JP5315066B2 - 内燃機関用ウォータポンプにおけるシール構造 - Google Patents

内燃機関用ウォータポンプにおけるシール構造 Download PDF

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本発明は、ポンプケースを協働して形成する第1および第2ケース部材が、インペラを回転自在に収納するポンプ室と、該ポンプ室に通じる吸入通路と、前記ポンプ室に通じる吐出通路とを相互間に形成するとともに前記ポンプ室、前記吸入通路および前記吐出通路を囲む無端状の水シール部材を相互間に挟んで締結され、前記ポンプケースが、クランクシャフトおよびカムシャフト間に設けられるタイミングトレーンを収容するタイミングトレーン室に一部を臨ませるようにして機関本体に取付けられる内燃機関用ウォータポンプに関し、特に、そのシール構造の改良に関する。
機関本体の前面を覆うチェーンケースリヤと、該チェーンケースリヤとの間にチェーン室を形成するようにしてチェーンケースリヤを覆うフロントカバーとが機関本体に取付けられ、チェーン室内に配置されるカムチェーンで駆動されるウォータポンプのポンプケースが、機関本体のシリンダブロックおよびチェーンケースリヤと、チェーンケースリヤに取付けられるカバーとで構成されるようにしたものが、特許文献1によって知られている。
特開平07−042571号公報
ところで、上記特許文献1で開示されるもののようにウォータポンプがカムチェーンで駆動される場合には、ウォータポンプのポンプ室から漏れる水がカムチェーンを潤滑するオイルに混入することを防止するために、シリンダブロックおよびチェーンケースリヤ間のシール構造を強固なものとするとともに、漏れた水をチェーン室外に排出するドレン通路がポンプケースに設けられているが、シリンダブロックおよびチェーンケースリヤ間のシールを強固なものとしても劣化による破断の虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、水シール部材が破断したとしてもポンプ室側から漏れた水がタイミングトレーン室側に浸入することを防止し得るようにした内燃機関用ウォータポンプのシール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ポンプケースを協働して形成する第1および第2ケース部材が、インペラを回転自在に収納するポンプ室と、該ポンプ室に通じる吸入通路と、前記ポンプ室に通じる吐出通路とを相互間に形成するとともに前記ポンプ室、前記吸入通路および前記吐出通路を囲む無端状の水シール部材を相互間に挟んで締結され、前記ポンプケースが、クランクシャフトおよびカムシャフト間に設けられるタイミングトレーンを収容するタイミングトレーン室に一部を臨ませるようにして機関本体に取付けられる内燃機関用ウォータポンプにおいて、前記水シール部材を外側から囲む空気層を第1および第2ケース部材間に形成する溝が、前記ポンプ室、前記吸入通路および前記吐出通路の外側を囲むようにして前記第1および第2ケース部材の結合面の少なくとも一方に設けられ、前記溝は、前記ポンプ室より下側において、該溝の他の部分よりも幅広であって上下に広がるプール部を形成しており、そのプール部の下部を前記機関本体の外部に通じさせるドレン孔が前記ポンプケースに設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記機関本体の一部を構成する第1ケース部材に第2ケース部材が結合されて成る前記ポンプケースが、前記タイミングトレーン室を機関本体との間に形成して該機関本体に取付けられるカバー部材で覆われ、前記を外側から覆うオイルシールが第1および第2ケース部材間に設けられることを特徴とする。
また請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記溝の両端は、前記ポンプケースの上部側面に開口して、前記機関本体の外部に通じていることを特徴とする。
なお実施の形態のシリンダブロック12が本発明の第1ケース部材に対応し、実施の形態の前部カバー20が本発明のカバー部材に対応し、実施の形態のポンプボディ43が本発明の第2ケース部材に対応し、実施の形態のOリング59が本発明の水シール部材に対応する。
