JP2003095168A - スクータ型車両 - Google Patents
スクータ型車両Info
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-
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Abstract
トローラを配置すると共に、収納ボックスの容量を充分
に確保可能なスクータ型車両を提供するにある。 【解決手段】車体の幅方向に延びるクランクシャフトを
備えたクランクケースの前側に略水平に前傾すると共に
その中心軸Z−Zが車両の進行方向に沿って配置された
シリンダアッセンブリ39を備えた水冷式の多気筒エン
ジン本体13と、運転シート8の下方に配置された、ヘ
ルメット6等を収納可能な収納ボックス7Lと、燃料タ
ンク9Lとを配置したスクータ型車両1Lにおいて、ヘ
ッドパイプ3から後ろ下方に向かって延びるダウンチュ
ーブ4の前部にエンジン本体13冷却用のラジエター4
2bを配置すると共に、燃料タンク9Lをステップフロ
ア下部に配置し、吸気装置47を構成するエアクリーナ
48Lを収納ボックス7Lおよびリヤクッションユニッ
ト15の側方に配置して車体側に固定したものである。
Description
係り、特に燃料噴射式の吸気装置を備えたスクータ型車
両に関する。
キャブレタを用いるものがある。キャブレタは、エンジ
ンの特性と、走行の要求に応えるために、幾つものジェ
ット類を組み合わせて最良のセッティングを得ようとし
ているが、運転状態や回りの環境等の変化に臨機応変に
対応することは不可能であった。
転数、エンジン温度、外気温度・気圧などをセンサで感
知し、その情報をコンピュータで処理してその時最も適
切な必要燃料量をエンジンの吸気通路に直接噴射する燃
料噴射式の吸気装置を備えたエンジンが多くなった。
出力の向上が図れる一方、最低必要量しか燃料を噴射し
ないので燃料消費量も少なく、排気ガス中の有害物質の
量も少ないなどの利点があり、自動車には一般的に用い
られるようになってきている。
タ型車両のような小型の車両の場合、限られた狭いスペ
ース内に多くの部品を備えているため、新たに燃料噴射
式の吸気装置を備える場合、コンピュータを内装するコ
ントローラや燃料ポンプ、各種センサ類の配置に十分な
考慮が必要になる。
されるため、熱や水分、塵等に弱点を持つコントローラ
の配置は、正確な制御を望む場合特に重要である。
と共に上下にスイングするユニットスイング型エンジン
を備えたものが多く、燃料噴射式の吸気装置は多くの場
合このユニットスイング型エンジンの上面にスイング一
体に設けられている。そのため、ユニットスイング型エ
ンジン上方に配置される収納ボックスの底面の位置が規
制されている。
持するリヤクッションユニットのストローク量を減らせ
ばある程度収納ボックスの容量を増やすことができる
が、乗り心地が損なわれてしまう。
もので、燃料噴射式の吸気装置を正確に制御可能にコン
トローラを配置したスクータ型車両を提供することを目
的とする。
となく収納ボックスの容量を充分に確保可能なスクータ
型車両を提供するにある。
車両は、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、車体の幅方向に延びるクランクシャフト
を備えたクランクケースの前側に略水平に前傾すると共
にその中心軸が車両の進行方向に沿って配置されたシリ
ンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒エンジン本体
と、運転シートの下方に配置されたヘルメット等を収納
可能な収納ボックスと、燃料タンクと、リヤクッション
ユニットとを備え、前輪を支持するヘッドパイプと上記
運転シートとの間に、下方に向かって大きく湾入してそ
の底部にステップフロアを備えるリヤレッグシールドを
配置したスクータ型車両において、上記ヘッドパイプか
ら後ろ下方に向かって延びるダウンチューブの前部に上
記エンジン本体冷却用のラジエターを配置すると共に、
上記燃料タンクを上記ステップフロア下部に配置し、吸
気装置を構成するエアクリーナを上記収納ボックスおよ
び上記リヤクッションユニットの側方に配置して車体側
に固定したものである。
求項2に記載したように、上記収納ボックスは後方延長
部を備え、この後方延長部と上記ヘルメット後部との間
にヘルメット取出し空間を設けたものである。
請求項3に記載したように、上記エアクリーナと上記エ
ンジン本体のシリンダヘッドとを接続するインテークパ
イプに上記吸気装置を構成する燃料噴射手段としてのイ
ンジェクタを装着したものである。
に、請求項4に記載したように、インジェクタによる燃
料噴射量等を制御するコントローラを上記収納ボックス
および上記リヤクッションユニットの側方、且つ後輪の
上方に配置して上記コントローラと上記エアクリーナと
が車両側面視で重なるように構成したしたものである。
請求項5に記載したように、車体の幅方向に延びるクラ
ンクシャフトを備えたクランクケースの前側に略水平に
前傾すると共にその中心軸が車両の進行方向に沿って配
置されたシリンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒
エンジン本体と、このエンジン本体と運転シートとの間
にヘルメット等を収納可能な収納ボックスおよび吸気装
置を構成するエアクリーナを備える一方、上記エンジン
本体に燃料噴射手段としてのインジェクタを備えたスク
ータ型車両において、前輪を支持するヘッドパイプから
後ろ下方に向かって延びるダウンチューブの前部に上記
エンジン本体冷却用のラジエターを配置すると共に、上
記エアクリーナを上記収納ボックスの側方に配置する一
方、上記インジェクタをその燃料噴射方向軸(Y−Y)
が上記シリンダアッセンブリの中心軸(Z−Z)と車両
の前側で鋭角に交差するように配置したものである。
に、請求項6に記載したように、車体の幅方向に延びる
クランクシャフトを備えたクランクケースの前側に略水
平に前傾すると共にその中心軸が車両の進行方向に沿っ
て配置されたシリンダアッセンブリを備えた水冷式の多
気筒エンジン本体と、燃料タンクとを備えると共に、上
記エンジン本体と運転シートとの間にヘルメット等を収
納可能な収納ボックスおよび吸気装置を構成するエアク
リーナを備える一方、前輪を支持するヘッドパイプと上
記運転シートとの間に、下方に向かって大きく湾入して
その底部にステップフロアを備えるリヤレッグシールド
を配置し、さらに上記エンジン本体に燃料噴射手段とし
てのインジェクタを備えたスクータ型車両において、上
記ヘッドパイプから後ろ下方に向かって延びるダウンチ
ューブの前部に上記エンジン本体冷却用のラジエターを
配置すると共に、上記燃料タンクを上記ステップフロア
下部に配置し、上記エアクリーナを後輪の側方に配置す
る一方、上記インジェクタをその燃料噴射方向軸(Y−
Y)が上記シリンダアッセンブリの中心軸(Z−Z)と
略直角に交差するように配置したものである。
求項7に記載したように、上記収納ボックスを後方に延
設すると共に、上記収納ボックスの底面を側面視山形に
形成し、その頂点の前方に上記ヘルメットを前下がり状
態で収納したものである。
請求項8に記載したように、車体の幅方向に延びるクラ
ンクシャフトを備えたクランクケースの前側に略水平に
前傾すると共にその中心軸が車両の進行方向に沿って配
置されたシリンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒
エンジン本体と、運転シートの下方に配置されたヘルメ
ット等を収納可能な収納ボックスと、吸気装置を構成す
るエアクリーナと、マフラと、リヤクッションユニット
とを備えたスクータ型車両において、前輪を支持するヘ
ッドパイプから後ろ下方に向かって延びるダウンチュー
