JP7045178B2 - 切削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、切削装置に関する。
半導体パッケージ基板等の切削加工に用いる切削装置では、回転するスピンドルの先端にブレードマウントを取り付け、ブレードマウントに切削ブレードを装着している(例えば、特許文献1参照)。ブレードマウントに対して切削ブレードを装着する際には、円環状の切削ブレードの内周部分に形成された装着孔をブレードマウントのボス部の先端に対して位置合わせした後、ボス部の先端を切削ブレードの装着孔に差し込ませる。そして、ボス部の外周面に対して切削ブレードを摺動させて、切削ブレードの片面をブレードマウントの固定フランジに当接させる。これにより切削ブレードからはボス部の先端部分が突出し、この先端部分に形成されている雄ネジに固定ナットを締め付ける。このようにして、固定フランジと固定ナットとの間に挟み込まれた状態で切削ブレードがブレードマウントに固定される。
このようなブレードマウントに対する切削ブレードの装着作業は、切削装置を操作するオペレータによって手動で行われる。ブレードマウントの周辺には、ホイールカバー等の周辺部材があり、こうした周辺部材と切削ブレードとのクリアランスが狭く、切削ブレードの装着作業が困難となっていた。例えば、作業経験の浅いオペレータが切削ブレードの装着作業を行うと、周辺部材に切削ブレードを衝突させ、切削ブレードの切刃を破損させてしまうおそれがある。そのため、オペレータの技量に関わらず、切削ブレードを破損させずにブレードマウントに装着することができるブレード装着治具が開発されている(特許文献2参照)。
特開平11-33907号公報 特開2015-150624号公報
しかし、従来の切削装置においては、切削ブレードの装着後にブレード装着治具を取り外す必要があるため、切削ブレードの交換が頻繁な場合、作業が煩雑になってしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、切削ブレードの装着が容易で作業性に優れる切削装置を提供することである。
本発明の一態様は、ピンドルに、ボス部及び該ボス部と一体的に形成された固定フランジを含むブレードマウントが螺着され、該ブレードマウントに、中心部に該ボス部の外周に挿入される装着孔を有するハブ基台及び該ハブ基台の外周に形成された切刃を含む切削ブレードを装着させて切削加工を行う切削装置であって、該ブレードマウントの該ボス部先端に装着されたブレード装着治具を備え、該ブレード装着治具は全体が樹脂で形成され、該ブレードマウントの該ボス部先端に装着される該ボス部の外径と同等の外径を有する装着案内部と、該装着案内部の一端に形成され、該スピンドルに該ブレードマウントを固定するための固定部材に設けた孔内に嵌合して該装着案内部の外周と該ボス部の外周が面一となるように該装着案内部を位置決めした状態で固定する固定凸部と、から構成され、該ブレード装着治具の該固定凸部を該固定部材の該孔内に嵌合させて該ブレードマウントの該ボス部先端に固定した状態で、該切削ブレードの該装着孔を該装着案内部の外周に沿って該ボス部まで摺動させて該固定フランジへの該切削ブレードの装着が可能であることを特徴とする。
本発明の別態様は、スピンドルに、ボス部及び該ボス部と一体的に形成された固定フランジを含むブレードマウントが螺着され、該ブレードマウントに、中心部に該ボス部の外周に挿入される装着孔を有するハブ基台及び該ハブ基台の外周に形成された切刃を含む切削ブレードを装着させて切削加工を行う切削装置であって、該ブレードマウントの該ボス部先端に装着されたブレード装着治具を備え、該ブレード装着治具は全体が樹脂で形成され、該ブレードマウントの該ボス部先端に装着される該ボス部の外径と同等の外径を有する装着案内部と、該装着案内部の一端に形成され、該スピンドル先端の孔内に嵌合して該装着案内部の外周と該ボス部の外周が面一となるように該装着案内部を位置決めした状態で固定する固定凸部と、から構成され、該ブレード装着治具の該固定凸部を該スピンドル先端の該孔内に嵌合させて該ブレードマウントの該ボス部先端に固定した状態で、該切削ブレードの該装着孔を該装着案内部の外周に沿って該ボス部まで摺動させて該固定フランジへの該切削ブレードの装着が可能であることを特徴とする。
以上の各態様の切削装置によれば、全体が樹脂からなり、スピンドルの先端部分又はスピンドルにブレードマウントを固定するための固定部材に対して固定凸部を介して固定されるブレード装着治具を備えるため、切削ブレードの装着時には的確に案内しつつ、ブレード装着治具を取り外す手間がかからずに効率的に加工を行うことができる。