請求項1記載の発明によれば、水シール部材のシール機能が何らかの原因によって損なわれたとしても、その水シール部材を外側から囲む空気層を経て機関本体の外側に水が排出されるので、漏れた水がタイミングトレーン室側に浸入してしまうことはない。またプール部に、ポンプ室、吸入通路および吐出通路側から溝側に漏れた水を溜めることができ、プール部の下部に通じるドレン孔からプール部内の水を機関本体の外部に速やかに排出することができる。
また請求項2記載の発明によれば、ポンプケースを構成する第1および第2ケース部材間に、空気層を相互間に挟んで水シール部材およびオイルシールが設けられるので、タイミングトレーン室と、ポンプケース内のポンプ室、吸入通路および吐出通路との間を確実にシールすることができる。
V型内燃機関の正面図である。 前部カバーを取り外した状態での図1に対応した正面図である。 図1の3−3線拡大断面図である。 図1の4矢示部を斜め上方から見た斜視図である。 ポンプボディの正面図である。 ポンプボディの背面図である。 図6の7−7線に沿うポンプケースの断面図である。 図1の8−8線拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
図1〜図8を参照しながら本発明の実施例1について説明すると、先ず図1および図2において、この内燃機関の機関本体11は、たとえばV形10気筒に構成されて車両に搭載されるものであり、V形をなすようにして上方に延びる左右一対のシリンダ部12L,12Rを上部に有するシリンダブロック12と、車両の前後方向に沿う軸線を有するクランクシャフト18をシリンダブロック12との間で回転自在に支承するようにしてシリンダブロック12の下部に結合される中間ブロック13と、該中間ブロック13の下部に結合される下部ブロック14と、前記両シリンダ部12L,12Rにそれぞれ結合される左、右シリンダヘッド15L,15Rと、それらのシリンダヘッド15L,15Rにそれぞれ締結される左、右ヘッドカバー16L,16Rとを備え、左シリンダ部12L、左シリンダヘッド15Lおよび左ヘッドカバー16Lで左バンクBLが構成され、右シリンダ部12R、右シリンダヘッド15Rおよび右ヘッドカバー16Rで右バンクBRが構成され、左、右バンクBL,BRにはそれぞれ5気筒ずつが並設される。また前記下部ブロック14の下部にはオイルパン17が結合される。
図3を併せて参照して、前記機関本体11のうち、左、右シリンダヘッド15L,15R、シリンダブロック12および中間ブロック13の前面は前部カバー20で覆われるものであり、この前部カバー20および機関本体11間には、タイミングトレーン22を収容するタイミングトレーン室21が形成される。該タイミングトレーン22は、クランクシャフト18の一端部に設けられた駆動スプロケット23と、左バンクBL側のカムシャフト27Lの一端部に設けられた第1被動スプロケット24と、右バンクBR側のカムシャフト27Rの一端部に設けられた第2被動スプロケット25と、駆動スプロケット23、第1被動スプロケット24および第2被動スプロケット25に巻き掛けられる無端状のカムチェーン26とを備える。
左バンクBLおよび右バンクBR間に生じている谷の底部に対応する部分で前記機関本体11のシリンダブロック12には、ウォータポンプ40のポンプケース41が取付けられており、該ポンプケース41から突出したポンプ軸42の一端部に第3被動スプロケット28が設けられ、第1および第2被動スプロケット24,25間で前記カムチェーン26は第3被動スプロケット28にも巻き掛けられる。すなわちカムチェーン26は、クランクシャフト18の回転に応じて、第2被動スプロケット25、第3被動スプロケット28および第1被動スプロケット24を経て駆動スプロケット23に戻るようにして図2の矢印29で示す方向に走行し、ウォータポンプ40は、タイミングトレーン22から伝達される動力で回転駆動されることになる。
