JP7328436B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、車体フレームの後部に締結されるリアフレームと、車体フレームの後部に配置されるリアサスペンションとを備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、リアサスペンションは、車体フレームの上端部に位置するクロスメンバに取り付けられ、リアフレームは、クロスメンバよりも下方で車体フレームに締結される。
特開2000-280964号公報
ところで、鞍乗り型車両では、リアフレーム及びリアサスペンションを簡単な構造で車体フレームに取り付けできることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、リアフレーム及びリアサスペンションを少ない構成部品によりシンプルな構造で車体フレームに取り付けできるようにすることを目的とする。
この明細書には、2020年2月21日に出願された日本国特許出願・特願2020-028111の全ての内容が含まれる。
鞍乗り型車両は、車体フレーム(10)の後部のフレーム部(19)に締結されるリアフレーム(20)と、前記車体フレーム(10)の後部に配置されるリアサスペンション(32)とを備える鞍乗り型車両において、前記車体フレーム10は、前記フレーム部(19)に対し車幅方向に挿通された状態で前記フレーム部(19)に固定される筒状部材(55)を備え、前記リアフレーム(20)は、前記筒状部材(55)の車幅方向内側の端部に設けられるフレーム固定部(75)に、フレーム締結具(58)によって締結され、前記リアサスペンション(32)は、前記筒状部材(55)の車幅方向外側の端部に設けられるサスペンション連結部(73)に連結されることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記フレーム固定部(75)と前記サスペンション連結部(73)とは、同軸の位置関係にあっても良い。
また、上述の構成において、前記リアフレーム(20)は、前記フレーム部(19)に車幅方向内側から重なる接続部(20a)を備え、前記接続部(20a)は、車幅方向内側から前記接続部(20a)に挿通される前記フレーム締結具(58)によって前記フレーム固定部(75)に締結されても良い。
さらに、上述の構成において、前記接続部(20a)は、車幅方向内側から前記接続部(20a)に挿通される締結具(59)によって、前記フレーム締結具(58)とは異なる位置で前記フレーム部(19)に締結されても良い。
また、上述の構成において、前記リアサスペンション(32)は、前記サスペンション連結部(73)の外周部(73c)に嵌合し、前記サスペンション連結部(73)に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具(76)によって車幅方向に抜け止めされても良い。
また、上述の構成において、前記フレーム部(19)は、前記フレーム部(19)を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔(68)を備え、前記筒状部材(55)は、前記筒状部材固定孔(68)に嵌合する外側嵌合部(71)と、前記外側嵌合部(71)よりも車幅方向内側で前記筒状部材固定孔(68)に嵌合する内側嵌合部(72)とを備え、前記外側嵌合部(71)の外径は、前記内側嵌合部(72)の外径よりも大径であり、前記サスペンション連結部(73)は、前記外側嵌合部(71)から車幅方向外側に延出しても良い。
また、上述の構成において、前記フレーム部(19)は、前記リアサスペンション(32)に面する外側側壁(65)と、前記外側側壁(65)に対し車幅方向内側に離間する内側側壁(66)とを備えて中空に形成され、前記外側嵌合部(71)は、前記外側側壁(65)の前記筒状部材固定孔(68)に嵌合し、前記内側嵌合部(72)は、前記内側側壁(66)の前記筒状部材固定孔(68)に嵌合しても良い。
さらに、上述の構成において、前記フレーム締結具(58)は、車幅方向内側から前記リアフレーム(20)に挿通され、前記リアサスペンション(32)は、前記サスペンション連結部(73)の外周部(73c)に嵌合し、前記サスペンション連結部(73)に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具(76)によって車幅方向に抜け止めされ、前記フレーム部(19)は、前記フレーム部(19)を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔(68)を備え、前記筒状部材(55)は、前記筒状部材固定孔(68)に嵌合する外側嵌合部(71)と、前記外側嵌合部(71)よりも車幅方向内側で前記筒状部材固定孔(72)に嵌合する内側嵌合部(72)とを備え、前記外側嵌合部(71)の外径は、前記内側嵌合部(72)の外径よりも大径であり、前記サスペンション連結部(73)は、前記外側嵌合部(71)から車幅方向外側に延出し、前記サスペンション固定具(76)の車幅方向内側の端(76c)部は、前記外側嵌合部(71)よりも車幅方向外側に位置し、前記フレーム固定部(75)に締結された前記フレーム締結具(58)の車幅方向外側の端部(58a)は、前記筒状部材固定孔(68)の内側まで入り込んでも良い。
