JP6773752B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、サリーガードを、後輪を支持するスイングアームに支持されるフェンダーによって支持する鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、サリーガード及びフェンダーによって、後輪を側方及び上方から覆っている。
特開2012−71644号公報
しかしながら、上記従来の鞍乗り型車両では、後輪の前方でスイングアームに支持されて後輪の前部を覆う1つのフェンダーが、後輪上方で後輪の中心を越えて後輪の後部を覆うためフェンダーが大型化し、フェンダーにはサリーガードを支持する強度が必要となるため、フェンダーがさらに大型になる。また、上記従来の鞍乗り型車両では、フェンダー及びサリーガードがスイングアームに支持されるため、揺動するスイングアームの重量が大きくなってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、サリーガード及びフェンダーをコンパクトに配置できるようにすることを目的とする。
本発明は、後輪(3)を支持するスイングアーム(13)に支持されるフェンダー(50)と、車両側面視で少なくとも前記後輪(3)の上部側面に重なるサリーガード(80)とを備える鞍乗り型車両において、前記フェンダーは、前記後輪(3)の前部を覆う前側フェンダー(55)と、前記後輪(3)の後部を覆う後側フェンダー(56)とを備え、前記前側フェンダー(55)及び前記後側フェンダー(56)は前記スイングアーム(13)に支持され、前記サリーガード(80)は、車体フレーム(10)に支持されているとともに、前記前側フェンダー(55)と前記後側フェンダー(56)との間に配置され、前記後側フェンダー(56)は、前記スイングアーム(13)に設けられるステー(60)を介して支持され、前記後輪(3)の中心よりも後方に配置され、前記スイングアーム(13)は前記後輪(3)の左右に位置するアーム部(13a,13b)を備え、前記ステー(60)は、左右の前記アーム部(13a,13b)からそれぞれ延出する延出部(65)と、前記後輪(3)の径方向外側で前記延出部(65)を左右に連結する連結部(66)とを備え、前記後側フェンダー(56)は前記連結部(66)に支持され、前記後側フェンダー(56)は、前記ステー(60)の前記連結部(66)を露出させる開口(61)を備えることを特徴とする。
また、上記発明において、前記前側フェンダー(55)は、前記後輪(3)に駆動力を伝達する駆動力伝達部材(37)を覆うカバー部(58)を一体に備えても良い。
らに、上記発明において、前記後側フェンダー(56)とは別体のカバー部材(79)が前記延出部(65)に支持されていても良い。
た、上記発明において、前記サリーガード(80)はブラケット(81)を介して前記車体フレーム(10)に支持され、前記ブラケット(81)は、前記車体フレーム(10)に支持される両端部(85a,85b)と、前記両端部(85a,85b)の間の中間部に形成される枠状部(87)とを備え、前記サリーガード(80)は、前記枠状部(87)に支持されていても良い。
本発明に係る鞍乗り型車両によれば、フェンダーは、後輪の前部を覆う前側フェンダーと、後輪の後部を覆う後側フェンダーとを備え、前側フェンダー及び後側フェンダーはスイングアームに支持され、サリーガードは、車体フレームに支持されているとともに、前側フェンダーと後側フェンダーとの間に配置されている。これにより、後輪の前部及び後部を前側フェンダー及び後側フェンダーで覆い、前側フェンダーと後側フェンダーとの間をサリーガードで覆うことができ、必要な部分を効率良く覆うことができる。前側フェンダー及び後側フェンダーが後輪の前部及び後部を分担して覆うため、フェンダーをコンパクトに設けることができる。また、サリーガードが車体フレームに支持されるため、サリーガードを支持するためにフェンダーを大きくする必要がなく、フェンダーをコンパクトに配置できる。さらに、スイングアームに支持される部品を含むスイングアームの重量を抑えることができる。
また、上記発明において、前側フェンダーは、後輪に駆動力を伝達する駆動力伝達部材を覆うカバー部を一体に備えても良い。この構成によれば、駆動力伝達部材を覆うカバー部を利用して後輪の周辺部を覆うことができ、部品点数を削減できる。
また、上記発明において、後側フェンダーはスイングアームに設けられるステーを介して支持され、後輪の中心よりも後方に配置されていても良い。この構成によれば、スイングアームに設けられるステーを利用して、簡単な構造で後輪の後方に後側フェンダーを設けることができる。
さらに、上記発明において、スイングアームは後輪の左右に位置するアーム部を備え、ステーは、左右のアーム部からそれぞれ延出する延出部と、後輪の径方向外側で延出部を左右に連結する連結部とを備え、後側フェンダーは連結部に支持され、後側フェンダーとは別体のカバー部材が前記延出部に支持されていても良い。この構成によれば、左右のアーム部から延びる延出部と、これら延出部を左右に連結する連結部とを備えるステーによって後側フェンダーを強固に支持できる。また、延出部を利用して設けられるカバー部材によって後輪の周辺部を覆うことができる。
