JP7057745B6 - 回転電機のステータの製造方法及び回転電機 - Google Patents

回転電機のステータの製造方法及び回転電機 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機のステータの製造方法及び回転電機に関する。
回転電機は、回転軸と、回転軸の外周側に固定されたロータと、ロータの外周側に離間して配置されたステータとを備える。ステータは、ステータコアと、ステータコアの内周側に形成された複数のスロットに挿入されたコイルとを備える。各スロットは、大別して、コイルを収納する格納部と、ステータコアの内周面に開口する開口部とを有する。従来、各スロットの開口部に、磁性粉末及び樹脂を含む混合物からなる磁性楔を設けることが知られている。これにより、ステータコアの内周面及び磁性楔の内周面に沿って高周波磁束が流れるので、ステータ側からロータ側へ高周波磁束が漏洩するのを抑える。したがって、回転電機の効率を高めることができる。
特許文献1は、上述した回転電機のステータの製造方法を開示する。この製造方法では、ステータコアの内径寸法より僅かに小さい外径寸法を有する注入シリンダを用いて、磁性粉末及び半硬化状態の樹脂を含む混合物を、複数のスロットの開口部に充填する。その後、樹脂を硬化して磁性楔を成形する。
特開昭61-026453号公報
しかしながら、上記従来技術には次のような課題が存在する。特許文献1の回転電機のステータの製造方法では、ステータコアの内径寸法と注入シリンダの外径寸法との差分があるから、磁性楔の内周面は、ステータコアの内周面に対して同一円周面とならない。そのため、ステータ側からロータ側へ高周波磁束が漏洩するのを十分に抑えることができない。また、ステータコアの内径寸法に応じて注入シリンダの外径寸法を変更する必要がある。
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、磁性楔の内周面をステータコアの内周面に対して同一の円筒側面となるように容易に均して、回転電機の効率を高めることを課題の一つとするものである。
上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を適用する。本発明は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、ステータコアと、前記ステータコアの内周側に形成された複数のスロットに挿入されたコイルと、前記ステータコアの内周面に開口する前記複数のスロットの開口部にそれぞれ設けられ、磁性粉末及び樹脂を含む混合物からなる複数の磁性楔とを備えた回転電機のステータを製造する方法において、前記磁性粉末及び未硬化状態又は半硬化状態の前記樹脂を含む前記混合物を、前記複数のスロットの開口部に充填する第1の手順と、前記ステータコアの内周面に沿って配置された柔軟性を有するマグネットシートを用いて、前記複数のスロットの開口部に充填されて前記磁性粉末及び未硬化状態又は半硬化状態の前記樹脂を含む前記混合物の内周面を前記ステータコアの内周面に対して同一の円筒側面となるように均すと共に前記磁性粉末を前記混合物の内周面側に引き寄せる第2の手順と、前記混合物の内周面が均された状態で、前記樹脂を硬化して前記磁性楔を成形する第3の手順とを有する。
本発明によれば、磁性楔の内周面をステータコアの内周面に対して同一の円筒側面となるように容易に均して、回転電機の効率を高めることができる。
なお、上記以外の課題、構成及び効果は、以下の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態における回転電機の構造を表す径方向断面図である。 本発明の一実施形態における回転電機のステータの構造を表す部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態における回転電機のステータの製造方法の手順を表すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるステータコアのスロットに絶縁材及びコイルが挿入された状態を表す断面図である。 本発明の一実施形態におけるステータコアの内周面に沿って配置されたシートを表す径方向断面図である。 本発明の一実施形態におけるシートの巻き方を表す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるシートを用いてステータコアのスロットに充填された混合物の内周面が均された状態を表す断面図である。 本発明の第1の変形例におけるシートを用いてステータコアのスロットに充填された混合物の内周面が均された状態かつ磁性粉末が混合物の内周面側に引き寄せられた状態を表す断面図である。 本発明の第2の変形例におけるステータコアの内周面に沿って配置されたシートを表す径方向断面図である。 本発明の第3の変形例におけるステータコアの内周面に沿って配置されたシートを表す径方向断面図である。 本発明の第4の変形例におけるステータコアの内周面に沿って配置されたシートを表す径方向断面図である。 本発明の第5の変形例におけるステータコアの内周面に沿って配置されたシートを表す径方向断面図である。 本発明の第6の変形例におけるシートの巻き方を表す斜視図である。 本発明の第7の変形例における回転電機のステータの製造方法の手順を表すフローチャートである。 本発明の第7の変形例におけるステータコアの軸方向一方側及び他方側に配置された治具を表す側面図である。