鞍乗り型車両は、車体フレームの後部のフレーム部に締結されるリアフレームと、車体フレームの後部に配置されるリアサスペンションとを備え、車体フレームは、フレーム部に対し車幅方向に挿通された状態でフレーム部に固定される筒状部材を備え、リアフレームは、筒状部材の車幅方向内側の端部に設けられるフレーム固定部に、フレーム締結具によって締結され、リアサスペンションは、筒状部材の車幅方向外側の端部に設けられるサスペンション連結部に連結される。
この構成によれば、車体フレームのフレーム部に対し車幅方向に挿通される筒状部材に、リアサスペンション及びリアフレームの両方が取り付けられるため、リアフレーム及びリアサスペンションを少ない構成部品によりシンプルな構造で車体フレームに取り付けできる。
また、上述の構成において、フレーム固定部と前記サスペンション連結部とは、同軸の位置関係にあっても良い。
この構成によれば、フレーム固定部とサスペンション連結部とは、同軸の位置関係にあるため、筒状部材の製造が容易である。
また、上述の構成において、リアフレームは、フレーム部に車幅方向内側から重なる接続部を備え、接続部は、車幅方向内側から接続部に挿通されるフレーム締結具によってフレーム固定部に締結されても良い。
この構成によれば、リアフレームの接続部及びフレーム締結具を、フレーム部によって車幅方向外側から隠すことができ、外観をシンプルにして外観性を向上できる。
さらに、上述の構成において、接続部は、車幅方向内側から接続部に挿通される締結具によって、フレーム締結具とは異なる位置でフレーム部に締結されても良い。
この構成によれば、締結具によってリアフレームを強固に固定できるとともに、締結具が目立ち難くなる。
また、上述の構成において、リアサスペンションは、サスペンション連結部の外周部に嵌合し、サスペンション連結部に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具によって車幅方向に抜け止めされても良い。
この構成によれば、リアサスペンションを簡単な構造で抜け止めできる。また、サスペンション固定具とフレーム締結具とが個別に設けられるため、リアサスペンション及びリアフレームを互いに独立して着脱できる。
また、上述の構成において、フレーム部は、フレーム部を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔を備え、筒状部材は、筒状部材固定孔に嵌合する外側嵌合部と、外側嵌合部よりも車幅方向内側で筒状部材固定孔に嵌合する内側嵌合部とを備え、外側嵌合部の外径は、内側嵌合部の外径よりも大径であり、サスペンション連結部は、外側嵌合部から車幅方向外側に延出しても良い。
この構成によれば、筒状部材は、リアサスペンションの側に設けられる外側嵌合部の外径が、内側嵌合部の外径よりも大径であるため、リアサスペンションの荷重を外側嵌合部を介し効率良く受けることができる。
また、上述の構成において、フレーム部は、リアサスペンションに面する外側側壁と、外側側壁に対し車幅方向内側に離間する内側側壁とを備えて中空に形成され、外側嵌合部は、外側側壁の筒状部材固定孔に嵌合し、内側嵌合部は、内側側壁の筒状部材固定孔に嵌合しても良い。
この構成によれば、フレーム部を中空にして軽量化できる。また、外側側壁及び内側側壁によって筒状部材を効果的に支持できる。
さらに、上述の構成において、フレーム締結具は、車幅方向内側からリアフレームに挿通され、リアサスペンションは、サスペンション連結部の外周部に嵌合し、サスペンション連結部に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具によって車幅方向に抜け止めされ、フレーム部は、フレーム部を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔を備え、筒状部材は、筒状部材固定孔に嵌合する外側嵌合部と、外側嵌合部よりも車幅方向内側で筒状部材固定孔に嵌合する内側嵌合部とを備え、外側嵌合部の外径は、内側嵌合部の外径よりも大径であり、サスペンション連結部は、外側嵌合部から車幅方向外側に延出し、サスペンション固定具の車幅方向内側の端部は、外側嵌合部よりも車幅方向外側に位置し、フレーム固定部に締結されたフレーム締結具の車幅方向外側の端部は、筒状部材固定孔の内側まで入り込んでも良い。