また、上記発明において、後側フェンダーは、ステーの連結部を露出させる開口を備えても良い。この構成によれば、ステーの連結部が後側フェンダーの開口を介して後方側に露出し、連結部が後側フェンダーの外観上のアクセントになるため、外観性が良い。
また、上記発明において、サリーガードはブラケットを介して車体フレームに支持され、ブラケットは、車体フレームに支持される両端部と、両端部の間の中間部に形成される枠状部とを備え、サリーガードは、枠状部に支持されていても良い。この構成によれば、ブラケットをその両端部を介して車体フレームに強固に支持できる。また、枠状部によってブラケットを軽量化できるとともに、サリーガードを、枠状部によってサリーガードの広範囲に亘って支持できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の後輪の周辺部の左側面図である。 自動二輪車を後方から見た図である。 後輪の周辺部を左側方側から見た斜視図である。 後側フェンダーの取付構造を後方側から見た図である。 把持部材の取付構造を左側方から見た側面図である。 把持部材の取付構造を上方から見た平面図である。 チェーンカバー部の後端部の固定構造を示す左側面図である。 チェーンカバー部の後端部の固定構造を車幅方向内側から見た側面図である。 チェーンカバー部の前部の周辺部の左側面図である。 カバー延出部の周辺部を下方から見た図である。 図10のXII−XII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、符号を含め左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート14が車体フレーム10の後部の上方に設けられた鞍乗り型車両である。
車体フレーム10は、その前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下がりに後方へ延びるメインフレーム16と、メインフレーム16の前端部から後下方へ延びるダウンフレーム17と、メインフレーム16の後端から下方に延びるセンターフレーム18とを備える。
また、車体フレーム10は、メインフレーム16の後端部から後方へ延びる左右一対のシートフレーム19,19と、センターフレーム18の下部から後上がりに延びてシートフレーム19,19に連結される左右一対のサブフレーム20,20とを備える。
また、車体フレーム10は、メインフレーム16の前端部とダウンフレーム17の前端部とを連結するガセット21と、左右のシートフレーム19,19を車幅方向に連結するクロスフレーム22と、センターフレーム18の下部の側面部から後方に延出する左右一対のステップフレーム23,23とを備える。
さらに、シートフレーム19,19は、その後部の下面に沿って延びる左右一対の補強フレーム部24,24を備える。補強フレーム部24,24の前端部はサブフレーム20,20の後部の下面に連結される。
操舵系12は、ヘッドパイプ15に支持される。
詳細には、操舵系12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、前輪2の左右の両側に配置されて前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク26,26と、上記ステアリングシャフトの上端に固定されて左右のフロントフォーク26,26の上部を連結するトップブリッジ27と、上記ステアリングシャフトの下端に固定されて左右のフロントフォーク26,26を連結するボトムブリッジ28と、トップブリッジ27の上部に固定されるハンドル29とを備える。
前輪2は、フロントフォーク26,26の下端部間に渡される前輪車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、センターフレーム18の下部に設けられるピボット軸30に軸支されて後方に延びる。
エンジン11は、車体フレーム10から吊り下げられるように設けられ、メインフレーム16の下方で、ダウンフレーム17とセンターフレーム18との間に配置される。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース31と、クランクケース31の前部の上部から上方に延びるシリンダ部32とを備える。クランクケース31の後部には、変速機(不図示)が内蔵される。シリンダ部32のシリンダ軸線32aは、前上方に延びる。
エンジン11の排気管34は、シリンダ部32の前面から下方に引き出される。排気管34の下流端は、後輪3の右側方に配置されたマフラー35に接続される。
エンジン11は、クランクケース31の後部から一側側方(左側側方)に突出する出力軸36を備える。エンジン11の駆動力は、出力軸36に設けられるドライブスプロケット36aと後輪3のドリブンスプロケット3bとに掛け渡される無端状の駆動力伝達部材37によって後輪3に伝達される。ここでは駆動力伝達部材37はチェーンであるが、駆動力伝達部材はベルトであっても良い。
燃料タンク38は、メインフレーム16の上方で、シート14とヘッドパイプ15との間に配置される。
