送方向に沿って延び、シート搬送方向の下流端側の一端で上側排出ローラー11aを保持し、上流端側の一端でシート幅方向に沿って延びる回転軸13a回りに揺動可能に支持される。アーム13は不図示の駆動モーターに連結され、回転軸13a回りに上側排出ローラー11aを支持する一端側が揺動される。このアーム13の揺動により、上側排出ローラー11aは下側排出ローラー11bに対して接触、離間する。図2に示すように、上側排出ローラー11aが下側排出ローラー11bに接触することで、互いの接触部にシートPの搬送ニップが形成される。アーム13の揺動は後処理制御部8が制御する。
排出ローラー対11の正回転により、排出口10から排出されたシートPが排出トレイ5に積載される。また、排出ローラー対11の搬送ニップでシートPを保持し、当該シートPの搬送方向上流端が中間ローラー対9の搬送ニップから離れた状態において、排出ローラー対11の逆回転すると、当該シートPは処理トレイ4に搬送される。
処理トレイ4に係る動作は、例えば次の通りである。シートPは、排出ローラー対11が離間した状態で、中間ローラー対9によって処理トレイ4へ搬送される。シートPの搬送方向上流端が処理トレイ4に到達した時点で、排出ローラー対11を閉じる。排出ローラー対11を逆回転させ、シートPを搬送方向上流側に移動させる。このとき、引込部20を揺動させ、後述する可動コロ23をシートPの上面に接触させる。さらに、可動コロ23を回転させて、シートPを搬送方向上流側に移動させ、シートPを綴じ部7による後処理位置に位置決めする。そして、引込部20を上方に退避させる。2枚目以降も同様の処理を繰り返し、シート束を綴じ部7による後処理位置に整合させる。所定枚数のシート束が形成されると、後処理が実施される。続いて、シート束が搬送部12によって所定位置まで押し上げられる。そして、排出ローラー対11を閉じてシート束を挟み、排出ローラー対11を正回転させて、シート束を排出トレイ5まで搬送する。
また、処理トレイ4は上流端接触部材4aを備える。上流端接触部材4aは処理トレイ4のシート搬送方向上流部に配置される。上流端接触部材4aは、排出ローラー対11の逆回転によって排出口10側から処理トレイ4に搬送されたシートPの搬送方向上流端が接触し、複数のシートPの搬送方向上流端の位置を揃える。
搬送部12は処理トレイ4に設けられる。搬送部12は搬送部材12aを備える。搬送部材12aはシート幅方向に並べられた、同じ構成の一対が設けられる。搬送部材12aは搬送部12の不図示の駆動機構により、図2の矢線Rで表された長円形状に沿って反時計回りに循環する。
搬送部材12aは処理トレイ4のシート搬送方向上流部、上流端接触部材4aの配置箇所付近でシートPの載置面よりも上方に現れる。そして、搬送部材12aは処理トレイ4のシートPの載置面と平行に下流側に向かって移動することで、処理トレイ4に積載されたシートPを排出口10に向けて搬送する。搬送部材12aは処理トレイ4のシート搬送方向下流部、排出口10の配置箇所付近に到達すると、シートPの載置面よりも下方に隠れる。そして、シートPの載置面よりも下方において、搬送部材12aは処理トレイ4のシートPの載置面と平行に上流側に向かって移動する。搬送部材12aの動作は後処理制御部8が制御する。
引込部20及び検知部30は処理トレイ4のシート搬送方向上流部の上方に配置される。引込部20は処理トレイ4に対向して搖動自在に支持される。引込部20の動作は後処理制御部8が制御する。また、検知部30の検知信号は後処理制御部8に送信される。
続いて、引込部20及び検知部30について、その詳細な構成を図2に加えて図3~図5を用いて説明する。図3は引込部20周辺を示す正面図であって、引込部20を処理トレイ4上のシートPから離間させた状態を示す図である。図4は引込部20周辺を示す正面図であって、引込部20を処理トレイ4上のシートPに接触させた状態を示す図である。図5は引込部20周辺を示す正面図であって、処理トレイ4上のシートPにジャムが生じた状態を示す図である。
引込部20は、図2及び図3に示す揺動軸21、揺動部材22、可動コロ23及び被検知部24を備える。
揺動軸21は中間ローラー対9の下側中間ローラー9bの回転軸と軸線が一致するように設けられる。揺動軸21は下側中間ローラー9bの回転軸として共用する構成であっても良い。揺動軸21はシート幅方向に沿って延びる。揺動軸21は揺動部材22を回転可能に支持する。