この構成によれば、フレーム締結具の車幅方向外側の端部が、筒状部材固定孔の内側まで入り込むため、筒状部材のフレーム固定部において筒状部材固定孔の内側に位置する部分は、フレーム締結具によって埋められて中実となる。このため、内側嵌合部の外径が小さい場合であっても、内側嵌合部の剛性を確保できる。
また、サスペンション固定具の車幅方向内側の端部は、外側嵌合部よりも車幅方向外側に位置し、サスペンション固定具は比較的短い。このため、サスペンション固定具の軽量化を図ることができる。また、外側嵌合部が内側嵌合部よりも大径であるため、外側嵌合部の剛性を確保できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、シートフレームに締結されたリアフレームを左側方側から見た斜視図である。 図3は、シートフレームの左部の後部を車幅方向内側から見た斜視図である。 図4は、シートフレームに締結された左側のリアフレームを車幅方向内側から見た斜視図である。 図5は、図1のV-V断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員(運転者)がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16と、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16の下方から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム17と、メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム18と、メインフレーム16の後部及びピボットフレーム18の上部から後方に延びるシートフレーム19(フレーム部)と、シートフレーム19の後部から自動二輪車1の後端部まで延びるリアフレーム20とを備える。
また、車体フレーム10は、ダウンフレーム17の上部とメインフレーム16の上部とを接続する左右一対の補強フレーム21を備える。
シートフレーム19は、車体フレーム10の後部に位置するフレーム部である。
詳細には、シートフレーム19は、左右のピボットフレーム18から後上がりに後方に延びる左右一対の下側シートレール19aと、左右のメインフレーム16の後端部から後下がりに後方に延びて下側シートレール19aの前後の中間部に接続される左右一対の上側シートレール19bと、左右の下側シートレール19aの後端同士を車幅方向(左右方向)に接続する左右接続部19cとを備える。
リアフレーム20は、下側シートレール19aの後部から後方に延びる。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト25と、ステアリングシャフト25の上端に固定されるトップブリッジ26と、ステアリングシャフト25の下端に固定されるボトムブリッジ27と、トップブリッジ26及びボトムブリッジ27に支持される左右一対のフォークチューブ28とを備える。
フォークチューブ28はテレスコピック式のサスペンションである。フォークチューブ28は、トップブリッジ26及びボトムブリッジ27に固定される固定チューブ28aと、固定チューブ28aの下部に嵌合し、固定チューブ28aに対し軸方向にストロークする可動チューブ28bとを備える。
トップブリッジ26は、ヘッドパイプ15の上方でステアリングシャフト25から車幅方向に延び、左右の固定チューブ28aの上端部を連結する。
ボトムブリッジ27は、ヘッドパイプ15の下方でステアリングシャフト25から車幅方向に延び、左右の固定チューブ28aを連結する。
フォークチューブ28は、車両側面視で後傾して配置される。前輪2は、左右の可動チューブ28bの下端部間に渡される車軸2aに軸支され、左右の可動チューブ28bの間に位置する。
乗員がフロントフォーク12を左右に操舵するためのハンドル29は、ハンドルポスト30を介し、トップブリッジ26に取り付けられる。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム18に支持されるピボット軸31に軸支される。ピボット軸31は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸31に軸支され、ピボット軸31を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
自動二輪車1は、スイングアーム13の後端部とシートフレーム19との間に掛け渡されるリアサスペンション32を左右一対備える。
エンジン11は、メインフレーム16の下方で、車両前後方向においてダウンフレーム17とピボットフレーム18との間に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸33を支持するクランクケース34と、往復運動するピストン(不図示)を収容するシリンダー部35とを備える。シリンダー部35は、クランクケース34の前部の上面から上方に延びる。