カムチェーン26のうち第1被動スプロケット24および駆動スプロケット23間に位置する部分には機関本体11のシリンダブロック12およびシリンダヘッド15Lに複数のボルト30…で固定されるチェーンガイド31が摺接され、カムチェーン26のうち第2被動スプロケット25および第3被動スプロケット28間に対応する部分には、右シリンダヘッド15Rに複数のボルト32…で固定されるチェーンガイド33が摺接され、カムチェーン26のうち第3被動スプロケット28および第1被動スプロケット24間に対応する部分には、左シリンダヘッド15Lに複数のボルト34…で固定されるチェーンガイド35が摺接される。またカムチェーン26の緩み側の部分、すなわちカムチェーン26のうち駆動スプロケット23および第2被動スプロケット25間に位置する部分には、基端部がクランクシャフト18の近傍に配置される支軸36を介してシリンダブロック12に揺動可能に支承されるテンショナ37が摺接され、このテンショナ37の先端側には、シリンダブロック12に取付けられるテンショナリフタ38がテンショナ37をカムチェーン26側に向けて付勢するようにして当接される。
図4を併せて参照して、前記ウォータポンプ40のポンプケース41は、第1ケース部材であるシリンダブロック12と、第2ケース部材であるポンプボディ43とが複数のボルト44,44…で相互に結合されて成るものであり、前記両バンクBL,BR間の谷の底部に対応する部分では、図4で明示するように、ポンプボディ43の一部側面を上方に臨ませるようにして、前記前部カバー20がシリンダブロック12との間にポンプボディ43を挟むようにして前記シリンダブロック12に複数のボルト45,45…で結合され、ポンプケース41の一部を構成するポンプボディ43の一部は、タイミングトレーン22を収容するタイミングトレーン室21に臨むことになる。
図5および図6を併せて参照して、前記ポンプボディ43は、シリンダブロック12に締結されるボディ主部43aと、該ボディ主部43aからシリンダブロック12とは反対側に突出する円筒状の支持筒部43bと、前記シリンダブロック12に設けられた凹部46に嵌合するようにして前記ボディ主部43aからシリンダブロック12側に突出する嵌合突部43cとを一体に有し、前記支持筒部43と同軸である支持孔47が該支持筒部43から前記嵌合突部43cの突出端面にわたってポンプボディ43に設けられ、支持孔47を同軸に貫通するポンプ軸42の外周および支持孔47の内周間にボールベアリング48が介設される。
前記タイミングトレーン22におけるカムチェーン26が巻き掛けられる第3被動スプロケット28は、ポンプボディ43の支持筒部43bを覆うようにして椀状に形成されており、支持筒部43bから突出した前記ポンプ軸42の一端部に固定される。また前記ボールベアリング48から軸方向内方に間隔をあけた位置で支持孔47の内端内周およびポンプ軸42の外周間には、オイルシール49と、該オイルシール49よりも軸方向内方に位置するメカニカルシール50とが設けられる。
前記シリンダブロック12に設けられた凹部46は、前記シリンダブロック12および前記ポンプボディ43間に形成されるポンプ室51の一部を構成するものであり、前記ポンプ軸42の他端部に固定されるインペラ52が前記ポンプ室51に回転自在に収納される。またシリンダブロック12およびポンプボディ43間には、前記ポンプ室51に通じる吸入通路53と、前記ポンプ室51に通じる吐出通路54とが形成されるものであり、ポンプボディ43におけるボディ主部43のシリンダブロック12に対向する面には、吸入通路53の一部を構成する吸入通路用凹部55ならびに吐出通路54の一部を構成する吐出通路用凹部56が設けられる。
またシリンダブロック12およびポンプボディ43間には、前記ポンプ室51、前記吸入通路53および前記吐出通路54とは隔絶したオイル通路57がシリンダブロック12側のメインギャラリー58に通じるようにして形成されるものであり、前記ボディ主部43aのシリンダブロック12に対向する面には、オイル通路57の一部を構成するオイル通路用凹部58が設けられる。
図7を併せて参照して、シリンダブロック12と、ポンプボディ43のボディ主部43aとの間には、前記ポンプ室51、前記吸入通路53および前記吐出通路54を囲む無端状である水シール部材としてのOリング59が挟まれる。また前記オイル通路57を囲む無端状のOリング60(図3および図6参照)がシリンダブロック12およびボディ主部43a間に挟まれる。
