JP4593505B2 - オイル脈動圧低減構造が設けられた機械 - Google Patents

オイル脈動圧低減構造が設けられた機械 Download PDF

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Description

本発明は、オイル通路を流通するオイルの脈動圧を低減するオイル脈動圧低減構造が設けられた機械に関し、該機械は、例えば、オイルポンプを備える内燃機関である。
容積型のオイルポンプではポンプ室の容積の増減によりオイルの吸入・吐出が行われることから、ポンプ室に吸入されるオイルが流通する吸入側オイル通路におけるオイルの圧力およびポンプ室から吐出されたオイルが流通する吐出側オイル通路におけるオイルの圧力は、いずれも脈動しており、この脈動する圧力(以下、脈動圧という。)に起因する振動・騒音の発生などの好ましくない現象が生じる。例えば、振動・騒音に関しては、吐出側オイル通路のオイルが導かれるオイルフィルタにおいては、脈動圧がオイルフィルタを加振して、騒音が発生する。また、吸入側オイル通路に流入するオイルが貯留されているオイルパンにおいては、吸入側オイル通路内のオイルの脈動圧がオイルパン内のオイルに伝播してオイルパンを加振し、騒音が発生する。そこで、オイル通路におけるオイルの脈動圧を低減するために、オイル通路から分岐したオイルチャンバを設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、オイルポンプの停止時には、オイルポンプやオイル通路などには、微小な隙間から空気が侵入するため、特にオイルポンプの運転の初期には、この侵入した空気がオイルに比較的多く混入している。この空気がオイルチャンバ内に過剰に溜まると、オイルチャンバによる脈動圧低減効果が低下する。そこで、オイルチャンバの連通口をオイルチャンバの鉛直上方でオイル通路に連通させることにより、空気がオイルチャンバ内に過剰に溜まらないようにすることができる。
特開2005−146995号公報
ところで、オイルチャンバ内の空気が連通口を通じて排出される場合には、オイルチャンバの鉛直上方で連通口をオイル通路に開口させる必要があるため、オイル通路に対するオイルチャンバのレイアウトが制約されるうえ、連通口のためにオイルチャンバ自体のレイアウトも制約されて、オイル通路およびオイルチャンバのレイアウトの自由度が小さくなる。
一方、オイル通路が設けられる内燃機関などの機械において、オイル通路のレイアウトは、該機械自体の構造、またはオイルポンプやオイルフィルタのレイアウトなどに依存して様々であることから、例えばオイル通路とオイルチャンバとが水平方向に並んで配置される場合には、オイルチャンバの鉛直上方で連通口を通じて空気をオイル通路に効率よく排出することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜5記載の発明は、オイル脈動圧低減構造が連通口とは別個のエア抜き通路を有することにより、オイルチャンバ内の空気の排出効率が良好で、かつオイル通路およびオイルチャンバのレイアウトの自由度を大きくすることができるオイル脈動低減構造を提供することを目的とする。そして、請求項5記載の発明は、さらに、オイル脈動圧低減構造の形成を容易化しながら、機械の異なる設置形態に対するオイル脈動圧低減構造の適用性の向上およびコスト削減を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、オイル通路を流通するオイルの脈動圧を低減するために、連通口にて前記オイル通路に連通すると共にオイルが滞留するオイルチャンバを有するオイル脈動圧低減構造が設けられた機械において、前記オイル脈動圧低減構造は、前記連通口とは別個に、前記オイルチャンバ内の空気を前記オイル通路に排出するエア抜き通路を有し、前記エア抜き通路は、前記オイルチャンバの天井部に開口する入口を有すると共に前記入口よりも上方で前記オイル通路に開口する排出口を有し、前記オイルチャンバから前記オイル通路への前記エア抜き通路の全体は、前記排出口を含めて、該オイル通路内のオイル流れ方向に交差する方向において上下方向で前記連通口よりも上方に位置するとを特徴とする機械である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の機械において、前記オイル通路および前記オイルチャンバは水平方向に並んで配置されるものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の機械において、前記オイル通路および前記オイルチャンバはそれぞれ水平方向に延びているものである。