エンジン11の排気装置は、シリンダー部35の前面の排気ポートに接続される排気管36と、排気管36の下流端に接続されるマフラー37とを備える。
クランクケース34の後部は、変速機を収容する変速機ケース部34aである。変速機ケース部34aから車幅方向外側に突出する上記変速機の出力軸(不図示)には、ドライブスプロケット34bが設けられる。
エンジン11の出力は、ドライブスプロケット34bと後輪3のドリブンスプロケット3bとを接続する駆動力伝達部材39によって後輪3に伝達される。ここでは、駆動力伝達部材39は、ドライブスプロケット34b及びドリブンスプロケット3bに巻き掛けられる無端状のチェーンであるが、駆動力伝達部材39は、例えば無端状のベルトであっても良い。
スイングアーム13には、駆動力伝達部材39を覆うカバー部材40が取り付けられる。
エンジン11の冷却水が通るラジエーター41は、ヘッドパイプ15の下方でエンジン11の前方に配置される。
燃料タンク42は、メインフレーム16の上方でヘッドパイプ15とシート14との間に配置される。
ヘッドライト43は、ヘッドパイプ15の前方に設けられる。ウインカー44は、フォークチューブ28の上部に取り付けられる。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー45は、フォークチューブ28に支持される。
後輪3を上方から覆うリアフェンダー46は、リアフレーム20に支持される。リアフェンダー46は、シート14の後方に配置される。
自動二輪車1は、同乗者が着座する後部シート47を、シート14の後方に備える。後部シート47は、リアフェンダー46の上面に配置される。
シート14の乗員が足を乗せる左右一対のステップ48は、左右のピボットフレーム18の前方に配置される。後部シート47の同乗者が足を乗せるピリオンステップ49は、後部シート47の前下方に配置される。
テールライトユニット50は、リアフェンダー46の後端部に取り付けられる。
図2は、シートフレーム19に締結されたリアフレーム20を左側方側から見た斜視図である。図3は、シートフレーム19の左部の後部を車幅方向内側から見た斜視図である。
図2及び図3を参照し、各下側シートレール19aの後部には、補強部材51が設けられる。
補強部材51は、下側シートレール19aの車幅方向の内側面19a1に貼り付けられる内側補強板52と、下側シートレール19aの車幅方向の外側面19a2に貼り付けられる外側補強板53とを備える。
内側補強板52は、下側シートレール19a、及び、下側シートレール19aと上側シートレール19bとの接続部に跨って設けられる。内側補強板52の後部は、下側シートレール19aに対し下方に延出する。
外側補強板53は、下側シートレール19aの外側面19a2の下部に固定され、下側シートレール19aに対し下方に延出する。
補強部材51は、内側補強板52の後部と外側補強板53とが下側シートレール19aの下方で車幅方向に重なって互いに結合されるステー部19dを備える。すなわち、シートフレーム19は、パイプ状の下側シートレール19aの後部の下面から下方に延びるステー部19dを備える。ステー部19dは、左右の下側シートレール19aにそれぞれ設けられる。
また、シートフレーム19は、ステー部19dの近傍で左右の下側シートレール19aを車幅方向に接続する補強フレーム部19eを備える。補強フレーム部19eは、左右接続部19cの下方に位置する。
シートフレーム19は、ステー部19dに対し車幅方向に挿通された状態でステー部19dに固定される筒状部材55を備える。
さらに、シートフレーム19は、下側シートレール19aの内側面19a1に、締結部56を複数備える。
締結部56は、内側面19a1から内側補強板52を貫通して車幅方向内側に突出する筒状部である。なお、締結部56は、内側補強板52に溶接されていても良い。
締結部56は、筒状部材55よりも前方の位置に、一対設けられる。
図4は、シートフレーム19に締結された左側のリアフレーム20を車幅方向内側から見た斜視図である。シートフレーム19とリアフレーム20との接続部の構造は、略左右対称であるため、ここでは、主として左側のリアフレーム20を参照して説明する。
図2及び図4を参照し、リアフレーム20は、左右一対で設けられ、左右の下側シートレール19aにそれぞれ接続される。また、リアフレーム20は、ステー部19dにも接続される。
リアフレーム20は、車両前後方向に長く延びる板状部材であり、板厚方向が車幅方向に指向する向きで配置される。
リアフレーム20の前端部は、シートフレーム19の後部に車幅方向内側から重なる接続部20aである。
リアフレーム20は、接続部20aに車幅方向内側から挿通されるフレーム締結具58によって、ステー部19dの筒状部材55に締結される。