また前記Oリング59を外側から囲む空気層61を前記シリンダブロック12および前記ボディ主部43a間に形成する溝62が、前記シリンダブロック12およびボディ主部43aの結合面の少なくとも一方、この実施の形態ではボディ主部43aのシリンダブロック12への結合面に設けられており、この溝62の両端は、図4および図6で示すように、前記両バンクBL,BR間の谷の底部に開放するようにしてボディ主部43aの上部側面に開口しており、前記空気層61は機関本体11の外部に通じることになる。しかも前記ポンプ室51、前記吸入通路53および前記吐出通路54を囲むOリング59と、前記オイル通路57を囲むOリング60との間で前記溝62は、図6で示すように、上下に広がってプール部75を形成するものであり、このプール部75には、前記ポンプ室51、前記吸入通路53および前記吐出通路54側から溝62側に漏れた水を溜めることができる。
また前記空気層61を外側から覆うようにして、シリンダブロック12と、ポンプボディ43のボディ主部43aにおける外周部との間には、液体パッキンを塗布することによるオイルシール63が設けられる。
図3に注目して、前記ボールベアリング48および前記オイルシール49間で前記ポンプボディ43の支持孔47内にはポンプ軸42を囲む環状室64が形成されており、一端を機関本体11の外部に開放するとともに他端を前記環状室64に通じさせるようにして上下に延びる開放孔65が前記ポンプボディ43のボディ主部43aに設けられ、ボディ主部43aの下部には、一端を前記環状室64に通じさせるようにして上下に延びるドレン孔66が設けられ、このドレン孔66の他端は、前記ボディ主部43aの前部カバー20側に設けられた平坦面67に開口される。
図8において、前記両バンクBL,BR間の谷の底部に対応する部分で前記シリンダブロック12には、前記両バンクBL,BR間の谷に溜まる水をウォータポンプ40側に導く導水通路68が設けられ、ポンプボディ43のボディ主部43aには、前記導水通路68に通じるドレン孔69がその一部を前記溝62が通過するようにして設けられ、このドレン孔69もボディ主部43aの下部の前記平坦面67に開口される。
また前記ボディ主部43aには、図6で示すように、前記溝62がその中間部で形成するプール部75の下部に通じるドレン孔73が設けられ、このドレン孔73も前記平坦面67に開口される。
一方、前部カバー20には前記ボディ主部43aの平坦面67に当接される当接突部20aが一体に設けられており、この当接突部20aには、前記平坦面67に開口した前記ドレン孔66,69,73等の開口部を囲む無端状のシール部材70が装着され、前部カバー20には、前記ドレン孔66,69,73にそれぞれ個別に通じる排水孔71,72,74が設けられる。
したがって溝62によって形成される空気層61は、溝62の両端が両バンクBL,BR間の谷の底部に開放するようにしてボディ主部43aの上部側面に開口するとともに溝62の中間部のプール部75がドレン孔73を介して排水孔74に通じることで、機関本体11の外部に通じることになる。
次にこの実施例1の作用について説明すると、ポンプケース41を協働して形成するシリンダボア12およびポンプボディ43が、インペラ52を回転自在に収納するポンプ室51と、該ポンプ室51に通じる吸入通路53と、ポンプ室51に通じる吐出通路54とを相互間に形成するとともにポンプ室51、吸入通路53および吐出通路54を囲む無端状のOリング59を相互間に挟んで締結され、ポンプケース41の一部を構成するポンプボディ43の一部がタイミングトレーン室21に一部を臨ませるようにして機関本体11に取付けられるのであるが、前記Oリング59を外側から囲むとともに機関本体11の外部に通じる空気層61をシリンダブロック12およびポンプボディ43間に形成する溝62が、シリンダブロック12およびポンプボディ43の結合面の少なくとも一方、この実施例ではポンプボディ43のシリンダブロック12への結合面に設けられている。
したがってOリング59のシール機能が何らかの原因によって損なわれたとしても、そのOリング59を外側から囲む空気層61を経て機関本体11の外側に水が排出されるので、タイミングトレーン室21側に水が浸入することはなく、タイミングトレーン22の潤滑オイルに漏れた水が混入してしまうことはない。
