JP7039212B2 - クリーニング装置、画像形成装置、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

クリーニング装置、画像形成装置、制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、クリーニング装置、画像形成装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
従来、インクを吐出するノズル等の吐出部が吐出面に複数設けられたヘッドを備えた画像形成部を備え、複数設けられた吐出部の各々からインクを吐出することにより記録媒体上に画像を形成する画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置では、ヘッドの吐出面がインクにより汚れるため、吐出面のクリーニングを行うクリーニング部を備えている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2016-16550号公報 特表2013-527058号公報
上記特許文献1及び2では、画像形成装置における画像形成部により記録媒体に画像を形成する動作に関する制御を行う本体制御部が、クリーニング部に備えられた制御部に指示して、この制御部と連携することによりクリーニング動作が行われる。
しかしながら、特許文献1及び2の技術では、クリーニング部の制御部は、本体制御部の制御下でクリーニング動作を行うため、本体制御部との連携が適切に行われなければならないという問題があった。
そのため、クリーニング装置が、自身の独立した制御により、ヘッドの、特に吐出面のクリーニング動作を適切に行うことが望まれている。
本開示は、上記事情を考慮して成されたものであり、クリーニング装置自身の独立した制御により、ヘッドの吐出面のクリーニング動作を適切に行うことができる、クリーニング装置、画像形成装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示のクリーニング装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部と、ヘッドの吐出部の周辺のインクの付着状態を検出する状態検出部と、検出部が検出したヘッドの位置と状態検出部が検出したインクの付着状態とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、を備え、クリーニング部は、吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送し、制御部は、状態検出部が検出したインクの付着量が多いほど、洗浄液の量を多くさせる制御、及び払拭部材の搬送速度を速くさせる制御の少なくとも一方を行う
また、本開示のクリーニング装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部と、吐出面を払拭後の払拭部材の表面を撮像する撮像部と、検出部が検出したヘッドの位置と撮像部が撮像した払拭部材の画像とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、を備え、クリーニング部は、吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送し、制御部は、撮像部が撮像した払拭部材の画像に基づいて、払拭部材に浸透させる洗浄液の量、及び払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行
また、本開示のクリーニング装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部と、検出部が検出したヘッドの位置とクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、かつ経過時間が長くなるほど払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う制御部と、を備える。
また、本開示のクリーニング装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドのクリーニング開始位置及びクリーニング終了位置を検出する検出部と、吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、払拭部材により移動中のヘッドの吐出面をクリーニングするクリーニング部と、検出部が検出したヘッドの位置とクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、ヘッドの位置がクリーニング開始位置に達してからクリーニング終了位置に達するまで、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、かつ経過時間が長くなるほど払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う制御部と、を備える。
また、本開示のクリーニング装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部と、ヘッドの吐出部の周辺の環境における温度及び湿度の少なくとも一方を検出する環境検出部と、検出部が検出したヘッドの位置と環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、を備え、クリーニング部は、洗浄液を浸透させた払拭部材により吐出面をクリーニングし、制御部は、環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方に基づき、環境の露点が予め定められた露点閾値を上回る場合、払拭部材に浸透させる洗浄液の量を基準量よりも少なくする制御、または洗浄液を払拭部材に浸透させることを禁止する制御を行う。
また、本開示のクリーニング装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部と、検出部が検出したヘッドの位置と払拭部材の種類とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、を備える。さらに、本開示のクリーニング装置のクリーニング部は、吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送させ、制御部は、払拭部材の種類に応じて、払拭部材に浸透させる洗浄液の量、及び払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行ってもよい。
また、本開示のクリーニング装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、ヘッドが第1の位置と第2の位置とを移動する間に、洗浄液を浸透させた払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング動作を行うクリーニング部と、検出部が検出したヘッドの位置とヘッドの移動速度とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、ヘッドの移動速度が速くなるほど、払拭部材に浸透させる洗浄液の量を少なくする制御、及び払拭部材の搬送速度を遅くする制御の少なくとも一方を行う。
また、本開示のクリーニング装置は、ヘッドを備えた画像形成部により記録媒体に画像を形成する動作に関する制御を行う本体制御部に対して、クリーニング動作を行う状態であるか否かを問い合わせる問合部をさらに備え、制御部は、問合部による問い合わせの結果に応じて、クリーニング部によるクリーニング動作の制御を開始してもよい。