また、リアフレーム20は、接続部20aに車幅方向内側から挿通される締結具59によって、下側シートレール19aの締結部56(図3)に締結される。締結具59は、フレーム締結具58よりも前方に位置する。
図2を参照し、左右のリアフレーム20は、接続部20aよりも後方に設けられる第1のブレース60aと、第1のブレース60aの後方に設けられる第2のブレース60bと、第2のブレース60bの後方に設けられる第3のブレース60cとによって車幅方向に接続される。
第1のブレース60a、第2のブレース60b、及び第3のブレース60cは、アーチ状に形成されており、アーチ形状の左右の下端部がそれぞれ左右のリアフレーム20に締結される。第1のブレース60aの上面及び第2のブレース60bの上面には、リアフェンダー締結部60dがそれぞれ設けられる。
リアフェンダー46(図1)は、第1のブレース60a、第2のブレース60b、及び第3のブレース60cに上方から被せられる。リアフェンダー46は、リアフェンダー46に上方から挿通されてリアフェンダー締結部60dに締結されるリアフェンダー固定具(不図示)によって、第1のブレース60a及び第2のブレース60bに固定される。
車両側面視で、リアフレーム20の上部の外側面には、リアフレーム20の下部の外側面20d(図2)に対し車幅方向内側に窪む段部20b(図2)が設けられる。段部20bは、リアフレーム20の前部から後端まで連続している。
段部20bには、ブレース固定孔20cが複数設けられる。第1のブレース60a、第2のブレース60b、及び第3のブレース60cは、ブレース固定孔20cに車幅方向外側から挿通されるブレース締結具61によって、リアフレーム20の車幅方向の内側面に締結される。
図1及び図2を参照し、リアフェンダー46の左右の下縁部46aは、リアフレーム20の段部20bに嵌まる。これにより、リアフレーム20の下部の外側面20dとリアフェンダー46の下縁部46aとが略面一となり、外観性が良い。また、ブレース締結具61は、リアフェンダー46の下縁部46aによって覆われて隠れる。
リアフェンダー46の上面は、後部シート47を支持する。
リアフレーム20は、後部シート47に作用する荷重を、リアフェンダー46、第1のブレース60a、第2のブレース60b、及び第3のブレース60cを介して受ける。
図5は、図1のV-V断面図である。
シートフレーム19のステー部19dは、ステー部19dの車幅方向外側の側壁である外側側壁65と、外側側壁65に対し車幅方向内側に離間する内側側壁66と、外側側壁65の下端と内側側壁66の下端とを車幅方向に接続する下壁67とを備える。外側側壁65は、リアサスペンション32に対し車幅方向内側から面する。
ステー部19dは、中空であり、ステー部19dの内側には、外側側壁65、内側側壁66、下壁67、及び下側シートレール19aの下面部によって囲まれる空間19fが形成される。
外側側壁65及び下壁67は、外側補強板53によって形成される。内側側壁66は、内側補強板52によって形成される。
ステー部19dには、ステー部19dを車幅方向に貫通する円形の筒状部材固定孔68が設けられる。
詳細には、筒状部材固定孔68は、外側側壁65を貫通する外側固定孔68aと、内側側壁66を貫通する内側固定孔68bとを備える。外側固定孔68aの内径は、内側固定孔68bの内径よりも大径である。
筒状部材55は、車幅方向に長く延びる円筒状である。
筒状部材55は、筒状部材固定孔68に対し車幅方向に挿通され、筒状部材固定孔68に固定される。
筒状部材55は、筒状部材固定孔68の外側固定孔68aに嵌合する外側嵌合部71と、筒状部材固定孔68の内側固定孔68bに嵌合する内側嵌合部72と、外側嵌合部71から車幅方向外側に延出するサスペンション連結部73とを一体に備える。
外側嵌合部71は、円筒状であり、外周部が外側固定孔68aに溶接によって固定される。外側嵌合部71の外径は、内側嵌合部72の外径よりも大径である。
外側嵌合部71の車幅方向の外側面71aは、外側側壁65から車幅方向外側に突出する。
内側嵌合部72は、円筒状であり、外周部が内側嵌合部72に溶接によって固定される。
内側嵌合部72の外径は、外側嵌合部71の外径よりも小径であり、外側嵌合部71と内側嵌合部72との境目は、空間19f内に位置する。
内側嵌合部72は、筒状部材55の車幅方向内側の端部に設けられるフレーム固定部75である。
フレーム固定部75の車幅方向内側の端面75aは、内側側壁66から車幅方向内側に突出する。
フレーム固定部75の中心には、筒状部材55の軸方向(車幅方向)に延びる内側ねじ孔部75bが設けられる。内側ねじ孔部75bは、端面75aから外側嵌合部71の内部まで延びる。
サスペンション連結部73は、筒状部材55の車幅方向外側の端部に設けられる。
サスペンション連結部73は、円筒状であり、外側嵌合部71の車幅方向の外側面71aから車幅方向外側に延びる。サスペンション連結部73の車幅方向外側の端面73aは、筒状部材55の軸方向に直交する平坦面である。