ブの前部に上記エンジン本体冷却用のラジエターを配置
すると共に、上記エアクリーナを上記マフラの上方に配
置する一方、吸気装置を構成する燃料噴射手段としての
インジェクタによる燃料噴射量等を制御するコントロー
ラを、後輪に対して上記マフラの反対側に配置したもの
である。
に、請求項9に記載したように、車体の幅方向に延びる
クランクシャフトを備えたクランクケースの前側に略水
平に前傾すると共にその中心軸が車両の進行方向に沿っ
て配置されたシリンダアッセンブリを備えた水冷式の多
気筒エンジン本体と、運転シートの下方に配置されたヘ
ルメット等を収納可能な収納ボックスと、吸気装置を構
成するエアクリーナと、吸気装置を構成する燃料噴射手
段とを備えたスクータ型車両において、前輪を支持する
ヘッドパイプから後ろ下方に向かって延びるダウンチュ
ーブの前部に上記エンジン本体冷却用のラジエターを配
置すると共に、上記エアクリーナを第一エアクリーナと
第二エアクリーナとに分割してこれらのエアクリーナを
連結管によって連結する一方、収納ボックスの底面を段
付きの前下がり形状としてその最深部にヘルメットの前
下部または後下部のいずれかをはめ込み可能に構成した
ものである。
基づいて説明する。図1は、本発明を適用したスクータ
型車両の第一実施形態の第一実施例を示す左側面図であ
る。また、図2はこのスクータ型車両の内部構造を示す
左側面図である。さらに、図3は、図1および図2に示
すスクータ型車両の概略平面図である。そして、この第
一実施形態の第一実施例に示すスクータ型車両は本発明
の基本型であり、以下、複数の実施形態および実施例を
有する。
車両1Aは車体フレーム2を有する。車体フレーム2
は、その最前部にヘッドパイプ3を備え、このヘッドパ
イプ3の後下部から後ろ下方に向かって延び、途中から
後方に向かって略水平に延設されるダウンチューブ4
と、このダウンチューブ4の後端側から後上方に延びる
左右一対のリヤフレーム5とから構成される。
を収納可能な収納ボックス7Aが設けられる。また、収
納ボックス7Aの上方にはこの収納ボックス7Aの蓋を
兼ねた運転シート8が開閉自在に設置されると共に、収
納ボックス7Aの後方には燃料タンク9Aが配置され
る。
スイング型エンジン10が配置される。このユニットス
イング型エンジン10の上面には車両の幅方向に並設さ
れた左右一対のエンジン懸架ボス11aが設けられ、こ
のエンジン懸架ボス11aがリヤフレーム5の略中央下
部に設けられた左右一対のエンジン懸架ブラケット12
aに枢着されることによりユニットスイング型エンジン
10がスイング自在に支持される。なお、図2中二点鎖
線で示すように、ユニットスイング型エンジン10の下
面にエンジン懸架ボス11bを設け、ダウンチューブ4
の後端下部に設けられたエンジン懸架ブラケット12b
にユニットスイング型エンジン10を枢着してもよい。
ンジン本体13と、このエンジン本体13の一側、本実
施例においては車両の進行方向に向かって左側から後方
に延びる伝導ケース14とを一体的に備える。伝導ケー
ス14はスイングアームを兼ねており、リヤクッション
ユニット15によりリヤフレーム5に弾性的に支持され
る。そして、伝導ケース14の後端に駆動輪である後輪
16が軸支される。
支持するフロントフォーク18やハンドルバー19等が
設けられる。ハンドルバー19の両端にはグリップ20
a,20bが設けられ、そのうち車両の進行方向に向か
って右側のグリップ20aはスロットルグリップとして
機能する。また、両グリップ20a,20bの前側には
ブレーキレバー21a,21bが設けられ、前輪17お
よび後輪16に設けられたブレーキ装置22,23にそ
れぞれブレーキワイヤ24,25を介して連結される。
そして、このハンドルバー19により前輪17が左右に
回動自在に操舵される。
バー26に覆われ、この車体カバー26によって車両の
外観を構成する。車体カバー26は、複数個のカバーエ
レメントを組み合わせることにより構成される。カバー
エレメントは、具体的には例えばフロントレッグシール
ド27、リヤレッグシールド28、ロアーレッグシール
ド29、およびリヤフレームカバー30等から構成され
る。
方に向かって大きく湾入し、その底部にライダが両足を
乗せるステップフロア31を備えたリヤレッグシールド
28が配置される。リヤレッグシールド28は、ダウン
チューブ4の水平部分を上方から覆うように配置され、
ダウンチューブ4に固定される。また、リヤレッグシー
ルド28下方にはロアーレッグシールド29がダウンチ
ューブ4の水平部分を下方から覆うように配置される。
そして、リヤレッグシールド28とロアーレッグシール
ド29とに挟まれた空間内にはフロア下収納室32が設
けられ、ステップフロア31に設けられた開閉自在のリ
ッド33によりその内部にアクセス可能とされる。さら
に、リヤレッグシールド28の前部からは上方に向かっ
て立ち上がるフロントレッグシールド27がヘッドパイ
プ3の前後を覆うように配置され、ダウンチューブ4の
立ち上がり部分に固定されると共に、このフロントレッ
グシールド27の前下部にヘッドライト34が設けられ
る。
左右別体または一体に形成されたリヤフレームカバー3
0がリヤフレーム5の左右を囲むように設けられる。ま
た、リヤフレームカバー30の後端にはコンビネーショ
ンランプ35が設けられる。そして、コンビネーション
ランプ35の上方にはリヤキャリア36が設けられる。
なお、これらのカバーエレメントはプラスティック樹脂
素材、例えばPP樹脂やABS樹脂等で成型される。
1のユニットスイング型エンジン10は一般的な強制空
冷式の4サイクル単気筒のエンジン本体13を備える。
エンジン本体13は、主に車体の幅方向に延びる図示し
ないクランクシャフトを備えたクランクケース37と、
このクランクケース37の前側に略水平に前傾し、且つ
その中心軸Z−Zが車両の進行方向に沿って配置された
シリンダアッセンブリ39とから構成される。
ンクケース37の前側に配置されるシリンダブロック4
0と、このシリンダブロック40の前側に配置されるシ
リンダヘッド41とを有する。シリンダブロック40は
その内部にピストン(図示せず)を摺動自在に内装する
と共に、シリンダヘッド41内には動弁装置(図示せ
ず)が内装される。
ジンでもよく、また、多気筒エンジンでもよく、さら
に、水冷式のエンジン冷却方式でもよい。そして、水冷
式の場合、ラジエターはヘッドパイプ3の前方(符号4
2a)や、ヘッドパイプ3下方のダウンチューブ4前部
(符号42b)など、走行風の当たり易い位置に配置さ
れることが望ましい。
0には通常型の排気装置43が備えられる。排気装置4
3は、シリンダヘッド41内下側の排気ポート44に基
端部が接続され、ユニットスイング型エンジン10の伝
導ケース14とは反対側下部、本実施例においては車両
の進行方向に向かって右側下部を後方に向かって延びる
排気管45と、この排気管45の下流端に接続され、後
斜め上方に向かって延びるマフラ46とから構成され
る。
0には燃料噴射式の吸気装置47が備えられる。吸気装
置47は、外気を吸入して清浄化するエアクリーナ48
A、この吸入された外気(以下、吸気と称する)の流量
を調整するスロットルボディ49、スロットルボディ4
9の吸気通路49a内に燃料を噴射する燃料噴射手段と
してのインジェクタ50、そして燃料タンク9A内の燃
料をインジェクタ50に圧送する燃料ポンプ51などを
主な構成部材として備える。
たスロットルバルブ52(後述)の開閉によって調整さ
れ、その開閉操作はこのスロットルボディ49から延び
るスロットルケーブル53を介して接続された前記スロ
ットルグリップ20aによって行われる。
ボディ49とはサクションパイプ54によって接続され
ると共に、スロットルボディ49とシリンダヘッド41
内上側の吸気ポート55とはインテークパイプ56によ