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の機械において、前記エア抜き通路の天井壁面の上下方向での位置は、前記オイルチャンバから前記オイル通路に向かうにつれて高くなるものである。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の機械において、前記オイル通路および前記オイル脈動圧低減構造は、分割面において上下方向に分割される下側部材および上側部材が結合されて構成される部材に設けられ、前記オイル通路は前記下側部材および前記上側部材に跨って設けられ、前記オイルチャンバは前記下側部材のみに設けられ、前記エア抜き通路は前記上側部材のみに設けられるものである。
請求項1記載の発明によれば、エア抜き通路はオイルチャンバにおいて空気が溜まりやすい天井部に開口する入口よりも上方でオイル通路に連通するので、オイルチャンバ内の空気が効率よくオイル通路に排出されて、良好な脈動圧低減効果が確保される。しかも、オイル脈動圧低減構造において、連通口とエア抜き通路とが別個に設けられるため、オイルチャンバのレイアウトが連通口の位置に制約されないこと、およびエア抜き通路は、その入口よりも上方でオイル通路に連通するとの条件を満たせばよいので、オイル通路とオイルチャンバとが上下方向に並んで配置される場合に限らず、水平方向に並んで配置される場合であってもオイルチャンバ内の空気を効率よく排出できるので、オイル通路およびオイルチャンバのレイアウトの自由度を大きくすることができるオイル脈動低減構造が得られる。また、エア抜き通路は、連通口よりも上方に位置してオイル通路に連通するので、オイルチャンバ内の空気が効率よく吐出オイル通路に排出されて、良好な脈動圧低減効果が確保される。そして、連通口より上方に全体が位置するようにエア抜き通路を設けることにより、エア抜き通路からオイル通路内に排出された空気が、再度、連通口を通ってオイルチャンバに流入しにくくなる。
請求項2記載の事項によれば、オイル通路およびオイルチャンバが設けられる機械自体の構造などからの制約のためにオイル通路とオイルチャンバとが水平方向に並んで配置される場合にも、オイルチャンバ内の空気が効率よくオイル通路に排出されるので、良好な脈動圧低減効果が確保される。
請求項3記載の事項によれば、オイル通路およびオイルチャンバが上下方向にコンパクトに配置された構造において、水平方向に延びているオイルチャンバには上下方向に延びているオイルチャンバに比べて空気が溜まりやすいにも拘わらず、エア抜き通路によりその空気が効率よく排出されて、良好な脈動圧低減効果が確保される。
請求項4記載の事項によれば、エア抜き通路の天井壁面はオイルチャンバからオイル通路に向かうにつれて高くなるので、オイルチャンバ内の空気がオイル通路に向かって移動しやすくなり、オイルチャンバ内からの空気の排出効率が向上する。
請求項5記載の事項によれば、上下方向に分割される部材を利用して、下側部材および上側部材に跨って設けられるオイル通路および下側部材のみに設けられるオイルチャンバに対して、オイルチャンバの天井部に入口を有すると共にオイル通路に連通するエア抜き通路の形成が容易になり、さらに連通口が下側部材のみに設けられるので、簡単な構造によりエア抜き通路から排出された空気が、再度連通口からオイルチャンバに入りにくいようにできる。しかも、エア抜き通路が上側部材のみに設けられることで、機械が水平面に対して異なる傾斜状態で設置されるためにオイルチャンバ内で空気が溜まる位置が変化する場合にも、下側部材を変えることなく、該傾斜状態に対応して異なるエア抜き通路が設けられた上側部材のみを変更することが可能になるので、機械の異なる設置形態に対するオイル脈動圧低減構造の適用性が向上し、そのうえコストが削減される。
