JP2000190155A - ハブブレ―ド - Google Patents

ハブブレ―ド

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JP2000190155A
JP2000190155A JP11262002A JP26200299A JP2000190155A JP 2000190155 A JP2000190155 A JP 2000190155A JP 11262002 A JP11262002 A JP 11262002A JP 26200299 A JP26200299 A JP 26200299A JP 2000190155 A JP2000190155 A JP 2000190155A
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JP
Japan
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blade
hub
spindle
hub blade
cutting
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JP11262002A
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Eiji Kadosawa
英治 門沢
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Disco Corp
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削装置に配設された回転スピンドルの先端
部に形成されているブレード保持部にハブブレードを装
着する場合において、装着を容易に行うことを可能とす
ると共に、回転スピンドルの回転時に偏心が生じるのを
防止することによりハブブレードにぶれが発生しないよ
うにして、切削精度を高める。 【解決手段】 ハブブレード10に形成された挿入孔1
7を、ブレード保持部12に形成されたブレードマウン
ト部14のテーパ形状に対応したテーパ形状に形成し、
テーパ面同士が密着した状態で固定されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削装置に搭載さ
れて被加工物を切削するブレードであって、特に、切り
刃がハブと一体に形成されたタイプのハブブレードに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のハブブレードは、例えば、図1
1に示す切削装置50に搭載される。この切削装置50
において、例えばウェーハWを切削するときは、ウェー
ハWは保持テープTを介してフレームFに保持され、ウ
ェーハWを保持する保持手段であるチャックテーブル5
1に吸引保持される。そして、チャックテーブル51が
X軸方向に移動してアライメント手段52の直下に位置
付けられ、パターンマッチング等の処理によって切削領
域が検出され、切削領域と切削手段53を構成するブレ
ードとのY軸方向の位置合わせが行われる。こうして位
置合わせがなされると、更にチャックテーブル51がX
軸方向に移動し、切削手段53を構成するハブブレード
56の20000RPMほどの回転による作用を受けて
切削が行われる。
【0003】図12は、フロントカバーを外した状態の
切削手段53を示したものであり、スピンドルハウジン
グ54によって回転可能に支持されたスピンドル55の
先端に被加工物を切削するブレード、例えば円形基台5
6aと切り刃56bとからなるハブブレード56が装着
され、取り付けナット57により固定された構成となっ
ている。また、スピンドルハウジング54の先端にはブ
レードカバー58が取り付けられ、これによってハブブ
レード56が覆われる構成となっており、更に、ブレー
ドカバー58には切削時に切削水を供給する切削水供給
ノズル59も配設されている。
【0004】図13に示すように、スピンドル35の先
端部にはブレード保持部60が形成されており、このブ
レード保持部60は、スピンドル55の軸径よりも大き
な径を有するストッパ部61と、ハブブレード56が装
着される被装着部62と、ブレード保持部60の最も先
端に形成され取り付けナット57が螺合する雄ネジから
なる被螺合部63とから構成されている。
【0005】そして、ハブブレード56には装着孔64
が形成されており、この装着孔64を被装着部62に挿
嵌し、取り付けナット57を被螺合部63に螺合させる
ことにより、ハブブレード56がストッパ部61と取り
付けナット57とによって挟持されてスピンドル55に
固定され、スピンドル55の回転と共に回転可能にな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装着孔