シート14は、運転者用の前側シート14aと、前側シート14aの後上方に設けられる同乗者用の後側シート14bとを備える。
運転者用の左右一対のステップ39,39は、ステップフレーム23,23の前部に設けられる。同乗者用の左右一対のピリオンステップ40,40は、ステップフレーム23,23の後端部に設けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム10及び燃料タンク38等の車体を覆う車体カバー41を備える。
車体カバー41は、ヘッドパイプ15及びフロントフォーク26,26の上部を前方から覆うフロントカバー42と、車体フレーム10の前部及び燃料タンク38を覆うタンクカバー43と、前側シート14aの下方の部分を覆うセンターカバー44と、センターカバー44の後方でシート14の下方の部分を覆うリアカバー45とを備える。
自動二輪車1は、サイドスタンド46と、メインスタンド47とを備える。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆う前輪用フェンダー48と、シートフレーム19,19の後端部側から後方へ延びる後輪用フェンダー49と、後輪用フェンダー49の下方で後輪3を覆うフェンダー50とを備える。
さらに、自動二輪車1は、後輪3を側方から覆うサリーガード80を備える。
また、自動二輪車1は、同乗者等が把持可能な把持部材100を、後側シート14bの後方に備える。
次に、フェンダー50及びサリーガード80の周辺部の構造について詳細に説明する。
図2は、自動二輪車1の後輪3の周辺部の左側面図である。図3は、自動二輪車1を後方から見た図である。
図2及び図3を参照し、スイングアーム13は、センターフレーム18側から後輪3の左右側方までそれぞれ延びる左右一対のアーム部13a,13bと、後輪3の前方でアーム部13a,13bを車幅方向に連結するクロスメンバ13cとを備える。
スイングアーム13は、アーム部13a,13bの前端部に挿通されるピボット軸30を介して車体フレーム10に軸支される。後輪3は、左右のアーム部13a,13bの後端部の間に配置される。後輪3は、アーム部13a,13bの後端部間に渡される後輪車軸3aに軸支される。
スイングアーム13は、ピボット軸30を中心に上下に揺動自在である。スイングアーム13と車体フレーム10との間には、リアサスペンション(不図示)が掛け渡される。
後輪3は、後輪車軸3aに軸支されるホイール4と、ホイール4に取り付けられるタイヤ5とを備える。ホイール4は、後輪車軸3aに軸支されるハブ4aと、タイヤ5が取り付けられるリム4bと、リム4bとハブ4aとを連結する複数のスポーク4cとを備える。
ドリブンスプロケット3bは、ハブ4aの一側側面(左側面)に固定される。
駆動力伝達部材37は、左側(車幅方向一側)のアーム部13aの上下を通って、ドライブスプロケット36aとドリブンスプロケット3bとを接続する。駆動力伝達部材37は、アーム部13aの上方に位置する上部37aと、アーム部13aの下方に位置する下部37bとを有する。
左側のアーム部13aには、ドリブンスプロケット3bの前方且つスポーク4cに側方から重なる位置に設けられる後側チェーンカバー52が取り付けられる。後側チェーンカバー52は、駆動力伝達部材37の下部37bを外側方から覆う。
マフラー35は、右側(車幅方向他側)のアーム部13bの外側方に配置され、右側のステップフレーム23に支持される。
図4は、後輪3の周辺部を左側方側から見た斜視図である。ここで、図4では、サリーガード80は仮想線で示されている。
図2〜図4を参照し、フェンダー50は、後輪3の前部を覆う前側フェンダー55と、後輪3の後部を覆う後側フェンダー56とを備える。前側フェンダー55及び後側フェンダー56は、スイングアーム13に支持されており、スイングアーム13と一体に揺動する。
前側フェンダー55は、スイングアーム13の上方で後輪3とセンターフレーム18との間に配置される。
前側フェンダー55は、スイングアーム13の上方でタイヤ5の前上部を前方から覆う前側フェンダー本体部57と、駆動力伝達部材37を覆うチェーンカバー部58(カバー部)とを一体に備える。前側フェンダー55は、例えば樹脂成形品であり、前側フェンダー本体部57とチェーンカバー部58とが一体成形されている。
前側フェンダー本体部57は、側面視では、タイヤ5の前上部に沿って後上がりに傾斜しており、チェーンカバー部58よりも上方に延出している。また、前側フェンダー本体部57は、タイヤ5の外周部のプロファイルに沿って樋状に形成されており、タイヤ5の中央部に対向する前面部57aと、前面部57aの左右の側縁から後方に延出する側壁部57b,57bとを備える。
前側フェンダー55のチェーンカバー部58は、左側のアーム部13aの前端部からアーム部13aの後方までアーム部13aに沿って前後方向に延在する。
チェーンカバー部58は、駆動力伝達部材37の上部37aを上方から覆う上面部58aと、上面部58aの外側縁から下方に延びて駆動力伝達部材37の上部37aを外側方から覆う側面部58bとを備える。
