JP7046877B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両では、フラットフロアの後方にエアクリーナが配置される構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3831236号公報
フラットフロアの後方にエアクリーナが配置される場合、エアクリーナの吸気口には、フラットフロアの上面に沿って流れた風が到達し易く、吸気口には風の流れが阻害されずに到達し易い。このため、エアクリーナ付近での流速が速すぎてしまい、エアクリーナの吸気口から吸気される空気の量が少なくなる場合があり、エアクリーナの吸気効率が低下する場合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、エアクリーナの吸気効率を向上させた鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
鞍乗型車両は、フラットフロア(11)と、前記フラットフロア(11)の後方に位置するユニットスイングエンジン(13)と、前記ユニットスイングエンジン(13)の上方に位置するエアクリーナ(40)と、前記フラットフロア(11)の上方に位置するサイドカバー(50)と、を有する鞍乗型車両において、前記エアクリーナ(40)は、前記フラットフロア(11)の上端よりも上方に吸気口(40c)が位置し、前記サイドカバー(50)には、前記フラットフロア(11)の後端に対応する位置において車幅方向外方に凸となる壁部(57)が形成され、前記フラットフロア(11)の後部には、上方に駆け上がる傾斜部(61d)を有し、前記傾斜部(61d)よりも後方には、上面に平坦面(62a)を備える延出部(62)が形成され、前記延出部(62)の前記平坦面(62a)に前記壁部(57)が位置し、前記平坦面(62a)より後方であって前記エアクリーナ(40)の前方に、タンデムステップ(21)を有することを特徴とする。
上記構成において、前記壁部(57)の車幅方向外方の端は、前記吸気口(40c)よりも車幅方向外方に位置してもよい。
上記構成において、前記フラットフロア(11)には、前記壁部(57)よりも前方に、前記フラットフロア(11)の上面から上方に凸となる突起部(63)が形成されてもよい。
上記構成において、前記突起部(63)は、車幅方向外方に向けて後方に向かうように傾斜して設けられてもよい。
上記構成において、前記サイドカバー(50)は、前記フラットフロア(11)の上面から立ち上がる立上り部(54)と、前記立上り部(54)の上方にて前記立上り部(54)よりも車幅方向外方に張り出すように形成される張出部(55)と、を備え、前記壁部(57)は、前記立上り部(54)に形成されてもよい。
上記構成において、前記突起部(63)の前方において、前記フラットフロア(11)は、上方に駆け上がる傾斜部(61d)を有してもよい。
上記構成において、前記吸気口(40c)は、前記エアクリーナ(40)の下方に開口するように形成されてもよい。
鞍乗型車両は、フラットフロアと、前記フラットフロアの後方に位置するユニットスイングエンジンと、前記ユニットスイングエンジンの上方に位置するエアクリーナと、前記フラットフロアの上方に位置するサイドカバーと、を有する鞍乗型車両において、前記エアクリーナは、前記フラットフロアの上端よりも上方に吸気口が位置し、前記サイドカバーには、前記フラットフロアの後端に対応する位置において車幅方向外方に凸となる壁部が形成される。この構成によれば、フラットフロアを流れる風の流れを阻害することができ、エアクリーナの吸気口付近で空気を滞留させることができるので、エアクリーナの吸気効率を向上させることができる。
上記構成において、前記フラットフロアには、前記壁部よりも前方に、前記フラットフロアの上面から上方に凸となる突起部が形成されてもよい。この構成によれば、突起部により風の流れを上方に向けることができ、より確実にサイドカバーの壁部に風を当てることができる。
上記構成において、前記突起部は、車幅方向外方に向けて後方に向かうように傾斜して設けられてもよい。この構成によれば、突起部により、風の流れを止めつつ、突起部に当たった風を車幅方向内方に向かうように風を流すことができるので、エアクリーナ側に十分な空気を供給することができる。
上記構成において、前記サイドカバーは、前記フラットフロアの上面から立ち上がる立上り部と、前記立上り部の上方にて前記立上り部よりも車幅方向外方に張り出すように形成される張出部と、を備え、前記壁部は、前記立上り部に形成されてもよい。この構成によれば、立上り部は一段車幅方向内側に凹むように設けられるので、フラットフロア上やサイドカバーの側面を流れる空気の流れを整流できる。