以下、本発明の実施形態を図1〜図8を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明が適用された機械としての内燃機関Eは、そのクランク軸4が車幅方向を指向する横置き配置で車両に搭載される直列4気筒4ストローク内燃機関である。内燃機関Eは、それぞれピストンが往復運動可能に嵌合する4つのシリンダが一体成形されたシリンダブロック1と、その下端に結合されたロアブロック2と、ロアブロック2の下端に結合されたオイルパン3とから構成される機関本体を備える。そして、燃焼室内での混合気の燃焼により発生する燃焼ガスの圧力で駆動される前記ピストンが、シリンダブロック1およびロアブロック2に回転可能に支持されたクランク軸4を回転駆動する。また、前記機関本体は、前記シリンダのシリンダ軸線に直交するHsが水平面に対して所定の傾斜角θ(例えば15°)を形成するように傾斜した状態で車体に設置される。
併せて図2,図3を参照すると、内燃機関Eは、前記ピストンの往復運動に起因して発生する2次振動を低減するためのバランサ装置10と、内燃機関Eの各潤滑箇所および油圧作動機構にオイルを供給する潤滑系統を構成するオイルポンプ20とを備える。オイルポンプ20および前記機関本体に組み付けられる構成部品であるバランサ装置10は、シリンダブロック1の下部、ロアブロック2およびオイルパン3により形成されてクランク軸4が収容されるクランク室内に配置されて、ロアブロック2に取り付けられている。
バランサ装置10は、分割面Ha,Hbにおいて上下方向に2分割された下側部材としての下ハウジング11aおよび上側部材としての上ハウジング11bがボルトにより結合されて構成される部材であるハウジング11と、バランサウエイトが設けられると共にハウジング11に回転可能に支持される1対のバランサ軸12,13とを備える。各分割面Ha,Hbは、水平面に対して傾斜角θで傾斜する平面上にある。
相互に駆動連結されてクランク軸4の動力で回転駆動される両バランサ軸12,13のうち、第1バランサ軸12はクランク軸4との間に掛け渡されたチェーン14aを有する伝動機構14を介してクランク軸4により回転駆動され、第2バランサ軸13は、両バランサ軸12,13にそれぞれ設けられて互いに噛合する駆動ギヤ15aおよび被動ギヤ15bから構成される伝動機構15を介して、バランサ軸12により回転駆動される。そして、バランサ軸12がクランク軸4と同一方向に、同時に他方のバランサ軸13がクランク軸4とは逆方向に、いずれもクランク軸4の2倍の回転速度で回転する。
図1を参照すると、前記潤滑系統は、クランク軸4の動力により回転駆動されてオイルパン3内に貯留しているオイルを吸入して圧送する容積型のオイルポンプ20と、オイルポンプ20から吐出されたオイルを清浄にする濾紙などからなる濾過材を内蔵するオイルフィルタ50と、オイルフィルタ50や各潤滑箇所などにオイルを導く多数のオイル通路とから構成される。
併せて図2,図4を参照すると、トロコイド型のオイルポンプ20から構成されるオイルポンプ20は、下ハウジング11aに一体成形されて設けられたポンプボディ21aおよび該ポンプボディ21aにボルトにより結合されるポンプカバー21bにより構成されるポンプハウジング21と、バランサ軸13の軸端部により構成されるポンプ軸22と、ポンプカバー21bに形成された凹部からなる収容室23内に収容されてポンプ軸22により駆動されるポンプロータとしてのインナロータ24aおよびアウタロータ24bとを備える。インナロータ24aおよびアウタロータ24bは、ポンプボディ21aおよびポンプカバー21bと協働してポンプ軸22の回転により容積が増減する複数のポンプ室25を形成する。
ポンプボディ21aおよびポンプカバー21bには、それらの合わせ面にそれぞれ開口する溝から構成される吸入ポート26および吐出ポート27が設けられる。そして、オイルポンプ20は、吸入行程において、オイルパン3内のオイルを、オイルストレーナ(図示されず)、下ハウジング11aに設けられた吸入オイル通路29(図3も参照)、および吸入ポート26を通じてポンプ室25内に吸入し、吐出行程において、ポンプ室25内のオイルを、吐出ポート27を経てハウジング11に設けられた吐出オイル通路30を通じてオイルフィルタ50に圧送する。オイルフィルタ50を通過したオイルは、メインギャラリに流入し、該メインギャラリのオイルが、多数のオイル通路を経て、各潤滑箇所に供給され、または油圧作動機構に作動油として供給される。なお、オイルポンプ20は、吐出ポート27におけるオイルの圧力が過大となることを防止するリリーフ弁28を備える。