チェーンカバー部58は、前側フェンダー本体部57の下部の左側部から駆動力伝達部材37の上部37aに沿って駆動力伝達部材37の後方まで連続して後方へ延びる。
チェーンカバー部58の側面部58bの後部は、ボルト59によってアーム部13aに固定される。
後側フェンダー56は、スイングアーム13から後方に延びるステー60を介してスイングアーム13に支持される。
後側フェンダー56は、後輪3の中心に位置する後輪車軸3aよりも後上方に配置され、タイヤ5の後上部を後方から覆う。後側フェンダー56は、側面視では、タイヤ5の後上部に沿って後下がりに傾斜しており、アーム部13a,13bの後端部よりも上方に位置する。
また、後側フェンダー56は、タイヤ5の外周部のプロファイルに沿って樋状に形成されており、タイヤ5の中央部に対向する後面部56aと、後面部56aの左右の側縁から前方に延出する側壁部56b,56bとを備える。側壁部56b,56bは、側面視では、その略全長に亘り、タイヤ5に外側方から重なっている。
後側フェンダー56の後面部56aは、その長手方向の中央部に、後面部56aを貫通する開口61を備える。開口61は、車幅方向に延在するスリット状に形成されている。
後側フェンダー56の側壁部56b,56bは、車幅方向外側に膨出する膨出部62,62を備える。膨出部62,62は、開口61の両端に連続する位置に形成されている。
膨出部62,62は、側面視では後上がりに形成されている。膨出部62,62の後面には、開口61に連続する後面開口62a,62aが形成されている。
図5は、後側フェンダー56の取付構造を後方側から見た図である。図5では、駆動力伝達部材37及びドリブンスプロケット3b等は不図示である。
ステー60は、アーム部13a,13bの後端部からそれぞれ後上がりに後方へ延出する一対の延出部65,65と、延出部65,65の後端を車幅方向に連結する連結部66と、連結部66に設けられる固定部67とを備える。
アーム部13a,13bは、その後端部の上面に取付部13d,13d(図5)を備える。ステー60の延出部65,65は、その前端部に挿通される複数のステー固定ボルト68によって取付部13d,13dに固定される。
延出部65,65は、後上方へ略真っ直ぐに延びる棒状に形成されており、タイヤ5の外周面よりも径方向外側の位置まで延びている。延出部65,65は、後方側に行くほど互いの間隔が車幅方向に小さくなるように設けられる。
延出部65,65の後端部の外側面には、固定孔部65a,65aが設けられている。
連結部66は、タイヤ5の径方向外側の位置でタイヤ5を車幅方向に跨ぐ棒状に形成されており、延出部65,65の後端を車幅方向に連結する。
固定部67は、板状に形成されている。固定部67は、連結部66を上下方向に跨ぐように設けられており、その上下の中間部が連結部66の前面に結合されている。
後側フェンダー56は、固定部67に取り付けられるインナーカバー70を介してステー60に固定される。
インナーカバー70は、タイヤ5と連結部66との間に設けられて固定部67の前面に固定され、後側フェンダー56の内側に配置される。
詳細には、インナーカバー70は、後側フェンダー56の後面部56aに内側から対向する取付板部71と、取付板部71の上縁から後側フェンダー56の内面に向かって後方に延出する上リブ72と、取付板部71の下縁から後側フェンダー56の内面に向かって後方に延出する下リブ73と、取付板部71の左右の側縁から車幅方向外側に延出する側方延出部74,74とを一体に備える。
インナーカバー70の側方延出部74,74は、車幅方向内側に凹む係合部74a,74aを備える。インナーカバー70は、係合部74a,74aがステー60の延出部65,65の後端部に車幅方向内側から係合することで、ステー60に位置決めされる。
インナーカバー70は、タイヤ5側から取付板部71に挿通されて固定部67に係合する固定具75によってステー60に固定されている。固定具75は、固定部67上において連結部66を上下に跨いで複数設けられる。
固定部67は、上リブ72と下リブ73との間に収納されている。
インナーカバー70は、取付板部71上において固定部67の左右側方の位置に、ボス部76を備える。ボス部76は、連結部66を上下に跨いで複数設けられる。ボス部76は、後側フェンダー56側に向けて突出している。ボス部76には、タイヤ5側から後側フェンダー固定具77が挿通される。後側フェンダー固定具77は、例えばボルトである。
後側フェンダー56は、ボス部76に挿通される後側フェンダー固定具77が後面部56aの内面に係合することで、インナーカバー70を介してステー60に固定される。
さらに、後側フェンダー56は、膨出部62,62に車幅方向外側から挿通されて延出部65,65の固定孔部65a,65aに締結される後側フェンダー固定ボルト78,78によってもステー60に固定される。
後側フェンダー56がステー60に固定された状態では、ステー60は、延出部65,65が膨出部62,62内を通って後面開口62a,62aまで延び、連結部66が開口61内を車幅方向に延びる。すなわち、ステー60の連結部66は、後側フェンダー56の開口61から後側フェンダー56の外側後方に露出する。