サスペンション連結部73の外径は、外側嵌合部71の外径及び内側嵌合部72の外径よりも小径である。
サスペンション連結部73の中心には、筒状部材55の軸方向に延びる外側ねじ孔部73bが設けられる。外側ねじ孔部73bは、内側ねじ孔部75bよりも小径である。
外側ねじ孔部73bは、端面73aから外側嵌合部71の内部まで延び、内側ねじ孔部75bに連通する。すなわち、外側ねじ孔部73b及び内側ねじ孔部75bは、筒状部材55を軸方向に貫通する孔である。
サスペンション連結部73と、外側嵌合部71と、フレーム固定部75(内側嵌合部72)とは、互いに同軸の位置関係で設けられる円筒状である。このため、筒状部材55を、例えば機械加工で製造する場合に、製造が容易である。
なお、外側ねじ孔部73bと内側ねじ孔部75bとは連通していなくとも良く、筒状部材55は、筒状ではない部分を一部に有していても良い。
リアフレーム20の接続部20aは、接続部20aを車幅方向に貫通する固定孔20eを備える。
接続部20aは、固定孔20eに車幅方向内側から挿通されて内側ねじ孔部75bに締結されるフレーム締結具58によって、フレーム固定部75の端面75aに固定される。
すなわち、リアフレーム20は、フレーム締結具58によって筒状部材55に締結される。
フレーム締結具58の車幅方向外側の端部58aは、筒状部材固定孔68の内側まで入り込んでおり、空間19f内に位置する。
リアサスペンション32の上端部32aは、サスペンション連結部73に連結される。リアサスペンション32の下端部は、スイングアーム13(図1)の後端部に連結される。
上端部32aは、サスペンション連結部73の外周部73cに嵌合する。上端部32aは、外周部73cを中心に前後に揺動可能である。
サスペンション連結部73の端面73aには、サスペンション固定具76が取り付けられる。サスペンション固定具76は、外側ねじ孔部73bに車幅方向外側から締結されるボルト76aと、ボルト76aと端面73aとの間に挟まれるワッシャー76bとを備える。
リアサスペンション32の上端部32aは、外周部73c上において、ワッシャー76bと外側嵌合部71の外側面71aとの間に挟まれて、車幅方向に位置決めされる。上端部32aは、サスペンション固定具76によって車幅方向に抜け止めされる。
ボルト76aの車幅方向内側の端部76cは、サスペンション連結部73内に位置する。すなわち、端部76cは、外側嵌合部71よりも車幅方向外側に位置し、筒状部材固定孔68の内側までは入り込んでいない。ボルト76aは、上端部32aを抜け止めするだけであるため、比較的短いものを使用できる。
リアサスペンション32の上端部32aは、シートフレーム19の筒状部材55の車幅方向の外端部に連結され、リアフレーム20は、筒状部材55の車幅方向の内端部に固定され、リアサスペンション32及びリアフレーム20は、共に筒状部材55に取り付けられる。このため、リアサスペンション32及びリアフレーム20を簡単な構造でシートフレーム19に取り付けできる。
また、リアフレーム20とリアサスペンション32の上端部32aとが筒状部材55を介して直接的に接続されるため、リアフレーム20に作用する荷重を筒状部材55を介しリアサスペンション32に効率良く伝達できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、車体フレーム10の後部のフレーム部であるシートフレーム19に締結されるリアフレーム20と、車体フレーム10の後部に配置されるリアサスペンション32とを備え、車体フレーム10は、シートフレーム19に対し車幅方向に挿通された状態でシートフレーム19に固定される筒状部材55を備え、リアフレーム20は、筒状部材55の車幅方向内側の端部に設けられるフレーム固定部75に、フレーム締結具58によって締結され、リアサスペンション32は、筒状部材55の車幅方向外側の端部に設けられるサスペンション連結部73に連結される。
この構成によれば、車体フレーム10のシートフレーム19に対し車幅方向に挿通される筒状部材55に、リアサスペンション32及びリアフレーム20の両方が取り付けられるため、リアフレーム20及びリアサスペンション32を少ない構成部品によりシンプルな構造で車体フレーム10に取り付けできる。
また、フレーム固定部75とサスペンション連結部73とは、同軸の位置関係にある。
この構成によれば、フレーム固定部75とサスペンション連結部73とは、同軸の位置関係にあるため、筒状部材55の製造が容易である。
また、リアフレーム20は、シートフレーム19に車幅方向内側から重なる接続部20aを備え、接続部20aは、車幅方向内側から接続部20aに挿通されるフレーム締結具58によってフレーム固定部75に締結される。