って接続される。そして、これらのサクションパイプ5
4とインテークパイプ56とで吸気ポート55とエアク
リーナ48とを繋ぐ吸気経路を構成する。また、燃料タ
ンク9Aと燃料ポンプ51および燃料ポンプ51とイン
ジェクタ50間は燃料ホース57によって接続される。
の量やタイミング等はコントローラ58によって電子的
に制御される。以下、燃料噴射システムの構成を、図4
を用いて説明する。
はセンサ部と、コントロール部と、噴射部とから構成さ
れる。センサ部は、燃料の基本噴射量を決定および補正
するのに必要なデータを得るために設けられ、噴射量を
決定するためにスロットルボディ49の吸気通路49a
内の吸気圧を検出する吸気圧センサ59と、クランクシ
ャフトの回転数を検出するシグナルジェネレータ60
(回転数センサ)と、シリンダヘッド41内のカムシャ
フト61の位置(バブルタイミング)を検出するカムポ
ジションセンサ62と(2サイクルエンジンの場合は不
要)、吸気通路49a内のスロットルバルブ52の開度
を検出するスロットルポジションセンサ63とを備え
る。
検出する大気圧センサ64や、エアクリーナ48Aに取
り付けられて吸気の温度を検出する吸気温センサ65、
エンジン本体13が空冷式の場合点火プラグ取付座の温
度を検出するプラグ座温センサ66、エンジン本体13
が水冷式の場合ラジエター42に取り付けられて冷却水
の温度を検出する水温センサ67、等が備えられる。そ
して、センサ部によって得られたデータはコントロール
部であるコントローラ58に送られ、燃料噴射の量やタ
イミングが決定される。
た燃料噴射の量やタイミングのデータは噴射部に送ら
れ、各装置が制御される。噴射部は、前述した燃料ポン
プ51やインジェクタ50等から構成される。また、燃
料ポンプ51の上流側には燃料内の異物を除去する燃料
フィルタ68が設けられる。なお、この第一実施例や図
4において燃料ポンプ51および燃料フィルタ68が燃
料タンク9A外に配置されている例を示すが、これらの
装置を燃料タンク9A内に内装したものでもよい。
クタ50に圧送された燃料のうち、余剰分はプレッシャ
レギュレータ69によって燃料タンク9A内に戻され
る。そして、これらの噴射部を制御するための補器とし
て、例えば燃料カットセンサ70や燃料ポンプリレー7
1等が備えられ、コントローラ58に接続される。
が接続されて電力が供給されると共に、コンビネーショ
ンメータ73にもコントローラ58は接続され、燃料の
残量や燃料噴射システムに係る警告等をメータパネル7
3a上に表示する。
る。図2および図3に示すように、吸気装置47を構成
するエアクリーナ48Aはユニットスイング型エンジン
10の伝導ケース14上に配置され、その斜め前方のシ
リンダブロック40上にインジェクタ50を備えたスロ
ットルボディ49が配置される。そして、エアクリーナ
48Aとスロットルボディ49およびこれらを接続する
サクションパイプ54およびインテークパイプ56は一
体化されてユニットスイング型エンジン10の上面にス
イング一体に固定される。
ポンプ51が配置され、リヤフレーム5に固定されると
共に、この燃料ポンプ51から可撓性を有する燃料ホー
ス57が燃料タンク9Aおよびインジェクタ50に向か
って延びる。そして、燃料ホース57はインジェクタ5
0付近において例えばクランプ74によって収納ボック
ス7Aの底面に固定され、インジェクタ50がユニット
スイング型エンジン10と共にスイングした時、燃料ホ
ース57がインジェクタ50から外れるのを防止する。
た燃料タンク9Aの側部には前記コントローラ58およ
びバッテリ72が燃料タンク9に隣接して並設される。
収納ボックス7A後方の燃料タンク9A側部はユニット
スイング型エンジン10から離れており、またその周囲
がリヤフレームカバー30によって囲まれているため、
この場所にコントローラ58を配置すればコントローラ
58にユニットスイング型エンジン10が発する熱が伝
わりにくく、また、防水、防塵性が高いのでコントロー
ラ58の設置には好適である。そして、ユニットスイン
グ型エンジン10が水冷式のエンジン本体を備えていて
も、ラジエター42a,42bから離れた場所なので、
コントローラ58へのラジエターの排風熱影響が少な
い。
り、図6は燃料タンク9Aの拡大平面図である。図5お
よび図6に示すように、燃料タンク9Aの例えば左側面
には段部9aが設けられてコントローラ58およびバッ
テリ72の設置スペースが形成される。また、この設置
スペース上にはコントローラ58およびバッテリ72の
底面形状に応じて突設された固定用の突起75が設けら
れ、コントローラ58およびバッテリ72が位置決めさ
れ、固定される。
設したことによって両者58,72間の配線76が短く
てすむ。また、コントローラ58からはインジェクタ5
0に向かってコントロールケーブル77が延びる。な
お、ユニットスイング型エンジン10やラジエター42
a,42bからの熱が伝わりにくく、防水、防塵性が高
いコントローラ58配置の条件を満たす他の場所とし
て、例えばリヤレッグシールド28とロアーレッグシー
ルド29との間のフロア下収納室32でもよく、図2お
よび図3にこのフロア下収納室32内に配置されたコン
トローラ78の例を二点鎖線で示す。
0の上方に配置される収納ボックス7Aには大きな収容
量が求められる。反面、ユニットスイング型エンジン1
0と収納ボックス7Aとの間には吸気装置47が配置さ
れており、これらが上下にスイングするため、収納ボッ
クス7Aの底面はリヤクッションユニット15が最も圧
縮された状態でユニットスイング型エンジン10および
吸気装置47のいずれにも接しない形状に形成される。
が最も圧縮された状態でのユニットスイング型エンジン
10および吸気装置47の、上部プロフィール79の最
も高い位置の二点を結ぶ線、本実施例においてはシリン
ダヘッド41上部とスロットルボディ49上部とを結ん
だ線X−Xまたはシリンダヘッド41上部とエアクリー
ナ48上部とを結んだ線X’−X’と略平行になるよ
う、収納ボックス7Aの底面が斜め前下がりに形成され
る。
ータ型車両1Bの第一実施形態の第二実施例を示すもの
であり、図7はこのスクータ型車両1Bの内部構造を示
す左側面図、そして、図8は、図7に示すスクータ型車
両1Bの概略平面図である。なお、第一実施例に示した
スクータ型車両1Aと同一の構成部材には同一の符号を
付し、説明も適宜省略する。
タ型車両1Bが第一実施例に示したスクータ型車両1A
と異なる点はその収納ボックス7Aの形状にあり、第二
実施形例に示すスクータ型車両1Bの収納ボックス7B
はその後部および後下部にヘルメット取出し空間80が
設けられ、使用者がヘルメット6を取出す際、このヘル
メット取出し空間80に手81を挿入することによりヘ
ルメット6の取出しを容易にする。なお、この収納ボッ
クス7Bの形状は従来通りのキャブレタ(図示せず)を
使用した車両にも適用可能である。
ング型エンジン10やラジエター42a,42bからの
熱が伝わりにくく、防水、防塵性が高いコントローラ5
8配置の条件を満たす他の場所として、例えばリヤレッ
グシールド28とロアーレッグシールド29との間のフ
ロア下収納室32を示したが、さらに可能性のある場所
として、この第二実施例においては収納ボックス7B内
のヘルメット6後部のスペースに配置されたコントロー
ラ82の例を二点鎖線で示す。
クータ型車両1Cの第一実施形態の第三実施例を示すも
のであり、図9はこのスクータ型車両1Cの内部構造を
示す左側面図、そして、図10は、図9に示すスクータ
型車両1Cの概略平面図である。なお、第一実施例に示
したスクータ型車両1Aと同一の構成部材には同一の符
号を付し、説明も適宜省略する。
ータ型車両1Cが第一実施例に示したスクータ型車両1
Aと異なる点はそのエアクリーナ48Aの配置場所にあ
り、第三実施形態に示すスクータ型車両1Cのエアクリ