以上のように、本発明の切削装置によれば、切削ブレードの装着が容易であり、頻繁なブレード交換にも手間をかけずに対応可能で作業性の向上を実現できる。
切削装置を構成する第1の実施形態の切削手段の分解斜視図である。 第1の実施形態の切削手段で、ブレードマウントにブレード装着治具を取り付ける工程を示す断面図である。 第1の実施形態の切削手段で、切削ブレードを装着する工程を示す断面図である。 第1の実施形態の切削手段で、切削ブレードの装着が完了した状態を示す断面図である。 第2の実施形態の切削手段で、ブレードマウントにブレード装着治具を取り付ける工程を示す断面図である。 第3の実施形態の切削手段で、ブレードマウントにブレード装着治具を取り付ける工程を示す断面図である。 第3の実施形態のブレード装着治具の斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態の切削装置について説明する。図1から図4は切削装置を構成する切削手段の第1の実施形態を示し、図5は切削手段の第2の実施形態を示し、図6及び図7は切削手段の第3の実施形態を示す。
図1から図4に示す第1の実施形態の切削手段10は、半導体パッケージ基板等の切削加工に用いる切削装置を構成するものである。切削装置の全体構成は図示を省略しているが、切削の対象となるワーク(半導体パッケージ基板等)を保持するチャックテーブルに対して、切削手段10が加工送り方向(X軸方向)、割り出し送り方向(Y軸方向)、昇降方向(Z軸方向)に相対移動可能に支持される。
図1に示すように、切削手段10は、スピンドルハウジング11から突出するスピンドル12にブレードマウント30が取り付けられ、ブレードマウント30を介して切削ブレード20を装着して構成される。スピンドルハウジング11にはロータリージョイント50が取り付けられる。
スピンドル12は、スピンドルハウジング11に対して、Y軸方向に向く回転軸心Pを中心として回転自在に支持されており、図示を省略する回転駆動機構によってスピンドル12が回転される。スピンドル12は先端部分の径が徐々に小さくなるテーパ形状を有し、スピンドル12の先端面にネジ孔13が形成されている。
図4のように切削ブレード20を装着した状態でスピンドル12を回転駆動させると、回転軸心Pを中心として切削ブレード20が回転してワークに対する切削加工を行うことができる。スピンドル12に対して切削ブレード20を装着させる構造について、以下に詳述する。
切削ブレード20は、略円板状のハブ基台21と、ハブ基台21の片方の側面24(図3、図4参照)の外周に取り付けられた環状の切刃22とを備えたハブブレードである。ハブ基台21の中央には略円形の装着孔23が形成されている。
ブレードマウント30は、Y軸方向に延びる円筒部31と、円筒部31から径方向外側に突出する固定フランジ32とを有する。図2から図4に示すように、ブレードマウント30の中心部には、Y軸方向に延びる嵌合孔33が形成されている。嵌合孔33は、円筒部31の端面から固定フランジ32側に進むにつれて内径を小さくするテーパ形状の内周面を有している。嵌合孔33の内周面形状とスピンドル12の外周面形状が対応しており、嵌合孔33に対してスピンドル12が嵌合可能である。
ブレードマウント30の固定フランジ32には、円筒部31が突出する側と反対側の面に、当接面34と環状凹部35とボス部36が形成されている。当接面34は、固定フランジ32の外周側に位置しており、Y軸方向に対して直交する円環状の面である。環状凹部35は当接面34の径方向内側に位置しており、当接面34に対して凹んだ形状となっている。ボス部36は固定フランジ32の径方向の中心に設けられており、環状凹部35に対して当接面34よりもY軸方向に大きく突出する円筒状の突出部である。
ボス部36の外周面37は、ブレードマウント30をスピンドル12に取り付けた状態で回転軸心Pを中心とする円筒面になる。ボス部36の外径の大きさと切削ブレード20の装着孔23の内径の大きさが対応しており、装着孔23内にボス部36を差し込むと、外周面37に装着孔23の内周面が支持されて、Y軸方向に直交する方向への切削ブレード20の位置が定まる(図4参照)。また、Y軸方向へのボス部36の長さは、Y軸方向の切削ブレード20の厚みと概ね一致する(図4参照)。図2から図4に示すように、ボス部36の内側には、嵌合孔33に連通する貫通孔38が形成されている。貫通孔38内には、嵌合孔33との境界部分に円環状の段部39が形成されている。