また、上記目的を達成するために、本開示の画像形成装置は、インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドを備えた画像形成部と、画像形成部により記録媒体に画像を形成する動作に関する制御を行う本体制御部と、吐出面をクリーニングする本開示のクリーニング装置と、を備える。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御方法は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、状態検出部からヘッドの吐出部の周辺のインクの付着状態の検出結果を取得し、検出結果と状態検出部が検出したインクの付着状態とに応じて、吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送して、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、状態検出部が検出したインクの付着量が多いほど、洗浄液の量を多くさせる制御、及び払拭部材の搬送速度を速くさせる制御の少なくとも一方を行う処理を含む。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御方法は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果と吐出面を払拭後の払拭部材の表面を撮像する撮像部が撮像した払拭部材の画像とに応じて、吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送して、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、撮像部が撮像した払拭部材の画像に基づいて、払拭部材に浸透させる洗浄液の量、及び払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行う処理を含む。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御方法は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果と吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、経過時間が長くなるほど払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う処理を含む。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御方法は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドのクリーニング開始位置及びクリーニング終了位置の検出結果を取得し、検出結果と吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、払拭部材により移動中のヘッドの吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、ヘッドの位置がクリーニング開始位置に達してからクリーニング終了位置に達するまで、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を行わせる制御をし、経過時間が長くなるほど払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う処理を含む。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御方法は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、環境検出部からヘッドの吐出部の周辺の環境における温度及び湿度の少なくとも一方を取得し、検出結果と環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方とに応じて、洗浄液を浸透させた払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方に基づき、環境の露点が予め定められた露点閾値を上回る場合、払拭部材に浸透させる洗浄液の量を基準量よりも少なくする制御、または洗浄液を払拭部材に浸透させることを禁止する制御を行う処理を含む。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御方法は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果と払拭部材の種類とに応じて、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御する処理を含む。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御方法は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果とヘッドの移動速度とに応じて、ヘッドが第1の位置と第2の位置とを移動する間に、洗浄液を浸透させた払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング動作を行うクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、ヘッドの移動速度が速くなるほど、払拭部材に浸透させる洗浄液の量を少なくする制御、及び払拭部材の搬送速度を遅くする制御の少なくとも一方を行う処理を含む。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御プログラムは、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、状態検出部からヘッドの吐出部の周辺のインクの付着状態の検出結果を取得し、検出結果と状態検出部が検出したインクの付着状態とに応じて、吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送して、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、状態検出部が検出したインクの付着量が多いほど、洗浄液の量を多くさせる制御、及び払拭部材の搬送速度を速くさせる制御の少なくとも一方を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御プログラムは、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果と吐出面を払拭後の払拭部材の表面を撮像する撮像部が撮像した払拭部材の画像とに応じて、吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送して、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、撮像部が撮像した払拭部材の画像に基づいて、払拭部材に浸透させる洗浄液の量、及び払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御プログラムは、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果と吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、経過時間が長くなるほど払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御プログラムは、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドのクリーニング開始位置及びクリーニング終了位置の検出結果を取得し、検出結果と吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、払拭部材により移動中のヘッドの吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、ヘッドの位置がクリーニング開始位置に達してからクリーニング終了位置に達するまで、クリーニング部による吐出面のクリーニング動作を行わせる制御をし、経過時間が長くなるほど払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御プログラムは、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、環境検出部からヘッドの吐出部の周辺の環境における温度及び湿度の少なくとも一方を取得し、検出結果と環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方とに応じて、洗浄液を浸透させた払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方に基づき、環境の露点が予め定められた露点閾値を上回る場合、払拭部材に浸透させる洗浄液の量を基準量よりも少なくする制御、または洗浄液を払拭部材に浸透させることを禁止する制御を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御プログラムは、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果と払拭部材の種類とに応じて、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御する処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために、本開示の制御プログラムは、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果とヘッドの移動速度とに応じて、ヘッドが第1の位置と第2の位置とを移動する間に、洗浄液を浸透させた払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング動作を行うクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御し、ヘッドの移動速度が速くなるほど、払拭部材に浸透させる洗浄液の量を少なくする制御、及び払拭部材の搬送速度を遅くする制御の少なくとも一方を行う処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、上記目的を達成するために、本開示のクリーニング装置は、検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、検出結果と予め定められた制御情報とに応じて、払拭部材により吐出面をクリーニングするクリーニング部による吐出面のクリーニング動作を制御するプロセッサを有する。