64の内径は、被装着部62の軸径とほぼ等しく、しか
も一様に一定の内径となっているため、ハブブレード5
6をブレード保持部60に装着しにくいという問題があ
る。
【0007】その一方、装着孔64の被装着部62への
挿嵌を可能とすべく、装着孔64の内径は被装着部62
の軸径よりも若干(例えば十数μm程度)大きく形成さ
れているため、装着したときに両者の間に若干の隙間が
生じ、これが原因となってスピンドル55の回転時には
偏心が生じる場合がある。こうして偏心が生じると、ハ
ブブレード56にぶれが生じて切削精度を悪化させ、ウ
ェーハにチッピング(欠け)が生じやすくなるという問
題がある。特に、切削効率を高めるべくスピンドル55
の回転数を30000RPM〜60000RPMと大き
くした場合にはこの問題は顕著に現れる。
【0008】このように、回転スピンドルの先端部に形
成されたブレード保持部にハブブレードを装着する場合
においては、装着を容易に行うことを可能とすると共
に、回転スピンドルの回転時に偏心が生じるのを防止す
ることによりハブブレードにぶれが発生しないようにし
て、切削精度を高めることに解決すべき課題を有してい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、被加工物を保持する保持
手段と、該保持手段に保持された被加工物を切削するブ
レード及び該ブレードが装着されるスピンドルを備えた
切削手段とを少なくとも含む切削装置において、スピン
ドルの先端部に形成されたブレード保持部に装着される
ハブブレードであって、円形基台と、該円形基台の外周
部から突出した切り刃とから構成され、円形基台の中心
部には、ブレード保持部を構成するブレードマウント部
のテーパ形状に対応して挿入口側に向けて拡径するテー
パ形状の挿入孔が形成されているハブブレードを提供す
る。
【0010】そしてこのハブブレードは、挿入孔のテー
パ面が、スピンドルの回転軸心に対して5度〜20度の
角度をなすよう形成されていること、円形基台の厚さは
10mm〜20mmであることを付加的要件とする。
【0011】このように構成されるハブブレードは、挿
入孔の挿入口の内径がブレード保持部の先端の軸径より
も十分に大きいため、ブレードマウント部への装着の際
に精密な位置合わせを必要とせず、また、ブレードマウ
ント部のテーパ面に沿ってスムーズに装着することがで
きるため、装着を極めて容易に行うことができる。
【0012】また、挿入孔のテーパ面がブレードマウン
ト部のテーパ面に隙間無く密着した状態で固定されるた
め、スピンドルの回転時にハブブレードに偏心があまり
起こらず、ぶれも極めて小さくなる。
【0013】更に、挿入孔を構成するテーパ面がスピン
ドルの回転軸心に対して5度〜20度の角度をなすよう
形成されている場合、円形基台の厚さが10mm〜20
mmである場合には、特に、ハブブレードの偏心が小さ
くなり、ぶれを最小限におさえることができると共に材
料の無駄をなくすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態とし
て、図11に示した切削装置に搭載されるスピンドルに
装着されるハブブレード10について図1及び図2を参
照して説明する。
【0015】図1に示す例においては、スピンドル11
の先端部にブレード保持部12が形成されており、この
ブレード保持部12は、スピンドル11の軸径よりも大
きな径を有するストッパ部13と、ハブブレード10が
装着されるブレードマウント部14と、取り付けナット
15が螺合する被螺合部16とから構成されているが、
ブレードマウント部14がテーパ形状に形成されている
点で、図12及び図13に示した従来例とは異なってい
る。
【0016】ハブブレード10は、円形基台10aと、
円形基台10aから外周側に突出した切り刃10bとか
らなり、軸心方向には、テーパ形状に形成されたブレー
ドマウント部14の形状に対応させたテーパ形状の挿入
孔17が形成されている。この挿入孔17は、挿入口1
8側に向けて拡径するテーパ形状に形成され、挿入口1
8は、ブレード保持部12の先端の軸径よりも十分に大
きな内径を有している。
【0017】このように構成されるハブブレード10を
ブレードマウント部14に装着するときは、挿入口18
をブレード保持部12の先端に位置付け、挿入孔17に
ブレードマウント部14が係合するようハブブレード1
0の片面がストッパ部13に当接するまでハブブレード
10を挿入する。そして、取り付けナット15を被螺合
部16に螺合させると、ブレードマウント部14のテー
パ面と挿入孔17のテーパ面とが隙間無く密着した状態
で固定される。
【0018】このように、ハブブレード10の装着にあ
たって、従来のようにブレードマウント部14と挿入孔