ーナ48Cはマフラ46の上方に配置される。よって、
スロットルボディ49の配置も第一実施例に示したもの
とは反対側(右側)になる。
スクータ型車両1Dの第二実施形態の第一実施例を示す
ものであり、図11はこのスクータ型車両1Dの内部構
造を示す左側面図、そして、図12は、図11に示すス
クータ型車両1Dの概略平面図である。なお、第一実施
形態の第一実施例に示したスクータ型車両1Aと同一の
構成部材には同一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Dは基本的に第一実施形態の第一実施例
に示すスクータ型車両1Aと同じ構成を有するが、以下
の点において異なる。
上面のエンジン懸架ボス11aとその前方に配置される
スロットルボディ49との間に形成されるスペースに収
納ボックス7D底面の一部が延設されて収納ボックス7
Dの最深部83を形成する。そして、この最深部83を
利用することにより長尺な物品も収納可能となる。ま
た、スロットルボディ49に取り付けられたインジェク
タ50はその最も高い部分が上記最深部83より上方に
配置される。なお、燃料ポンプ51からインジェクタ5
0に延びる燃料ホース57およびコントローラ58から
インジェクタ50に延びるコントロールケーブル77は
例えばクランプ74によって収納ボックス7Dの最深部
83近傍に固定される。
で伝導ケース14の前方に形成されるスペースにエアク
リーナ48Dが配置される。そして、エアクリーナ48
Dからはサクションパイプ54が平面視で車両の進行方
向と直交する方向に延び、その下流側にスロットルボデ
ィ49およびインテークパイプ56が略直線的に接続さ
れる。
ョンパイプ54、スロットルボディ49およびインテー
クパイプ56を車両の進行方向と直交する方向に略直線
的に配置することにより、空気抵抗が低減されて吸気効
率が向上し、出力アップに繋がる。
側に向かってスロットルケーブル53が、後ろ側に燃料
ホース57およびコントロールケーブル77が接続され
る。このようにホースやケーブル類を接続することによ
り無理な曲げがなくなり、耐久性が向上すると共に、ス
ロットルケーブル53の操作性も向上する。
においては本発明を4サイクルエンジンに適用した例を
示したが、エンジン本体13が2サイクルエンジンの場
合、図12に二点鎖線で示すように、インテークパイプ
84はクランクケース37の方向に延びて接続される。
また、ユニットスイング型エンジン10の懸架位置は上
側だけでよい。また、長尺物を収納可能な収納ボックス
7Dの形状は従来通りのキャブレタ(図示せず)を使用
した車両にも適用可能である。
スクータ型車両1Eの第二実施形態の第二実施例を示す
ものであり、図13はこのスクータ型車両1Eの内部構
造を示す左側面図、そして、図14は、図13に示すス
クータ型車両1Eの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Dと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Eが第一実施例に示したスクータ型車両
1Dと異なる点はその吸気装置47の配置形状にあり、
インジェクタ50の燃料噴射方向軸Y−Yがシリンダア
ッセンブリ39の中心軸Z−Zと車両の前側で鋭角(略
90°以内)に交差するよう、サクションパイプ54は
大きく折曲され、インテークパイプ56もシリンダヘッ
ド41の前側から吸気ポート55に向かって曲げられ
る。なお、エンジン本体13が2サイクルエンジンの場
合、インテークパイプ84は二点鎖線で示すようにクラ
ンクケース37まで延びて曲げられる。
−Yがシリンダアッセンブリ39の中心軸Z−Zと車両
の前側で鋭角に交差するように配置することによりイン
ジェクタ50から噴射される燃料が吸気ポート55内で
曲率が大きく混合ガスの流量が大きい方向に指向され、
燃焼室により直線的に噴射される。その結果、吸気のダ
ウンドラフト効果も得られ、吸気効率、充填効率および
燃焼効率が向上し、出力アップに繋がる。
ように伝導ケース14の上方に配置してもよい。また、
伝導ケース14上方にエアクリーナ85を配置した場
合、ユニットスイング型エンジン10の懸架位置は上下
どちらでもよい。
スクータ型車両1Fの第二実施形態の第三実施例を示す
ものであり、図15はこのスクータ型車両1Fの内部構
造を示す左側面図、そして、図16は、図15に示すス
クータ型車両1Fの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Dと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Fが第一実施例に示したスクータ型車両
1Dと異なる点は、エアクリーナ48Dの容量が不足の
場合を考慮して、ステップフロア31下部の本来フロア
下収納室32が設けられていた独立空間に第二エアクリ
ーナ86Fを設けたものである。そして、当初から設け
られていたエアクリーナ48F(第一エアクリーナ)と
第二エアクリーナ86Fとは連結管87によって連結さ
れるが、第一エアクリーナ48Fはユニットスイング型
エンジン10と一体に上下にスイングし、第二エアクリ
ーナ86Fは車体側に固定されるため、連結管87は可
撓性を有する素材または蛇腹構造状のもので形成され
る。そして、第二エアクリーナ86Fを設けることによ
り、エアクリーナ48F全体の容量を容易に調整できる
と共に、容量が増加すれば吸気音が低下し、騒音が低下
する。
の、ラジエターの配置例として、ラジエター42cを運
転シート8下方の収納ボックス7前方に配置した例を示
す。そして、この位置にラジエター42cを配置するこ
とによりラジエター42cのファン88による排風が収
納ボックス7Fの底面をガイドに利用してスロットルボ
ディ49上を通過する際、前輪17や後輪16によって
跳ね上げられてスロットルボディ49の周囲に舞ってい
る砂や泥、塵等を吹き飛ばすので、スロットルボディ4
9やインジェクタ50にこれらの異物が付着するのを防
止でき、耐久性や信頼性を向上させる。
10やラジエター42b,42cからの熱が伝わりにく
く、防水、防塵性が高いコントローラ58配置の条件を
満たす他の場所として、例えばフロントレッグシールド
27内でもよく、図15にこのフロントレッグシールド
27内に配置されたコントローラ89およびバッテリ9
0の例を二点鎖線で示す。
ーラ89およびバッテリ90を配置する際、重量の重い
バッテリ90を下側に配置して両者を例えばヘッドパイ
プ3に固定することが望ましい。また、コントローラ8
9およびバッテリ90を隣接して設置すれば両者89,
90間の配線76が短くてすむ。
スクータ型車両1Gの第二実施形態の第四実施例を示す
ものであり、図17はこのスクータ型車両1Gの内部構
造を示す左側面図、そして、図18は、図17に示すス
クータ型車両1Gの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Dと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Gが第一実施例に示したスクータ型車両
1Dと異なる点は、当初から設けられていたエアクリー
ナ48G(第一エアクリーナ)の容量が不足の場合を考
慮して、伝導ケース14の上方に第二エアクリーナ86
Gを設けたものである。さらに、両エアクリーナ48
G,86Gは連結管87で連結してもよく、また、両エ
アクリーナ48G,86Gを一体に成形してもよい。そ
して、第二エアクリーナ86Gを設けることにより、エ
アクリーナ48G全体の容量を容易に調整できると共
に、容量が増加すれば吸気音が低下し、騒音が低下す
る。
前下がり形状としてその最深部83にヘルメット6の前
下部(顎部)または後下部をはめ込み可能に構成するこ
とにより収納ボックス7Gの後部にヘルメット取出し空
