JP7060921B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の目的は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
(式(2)中、R b1 ~R b10 は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、又は、アミノ基を示す。)
を有することを特徴とする前記電子写真装置であってもよい。
本発明の電子写真感光体は、支持体、支持体上に形成された下引き層、下引き層上に感光層を有する電子写真感光体である。支持体と下引き層の間には、導電層を設けてもよい。感光層は、電荷発生物質を含有する電荷発生層と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を有する積層型感光層であることが好ましい。
図2中、電子写真感光体は、支持体21、下引き層22、電荷発生層23、電荷輸送層24、および、保護層25を有する。この場合、電荷発生層23および電荷輸送層24が感光層を構成し、保護層25が表面層である。また、保護層を設けない場合は、電荷輸送層24が表面層である。本発明においては、電荷輸送層上の保護層を表面層とすることが好ましい。
<支持体>
本発明において、電子写真感光体は、支持体を有する。本発明において、支持体は導電性を有する導電性支持体であることが好ましい。また、支持体の形状としては、円筒状、ベルト状、シート状等が挙げられる。中でも、円筒状支持体であることが好ましい。また、レーザー光の散乱による干渉縞の抑制などを目的として、支持体の表面に、陽極酸化等の電気化学的な処理や、切削処理、ホーニング処理等を施してもよい。中でも切削処理、ホーニング処理、が好ましい。
金属としては、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅、金、ステンレスや、これらの合金等が挙げられる。中でも、アルミニウムを用いたアルミニウム製支持体であることが好ましい。
また、樹脂やガラスには、導電性材料を混合又は被覆する等の処理によって、導電性を付与してもよい。
本発明において、支持体の上に、導電層を設けてもよい。導電層を設けることで、支持体表面の傷や凹凸を隠蔽することや、支持体表面における光の反射を制御することができる。
導電層は、導電性粒子と樹脂とを含有することが好ましい。
金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス等が挙げられる。金属としては、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀等が挙げられる。
これらの中でも、導電性粒子として、金属酸化物を用いることが好ましく、特に、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛を用いることがより好ましい。
また、導電性粒子は、芯材粒子と、その粒子を被覆する被覆層とを有する積層構成としてもよい。芯材粒子としては、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛等が挙げられる。被覆層としては、酸化スズ等の金属酸化物が挙げられる。
また、導電層は、シリコーンオイル、樹脂粒子、酸化チタン等の隠蔽剤等をさらに含有してもよい。
導電層の平均膜厚は、1μm~50μmであることが好ましく、3μm~40μmであることが特に好ましい。
支持体又は導電層と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間には、下引き層が設けられる。
本発明における酸化チタン粒子の一次粒径は、1nm~10nmが好ましく、特に3nm~6nmが好ましい。1nm未満の一次粒径の粒子を用いると分散具合を制御するのが難しくなる。また下引き層を形成したときに層内部に形成される酸化チタン粒子の凝集体(二次粒子)の個数平均粒径(以下、二次粒径ともいう)は200nm~500nmが好ましい。200nm未満では分散状態を制御するのが難しく、干渉縞等の抑制効果が低下する懸念がある。500nmより大きいものについては、下引き層内の導電性が不安定になり電位変動の悪化や黒ポチが懸念される。
本発明において、下引き層を形成するための下引き層用塗布液は、金属酸化物粒子を有機樹脂又はその原材料および溶剤とともに分散処理して得られる下引き層用塗布液としてもよい。あるいは、金属酸化物粒子を分散処理して得られる分散液に、有機樹脂又はその原材料を溶解させた液を加え、さらに分散処理して得られる下引き層用塗布液としてもよい。
下引き層用塗布液に用いられる溶剤は、例えば、アルコール、スルホキシド、ケトン、エーテル、エステル、脂肪族ハロゲン化炭化水素、芳香族化合物が挙げられる。
電子写真感光体の感光層は、主に、(1)積層型感光層と、(2)単層型感光層とに分類される。(1)積層型感光層は、電荷発生物質を含有する電荷発生層と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層と、を有する。(2)単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質を共に含有する感光層を有する。
積層型感光層は、電荷発生層と、電荷輸送層と、を有する。
電荷発生層は、電荷発生物質と、樹脂と、を含有することが好ましい。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と、樹脂と、を含有することが好ましい。