ステー60の連結部66が開口61から後側フェンダー56の外側後方に露出することで、連結部66を外観上のアクセントにでき、外観性が良い。また、開口61は、インナーカバー70によって後側フェンダー56の内側から覆われるため、後輪3側の汚れが開口61から後側フェンダー56の外側に移動することを抑制できる。
また、後側フェンダー固定具77が後側フェンダー56の内側に配置されて隠れるため、外観性が良い。
ステー60の左側の延出部65には、ホイール4及びタイヤ5を外側方から覆うカバー部材79が取り付けられている。カバー部材79は、後側フェンダー56とは別体で設けられ、後側フェンダー56よりも車幅方向外側に位置する。
カバー部材79は、前後方向では、前側フェンダー55のチェーンカバー部58の後端部と後側フェンダー56の下部との間に位置し、上下方向では、後側フェンダー56の下方且つアーム部13aの上方に位置する。
図5を参照し、左側の延出部65は、下方に延出する前側カバーステー65b及び後側カバーステー65cを前後備える。カバー部材79は、車幅方向外側から挿通されるカバー部材固定ボルト79aによって、その上縁部を前側カバーステー65b及び後側カバーステー65cに固定される。
図2〜図4を参照し、サリーガード80は、ブラケット81を介して車体フレーム10に支持される。詳細には、ブラケット81は、左側のシートフレーム19及び左側のステップフレーム23に固定される。
左側のシートフレーム19の補強フレーム部24には、下方に延びるブラケット支持部材82が設けられる。ブラケット支持部材82は、例えばボルトで補強フレーム部24に締結される。ブラケット支持部材82は、後輪3の上方に位置し、その下端部は、リアカバー45よりも下方まで延出して外側に露出している。
左側のステップフレーム23の後端部には、ブラケット81が固定されるブラケット固定部23a(図2)が設けられる。ブラケット固定部23aは、側面視では後輪3に重なる位置にあり、ブラケット支持部材82の下方に位置する。
また、左側のステップフレーム23の後端部には、ピリオンステップ40よりも上方に延出するガード部材83が設けられている。
ブラケット81は、上下に延びてブラケット支持部材82とブラケット固定部23aとを繋ぐ棒状の車体フレーム連結部85と、車体フレーム連結部85から後方に延出する棒状の後方延出部86とを備える。
車体フレーム連結部85は、その一端部85aがシートフレーム19のブラケット支持部材82に固定され、その他端部85bがステップフレーム23のブラケット固定部23aに固定される。詳細には、一端部85aは、複数のボルト85dによってブラケット支持部材82に締結され、他端部85bは、ボルト85eによってブラケット固定部23aに締結される。
車体フレーム連結部85は、一端部85aと他端部85bとの間の中間部に、側面視で後上がりに上下に延びる上下延出部85cを備える。
ブラケット81の後方延出部86は、上下延出部85cの下端部から後方へ延びる下側延出部86aと、上下延出部85cの上端部から後方へ延びる上側延出部86bと、下側延出部86aの後端と上側延出部86bの後端とを連結する上下連結部86cとを備える。上下連結部86cは側面視では後上がりに形成されている。
ブラケット81は、上下延出部85cと後方延出部86とによって側面視で閉じた枠状に形成される枠状部87を備える。
枠状部87は、前後方向では左側のステップフレーム23の後端部と後側フェンダー56との間に位置し、側面視では、ホイール4の上部及びタイヤ5の上部に側方から重なる。
サリーガード80は、枠状部87に支持される。枠状部87の上下延出部85c、下側延出部86a及び上側延出部86bには、サリーガード80が固定されるサリーガードステー88(図4)がそれぞれ設けられている。
サリーガード80は、枠状部87を外側方から覆う板状部材である。
詳細には、サリーガード80は、枠状部87の上下延出部85c、下側延出部86a及び上側延出部86bを外側方から覆う。上下連結部86cの大部分はサリーガード80によって覆われておらず、外側に露出している。
サリーガード80は、サリーガードステー88に車幅方向内側から挿通されてサリーガード80の内面に係合するサリーガード固定具88aによって、ブラケット81に固定される。これにより、サリーガード固定具88aがサリーガード80によって隠れるため、外観性が良い。
サリーガード80は、前後方向では、前側フェンダー本体部57と後側フェンダー56との間に位置し、上下方向では、前側フェンダー55のチェーンカバー部58の上方に位置する。
サリーガード80は、側面視では、後輪3の前部の上部から後輪3の後部の上部までの範囲を覆う。サリーガード80の後端部80aは、側面視では、後輪3よりも上方に延出するとともに、後側フェンダー56の上端部に車幅方向外側から重なる。サリーガード80の前部の下部は、側面視において前側フェンダー55のチェーンカバー部58に車幅方向外側から重なる。
サリーガード80は、ブラケット81の上下延出部85cに沿って上下に延びるスリット状の孔80bを備える。上下延出部85cは、孔80bを介して外側に露出する。