揺動軸21は揺動部材22を支持する部分に、径方向外側に突出する突出部21aを2つ備える。2つの突出部21aは揺動軸21の中心軸線に関して対称となる位置に配置される。すなわち、2つの突出部21aは揺動軸21の中心軸線を隔てて、互いに反対側に配置される。例えば、突出部21aは揺動軸21を貫通するピンで構成される。
揺動部材22はシート搬送方向に沿って延びる一対の側板22a及びそれらを連結する不図示の連結板から成るフレームで構成される。揺動部材22は、長手方向の一端側が揺動軸21を中心として回転可能に支持され、他端側が揺動して変位する。なお、揺動部材22は揺動軸21よりも、処理トレイ4のシート搬送方向上流側、すなわち図2及び図3において揺動軸21よりも右方に配置される。
揺動部材22は側板22aの被支持側の一端に設けられた断面略円形の軸受22bを備える。軸受22bには揺動軸21が挿入される。
軸受22bは軸孔22c及び張出部22dを備える。軸孔22cは側板22aをシート幅方向に貫通し、揺動軸21を支持する。張出部22dは軸孔22cの内周面から径方向外側に向かって孔を拡張する。張出部22dは軸受22bの、揺動軸21の突出部21aに対応する2箇所に設けられる。2箇所の張出部22dは揺動軸21の中心軸線に関して対称となる位置に配置される。すなわち、2箇所の張出部22dは揺動軸21の中心軸線を隔てて、互いに反対側に配置される。2箇所の張出部22dそれぞれには、突出部21aが挿入される。
張出部22dは突出部21aが周方向に所定領域で相対変位可能な、正面から見て扇形状の間隙22eを有する。間隙22eの扇形状の間隙22eは、揺動軸21と交差する方向に沿って拡がる。
可動コロ23は揺動部材22の、揺動軸21に支持された側とは反対の一端側に取り付けられる。可動コロ23はシート幅方向に沿って延びる軸部23aを中心として回転可能に揺動部材22に取り付けられる。可動コロ23は不図示の駆動モーターによって回転軸23a回りに回転される。可動コロ23は揺動部材22の揺動によって処理トレイ4に接近し、その周面が処理トレイ4に積載されたシートPに上方から接触する。これにより、引込部20は処理トレイ4に搬送されたシートPを処理トレイ4のシート搬送方向上流端に向けて移動させる。可動コロ23の回転は後処理制御部8が制御する。
ここで、揺動軸21は可動コロ23の駆動モーターとは異なる不図示の駆動モーターによってその軸線回りに回転される。そして、揺動部材22の、可動コロ23が設けられた一端側が揺動される。これにより、引込部20の可動コロ23は処理トレイ4に積載されたシートPに対して上方から接触、離間が可能である。揺動軸21の回転は後処理制御部8が制御する。
例えば、揺動軸21はステッピングモーターによって回転する。揺動部材22の揺動側の一端に設けられた可動コロ23は、シートPの積載枚数に応じて、予め定められた所定位置(処理トレイ4上面に対する所定高さ)まで移動する。このとき、ステッピングモーターに対して所定のパルス数が送られ、位置制御が実施される。可動コロ23は、所定位置で停止した揺動部材22に対して、さらに軸受22bの間隙22eの領域の範囲で重力の作用で下方に、シートPに向かって移動することができる。これにより、可動コロ23がシートPを圧して接触する。
被検知部24は揺動部材22の揺動側の一端付近に設けられる。被検知部24は揺動部材22を構成するフレームである側板22a自体の一部である。なお、被検知部24は揺動部材22に対する別部材として構成し、揺動部材22に取り付けることにしても良い。被検知部24は検知部30が揺動部材22の変位を検知するために用いられる。
検知部30は揺動部材22の揺動側の一端の揺動経路上に設けられる。検知部30は処理トレイ4の上方に、所定の高さで処理トレイ4から離間されて、配置される。検知部30は、例えば不図示の発光部及び受光部を有するフォトインタラプタ等の透過型の光センサーで構成される。検知部30は揺動部材22が揺動した場合に、その光路を被検知部24が通過する位置に配置される。検知部30は処理トレイ4に積載されたシートPに接触した引込部20の、所定位置を越える上方への変位を検知する。
次に、引込部20の動作について、図3~図5を用いて説明する。