単層型感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質、樹脂および溶剤を含有する感光層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥させることで形成することができる。電荷発生物質、電荷輸送物質、樹脂としては、上記「(1)積層型感光層」における材料の例示と同様である。
本発明において、感光層の上に、保護層を設けてもよい。保護層を設けることで、耐久性を向上することができる。
保護層は、導電性粒子および/又は電荷輸送物質と、樹脂とを含有することが好ましい。
図1において、円筒状の本発明の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向(時計回り)に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。電子写真感光体1の表面は、回転過程において、帯電手段3(一次帯電手段:帯電ローラ等)により、正又は負の所定電位に均一に帯電される。次いで、原稿からの反射光であるスリット露光やレーザービーム走査露光等の露光手段(不図示)から出力される目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強度変調された露光光4を受ける。こうして電子写真感光体1の表面に対し、目的の画像情報に対応した静電潜像が順次形成されていく。
支持体(導電性支持体)として、外径30mm、長さ357.5mmのアルミニウムシリンダを用いた。表面は干渉縞抑制の観点から旋盤による切削処理を施してあるものを用いた。切削条件として、R0.1のバイトを用い、主軸回転数=10000rpm、バイトの送り速度を0.03~0.06mm/rpmの範囲で連続的に変化させて加工したものを用いた。
その後、トルエンを減圧留去して、温度130℃で6時間加熱乾燥し、表面処理されたシリカ被覆酸化チタン粒子を得た。
この溶液に前記表面処理された酸化チタン粒子2部と添加剤として、ベンゾフェノン化合物(商品名:2,3,4‐トリヒドロキシベンゾフェノン、東京化成工業(株)製)0.2部を加え、これを直径0.8mmのガラスビーズを用いたペイントシェーカーで温度23±3℃雰囲気下で4時間分散した。
分散後、ガラスビーズを分離し、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レダウコーニング社製)0.01部を加えて攪拌し、下引き層用塗布液を調製した。
その後ポリフロンフィルター(商品名:PF-020、アドバンテック東洋(株)製)でこの溶液を濾過することによって、表面層用塗布液(保護層用塗布液)を調製した。
実施例1では、形状加工処理を行った。形状加工処理は、モールド圧接形状転写による凹部の形成を行うものである。
圧接形状転写加工装置に型部材(モールド)を設置し、保護層まで作製した凹部形成前の電子写真感光体に対して表面加工を行う。
以上のようにして、実施例1の電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調製に用いた添加剤の種類を表1に示すように、ベンゾフェノン化合物からアリザリン化合物(商品名:1,2‐ジヒドロキシアントラキノン、東京化成工業(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。表1中においてベンゾフェノン化合物をBPと示す。
実施例1において、下引き層用塗布液の調整に用いた溶剤の種類および使用量を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調整に用いた酸化チタン粒子の表面処理剤の種類および処理量を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調整に用いた酸化チタン粒子を商品名:AMT-100(テイカ(株)製、一次粒子の個数平均粒径6nm)に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調製に用いた酸化チタンの一次粒子の個数平均粒径を表1に示すように調整した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調製に用いた金属酸化物(P)と結着樹脂(B)の質量比を表1に示すように調整した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層の塗布乾燥後の膜厚を表1に示すように調整した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、表面層の加工方法を以下のように研磨加工に変更した以外は、実施例1と同様にして電子感光体を作製した。
表面加工前の電子写真感光体の表面を研磨した。研磨は図5の研磨装置を用い、以下の条件で行った。
研磨シート51の送りスピード;400mm/min
加工前の電子写真感光体54の回転数;450rpm
加工前の電子写真感光体54のバックアップローラ53への押し込み;3.5mm
研磨シート51と電子写真感光体の回転方向;ウィズ
バックアップローラ53;外径100mm、アスカーC硬度25
GC3000(研磨シート表面粗さRa 0.83μm)
GC2000(研磨シート表面粗さRa 1.45μm)
研磨シート51(研磨シート表面粗さRa 1.12μm)
研磨シート51を用いた研磨の時間は20秒間とした。
実施例1において、表面層(保護層)を設けず、電荷輸送層を以下のように変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
上記式(5)で示される化合物(電荷輸送物質)72部、
上記式(6)で示される化合物(電荷輸送物質)8部、
