JP2019003037A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体のダウンタイムを低減すると共に、紙詰まりが発生した際のユーザの負荷を軽減することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、用紙Pを搬送するユニット20等と、搬送された用紙Pに画像を形成する画像形成ユニット10と、搬送路に設けられ、用紙を反転させる反転部50と、反転部50の下流側に近接して設けられた用紙の退避部90と、紙詰まりが発生した際、紙詰まりの原因となった用紙P以外の用紙Pを退避部90に退避させるCPU111とを有し、CPU111は、退避部に退避させた用紙Pの搬送方向の長さが所定値を超える場合であって、紙詰まり発生後の反転排紙ジョブ又は両面印刷ジョブを実行する際は、画像形成動作を一旦停止させる一方、退避部に退避させた用紙Pの搬送方向の長さが所定値以下である場合は、紙詰まり発生後の反転排紙ジョブ又は両面印刷ジョブであっても画像形成動作を続行させる。【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、紙詰まり時に搬送路に滞留した用紙を退避させる退避部を備えた画像形成装置に関する。
通常の複写機では紙詰まりが発生した場合、操作部に紙詰まり箇所が表示され、ユーザに対して紙詰まりの原因となった用紙を手動で取り除くように報知される。また、給紙アクセサリや排紙アクセサリを接続した複写機では、給紙された用紙を搬送する搬送距離が長くなり、より多くの用紙が装置内で搬送される。このため、紙詰まりが発生するとジャム紙だけでなく搬送路上の複数の箇所の滞留紙を取り除く必要があり、紙詰まり発生時におけるユーザの負荷は予想以上に大きかった。
そこで、紙詰まりが発生した際のユーザの負荷を軽減するために、紙詰まりが発生した際に、当該紙詰まりの原因となった用紙以外の搬送路上の滞留紙を一時的に退避させるための退避部を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2009−220966号公報
しかしながら、上記従来技術では、紙詰まりが発生する度に、退避部に収容された滞留紙をユーザによって取り除かせるという取り扱いがなされている。このため、退避部に収容された用紙が紙詰まり処理後のリカバリー印刷時の用紙搬送に影響を与えない場合であっても、紙詰まりが発生する度に、ユーザが滞留紙を取り除かなければならないので、装置本体のダウンタイムが増加するという問題がある。また、ユーザが滞留紙を取り除く回数が増加して紙詰まり時におけるユーザの負荷が増大するという問題もある。
本発明は、滞留紙を退避させるための退避部が設けられた画像形成装置において、装置本体のダウンタイムを低減することができると共に、紙詰まりが発生した際のユーザの負荷を軽減させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された用紙を排出する排出手段と、前記搬送路に設けられ、用紙の表裏を反転させる反転手段と、前記反転手段の下流側に近接して設けられ、前記排出手段により排出されない用紙が収容される退避部と、紙詰まりが発生した際、当該紙詰まりの原因となった用紙以外の用紙であって前記搬送路内に滞留する用紙を前記退避部に収容させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記退避部に搬送方向の長さが所定値を超える用紙が収容されている場合、紙詰まり発生後に前記反転手段を使用する印刷ジョブを開始することを禁止し、前記退避部に搬送方向の長さが所定値以下である用紙が収納されている場合は、前記紙詰まり発生後に前記反転手段を使用する印刷ジョブの開始を許可するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、退避部に収容させた用紙の搬送方向の長さが所定値を超えた場合は、紙詰まり発生後の反転排紙ジョブ又は両面印刷ジョブを実行する際は、画像形成動作を一旦停止させる。一方、退避部に収容させた用紙の搬送方向の長さが所定値以下の場合には、紙詰まり発生後の反転排紙ジョブ又は両面印刷ジョブであっても印刷を続行させる。これによって、装置本体のダウンタイムを低減できると共に、紙詰まりが発生した際のユーザの負荷を軽減することができる。
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置で実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。 図1の画像形成装置における反転搬送ユニットと退避部の構成及び動作を示す図である。 用紙サイズと用紙干渉との関係を説明するための図である。 操作部の表示画面を示す図である。 両面反転ジョブにおける反転・両面センサ、反転・両面駆動モータ及び反転・両面フラッパソレノイドのタイミングチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