間80が設けられ、使用者がヘルメット6を取出す際、
このヘルメット取出し空間80に手81を挿入すること
によりヘルメット6の取出しを容易にする。なお、この
収納ボックス7Gの形状は従来通りのキャブレタ(図示
せず)を使用した車両にも適用可能である。
冷式エンジン冷却方式のユニットスイング型エンジンに
も適用できるのは言うまでもない。2サイクルエンジン
の場合、図18に二点鎖線で示すように、インテークパ
イプ84はクランクケース37の方向に延びて接続され
る。また、水冷式の場合、ラジエターはヘッドパイプ3
の前方(符号42a)や、ヘッドパイプ3下方のダウン
チューブ4前部(符号42b)など、走行風の当たり易
い位置に配置されることが望ましい。さらに、ユニット
スイング型エンジン10の懸架位置は上下どちらでもよ
い。
スクータ型車両1Hの第二実施形態の第五実施例を示す
ものであり、図19はこのスクータ型車両1Hの内部構
造を示す左側面図、そして、図20は、図19に示すス
クータ型車両1Hの概略平面図である。なお、このスク
ータ型車両1Hは基本的に第二実施形態の第二実施例に
示すスクータ型車両1Eと同じコンセプトを有するた
め、第二実施形態の第二実施例に示したスクータ型車両
1Eと同一の構成部材には同一の符号を付し、説明も適
宜省略する。
クータ型車両1Hはそのインジェクタ50の燃料噴射方
向軸Y−Yがシリンダアッセンブリ39の中心軸Z−Z
と車両の前側で鋭角(略90°以内)に交差するように
スロットルボディ49およびインテークパイプ56が配
置される。
方の収納ボックス7H前方にエアクリーナ48Hが配置
され、その下部からスロットルボディ49に向かってサ
クションパイプ54が延びる。ここで、スロットルボデ
ィ49はユニットスイング型エンジン10と一体に上下
にスイングし、エアクリーナ48Hは車体側に固定され
るため、サクションパイプ54は可撓性を有する素材ま
たは蛇腹構造状のもので形成される。なお、燃料ホース
57は例えばクランプ74によってリヤフレーム5に固
定される。
グ型エンジン10やラジエター42a,42bからの熱
が伝わりにくく、防水、防塵性が高い場所として上記エ
アクリーナ48Hと収納ボックス7Hとの間の空間に配
置される。なお、詳細には図示しないが、エアクリーナ
48Hの収納ボックス7Hに面した壁部に凹部を形成
し、この凹部にコントローラ58をはめ込んでもよい。
ロア下収納室32が設けられていた独立空間にバッテリ
72が配置される。この位置にバッテリ72を配置すれ
ば、コントローラ58とバッテリ72との間の配線76
が短くてすむ。
ーナ48Hを配置したことにより収納ボックス7Hの全
長が短くなるが、ヘルメット6を略縦方向に収納可能に
収納ボックス7Hおよびリヤフレーム5の形状を変更す
ればよい。この時、収納ボックス7Hの前壁上端をヘル
メット6の前下部(顎部)より下方に設定すれば、収納
ボックス7Hの前側上部、エアクリーナ48Hの上方に
ヘルメット取出し空間80を設けることができ、使用者
がヘルメット6を取出す際、このヘルメット取出し空間
80に手81を挿入することによりヘルメット6の取出
しを容易にする。
通りのキャブレタ(図示せず)を使用した車両にも適用
可能である。さらに、ユニットスイング型エンジン10
の懸架位置は上下どちらでもよい。
スクータ型車両1Jの第三実施形態の第一実施例を示す
ものであり、図21はこのスクータ型車両1Jの内部構
造を示す左側面図、そして、図22は、図21に示すス
クータ型車両1Jの概略平面図である。なお、第一実施
形態の第一実施例に示したスクータ型車両1Aと同一の
構成部材には同一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Jは基本的に第一実施形態の第一実施例
に示すスクータ型車両1Aと同じ構成を有するが、以下
の点において異なる。
の後方からステップフロア31下部の本来フロア下収納
室32が設けられていた独立空間に移設されると共に、
燃料噴射システムの構成を説明した際に記したように、
燃料ポンプ51は燃料タンク9J内に内装される。ま
た、燃料タンク9Jの給油口91直上のステップフロア
31には給油リッド92が開閉自在に設けられる。
31下部に設けたことにより収納ボックス7Jが後方に
延設され、その容量を大きく確保できる。また、収納ボ
ックス7Jを後方に延設した際、リヤクッションユニッ
ト15が最も圧縮された状態でエアクリーナ48Jの上
部プロフィール79が側面視で収納ボックス7Jの底面
とオーバーラップOLする。なお、エアクリーナ48J
と収納ボックス7Jの底面とが干渉する場合、収納ボッ
クス7Jの底面に上方に向かう逃げ部93を凹設すれば
よい。その結果、リヤクッションユニット15のストロ
ーク量も十分に確保しても収納ボックス7Jの容量が大
幅に減ることはない。
形に形成され、その頂点の前方にヘルメット6を前下が
り状態で収納すると共に、頂点をヘルメット6の後下部
より前側に設定することによりこのヘルメット6の後下
部下方にヘルメット取出し空間80が形成可能になり、
使用者がヘルメット6を取出す際、このヘルメット取出
し空間80に手81を挿入することによりヘルメット6
の取出しを容易にする。なお、この収納ボックス7Jの
形状は従来通りのキャブレタ(図示せず)を使用した車
両にも適用可能である。
やラジエター42a,42bからの熱が伝わりにくく、
防水、防塵性が高い場所として、本実施例においては収
納ボックス7Jの後方に、コンビネーションランプ35
に隣接して後部収納室94を形成し、この後部収納室9
4内にコントローラ58およびバッテリ72が収納され
る。なお、この後部収納室94は開閉自在のメンテナン
スリッド95で塞がれる。
ンビネーションランプ35に隣接して配置したことによ
りそれぞれの配線76を同方向に取出すことができ、配
線類の取り廻しを簡素化できる。また、後部収納室94
内にコントローラ58とバッテリ72を収納したことに
より、メンテナンスリッド95を開けるだけで両装置5
8,72を同時にメンテナンスできる。
クタ50から噴射される燃料が吸気ポート55内で曲率
が大きく混合ガスの流量が大きい側に指向するよう、そ
のインジェクタ50の燃料噴射方向軸Y−Yがシリンダ
アッセンブリ39の中心軸Z−Zと略直角に交差するよ
うにスロットルボディ49およびインテークパイプ56
が配置される。
懸架位置は上下どちらでもよい。
スクータ型車両1Kの第三実施形態の第二実施例を示す
ものであり、図23はこのスクータ型車両1Kの内部構
造を示す左側面図、そして、図24は、図23に示すス
クータ型車両1Kの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Jと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Kの伝導ケース14上方に配置されたエ
アクリーナ48Kはその前部が伝導ケース14上からク
ランクケース37の上方に向かって延設されて平面視略
L字形状に形成される。なお、エアクリーナ48Kの容
量がまだ不足の場合、この延設部96はマフラ46側に
向かって延長することも可能である。そしてエアクリー
ナ48Kの前部を延設したことによりエアクリーナ48
K全体の容量を容易に調整できる。
ンクケース37の上方にまで延設したことにより、エア
クリーナ48Kから吸気ポート55に至るサクションパ
イプ54、スロットルボディ49およびインテークパイ
プ56を車両の進行方向に沿って平面視略一直線に配置
できる。その結果、吸気のダウンドラフト効果が得ら
れ、吸気効率、充填効率および燃焼効率が向上し、出力
アップに繋がる。
スクータ型車両1Lの第三実施形態の第三実施例を示す
ものであり、図25はこのスクータ型車両1Lの内部構
造を示す左側面図、そして、図26は、図25に示すス