本開示によれば、クリーニング装置自身の独立した制御により、ヘッドの吐出面のクリーニング動作を適切に行うことができる、という効果が得られる。
第1実施形態の画像形成装置における画像形成部の一例の全体構成図である。 第1実施形態の画像形成部に備えられたヘッド及びノズルの構成例を示す平面図である。 第1実施形態の画像形成装置におけるクリーニング装置の構成の一例の概略を示す構成図である。 第1実施形態の吐出面払拭装置の一例の正面部分断面図である。 第1実施形態の画像形成装置におけるヘッドのクリーニングに係わる機能の電気的な構成の一例を表すブロック図である。 第1実施形態の画像形成装置における、制御部と本体制御部とにおけるクリーニング動作の一例に関するタイムチャートである。 第1実施形態のクリーニング装置の制御部で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。 第2実施形態の画像形成装置におけるヘッドのクリーニングに係わる機能の電気的な構成の一例を表すブロック図である。 第2実施形態のクリーニング装置の制御部で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。 第3実施形態の画像形成装置におけるヘッドのクリーニングに係わる機能の電気的な構成の一例を表すブロック図である。 第3実施形態のクリーニング装置の制御部で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。 第4実施形態の画像形成装置におけるヘッドのクリーニングに係わる機能の電気的な構成の一例を表すブロック図である。 第4実施形態のクリーニング装置の制御部で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。 第5実施形態の画像形成装置におけるヘッドのクリーニングに係わる機能の電気的な構成の一例を表すブロック図である。 第5実施形態のクリーニング装置の制御部で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。 第6実施形態の画像形成装置におけるヘッドのクリーニングに係わる機能の電気的な構成の一例を表すブロック図である。 第6実施形態のクリーニング装置の制御部で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は本発明を限定するものではない。
まず、本発明が適用される画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置に備えられた画像形成部の全体構成の一例を示した構成図である。
画像形成装置10の画像形成部11は、描画部16の描画ドラム70に保持された記録媒体24(便宜上「用紙」と呼ぶ場合がある。)にヘッド72M(マゼンタ)、72K(黒)、72C(シアン)、72Y(イエロー)の各々からインクを打滴して所望のカラー画像を形成する画像形成装置である。本実施形態の画像形成装置10は、インクの打滴前に記録媒体24上に処理液を付与し、処理液とインク液を反応させて記録媒体24上に画像形成を行なう2液反応方式が適用された画像形成装置である。なお、以下では、個々を区別せずに総称する場合は、CMYKの符号を省略する場合がある。
図1に示すように、画像形成部11は、主として、給紙部12、処理液付与部14、描画部16、乾燥部18、定着部20、及び排出部22を備えている。
給紙部12は、記録媒体24を処理液付与部14に供給する。給紙部12には、記録媒体24を収納する給紙トレイ50が設けられ、この給紙トレイ50から記録媒体24が一枚ずつ処理液付与部14に給紙される。
本実施形態の画像形成装置10では、記録媒体24として、紙種や大きさ(用紙サイズ)の異なる複数種類の記録媒体24を使用することができる。給紙部12において各種の記録媒体をそれぞれ区別して集積する複数の用紙トレイ(図示省略)を備え、複数の用紙トレイの中から給紙トレイ50に送る用紙を自動で切り換える態様も可能であるし、必要に応じてオペレータが用紙トレイを選択し、若しくは交換する態様も可能である。なお、本実施形態では、記録媒体24として、枚葉紙(カット紙)を用いるが、連続用紙(ロール紙)から必要なサイズに切断して給紙する構成も可能である。また、記録媒体24として用いる媒体は特に限定されず、例えば、上質紙、コート紙、及びアート紙等のセルロースを主体とする紙等が挙げられる。
処理液付与部14は、記録媒体24の記録面に処理液を付与する。処理液は、描画部16で付与されるインク中の色材を凝集させる色材凝集剤を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
図1に示すように、処理液付与部14は、給紙胴52、処理液ドラム54、及び処理液塗布装置56を備えている。処理液ドラム54は、外周面に記録媒体24を保持した状態で回転し、記録媒体24を搬送させる。処理液ドラム54の外側には、外周面に対向する位置に処理液塗布装置56が設けられている。処理液塗布装置56は、処理液が貯留された処理液容器(図示省略)を備えており、処理容器に収納された処理液を計量しながら記録媒体24に塗布する。
処理液付与部14で処理液が付与された記録媒体24は、処理液ドラム54から中間搬送部26を介して描画部16の描画ドラム70へ受け渡される。
描画部16は、描画ドラム70、用紙抑えローラ74、及びヘッド72M、72K、72C、72Yを備えている。記録媒体24は、描画ドラム70の外周面に記録面を外側に向けて保持された状態で搬送され、記録面にヘッド72M、72K、72C、72Yからインクが付与される。
本実施形態のヘッド72M、72K、72C、72Yは各々、記録媒体24における画像形成領域の最大幅に対応する長さを有するフルライン型のインクジェット方式のヘッドである。インク吐出面には、画像形成領域の全幅にわたってインク吐出用のノズルが複数配列されたノズル列が形成されている(詳細後述)。
描画ドラム70上に保持された記録媒体24の記録面に向けてヘッド72M、72K、72C、72Yの各々から、対応する色のインクの液滴が吐出されることにより、処理液付与部14で予め記録面に付与された処理液にインクが接触し、インク中に分散する色材が凝集され、色材の凝集体が形成される。これにより、記録媒体24上での色材流れなどが防止され、記録媒体24の記録面に画像が形成される。
なお、本実施形態では、CMYKの4色の構成を例示したが、インクの色や色数の組合せについては特に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、及び特別色インク等を追加してもよい。例えば、ライトシアン及びライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するヘッドを追加する構成も可能であり、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
描画部16で画像が形成された記録媒体24は、描画ドラム70から中間搬送部28を介して乾燥部18の乾燥ドラム76へ受け渡される。
乾燥部18は、色材の凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる。図1に示すように乾燥部18は、乾燥ドラム76、及び溶媒乾燥装置78を備えている。記録媒体24は、乾燥ドラム76の外周面に記録面を外側に向けた状態に保持されて搬送される。溶媒乾燥装置78は、乾燥ドラム76の外周面に対向する位置に配置されており、記録媒体24に向けて温風を吹き付ける。
乾燥部18で乾燥処理が行なわれた記録媒体24は、乾燥ドラム76から中間搬送部30を介して定着部20の定着ドラム84へ受け渡される。
定着部20は、定着ドラム84の外周面に、ハロゲンヒータ86、定着ローラ88、及びインラインセンサ90が設けられている。記録媒体24は、定着ドラム84の外周面に記録面を外側に向けた状態に保持されて搬送される。
ハロゲンヒータ86は、記録媒体24を予備加熱する。定着ローラ88は、記録媒体24を加熱及び加圧する。インラインセンサ90は、記録媒体24に定着された画像について、チェックパターンや水分量、表面温度、及び光沢度等を計測するためのものであり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ等が用いられる。