本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態における回転電機の構造を表す径方向断面図である。図2は、本実施形態における回転電機のステータの構造を表す部分拡大断面図である。
本実施形態の回転電機は、かご形誘導電動機であって、回転軸1と、回転軸1の外周側に固定されたロータ2と、ロータ2の外周側に離間して配置されたステータ3とを備える。
ロータ2は、ロータコア4と、ロータコア4の外周側に形成された複数のスロット5にそれぞれ挿入され、ロータコア4の軸方向(図1中紙面に対して垂直な方向)に延在する複数の導体バー6と、ロータコア4の軸方向一方側に配置されて複数の導体バー6の一方側端部を連結するエンドリング(図示せず)と、ロータコア4の軸方向他方側に配置されて複数の導体バー6の他方側端部を連結するエンドリング(図示せず)とを備える。ロータコア4は、軸方向に積層された複数の電磁鋼板で構成されている。
ステータ3は、ステータコア7と、ステータコア7の内周側に形成された複数のスロット8に挿入されたコイル9とを備える。ステータコア7は、軸方向に積層された複数の電磁鋼板で構成されている。コイル9は、スロット8に挿入された部分と、スロット8からステータコア7の軸方向一方側及び他方側に突出した部分(後述の図15参照)とを有する。そして、コイル9に電力が供給されると、ステータ3が回転磁界を発生させ、ロータ2及び回転軸1を回転させるようになっている。
各スロット8は、大別して、コイル9を収納する格納部10と、ステータコア7の内周面に開口する開口部11とを有する。各スロット8は、セミオープン型であって、ステータコア7の周方向(図2中左右方向)における開口部11の幅寸法が格納部10の幅寸法より小さくなるように形成されている。各スロット8の格納部10の内壁には絶縁材12A(スロットライナー)が設けられ、この絶縁材12Aと共に絶縁材12B(サシキ)がコイル9を覆うようになっている。
ステータコア7の複数のスロット8の間には複数のティース部13が形成されている。各スロット8の開口部11に後述する磁性楔14が設けられなければ、スロット8の開口部11に存在する空気とティース部13との透磁率の違いから、磁束密度のバラツキが生じる。そのため、ステータ3側からロータ2側へ高周波磁束が漏洩して、損失となる。そこで、このような損失を抑えて回転電機の効率を高めるため、各スロット8の開口部11には磁性楔14が設けられている。磁性楔14は、磁性粉末15(詳細には、例えば鉄粉)及び樹脂16を含む混合物17からなり、磁性粉末15の体積率が例えば60%となっている。
なお、本実施形態では、磁性楔14は、各スロット8の開口部11及び格納部10の一部に設けられている。言い換えれば、磁性楔14は、開口部11の内壁、格納部10の内壁、及び絶縁材12A,12Bに接触するような形状となっている。これにより、ロータ2の磁気吸引力が作用しても、磁性楔14がステータコア7のスロット8から抜けないようになっている。
次に、本実施形態の回転電機のステータの製造方法を説明する。図3は、本実施形態における回転電機のステータの製造方法の手順を表すフローチャートである。
ステップS1にて、ステータコア7の各スロット8に絶縁材12A、コイル9、及び絶縁材12Bをその順序で挿入し、それらをワニス等で固定する(図4参照)。
その後、ステップS2にて、柔軟性及び耐水性を有する樹脂製のシート18を、ステータコア7の内周面の全体に沿って配置する(図5参照)。シート18は、四角形状であって、円筒状に巻いた状態(詳細には、例えば図6で示すように、対向する2つの辺が接触すると共に、第1の角と第2の角が接触し、且つ第3の角と第4の角が接触するように巻いた状態)で配置される。
その後、ステップS3にて、磁性粉末15及び未硬化状態又は半硬化状態の樹脂16を含む混合物17を、ステータコア7の軸方向一方側から各スロット8の開口部11及び格納部10の一部に充填する。このとき、各スロット8からステータコア7の軸方向他方側に混合物17がはみ出せば、このはみ出した混合物17を取り除く。
その後、ステップS4にて、シート18を用いて(詳細には、ステータコア7の内周面に沿うようにシート18に力を加えて)、各スロット8に充填された混合物17の内周面を、ステータコア7の内周面に対して同一の円筒側面となるように均す(図7参照)。このとき、各スロット8からステータコア7の軸方向一方側又は他方側に混合物17がはみ出せば、このはみ出した混合物17を取り除く。
その後、ステップS5にて、樹脂16を加熱によって硬化して磁性楔14を成形する。なお、シート18が耐熱性を有するものでなければ、樹脂16の硬化前にシート18を取り外す。一方、シート18が耐熱性を有するものであれば、樹脂16の硬化後にシート18を取り外せばよい。
以上のように本実施形態においては、磁性楔14の内周面を、ステータコア7の内周面に対して同一の円筒側面となるように均すことができる。これにより、ステータ3側からロータ2側へ高周波磁束が漏洩するのを抑えて、回転電機の効率を高めることができる。また、柔軟性を有するシート18を用いることにより、磁性楔14の内周面を容易に均すことができる。また、ステータコア7の内径寸法が変わっても、容易に対応することができる。