クータ型車両1Lの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Jと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
施例におけるスクータ型車両1Lは燃料タンク9Lをス
テップフロア31下部に設けたことにより収納ボックス
7L後方のスペースが空いたので、このスペースの一
部、収納ボックス7Lの後左側にエアクリーナ48Lを
配置したものである。そして、このエアクリーナ48L
の下部からスロットルボディ49に向かってサクション
パイプ54が略一直線に延びる。ここで、スロットルボ
ディ49はユニットスイング型エンジン10と一体に上
下にスイングし、エアクリーナ48Lは車体側に固定さ
れるため、サクションパイプ54は可撓性を有する素材
または蛇腹構造状のもので形成される。
ることにより吸気抵抗が減って出力の向上に繋がる。ま
た、エアクリーナ48Lを伝導ケース14上ではなく収
納ボックス7Lの後方に配置したことにより、リヤフレ
ーム5の左右を囲むように設けられたリヤフレームカバ
ー30の下部ライン30a決定(デザイン)の自由度が
増す。
その上面に並設された左右一対のエンジン懸架ボス11
aでリヤフレーム5に設けられたエンジン懸架ブラケッ
ト12aに懸架される場合、サクションパイプ54はこ
れら左右のエンジン懸架ボス11aおよび懸架ブラケッ
ト12a間を通過するように配置される。
はその一部のみをエアクリーナ48Lの配置に利用する
ため、他の部分、すなわちエアクリーナ48Lの右側が
収納ボックス7Lの後方延長部97として利用でき、長
尺な物品98も収納可能となる。また、コントローラ5
8はユニットスイング型エンジン10やラジエター42
a,42bからの熱が伝わりにくく、防水、防塵性が高
い場所として上記エアクリーナ48Lと収納ボックス7
Lの後方延長部97との間に配置される。
6後部との間にヘルメット取出し空間80が設けられ、
使用者がヘルメット6を取出す際、このヘルメット取出
し空間80に手81を挿入することによりヘルメット6
の取出しを容易にする。
尺物も収納可能な本実施例の収納ボックス7Lの形状は
従来通りのキャブレタ(図示せず)を使用した車両にも
適用可能である。
スクータ型車両1Mの第四実施形態の第一実施例を示す
ものであり、図27はこのスクータ型車両1Mの内部構
造を示す左側面図、そして、図28は、図27に示すス
クータ型車両1Mの概略平面図である。なお、第一実施
形態の第一実施例に示したスクータ型車両1Aと同一の
構成部材には同一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Mは基本的に第一実施形態の第一実施例
に示すスクータ型車両1Aと同じ構成を有するが、以下
の点において異なる。
0の懸架をその下面のエンジン懸架ボス11bおよび車
体側のエンジン懸架ブラケット12bとで行うようにし
たことにより収納ボックス7Mの底面を地面と略平行
(水平)にし、リヤクッションユニット15が最も圧縮
された状態でユニットスイング型エンジン10および吸
気装置47の上部プロフィール79が収納ボックス7M
の底面と干渉しない位置まで収納ボックス7Mの底面を
下げたものである。その結果、収納ボックス7M下方の
デッドスペースが無くなり、運転シート8の座面も低く
できる。
からエアクリーナ48Mに平面視で車両の斜め後方に向
けて延びるサクションパイプ54も収納ボックス7Mの
底面と略平行に且つ直線的に配置可能となり、吸気(通
気)抵抗が低減して出力アップに繋がる。なお、燃料ポ
ンプ51は収納ボックス7Mの後壁に取付けられる。
やラジエター42a,42bからの熱が伝わりにくく、
防水、防塵性が高いステップフロア31下部の本来フロ
ア下収納室32が設けられていた独立空間にコントロー
ラ58とバッテリ72とが並設される。そして、コント
ローラ58とバッテリ72とを並設したことにより両者
58,72間の配線76が短くてすむ。
冷式のエンジン本体にも適用でき、エンジン本体13が
2サイクルエンジンの場合、図28に示すように、スロ
ットルボディ49およびインテークパイプ84はクラン
クケース37の方向に延びて接続される。また、エンジ
ン本体13が水冷式の場合、図27に示すように、ラジ
エターはヘッドパイプ3の前方(符号42a)や、ヘッ
ドパイプ3下方のダウンチューブ4前部(符号42b)
など、走行風の当たり易い位置に配置されることが望ま
しい。さらに、運転シート8の下方、収納ボックス7M
の前方にコントローラ82を配置してもよい。
スクータ型車両1Nの第四実施形態の第二実施例を示す
ものであり、図29はこのスクータ型車両1Nの内部構
造を示す左側面図、そして、図30は、図29に示すス
クータ型車両1Nの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Mと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Nもユニットスイング型エンジン10の
懸架をその下面のエンジン懸架ボス11bおよび車体側
のエンジン懸架ブラケット12bとで行うようにし、さ
らにステップフロア31下部の本来フロア下収納室32
が設けられていた独立空間にエアクリーナ48Nを設
け、その後部スロットルボディ49に向かって延びるサ
クションパイプ54を、可撓性を有する素材または蛇腹
構造状のもので形成したものである。また、エアクリー
ナ48Nの前部からは吸気管38がダウンチューブ4に
沿って上方に延びる。
ンジェクタ50の燃料噴射方向軸Y−Yがシリンダアッ
センブリ39の中心軸Z−Zと車両の前側で鋭角(略9
0°以内)に交差するようにスロットルボディ49およ
びインテークパイプ56が配置される。その結果、イン
ジェクタ50から噴射される燃料が吸気ポート55内で
曲率が大きく混合ガスの流量が大きい方向に指向され、
燃焼室により直線的に噴射される。その結果、吸気のダ
ウンドラフト効果も得られ、吸気効率、充填効率および
燃焼効率が向上し、出力アップに繋がる。
トにより、ユニットスイング型エンジン10の上面には
インテークパイプ56以外大きな突出物がなくなり、収
納ボックス7Nを深底にできるので、ヘルメット6の収
納方法に自由度が増すと共に、リヤクッションユニット
15が最も圧縮された状態でユニットスイング型エンジ
ン10および後輪16の上部プロフィール79が収納ボ
ックス7Nの底面と干渉しない位置まで収納ボックス7
Nの底面を下げて運転シート8の座面も低くすることが
できる。
の底面に例えばクランプ74で固定される。また、コン
トローラ58およびバッテリ72はユニットスイング型
エンジン10やラジエター42bからの熱が伝わりにく
く、防水、防塵性が高い場所であるフロントレッグシー
ルド27内に配置される。
スクータ型車両1Pの第四実施形態の第三実施例を示す
ものであり、図31はこのスクータ型車両1Pの内部構
造を示す左側面図、そして、図32は、図31に示すス
クータ型車両1Pの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Mと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
施例に示すスクータ型車両1Pはこれまで述べてきたも
のとは異なり、二名乗車可能な中型(例えば100〜1
25ccクラス)の車両を想定したものである。
グ型エンジン10の懸架をその下面のエンジン懸架ボス
11bおよび車体側のエンジン懸架ブラケット12bと
で行うようにし、さらにステップフロア31下部の本来
フロア下収納室32が設けられていた独立空間に燃料ポ
ンプ51を内装した燃料タンク9Pを配置したものであ
る。また、コントローラ58およびバッテリ72もユニ