この構成によれば、リアフレーム20の接続部20a及びフレーム締結具58を、シートフレーム19によって車幅方向外側から隠すことができ、外観をシンプルにして外観性を向上できる。
さらに、接続部20aは、車幅方向内側から接続部20aに挿通される締結具59によって、フレーム締結具58とは異なる位置でシートフレーム19に締結される。
この構成によれば、締結具59によってリアフレーム20を強固に固定できるとともに、締結具59が目立ち難くなる。
また、リアサスペンション32は、サスペンション連結部73の外周部73cに嵌合し、サスペンション連結部73に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具76によって車幅方向に抜け止めされる。
この構成によれば、リアサスペンション32を簡単な構造で抜け止めできる。また、サスペンション固定具76とフレーム締結具58とが個別に設けられるため、リアサスペンション32及びリアフレーム20を互いに独立して着脱できる。
また、シートフレーム19は、シートフレーム19を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔68を備え、筒状部材55は、筒状部材固定孔68に嵌合する外側嵌合部71と、外側嵌合部71よりも車幅方向内側で筒状部材固定孔68に嵌合する内側嵌合部72とを備え、外側嵌合部71の外径は、内側嵌合部72の外径よりも大径であり、サスペンション連結部73は、外側嵌合部71から車幅方向外側に延出しても良い。
この構成によれば、筒状部材55は、リアサスペンション32の側に設けられる外側嵌合部71の外径が、内側嵌合部72の外径よりも大径であるため、リアサスペンション32の荷重を外側嵌合部71を介し効率良く受けることができる。
また、シートフレーム19は、リアサスペンション32に面する外側側壁65と、外側側壁65に対し車幅方向内側に離間する内側側壁66とを備えて中空に形成され、外側嵌合部71は、外側側壁65の筒状部材固定孔68に嵌合し、内側嵌合部72は、内側側壁66の筒状部材固定孔68に嵌合する。
この構成によれば、シートフレーム19を中空にして軽量化できる。また、外側側壁65及び内側側壁66によって筒状部材55を効果的に支持できる。
さらに、フレーム締結具58は、車幅方向内側からリアフレーム20に挿通され、リアサスペンション32は、サスペンション連結部73の外周部73cに嵌合し、サスペンション連結部73に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具76によって車幅方向に抜け止めされ、シートフレーム19は、シートフレーム19を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔68を備え、筒状部材55は、筒状部材固定孔68に嵌合する外側嵌合部71と、外側嵌合部71よりも車幅方向内側で筒状部材固定孔68に嵌合する内側嵌合部72とを備え、外側嵌合部71の外径は、内側嵌合部72の外径よりも大径であり、サスペンション連結部73は、外側嵌合部71から車幅方向外側に延出し、サスペンション固定具76の車幅方向内側の端部76cは、外側嵌合部71よりも車幅方向外側に位置し、フレーム固定部75に締結されたフレーム締結具58の車幅方向外側の端部58aは、筒状部材固定孔68の内側まで入り込む。
この構成によれば、フレーム締結具58の車幅方向外側の端部58aが、筒状部材固定孔68の内側まで入り込むため、筒状部材55のフレーム固定部75において筒状部材固定孔68の内側に位置する部分は、フレーム締結具58によって埋められて中実となる。このため、内側嵌合部72の外径が小さい場合であっても、内側嵌合部72の剛性を確保できる。
また、サスペンション固定具76の車幅方向内側の端部76cは、外側嵌合部71よりも車幅方向外側に位置し、サスペンション固定具76は比較的短い。このため、サスペンション固定具76の軽量化を図ることができる。また、外側嵌合部71が内側嵌合部72よりも大径であるため、外側嵌合部71の剛性を確保できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
10 車体フレーム
19 シートフレーム(フレーム部)
20 リアフレーム
20a 接続部
32 リアサスペンション
55 筒状部材
58 フレーム締結具
58a 端部(フレーム締結具の車幅方向外側の端部)
59 締結具
65 外側側壁
66 内側側壁
68 筒状部材固定孔
71 外側嵌合部
72 内側嵌合部
73 サスペンション連結部
73c 外周部
75 フレーム固定部
76 サスペンション固定具
76c 端部(サスペンション固定具の車幅方向内側の端部)

Claims (8)