17との精密な位置合わせを行う必要はなく、挿入口1
8の内部にブレード保持部12の先端部が収まるよう大
まかに位置付けた上でハブブレード10を押し込むだけ
で済むため、容易に装着を行うことができる。
【0019】また、取り付けナット15を被螺合部16
に螺合させると、ブレードマウント部14のテーパ面と
挿入孔17のテーパ面とが隙間無く密着した状態で固定
されるため、スピンドル11の回転時にハブブレード1
0に偏心が起こらない。従って、ハブブレード10にぶ
れが生じないので切削精度が高くなり、チッピングも発
生しにくくなる。
【0020】次に、図2に示すように、スピンドル20
の先端に別個にブレード保持部としてブレードマウンタ
21が装着され、そのブレードマウンタ21にハブブレ
ード10が装着される場合について説明する。なお、こ
の場合もハブブレード10は図1の場合と同一のものを
装着することができる。
【0021】図2の場合は、スピンドル20の先端にマ
ウンタ挿入口29を位置付け、ブレードマウンタ21を
挿入して、スピンドル20とブレードマウンタ21の内
部に形成されたマウンタ挿入孔22とが係合し、更に、
ブレードマウンタ取り付けナット23が第一の被螺合部
24に螺合されることによって、ブレードマウンタ21
がスピンドル20に固定される。なお、図示したよう
に、マウンタ挿入孔22の全部若しくは一部にテーパ形
状の被係合部22aを形成し、スピンドル20にもその
テーパ形状に対応した係合部28を形成することにより
ブレードマウンタ21のスピンドル20への装着を容易
に行うことができると共に、ブレードマウンタ21にぶ
れが生じるのを防止することもできる。
【0022】ブレードマウンタ21は、ストッパ部25
と、テーパ形状のブレードマウント部26と、雄ネジが
形成された第二の被螺合部27とから構成されている。
そして、ブレードマウント部26のテーパ面にハブブレ
ード10を挿嵌して挿入孔17のテーパ面同士が密着
し、更に取り付けナット15を第二の被螺合部27に螺
合させると、ストッパ部25と取り付けナット15とに
よって挟持されてハブブレード10がブレードマウンタ
21に固定される。
【0023】このようにしてブレードマウンタ21にハ
ブブレード10が装着される場合も、図1の場合と同様
にブレードマウント部26と挿入孔17との精密な位置
合わせを行う必要はなく、挿入口18の内部にブレード
マウンタ21の先端部が収まるよう大まかに位置付けた
上でハブブレード10を押し込むだけで済むため、容易
に装着を行うことができる。
【0024】また、挿入孔17とブレードマウント部2
6とのテーパ面同士が隙間無く密着した状態で固定され
るため、スピンドル20の回転時にハブブレード10に
偏心が起こらない。従って、ハブブレード10にぶれが
生じないので切削精度が高くなり、被加工物にチッピン
グも発生しにくくなる。
【0025】次に、本発明の第二の実施の形態として、
図3〜図5に示すハブブレード30について説明する。
このハブブレード30は、円形基台31と、円形基台3
1から外周側に突出した切り刃32と、フランジ33と
からなり、挿入孔34がこれらを軸心方向に貫通する構
成となっている。この挿入孔34は、図4に示すよう
に、挿入口35側に向けて拡径するテーパ形状に形成さ
れている。
【0026】図3及び図4に示す例においては、スピン
ドル40の先端部にブレード保持部41が形成されてお
り、このブレード保持部41は、ハブブレード30が装
着されるブレードマウント部42と、取り付けナット1
5が螺合する被螺合部43とから構成されている。
【0027】ハブブレード30をブレードマウント部4
2に装着するときは、ハブブレード30の挿入口35を
ブレード保持部41の先端に位置付け、挿入孔34にブ
レードマウント部42が係合するようハブブレード30
を挿入する。そして、取り付けナット15を被螺合部4
3に螺合させると、ブレードマウント部42のテーパ面
と挿入孔34のテーパ面とが隙間無く密着した状態で固
定される。このときの状態を図5に示す。
【0028】このように、ブレードマウント部42のテ
ーパ面と挿入孔34のテーパ面とが隙間無く密着した状
態で固定されるため、スピンドル40の回転時にハブブ
レード30に偏心が起こらない。従って、ハブブレード
30にぶれが生じないので切削精度が高くなり、被加工
物にチッピングも発生しにくくなる。
【0029】なお、スピンドル40には、図1の例にお
けるストッパ部13、図2の例におけるストッパ部25
に相当するものがないが、ブレードマウント部14のテ
ーパ面と挿入孔17のテーパ面とが隙間無く密着した状
態で固定され、ブレードマウント部14がストッパとし
ての役割を果たすため、必ずしもストッパ部は必要では
ない。