しかも前記ポンプ室51、前記吸入通路53および前記吐出通路54を囲むOリング59と、オイル通路57を囲むOリング60との間で、溝62はプール部75を形成するものであり、このプール部75に、前記ポンプ室51、前記吸入通路53および前記吐出通路54側から溝62側に漏れた水を溜めることができ、プール部75の下部に通じるドレン孔73および排水孔74からプール部75内の水を機関本体11の外部に速やかに排出することができる。
またポンプケース41は、タイミングトレーン室21を機関本体11との間に形成して該機関本体11に取付けられる前部カバー20で覆われており、空気層61を外側から覆うオイルシール63がシリンダブロック12およびポンプボディ43間に設けられるので、タイミングトレーン室21と、ポンプケース41内のポンプ室51、吸入通路53および吐出通路54との間を確実にシールすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では、タイミングトレーン22がカムチェーン26を有するものであったが、無端状のタイミングベルトを有するタイミングトレーンや、タイミングギヤを有するタイミングトレーンが、クランクシャフトおよびカムシャフト間に設けられる内燃機関に関連して本発明を実施することも可能である。
12・・・第1ケース部材であるシリンダブロック
18・・・クランクシャフト
20・・・カバー部材である前部カバー
21・・・タイミングトレーン室
22・・・タイミングトレーン
27L,27R・・・カムシャフト
40・・・ウォータポンプ
41・・・ポンプケース
43・・・第2ケース部材であるポンプボディ
51・・・ポンプ室
52・・・インペラ
53・・・吸入通路
54・・・吐出通路
59・・・水シール部材であるOリング
61・・・空気層
62・・・溝
63・・・オイルシール
73・・・ドレン孔
76・・・プール部

Claims (3)

  1. ポンプケース(41)を協働して形成する第1および第2ケース部材(12,43)が、インペラ(52)を回転自在に収納するポンプ室(51)と、該ポンプ室(51)に通じる吸入通路(53)と、前記ポンプ室(51)に通じる吐出通路(54)とを相互間に形成するとともに前記ポンプ室(51)、前記吸入通路(53)および前記吐出通路(54)を囲む無端状の水シール部材(59)を相互間に挟んで締結され、前記ポンプケース(41)が、クランクシャフト(18)およびカムシャフト(27L,27R)間に設けられるタイミングトレーン(22)を収容するタイミングトレーン室(21)に一部を臨ませるようにして機関本体(11)に取付けられる内燃機関用ウォータポンプにおいて、
    前記水シール部材(59)を外側から囲む空気層(61)を第1および第2ケース部材(12,43)間に形成する溝(62)が、前記ポンプ室(51)、前記吸入通路(53)および前記吐出通路(54)の外側を囲むようにして前記第1および第2ケース部材(12,43)の結合面の少なくとも一方に設けられ
    前記溝(62)は、前記ポンプ室(51)より下側において、該溝(62)の他の部分よりも幅広であって上下に広がるプール部(75)を形成しており、
    そのプール部(75)の下部を前記機関本体(11)の外部に通じさせるドレン孔(73)が前記ポンプケース(41)に設けられることを特徴とする内燃機関用ウォータポンプにおけるシール構造。
  2. 前記機関本体(11)の一部を構成する第1ケース部材(12)に第2ケース部材(43)が結合されて成る前記ポンプケース(41)が、前記タイミングトレーン室(21)を機関本体(11)との間に形成して該機関本体(11)に取付けられるカバー部材(20)で覆われ、
    前記溝(62)を外側から覆うオイルシール(63)が第1および第2ケース部材(12,43)間に設けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用ウォータポンプにおけるシール構造。
  3. 前記溝(62)の両端は、前記ポンプケース(41)の上部側面に開口して、前記機関本体(11)の外部に通じていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用ウォータポンプにおけるシール構造。
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