本実施の形態では、前側フェンダー本体部57、サリーガード80及び後側フェンダー56が、後輪3の上部の側面に沿うように連続して配置されて、後輪3の上部を外側方から覆う。このため、後側シート14bに着座した同乗者の着衣に、後輪3側からの汚れが付着することを前側フェンダー本体部57、サリーガード80及び後側フェンダー56によって効果的に抑制できる。ここで、同乗者の着衣は、例えば、インド等で着用される民族衣装のサリーである。
スイングアーム13に支持されるフェンダー50は、前側フェンダー55と後側フェンダー56とに分割されて後輪3の上部の前方及び後方に配置されるため、コンパクトな構造でありながら、後輪3からの汚れの跳ね上げを効果的に抑制できる。また、前側フェンダー55と後側フェンダー56との間の領域は、サリーガード80によって覆われるため、後輪3からの汚れの跳ね上げを効果的に抑制できる。サリーガード80がスイングアーム13ではなくブラケット81を介して左側のシートフレーム19に支持されるため、スイングアーム13に支持する部品の点数を削減できる。これにより、スイングアーム13が支持する部品を含むスイングアーム13の全体の重量を低減できるため、スイングアーム13を良好に揺動させることができる。
また、後輪3の上部は、前側フェンダー本体部57とサリーガード80との間に配置されるガード部材83、カバー部材79及び前側フェンダー55のチェーンカバー部58によって外側方から覆われる。すなわち、後輪3は、後輪車軸3aの上方の上半分の部分を、前側フェンダー55、ガード部材83、サリーガード80、ブラケット81、後側フェンダー56及びカバー部材79によって連続的に覆われている。このため、後輪3側からの汚れがサリー等の着衣に付着することを効果的に抑制できる。
次に、把持部材100の取付構造について説明する。
図6は、把持部材100の取付構造を左側方から見た側面図である。図7は、把持部材100の取付構造を上方から見た平面図である。
把持部材100は、シートフレーム19,19の後端部に、車幅の中心を基準に左右対称で一対設けられる。ここでは、左側の把持部材100について説明する。
クロスフレーム22は、板状に形成されており、その下面がシートフレーム19,19の後端部の上面に結合される。
クロスフレーム22の上面における車幅方向の端部には、把持部材固定ボルト101が締結される固定孔部22aが形成されている。
シートフレーム19の後端の外側面には、筒状のステー部19aが設けられる。ステー部19aには、把持部材固定ボルト102が締結される。
ステー部19aは、固定孔部22aに対し、後方且つ車幅方向外側に位置する。
把持部材100は、クロスフレーム22上に載置されて固定される前側固定部100aと、前側固定部100aから車幅方向外側且つ後方に後上がりで延びる第1延出部100bと、第1延出部100bの後端から車幅方向内側且つ後方に後上がりで延びる第2延出部100cとを備える。
また、把持部材100は、ステー部19aに固定される後側固定部100dと、後側固定部100dから後上がりに後方へ延びて第2延出部100cの後端に下方から結合される第3延出部100eとを備える。
後側固定部100dは、前側固定部100aに対し後方に離間しており、把持部材100において前側固定部100aと後側固定部100dとの間は、側面視で下方に開放する開放部100fとなっている。
把持部材100の一端部は、上方から前側固定部100aに挿通されて固定孔部22aに締結される把持部材固定ボルト101によって、クロスフレーム22に固定される。
把持部材100の他端部は、車幅方向外側から後側固定部100dに挿通されてステー部19aに締結される把持部材固定ボルト102によって、シートフレーム19に固定される。
すなわち、把持部材固定ボルト101及び把持部材固定ボルト102の締結方向は、互いに略直交する。このため、把持部材100を複数の異なる方向から固定して、強固に固定できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、後輪3を支持するスイングアーム13に支持されるフェンダー50と、車両側面視で少なくとも後輪3の上部側面に重なるサリーガード80とを備え、フェンダー50は、後輪3の前部を覆う前側フェンダー55と、後輪3の後部を覆う後側フェンダー56とを備え、前側フェンダー55及び後側フェンダー56はスイングアーム13に支持され、サリーガード80は、車体フレーム10に支持されているとともに、前側フェンダー55と後側フェンダー56との間に配置されている。これにより、後輪3の前部及び後部を前側フェンダー55及び後側フェンダー56で覆い、前側フェンダー55と後側フェンダー56との間をサリーガード80で覆うことができ、必要な部分を効率良く覆うことができる。前側フェンダー55及び後側フェンダー56が後輪3の前部及び後部を分担して覆うため、フェンダー50をコンパクトに設けることができる。また、サリーガード80が車体フレーム10に支持されるため、サリーガード80を支持するためにフェンダー50を大きくする必要がなく、フェンダー50をコンパクトに配置できる。さらに、スイングアーム13に支持される部品を含むスイングアーム13の重量を抑えることができる。