図1に示すように、定着部20に続いて排出部22が設けられている。排出部22は、排出トレイ92を備えており、排出トレイ92と定着部20の定着ドラム84との間に、渡し胴94、搬送ベルト96、及び張架ローラ98が設けられている。記録媒体24は、渡し胴94により搬送ベルト96に送られ、排出トレイ92に排出される。
また、図1における記載を省略したが、本実施形態の画像形成装置10には、上記構成の他、各ヘッド72にインクを供給するインク装填部、及び処理液付与部14に対して処理液を供給する手段を備えるとともに、各ヘッド72のクリーニング(吐出面のワイピング、パージ、ノズル吸引等)を行なうヘッドメンテナンス部、用紙搬送路上における記録媒体24の位置を検出する位置検出センサ、及び装置各部の温度を検出する温度センサ等を備えている。
図2は、ヘッド72の構造例を示す平面図であり、ヘッド72を吐出面72A側から見た図である。
図2に示すように、ヘッド72はn個のヘッドモジュール72-i(i=1,2,3,…,n)を長手方向(記録媒体24(図1参照)の搬送方向と直交する方向)に沿ってつなぎ合わせた構造を有し、記録媒体の全幅に対応する長さにわたって複数のノズル151が設けられている。本実施形態のノズル151が、本開示の吐出部の一例である。
各ヘッドモジュール72-iは、ヘッド72における短手方向の両側からウイング部72Bによって支持されている。ウイング部72Bを設けることで、吐出面72Aを保護することができる。また、ヘッド72の長手方向における両端部はヘッド支持部材72Dによって支持されている。
図2に示すように、各ヘッドモジュール72-i(n番目のヘッドモジュール72-n)は、複数のノズルがマトリクス状に配列された構造を有している。ヘッドモジュール72-iは、複数のノズル151が一列に並べられたノズル列151Aを有している。
図2に示すように、本実施形態の画像形成部11では、インク吐出口であるノズル151と、各ノズル151に対応する圧力室152等を含む複数のインク室ユニット153がマトリクス状に(2次元的に)配置されている。なお、ノズルの配置構造は図1に示した例に限定されず、例えば、副走査方向に一列のノズル列を有する配置構造等、様々なノズル配置構造を適用できる。
次に本実施形態の画像形成装置10における画像形成部11のヘッド72のクリーニングにおける構成について説明する。
図3に示すように、ヘッド72は、ヘッド支持フレーム240に取り付けられた状態で、描画ドラム70の周囲に配置されている。
ヘッド支持フレーム240は、描画ドラム70の回転軸218と交差して設けられた一対のサイドプレート242L、242Rと、一対のサイドプレート242L、242Rを上端部で連結する連結フレーム244とで構成されている。
一対のサイドプレート242L、242Rは、板状に形成されており、描画ドラム70を挟んで互いに対向する位置に配置されている。一対のサイドプレート242L、242Rの内側には、ヘッド72を取り付けるための取付部246が設けられている。ヘッド72は、両端に形成された被取付部248を取付部246に固定することにより、ヘッド支持フレーム240に取り付けられる。
ヘッド支持フレーム240は、ガイドレール(図示省略)にガイドされて、描画ドラム70の回転軸218と平行にスライド移動自在に設けられている。そして、送りネジ機構等のヘッド移動機構602(図5参照)によって、図3に実線で示す「画像形成位置α」と図3に破線で示す「メンテナンス位置β」との間を移動する。なお、本実施形態の画像形成装置αが本開示の第1の位置の一例であり、メンテナンス位置βが本開示の第2の位置の一例である。
ヘッド72は、ヘッド支持フレーム240が画像形成位置αに位置されると、描画ドラム70の周囲に配置され、画像形成が可能な状態になる。
メンテナンス位置βは、ヘッド72が描画ドラム70から退避する位置に設定される。メンテナンス位置βには、ヘッド72を保湿するための保湿ユニット250が設けられる。
保湿ユニット250には、ヘッド72の吐出面を覆うキャップ252が備えられている。画像形成装置10を長時間停止する場合等は、キャップ252で吐出面が覆われる。これにより、乾燥による不吐出が防止される。なお、キャップ252には、ノズル内を加圧及び吸引するための加圧吸引機構(図示省略)が備えられている。また、キャップ252には、内部に洗浄液を供給するための洗浄液供給機構(図示省略)が備えられている。
キャップ252の下方位置には廃液トレイ254が配置されている。キャップ252に供給された洗浄液は、廃液トレイ254に廃棄され、廃液回収配管256を介して廃液タンク258に回収される。
画像形成位置αとメンテナンス位置βとの間には、ヘッド72の吐出面72Aをクリーニングするためのクリーニング装置200が設けられている。ヘッド72は、画像形成位置αとメンテナンス位置βとの間を移動する過程で、クリーニング装置200によって吐出面72Aがクリーニングされる。
本実施形態のクリーニング装置200は、吐出面払拭装置100と制御部500(図5参照)と、を備えている。
吐出面払拭装置100は、ヘッド72の吐出面72Aを払拭ウェブにより払拭する。本実施形態の吐出面払拭装置100が、本開示のクリーニング部の一例である。吐出面払拭装置100は、ヘッド72(ヘッド支持フレーム240)の移動経路上に配置されており、ヘッド72がメンテナンス位置βと画像形成位置αとを移動する間に、払拭ウェブで吐出面72Aを払拭する。
本実施形態の吐出面払拭装置100の一例の構成について図4を参照して詳細に説明する。図4は、吐出面払拭装置100の一例の正面部分断面図である。
図4に示すように、吐出面払拭装置100は、押圧ローラ118に帯状に形成された払拭ウェブ110を巻き掛け、押圧ローラ118に巻き掛けた払拭ウェブ110をヘッドの吐出面72Aに接触させて払拭することにより、吐出面72Aのクリーニングを行う。吐出面72Aのクリーニングは、ヘッド72を図3に示すメンテナンス位置βと画像記録装置αとの間で移動させると共に、払拭ウェブ110を吐出面72Aに押し当てながら走行させることにより行う。なお、本実施形態の払拭ウェブ110が、本開示の払拭部材の一例である。
吐出面払拭装置100は、押圧ローラ118と、払拭ウェブ110を繰り出す繰出軸114と、払拭ウェブ110を巻き取る巻取軸116と、前段ガイド120と、後段ガイド122と、払拭ウェブ110を搬送するグリッドローラ124とを備えている。繰出軸114等に巻き掛けられた払拭ウェブ110は、ケース112内に収納されている。
払拭ウェブ110には、例えば、PET(polyethylene terephthalate;ポリエチレンテレフタラート)、PE(polyethylene;ポリエチレン)、NY(nylon;ナイロン)、及びアクリル等の極微細繊維を用いた編みまたは織りからなるシートが用いられ、払拭対象とするヘッド72の吐出面72Aの幅に対応した幅を有する帯状に形成されている。
押圧ローラ118は、ヘッド72の吐出面72Aに対して平行な位置に配置されている。
前段ガイド120は、押圧ローラ118に、繰出軸114から繰り出された払拭ウェブ110を巻き掛けるためのガイドをする。一方、後段ガイド122は、巻取軸116が、押圧ローラ118に巻き掛けられた払拭ウェブ110を巻き取るためのガイドをする。前段ガイド120と後段ガイド122とは、押圧ローラ118を挟んで対称に配置されている。本実施形態の吐出面払拭装置100では、前段ガイド120と後段ガイド122とは、段階的に払拭ウェブ110の走行方向を切り換えることにより、押圧ローラ118が、払拭ウェブ110を無理なく巻き掛けるためのガイドをする。
グリッドローラ124は、巻取軸116と平行(=水平面と平行)に設けられている。
本実施の形態の吐出面払拭装置100では、巻取軸116を回転駆動するとともに、グリッドローラ124を回転駆動することにより、払拭ウェブ110を繰出軸114から巻取軸116に向けて走行させる。
グリッドローラギア186を回転させるための駆動ギア189の回転軸191は、モータ194(図5参照)の出力軸に取り付けられている。モータ194は、例えば、パルスモータで構成される。モータ194の駆動は、制御部500(図5参照)によって制御される。
モータ194により駆動ギア189を回転させることにより、グリッドローラギア186及び回転伝達ギア188を介して回転が伝達され、巻取軸ギア158が回転する。
巻取軸ギア158及びグリッドローラギア186が回転することにより、巻取軸ギア158に連結された巻取軸116と、グリッドローラギア186に連結されたグリッドローラ124とが回転する。そして、巻取軸116とグリッドローラ124が回転することにより、繰出軸114に装着された繰出コア138から払拭ウェブ110が繰り出され、予め定められた走行経路を通って巻取軸116に装着された巻取コア142に巻き取られる。