図1に示すように、ブレードマウント30の環状凹部35上には回転方向(周方向)に位置を異ならせて複数の吸引孔41が形成されている。図2から図4に示すように、ブレードマウント30内には各吸引孔41と連通する複数の吸引路42が形成されている。各吸引路42は、円筒部31の外周面上に形成した環状溝43の底面に開口している。環状溝43は円筒部31の周方向に延びる溝であり、円筒部31の全周に亘って連続して形成されている。
ブレードマウント30をスピンドル12に取り付ける際には、嵌合孔33に対してスピンドル12を嵌合させる。そして、貫通孔38内にワッシャ45を挿入して段部39に当接させ、ワッシャ45を通して、スピンドル12先端のネジ孔13に固定ボルト46を螺合させて締め付ける。固定ボルト46の螺合作業は、スピンドルハウジング11に配設されたスピンドル回転ロック機構(不図示)によって、スピンドル12の回転が規制された状態で行われる。
固定ボルト46は、ネジ孔13に螺合する雄ネジ部47と、雄ネジ部47よりも大径の頭部48とを有し、頭部48がワッシャ45に当接する。頭部48の中央には、雄ネジ部47と同軸上に位置する六角形状の孔49が形成されており、六角レンチ等の工具を孔49に嵌合させて固定ボルト46を回転させることができる。工具によって固定ボルト46を締め込むと、嵌合孔33にスピンドル12を圧入させる方向の力が加わり、スピンドル12に対してブレードマウント30が固定される。すなわち、固定ボルト46を介してブレードマウント30がスピンドル12に螺着される。
スピンドルハウジング11の端部にロータリージョイント50が装着される。ロータリージョイント50は、円筒状の支持筒51と、支持筒51から径方向外側に突出する取付板52とを備えている。図1に示すように、取付板52に形成した複数のネジ挿通孔53に挿通させた取付ネジ54を、スピンドルハウジング11の端部に形成されたネジ孔14に螺合させて締め付けることによって、ロータリージョイント50がスピンドルハウジング11に固定される。支持筒51には径方向外側に突出する円筒部55が設けられ、円筒部55の内部に連通路56が形成されている。連通路56の一端は支持筒51の内周面に開口し、連通路56の他端は円筒部55の先端に開口している。
スピンドル12に対してブレードマウント30を装着する前に、ロータリージョイント50がスピンドルハウジング11に取り付けられる。その上でブレードマウント30をスピンドル12に装着すると、円筒部31が支持筒51の内側に回転可能に挿入される。図2から図4に示すように、支持筒51内に円筒部31を挿入した状態で、環状溝43が連通路56と連通する。環状溝43は円筒部31の全周に亘って形成されているため、ロータリージョイント50に対してブレードマウント30が回転方向のいずれの位置にあっても、環状溝43と連通路56は常に連通する状態を維持する。
つまり、ブレードマウント30をスピンドル12に装着した状態では、吸引孔41から吸引路42と環状溝43を経て連通路56まで続く吸引路が形成される。図2から図4に示すように、吸引源57から延びる吸引管路が円筒部55の連通路56に接続し、吸引源57を駆動すると、上記の吸引路を通して吸引孔41から空気を吸引することができる。なお、環状溝43のうち連通路56に対向している箇所以外は支持筒51の内周面によって塞がれており、吸引路の途中で空気漏れは生じず、吸引効率が損なわれない。
以上のようにしてスピンドル12に取り付けられたブレードマウント30に対して切削ブレード20が装着される。切削ブレード20は、装着孔23にボス部36を差し込み、ハブ基台21の側面24を固定フランジ32の当接面34に当接させることで、ブレードマウント30に対する位置が定まる。
ところで、切削装置において切削手段10の周辺には、切削ブレード20の外側を覆うホイールカバー(図示略)等の周辺部材が存在しており、ブレードマウント30に対する切削ブレード20の装着は熟練を要する。例えば、Y軸方向において、ブレードマウント30のボス部36よりもホイールカバーが手前側(図2から図4中の左方)に突出していると、ホイールカバーを避けながらボス部36に切削ブレード20の装着孔23を位置合わせして挿入させなければならないという制約がある。特に、切削ブレード20の切刃22とホイールカバーとのクリアランスが狭いと、切刃22がホイールカバーに衝突するおそれがある。そこで、切削手段10では、ブレードマウント30に切削ブレード20を装着する前に、ボス部36の先端にブレード装着治具60を取り付けて、ボス部36を実質的に延長させることによって装着作業性を向上させている。