下記式(11)の樹脂100部、
下記式(12)で示される構造を有する樹脂1.8部、
をo-キシレン360部、安息香酸メチル160部、および、ジメトキシメタン(メチラール)270部と混合し、電荷輸送層用塗布液とした。
次に、得られた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を50分間125℃で乾燥させることによって、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
実施例1において、感光層を形成する支持体に下記ホーニング処理シリンダを用いたこと以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
円筒状アルミニウムシリンダ(JIS-A3003、アルミニウム合金、直径30mm、長さ357.5mm、肉厚0.7mm)を施盤に装着し、ダイヤモンド焼結バイトにて、外径30.0±0.02mm、振れ精度15μm、表面粗さRz=0.2μmになるように切削加工した。この時の主軸回転数は3000rpm、バイトの送り速度は0.3mm/revで加工時間はワークの着脱を除き24秒であった。
表面粗さの測定は、JIS B 0601に準拠し小坂研究所表面粗さ計サーフコーダーSE3500を用い、カットオフを0.8mm、測定長さを8mmで行った。
得られたアルミニウム切削管に対して、液体(湿式)ホーニング装置を用いて、下記条件にて液体ホーニング処理を行った。
研磨材砥粒=球状アルミナビーズ平均粒径30μm
(商品名:CB-A30S、昭和電工株式会社製)
懸濁媒体=水
研磨材/懸濁媒体=1/9(体積比)
アルミニウム切削管の回転数=1.67S-1
エアー吹き付け圧力=0.15MPa
ガン移動速度=13.3mm/sec.
ガンノズルとアルミニウム管の距離=200mm
ホーニング砥粒吐出角度=45°
研磨液投射回数=1回(片道)
以上のように表面加工を行なったアルミニウムシリンダを電子写真感光体の支持体として用いた。
実施例1において、感光層を形成する支持体に下記導電層を設けたアルミシリンダを用いたこと以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。表1中において、下記導電層を設けたアルミシリンダをCP完ドラムと示す。
実施例1において、下引き層用塗布液の調整に用いた酸化チタン粒子の表面処理剤の種類および処理量を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、添加剤として、ベンゾフェノン化合物を添加せずに、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調製に用いた金属酸化物(P)と結着樹脂(B)の比率を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調整に用いた酸化チタン粒子の表面処理方法と結着樹脂と溶剤の種類および混合比を、以下のように変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
無機シリカ15%処理の酸化チタン粒子(商品名:TKP-101、テイカ(株)製、一次粒子の個数平均粒径6nm)を用いた。
N-メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムックス製、メトキシメチル化率:28~33質量%)10部をメタノール90部に溶解させ、調整した。この調整液と1ブタノールを2:1(質量比)の割合で用いた。
実施例1において、下引き層用塗布液の調製に用いた酸化チタンの一次粒子の個数平均粒径を35nmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1において、下引き層用塗布液の調整に用いた酸化チタンの二次粒子の個数平均粒径をそれぞれ、150nm、600nmに調整した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
実施例1~20、23~27、参考例21~22、および比較例1~4の電子写真感光体の評価方法については、以下のとおりである。
評価装置としては、2台用意した。
1台は、キヤノン(株)製の複写機(商品名:IR-ADV C5560F)を用いた。(一次)帯電手段は直流電流に交流電流を重畳したゴムローラ型の接触帯電(帯電ローラ)である。露光手段はレーザー像露光で、現像手段は1成分磁性ネガトナー非接触現像系である。転写手段はベルト型接触転写系で、クリーニング手段はゴムブレードを感光体の回転方向に対してカウンター方向に設定したクリーナーを用いた。前露光手段はLEDを用いた前露光を用いた。この評価装置に実施例1~20、23~24、参考例21~22、および比較例1~4の電子写真感光体をそれぞれ設置した。
温度23℃/湿度50%RHの環境下に上記評価装置を設置した。帯電ローラの交流成分を1500Vpp、1500Hzとし、直流成分を-550Vとし、繰り返し使用試験前の初期暗部電位(Vda)を-550Vに調整した。また、780nmレーザー露光照射における繰り返し使用試験前の初期明部電位(Vla)が、各電子写真感光体において-200Vになるように調整した。
温度23℃/湿度50%RHの環境下に上記評価装置を設置した。帯電ローラの直流成分を-1300Vとし、繰り返し使用試験前の初期暗部電位(Vda)を-700Vに調整した。また、780nmレーザー露光照射における繰り返し使用試験前の初期明部電位(Vla)が、各電子写真感光体において-200Vになるように調整した。
初期暗部電位(Vda)
初期明部電位(Vla)
999枚目の暗部電位(Vdb)