なお、上記一実施形態においては、樹脂16が加熱硬化型である場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。例えば樹脂16が熱溶融型(すなわち、冷却によって硬化するもの)であってもよい。
また、上記一実施形態においては、磁性楔14がスロット8の開口部11及び格納部10の一部に設けられた場合を例にとって説明したが、これに限られず、磁性楔14がスロット8の開口部11のみに設けられてもよい。また、上記一実施形態においては、各スロット8がセミオープン型であって、開口部11の幅寸法が格納部10の幅寸法より小さくなるように形成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、各スロット8がオープン型であって、開口部11の幅寸法が格納部10の幅寸法と同じになるように形成されてもよい。
また、上記一実施形態においては、特に説明しなかったが、各スロット8の開口部11に混合物17を充填する前に、ステータコア7の内周面(言い換えれば、ティース部13の内周面)に離型剤を塗布してもよい。その後、粘着剤を用いて、ステータコア7の内周面に樹脂製のシート18を貼り付けてもよい。この場合、シート18を取り外すことにより、ステータコア7の内周面に付着した混合物を容易に除去することができる。
また、上記一実施形態においては、樹脂製のシート18を用いて、複数のスロット8の開口部11に充填された混合物17の内周面を均す場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。例えば図8で示す第1の変形例のように、柔軟性を有するマグネットシート18Aを用いて、複数のスロット8の開口部11に充填された混合物17の内周面を均してもよい。この変形例では、粘着剤を用いなくとも、ステータコア7の内周面にマグネットシート18Aを貼り付けることができる。また、マグネットシート18Aの磁力によって、磁性粉末15を混合物17の内周面側に引き寄せることができる。そして、混合物17の内周面が均され且つ磁性粉末15が混合物17の内周面側に寄せられた状態で、樹脂16を硬化して磁性楔14を成形することができる。これにより、磁性楔14の内周面における透磁率のバラツキを抑えることができる。したがって、ステータ3側からロータ2側へ高周波磁束が漏洩するのを更に抑えて、回転電機の効率を更に高めることができる。なお、上記一実施形態と同様、樹脂製のシート18を用いるものの、上述した第1の変形例と同様の目的を果たすために、シート18の内側に電磁石等を配置してもよい。
また、上記一実施形態においては、ステータコア7の内周面の全体に沿ってシート18を配置する場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。少なくとも1個のスロット8を覆うように、すなわち、少なくとも2個のティース部13の内周面に沿うようにシート18又は18Aを配置できればよい。具体的には、例えば図9で示す第2の変形例のように、2個のスロット8を覆うように、すなわち、3個のティース部13の内周面に沿うようにシート18又は18Aを配置してもよい。また、例えば図10で示す第3の変形例のように、ステータコア7の内周面の四分の一に沿うようにシート18又は18Aを配置してもよい。また、例えば図11で示す第4の変形例のように、ステータコア7の内周面の半分に沿うようにシート18又は18Aを配置してもよい。また、例えば図12で示す第5の変形例のように、ステータコア7の内周面の四分の三に沿うようにシート18又は18Aを配置してもよい。そして、シート18又は18Aを移動させながら、各スロット8の開口部11に充填された混合物17の内周面を均せばよい。これらの変形例では、ステータコア7の内径寸法が変わっても、容易に対応することができる。
また、上記一実施形態においては、四角形状のシート18の巻き方として、対向する2つの辺が接触すると共に、第1の角と第2の角が接触し、且つ第3の角と第4の角が接触するように巻いた場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。例えば図13で示す第6の変形例のように、対向する2つの辺が接触するものの、第1の角と第2の角が接触せず、かつ第3の角と第4の角が接触しないように、シート18又は18Aを斜めに巻いてもよい。これにより、ステータコア7の内径寸法が変わっても、容易に対応することができる。
また、上記一実施形態においては、ステータコア7の内周面に沿ってシート18を配置した後、ステータコア7の軸方向一方側から各スロット8に混合物17を充填して、各スロット8からステータコア7の軸方向他方側にはみ出した混合物17を取り除く場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。このような変形例を図14及び図15を用いて説明する。
図14は、本変形例における回転電機のステータの製造方法の手順を表すフローチャートである。
ステップS1にて、ステータコア7の各スロット8に絶縁材12A、コイル9、及び絶縁材12Bをその順序で挿入し、それらをワニス等で固定する。その後、ステップS6にて、ステータコア7の軸方向一方側及び他方側に例えば円筒形状の治具19を配置し、これらの治具19でスロット8を覆う(図15参照)。