上記構成において、前記突起部の前方において、前記フラットフロアは、上方に駆け上がる傾斜部を有してもよい。この構成によれば、より整流効果を得ることができる。
上記構成において、前記吸気口は、前記エアクリーナの下方に開口するように形成されてもよい。この構成によれば、吸気口から水、泥等が入ることを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 図1の要部の拡大図である。 ステップフロアの平面図である。 ステップフロアの左側の延出部の左側面図である。 ステップフロアの延出部とリアサイドカバーとの関係を示す平面図である。 ステップフロアの延出部の周辺部を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両1の左側面図である。なお、以下の説明では、左側面図において左右一対で設けられるものは、符号を含めて左側のものだけが図示されている。
鞍乗型車両1は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア(フラットフロア)11を有するスクータ型の自動二輪車であり、車体フレーム12の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン13に軸支されている。
鞍乗型車両1は、車体フレーム12の前端部に軸支されるフロントフォーク14を備え、前輪2は、フロントフォーク14の下端部に軸支される。乗員が操舵するハンドル15は、フロントフォーク14の上端に取り付けられている。
鞍乗型車両1は、車体フレーム12等の車体を覆う車体カバー16を備える。
車体フレーム12は、前端に設けられるヘッドパイプ17と、ヘッドパイプ17から後下方に延びるダウンフレーム18と、ダウンフレーム18の下端から後方へ略水平に延びる左右一対のロアフレーム19,19と、ロアフレーム19,19の後端から後上がりに延びる左右一対のシートフレーム20,20とを備える。シートフレーム20,20は、ロアフレーム19,19の後端部から後上がりに延びる傾斜部20a,20aと、傾斜部20a,20aの上端から、傾斜部20a,20aよりも緩い傾斜で後上がりに延びる後方延出部20b,20bとを備える。
傾斜部20a,20aの上部には、不図示のリンク機構を介してユニットスイングエンジン13が支持される。
ユニットスイングエンジン13は、内燃機関であるエンジン30と、後輪3を揺動自在に支持するアーム部31とが一体化されたユニットスイングパワーユニットである。
中空のケース状に形成されたアーム部31の内部には、エンジン30の出力を後輪3に伝達するベルト式無段変速機(不図示)が収容されている。ユニットスイングエンジン13は、図示しないリンク機構を介して、揺動自在にシートフレーム20,20の傾斜部20a,20aに連結されている。
左側の後方延出部20bとアーム部31の後端部との間には、リアサスペンション32が掛け渡されている。
エンジン30は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を収容するクランクケース34と、クランクケース34の前面部から前方へ略水平に延びるシリンダ部35とを備える。
エンジン30の排気管(不図示)は、シリンダ部35から引き出されて後方に延び、その後端が、後輪3の右側方(一側側方)に配置されたマフラー37に接続される。
アーム部31は、クランクケース34の左後部から後方に延び、後輪3の左側方(他側側方)に位置する。後輪3は、アーム部31の後端部の後輪車軸31aに軸支され、アーム部31によって片持ちで支持される。
図2は、図1の要部拡大図である。
図1、図2を参照して、エンジン30の吸気装置は、エアクリーナ40と、エアクリーナ40から前方に延びるコネクティングチューブ41と、エアクリーナ40にコネクティングチューブ41を介して接続されるスロットルボディ(不図示)とを備える。
エアクリーナ40は、アーム部31に支持されて、アーム部31の上方に位置し、後輪3の左側方に位置する。エアクリーナ40は、アーム部31の上面に取り付けられており、アーム部31と一体に揺動する。エアクリーナ40は、車両側面視では、アーム部31とシートフレーム20の後方延出部20bとの間に位置する。また、エアクリーナ40はリアサスペンション32よりも車幅方向の外側に配置されており、後部がリアサスペンション32に外側から重なっている。