999枚目の明部電位(Vlb)
そして、暗部電位および明部電位のそれぞれについて以下の変動量を計算し、それぞれ、暗部電位変動量ΔVd(ab)、明部電位変動量ΔVl(ab)とした。
初期暗部電位(Vda)-999枚目の暗部電位(Vdb)=暗部電位変動量ΔVd(ab)
初期明部電位(Vla)-999枚目の明部電位(Vlb)=明部電位変動量ΔVl(ab)
ΔVd、ΔVlともに±10V以内はA、±15V以内はB、15Vより大きい変動がある場合はCとした。
下引き層用塗布液は、ペイントシェーカーで分散後、分散液の希釈液をマルバーン製粒子径分析装置(商品名:ZETASIZER Nano-S)で測定して塗布前の分散粒径の目安とした。測定時の希釈溶液は、下引き層用塗布液を作製したときの溶剤種を作製時の溶媒比率で用いた。下引き層内の酸化チタン粒子の一次粒径、二次粒径は、塗布液をシリンダに塗布、乾燥させ、電子感光体を作製した後、日立ハイテクノロジーズ(株)製の走査型電子顕微鏡(SEM、SU8000)を用いて下引き層の断面を観察することにより測定した。
下引き層の密着性の評価には、フィッシャースコープ硬度計(商品名:FISCHERSCOPE HM2000LT)を使用した。硬度計の圧子端子を感光体ドラム表面に、荷重2000mNで20秒間荷重をかけ、除荷後の感光体表面の圧子痕まわりをキーエンス製レーザー顕微鏡(商品名:VK-X100)で観察を行った。密着性が悪く、下引き層と感光層の間で剥離が起こっている場合、感光層の浮きにより圧子痕周りに干渉縞が観察できる。この干渉縞の広がり面積を比較することで、実施例1~20、23~24、参考例21~22、比較例1~4の電子写真感光体について評価した。
干渉縞の広がりが直径100μm以内はA、直径200μm以内はB、直径200μmより大きい場合はC、とした。
評価の結果、実施例においては初期、繰り返し使用における電位変動が十分に抑制され、黒ポチ等の他の画像上の問題も無かったが、比較例においては電位変動による濃度不良や黒ポチ等の画像不良が発生した。
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
21 支持体
22 下引き層
23 電荷発生層
24 電荷輸送層
25 保護層
Claims (11)
- 支持体、該支持体上の下引き層、および、該下引き層上の感光層を有する電子写真感光体において、
該下引き層が、
結着樹脂としてのウレタン樹脂、
酸化チタンの一次粒子の凝集体である酸化チタンの二次粒子、および、
下記式(1)で示される化合物および下記式(2)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物
を含有し、
該酸化チタンの一次粒子の個数平均粒径が、1nm~10nmであり、
該酸化チタンの二次粒子の個数平均粒径が、200nm~500nmであり、
該酸化チタンの一次粒子が、アミノ基を有するシランカップリング剤で表面処理されている
ことを特徴とする電子写真感光体。
(式(2)中、R b1 ~R b10 は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、又は、アミノ基を示す。) - 前記式(1)で示される化合物又は前記式(2)で示される化合物が、ヒドロキシ基を2個以上有するアントラキノン化合物又はヒドロキシ基を3個以上有するベンゾフェノン化合物のいずれかである請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層中の前記酸化チタンの一次粒子(P)と前記ウレタン樹脂(B)との質量比(P/B)が、0.5/1.0~4.0/1.0である請求項1または2に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層中の前記酸化チタンの一次粒子(P)と前記ウレタン樹脂(B)との質量比(P/B)が、0.5/1.0~3.0/1.0である請求項1~3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層中の前記酸化チタンの一次粒子(P)と前記ウレタン樹脂(B)との質量比(P/B)が、1.0/1.0~3.0/1.0である請求項1~4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層の膜厚が、0.5μm~30μmである請求項1~5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層の膜厚が、2μm~30μmである請求項1~6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層の膜厚が、2μm~10μmである請求項1~7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選ばれた少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
- 前記帯電手段として、前記電子写真感光体上に当接するように配置された帯電ローラに直流電圧のみを印加することにより前記電子写真感光体を帯電する帯電手段を有する請求項10に記載の電子写真装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017082171A JP7060921B2 (ja) | 2017-04-18 | 2017-04-18 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
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