また、本実施形態の吐出面払拭装置100は、繰出コア138には回転伝達ギア139が連結されており、回転伝達ギア139には、回転伝達ギア141を介して、停止ギア143の回転が伝達される。停止ギア143の回転軸145にはブレーキ512(図5参照)が連結されている。本実施形態の吐出面払拭装置100では、払拭ウェブ110の搬送速度を遅くする制御を行う場合、制御部500がブレーキ512により、繰出コア138の回転速度を低下させる制御を行うことで、払拭ウェブ110の搬送速度を遅くする。
また、図4に示すように、吐出面払拭装置100は、払拭ウェブ110に洗浄液を付与する洗浄液付与ノズル300を備え、付与された洗浄液が浸透した払拭ウェブ110により吐出面を払拭することにより、吐出面のクリーニングを行なうことができる。洗浄液付与ノズル300は、吐出面払拭装置100の上方に設けられている。
ポンプ510が洗浄液を供給するための洗浄液供給流路304A及び304Bを介して、図示を省略した洗浄液が蓄えられたタンクと洗浄液付与ノズル300とを接続する。本実施形態の吐出面払拭装置100では、制御部500がポンプ510の駆動を制御することにより、洗浄液付与ノズル300から払拭ウェブ110に付与される洗浄液の量、即ち、払拭ウェブ110に浸透させる洗浄液の量を制御する。
なお、洗浄液付与ノズル300の先端の位置及び形状等は、本実施形態に限定されず、例えば、払拭ウェブ110の幅方向全面に洗浄液を付与する洗浄液ノズルであってもよい。また、払拭ウェブ110に洗浄液を付与させる方法としては、洗浄液付与ノズル300から滴下する方法に限定されず、例えばスプレーまたはローラにより払拭ウェブ110に洗浄液を付与する方法を適用してもよい。
また、本実施形態のクリーニング装置200は、図4に示すように、光センサ520及び位置センサ524が吐出面払拭装置100の画像形成位置α側に設けられている。また、光センサ522及び位置センサ526が吐出面払拭装置100のメンテナンス位置β側に設けられている。
光センサ520及び光センサ522は、ヘッド72の吐出面72Aに付着したインクの付着状態を検出するために用いられる光センサである。本実施形態の光センサ520及び光センサ522が、本開示の状態検出部の一例である。本実施形態の光センサ520及び光センサ522は、ヘッド72の吐出面72Aのノズル151の周辺に対して光を照射し、その反射光の光量を検出結果として出力する。吐出面72Aに付着したインクの量が多いほど、反射光の光量は少なくなる。なお、本実施形態において、光センサ520が光を照射するノズル151の周辺とは、複数のノズル151を含む吐出面72Aの領域のことをいい、具体的な領域の大きさは任意である。また、「ミスト付着状態」とは、インクのミスト(本実施形態では、単に「ミスト」という)の付着量及び付着されている位置等を含む。本実施形態のミスト付着状態が本開示の制御情報の一例である。
位置センサ524及び位置センサ526は、ヘッド72のエッジの位置を検出するために用いられるセンサであり、例えば光センサ等を適用することができる。なお、本実施形態のクリーニング装置200と異なり、例えば、ヘッド72の中央部の位置を検出するものであってもよい。本実施形態の位置センサ524及び位置センサ526が、本開示の検出部の一例である。
次に、本実施形態の画像形成装置10におけるヘッド72のクリーニングに関わる機能について、図5を参照して説明する。図5には、本実施形態の画像形成装置10におけるヘッド72のクリーニングに関わる機能の構成の一例を表すブロック図を示す。
図5に示すように、画像形成装置10は、本体全体を制御する本体制御部600と、ヘッド移動機構602と、記憶部604と、通信I/F(Interface)606と、を備えている。本体制御部600、ヘッド移動機構602、記憶部604、通信I/F606、及び画像形成部11は、システムバスやコントロールバス等のバス609を介して相互に信号の授受が可能に接続されている。
本実施形態の本体制御部600は、CPU(Central Processing Unit)600A、ROM(Read Only Memory)600B、及びRAM(Random Access Memory)600Cを備える。ROM600Bには、CPU600Aで実行される各種のプログラム等が予め記憶されている。RAM600Cは、各種データを一時的に記憶する。
記憶部604には、画像形成部11で画像を形成した記録媒体の数(画像形成枚数)、及びその他の各種情報等が記憶される。記憶部604の具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が挙げられる。
通信I/F606は、無線通信または有線通信により、クリーニング装置200及び図示を省略した外部の装置との間で各種情報の通信を行う。
一方、クリーニング装置200は、制御部500と、記憶部504と、通信I/F506と、上記光センサ520、光センサ522、位置センサ524、及び位置センサ526と、を備えている。制御部500、記憶部504、通信I/F506、光センサ520、光センサ522、位置センサ524、位置センサ526、及び上述の吐出面払拭装置100のモータ194、ブレーキ512、及びポンプ510は、システムバスやコントロールバス等のバス509を介して相互に信号の授受が可能に接続されている。
制御部500は、吐出面払拭装置100の動作を制御する。本実施形態の制御部500は、CPU500A、ROM500B、及びRAM500Cを備える。ROM500Bには、CPU500Aで実行されるクリーニング制御処理のプログラム等が予め記憶されている。RAM500Cは、各種データを一時的に記憶する。本実施形態のクリーニング制御処理のプログラムが本開示の制御プログラムの一例である。
なお、制御部500の配置場所は特に限定されず、例えば、図5に示すように制御部500は、吐出面払拭装置100の外部に設けられていてもよい。また例えば、制御部500は、吐出面払拭装置100の内部に設けられていてもよい。
記憶部504には、ミスト付着状態、ミスト付着状態と洗浄液の量及び搬送速度との対応関係を表す情報550(詳細後述)、及びその他の各種情報等が記憶される。記憶部504の具体例としては、HDDやSSD等が挙げられる。
通信I/F506は、無線通信または有線通信により、本体制御部600との間で各種情報の通信を行う。
次に、図6及び図7を参照して、本実施形態のクリーニング装置200による、ヘッド72のクリーニング動作について説明する。本実施形態のクリーニング装置200は、本体制御部600から独立して、クリーニング動作を実行する。図6は、制御部500と本体制御部600とにおけるクリーニング動作に関するタイムチャートである。また、図7は、制御部500で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。
本実施形態の画像形成装置10では、電源が投入されると、本体制御部600が、クリーニング装置200に起動指示を送信する(図6、S10)。クリーニング装置200は、受信した起動指示に応じて起動し、制御部500が、図7に示した、クリーニング制御処理を実行する。具体的には、クリーニング装置200が起動すると、本実施形態のクリーニング装置200のCPU500Aは、ROM500Bからクリーニング制御処理プログラムを読み出して一RAM500Cに展開して実行することにより、図7に一例を示した、クリーニング制御処理を実行する。CPU500Aは、クリーニング制御処理プログラムを実行することにより、本開示の制御部及び問合部の一例として機能する。
ステップS100で制御部500は、問い合わせタイミングであるか否かを判定する。本実施形態の制御部500は、予め定められた問い合わせタイミングになった場合に、本体制御部600にクリーニングを行うか否かを判定するために用いる情報を問い合わせる。
本実施形態では、本体制御部600に上記問い合わせを行う問い合わせタイミングを、本体制御部600から画像形成終了連絡を受信した場合(図6、S18、S24)、及びクリーニング装置200が起動した場合としているが、画像形成部11が記録媒体24に画像を形成する画像形成動作の実行中ではないタイミングであれば、特に限定されない。また、問い合わせる内容についても、クリーニング動作を行うか否かを判定することが可能な情報ならば特に限定されない。本実施形態では具体例として、前回のクリーニング動作を終了してから、画像形成部11において記録媒体24に画像を形成した数(画像形成枚数)を表す情報としているが、例えば、画像形成部11の駆動時間、ジャム発生の有無等であってもよい。
問い合わせタイミングに達するまで、ステップS100の判定が否定判定となり、問い合わせタイミングに達した場合、ステップS100の判定が肯定判定となり、ステップS102へ移行する。
ステップS102で制御部500は、本体制御部600に、問い合わせを行う(図6、S12、S20、S26)。本体制御部600は、この制御部500からの問い合わせに応じて、前回クリーニング動作を終了してからの画像形成枚数を制御部500に対して問い合わせ結果として送信する(図6、S14、S22、S28)。