その後、ステップS3にて、磁性粉末15及び未硬化状態又は半硬化状態の樹脂16を含む混合物17を、ステータコア7の内周側から各スロット8に充填する。このとき、各スロット8からステータコア7の内周側に混合物17がはみ出せば、はみ出した混合物17を取り除く。
その後、ステップS2にて、ステータコア7の内周面に沿ってシート18又は18Aを配置する。その後、ステップS4にて、シート18又は18Aを用いて、各スロット8に充填された混合物17の内周面を、ステータコア7の内周面に対して同一の円筒側面となるように均す。その後、樹脂16を加熱によって硬化して磁性楔14を成形する。
本変形例においても、磁性楔14の内周面を、ステータコア7の内周面に対して同一の円筒側面となるように均すことができる。これにより、ステータ3側からロータ2側へ高周波磁束が漏洩するのを抑えて、回転電機の効率を高めることができる。また、柔軟性を有するシート18又は18Aを用いることにより、磁性楔14の内周面を容易に均すことができる。また、ステータコア7の内径寸法が変わっても、容易に対応することができる。
なお、以上においては、本発明の適用対象の回転電機として、かご形誘導電動機(詳細には、導体バー6及びエンドリングを有するロータ2を備えたもの)を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、本発明は、例えば永久磁石同期電動機(詳細には、永久磁石を有するロータを備えたもの)に適用してもよいし、あるいは、発電機に適用してもよい。
1…回転軸、2…ロータ、3…ステータ、7…ステータコア、8…スロット、9…コイル、10…格納部、11…開口部、14…磁性楔、15…磁性粉末、16…樹脂、17…混合物、18…シート、18A…マグネットシート

Claims (6)

  1. ステータコアと、前記ステータコアの内周側に形成された複数のスロットに挿入されたコイルと、前記ステータコアの内周面に開口する前記複数のスロットの開口部にそれぞれ設けられ、磁性粉末及び樹脂を含む混合物からなる複数の磁性楔とを備えた回転電機のステータを製造する方法において、
    前記磁性粉末及び未硬化状態又は半硬化状態の前記樹脂を含む前記混合物を、前記複数のスロットの開口部に充填する第1の手順と、
    前記ステータコアの内周面に沿って配置された柔軟性を有するマグネットシートを用いて、前記複数のスロットの開口部に充填されて前記磁性粉末及び未硬化状態又は半硬化状態の前記樹脂を含む前記混合物の内周面を前記ステータコアの内周面に対して同一の円筒側面となるように均すと共に前記磁性粉末を前記混合物の内周面側に引き寄せる第2の手順と、
    前記混合物の内周面が均された状態で、前記樹脂を硬化して前記磁性楔を成形する第3の手順とを有することを特徴とする回転電機のステータの製造方法。
  2. 請求項1に記載の回転電機のステータ造方法において、
    前記第3の手順は、前記混合物の内周面が均され且つ前記磁性粉末が前記混合物の内周面側に寄せられた状態で、前記樹脂を硬化して前記磁性楔を成形することを特徴とする回転電機のステータの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機のステータの製造方法において、
    前記シートは、前記ステータコアの内周面の全体又は一部に沿って配置されたことを特徴とする回転電機のステータの製造方法。
  4. 請求項1又は2に記載の回転電機のステータの製造方法において、
    前記シートは、粘着剤を用いて前記ステータコアの内周面に貼り付けられたことを特徴とする回転電機のステータの製造方法。
  5. 回転軸と、前記回転軸の外周側に固定されたロータと、前記ロータの外周側に離間して配置されたステータとを備え、
    前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアの内周側に形成された複数のスロットに挿入されたコイルと、前記ステータコアの内周面に開口する前記複数のスロットの開口部にそれぞれ設けられ、磁性粉末及び樹脂を含む混合物からなる複数の磁性楔とを備えた回転電機において、
    前記磁性楔は、前記ステータコアの内周面に沿って配置されて前記磁性粉末を引き寄せる柔軟性を有するマグネットシートを用いて、前記複数のスロットの開口部に充填されて前記磁性粉末及び未硬化状態又は半硬化状態の前記樹脂を含む前記混合物の内周面が前記ステータコアの内周面に対して同一の円筒側面となるように均された状態で、前記樹脂が硬化されて成形されたことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項5に記載の回転電機において、
    前記磁性楔は、前記ステータコアの内周面に沿って配置されて前記磁性粉末を引き寄せる柔軟性を有するマグネットシートを用いて、前記複数のスロットの開口部に充填されて前記磁性粉末及び未硬化状態又は半硬化状態の前記樹脂を含む前記混合物の内周面が前記ステータコアの内周面に対して同一の円筒側面となるように均され且つ前記磁性粉末が前記混合物の内周面側に寄せられた状態で、前記樹脂が硬化されて成形されたことを特徴とする回転電機。
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