【0030】ここで、図5の状態において実際にスピン
ドル40を回転させ、そのときのハブブレード30のア
ンバランス量及び振動振幅値を測定したときの結果を図
7〜図10に示す。なお、アンバランス量の測定には島
津製作所社製のアンバランス量測定機器(DBM−EA
B−3T)を用い、振動振幅値の測定には振研社製の振
動変位量測定機器(V−1107M)及びエンデブコ社
製の加速度センサ(213E)を用いた。また、実験を
行うにあたっては、図6に示すように、ハブブレード3
0の外径をD、厚さをT、挿入孔34を構成するテーパ
面のスピンドル40の軸心に対する傾斜角度をθとした
場合、すべての実験において外径Dは52mmとした
が、厚さT及び傾斜角度θについては種々のタイプのも
のについて測定した。
【0031】まず図7は、外径D=52mm、厚さT=
10mm、傾斜角度θ=5度のハブブレード30、及
び、これと同様の外径及び厚さを有するが傾斜角度θ=
0度の図12及び図13に示した従来のハブブレード5
6の双方を用い、スピンドル40を5000RPMで回
転させ、このときのアンバランス量をモーメント(単位
はmg・cm)として測定したときの結果を示したもの
である。ここで、スピンドル40に対するハブブレード
30の装着の角度によってアンバランス量が異なる場合
があるため、ハブブレード30をスピンドル40に対し
て90度ずつ回転させて装着し、ある一定の位置を基準
として装着角度を0度、90度、180度、270度の
4つの場合に分け、それぞれの場合について測定した。
【0032】図7からわかるように、従来のハブブレー
ドの場合は、いずれの角度においてもアンバランス量が
30mg・cm以上となっているのに対し、本発明のハ
ブブレードの場合は、いずれも5mg・cm以下であ
り、アンバランス量が大幅に減少していることがわか
る。
【0033】次に、図8(A)〜(D)は、図7の場合
と同様の2つのハブブレードを用い、スピンドル40の
回転数を30000RPM、40000RPM、500
00RPM、60000RPMとし、それぞれの場合の
振動振幅値(単位はμm)を測定したときの結果を示し
たものである。
【0034】図8からわかるように、いずれの場合にお
いても本発明のハブブレードのほうが従来のハブブレー
ドよりも振動振幅値が小さいことが確認された。
【0035】図7及び図8の測定結果より、本発明のハ
ブブレードは、スピンドル40に対する偏心が従来のハ
ブブレード56よりも大幅に減少していることがわか
る。
【0036】図9は、本発明のハブブレード30につい
て、厚さT及び傾斜角度θを変化させた種々のタイプの
ものを用意し、それぞれについてアンバランス量を測定
したときの結果を示したものである。なお、この測定に
あたっては、図7の測定の場合と同様に、スピンドル4
0に対するハブブレード30の装着を、0度、90度、
180度、270度と回転させて行い、それぞれの場合
について測定したが、図9においてはこれら4つの場合
の平均値を示す。
【0037】図9からわかるように、厚さTが5mmの
場合、傾斜角度θが2度の場合は比較的アンバランス量
が大きくなるが、厚さTが10mm以上、傾斜角度θが
5度以上の場合にはアンバランス量が小さくなってい
る。
【0038】図10は、図9の測定の場合と同様の条件
において、ハブブレード30の振動振幅値を測定したと
きの値を示したもので、(A)はスピンドル40を30
000RPMで回転させた場合、(B)はスピンドル4
0を60000RPMで回転させた場合の測定結果を示
したものである。いずれにおいても厚さTが5mmの場
合、傾斜角度θが2度または25度以上の場合は比較的
振動振幅値が大きくなるが、厚さTが10mm以上、傾
斜角度θが5〜20度の場合には振動振幅値が小さくな
っている。
【0039】図9及び図10の結果を総合して検討する
と、ハブブレード30の偏心を小さくするために、厚さ
Tは10mm以上、傾斜角度θは5〜20度の範囲にあ
ることが必要であると考えられるが、厚さが20mmを
超えても振動振幅値はほぼ一定の値となるので、材料の
無駄をなくすために、厚さは10mm〜20mmとする
ことが望ましい。
【0040】なお、スピンドル40を40000RPM
で回転させた場合と50000RPMで回転させた場合
については図示していないが、いずれの場合も上記と同
様に、厚さTが10mm以上、傾斜角度θが5〜20度
の場合に振動振幅値が小さくなることが確認された。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るハブ
ブレードは、挿入孔の挿入口側の内径がブレード保持部
の先端の軸径よりも十分に大きいため、ブレード保持部
への装着の際に精密な位置合わせを必要とせず、また、
ブレードマウント部のテーパ面に沿ってスムーズに装着