上記スロットルボディは、エアクリーナ40の前方且つユニットスイングエンジン13の上方に配置され、その前端の下流端がシリンダ部35の吸気ポート(不図示)に接続される。
図1に示すように、車体カバー16は、ハンドル15の周辺部を覆うアッパーカバー45と、ヘッドパイプ17及びダウンフレーム18を前方及び側方から覆うフロントカバー46と、フロントカバー46に後方から合わさってヘッドパイプ17及びダウンフレーム18を後方から覆うレッグシールド47とを備える。
また、車体カバー16は、ロアフレーム19,19を下方から覆うアンダーカバー48と、ロアフレーム19,19を上方から覆う上記ステップフロア11と、シート10の下方の部分を前方から覆うセンターロアカバー49と、シート10の下方でシートフレーム20,20を側方から覆う左右一対のリアサイドカバー(サイドカバー)50,50と、を備える。
鞍乗型車両1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー43を備える。
鞍乗型車両1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー44を備える。
シート10は、運転者が着座する前側シート10aと、同乗者が着座する後側シート10bとを備える。
同乗者が足を乗せるタンデムステップ21、21は、リアサイドカバー50、50の下方でステップフロア11の後端近傍に設けられている。
サイドスタンド22は、左側のロアフレーム19に設けられている。
図3は、ステップフロア11の平面図である。以降の説明においては、基本的に複数ある部材であっても符号は一つのみ付して説明する。
ステップフロア11は、略左右対称の板状に形成されている。ステップフロア11は、左右一対の本体部61を備える。本体部61は、前後方向に延びる長板状に形成されている。本体部61は、車両側面視では、やや後ろ上がりに傾斜している(図1、図2参照)。
本体部61の上面には、上面に対して上方に突出する複数の微小な凸部61aが形成されている。凸部61aは、柱状に突出しており、微小な隙間を空けて複数配置されている。また、本体部61の車幅方向内側には、上面に対して上方に突出する複数の微小な第2の凸部61bが形成される。第2の凸部61bは幅方向に延びる微小な突条形状である。凸部61aや第2の凸部61bが複数形成されることにより、本体部61の上面には、凹凸が形成され、凹凸が形成されない場合よりも本体部61上に足を乗せた場合に足を滑り難くできる。すなわち、本体部61には、凸部61aと第2の凸部61bとにより、足を乗せる足乗せ部が形成されている。本体部61には、厚み方向に貫通する固定孔61cが形成されている。固定孔61cには図示しない締結部材が挿通され、締結部材によりステップフロア11が左右のシートフレーム20に固定される。
図2、図3において、本体部61の後方には、後方に向かうにつれて上方に駆け上がるように傾斜する傾斜部61dが形成されている。傾斜部61dは、前方の本体部61よりも急な傾斜角度で上方に傾斜している。傾斜部61dの後方には、延出部62が形成されている。延出部62は、ステップフロア11の後端部に相当し、上下方向では、上端部を構成する。延出部62の上面には、水平方向に沿った平坦面62aが形成されている。延出部62の平坦面62aには、平坦面62aに対して上方に突出する突起部63が形成されている。突起部63は、車幅方向に延びる柱状に形成されている。
図4は、ステップフロア11の左側の延出部62の左側面図である。
図3、図4を参照して、突起部63は、延出部62の幅方向に延在する。突起部63は、平面視では、車幅方向外側に向かうにつれて後方に向かうように傾斜して配置される。車両側面視において、突起部63の断面は、台形状に形成される。突起部63は、後方に向かうにつれて上方に傾斜する前側の傾斜面63aと、前側の傾斜面63aの上部から後方に延びる頂面63bと、頂面63bの後部から延び、後方に向かうにつれて下方に傾斜する後側の傾斜面63cと、を備える。
突起部63は、本体部61の凸部61aおよび第2の凸部61bよりも大きく突出する高さに形成される。突起部63は、走行風(風、空気)を上方に案内可能な程度の高さに形成される。換言すれば、前側の傾斜面63aは、走行風が前方から当たった場合に、走行風を、車幅方向よりも上方に案内し易い傾斜角度に設定されている。本実施の形態では、突起部63は、延出部62の平坦面62a部分の板厚t程度の高さに形成される。突起部63は、前後方向に間隔を空けて複数形成されており、後側ほど、突起部63の高さが低く形成される。