また、前側フェンダー55は、後輪3に駆動力を伝達する無端状の駆動力伝達部材37を覆うチェーンカバー部58を一体に備える。これにより、駆動力伝達部材37を覆うチェーンカバー部58を利用して後輪3の周辺部を覆うことができ、部品点数を削減できる。
また、後側フェンダー56はスイングアーム13に設けられるステー60を介して支持され、後輪3の中心である後輪車軸3aよりも後方に配置されている。これにより、スイングアーム13に設けられるステー60を利用して、簡単な構造で後輪3の後方に後側フェンダー56を設けることができる。
さらに、スイングアーム13は後輪3の左右に位置するアーム部13a,13bを備え、ステー60は、左右のアーム部13a,13bからそれぞれ延出する延出部65,65と、後輪3の径方向外側で延出部65,65を左右に連結する連結部66とを備え、後側フェンダー56は連結部66に支持され、後側フェンダー56とは別体のカバー部材79が延出部65に支持されている。これにより、左右のアーム部13a,13bから延びる延出部65,65と、これら延出部65,65を左右に連結する連結部66とを備えるステー60によって後側フェンダー56を強固に支持できる。また、延出部65を利用して設けられるカバー部材79によって後輪3の周辺部を覆うことができる。
また、後側フェンダー56は、ステー60の連結部66を露出させる開口61を備える。これにより、ステー60の連結部66が後側フェンダー56の開口61を介して後方側に露出し、連結部66が後側フェンダー56の外観上のアクセントになるため、外観性が良い。
また、サリーガード80はブラケット81を介して車体フレーム10に支持され、ブラケット81は、車体フレーム10に支持される一端部85a及び他端部85bと、一端部85aと他端部85bとの間の中間部に形成される枠状部87とを備え、サリーガード80は、枠状部87に支持されている。これにより、ブラケット81をその両端部85a,85bを介して車体フレーム10に強固に支持できる。また、枠状部87によってブラケット81を軽量化できるとともに、サリーガード80を、枠状部87によってサリーガード80の広範囲に亘って支持できる。
図8は、チェーンカバー部58の後端部58cの固定構造を示す左側面図である。図9は、チェーンカバー部58の後端部58cの固定構造を車幅方向内側から見た側面図である。
図8及び図9に示すように、ステー60の左側の延出部65に設けられる後側カバーステー65cは、延出部65の下面から後下方に延びる板状の下方延出部110と、下方延出部110の下端から前方に延出する板状の前方延出部111とを備える。後側カバーステー65cは、下方延出部110と前方延出部111とによって、車両側面視でV字状に形成される。
下方延出部110は、カバー部材固定ボルト79aが締結される固定孔110aを備える。
前方延出部111は、後上がりに後方へ延びる延出部65の下面に向かって、下方延出部110から前方に延びる。前方延出部111の前端と延出部65の下面との間には、前後及び上下に隙間が形成される。
また、図5のように延出部65が前方側に行くほど車幅方向外側に位置するように傾斜するのに対し、前方延出部111は、略真っ直ぐに前方に延びる。このため、延出部65の内側面と前方延出部111の外側面との間には、車幅方向に隙間が形成される。
前方延出部111の前端部には、チェーンカバー固定孔111aが設けられる。チェーンカバー固定孔111aには、チェーンカバー部58を固定するボルト112が締結される。
チェーンカバー部58の後端部58cは、ステー60の延出部65を越えて後方へ延び、後側カバーステー65cの前方延出部111に重なる位置まで延びる。詳細には、チェーンカバー部58の後端部58cは、延出部65の車幅方向内側を通って後方に延び、前方延出部111の外側面に重なる。
チェーンカバー部58の後端部58cは、後端部58cに車幅方向外側から挿通されるボルト112によって、チェーンカバー固定孔111aに固定される。これにより、後側カバーステー65cを利用してチェーンカバー部58を強固に固定できる。
カバー部材79は、前側カバーステー65b及び後側カバーステー65cに車幅方向外側から被さり、カバー部材固定ボルト79a,79aによって固定される。
カバー部材79は、ボルト112を外側方に露出させる側面開口79bを上部に備える。このため、ボルト112を着脱等する際に、側面開口79bからボルト112に容易にアクセスでき、メンテナンス性が良い。
図10は、チェーンカバー部58の前部の周辺部の左側面図である。
図2及び図10に示すように、前側フェンダーのチェーンカバー部58は、側面部58bの下端からスイングアーム13の外側方を下方に延びるカバー延出部120を備える。
カバー延出部120は、左側のアーム部13aの外側面に沿う板状に形成される。カバー延出部120は、左側のアーム部13aの外側面に沿って下方に延び、カバー延出部120の下端120aは、アーム部13aの下面13dよりも下方に位置する。アーム部13aの下面13dには、駆動力伝達部材37をガイドする板状のガイド部材119が取り付けられる。下端120aは、ガイド部材119よりも下方に位置する。
カバー延出部120は、前後方向では、センターフレーム18と後輪3の前端との間に配置される。