ここで、吸入オイル通路29および吸入ポート26は、ポンプ室25に連通してポンプ室25に吸入されるオイルが流通する吸入側オイル通路を構成し、吐出ポート27および吐出オイル通路30は、ポンプ室25に連通してポンプ室25から吐出されたオイルが流通する吐出側オイル通路を構成する。そして、前記吸入側オイル通路および前記吐出側オイル通路を流通するオイルは、各ポンプ室25の容積の増減によりポンプ作用を行うオイルポンプ20の運転により、ポンプ室25へのオイルの吸入および吐出に起因して発生した脈動圧を有する。
図3,図5,図6を参照すると、オイル通路形成部材としてのハウジング11に水平方向に延びて設けられる吐出オイル通路30(図2も参照)は、下ハウジング11aに水平方向に延びて設けられた孔から構成されて吐出ポート27の下流端部に連なる上流端部30aと、上ハウジング11bに設けられた孔から構成されて吐出オイル通路30のオイルを、ロアブロック2およびシリンダブロック1(図1参照)に設けられたオイル通路を経てオイルフィルタ50に流出させる下流端部30bと、上流端部30aおよび下流端部30bとの間でほぼ水平に延びている中間部である水平部30c(図2も参照)とを有する。両分割面Ha,Hbに沿って延びるように下ハウジング11aおよび上ハウジング11bに跨って設けられる水平部30cは、下ハウジング11aに設けられて分割面Haに開口する溝d1により構成される下部分31aと、上ハウジング11bに設けられて分割面Hbに開口する溝d2により構成される上部分31bとが合わさって構成される。また、上流端部30aと水平部30cとは、ほぼ一直線状に水平に延びている。
ハウジング11には、吐出オイル通路30を流通するオイルの脈動圧を低減するためのオイルチャンバ41を有するオイル脈動低減構造40が設けられる。
オイル脈動圧低減構造40は、吐出オイル通路30から分岐して水平方向に細長く延びているオイルチャンバ41と、オイルチャンバ41と吐出オイル通路30とを連通すると共にオイルチャンバ41内の空気を吐出オイル通路30に排出するエア抜き通路45とを有する。
オイルチャンバ41は、ハウジング11において下ハウジング11aのみに設けられて分割面Haに開口する溝d3により構成され、水平方向において連通口41a1からエア抜き通路45までの範囲で、その全体が上下方向で水平部30cと重なる位置にある。そして、オイルチャンバ41と吐出オイル通路30の上流端部30aおよび水平部30cとは、水平方向でのオイルチャンバ41の全長に渡る範囲で、連通口41a1と交差する1つの水平面に対して交差する位置にある。したがって、吐出オイル通路30の上流端部30aおよび水平部30cとオイルチャンバ41とは、ほぼ平行に、かつ水平方向に並んで配置される(図2,図3,図6(A)参照)。しかも、オイルチャンバ41および吐出オイル通路30は、上下方向で見たとき、その全体で互いに重ならない位置にある。
一方、オイルチャンバ41の天井部41eは、吐出オイル通路30の下部分31aよりも上方に位置する部分を有する。ここで、天井部41eとは、オイルチャンバ41において、オイルチャンバ41を規定する壁面のうちでオイルチャンバ41を上方から覆う天井壁面42eにより規定される部分であり、オイルチャンバ41内に存在する空気が集まる部分でもある。この実施形態において、天井壁面42eは、その全体が分割面Hbにより構成され、天井部41eは水平方向に延びている。
オイルチャンバ41は、水平部30cに開口して吐出オイル通路30との間でオイルが流通可能な連通口41a1を有すると共に吐出オイル通路30からほぼ水平に延びている連通部41aと、連通部41aよりもチャンバ断面積が大きい拡大容積部41bとを有する。それゆえ、オイルチャンバ41は連通口41a1以外が閉塞された袋状の孔である。このため、連通口41a1から流入したオイルは、僅かな流動を伴うもののオイルチャンバ41内にほぼ滞留する。なお、チャンバ断面積とは、連通口41a1からオイルチャンバ41内にオイルが流入するときの流路面積に相当する面積である。
そして、オイルポンプ20に近いほど脈動圧が大きくなることから、オイルチャンバ41の脈動圧低減効果を効果的に発揮させるために、連通口41a1は水平部30cにおいてオイルポンプ20寄りの部位に開口する。また、オイルチャンバ41の奥部を構成する拡大容積部41bは、下ハウジング11aにおけるスペース部分を利用することにより、極力大きな容積を有するように形成される。