突起部63に対して車幅方向内側には、上方に立ち上がる板状のステー部64が形成されている。ステー部64には、厚み方向に貫通する締結孔64aが形成されている。締結孔64aには、不図示の締結部材が挿通され、シートフレーム20の図示しない締結部に締結部材により締結される。また、ステー部64は、突起部63から車幅方向内側に離間しており、突起部63とステー部64との間には、カバー配置スペース65が形成されている。カバー配置スペース65には、リアサイドカバー50の下端が配置され、ステー部64はリアサイドカバー50で車幅方向外方から覆われる。
図3に示すように、左右の本体部61は、車幅方向に延びる前後一対の接続部66a、66bで接続される。左右の本体部61と、前後の接続部66a、66bとの間には、四角状の開口部67が形成されている。開口部67の内周部には、複数の固定部67aが形成されており、固定部67aには、開口部67を塞ぐ図示しないリッドが固定される。
ステップフロア11の前縁部68は、左右の本体部61、61と中央の接続部66aとの前縁形状により形成される。前縁部68は、車幅方向中央が後方に凹んでいる。前縁部68には、前方に突出する片状の複数の係合爪68aが形成されている。係合爪68aは、レッグシールド47(図1参照)の下部に係合する。
ステップフロア11の後部には、後方に開放されたU字状の後方開口部69が形成される。後方開口部69は、後方に向かうにつれて車幅方向の開口幅が広がるように形成されている。後方開口部69は、後方の接続部66bの後縁形状と、左右の本体部61および左右の延出部62の内縁形状により形成される。後方開口部69には、後方の接続部66bに対向してセンターロアカバー49(図2参照)が配置される。また、後方開口部69には、延出部62に対向して、リアサイドカバー50(図2参照)が配置される。
図1、図2に示すように、センターロアカバー49は、シート10の下方を前方及び側方から覆うとともに、エンジン30のシリンダ部35を前方から覆う。また、リアサイドカバー50は、センターロアカバー49の後方で、シート10の下方を側方から覆う。
本実施の形態のリアサイドカバー50は、複数のカバーで構成されている。リアサイドカバー50は、シート10の下方でシートフレーム20の前端近傍から後端近傍まで延びる第1のサイドカバー51と、第1のサイドカバー51の前部に設けられる第2のサイドカバー52と、第1のサイドカバー51の下方に配置される第3のサイドカバー53と、を備える。
第1のサイドカバー51は、車両側面視で、前後方向に延びて後上がりに延び、後方になるほど上下幅が小さくなる板状のカバーである。第1のサイドカバー51は、シート10の下縁に沿って後上がりに延びる上縁部51aと、センターロアカバー49の下端近傍から後上がりに延びて上縁部51aの後端に繋がる下縁部51bとを備える。また、第1のサイドカバー51には、車両側面視で、上縁部51aおよび下縁部51bの前端からV字状に後上がりに切り欠かれた切り欠き部51cが形成されている。第1のサイドカバー51は、シートフレーム20を外側方から覆う。第1のサイドカバー51の切り欠き部51cは、第2のサイドカバー52によって塞がれる。
第2のサイドカバー52は、略三角状で後上がりに延びる板状のカバーであり、センターロアカバー49の後縁部49aに連続して設けられている。第2のサイドカバー52は、第1のサイドカバー51の切り欠き部51cを塞いで、シートフレーム20の傾斜部20aを外側方から覆う。第2のサイドカバー52の上下方向中央部には、車幅方向内側に凹んだ谷部52aが形成されている。谷部52aは、第2のサイドカバー52の前端部から後端に向かって延びている。
図2に示すように、第3のサイドカバー53は、第1のサイドカバー51の下縁部51bに沿うように後上がりに延びる板状のカバーである。第3のサイドカバー53は、第1のサイドカバー51の下縁部51bに取り付けられると共に、ステップフロア11のステー部64に係合して取り付けられる。第3のサイドカバー53は、エアクリーナ40の前方に位置する。
図5は、ステップフロア11の延出部62と、リアサイドカバー50の第3のサイドカバー53との関係を示す平面図である。
図2、図5を参照して、第3のサイドカバー53は、ステップフロア11から立ち上がる側壁状の立上り部54を備える。立上り部54は、車両側面視では、前後方向に延びる帯状に形成される。立上り部54は、平面視では、車幅方向外側に向かうにつれて後方に湾曲し、延出部62のカバー配置スペース65(図3参照)に沿って配置される。