ブレード装着治具60は、ナイロン等の軽量樹脂で全体が形成されており、ボス部36と同等の外径を有する円柱形状の装着案内部61を有する。ナイロン等で形成された装着案内部61の外周面62は、滑り性に優れる(摺動抵抗が小さい)面となっている。装着案内部61には、一方の端面から外周面62にかけて角部を滑らかにさせる面取り部63が形成されている。また、装着案内部61の他方の端面である取付面64には、ボス部36に対して装着案内部61を位置決めした状態で固定するための固定凸部65が設けられている。取付面64はY軸方向に対して直交する面である。
固定凸部65は取付面64の中心から突出する突起であり、固定ボルト46の孔49に対応する六角柱状の形状を有する。ブレード装着治具60をボス部36に装着する際には、孔49に固定凸部65を挿入する。挿入前の固定凸部65の断面寸法は孔49の断面寸法よりも僅かに大きく、且つ孔49を有する固定ボルト46に比して固定凸部65を有するブレード装着治具60の方が軟質材からなる(例えば、固定ボルト46が金属製で、ブレード装着治具60がナイロン等の樹脂である)。そのため、固定凸部65は圧縮変形しながら孔49に対して嵌合(圧入)される。装着案内部61の取付面64がボス部36の先端面に当接すると、固定凸部65のそれ以上の挿入が規制される。
これにより、装着案内部61の外周面62とボス部36の外周面37とが面一になるように位置決めされて、ボス部36に対してブレード装着治具60が固定される。また、取付面64がボス部36の先端面に当接することで、ボス部36に対する装着案内部61の傾きが抑えられて(ボス部36と装着案内部61の同軸性が確保されて)、外周面37と外周面62の相対的な位置精度を高く保つことができる。
このように、ボス部36には同径のブレード装着治具60が位置決め状態で固定され、装着案内部61の長さ分だけボス部36が実質的に延長される。スピンドル12へのブレードマウント30の取り付けに用いる固定ボルト46の孔49に対して固定凸部65を圧入して固定させるので、既存のブレードマウント30の構成を変えることなく、ブレード装着治具60を容易に装着することが可能である。
図2から図4を参照して、切削ブレード20の装着手順について説明する。まず、スピンドルハウジング11に対してロータリージョイント50が取り付けられ、さらにスピンドル12に対してブレードマウント30が取り付けられた状態にしておく(図2参照)。この状態で、図2から図3にかけて示すように、ブレード装着治具60の固定凸部65を固定ボルト46の孔49内に嵌合(圧入)させ、ボス部36の先端面に取付面64を当接させる。これにより、ブレード装着治具60がブレードマウント30に固定されると共に、装着案内部61の外周面62がボス部36の外周面37と面一になる。
続いて、図3に示すように、ブレード装着治具60の装着案内部61に対して切削ブレード20の装着孔23が位置合わせされ、装着孔23を装着案内部61に差し込ませる。その際、ボス部36にブレード装着治具60が取り付けられていることで、切削ブレード20の装着方向の手前側でブレードマウント30に対する切削ブレード20の位置合わせが可能になる。従って、ブレードマウント30周辺の他部材(例えばホイールカバー)に対する切刃22の衝突や干渉を意識せずに、切削ブレード20の装着を行うことができる。
また、装着案内部61の一端側の角部に面取り部63が形成されているため、切削ブレード20の装着孔23の内周面をブレード装着治具60の外周面62上にスムーズに導くことができる。例えば、ボス部36に対してY軸基準で切削ブレード20が多少傾いた状態や、ボス部36に対してX軸方向やZ軸方向に切削ブレード20が多少偏心している状態でも、面取り部63が装着孔23の内周面を案内して、図3のような適正な挿入位置に切削ブレード20を導くことができる。
図3のように装着案内部61の外周面62上に切削ブレード20の装着孔23を挿入させた後、外周面62に沿って切削ブレード20をボス部36までY軸方向に摺動させる。装着案内部61が滑り性に優れる材質で形成されているため、装着案内部61の外周面62上で装着孔23の内周面を円滑に移動させることが可能である。また、装着案内部61の外周面62とボス部36の外周面37とが面一であるため、切削ブレード20の摺動時に装着案内部61とボス部36の境界で引っ掛かりが生じない。
図4に示すように、切削ブレード20はハブ基台21の側面24が固定フランジ32の当接面34に当接する位置までY軸方向に挿入される。Y軸方向においてボス部36の長さと切削ブレード20の厚みは略等しく、ボス部36の外周面37上に装着孔23の内周面が支持される状態になる。
切削ブレード20を図4の位置に装着した状態では、ハブ基台21の側面24とブレードマウント30の環状凹部35が対向する。この状態で吸引源57を駆動すると、連通路56、環状溝43、吸引路42、吸引孔41を通して環状凹部35に負圧が作用する。すると、切削ブレード20のハブ基台21が吸引されて、固定フランジ32の当接面34に吸着保持される。