図1において、画像形成装置100は、カラーの画像形成装置であり、画像出力部100Pと、該画像出力部100Pの上部に配置されたリーダー部104及び操作部105とで主として構成されている。画像出力部100Pは、操作部105を介して操作されることにより、リーダー部104で読み取った原稿画像を複写し、又は、図示省略したハードディスクドライブ等に記録された画像データに基づいて画像を出力する。
画像出力部100Pは、画像形成ユニット10、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、反転搬送ユニット50、両面搬送ユニット60、排紙搬送ユニット70、制御ユニット80及び退避部90を備えている。
画像形成ユニット10は、水平方向に沿って並設された4つの画像形成ステーションa〜dを備えている。4つの画像形成ステーションa〜dの構成は同一である。すなわち、各画像形成ステーションa〜dは、それぞれ、その中心で軸支され、回転駆動される像担持体としての感光ドラム11a〜11dを備えている。感光ドラム11a〜11dは、それぞれ、図1中矢印方向に回転する。各感光ドラム11a〜11dの外周面に対向するようにその回転方向に沿ってそれぞれ一次帯電装置12a〜12d、光学系13a〜13d、現像装置14a〜14d、及びクリーニング装置15a〜15dが配置されている。
一次帯電装置12a〜12dは、対応する感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。光学系13a〜13dは、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービーム等の光線を対応する感光ドラム11a〜11d上に露光させて、各感光ドラム11a〜11d上に静電潜像を形成する。現像装置14a〜14dは、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナーを収納しており、対応する感光ドラム11a〜11dに形成された静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成して顕像化する。感光ドラム11a〜11d上に形成されたトナー像は、それぞれ後述する中間転写ユニット30の1次転写装置としての1次転写ローラ35a〜35dに所定の転写電圧が印加されることによって、中間転写ベルト31に重なるように転写されてカラー画像となる。クリーニング装置15a〜15dは、中間転写ベルト31に転写されないで感光ドラム11a〜11d上にそれぞれ残留する残留トナーを掻き落として感光ドラム11a〜11dの表面を清掃する。
給紙ユニット20は、記録紙としての用紙Pを収納するカセット21及びカセット21から用紙Pを送り出すピックアップローラ22を備えている。給紙ユニット20は、手差トレイ97及び手差トレイ97から用紙Pを送り出す手差ピックアップローラ96を備えている。また、給紙ユニット20は、レジストレーションローラ対26、離間可能なレジ前ローラ対27、カセット21から送り出された用紙Pをレジストレーションローラ対26まで搬送する複数の搬送ローラ対23、及び搬送ガイド24を備えている。レジストレーションローラ対26の上流側の搬送路上には、用紙Pの有無を検知するレジセンサ28が配置されている。また、レジストレーションローラ対26の下流側の搬送路上には二次転写前センサ29が配置されている。なお、カセット21には、該カセット21に収容された用紙Pのサイズを検出するサイズ検知器としてのセンサが設けられている。
ピックアップローラ22はカセット21から用紙Pを送り出し、送り出された用紙Pは、搬送ローラ対23によってレジストレーションローラ対26まで搬送される。一方、手差トレイ97から用紙Pを給紙する場合、手差ピックアップローラ96は手差トレイ97から用紙Pを送り出し、送り出された用紙Pは、レジ前ローラ対27によってレジストレーションローラ対26まで搬送される。レジストレーションローラ対26は、画像を形成するタイミングに合わせて用紙Pを後述する中間転写ユニット30の二次転写領域Teに向けて送り出す。
中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31を備えている。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、テンションローラ33及び二次転写内ローラ34によって回転可能に張架されている。駆動ローラ32は、中間転写ベルト31に駆動力を伝達する。テンションローラ33は、中間転写ベルト31に適度な張力を与える。中間転写ベルト31を挟んで二次転写内ローラ34と対向するように二次転写外ローラ36が配置されている。二次転写内ローラ34と二次転写外ローラ36との当接部が二次転写領域Teとなる。中間転写ベルト31を介して各感光ドラム11a〜11dとそれぞれ対向するように、一次転写ローラ35a〜35dが配置されている。感光ドラム11a〜11dと一次転写ローラ35a〜35dとの当接部がそれぞれ一次転写領域Ta〜Tdとなる。中間転写ベルト31を介してテンションローラ33と対向するようにクリーニング装置37が配置されている。クリーニング装置37は、中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングする。