ットスイング型エンジン10やラジエター42bからの
熱が伝わりにくく、防水、防塵性が高い場所であるフロ
ントレッグシールド27内に配置したものである。そし
て、このようなレイアウトからリヤフレーム5上のリヤ
フレームカバー30内一杯に例えばフルフェース型ヘル
メット99a,99bを二個前後に収納可能な収納ボッ
クス7Pを設けることが可能になる。
は正面を向いてその底面が地面と略平行(水平)に配置
されると共に、後ろ側に配置されるヘルメット99bは
前側のヘルメット99aより上側に後方を向いて、且つ
上下逆さまの倒立状態で前下がりに配置されるよう、収
納ボックス7底面の形状は側面視で前後に段のついた形
状に形成される。
部)の幅の方が後ろ側より狭い先細り形状のため、前側
のヘルメット99aを前向きに、後ろ側のヘルメット9
9bを後ろ向きに配置することにより収納ボックス7P
を平面視略長円形状に形成でき、運転シート8の前後幅
が広がることがない。また、リヤフレームカバー30後
部も幅を狭くでき、全体的にスリムな流線形の平面形状
を得ることができる。
9bを上下逆さまの倒立状態で配置したことにより、両
ヘルメット99a,99bの後部をオーバーラップOL
させて配置することが可能になり、収納ボックス7Pの
全長を短縮化できる。
9bを前側のヘルメット99aより上側に、且つ前下が
りに配置したことにより、リヤクッションユニット15
が最も圧縮された状態でもユニットスイング型エンジン
10および後輪16の上部プロフィール79が収納ボッ
クス7Pの後部底面と干渉することがない。また、リヤ
クッションユニット15のストローク量も十分に確保で
きる。
れるヘルメット99a下方の底面は地面と略平行(水
平)に形成できるため、前側運転シート8の座面を低く
することができる。なお、前側のヘルメット99a下方
の収納ボックス7P底面には燃料ホース57が例えばク
ランプ74で固定される。
射手段としてのインジェクタ50を備えたスクータ型車
両1Pに適用した例を示したが、収納ボックス7Pの形
状に関しては従来通りのキャブレタ(図示せず)を使用
した車両にも適用可能である。また、キャブレタを使用
する場合、前側のヘルメット99a下方の収納ボックス
7P底面に上方に向かって凹設される逃げ部100を形
成してもよい。
適用したスクータ型車両1Qの第五実施形態の第一実施
例を示すものであり、図33はこのスクータ型車両1Q
の内部構造を示す左側面図、図34は同右側面図、そし
て、図35は、図33および図34に示すスクータ型車
両1Qの概略平面図である。なお、第一実施形態の第一
実施例に示したスクータ型車両1Aと同一の構成部材に
は同一の符号を付し、説明も適宜省略する。
に、このスクータ型車両1Qに搭載されるユニットスイ
ング型エンジン10は上述したいずれの実施例記載のも
のとは異なり、車両の進行方向に沿って延びる図示しな
いクランクシャフトを備えたクランクケース37と、こ
のクランクケース37の例えば右側に略水平に、且つそ
の中心軸Z−Zが車両の進行方向に直交して配置された
シリンダアッセンブリ39とから構成された平面視L字
状の4サイクル機関のエンジン本体13を備えたユニッ
トスイング型エンジン10である。
マフラ46の前方に配置され、エアクリーナ48Qの前
方にスロットルボディ49およびインテークパイプ56
が延びる。スロットルボディ49の収納ボックス7Q
側、すなわち左側にはインジェクタ50が配置され、燃
料タンク9Qに内装された燃料ポンプ51から延びる燃
料ホース57および燃料タンク9Qの側部に配置された
コントローラ58から延びるコントロールケーブル77
が接続される。そして、スロットルボディ49の右側に
スロットルケーブル53が接続される。
平面形状を有し、その凹部がスロットルボディ49を囲
むように配置される。その結果、インジェクタ50と燃
料ホース57との連結部が保護される。
をスロットルボディ49の収納ボックス7Q側に配置
し、その反対側にスロットルケーブル53を接続するよ
うにしたことにより、スロットルケーブル53の配設ス
ペースが充分に確保でき、スロットルケーブル53が通
し易くなる。
合、ラジエターはヘッドパイプ3の前方(符号42a)
や、ヘッドパイプ3下方のダウンチューブ4前部(符号
42b)など、走行風の当たり易い位置に配置されるこ
とが望ましい。また、収納ボックス7Qの側方にラジエ
ター42cを配置してもよい。
スクータ型車両1Rの第五実施形態の第二実施例を示す
ものであり、図36はこのスクータ型車両1Rの内部構
造を示す左側面図、そして、図37は、図36に示すス
クータ型車両1Rの概略平面図である。なお、第一実施
例に示したスクータ型車両1Qと同一の構成部材には同
一の符号を付し、説明も適宜省略する。
クータ型車両1Rに搭載されるユニットスイング型エン
ジン10も第一実施例に示したものと同様、平面視L字
状のエンジン本体13を備えるが、このエンジン本体1
3は2サイクル機関である。
ため、スロットルボディ49およびインテークパイプ5
6はクランクケース37に接続され、本実施例において
は伝導ケース14前方のスペースに配置される。また、
同スペースには略コの字状の平面形状を有するエアクリ
ーナ48Rが配置され、その凹部がスロットルボディ4
9を囲むように配置される。その結果、インジェクタ5
0と燃料ホース57との連結部が保護される。
が燃料タンク9R外に配置された例を示す。
てもインジェクタ50はスロットルボディ49に装着し
た例で示したが、インテークパイプ56やシリンダヘッ
ド41に配置することも可能であり、その例を図38お
よび図39で示す。
ダヘッド内には下側に排気ポート44、内上側に吸気ポ
ート55がそれぞれ設けられ、両ポート44,55はカ
ムシャフト61を介して操作される吸気バルブ101お
よび排気バルブ102によって開閉される。
ン本体13Sの後方から延びてシリンダヘッド41Sの
吸気ポート55に接続された例を示し、図39は逆にイ
ンテークパイプ56Tがエンジン本体13Tの前方から
延びてシリンダヘッド41Tの吸気ポート55に接続さ
れた例を示す。いずれの場合においても、インジェクタ
50S,50Tはインテークパイプ56S,56Tの途
中や、シリンダヘッド41S,41Tに挿着可能であ
る。
ータ型車両によれば、収納ボックスの容量を充分に確保
できると共に、コントローラをユニットスイング型エン
ジンやラジエターからの熱、水、塵等から防ぐことがで
きる。
定(デザイン)の自由度が増すと共に、長尺物を収納可
能になり、さらに収納ボックスの形状は従来通りのキャ
ブレタを使用した車両にも適用可能となる。
ながらもリヤクッションユニットのストローク量も十分
に確保できる。
れるので、吸気効率、充填効率および燃焼効率が向上
し、エンジンの出力が向上する。
ると共に、収納ボックス下方のスペースを有効に利用で
きる。
を取出すことができると共に、二個のヘルメットをコン
パクトに収納できる。
が短くてすむと共に、コントローラを固定し易い。
易に調整できると共に、容量の増加に伴って吸気音が低
下し、騒音が低下する。
第一実施例を示す左側面図。
側面。
面図。
態、第二実施例の内部構造を示す左側面図。