切削手段10は、図4のようにブレード装着治具60を装着したままでワークに対する切削を行う。切削ブレード20の吸着保持を維持しながらスピンドル12を回転駆動すると、ブレードマウント30を介してスピンドル12に装着された切削ブレード20が回転軸心Pを中心として回転する。ブレード装着治具60は切削ブレード20及びブレードマウント30と共に回転する。ブレード装着治具60の固定凸部65はスピンドル12の軸心方向(Y軸方向)に沿って圧入されており、スピンドル12の高速回転に伴ってブレード装着治具60を形成している樹脂が遠心力で撓むので、ブレード装着治具60が緩んだりブレードマウント30から外れたりすることがない。また、ブレード装着治具60は軽量樹脂からなり、且つ回転軸心P上に固定された回転対称形状であるため、切削手段10の回転部分の重量バランスを崩したり、スピンドル12の軸ブレを生じさせたりすることがない。すなわち、ブレード装着治具60は切削ブレード20の回転駆動に悪影響を及ぼさない。
ブレードマウント30に装着された切削ブレード20を取り外す場合は、吸引源57の駆動を停止させる。これにより固定フランジ32に切削ブレード20を引き付ける吸引力が解除され、ボス部36から切削ブレード20をY軸方向に引き抜くことができる。ボス部36に装着されているブレード装着治具60の装着案内部61の外周面62によってY軸方向への切削ブレード20の移動が案内されるので、ブレードマウント30の周辺部材(ホイールカバー等)に衝突させずに容易に切削ブレード20を引き抜くことができる。
以上のように、本実施の形態の切削装置では、ブレード装着治具60を取り付けてY軸方向の案内長を延長させた状態で切削ブレード20を装着や取り外しを行うため、ブレードマウント30の周辺部材の影響を受けにくく、優れた着脱作業性を得ることができる。ブレード装着治具60は、スピンドル12のネジ孔13に螺合する固定ボルト46の孔49に対して、固定凸部65を嵌合させて固定される。ブレード装着治具60の取り付けは、孔49に対して固定凸部65をY軸方向に挿入するだけでよいので、特別な工具を要さず簡単に行うことができる。また、切削ブレード20の装着後にブレード装着治具60を付けたまま切削加工を行うことができるので、切削ブレード20を装着する度にブレード装着治具60を取り外す手間がかからず、作業の煩雑さが軽減される。そして取り付けたままのブレード装着治具60は、切削ブレード20の取り外し時の案内も利用される。従って、熟練したオペレータでなくても、切削ブレード20の装着作業を容易に行うことができる。また、簡単且つ迅速に切削ブレード20の着脱が可能であるため、切削ブレード20の交換を頻繁に行う場合に特に適している。例えば、切削ブレード20の切刃22を目立て用のツールに切り込ませる目立てドレスでは、切削ブレード20を次々に交換して作業を連続的に行うため、ブレード装着治具60を備えた切削手段10の有効性が極めて高い。
図5は、切削装置を構成する第2の実施形態の切削手段110を示している。切削手段110において、先に説明した第1の実施形態の切削手段10と実質的に共通する構成要素については同じ符号で示して説明を省略する。スピンドル112、ブレードマウント130、ブレード装着治具160はそれぞれ、切削手段10におけるスピンドル12、ブレードマウント30、ブレード装着治具60に対応するものである。ブレード装着治具160はブレード装着治具60と同様にナイロン等の軽量樹脂で全体が形成されている。
切削手段110は、スピンドル112に対してブレードマウント130を螺着させる構造が異なる。スピンドル112の先端面には嵌合孔16が形成され、嵌合孔16を囲むスピンドル112の先端付近の外周面に雄ネジ17が形成されている。嵌合孔16は、Y軸方向と直交する方向の断面形状が多角形(例えば六角形)の角孔である。
スピンドル112が嵌合するブレードマウント130の嵌合孔40は、ボス部36の内側を通ってブレードマウント130をY軸方向に貫通している(ボス部36の内側には、第1の実施形態の貫通孔38や段部39が形成されていない)。嵌合孔40は、ボス部36の先願側に進むにつれて内径を小さくするテーパ形状の内周面を有し、スピンドル112の外周面は、嵌合孔40の内周面に対応するテーパ形状を有している。ブレードマウント130の嵌合孔40にスピンドル112を差し込むと、スピンドル112の先端部分が嵌合孔40から突出する。このスピンドル112の突出部分の雄ネジ17に対して固定ナット70が螺合する。