エア抜き通路45は、ハウジング11において上ハウジング11bのみ設けられて分割面Haに開口する細溝d4から構成され、連通口41a1よりも上方に位置する(図3参照)。そして、エア抜き通路45の流路面積は、オイルチャンバ41に対するエア抜き通路45を通じてのオイルの流入および流出により、オイルチャンバ41の脈動圧低減効果を損なわない程度の小さい値に設定される。
オイルチャンバ41の天井部41eと水平部30cの天井部30eとを連通するエア抜き通路45は、オイルチャンバ41において拡大容積部41bよりも連通口41a1寄りの位置で開口する入口45aと、水平部30cにおいて入口45aよりも上方で開口する排出口45bとを有し、該排出口45bにおいて水平部30cに連通する。入口45aは、天井部41eに開口するように天井壁面42eに開口しており、この入口45a付近において、エア抜き通路45は天井壁面42eから上方に向かって延びている(図3参照)。また、入口45aは、上下方向で見て水平部30cと重ならない位置にある。
ここで、天井部30eとは、水平部30cにおいて、水平部30cを規定する壁面のうちで水平部30cを上方から覆う天井壁面32eにより規定される部分であり、この実施形態において、天井壁面32eの全体は上ハウジング11bにより形成され、分割面Haよりも上方にある。
図3に示されるように、エア抜き通路45を上方から覆う天井壁面46eの上下方向での位置は、オイルチャンバ41から水平部30cに向かうにつれて低くならないように、すなわち同じ高さとなるか、または高くなるように形成される。そして、この実施形態では、天井壁面46eはオイルチャンバ41から水平部30cに向かうにつれて高くなる。
排出口45bは水平部30cにおいて連通口41a1よりも上流に位置する(図5参照)と共に、排出口45bを含めてエア抜き通路45の全体が、水平部30cにおいて上下方向で連通口41a1よりも上方に位置する(図3,図5参照)。
また、水平部30cの下部分31aおよび上部分31bをそれぞれ構成する溝d1,d2、オイルチャンバ41を構成する溝d3、およびエア抜き通路45を構成する細溝d4は、成形型を利用した鋳造で成形される下ハウジング11aおよび上ハウジング11bにおいて、下ハウジング11aまたは上ハウジング11bに型抜きにより形成されるので、コストが削減されるうえ、オイルチャンバ41およびエア抜き通路45の形状の自由度が大きい。
このオイル脈動圧低減構造40において、オイルチャンバ41は、吐出オイル通路30をオイルが流通している状態であるオイルポンプ20の運転中、吐出オイル通路30の水平部30cから連通口41a1を通じて流入したオイルで満たされている。そして、水平部30cを流通するオイルの脈動圧は、連通口41a1を通じてオイルチャンバ41内のオイルに伝播することで、その変動幅が減少して低減し、さらにオイルチャンバ41内に、エア抜き通路45により排出されない僅かな空気が存在する場合には、該空気の圧縮度合いが脈動圧に応じて変化することで脈動圧が低減する。加えて、エア抜き通路45を通じてオイルチャンバ41および水平部30cの間で生じる僅かな量のオイルの流れによりオイルチャンバ41内のオイルが流動することで、脈動圧がさらに低減する。
また、オイルチャンバ41内のオイルに連通口41a1を通じて作用する水平部30cのオイルの脈動圧により、オイルチャンバ41内で天井部41eに溜まった空気は、エア抜き通路45を通じて吐出オイル通路30に排出され、さらにはオイルチャンバ41内に侵入した金属粉などの異物の排出も可能になる。
そして、このオイル脈動圧低減構造40が、オイルポンプ20およびオイルフィルタ50との間の吐出オイル通路30に設けられることにより、図7に示されるように、オイルフィルタ50付近のオイルフィルタ上流でのオイル通路の脈動圧の値が低減し、これに対応して、図8に示されるように、オイルの脈動圧に起因してオイルフィルタ50から発生する騒音が低減することが判る。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