定着ユニット40は、定着ローラ41aと、当該定着ローラ41aに加圧される加圧ローラ41bを備えている。定着ローラ41aは、内部にハロゲンヒータ等の熱源を備えている。また、加圧ローラ41bが熱源を備える場合もある。定着ユニット40の定着前ガイド43には、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとのニップ部へ用紙Pを搬入する定着前ローラ対42が設けられている。
排紙搬送ユニット70は、内排紙ローラ対71、外排紙ローラ対72及びフラッパ73を備えている。内排紙ローラ対71は、定着ユニット40で画像が熱定着された用紙Pを搬送する。排出手段としての外排紙ローラ対72は、用紙Pを装置本体の外部に向けて排紙する。フラッパ73は、用紙Pの搬送先を、反転部としての反転搬送ユニット50方向か又は外排紙ローラ対72方向かに切り替える。
反転・両面搬送路としての反転搬送ユニット50は、反転・両面ローラ対51、反転・両面搬送ガイド52、排紙フラッパ53、反転・両面フラッパ54、反転・両面センサ91及び反転・両面駆動モータ93を備えている。反転・両面ローラ対51は、反転・両面駆動モータ93によって駆動し、正転、逆転可能に構成されている。排紙フラッパ53は、反転排紙時、反転・両面搬送ガイド52において反転された用紙Pを排紙搬送ユニット70の外排紙ローラ対72方向に導く。反転・両面フラッパ54は、反転・両面フラッパソレノイド95によって駆動し、両面印刷ジョブ実行時に用紙Pを後述する両面搬送ユニット60方向に導く。反転・両面センサ91は、反転排紙時及び両面印刷時に用紙Pの先端部及び後端部を検知する。
両面搬送ユニット60は、用紙Pを搬送する両面搬送ローラ対61と、用紙Pをガイドする両面搬送ガイド62を備えている。
制御ユニット80は、CPU111を内蔵している。CPU111は、上述の各ユニット内の各種機構を制御して種々の動作を実行させる。
搬送路内に滞留した滞留紙を退避させるための退避部90は、反転搬送ユニット50における用紙Pを反転させるための搬送路の先端部に、反転搬送ユニット50に近接するように設けられている。退避部90は、退避部残留紙センサ92、用紙止め部90Y及び用紙止め部90Xを備えている。退避部残留紙センサ92は、退避部90に用紙が収容されているか否かを検知する。用紙止め部90Yは、退避部90に送り出された用紙の搬送方向先端部に当接する。用紙止め部90Xは、用紙止め部90Yに当接して跳ね返った用紙の他端部に当接して当該用紙Pを停止させる。
次に、図1の画像形成装置100の制御構成についいて説明する。
図2は、図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
図2において、画像形成装置100は、制御部としてのCPU111を備えている。CPU111は、操作部105、画像メモリ107、ROM108、RAM112にそれぞれ接続されている。また、CPU111は、反転・両面駆動モータ93、反転・両面フラッパソレノイド95、反転・両面センサ91、退避部残留紙センサ92、ピックアップモータ94、及び手差ピックアップモータ98にそれぞれ接続されている。
CPU111は、画像形成装置100の各部を中央制御し、ROM108に格納された各種プログラムをRAM112に展開することによって各種処理を実行する。
操作部105は、各種キーを有するキー操作部を備え、ユーザによるキー操作部への各種操作入力(片面/両面印刷モード、反転排紙モード、用紙サイズ、用紙の坪量、印刷枚数など)を受付け、入力された操作信号をCPU111に出力する。操作部105には、ユーザに各種情報を報知するための表示部が設けられている。また、操作部105には、ユーザが用紙Pのサイズを設定するための設定部が設けられている。画像メモリ107は、外部機器から受信した画像データ等の情報を一時記憶する記憶部である。ROM108は、情報読み出し専用の記憶部である。
ピックアップモータ94は、CPU111からの駆動信号を受けてピックアップローラ22を駆動してカセット21から用紙Pを給紙する。また、手差ピックアップモータ98は、CPU111の駆動信号を受信して手差ピックアップローラ96を駆動して手差トレイ97から用紙Pを給紙する。用紙Pは、最終的に図示省略した排紙トレイに排出される。
反転・両面センサ91は、発光素子及び受光素子を備え、反転搬送ユニット50で搬送される用紙Pの後端部及び先端部を検知して検知結果をCPU111に出力する。反転・両面駆動モータ93は、CPU111からCW/CCWの回転信号、駆動開始信号など駆動に必要な情報を受信して反転・両面ローラ対51を駆動する。また、用紙センサとしての退避部残留紙センサ92は、発光素子及び受光素子を備えた光学センサである。この光学センサは、退避部内の用紙に光を照射する発光素子及び用紙で反射した反射光を受光する受光素子を備え、退避部90に滞留紙が収容されているか否かを検知してその結果をCPU111に出力する。検知結果を受信したCPU111は、検知結果をRAM112に展開して記憶させる。反転・両面フラッパソレノイド95は、反転・両面フラッパ54を動作させて用紙Pの搬送先を切り替える。