固定ナット70は、雄ネジ17に螺合する雌ネジを内周面に有する円環状部材であり、雄ネジ17に螺合した状態でボス部36の外周面37と面一になる円筒状の外周面71を有する。また、固定ナット70の先端面(ボス部36の先端面と対向する側とは反対の端面)には、周方向に位置を異ならせて複数(例えば4つ)の孔72が形成されている。
スピンドル112にブレードマウント130を固定させるときには、嵌合孔40にスピンドル112を挿入して、嵌合孔40から突出する雄ネジ17に対して固定ナット70を螺合させ、嵌合孔16と孔72に嵌合する所定の工具を用いて固定ナット70を締め付ける。この工具は、非円形断面の嵌合孔16に対して嵌合することによってスピンドル112の回転を規制すると共に、孔72に係合して固定ナット70を回転させる。こうして固定ナット70を締め込むことによって、固定ナット70がボス部36の先端面に押し付けられ、ブレードマウント130がスピンドル112に嵌合固定される。
ブレード装着治具160は、スピンドル112の先端面に形成した嵌合孔16に対して挿入される固定凸部66を有する。固定凸部66は、嵌合孔16に対応する多角形断面(例えば六角形断面)の角柱状の凸部である。固定凸部66の断面寸法が嵌合孔16の断面寸法よりも僅かに大きく、固定凸部66は嵌合孔16に対して圧縮変形しながら嵌合(圧入)される。ブレード装着治具160は装着案内部61の取付面64が固定ナット70の先端面に当接するまで押し込まれる。この状態で、装着案内部61の外周面62と、固定ナット70の外周面71と、ボス部36の外周面37とが面一になり、ブレード装着治具160によってボス部36(及び固定ナット70)が実質的に延長された状態になる。
第1の実施形態の切削手段10と同様に、第2の実施形態の切削手段110では、ブレード装着治具160によってY軸方向の手前側から切削ブレード20の位置決めを行うので、切削ブレード20の装着作業性が向上する。ブレード装着治具160は切削ブレード20の装着後もブレードマウント130に取り付けられた状態を維持するので、切削ブレード20を取り外さす際にもブレード装着治具160の案内によって優れた作業性を得ることができる。また、軽量樹脂からなりスピンドル112の嵌合孔16に嵌合したブレード装着治具160は、スピンドル112の回転駆動時に脱落したり、回転ブレを生じさせたりすることがなく、切削ブレード20の動作に悪影響を及ぼさない。
第1の実施形態の切削手段10におけるネジ孔13と第2の実施形態の切削手段110における嵌合孔16はいずれも、スピンドル12、112に対してブレードマウント30、130をネジ止めするための孔である。より詳しくは、ネジ孔13は、ネジ止め用の固定ボルト46が直接に螺合する孔である。これに対し嵌合孔16は、ネジ止め用の固定ナット70を雄ネジ17に螺合させる際に回転止めとして用いる孔である。
第1の実施形態の切削手段10では、スピンドル12に固定される固定部材である固定ボルト46の孔49を介して、スピンドル12のネジ孔13に対してブレード装着治具60の固定凸部65が間接的に固定される。第2の実施形態の切削手段110では、スピンドル112の嵌合孔16に対してブレード装着治具160の固定凸部66が直接的に嵌合固定される。
従って、第1の実施形態の切削手段10と第2の実施形態の切削手段110は、スピンドル12、112の先端に形成したネジ孔13や嵌合孔16に対して間接又は直接に固定凸部65、66を嵌合させてブレード装着治具60、160を取り付けている点で共通する。
図6に示す第3の実施形態の切削手段210は、ブレードマウント230に対して、吸引による保持ではなく、ブレード固定ナット80を用いて切削ブレード20を固定させるタイプである。そのため、ブレードマウント230には吸引路が形成されていない。具体的には、固定フランジ32の当接面34上に環状凹部35や吸引孔41が形成されておらず、円筒部31の外周面上には環状溝43が形成されていない。また、ロータリージョイント50を備えない。ブレードマウント230のボス部236の先端近くには、外周面237上に雄ネジ238が形成されている。固定ナット70は第2の実施形態と同様のものであり、固定ナット70を用いてブレードマウント230をスピンドル212に螺着させる。この状態で、固定ナット70の外周面71と、ボス部236の外周面237とが面一になる。