  1. 車体フレーム(10)の後部のフレーム部(19)に締結されるリアフレーム(20)と、前記車体フレーム(10)の後部に配置されるリアサスペンション(32)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記車体フレーム(10)は、前記フレーム部(19)に対し車幅方向に挿通された状態で前記フレーム部(19)に固定される筒状部材(55)を備え、
    前記リアフレーム(20)は、前記筒状部材(55)の車幅方向内側の端部に設けられるフレーム固定部(75)に、フレーム締結具(58)によって締結され、
    前記リアサスペンション(32)は、前記筒状部材(55)の車幅方向外側の端部に設けられるサスペンション連結部(73)に連結されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記フレーム固定部(75)と前記サスペンション連結部(73)とは、同軸の位置関係にあることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記リアフレーム(20)は、前記フレーム部(19)に車幅方向内側から重なる接続部(20a)を備え、
    前記接続部(20a)は、車幅方向内側から前記接続部(20a)に挿通される前記フレーム締結具(58)によって前記フレーム固定部(75)に締結されることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記接続部(20a)は、車幅方向内側から前記接続部(20a)に挿通される締結具(59)によって、前記フレーム締結具(58)とは異なる位置で前記フレーム部(19)に締結されることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記リアサスペンション(32)は、前記サスペンション連結部(73)の外周部(73c)に嵌合し、前記サスペンション連結部(73)に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具(76)によって車幅方向に抜け止めされることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記フレーム部(19)は、前記フレーム部(19)を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔(68)を備え、
    前記筒状部材(55)は、前記筒状部材固定孔(68)に嵌合する外側嵌合部(71)と、前記外側嵌合部(71)よりも車幅方向内側で前記筒状部材固定孔(68)に嵌合する内側嵌合部(72)とを備え、
    前記外側嵌合部(71)の外径は、前記内側嵌合部(72)の外径よりも大径であり、
    前記サスペンション連結部(73)は、前記外側嵌合部(71)から車幅方向外側に延出することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記フレーム部(19)は、前記リアサスペンション(32)に面する外側側壁(65)と、前記外側側壁(65)に対し車幅方向内側に離間する内側側壁(66)とを備えて中空に形成され、
    前記外側嵌合部(71)は、前記外側側壁(65)の前記筒状部材固定孔(68)に嵌合し、前記内側嵌合部(72)は、前記内側側壁(66)の前記筒状部材固定孔(68)に嵌合することを特徴とする請求項6記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記フレーム締結具(58)は、車幅方向内側から前記リアフレーム(20)に挿通され、
    前記リアサスペンション(32)は、前記サスペンション連結部(73)の外周部(73c)に嵌合し、前記サスペンション連結部(73)に車幅方向外側から締結されるサスペンション固定具(76)によって車幅方向に抜け止めされ、
    前記フレーム部(19)は、前記フレーム部(19)を車幅方向に貫通する筒状部材固定孔(68)を備え、
    前記筒状部材(55)は、前記筒状部材固定孔(68)に嵌合する外側嵌合部(71)と、前記外側嵌合部(71)よりも車幅方向内側で前記筒状部材固定孔(72)に嵌合する内側嵌合部(72)とを備え、
    前記外側嵌合部(71)の外径は、前記内側嵌合部(72)の外径よりも大径であり、
    前記サスペンション連結部(73)は、前記外側嵌合部(71)から車幅方向外側に延出し、
    前記サスペンション固定具(76)の車幅方向内側の端(76c)部は、前記外側嵌合部(71)よりも車幅方向外側に位置し、
    前記フレーム固定部(75)に締結された前記フレーム締結具(58)の車幅方向外側の端部(58a)は、前記筒状部材固定孔(68)の内側まで入り込むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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