次に、このような構成の画像形成装置100の動作について説明する。画像形成動作を開始するための動作開始信号が発せられると、まず、ピックアップローラ22がカセット21から用紙Pを1枚ずつ送り出す。次いで、搬送ローラ対23が、搬送ガイド24の間を案内して、用紙Pをレジ前ローラ対27を経てレジストレーションローラ対26まで搬送する。このとき、レジストレーションローラ対26は停止している。停止状態のレジストレーションローラ対26に当接した用紙Pはループを形成することによって当該用紙Pの斜行が矯正される。その後、画像形成ユニット10で画像が形成されるタイミングに併せてレジストレーションローラ対26が回転を開始する。レジストレーションローラ対26が回転を開始するタイミングは、用紙Pと、画像形成ユニット10から中間転写ベルト31上に転写されたトナー画像が二次転写領域Teで合致するようにそのタイミングが設定される。
一方、画像形成ユニット10では、画像形成動作を開始するための動作開始信号が発せられると、まず、上述したプロセスを経て中間転写ベルト31の回転方向の最も上流側にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が中間転写ベルト31に転写される。すなわち、感光ドラム11dに対向配置された1次転写ローラ35dに転写用の高電圧が印加されることによって一次転写領域Tdにおいて、感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が中間転写ベルト31に転写される。
中間転写ベルト31上に転写されたトナー画像は、次の1次転写領域Tcまで搬送される。感光ドラム11cには、感光ドラム11dに比べて画像形成ユニット相互間をトナー画像が搬送される時間だけ遅延して画像が形成されており、中間転写ベルト31に転写された先のトナー画像上にレジストを合わせて感光ドラム11cのトナー画像が転写される。以下、同等の工程が繰り返され、感光ドラム11d〜11a上にそれぞれ形成された4色のトナー画像が中間転写ベルト31上に重なるように転写される。
その後、用紙Pが2次転写領域Teに進入して中間転写ベルト31に接触すると、当該用紙Pの通過タイミングに合わせて2次転写外ローラ36に高電圧が印加される。2次転写外ローラ36に高電圧が印加されると、中間転写ベルト31上に形成されたトナー画像が用紙Pの表面に転写される。トナー画像が転写された用紙Pは、定着前ガイド43によって定着ユニット40の定着ローラ41aと加圧ローラ41bとのニップ部まで案内される。そして、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとの熱及びニップ圧力によって、トナー画像が用紙Pの表面に定着される。
トナー画像が定着された用紙Pは、内排紙ローラ対71によって送り出される。片面印刷時及び両面印刷時の裏面印刷後は、フラッパ73が、用紙Pを外排紙ローラ対72方向に導くように作動し、外排紙ローラ対72は、用紙Pを画像出力部100Pから外部に排紙する。一方、反転排紙ジョブ実行時や、両面印刷ジョブの表面印刷後に用紙Pの裏面に画像を形成する際は、フラッパ73は、用紙Pを反転搬送ユニット50方向に導くように作動する。反転搬送ユニット50に引き込まれた用紙Pは、反転・両面搬送ローラ対51により、反転・両面搬送ガイド52の下流側まで引き込まれて用紙Pの後端が反転・両面センサ91で検知されたタイミングで用紙Pの搬送が一旦停止される。その後、反転・両面搬送ローラ対51が逆回転し、用紙Pは反転・両面フラッパ54の作動によって反転排紙の場合は外排紙ローラ対72方向に搬送される。外排紙ローラ対72方向に搬送された用紙Pは、反転・両面フラッパ54を通過した後、排紙フラッパ53の作動によって、外排紙ローラ対72方向に導かれ、外排紙ローラ対72によって画像出力部100Pの外部に排出される。
一方、両面印刷ジョブの場合、用紙Pは反転・両面フラッパ54の作動によって両面搬送ユニット60方向に搬送される。両面搬送ユニット60に導かれた用紙Pは、両面搬送ローラ対61によって搬送され、両面搬送ガイド62に導かれて、給紙ユニット20の搬送ガイド24に沿って表面印刷時の搬送路に合流する。その後、表面印刷と同様のプロセスを経て用紙Pの裏面に画像が形成される。このようにして、表裏両面に画像が形成された用紙Pは、その後、外排紙ローラ対72によって画像出力部100Pの外部へ排出される。
画像形成中に紙詰まりが発生した場合、紙詰まりの原因となった用紙以外(記録紙以外)の用紙であって、定着ユニット40から下流側の搬送路上に滞留した画像定着後の用紙Pは、滞留紙として内排紙ローラ対71などによって退避部90方向へ送り出される。このとき、反転搬送ユニット50に引き込まれた滞留用Pは、反転・両面搬送ローラ対51により、反転・両面搬送ガイド52の下流側まで送り出される。なお、紙詰まりは、搬送路に配置される用紙を検出する各センサ(不図示のセンサを含む)を用いて検出される。
反転・両面搬送ガイド52の下流側まで送り出された滞留紙Ptは、その先端部が退避部90の用紙止め部90Yに突き当たって止まる。すなわち、用紙止め部90Yに先端部が当接して跳ね返った滞留紙Ptは、その後端部が用紙止め部90Xに突き当たって止まるので、滞留紙Ptは必ず用紙止め部90Xと用紙止め部90Yの間に収容される。