第3の実施形態の切削手段210では、固定ナット70に対して取付可能なブレード装着治具260を用いる。ブレード装着治具260は、装着案内部61の中心にY軸方向へ貫通する貫通孔67を有し、ブレード装着治具60、160の固定凸部65、66に相当する凸部を中心部分に備えていない。その代わりに、ブレード装着治具260は、貫通孔67の周囲に、複数の固定凸部68を取付面64から突出させている。複数の固定凸部68は、固定ナット70の複数の孔72に嵌合可能な配置及び大きさとなっている。具体的には、図7に示すように、ブレード装着治具260には周方向に等間隔で4つの固定凸部68が設けられている。個々の固定凸部68は、円柱状の凸部であり先端が球面状に形成されている。ブレード装着治具260は、各固定凸部68を含む全体がナイロン等の軽量樹脂で形成されている。
切削手段210における切削ブレード20の装着は次のように行う。固定ナット70を用いてスピンドル212にブレードマウント230を固定した状態で、ブレード装着治具260を取り付ける。ブレード装着治具260を取り付ける際には、各固定凸部68を各孔72に対して嵌合(圧入)させる。これにより、固定ナット70に対してブレード装着治具260が固定される。そして、ブレード装着治具260の装着案内部61の外周面62と、固定ナット70の外周面71と、ボス部236の外周面237とが面一になる。
なお、第1及び第2の実施形態のブレード装着治具60、160の固定凸部65、66と比べて、ブレード装着治具260の各固定凸部68が小型であるため、十分な固定力を得るために、ブレード装着治具260の固定手段として接着剤等を補助的に用いてもよい。具体的には、ブレード装着治具260の装着案内部61の取付面64に接着剤を塗布して、固定ナット70の先端面やスピンドル212の先端面に対して接着させることができる。
続いて、ブレード装着治具260の装着案内部61に切削ブレード20の装着孔23を位置合わせして、装着案内部61の外周面62によって摺動案内しながら装着孔23をボス部236まで差し込ませる。このとき、ブレード装着治具260によって、先に述べたブレード装着治具60、160と同様の効果を得ることができる。
ハブ基台21の側面24が固定フランジ32の当接面34に当接するまで切削ブレード20を挿入すると、ボス部236の先端付近が、切削ブレード20の装着孔23から突出(図6中の左方に突出)する。この突出部分に形成されている雄ネジ238に対してブレード固定ナット80を螺合させる。ブレード固定ナット80の内周面には、雄ネジ238に螺合する雌ネジが形成されている。
ブレード装着治具260を取り付けた状態で、スピンドル212先端の嵌合孔16の延長上に貫通孔67が位置する。すなわち、ブレード装着治具260を取り付けても嵌合孔16が塞がれない。そのため、貫通孔67を通して嵌合孔16に工具を嵌合させてスピンドル212の回転規制を行いながら、ブレード固定ナット80の締め付けを行うことができる。ブレード固定ナット80の締め付けが完了すると、ブレード固定ナット80と固定フランジ32とによりハブ基台21が挟持され、ブレードマウント230に対して切削ブレード20が固定される。
切削手段210では、ブレード装着治具260を取り付けたままで切削ブレード20による切削加工を行う。そして、切削ブレード20の取り外し時にもブレード装着治具260によって案内することで、優れた作業性が得られる。
まとめると、以上の各実施形態は、スピンドル(12、112、212)に対してブレード装着治具(60、160、260)を、直接に又は固定部材を介して間接的に固定し、ブレード装着治具を取り付けた状態で、ブレードマウント(30、130、230)への切削ブレード(20)の装着及び取り外しが可能であるという点で共通する。
第1の実施形態の切削手段10は、スピンドル12先端に形成した孔(ネジ孔13)に対して固定(螺合)される固定部材(固定ボルト46)に設けた孔(孔49)内に、ブレード装着治具60の固定凸部65を嵌合させる構成である。
第2の実施形態の切削手段110は、スピンドル112先端に形成した孔(嵌合孔16)内に、ブレード装着治具160の固定凸部66を直接に嵌合させる構成である。
第3の実施形態の切削手段210は、スピンドル212の外周に固定(雄ネジ17との螺合)される固定部材(固定ナット70)に設けた孔(孔72)内に、ブレード装着治具260の固定凸部68を嵌合させる構成である。
切削ブレードの保持に用いるブレードマウントや、切削ブレードの装着時に用いるブレード装着治具について、上記実施の形態のブレードマウント30、130、230やブレード装着治具60、160、260と異なる構成を採用することも可能である。
例えば、上記実施形態では、各切削手段においてY軸方向の長さが一種類のブレード装着治具60、160、260のみを示したが、Y軸方向の長さの異なる複数のブレード装着治具を準備しておき、オペレータが任意に所定の長さのブレード装着治具を選択して取り付けるようにしてもよい。この場合、長さに応じてブレード装着治具の色を異ならせて識別性を向上させたりしてもよい。