問い合わせ結果を受信した制御部500は、次のステップS104で、クリーニングを開始するか否かを判定する。本実施形態では一例として上述のように、制御部500は、問い合わせ結果が表す画像形成枚枚数が、予め定められた閾値以上であるか否かに基づいてクリーニングを開始するか否かを判定する。画像形成枚数が閾値未満の場合、ステップS104の判定が否定判定となり、ステップS100に戻る。
一方、画像形成枚数が閾値以上である場合、ステップS104の判定が肯定判定となり、ステップS106へ移行する。なお、本実施形態では、ステップS104で肯定判定となった場合、制御部500は、吐出面払拭装置100をスタンバイ状態にさせる。スタンバイ状態に移行すると吐出面払拭装置100は、例えば、モータ194の電源をオン状態にする等、クリーニング動作を速やかに開始するための動作を行う。
ステップS106で制御部500は、記憶部504にミスト付着状態を表す情報が記憶されているか否かを判定する。
記憶部504にミスト付着状態を表す情報が記憶されていない場合、ステップS106の判定が否定判定となり、ステップS108へ移行する。例えば、初めてクリーニング装置200によりクリーニング動作を行う場合は、記憶部504にミスト付着状態を表す情報が記憶されていないため、ステップS106の判定が否定判定となる。
ステップS108で制御部500は、払拭ウェブ110に浸透させる洗浄液の量及び搬送速度を予め定められた初期値に決定した後、ステップS114へ移行する。なお、図示省略を省略したが、本実施形態のクリーニング装置200では、洗浄液の量及び搬送速度各々の初期値は、記憶部504に記憶されている。
一方、記憶部504にミスト付着状態を表す情報が記憶されている場合、ステップS106の判定が肯定判定となり、ステップS110へ移行する。
ステップS110で制御部500は、記憶部504からミスト付着状態を表す情報を取得する。次のステップS112で制御部500は、取得した付着状態に基づいて、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度を決定する。具体的には、記憶部504に記憶されている情報550を参照し、取得した付着状態に対応する洗浄駅の量及び払拭ウェブ110の搬送速度に決定する。なお、本実施形態の情報550は、ミストの付着状態が多くなるほど、吐出面72Aに固着しているインク量が多くなるため、固着しているインクを溶融させるために洗浄液の量を多くし、また搬送速度を速くする制御を行うための情報である。本実施形態の吐出面払拭装置100では、払拭ウェブ110の搬送速度を速くすることにより、より多くの払拭ウェブ110で吐出面72Aで払拭することが可能となる。
一方、本体制御部600は、上記画像形成枚数が閾値以上となったか否かを判定し、閾値以上となった場合、ヘッド移動機構602によりヘッド72を画像形成位置αからメンテナンス位置βまで移動させる(往路)。
本体制御部600の制御によりヘッド72が移動するため、次のステップS114で制御部500は、ヘッド72がクリーニング開始位置に達したか否かを判定する。本実施形態では制御部500は、位置センサ524または位置センサ526がヘッド72を検出した場合、クリーニング開始位置に達したと判定する。ヘッド72がクリーニング開始位置に達するまでステップS114の判定が否定判定となり、クリーニング開始位置に達するとステップS114の判定が肯定判定となり、ステップS116へ移行する。
ステップS116で制御部500は、上記ステップS108またはS112で決定した洗浄液の量及び搬送速度に応じて、クリーニング装置200のモータ194、ポンプ510、及びブレーキ512を制御して、クリーニング動作を開始させる。
次のステップS118で制御部500は、ヘッド72がクリーニング終了位置に達したか否かを判定する。本実施形態では制御部500は、位置センサ524または位置センサ526がヘッド72を検出した場合、クリーニング終了位置に達したと判定する。ヘッド72がクリーニング終了位置に達するまでステップS11の判定が否定判定となる。一方、ヘッド72がクリーニング終了位置に達するとステップS11の判定が肯定判定となり、ステップS120へ移行する。
ステップS120で制御部500は、クリーニング装置200に、クリーニング動作を停止させる。
次のステップS122で制御部500は、ヘッド72が復路を移動したか否かを判定する。位置センサ524が位置センサ526よりも先にヘッド72を検出した場合、往路であると判定するため、ステップS122の判定が否定判定となり、ステップS114に戻る。
本体制御部600は、ヘッド72をメンテナンス位置βまで移動させた後、予め定められたタイミングで、メンテナンス位置βから画像形成位置αまで移動させる(復路)。
制御部500は、上記ステップS114~S120の処理を繰り返すことにより、復路におけるヘッド72のクリーニング動作を行う。
一方、位置センサ526が位置センサ524よりも先にヘッド72を検出した場合、復路であると判定するため、ステップS122の判定が肯定判定となり、ステップS124へ移行する。
ステップS124で制御部500は、ヘッド72の吐出面72Aにおけるミスト付着状態を導出し、記憶部504に記憶させる。具体的には、制御部500は、復路において光センサ520が検出した吐出面72Aからの反射光の光量を検出結果として取得し、取得した検出結果に基づいて、吐出面72Aにおけるミスト付着状態を導出する。
次のステップS126で制御部500は、クリーニング動作が終了したことを表すクリーニング動作終了連絡を本体制御部600に送信する(図6、S16、S30)。本実施形態のクリーニング動作終了連絡には、クリーニング動作が正常に終了したか、また、正常に終了しなかった(エラーが発生した)かを表す情報が含まれる。本実施形態のクリーニング装置200では、例えば、モータ194、ポンプ510、及びブレーキ512等に故障が生じた場合、払拭ウェブ110や洗浄液等が不足した状態をエラー状態として検出し、正常に終了しなかったと判断している。
本体制御部600は、クリーニング装置200から受信したクリーニング動作終了連絡に正常に終了しなかったことを表す情報が含まれる場合、その旨をユーザ(オペレータ)に報知する。
なお、制御部500は、光センサ520の検出結果に基づいて導出したミスト付着状態におけるミストの付着量が予め定められた閾値以上の場合、再びクリーニング動作を実行する旨の指示を含むクリーニング動作終了連絡を本体制御部600に送信し、再びヘッド72のクリーニング動作を行う形態としてもよい。
次のステップS128で制御部500は、本クリーニング制御処理を終了するか否かを判定する。本実施形態の画像形成装置10では、電源をオフ状態にする場合、本体制御部600が、クリーニング装置200に終了指示信号を送信する(図6、S32)。制御部500は、終了指示を受信していない場合、ステップS128の判定が否定判定となり、ステップS100に戻る。一方、終了指示を受信した場合、ステップS128の判定が肯定判定となり、本クリーニング制御処理を終了する。
このように本実施形態のクリーニング装置200によれば、制御部500の制御により、吐出面72Aにおけるミスト付着状態に応じて、クリーニング動作を行う。従って、本実施形態のクリーニング装置200によれば、例えば、多くのミストが吐出面72Aに固着している場合、より多くの洗浄液を浸透させた払拭ウェブ110により吐出面72Aを払拭することができる。
なお、光センサ520と光センサ522のうち、光センサ520のみを設ける構成としてもよいが、光センサ520及び光センサ522を設けておき、光センサ520の検出結果に基づいて導出したミスト付着状態と、光センサ522の検出結果に基づいて導出したミスト付着状態とを比較することにより、吐出面払拭装置100によるクリーニング精度を判定することが可能となる。
なお、本実施形態では、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度の両方を制御する形態について説明したが、いずれか一方のみを制御する形態であってもよい。
[第2実施形態]
次に、図8及び図9を参照して本実施形態について説明する。本実施形態では、クリーニング装置200が、吐出面72Aを払拭後の払拭ウェブ110の状態(汚れ具合)を制御情報とし、制御情報に応じて、クリーニング動作を制御する形態について説明する。
本実施形態の画像形成装置10の画像形成部11の構成は第1実施形態の画像形成部11の構成(図1参照)と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、クリーニング装置200の構成の一部が異なるため、異なる構成について、図8に示した、本実施形態の画像形成装置10におけるヘッド72のクリーニングに関わる機能の構成の一例を表すブロック図を参照して説明する。
図8に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、光センサ520及び光センサ522に代わり、撮像部530を備えている点で第1実施形態のクリーニング装置200(図5参照)と異なっている。撮像部530は、いわゆるデジタルカメラ等であり、吐出面72Aを払拭した払拭ウェブ110を巻き取る経路に対向する位置に設けられている。