次に、図1の画像形成装置100で実行される印刷処理について説明する。
図3は、図1の画像形成装置100で実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。この印刷処理は、CPU111がROM108に格納された印刷処理プログラムに従って実行する。
図3において、印刷処理が開始されると、CPU111は、まず、ユーザによって操作部105から入力された各種操作(片面/両面印刷モード、用紙サイズ、用紙の坪量、印刷枚数など)を受け付けて予約ジョブを設定する(ステップS101)。予約ジョブは、例えば、複数の印刷ジョブからなる。予約ジョブを設定した後、CPU111は、退避部90に滞留紙が収容されているか否か、すなわち、退避部残留紙センサ92の出力がONか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102の判定の結果、退避部残留紙センサ92がONの場合(ステップS102で「YES」)、CPU111は、退避部90に滞留紙が収容されていると判断し、処理をステップS103に進める。
すなわち、CPU111は、予約ジョブの情報から反転搬送部50を使用して用紙の反転が行われる印刷ジョブが予約ジョブ内に入っているか否か判定する(ステップS103)。なお、用紙の反転が行われる印刷ジョブとしては、両面印刷やフェースダウン排紙(反転排紙)が指定されている片面印刷が含まれる。また、本実施の形態では、用紙Pの搬送方向の長さが所定値を超えるという第1の条件が満たされる場合であって、両面印刷ジョブ又は反転排紙を伴う片面印刷ジョブが実行されるという第2の条件が満たされる場合に、それ以外の場合と異なる取り扱いをする。以下の説明において、両面印刷ジョブ又は反転排紙を伴う片面印刷ジョブを、便宜上、「反転印刷ジョブ」として説明する。
ステップS103の判定の結果、反転印刷ジョブが予約ジョブ内に入っている場合(ステップS103で「YES」)、CPU111は、処理をステップS104に進める。すなわち、CPU111は、反転印刷ジョブに適用される用紙の搬送方向の寸法Zが、反転・両面センサ91から退避部90の用紙止め部90Xまでの距離Lに相当する長さよりも長いか否か判定する(ステップS104)。反転・両面センサ91から退避部90の用紙止め部90Xまでの距離Lは、反転搬送ユニット50内で用紙Pを反転させるために必要な搬送路の長さである。
ステップS104の判定の結果、用紙の搬送方向の寸法Zが上記の距離Lよりも長い場合(ステップS104で「YES」)、該ジョブの開始までに退避部90の用紙が取り除かれる必要がある。
即ち、紙詰まりが発生した際、滞留紙は、退避部90内に搬入して退避させられる。そして、退避部90内に滞留紙が収容されたままであると、用紙Pの搬送方向に沿った寸法Zが、反転・両面センサ91から退避部90の用紙止め部90Xまでの距離Lよりも長い場合、反転印刷ジョブの実行時に用紙同志の干渉が生じる虞がある。従って、反転印刷ジョブを開始する前に、ユーザに、退避部90内に収容された滞留紙を取り除かせる必要がある。即ち、反転印刷ジョブの開始が禁止される必要がある。
以下に、紙詰まりが発生した際、滞留紙Ptを退避部90に退避させるときの動作について図面を参ししつつ詳細に説明する。
図4は、図1の画像形成装置100における反転搬送ユニット50と退避部90の構成及び動作を示す図である。
図4において、(a)は、紙詰まりが発生した際の反転搬送ユニット50内の滞留紙Ptを示す図である。反転搬送ユニット50は、定着ユニット40の下流側に設けられており、定着ユニット40から反転搬送ユニット50の反転・両面センサ91までの搬送路上に3枚の滞留紙Ptが滞留している。搬送路上の3枚の滞留紙Ptは、(b)に示すように、定着ユニット40から反転・両面センサ91までの搬送路に配置された複数の搬送ローラ対及び反転・両面搬送ローラ対51によって反転・両面搬送ガイド52の下流側まで送り出される。反転・両面搬送ガイド52の下流側まで送り出された滞留紙Ptは、(c)に示すように、その先端部が退避部90の用紙止め部90Yに突き当たって跳ね返る。用紙止め部90Yに先端部が突き当たって跳ね返った用紙Pは、その後端部が用紙止め部90Xに当たって停止する。すなわち、3枚の滞留紙Ptは、最終的に、退避部90の用紙止め部90Xと用紙止め部90Yの間に収容、貯留される。このとき、退避部残留紙センサ92は、滞留紙Ptを検知する。退避部残留紙センサ92は、どのようなサイズの用紙であっても検知できる位置に配置されており、退避部90内に滞留紙Ptが有るか否かを検知する。
図5は、用紙サイズと用紙干渉との関係を説明するための図である。図5において、(b)は、退避部90に滞留紙Ptが収容されている状態で、かつ、例えば、図5(a)に示したA3サイズの用紙を反転排紙又は両面印刷させる場合の状態を示す図である。
図5(b)において、反転・両面センサ91から退避部90の用紙止め部90Xまでの距離Xを、例えば、450mmとする。また、用紙Pは用紙の長手方向(図5(a)の矢印の方向)に搬送されるものとする。図5(b)においては、反転・両面センサ91によってその後端部が検知された用紙Pの先端部は、用紙止め部90Xに届かないので、用紙Pは、滞留紙Ptと干渉することなく正常に反転動作を行うことができる。