立上り部54の上方には、立上り部54よりも車幅方向外側に張り出す張出部55が形成されている。張出部55は、車両側面視で、後上がりに延びる略三角状の張出前部55aと、張出前部55aの下部から後下方に延びる略四角状の張出後部55bとを備える。張出前部55aは、平面視では、後方に向かうにつれて車幅方向外側に向かうよう湾曲する。また、張出後部55bは、平面視では、車幅方向外側斜め後方に直線状に延びている。平面視において、張出部55は、ステップフロア11の延出部62と重複しており、張出部55が突起部63と少なくとも一部が重複する。張出後部55bの下部後方には、タンデムステップ21が配置されている。
張出前部55aおよび張出後部55bは、図2に示すように、立上り部54の外側面54aに対して車幅方向に交差する張出底部55cを備える。張出底部55cは、延出部62に対向する。ステップフロア11と、立上り部54と、張出底部55cとにより、前後方向に延び車幅方向内側に凹んだ凹溝状のスペース56が形成される。車両側面視で、スペース56の前後方向中央部には、本体部61の傾斜部61dが位置する。傾斜部61dによりスペース56の断面が緩やかに狭められる。スペース56は車幅方向内側に凹んでいるため、ステップフロア11の本体部61の後部では左右幅が確保される。よって、運転者は、スペース56において本体部61に足を乗せることもでき、運転者の運転姿勢の自由度が大きくなっている。
スペース56において、立上り部54の後端には、車幅方向外側に突出する壁部57が形成される。壁部57は、立上り部54に対して張出後部55bと同程度に車幅方向外方に突出する。
壁部57は、ステップフロア11の延出部62に対して離間しており、第3のサイドカバー53の壁部57と、ステップフロア11との間には、クリアランス58が形成される。クリアランス58により、ステップフロア11に対する第3のサイドカバー53の組み付け公差が吸収される。
図2に示すように、車両側面視において、壁部57の後方には、柱状のタンデムステップ21が配置される。タンデムステップ21は、ステップホルダ23を介して、車体フレーム12の傾斜部20aに支持される。図5に示すように、タンデムステップ21は、ステップフロア11の延出部62の後方に位置する。タンデムステップ21の一端部21aが、ステップホルダ23に回動可能に支持される。タンデムステップ21は、矢印B1で示すように、車幅方向外側にやや傾斜して前後方向に延びる収容位置と、矢印B2で示すように、車幅方向に延びた回動位置との間を回動可能に支持される。なお、矢印B1で示す収容位置では、タンデムステップ21は、車両側面視において、右上がりに延びて後部(他端部)21bがエアクリーナ40に重複する。
タンデムステップ21は、ステップフロア11の延出部62よりも後方で、且つ、エアクリーナ40の前方に配置される。上下方向において、タンデムステップ21は、ユニットスイングエンジン13のアーム部31と、エアクリーナ40との間に配置される。
エアクリーナ40は、左側方(他側側方)に開口するケース部40aと、ケース部40aの開口を塞ぐカバー部40bと、エアクリーナ40内に収容されるエアクリーナエレメント(不図示)とを備える。カバー部40bは、左側方に膨出する容器状に形成されており、カバー部40bの容器側壁を構成する前下部には、下方に開口する吸気口40cが設けられている。吸気口40cは、ステップフロア11の延出部62の後方延長上のやや上方に配置され、タンデムステップ21よりも後方に配置される。吸気口40cを通じてカバー部40bの内部に空気が取り込まれる。カバー部40bの内部に取り込まれた空気は、エアクリーナエレメントを通過した後にエンジン30のシリンダ部35に送られる。吸気口40cは、エアクリーナ40の下方に開口するため、吸気口40cから水、泥等が入ることを抑制することができる。
図6は、ステップフロア11の延出部62の周辺部を示す斜視図である。
本実施の形態の鞍乗型車両1の吸気装置では、エアクリーナ40の吸気口40cから取り込まれた空気が、エンジン30に供給される。
鞍乗型車両1が走行する場合に、ステップフロア11に沿って流れる走行風は、センターロアカバー49によって左右に振り分けられるなどして、矢印A1で示すように、左右のリアサイドカバー50に沿って後方に流れる。リアサイドカバー50に沿って流れる走行風は、スペース56に沿って流れ、傾斜部61dでは矢印A2で示すように流れて、整流される。