処理トレイ4に積載されたシートPに対して可動コロ23を離間させる場合、図3に示すように揺動軸21を反時計回りに所定角度まで回転させる。揺動部材22が揺動軸21よりも、処理トレイ4のシート搬送方向上流側に配置されるので、揺動部材22に対する重力の作用により、揺動軸21の突出部21aが、その反時計方向側に位置する張出部22dの内面に接触する。これにより、揺動部材22が揺動軸21を中心として反時計回りに所定角度まで回転する。そして、可動コロ23が処理トレイ4から離間し、処理トレイ4の上方の所定の高さで維持される。
なおこのとき、揺動部材22の被検知部24は検知部30の光路を遮蔽しない。また、仮に、被検知部24が検知部30の光路を遮蔽する場合であっても、この段階では、後処理制御部8が検知部30の検知信号を利用しないようにする。
続いて、処理トレイ4に積載されたシートPを可動コロ23を接触させる場合、図4に示すように揺動軸21を時計回りに所定角度まで回転させる。これにより、揺動部材22に対する重力の作用で、揺動部材22が揺動軸21を中心として時計回りに回転する。そして、可動コロ23が処理トレイ4に積載されたシートPに上方から接触する。
ここで、可動コロ23に連結された不図示の駆動モーターを回転駆動させると、処理トレイ4に搬送されたシートPを処理トレイ4のシート搬送方向上流端、すなわち上流端接触部材4aに向けて移動させることができる。
なお、張出部22dは突出部21aが周方向に所定領域で相対変位可能な間隙22eを有する。したがって、可動コロ23が処理トレイ4に積載されたシートPに上方から接触した場合に、揺動部材22の揺動側の一端が、間隙22eの領域の範囲で上方に向かって反時計回りに回転変位可能である。
このため、図5に示すように処理トレイ4に積載されたシートPにジャムが生じた場合、揺動部材22の揺動側の一端が、上方に向かって反時計回りに回転変位する。処理トレイ4に積載されたシートPにジャムが生じると、揺動部材22が所定位置を越えて上方まで変位する。この揺動部材22の変位は、被検知部24が検知部30の光路を通過することで、検知部30によって検知される。
そして、後処理制御部8は、引込部20を用いてシートPを処理トレイ4のシート搬送方向上流端に向けて移動させた後、引込部20の上方への変位に係る検知信号を検知部30から取得した場合に、処理トレイ4への次回のシートPの搬送を禁止する。
この構成によれば、処理トレイ4におけるシートPのジャムの検知に、処理トレイ4に搬送されたシートPを処理トレイ4のシート搬送方向上流端に向けて移動させるための引込部20を用いることができる。すなわち、ジャムを検知するためにシートPに接触する部材を別途設ける必要がない。そして、ジャムを検知し、直ちに処理トレイ4への次回のシートPの搬送を禁止することができる。したがって、搬送抵抗や誤検知を発生させることなく、処理トレイ4に滞留するシートPを適正に検知し、滞留の悪化を抑制することが可能である。
そして、引込部20は、上記構成の転軸21、揺動部材22、可動コロ23及び被検知部24を備える。これにより、引込部20は、簡便な構成によって、処理トレイ4に搬送されたシートPを処理トレイ4のシート搬送方向上流端に向けて移動させることができ、且つ処理トレイ4におけるシートPのジャムを検知することが可能になる。
また、被検知部24が、揺動部材22を構成するフレームである側板22a自体であるので、被検知部24を別部材として別途用意する必要がない。これにより、部品点数の削減、組立工数の低減を図ることが可能になる。
また、引込部20において、揺動軸21が突出部21aを備え、揺動部材22が軸受22b及び張出部22dを備える。そして、可動コロ23が処理トレイ4に積載されたシートPに上方から接触した場合に、揺動部材22の揺動側の一端が、張出部22dの間隙22eの領域の範囲で上方に向かって回転変位可能である。
この構成によれば、重力の作用によって、可動コロ23を処理トレイ4に積載されたシートPに接触させることができ、さらにシートPにジャムが生じた場合に、容易に揺動部材22の揺動側の一端が変位可能な状態にすることができる。
なお、引込部20及び検知部30によるジャム検知はシート後処理装置1を用いたジョブの開始時に実施され、シートPが検出された場合にはジョブが中止される。また、処理トレイ4へのシートPの積載ジョブ中、シートPが所定枚数以上になった場合にジャムが検知されても、その検知は無視される。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、画像形成システムSの画像形成装置101がモノクロ印刷用の画像形成装置であることとしたが、このような機種に限定されるわけではない。画像形成装置は、例えばカラー印刷用の画像形成装置であっても構わない。