上記実施形態のブレード装着治具60、160は固定凸部65、66が多角形(六角形)の断面形状を有し、ブレード装着治具260は円柱形状の複数の固定凸部68を有するものとしたが、嵌合による固定が可能であれば、固定凸部の形状はこれら以外のものでもよい。
本発明を適用して装着された切削ブレードにより切削する対象のワークは、半導体パッケージ基板以外のものでもよい。
また、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明の切削装置によれば、固定凸部の嵌合によりスピンドルの先端部分に対して固定されるブレード装着治具によって切削ブレードの装着作業性が向上し、切削ブレードの着脱頻度が高い切削装置等に特に有用である。
10 :切削手段
11 :スピンドルハウジング
12 :スピンドル
13 :ネジ孔
16 :嵌合孔
17 :雄ネジ
20 :切削ブレード
21 :ハブ基台
22 :切刃
23 :装着孔
30 :ブレードマウント
31 :円筒部
32 :固定フランジ
33 :嵌合孔
34 :当接面
35 :環状凹部
36 :ボス部
37 :外周面
40 :嵌合孔
41 :吸引孔
42 :吸引路
43 :環状溝
45 :ワッシャ
46 :固定ボルト(固定部材)
49 :孔
50 :ロータリージョイント
51 :支持筒
52 :取付板
55 :円筒部
56 :連通路
57 :吸引源
60 :ブレード装着治具
61 :装着案内部
62 :外周面
63 :面取り部
64 :取付面
65 :固定凸部
66 :固定凸部
67 :貫通孔
68 :固定凸部
70 :固定ナット(固定部材)
71 :外周面
72 :孔
80 :ブレード固定ナット
110 :切削手段
112 :スピンドル
130 :ブレードマウント
160 :ブレード装着治具
210 :切削手段
212 :スピンドル
230 :ブレードマウント
236 :ボス部
237 :外周面
238 :雄ネジ
260 :ブレード装着治具
P :回転軸心

Claims (3)

  1. ピンドルに、ボス部及び該ボス部と一体的に形成された固定フランジを含むブレードマウントが螺着され、該ブレードマウントに、中心部に該ボス部の外周に挿入される装着孔を有するハブ基台及び該ハブ基台の外周に形成された切刃を含む切削ブレードを装着させて切削加工を行う切削装置であって、
    該ブレードマウントの該ボス部先端に装着されたブレード装着治具を備え、
    該ブレード装着治具は、全体が樹脂で形成され、
    該ブレードマウントの該ボス部先端に装着される該ボス部の外径と同等の外径を有する装着案内部と、
    該装着案内部の一端に形成され、該スピンドルに該ブレードマウントを固定するための固定部材に設けた孔内に嵌合して該装着案内部の外周と該ボス部の外周が面一となるように該装着案内部を位置決めした状態で固定する固定凸部と、から構成され、
    該ブレード装着治具の該固定凸部を該固定部材の該孔内に嵌合させて該ブレードマウントの該ボス部先端に固定した状態で、該切削ブレードの該装着孔を該装着案内部の外周に沿って該ボス部まで摺動させて該固定フランジへの該切削ブレードの装着が可能であること、を特徴とする切削装置。
  2. 該固定部材は、該スピンドル先端のに対して固定される、請求項1記載の切削装置。
  3. スピンドルに、ボス部及び該ボス部と一体的に形成された固定フランジを含むブレードマウントが螺着され、該ブレードマウントに、中心部に該ボス部の外周に挿入される装着孔を有するハブ基台及び該ハブ基台の外周に形成された切刃を含む切削ブレードを装着させて切削加工を行う切削装置であって、
    該ブレードマウントの該ボス部先端に装着されたブレード装着治具を備え、
    該ブレード装着治具は、全体が樹脂で形成され、
    該ブレードマウントの該ボス部先端に装着される該ボス部の外径と同等の外径を有する装着案内部と、
    該装着案内部の一端に形成され、該スピンドル先端の孔内に嵌合して該装着案内部の外周と該ボス部の外周が面一となるように該装着案内部を位置決めした状態で固定する固定凸部と、から構成され、
    該ブレード装着治具の該固定凸部を該スピンドル先端の該孔内に嵌合させて該ブレードマウントの該ボス部先端に固定した状態で、該切削ブレードの該装着孔を該装着案内部の外周に沿って該ボス部まで摺動させて該固定フランジへの該切削ブレードの装着が可能であること、を特徴とする切削装置。
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