一方、図5の(d)は、退避部90内に滞留紙Ptが収容されている状態で、かつ、図5(c)に示した13×19インチ(inch)の用紙を反転排紙又は両面印刷させる場合の状態を示す図である。図5(d)において、反転・両面センサ91から退避部90の用紙止め部90Xまでの距離を、例えば、450mmとする。また、用紙Pは用紙の長手方向(図5(a)の矢印の方向)に搬送されるものとする。図5(d)においては、用紙Pの搬送方向の長さは450mm以上であるために、反転・両面センサ91によって後端部が検知された用紙Pの先端部は、用紙止め部90Xに届くので、退避部90内に収容された滞留紙Ptと干渉する虞がある。そして、干渉によって用紙Pにダメージが加わり、用紙Pにしわなどが生じると、その後の搬送中に紙詰まり等が発生する原因となる。
このように退避部90内に滞留紙Ptが収容されている状態で、用紙Pを反転印刷ジョブを実行する際、用紙Pの搬送方向の長さが、例えば450mmよりも短い場合は、動作を一旦停止することなく続行することができる。しかしながら、搬送方向の長さが、例えば、450mmを超える用紙の場合は、干渉が生じる。すなわち、搬送方向に沿った長さLが、反転・両面センサ91から退避部90の用紙止め部90Xまでの距離Xを超えるサイズの用紙を用いて反転印刷ジョブを行う場合は、ジョブを開始する前に、退避部90から滞留紙Ptを取り除く必要がある。
そこで、搬送方向に沿った長さZが、反転・両面センサ91から退避部90の用紙止め部90Xまでの距離Lを超えるサイズの用紙を用いて反転印刷ジョブを行う場合(図3のステップS104で「YES」)、CPU111は、処理をステップS106に進める。すなわち、CPU111は、予約ジョブの開始から反転印刷ジョブの開始予定までの時間Vを算出する(ステップS106)。次いで、CPU111は、操作部105の表示画面に、アラーム表示(警告表示)(1)を表示する準備を行う(ステップS107)。
図6は、操作部105の表示画面を示す図である。図6において、(a)は、ユーザに退避部90内の用紙の取り除きを勧告するアラーム表示(1)であり、「あと2分後に退避部にある用紙を取り除く必要があります」と表示されている。このアラーム表示(1)は、退避部90に滞留紙Ptが収容されており、かつ予約ジョブ内で印刷動作の停止が必要な場合、すなわち、反転印刷ジョブの実行が予定されている場合に表示される警告表示である。この警告表示には、反転印刷ジョブが開始されるまでの時間Vが含まれており、ユーザが予約ジョブのスタートボタンを押下した直後から滞留紙Ptが取り除かれるまで表示される。滞留紙Ptが取り除かれるまでの許容時間である時間Vは、時間の経過に伴って減少する。従って、アラーム表示(1)における「あと2分後」という表示は、順次更新され、1分後には「あと1分後」と、1分後半には「あと30秒後」と表示される。
図3に戻り、アラーム表示(1)を表示する準備を行った後(ステップS107)、CPU111は、ユーザによって操作部105のジョブスタートボタンが押下されたか否か判定し、ジョブスタートボタンが押下されるまで待機する(ステップS108)。ユーザによってジョブスタートボタンが押下された後、CPU111は、予約ジョブをスタートさせる(ステップS109)。次いで、CPU111は、スタートボタンが押下された直後から、操作部105の表示画面に図6(a)のアラーム表示(1)を表示する(ステップS110)。
アラーム表示(1)を表示した後、CPU111は、印刷動作を開始し(ステップS111)、その後、予約ジョブのスタートから時間Vが経過したか否か判定し、時間Vが経過するまで印刷動作を続行させる(ステップS112)。次いで、予約ジョブの開始から時間Vが経過した後(ステップS112で「YES」)、CPU111は、カセット21又は手差トレイ97からの用紙Pの給紙を停止して印刷動作を停止させる(ステップS113)。これによって、反転印刷ジョブの開始を待機させて、退避部90内に退避させた距離Lよりも長い用紙Pと、搬送用紙との干渉を防止している。
印刷動作を停止させた後(ステップS113)、CPU111は、操作部105を制御して表示画面に図6(b)のアラーム表示(2)を表示させる(ステップS114)。図6(b)は、予約ジョブ内で退避部90から滞留紙Ptを取り除く必要があるジョブの開始直前に操作部105に表示される警告表示画面である。この警告表示画面には、「退避部にある用紙を取り除いて下さい」と表示されている。
アラーム表示(2)を表示させた後(ステップS114)、CPU111は、処理をステップS115に進める。すなわち、CPU111は、ユーザによって退避部90から滞留紙Ptが取り除かれたか否か、換言すれば、退避部残留紙センサ92がOFFになったか否か判定し(ステップS115)、滞留紙Ptが取り除かれるまでアラーム表示(2)を表示する。
次いで、退避部残留紙センサ92がOFFになった後(ステップS115で「YES」)、CPU111は、退避部90から滞留紙Ptが取り除かれたと判断し、反転印刷ジョブを伴う印刷動作を開始する(ステップS116)。