本発明は画像形成装置のシート後処理装置、及びそのシート後処理装置を備えた画像形成システムにおいて利用可能である。
1 シート後処理装置
4 処理トレイ
5 排出トレイ
7 綴じ部(処理ユニット)
8 後処理制御部(制御部)
10 排出口
11 排出ローラー対
12 搬送部
20 引込部
21 揺動軸
21a 突出部
22 揺動部材
22a 側板
22b 軸受
22c 軸孔
22d 張出部
22e 間隙
23 可動コロ
24 被検知部
30 検知部
101 画像形成装置
S 画像形成システム

Claims (3)

  1. シートが積載される処理トレイと、
    前記処理トレイに積載された前記シートに後処理を施す処理ユニットと、
    前記処理トレイのシート搬送方向下流側に配置された排出口と、
    前記排出口に配置された排出ローラー対と、
    前記排出ローラー対の正回転により前記排出口から排出された前記シートが積載される排出トレイと、
    前記処理トレイに積載された前記シートを前記排出口に向けて搬送する搬送部と、
    前記処理トレイに対向して揺動自在に支持され、前記処理トレイに積載された前記シートに対して上方から接触、離間が可能であり、前記排出ローラー対の逆回転により前記処理トレイに搬送された前記シートを前記処理トレイのシート搬送方向上流端に向けて移動させる引込部と、
    前記処理トレイに積載された前記シートに接触した前記引込部の、前記処理トレイ上の前記シートの積載枚数に応じて予め定められた所定位置を越える上方への変位を検知する検知部と、
    前記排出ローラー対、前記搬送部及び前記引込部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記引込部は、
    前記シート搬送方向に直交するシート幅方向に沿って延びる揺動軸と、
    前記シート搬送方向に延びる一端側が前記揺動軸を中心として回転可能に支持され、他端側が揺動して変位する揺動部材と、
    前記揺動部材の前記他端側に回転可能に設けられて前記処理トレイに積載された前記シートに上方から接触する可動コロと、
    を備え、
    前記揺動軸は、径方向外側に突出する突出部を備え、
    前記揺動部材は、
    前記シート搬送方向に沿って延びる一対の側板と、
    前記側板の被支持側の一端に設けられて前記揺動軸が挿入される軸受と、
    を備え、
    前記軸受は、
    前記揺動軸を支持する軸孔と、
    前記軸孔の内周面から径方向外側に向かって孔を拡張して前記突出部が挿入され、前記突出部が周方向に所定領域で相対変位可能な間隙を有する張出部と、
    を備え、
    前記揺動部材は、前記可動コロが前記処理トレイに積載された前記シートに上方から接触した場合に、前記間隙の領域の範囲で上方に向かって回転変位可能であり、
    前記制御部は、前記揺動軸を回転させて、前記揺動部材を前記所定位置で停止させ、前記可動コロを前記処理トレイに積載された前記シートに上方から接触させ、前記可動コロを回転させて前記シートを前記処理トレイの前記シート搬送方向上流端に向けて移動させた後、前記引込部の前記所定位置を越える上方への変位に係る検知信号を前記検知部から取得した場合に、前記処理トレイへの次回のシートの搬送を禁止することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記引込部は、前記検知部が前記揺動部材の変位を検知するための被検知部を備え、
    前記被検知部は、前記揺動部材を構成するフレーム自体であることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシート後処理装置と、
    前記シート後処理装置に連結され、シートに画像を形成するとともに画像形成後のシートを前記シート後処理装置に搬送する画像形成装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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