JP7040336B2 - チェーンケース - Google Patents
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Description
先ず、内燃機関の概略構成について説明する。図1に示すように、内燃機関10の内燃機関本体20は、全体として略直方体状のシリンダブロック22を備えている。シリンダブロック22の内部には、図示しない複数の気筒が区画されていて、これら気筒の内部において燃料が燃焼される。シリンダブロック22の下端には、図示しない複数のクランクキャップが固定されている。シリンダブロック22とクランクキャップとの間には、全体として一方向(図1において左右方向)に延びているクランクシャフト100が回転可能に支持されている。なお、図1では、クランクシャフト100の軸線方向一方側の一部のみを図示し、軸線方向他方側の大部分の図示を省略している。
図3に示すように、チェーンケース30は、内燃機関本体20の外面及びタイミングチェーン300を覆うチェーンケース本体40と、チェーンケース本体40におけるクランクシャフト100の軸線方向他方側(図3において紙面手前側)に取り付けられるカバー部材70とを備えている。
図2に示すように、チェーンケース本体40の主壁部42におけるクランクシャフト100の軸線方向他方側の面のうち、カバー部材70と対向している部位を本体側対向面50としたとき、当該本体側対向面50には、オイルポンプ15を収容するための収容凹部52が窪んでいる。収容凹部52は、主壁部42のクランク用孔42bよりも径方向外側に設けられている。収容凹部52は、クランク用孔42bの周方向の全周に亘って設けられており、クランクシャフト100の軸線方向からの平面視でリング状になっている。
図2及び図4に示すように、チェーンケース本体40の本体側対向面50においては、本体側流入凹部54が窪んでいる。本体側流入凹部54は、クランクシャフト100の軸線方向からの平面視で、カバー部材70の第2頂点70b近傍から、収容凹部52における幅方向一方側の縁のうちの一部にまで至っている。本体側流入凹部54は、当該本体側流入凹部54の延設方向と直交する断面視において略四角形状になっている。
図2及び図5に示すように、チェーンケース本体40の本体側対向面50においては、本体側吐出凹部56が窪んでいる。具体的には、本体側吐出凹部56は、クランクシャフト100の軸線方向からの平面視で、収容凹部52における幅方向他方側の縁のうちの一部から、カバー部材70の第3頂点70c近傍にまで至っている。本体側吐出凹部56は、当該本体側吐出凹部56の延設方向と直交する断面視において略四角形状になっている。また、本体側吐出凹部56の底部を区画している壁部である底壁部59は、全体としては平板状になっている。
図5に示すように、カバー部材70におけるカバー側吐出凹部86の窪みの深さは、カバー側吐出凹部86の延設方向(吐出油路94の流通方向)の全域に亘って略一定となっている。図2及び図5に示すように、チェーンケース本体40における本体側吐出凹部56の窪みの大部分は深さX1となっているが、当該窪みは部分的に深さが変化している。具体的には、本体側吐出凹部56の底部を区画している底壁部59においては、本体側吐出凹部56の延設方向の途中で、絞り形成凸部57がクランクシャフト100の軸線方向他方側へ突出している。絞り形成凸部57は、本体側吐出凹部56の両側部間に亘って続いている。絞り形成凸部57が突出している結果として、当該絞り形成凸部57が突出している部位では、本体側吐出凹部56の窪みの深さX2は、深さX1よりも小さくなっている。そして、吐出油路94のうち、絞り形成凸部57が突出している部位は、吐出油路94の流路断面積(吐出油路94の延設方向と直交する断面視での流路面積)が当該吐出油路94の他の箇所よりも小さい絞り部96となっている。
クランクシャフト100が回転すると、オイルポンプ15が駆動される。オイルポンプ15が駆動されると、オイルパン24内のオイルがストレーナ17から吸入される。そして、オイルは、流入用ポート72及び流入油路92を介して入り口部87に至り、オイルポンプ15の作動室に流入する。この後、オイルは、オイルポンプ15の作動室から出口部88へと吐出され、吐出油路94及び吐出用ポート74を介して導出通路18へと至る。そして、オイルは、内燃機関10における潤滑が必要な各種部位へと供給される。
・チェーンケース本体40の底壁部59の厚みは、本体側吐出凹部56におけるその延設方向の全域に亘って一定でもよい。この場合、底壁部59を湾曲させることにより、本体側吐出凹部56の深さに変化を生じさせることができる。底壁部59の厚みを、本体側吐出凹部56におけるその延設方向の全域に亘って一定にした場合でも、当該底壁部59がカバー部材70の底壁部89に比べて、吐出油路94の流通方向の同位置において厚くなっていれば、オイルポンプ15による脈動圧に応じてカバー部材70の底壁部89が撓み易くなる。
・絞り形成凸部57は、吐出油路94の流通方向においてオイル溜り形成凹部58よりも下流側に位置していてもよい。
・クランクシャフト100の軸線方向からの平面視におけるオイル溜り形成凹部58の形状は変更可能である。吐出油路94の延設形状等を考慮して、オイル溜り形成凹部58にオイルが流入しやすくなるような形状にすればよい。
・同様に、カバー側吐出凹部86は、当該カバー側吐出凹部86の延設方向と直交する断面視において四角形状以外の形状でもよく、例えば半円形状でもよい。
Claims (1)
- シリンダブロックを含んで構成される内燃機関本体における、当該内燃機関本体のクランクシャフトの軸線方向一方側の外面に取り付けられて、前記内燃機関本体の前記外面との間にタイミングチェーンを収容するためのチェーン室を区画するチェーンケースであって、
前記内燃機関本体に取り付けられた状態において前記内燃機関本体の前記外面を覆うチェーンケース本体と、前記チェーンケース本体における前記クランクシャフトの軸線方向他方側に取り付けられるカバー部材とを備え、
前記チェーンケース本体の壁部及び前記カバー部材の壁部によってオイルポンプから吐出されるオイルが流通する吐出油路が区画されており、
前記吐出油路の流通方向の途中には、当該吐出油路の他の箇所よりも流路断面積の大きいオイル溜り部と、前記オイル溜り部よりも流路断面積の小さい絞り部と、前記オイル溜り部及び前記絞り部の間に位置し、前記オイル溜り部よりも流路断面積が小さく且つ前記絞り部よりも流路断面積が大きい部位とが設けられており、
前記吐出油路を区画する前記カバー部材の壁部のうち前記吐出油路における前記オイル溜り部よりも上流側の壁部の厚みは、当該カバー部材の壁部と前記吐出油路の流通方向の同位置において前記吐出油路を区画する前記チェーンケース本体の壁部よりも薄くなっている
チェーンケース。
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