図11は、カバー延出部120の周辺部を下方から見た図である。図12は、図10のXII−XII断面図である。
図10〜図12を参照し、カバー延出部120は、チェーンカバー部58の側面部58bに対し、車幅方向外側に一段オフセットして配置される。また、カバー延出部120は、下端側に行くほどアーム部13aの外側面から遠くなるように車幅方向に傾斜している。
カバー延出部120の内側面には、上下方向に延びるリブ121,121が前後に複数配置される。リブ121,121は、カバー延出部120の上下の全長に亘って設けられる。カバー延出部120は、リブ121,121によって補強される。
カバー延出部120とアーム部13aの外側面との間には、隙間Sが形成される。
カバー延出部120は、カバー延出部120とアーム部13aの外側面との間に介装されるスペーサー122を介し、車幅方向外側から挿通される延出部固定ボルト123によって、アーム部13aの外側面に固定される。延出部固定ボルト123はスペーサー122に挿通される。
スペーサー122によって、隙間Sは保たれる。
図12に示すように、前側フェンダー55のチェーンカバー部58の内面に付着する水Wの一部は、側面部58bの内面を伝って下方に流れ、その後、カバー延出部120の内面を伝ってアーム部13aの下方に排出される。
本実施の形態では、カバー延出部120の下端120aがアーム部13aの下面13dよりも下方に位置するため、下端120aから下方に排出される水Wは、駆動力伝達部材37の下部37bに付着し難い。このため、駆動力伝達部材37への水Wの付着を抑制できる。
また、リブ121,121によって水Wを下方に流れるようにガイドできるため、駆動力伝達部材37への水Wの付着を効果的に抑制できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、4輪以上を備えた鞍乗り型車両、及び、スクーターなどの鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
3 後輪
10 車体フレーム
13 スイングアーム
13a,13b アーム部
37 駆動力伝達部材
50 フェンダー
55 前側フェンダー
56 後側フェンダー
58 チェーンカバー部(カバー部)
60 ステー
61 開口
65,65 延出部
66 連結部
79 カバー部材
80 サリーガード
81 ブラケット
85a 一端部(端部)
85b 他端部(端部)
87 枠状部

Claims (4)

  1. 後輪(3)を支持するスイングアーム(13)に支持されるフェンダー(50)と、車両側面視で少なくとも前記後輪(3)の上部側面に重なるサリーガード(80)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記フェンダーは、前記後輪(3)の前部を覆う前側フェンダー(55)と、前記後輪(3)の後部を覆う後側フェンダー(56)とを備え、前記前側フェンダー(55)及び前記後側フェンダー(56)は前記スイングアーム(13)に支持され、
    前記サリーガード(80)は、車体フレーム(10)に支持されているとともに、前記前側フェンダー(55)と前記後側フェンダー(56)との間に配置され
    前記後側フェンダー(56)は、前記スイングアーム(13)に設けられるステー(60)を介して支持され、前記後輪(3)の中心よりも後方に配置され、
    前記スイングアーム(13)は前記後輪(3)の左右に位置するアーム部(13a,13b)を備え、
    前記ステー(60)は、左右の前記アーム部(13a,13b)からそれぞれ延出する延出部(65)と、前記後輪(3)の径方向外側で前記延出部(65)を左右に連結する連結部(66)とを備え、
    前記後側フェンダー(56)は前記連結部(66)に支持され、
    前記後側フェンダー(56)は、前記ステー(60)の前記連結部(66)を露出させる開口(61)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記前側フェンダー(55)は、前記後輪(3)に駆動力を伝達する駆動力伝達部材(37)を覆うカバー部(58)を一体に備えることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 記後側フェンダー(56)とは別体のカバー部材(79)が前記延出部(65)に支持されていることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記サリーガード(80)はブラケット(81)を介して前記車体フレーム(10)に支持され、
    前記ブラケット(81)は、前記車体フレーム(10)に支持される両端部(85a,85b)と、前記両端部(85a,85b)の間の中間部に形成される枠状部(87)とを備え、
    前記サリーガード(80)は、前記枠状部(87)に支持されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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