突起部63では、走行風は上方に案内されて、矢印A3で示すように突起部63を越えるように流れると共に、図5の矢印Aで示すように車幅方向内側に向かうように流れる。ステップフロア11の後端に到達した走行風は、壁部57によって流れが阻害され、矢印A4で示すように、スペース56の車幅方向外側に流れる。そして、流れが阻害された走行風が、ステップフロア11の後方に配置されたエアクリーナ40の吸気口40cに到達し、その一部が、吸気口40cを通じてエアクリーナ40に取り込まれ、エンジン30に供給される。
一般に、ステップフロアの上面に沿って流れる走行風は、流れが阻害され難く流速が速くなり易い。特に、リアサイドカバーに車幅方向内側に凹んだスペースがステップフロアに沿って形成されている場合には、ステップフロアに沿って流れる走行風は、スペースに整流されて高速になり易い。走行風が高速になると、エアクリーナの吸気口を走行風が高速で通過し易く、吸気口から吸引される空気の量が減って、吸気効率が低下する場合がある。
これに対して、本実施の形態では、リアサイドカバー50のスペース56の後部に、ステップフロア11に対向する壁部57が形成されており、走行風の流れが壁部57により阻害でき、エアクリーナ40の吸気口40cから、滞留した走行風が取り込まれ易く、エアクリーナ40の吸気効率を向上できる。
また、壁部57とステップフロア11との間には、クリアランス58が生じているが、突起部63により、矢印A3で示すように走行風が上方に案内され易く、クリアランス58に向かい難くなっている。つまり、突起部63で走行風を上方に向けて壁部57に当て易くなっており、走行風がクリアランス58を通過して吸気口40c側で風速が速まることが抑制される。
また、突起部63により、風の流れを止めつつ、図5の矢印Aで示すように、車幅方向内方に向かうように走行風を流すことができるので、ステップフロア11上に走行風をとどまらせて後方に流すことができ、エアクリーナ40側に十分な空気を供給することができる。
さらに、スペース56は車幅方向内側に凹むような空間であるので、ステップフロア11上やリアサイドカバー50の側面を流れる空気の流れを整流できる。また、スペース56は、突起部63の前方において、傾斜部61dにより後方に向かうにつれて緩やかに狭められており、より整流効果を得ることができる。
エアクリーナ40の吸気口40cは、エアクリーナ40の下方に開口するように形成されており、ステップフロア11に沿って延出部62からの走行風を取り込み易いと共に、吸気口40cから水、泥等が入ることを抑制することができる。
なお、車両側面視において、延出部62の平坦面62aの後方延長上には、タンデムステップ21が配置されており、タンデムステップ21によっても走行風が阻害できる。よって、さらに走行風は、流れが阻害されて、吸気口40cからの吸気効率が向上し易い。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、ステップフロア11と、ステップフロア11の後方に位置するユニットスイングエンジン13と、ユニットスイングエンジン13の上方に位置するエアクリーナ40と、ステップフロア11の上方に位置するリアサイドカバー50と、を有する鞍乗型車両において、エアクリーナ40は、ステップフロア11の上端を構成する延出部62よりも上方に吸気口40cが位置し、リアサイドカバー50には、ステップフロア11の後端に対応する位置において車幅方向外方に凸となる壁部57が形成される。したがって、ステップフロア11を流れる走行風の流れを阻害することができ、エアクリーナ40の吸気口40c付近で空気を滞留させることができるので、エアクリーナ40の吸気効率を向上させることができる。
本実施の形態では、ステップフロア11には、壁部57よりも前方に、ステップフロア11の上面から上方に凸となる突起部63が形成される。したがって、突起部63により走行風の流れを上方に向けることができ、より確実にリアサイドカバー50の壁部57に風を当てることができる。
本実施の形態では、突起部63は、車幅方向外方に向けて後方に向かうように傾斜して設けられる。したがって、突起部63により、走行風の流れを止めつつ、突起部63に当たった風を車幅方向内方に向かうように走行風を流すことができるので、エアクリーナ40側に十分な空気を供給することができる。
本実施の形態では、リアサイドカバー50は、ステップフロア11の上面から立ち上がる立上り部54と、立上り部54の上方にて立上り部54よりも車幅方向外方に張り出すように形成される張出部55と、を備え、壁部57は、立上り部54に形成される。したがって、立上り部54は一段車幅方向内側に凹むように設けられるので、ステップフロア11上やリアサイドカバー50側面を流れる空気の流れを整流できる。