態、第三実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第一実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第二実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第三実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第四実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第五実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第一実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第二実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第三実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第一実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第二実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第三実施例の内部構造を示す左側面図。
形態、第一実施例の内部構造を示す左側面図。
概略平面図。
形態、第二実施例の内部構造を示す左側面図。
ジェクタを配置した図であり、インテークパイプがエン
ジン本体の後方から延びたもの。
ジェクタを配置した図であり、インテークパイプがエン
ジン本体の前方から延びたもの。
Claims (9)
- 【請求項1】 車体の幅方向に延びるクランクシャフト
を備えたクランクケースの前側に略水平に前傾すると共
にその中心軸が車両の進行方向に沿って配置されたシリ
ンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒エンジン本体
と、運転シートの下方に配置されたヘルメット等を収納
可能な収納ボックスと、燃料タンクと、リヤクッション
ユニットとを備え、前輪を支持するヘッドパイプと上記
運転シートとの間に、下方に向かって大きく湾入してそ
の底部にステップフロアを備えるリヤレッグシールドを
配置したスクータ型車両において、上記ヘッドパイプか
ら後ろ下方に向かって延びるダウンチューブの前部に上
記エンジン本体冷却用のラジエターを配置すると共に、
上記燃料タンクを上記ステップフロア下部に配置し、吸
気装置を構成するエアクリーナを上記収納ボックスおよ
び上記リヤクッションユニットの側方に配置して車体側
に固定したことを特徴とするスクータ型車両。 - 【請求項2】 上記収納ボックスは後方延長部を備え、
この後方延長部と上記ヘルメット後部との間にヘルメッ
ト取出し空間を設けた請求項1記載のスクータ型車両。 - 【請求項3】 上記エアクリーナと上記エンジン本体の
シリンダヘッドとを接続するインテークパイプに上記吸
気装置を構成する燃料噴射手段としてのインジェクタを
装着した請求項1または2記載のスクータ型車両。 - 【請求項4】 インジェクタによる燃料噴射量等を制御
するコントローラを上記収納ボックスおよび上記リヤク
ッションユニットの側方、且つ後輪の上方に配置して上
記コントローラと上記エアクリーナとが車両側面視で重
なるように構成した請求項3記載のスクータ型車両。 - 【請求項5】 車体の幅方向に延びるクランクシャフト
を備えたクランクケースの前側に略水平に前傾すると共
にその中心軸が車両の進行方向に沿って配置されたシリ
ンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒エンジン本体
と、このエンジン本体と運転シートとの間にヘルメット
等を収納可能な収納ボックスおよび吸気装置を構成する
エアクリーナを備える一方、上記エンジン本体に燃料噴
射手段としてのインジェクタを備えたスクータ型車両に
おいて、前輪を支持するヘッドパイプから後ろ下方に向
かって延びるダウンチューブの前部に上記エンジン本体
冷却用のラジエターを配置すると共に、上記エアクリー
ナを上記収納ボックスの側方に配置する一方、上記イン
ジェクタをその燃料噴射方向軸(Y−Y)が上記シリン
ダアッセンブリの中心軸(Z−Z)と車両の前側で鋭角
に交差するように配置したことを特徴とするスクータ型
車両。 - 【請求項6】 車体の幅方向に延びるクランクシャフト
を備えたクランクケースの前側に略水平に前傾すると共
にその中心軸が車両の進行方向に沿って配置されたシリ
ンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒エンジン本体
と、燃料タンクとを備えると共に、上記エンジン本体と
運転シートとの間にヘルメット等を収納可能な収納ボッ
クスおよび吸気装置を構成するエアクリーナを備える一
方、前輪を支持するヘッドパイプと上記運転シートとの
間に、下方に向かって大きく湾入してその底部にステッ
プフロアを備えるリヤレッグシールドを配置し、さらに
上記エンジン本体に燃料噴射手段としてのインジェクタ
を備えたスクータ型車両において、上記ヘッドパイプか
ら後ろ下方に向かって延びるダウンチューブの前部に上
記エンジン本体冷却用のラジエターを配置すると共に、
上記燃料タンクを上記ステップフロア下部に配置し、上
記エアクリーナを後輪の側方に配置する一方、上記イン
ジェクタをその燃料噴射方向軸(Y−Y)が上記シリン
ダアッセンブリの中心軸(Z−Z)と略直角に交差する
ように配置したことを特徴とするスクータ型車両。 - 【請求項7】 上記収納ボックスを後方に延設すると共
に、上記収納ボックスの底面を側面視山形に形成し、そ
の頂点の前方に上記ヘルメットを前下がり状態で収納し
た請求項6記載のスクータ型車両。 - 【請求項8】 車体の幅方向に延びるクランクシャフト
を備えたクランクケースの前側に略水平に前傾すると共
にその中心軸が車両の進行方向に沿って配置されたシリ
ンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒エンジン本体
と、運転シートの下方に配置されたヘルメット等を収納
可能な収納ボックスと、吸気装置を構成するエアクリー
ナと、マフラと、リヤクッションユニットとを備えたス
クータ型車両において、前輪を支持するヘッドパイプか
ら後ろ下方に向かって延びるダウンチューブの前部に上
記エンジン本体冷却用のラジエターを配置すると共に、
上記エアクリーナを上記マフラの上方に配置する一方、
吸気装置を構成する燃料噴射手段としてのインジェクタ
による燃料噴射量等を制御するコントローラを、後輪に
対して上記マフラの反対側に配置したことを特徴とする
スクータ型車両。 - 【請求項9】 車体の幅方向に延びるクランクシャフト
を備えたクランクケースの前側に略水平に前傾すると共
にその中心軸が車両の進行方向に沿って配置されたシリ
ンダアッセンブリを備えた水冷式の多気筒エンジン本体
と、運転シートの下方に配置されたヘルメット等を収納
可能な収納ボックスと、吸気装置を構成するエアクリー
ナと、吸気装置を構成する燃料噴射手段とを備えたスク
ータ型車両において、前輪を支持するヘッドパイプから
後ろ下方に向かって延びるダウンチューブの前部に上記
エンジン本体冷却用のラジエターを配置すると共に、上
記エアクリーナを第一エアクリーナと第二エアクリーナ
とに分割してこれらのエアクリーナを連結管によって連
結する一方、収納ボックスの底面を段付きの前下がり形
状としてその最深部にヘルメットの前下部または後下部
のいずれかをはめ込み可能に構成したことを特徴とする
スクータ型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003095168A true JP2003095168A (ja) | 2003-04-03 |
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JP2012245900A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両 |
JP2021030934A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
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