JP7046877B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、エアクリーナの吸気効率を向上させた鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記構成において、前記フラットフロア(11)には、前記壁部(57)よりも前方に、前記フラットフロア(11)の上面から上方に凸となる突起部(63)が形成されてもよい。
鞍乗型車両1は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア(フラットフロア)11を有するスクータ型の自動二輪車であり、車体フレーム12の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン13に軸支されている。
鞍乗型車両1は、車体フレーム12等の車体を覆う車体カバー16を備える。
ユニットスイングエンジン13は、内燃機関であるエンジン30と、後輪3を揺動自在に支持するアーム部31とが一体化されたユニットスイングパワーユニットである。
中空のケース状に形成されたアーム部31の内部には、エンジン30の出力を後輪3に伝達するベルト式無段変速機(不図示)が収容されている。ユニットスイングエンジン13は、図示しないリンク機構を介して、揺動自在にシートフレーム20,20の傾斜部20a,20aに連結されている。
左側の後方延出部20bとアーム部31の後端部との間には、リアサスペンション32が掛け渡されている。
アーム部31は、クランクケース34の左後部から後方に延び、後輪3の左側方(他側側方)に位置する。後輪3は、アーム部31の後端部の後輪車軸31aに軸支され、アーム部31によって片持ちで支持される。
図1、図2を参照して、エンジン30の吸気装置は、エアクリーナ40と、エアクリーナ40から前方に延びるコネクティングチューブ41と、エアクリーナ40にコネクティングチューブ41を介して接続されるスロットルボディ(不図示)とを備える。
エアクリーナ40は、アーム部31に支持されて、アーム部31の上方に位置し、後輪3の左側方に位置する。エアクリーナ40は、アーム部31の上面に取り付けられており、アーム部31と一体に揺動する。エアクリーナ40は、車両側面視では、アーム部31とシートフレーム20の後方延出部20bとの間に位置する。また、エアクリーナ40はリアサスペンション32よりも車幅方向の外側に配置されており、後部がリアサスペンション32に外側から重なっている。
上記スロットルボディは、エアクリーナ40の前方且つユニットスイングエンジン13の上方に配置され、その前端の下流端がシリンダ部35の吸気ポート(不図示)に接続される。
鞍乗型車両1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー43を備える。
鞍乗型車両1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー44を備える。
同乗者が足を乗せるタンデムステップ21、21は、リアサイドカバー50、50の下方でステップフロア11の後端近傍に設けられている。
サイドスタンド22は、左側のロアフレーム19に設けられている。
ステップフロア11は、略左右対称の板状に形成されている。ステップフロア11は、左右一対の本体部61を備える。本体部61は、前後方向に延びる長板状に形成されている。本体部61は、車両側面視では、やや後ろ上がりに傾斜している(図1、図2参照)。
図3、図4を参照して、突起部63は、延出部62の幅方向に延在する。突起部63は、平面視では、車幅方向外側に向かうにつれて後方に向かうように傾斜して配置される。車両側面視において、突起部63の断面は、台形状に形成される。突起部63は、後方に向かうにつれて上方に傾斜する前側の傾斜面63aと、前側の傾斜面63aの上部から後方に延びる頂面63bと、頂面63bの後部から延び、後方に向かうにつれて下方に傾斜する後側の傾斜面63cと、を備える。
図2、図5を参照して、第3のサイドカバー53は、ステップフロア11から立ち上がる側壁状の立上り部54を備える。立上り部54は、車両側面視では、前後方向に延びる帯状に形成される。立上り部54は、平面視では、車幅方向外側に向かうにつれて後方に湾曲し、延出部62のカバー配置スペース65(図3参照)に沿って配置される。
壁部57は、ステップフロア11の延出部62に対して離間しており、第3のサイドカバー53の壁部57と、ステップフロア11との間には、クリアランス58が形成される。クリアランス58により、ステップフロア11に対する第3のサイドカバー53の組み付け公差が吸収される。
本実施の形態の鞍乗型車両1の吸気装置では、エアクリーナ40の吸気口40cから取り込まれた空気が、エンジン30に供給される。
鞍乗型車両1が走行する場合に、ステップフロア11に沿って流れる走行風は、センターロアカバー49によって左右に振り分けられるなどして、矢印A1で示すように、左右のリアサイドカバー50に沿って後方に流れる。リアサイドカバー50に沿って流れる走行風は、スペース56に沿って流れ、傾斜部61dでは矢印A2で示すように流れて、整流される。
上記実施の形態では、リアサイドカバー50は、立上り部54と張出部55とを有し、車幅方向内側に凹んだスペース56が形成される構成を説明した。しかし、リアサイドカバー50は、スペース56が形成されない構成でもよい。したがって、上記実施の形態では、壁部57が、スペース56の後端に配置されたが、壁部57は、スペース56が形成されないリアサイドカバー50の外表面から、車幅方向外方に凸となる構成でもよい。
13 ユニットスイングエンジン
40 エアクリーナ
40c 吸気口
50 リアサイドカバー(サイドカバー)
54 立上り部
55 張出部
57 壁部
61d 傾斜部
63 突起部
Claims (7)
- フラットフロア(11)と、前記フラットフロア(11)の後方に位置するユニットスイングエンジン(13)と、前記ユニットスイングエンジン(13)の上方に位置するエアクリーナ(40)と、前記フラットフロア(11)の上方に位置するサイドカバー(50)と、を有する鞍乗型車両において、
前記エアクリーナ(40)は、前記フラットフロア(11)の上端よりも上方に吸気口(40c)が位置し、
前記サイドカバー(50)には、前記フラットフロア(11)の後端に対応する位置において車幅方向外方に凸となる壁部(57)が形成され、
前記フラットフロア(11)の後部には、上方に駆け上がる傾斜部(61d)を有し、前記傾斜部(61d)よりも後方には、上面に平坦面(62a)を備える延出部(62)が形成され、前記延出部(62)の前記平坦面(62a)に前記壁部(57)が位置し、前記平坦面(62a)より後方であって前記エアクリーナ(40)の前方に、タンデムステップ(21)を有することを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記壁部(57)の車幅方向外方の端は、前記吸気口(40c)よりも車幅方向外方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記フラットフロア(11)には、前記壁部(57)よりも前方に、前記フラットフロア(11)の上面から上方に凸となる突起部(63)が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
- 前記突起部(63)は、車幅方向外方に向けて後方に向かうように傾斜して設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
- 前記サイドカバー(50)は、前記フラットフロア(11)の上面から立ち上がる立上り部(54)と、前記立上り部(54)の上方にて前記立上り部(54)よりも車幅方向外方に張り出すように形成される張出部(55)と、を備え、
前記壁部(57)は、前記立上り部(54)に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。 - 前記突起部(63)の前方において、前記フラットフロア(11)は、上方に駆け上がる傾斜部(61d)を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗型車両。
- 前記吸気口(40c)は、前記エアクリーナ(40)の下方に開口するように形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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