本実施の形態では、突起部63の前方において、ステップフロア11は、上方に駆け上がる傾斜部61dを有する。したがって、より整流効果を得ることができる。
本実施の形態では、吸気口40cは、エアクリーナ40の下方に開口するように形成される。したがって、吸気口40cから水、泥等が入ることを抑制することができる。
上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、リアサイドカバー50は、立上り部54と張出部55とを有し、車幅方向内側に凹んだスペース56が形成される構成を説明した。しかし、リアサイドカバー50は、スペース56が形成されない構成でもよい。したがって、上記実施の形態では、壁部57が、スペース56の後端に配置されたが、壁部57は、スペース56が形成されないリアサイドカバー50の外表面から、車幅方向外方に凸となる構成でもよい。
上記実施の形態では、リアサイドカバー50は、第1のサイドカバー51と、第2のサイドカバー52と、第3のサイドカバー53とが別体の構成を説明した。しかし、例えば、第1のサイドカバー51と、第2のサイドカバー52と、第3のサイドカバー53とが一体でもよい。また、例えば、第1のサイドカバー51と、第3のサイドカバー53とが一体で、第2のサイドカバー52を別体にする構成など、リアサイドカバー50は、任意のカバー部分を一体として複数のカバーとする構成でもよい。
11 ステップフロア(フラットフロア)
13 ユニットスイングエンジン
40 エアクリーナ
40c 吸気口
50 リアサイドカバー(サイドカバー)
54 立上り部
55 張出部
57 壁部
61d 傾斜部
63 突起部

Claims (7)

  1. フラットフロア(11)と、前記フラットフロア(11)の後方に位置するユニットスイングエンジン(13)と、前記ユニットスイングエンジン(13)の上方に位置するエアクリーナ(40)と、前記フラットフロア(11)の上方に位置するサイドカバー(50)と、を有する鞍乗型車両において、
    前記エアクリーナ(40)は、前記フラットフロア(11)の上端よりも上方に吸気口(40c)が位置し、
    前記サイドカバー(50)には、前記フラットフロア(11)の後端に対応する位置において車幅方向外方に凸となる壁部(57)が形成され、
    前記フラットフロア(11)の後部には、上方に駆け上がる傾斜部(61d)を有し、前記傾斜部(61d)よりも後方には、上面に平坦面(62a)を備える延出部(62)が形成され、前記延出部(62)の前記平坦面(62a)に前記壁部(57)が位置し、前記平坦面(62a)より後方であって前記エアクリーナ(40)の前方に、タンデムステップ(21)を有することを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記壁部(57)の車幅方向外方の端は、前記吸気口(40c)よりも車幅方向外方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記フラットフロア(11)には、前記壁部(57)よりも前方に、前記フラットフロア(11)の上面から上方に凸となる突起部(63)が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記突起部(63)は、車幅方向外方に向けて後方に向かうように傾斜して設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記サイドカバー(50)は、前記フラットフロア(11)の上面から立ち上がる立上り部(54)と、前記立上り部(54)の上方にて前記立上り部(54)よりも車幅方向外方に張り出すように形成される張出部(55)と、を備え、
    前記壁部(57)は、前記立上り部(54)に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記突起部(63)の前方において、前記フラットフロア(11)は、上方に駆け上がる傾斜部(61d)を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記吸気口(40c)は、前記エアクリーナ(40)の下方に開口するように形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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