また、図8に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、記憶部504に、吐出面72Aを払拭後の払拭ウェブ110を撮像した複数の画像を機械学習することにより得られた払拭ウェブ110の払拭跡の情報552が記憶されている点で、第1実施形態のクリーニング装置200と異なっている。
また、図9は、制御部500で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。図9に示すように本実施形態のクリーニング制御処理は、ステップS106、S110、及びS112に代わり、ステップS107、S111、及びS113の処理を含む点で第1実施形態のクリーニング制御処理(図7参照)と異なっている。
本実施形態のクリーニング装置200では、図9に示すようにクリーニングを開始するとステップS107で制御部500は、記憶部504に払拭ウェブ110を撮像部530により撮像したウェブ画像が記憶されているか否かを判定する。
記憶部504にウェブ画像が記憶されていない場合、ステップS107の判定が否定判定となり、ステップS108へ移行する。例えば、初めてクリーニング装置200によりクリーニング動作を行う場合は、記憶部504にウェブ画像が記憶されていないため、ステップS107の判定が否定判定となる。
一方、記憶部504にウェブ画像が記憶されている場合、ステップS107の判定が工程判定となり、ステップS111へ移行する。ステップS111で制御部500は、記憶部504からウェブ画像を取得する。
次のステップS113で制御部500は、上記ステップS111で取得したウェブ画像と、記憶部504に記憶されている情報552とを比較し、比較結果に基づいて、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度を決定する。なお、比較結果と、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度との対応関係は任意であるが、例えば、払拭ウェブ110に付着しているミスト量が多い程、吐出面72Aが汚れていると判断し、洗浄液の量を多くし、かつ搬送速度を速くする形態としてもよい。
また、図9に示すように本実施形態のクリーニング制御処理は、ステップS118とステップS120との間にステップS119の処理を含み、ステップS124の処理を含まない点で第1実施形態のクリーニング制御処理(図7参照)と異なっている。
ステップS119で制御部500は、撮像部530に払拭ウェブ110を撮影させ、撮像部530が撮影したウェブ画像を取得して、記憶部504に記憶させる。
このように本実施形態のクリーニング装置200によれば、吐出面72Aを払拭後の払拭ウェブ110の状態(汚れ具合)に応じた洗浄液の量及び搬送速度によりクリーニング動作を行う。従って、吐出面72Aが汚れている場合、より多くの洗浄液を浸透させた、より多くの払拭ウェブ110により吐出面72Aを払拭することができる。
なお、本実施形態では、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度の両方を制御する形態について説明したが、いずれか一方のみを制御する形態であってもよい。
[第3実施形態]
次に、図10及び図11を参照して本実施形態について説明する。本実施形態では、クリーニング装置200が、前回のクリーニング動作、具体的には往路及び復路の一連のクリーニング動作を行ってからの経過時間(以下、単に「経過時間」という)を制御情報とし、制御情報に応じて、クリーニング動作を制御する形態について説明する。
本実施形態の画像形成装置10の画像形成部11の構成は第1実施形態の画像形成部11の構成(図1参照)と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、クリーニング装置200の構成の一部が異なるため、異なる構成について、図10に示した、本実施形態の画像形成装置10におけるヘッド72のクリーニングに関わる機能の構成の一例を表すブロック図を参照して説明する。
図10に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、光センサ520及び光センサ522に代わり、時間計測部527を備えている点で第1実施形態のクリーニング装置200(図5参照)と異なっている。時間計測部527は、いわゆる時計等であり、現在の日時の計測が可能である。
また、図10に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、記憶部504に、前回クリーニング動作を終了したタイミング(日時)を表す情報560A、及び経過時間と搬送速度との対応関係を表す情報560Bが記憶されている点で、第1実施形態のクリーニング装置200と異なっている。本実施形態の情報560Bは、経過時間が長いほど、ヘッド72が汚れている(インクの付着量が多い)懸念が高いため、より多くの払拭ウェブ110で吐出面72Aを払拭するために払拭ウェブ110の搬送速度を速くするための情報である。
また、図11は、制御部500で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。図11に示すように本実施形態のクリーニング制御処理は、ステップS106~S112に代わり、ステップS105及びS109の処理を含む点で第1実施形態のクリーニング制御処理(図7参照)と異なっている。
本実施形態のクリーニング装置200では、図11に示すようにクリーニングを開始するとステップS105で制御部500は、時間計測部527から経過時間を取得する。具体的には、制御部500は、まず、時間計測部527から現在のタイミング(日時)を取得し、さらに記憶部504から情報560Aを取得して、経過時間を導出する。
次のステップS109で制御部500は、上記ステップS105で導出した経過時間に基づいて、払拭ウェブ110の搬送速度を決定する。具体的には制御部500は、記憶部504に記憶されている情報560Bを参照し、上記ステップS105で導出した経過時間に対応する搬送速度を払拭ウェブ110の搬送速度として決定する。
また、図11に示すように本実施形態のクリーニング制御処理は、ステップS124の代わりに、ステップS125の処理を含む点で第1実施形態のクリーニング制御処理(図7参照)と異なっている。
往路及び復路のクリーニング動作が終了するとステップS125で制御部500は、時間計測部527から取得した現在の日時を表す情報を記憶部504に情報560Aとして記憶させる。
このように本実施形態のクリーニング装置200によれば、経過時間に応じた払拭ウェブ110の搬送速度によりクリーニング動作を行う。従って、経過時間が長くなることにより吐出面72Aが汚れている場合、より多くの払拭ウェブ110により吐出面72Aを払拭することができる。
また、本実施形態のクリーニング装置200によれば、経過時間が短いほど、払拭ウェブ110の搬送速度が遅くなるため、払拭ウェブ110の消費量が削減される。
なお、本実施形態では、払拭ウェブ110の搬送速度を制御する形態について説明したが、払拭ウェブ110の搬送速度に代えて洗浄液の量を制御する形態であってもよいし、払拭ウェブ110の搬送速度及び洗浄液の量の両方を制御する形態であってもよい。洗浄液の量を制御する形態の場合、経過時間が長くなるほど、洗浄液の量を多くすることが好ましい。
[第4実施形態]
次に、図12及び図14を参照して本実施形態について説明する。本実施形態では、クリーニング装置200が、ヘッド72が設けられた環境の露点を制御情報とし、制御情報に応じて、クリーニング動作を制御する形態について説明する。
本実施形態の画像形成装置10の画像形成部11の構成は第1実施形態の画像形成部11の構成(図1参照)と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、クリーニング装置200の構成の一部が異なるため、異なる構成について、図12に示した、本実施形態の画像形成装置10におけるヘッド72のクリーニングに関わる機能の構成の一例を表すブロック図を参照して説明する。
図12に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、光センサ520及び光センサ522に代わり温度センサ534及び湿度センサ536を備えている点で第1実施形態のクリーニング装置200(図5参照)と異なっている。本実施形態の温度センサ534及び湿度センサ536が、本開示の環境検出部の一例である。
温度センサ534は、ヘッド72の特に吐出面72Aの周辺の環境における温度を検出するためのものである。温度センサ534を設ける位置は特に限定されない。例えば、温度センサ534は、位置センサ524または位置センサ526の近傍に設けられていてもよい。この場合、ヘッド72が温度センサ534の近傍を移動している場合における、温度センサ534の検出結果を吐出面72Aの周辺の環境における温度とすればよい。また例えば、温度センサ534は、ヘッド72が画像形成位置αにある場合における、吐出面72Aの周辺に設けられていてもよい。