図7は、反転印刷ジョブにおける反転・両面センサ91、反転・両面駆動モータ93及び反転・両面フラッパソレノイド95のタイミングチャートである。
図7において、まず、反転搬送ユニット50に用紙Pが搬入された際、反転・両面フラッパ54を駆動させる反転・両面フラッパソレノイド95はホームポジション(HP)の状態にある。この際、反転・両面フラッパソレノイド95はOFF状態で、反転・両面フラッパ54は、用紙Pを反転搬送させるための図1中、下向きの流路を形成する方向に位置している。
この状態において、CPU111から反転・両面搬送ローラ対51を回転させる反転・両面駆動モータ93へ駆動ONの信号と回転方向CWの信号が出力される。その信号により、用紙Pは反転・両面搬送ローラ対51によって反転・両面搬送ローラ対51の下流側に向けて搬送される下向き搬送が開始される。
反転・両面駆動モータ93の駆動開始からt1時間後に反転・両面センサ91が用紙Pの先端を検知してONとなる。その後、t2時間後に反転・両面センサ91が用紙Pの後端を検知してOFFとなる。反転・両面センサ91が用紙Pの後端を検知した後、t3時間後に反転・両面駆動モータ93の駆動が停止され、反転・両面搬送ローラ対51の回転が停止する。
反転・両面駆動モータ93の駆動停止状態のt4時間の間に、反転・両面フラッパソレノイド95がON状態となり、反転・両面フラッパ54は、用紙Pを両面搬送ユニット60に導く方向に切り替わる。反転・両面フラッパソレノイド95がON状態において、CPU111から反転・両面駆動モータ93へ駆動ONの信号と回転方向CCWの信号が出力される。その信号により、用紙Pは反転・両面搬送ローラ対51によって両面搬送ユニット60に向かった搬送される。反転・両面駆動モータ93が回転し始めてから、t5時間後に反転・両面センサ91が用紙Pの先端を検知する。先端を検知してt6時間後に反転・両面センサ91が用紙Pの後端を検知してOFFとなる。反転・両面センサ91がOFFとなってからt7時間後に反転・両面駆動モータ93の駆動が停止され、反転・両面搬送ローラ対51の回転が停止する。反転・両面駆動モータ93の駆動が停止されてt8時間後に、反転・両面フラッパソレノイド95がOFF状態になって反転・両面フラッパ54は、初期状態となって、用紙Pを上下方向に搬送するための流路を形成する。
図3に戻り、印刷動作を開始した後(ステップS116)、CPU111は、全ての印刷動作が完了したか否かを判定し(ステップS117)、印刷動作が完了するまで、印刷動作を実行し、印刷動作が完了した後、本印刷処理を終了する。
一方、ステップS115の判定の結果、退避部残留紙センサ92がONのままの場合(ステップS115で「NO」)、CPU111は、退避部90から滞留紙Ptが取り除かれていないと判断し、処理をステップS114に戻す。すなわち、退避部90から滞留紙Ptが取り除かれるまでアラーム表示(2)を表示する。
また、ステップS102の判定の結果、退避部残留紙センサ92がOFFの場合、(ステップS102で「NO」)、反転印刷ジョブの実行には支障がないことになる。その後、CPU111は、印刷を開始する(ステップS116)。また、ステップS103の判定の結果、反転印刷ジョブが設定されていない場合、予約ジョブ内で印刷動作の開始を禁止する必要がないことになる。CPU111は、その後、印刷を開始する(ステップS116)。また、ステップS104において、用紙Pの搬送方向の長さZが距離L以下の場合(ステップS104で「NO」)、反転印刷ジョブの開始を禁止する必要がないことになる。反転印刷ジョブの実行には支障がないことになるので、反転印刷ジョブの開始が許可される。その後、CPU111は印刷を開始する(ステップS116)。
図3の処理によれば、紙詰まりが発生した場合に退避部90に滞留紙Ptを退避させるので、紙詰まりが発生した際のユーザの作業負荷を軽減できる。また、用紙の搬送方向の長さが、所定値以下、例えば450mm以下の場合は、紙詰まり発生後に、退避部90に滞留紙Ptを収容させたまま反転印刷ジョブを継続できるので、画像形成装置100のダウンタイムを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、用紙Pの搬送方向の長さが、所定値、例えば、450mmを超える場合であって、退避部90に滞留紙Ptが収容されている場合は、印刷動作を停止して、ユーザに対して退避部90内の滞留紙Ptを取り除くように警告する。これによって、用紙Pと退避部90内の滞留紙Ptとの干渉を未然に防止して紙詰まり等の発生を回避することができる。
以上、反転印刷ジョブの対象となる用紙Pと、退避部90に収容されている滞留紙Ptが同じサイズであることを前提として説明したが、反転印刷ジョブの対象となる用紙Pと退避部90内の滞留紙Ptが異なるサイズの場合もあり得る。この場合、反転印刷ジョブの対象となる用紙Pの長さZが所定の距離L(例えば450mm)を超える場合であっても、退避部90内の滞留紙Ptの長さが、退避部90における用紙止め部90Xから90Yまでの長さよりも短ければ、用紙同志の干渉は起こらない。滞留紙Ptの長さが、退避部90における用紙止め部90Xから90Yまでの長さよりも短かければ、当該滞留紙Ptが退避部90内でループ状になることはない。従って、反転印刷ジョブの対象となる用紙Pの搬送方向先端部が退避部90における用紙止め部90Xを乗り越えたとしても用紙同志の干渉は起こらない。