することができるため、装着を極めて容易に行うことが
できる。従って、ハブブレードの交換等のメンテナンス
を効率的に行うことができる。
【0042】また、挿入孔のテーパ面がブレードマウン
ト部のテーパ面に隙間無く密着した状態で固定されるた
め、スピンドルの回転時にハブブレードに偏心が起こら
ない。従って、ハブブレードにぶれが生じないので切削
精度が高くなり、被加工物にチッピングも発生しにく
く、品質の高い製品を提供することが可能となる。
【0043】更に、挿入孔を構成するテーパ面がスピン
ドルの回転軸心に対して5度〜20度の角度をなすよう
形成されている場合、円形基台の厚さが10mm〜20
mmである場合には、特に、ハブブレードの偏心が小さ
くなり、ぶれを最小限におさえると共に材料の無駄をな
くすことができるため、チッピングの発生を極めて効果
的に防止することができ、更に製品の高品質化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態におけるハブブレー
ド、該ハブブレードが装着されるスピンドル及び取り付
けナットを示す断面図である。
【図2】同ハブブレード、ブレードマウンタ、スピンド
ル及び取り付けナットを示す断面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態におけるハブブレー
ド、スピンドル及び取り付けナットを示す斜視図であ
る。
【図4】同ハブブレード、スピンドル及び取り付けナッ
トを示す断面図である。
【図5】同ハブブレード及び取り付けナットをスピンド
ルに組み付けた状態を示す正面図である。
【図6】同ハブブレードの外径、厚さ、挿入孔の傾斜角
度を記号で示した断面図である。
【図7】同ハブブレード及び従来のハブブレードのアン
バランス量の測定結果を示す表である。
【図8】同ハブブレード及び従来のハブブレードを装着
したスピンドルの回転数を変化させた場合の各回転数に
おける振動振幅値の測定結果を示す表である。
【図9】同ハブブレードの厚さ及び挿入孔の傾斜角度を
変化させた場合におけるアンバランス量の測定結果を示
す表である。
【図10】同ハブブレードの厚さ及び挿入孔の傾斜角
度、スピンドルの回転数を変化させた場合の振動振幅値
の測定結果を示す表である。
【図11】ハブブレードが搭載される切削装置の一例を
示す斜視図である。
【図12】従来のハブブレードを備えた切削手段の構成
を示す斜視図である。
【図13】従来のハブブレード、スピンドル及び取り付
けナットを示す断面図である。
【符号の説明】
10…ハブブレード 10a…円形基台 10b…切り刃 11…スピンドル 12…ブレード保持部 13…ストッパ部 14…ブレードマウント部 15…取り付けナット 16…被螺合部 17…挿入孔 18…挿入口 20…スピンドル 21…ブレードマウンタ 22…マウンタ挿入孔 22a…被係合部 23…ブレードマウンタ取り付けナット 24…第一の被螺合部 25…ストッパ部 26…ブレードマウント部 27…第二の被螺合部 28…係合部 29…挿入口 30…ハブブレード 31…円形基台 32…切り刃 33…フランジ 34…挿入孔 35…挿入口 40…スピンドル 41…ブレード保持部 42…ブレードマウント部 43…被螺合部 50…切削装置 51…チャックテーブル 52…アライメント手段 53…切削手段 54…スピンドルハウジング 55…スピンドル 56…ハブブレード 57…取り付けナット 58…ブレードカバー 59…切削水供給ノズル 60…ブレード保持部 61…ストッパ部 62…ブレードマウント部 63…被螺合部 64…挿入孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を保持する保持手段と、該保持
    手段に保持された被加工物を切削するブレード及び該ブ
    レードが装着されるスピンドルを備えた切削手段とを少
    なくとも含む切削装置において、該スピンドルの先端部
    に形成されたブレード保持部に装着されるハブブレード
    であって、 円形基台と、該円形基台の外周部から突出した切り刃と
    から構成され、該円形基台の中心部には、該ブレード保
    持部を構成するブレードマウント部のテーパ形状に対応
    して挿入口側に向けて拡径するテーパ形状の挿入孔が形
    成されているハブブレード。
  2. 【請求項2】 挿入孔を構成するテーパ面は、スピンド
    ルの回転軸心に対して5度〜20度の角度をなすよう形
    成されている請求項1に記載のハブブレード。
  3. 【請求項3】 円形基台の厚さは10mm〜20mmで
    ある請求項1または2に記載のハブブレード。
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