オイルポンプ20を備える内燃機関Eにおいて、吐出オイル通路30を流通するオイルの脈動圧を低減するためのオイルチャンバ41を有するオイル脈動圧低減構造40は、吐出オイル通路30の水平部30cに開口する連通口41a1とは別個に、オイルチャンバ41内の空気を吐出オイル通路30に排出するエア抜き通路45を有し、エア抜き通路45は、オイルチャンバ41の天井部41eに開口する入口45aを有すると共に入口45aよりも上方の排出口45bで水平部30cの天井部31eに連通することにより、エア抜き通路45はオイルチャンバ41において空気が溜まりやすい天井部41eに開口する入口45aよりも上方で吐出オイル通路30に連通するので、オイルチャンバ41内の空気が効率よく吐出オイル通路30に排出されて、良好な脈動圧低減効果が確保される。しかも、オイル脈動圧低減構造40において、連通口41a1とエア抜き通路45とが別個に設けられるため、オイルチャンバ41のレイアウトが連通口41a1の位置に制約されないこと、およびエア抜き通路45は、その入口45aよりも上方で吐出オイル通路30に連通するとの条件を満たせばよいことから、オイル通路とオイルチャンバとが上下方向に並んで配置される場合に限らず、水平方向に並んで配置される場合であってもオイルチャンバ41内の空気を効率よく排出できるので、吐出オイル通路30およびオイルチャンバ41のレイアウトの自由度を大きくすることができるオイル脈動低減構造40が得られる。
このため、吐出オイル通路30およびオイルチャンバ41が設けられるオイル通路形成部材としてのハウジング11のレイアウトや構造、またはオイルポンプ20やオイルフィルタ50のレイアウトなどからの制約のために、吐出オイル通路30およびオイルチャンバ41が水平方向に並んで設けられる場合にも、オイルチャンバ41内の空気が効率よくオイル通路30に排出されるので、良好な脈動圧低減効果が確保される。
さらに、オイル通路30の上流端部30aおよび水平部30cとオイルチャンバ41とがそれぞれ水平方向に延びていることにより、オイル通路30およびオイルチャンバ41が上下方向にコンパクトに配置された構造において、オイルチャンバ41の天井部41eも水平方向に延びているために、オイルチャンバ41には上下方向に延びているオイルチャンバに比べて空気が溜まりやすいにも拘わらず、エア抜き通路45によりその空気が効率よく排出されて、良好な脈動圧低減効果が確保される。
エア抜き通路45の天井壁面46eの上下方向での位置は、オイルチャンバ41から吐出オイル通路30の水平部30cに向かうにつれて高くなることにより、オイルチャンバ41内の空気が吐出オイル通路30に向かって移動しやすくなり、オイルチャンバ41内からの空気の排出効率が向上する。
吐出オイル通路30およびオイル脈動圧低減構造40は、分割面Ha,Hbにおいて上下方向に分割される下ハウジング11aおよび上ハウジング11bが結合されて構成されるハウジング11に設けられ、吐出オイル通路30は下ハウジング11aおよび上ハウジング11bに跨って設けられ、オイルチャンバ41は下ハウジング11aのみに設けられ、エア抜き通路45は上ハウジング11bのみに設けられることにより、上下方向に分割されるハウジング11を利用して、下ハウジング11aおよび上ハウジング11bに跨って設けられる吐出オイル通路30および下ハウジング11aのみに設けられるオイルチャンバ41に対して、オイルチャンバ41の天井部に入口45aを有すると共に吐出オイル通路30に連通するエア抜き通路45の形成が容易になる。さらに、連通口41a1が下ハウジング11aのみに設けられるので、簡単な構造により、エア抜き通路45の排出口45bを含めてエア抜き通路45の全体を連通口41a1よりも上方に配置することができ、エア抜き通路45から排出された空気が、再度連通口41a1からオイルチャンバ41に流入しにくいようにできる。しかも、エア抜き通路45が上ハウジング11bのみに設けられることで、内燃機関Eが水平面に対して傾斜角θが異なる傾斜状態で設置されるためにオイルチャンバ41内で空気が溜まる位置が変化する場合にも、下ハウジング11aを変えることなく、該傾斜状態に対応して異なるエア抜き通路45が設けられた上ハウジング11bのみを変更することが可能になるので、内燃機関Eの異なる設置形態に対するオイル脈動圧低減構造40の適用性が向上し、そのうえコストが削減される。
オイル脈動圧低減構造40がエア抜き通路45を有することにより、エア抜き通路45を通じてオイルチャンバ41および吐出オイル通路30の間で生じる僅かな量のオイルの流れによりオイルチャンバ41内のオイルが流動することで、脈動圧がさらに低減する。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