すなわち、本実施の形態において、反転印刷ジョブの対象となる用紙Pの長さが反転流路における用紙Pを反転させるための搬送路長よりも長い場合であっても、以下の場合は、給紙を停止させることなく印刷動作を続行できる場合がある。例えば、滞留紙Ptの長さが、退避部90における用紙止め部相互間の間隔、すなわち、用紙止め部90Xから用紙止め部90Yまでの長さよりも短かくて、退避部内の滞留紙Ptがループを形成しない場合である。これによっても、画像形成装置100のダウンタイムを低減することができる。
10 画像形成ユニット
20 給紙ユニット
40 定着ユニット
50 反転搬送ユニット
60 両面搬送ユニット
70 排紙搬送ユニット
90 退避部
90X 用紙止め部
90Y 用紙止め部
91 反転・両面センサ
100 画像形成装置
100P 画像出力部
111 CPU

Claims (10)

  1. 用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された用紙を排出する排出手段と、
    前記搬送路に設けられ、用紙の表裏を反転させる反転手段と、
    前記反転手段の下流側に近接して設けられ、前記排出手段により排出されない用紙が収容される退避部と、
    紙詰まりが発生した際、当該紙詰まりの原因となった用紙以外の用紙であって前記搬送路内に滞留する用紙を前記退避部に収容させる制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記退避部に搬送方向の長さが所定値を超える用紙が収容されている場合、紙詰まり発生後に前記反転手段を使用する印刷ジョブを開始することを禁止し、前記退避部に搬送方向の長さが所定値以下である用紙が収納されている場合は、前記紙詰まり発生後に前記反転手段を使用する印刷ジョブの開始を許可するように制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定値は、前記反転手段における前記用紙を反転させるための搬送路の長さに相当する長さであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 紙詰まりを検出する検出手段及び前記用紙に形成された画像を当該用紙に定着させる定着手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記検出手段によって紙詰まりが発生したことが検出された際、前記搬送手段を制御して前記定着手段よりも下流側の搬送路に滞留する用紙を前記退避部に退避させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. ユーザに対して情報を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記画像を形成する動作を一旦停止させた後、前記表示手段に、ユーザに対して前記退避部に収容させた用紙を取り除くことを勧告する警告表示を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記退避部に用紙が収容されていない場合は、前記警告表示を行わないことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記退避部は、該退避部に搬入される用紙の先端部に当接する用紙止め部及び前記用紙の後端部に当接して当該用紙を停止させる用紙止め部を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記退避部は、前記用紙が収容されているか否かを判定する用紙センサを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記用紙センサは、前記退避部内の用紙に光を照射する発光素子及び前記用紙で反射した反射光を受光する受光素子を備えた光学センサであることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記用紙のサイズを設定する設定手段又は前記用紙のサイズを検知するサイズ検知手段を有し、
    前記用紙の搬送方向の長さが前記所定値を超えたか否かは、前記設定手段で設定された用紙の長さ又は前記サイズ検知手段で検知された用紙の長さを用いて判定されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記用紙の搬送方向の長さが所定値を超える場合であっても、前記退避部に収容させた用紙の長さが当該退避部における用紙止め部相互間の間隔よりも短かくて退避部内の用紙がループを形成しない場合は、前記紙詰まり発生後に前記反転手段を使用する印刷ジョブであっても画像形成動作の開始を許可ように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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