吐出オイル通路30の全体が、両溝d1,d2が合わされることにより構成されてもよい。
オイルチャンバ41は、前記吐出側オイル通路に対して互いに独立して複数個設けられてもよく、また前記吸入側オイル通路に設けられてもよい。
オイル脈動圧低減構造40が設けられるオイル通路を流通するオイルの脈動圧は、オイルポンプ以外の装置、例えばオイル通路のオイルの流通および遮断を行う弁装置により発生するものであってもよい。
内燃機関は、前記実施形態では車両に使用されるものであったが、鉛直方向を指向するクランク軸を備える船外機等の船舶推進装置に使用されるものであってもよい。
脈動圧低減構造40を有する機械は、内燃機関以外の原動機であってもよく、さらに原動機以外の機械であってもよい。
本発明が適用された内燃機関の一部を断面で示す要部側面図である。 図1の内燃機関に備えられるバランサ装置およびオイルポンプの、図1のII矢視図である。 図2のIII−III線断面図である。 (A)は、図2のIVa−IVa矢視図であり、(B)は、図2のIVb−IVb矢視図である。 図2のV−V線断面図である。 (A)は、図5のVIa−VIa矢視図であり、(B)は、図5のVIb−VIb矢視図である。 本発明のオイル脈動圧低減構造が設けられた内燃機関(本発明)および設けられない内燃機関(比較例)の、オイルフィルタ付近でのオイル通路のオイルの脈動圧を、内燃機関の機関回転速度との関係で示すグラフである。 本発明のオイル脈動圧低減構造が設けられた内燃機関(本発明)および設けられない内燃機関(比較例)の、オイルフィルタからの騒音を、内燃機関の機関回転速度との関係で示すグラフである。
符号の説明
11…ハウジング、20…オイルポンプ、30…吐出オイル通路、40…オイル脈動圧低減構造、41…オイルチャンバ、41a1…連通口、45…エア抜き通路、
E…内燃機関、Ha,Hb…分割面。

Claims (5)

  1. オイル通路(30)を流通するオイルの脈動圧を低減するために、連通口(41a1)にて前記オイル通路(30)に連通すると共にオイルが滞留するオイルチャンバ(41)を有するオイル脈動圧低減構造(40)が設けられた機械において、
    前記オイル脈動圧低減構造(40)は、前記連通口(41a1)とは別個に、前記オイルチャンバ(41)内の空気を前記オイル通路(30)に排出するエア抜き通路(45)を有し、
    前記エア抜き通路(45)は、前記オイルチャンバ(41)の天井部(30e)に開口する入口(45a)を有すると共に前記入口(45a)よりも上方で前記オイル通路(30)に開口する排出口(45b)を有し、
    前記オイルチャンバ(41)から前記オイル通路(30)への前記エア抜き通路(45)の全体は、前記排出口(45b)を含めて、該オイル通路(30)内のオイル流れ方向に交差する方向において上下方向で前記連通口(41a1)よりも上方に位置する
    ことを特徴とする機械。
  2. 前記オイル通路(30)および前記オイルチャンバ(41)は水平方向に並んで配置されることを特徴とする請求項1記載の機械。
  3. 前記オイル通路(30)および前記オイルチャンバ(41)はそれぞれ水平方向に延びていることを特徴とする請求項2記載の機械。
  4. 前記エア抜き通路(45)の天井壁面(46e)の上下方向での位置は、前記オイルチャンバ(41)から前記オイル通路(30)に向かうにつれて高くなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の機械。
  5. 前記オイル通路(30)および前記オイル脈動圧低減構造(40)は、分割面(Ha,Hb)において上下方向に分割される下側部材(11a)および上側部材(11b)が結合されて構成される部材(11)に設けられ、前記オイル通路(30)は前記下側部材(11a)および前記上側部材(11b)に跨って設けられ、前記オイルチャンバ(41)は前記下側部材(1a)のみに設けられ、前記エア抜き通路(45)は前記上側部材(11b)のみに設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の機械。
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