湿度センサ536は、ヘッド72の特に吐出面72Aの周辺の環境における湿度を検出するためのものである。湿度センサ536を設ける位置は特に限定されない。例えば、温度センサ534と同様に、湿度センサ536は、位置センサ524または位置センサ526の近傍に設けられていてもよい。この場合、ヘッド72が湿度センサ536の近傍を移動している場合における、湿度センサ536の検出結果を吐出面72Aの周辺の環境における湿度とすればよい。また例えば、湿度センサ536は、ヘッド72が画像形成位置αにある場合における、吐出面72Aの周辺に設けられていてもよい。
また、図10に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、記憶部504に、露点と洗浄液の量との対応関係を表す情報562が記憶されている点で、第1実施形態のクリーニング装置200と異なっている。本実施形態の情報562は、吐出面72Aの露点が高くなるほど、吐出面72Aが結露している可能性が高くなるため、より乾いた払拭ウェブ110で吐出面72Aを払拭するために、露点が高くなるほど洗浄液の量を基準量(本実施形態では、一例として初期値)よりも少なくするまたは、洗浄液を浸透させないこととするための情報である。
また、図13は、制御部500で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。図13に示すように本実施形態のクリーニング制御処理は、ステップS106~S112に代わり、ステップS105A~S105Eの処理を含み、ステップS124の処理を含まない点で第1実施形態のクリーニング制御処理(図7参照)と異なっている。
本実施形態のクリーニング装置200では、図11に示すようにクリーニングを開始するとステップS105Aで制御部500は、温度センサ534及び湿度センサ536から検出結果である温度及び湿度を取得する。次のステップS105Bで制御部500は、上記ステップS105Aで取得した温度及び湿度から露点を導出する。
次のステップS105Cで制御部500は、上記ステップS105Bで導出した露点が予め定められた露点閾値以上(露点≧露点閾値)であるか否かを判定する。予め定められた露点閾値とは、吐出面72Aの温度のことであり、インクの温度等によって異なる。吐出面72Aの温度に対して、上記ステップS105Bで導出した露点が高くなるほど、吐出面72Aが結露している可能性が高くなる。本実施形態では、吐出面72Aにおける結露の有無を推定するための基準となる露点閾値を予め定めておき、記憶部504に記憶させておく。
露点が露点閾値未満の場合、ステップS105Cの判定が否定判定となり、ステップS105Dに移行する。ステップS105Dで制御部500は、洗浄液の量を予め定められた初期値に決定した後、ステップS114へ移行する。なお、本実施形態のクリーニング装置200では、洗浄液の量の初期値は、記憶部504に予め記憶されている形態としている。
一方、露点が露点閾値以上の場合、ステップS105Cの判定が否定判定となり、ステップS105Eに移行する。ステップS105Eで制御部500は、上記ステップS105Bで導出した露点に基づいて洗浄液の量を決定する。具体的には制御部500は、記憶部504に記憶されている情報562を参照し、上記ステップS105Bで導出した露点に対応する洗浄液の量に決定する。
このように本実施形態のクリーニング装置200によれば、吐出面72Aが設けられた環境の露点に応じてクリーニング動作を行う。従って、露点が高くなることにより吐出面72Aの結露が生じている場合、乾いた払拭ウェブ110により吐出面72Aを払拭することができる。
なお、本実施形態では、払拭ウェブ110に浸透させる洗浄液の量を制御する形態について説明したが、洗浄液の量に代えて払拭ウェブ110の搬送速度を制御する形態であってもよいし、洗浄液の量及びの搬送速度の両方を制御する形態であってもよい。搬送速度を制御する形態の場合、露点が高くなるほど、多くの払拭ウェブ110で払拭するために搬送速度を速くすることが好ましい。
なお、本実施形態では、温度センサ534及び湿度センサ536を備える形態について説明したが、温度センサ534及び湿度センサ536に代えて、露点を測定するためのセンサを設ける形態であってもよい。
[第5実施形態]
次に、図14及び図15を参照して本実施形態について説明する。本実施形態では、クリーニング装置200が、払拭ウェブ110の種類を制御情報とし、制御情報に応じて、クリーニング動作を制御する形態について説明する。
本実施形態の画像形成装置10の画像形成部11の構成は第1実施形態の画像形成部11の構成(図1参照)と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、クリーニング装置200の構成の一部が異なるため、異なる構成について、図10に示した、本実施形態の画像形成装置10におけるヘッド72のクリーニングに関わる機能の構成の一例を表すブロック図を参照して説明する。
図14に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、光センサ520及び光センサ522に代わり読取センサ538を備えている点で第1実施形態のクリーニング装置200(図5参照)と異なっている。また、図14に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、記憶部504に、払拭ウェブ110の種類と、洗浄液の量及び搬送速度との対応関係を表す情報564が記憶されている点で、第1実施形態のクリーニング装置200と異なっている。
本実施形態では、払拭ウェブ110の種類に応じて、好ましい洗浄液の量及び搬送速度が異なるため、払拭ウェブ110の種類に応じた洗浄液の量及び搬送速度が予め定められている。例えば、払拭面に起毛状の凹凸を有する払拭ウェブ110の場合、起毛状の凹凸を有さない払拭ウェブ110に比べて、ノズル151の内部まで書き出す効果があるが、洗浄液の吸収量が多くなるため、起毛状の凹凸を有さない払拭ウェブ110に比べて洗浄液の量を多くする。そこで本実施形態のクリーニング装置200では、上記のように、払拭ウェブ110の種類と、洗浄液の量及び搬送速度との対応関係を表す情報564を記憶部504に記憶しておく。
なお、本実施形態では、一例として、払拭ウェブ110の端部に払拭ウェブ110の種類を表すバーコード等の識別情報が付与されている。そのため、読取センサ538は、払拭ウェブ110に付与された識別情報を読み取るためのセンサである。なお、クリーニングに用いる払拭ウェブ110の種類が特定できる形態であれば特に限定されるものではなく、例えば、払拭ウェブ110が巻き掛けられた繰出コア138に、払拭ウェブ110の種類を表す識別情報が付与しておき、読取センサ538が繰出コア138に付与されている識別情報を読み取る形態としてもよい。また例えば、ユーザが指示した払拭ウェブ110の種類を受付部(図示省略)により受け付ける形態としてもよい。この場合、読取センサ538を設けない構成とすることができる。
また、図15は、制御部500で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。図15に示すように本実施形態のクリーニング制御処理は、ステップS106~S112に代わり、ステップS105F、S105Gの処理を含み、ステップS124の処理を含まない点で第1実施形態のクリーニング制御処理(図7参照)と異なっている。
本実施形態のクリーニング装置200では、図15に示すようにクリーニングを開始するとステップS105Fで制御部500は、払拭ウェブ110の種類を特定する。上述したように本実施形態のクリーニング装置200では、読取センサ538で払拭ウェブ110の端部に付与された識別情報を読み取った読取結果に基づいて払拭ウェブ110の種類を特定する。
次のステップS105Gで制御部500は、上記ステップS105で特定した払拭ウェブ110の種類に基づいて、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度を決定する。具体的には制御部500は、記憶部504に記憶されている情報564を参照し、上記ステップS105Fで特定した払拭ウェブ110の種類に対応する洗浄液の量及び搬送速度に決定する。
このように本実施形態のクリーニング装置200によれば、吐出面72Aを払拭する払拭ウェブ110の種類に応じてクリーニング動作を行う。従って、本実施形態のクリーニング装置200によれば、払拭ウェブ110の種類に応じた最適な洗浄液の量及び搬送速度により、吐出面72Aを払拭することができる。
なお、本実施形態では、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度の両方を制御する形態について説明したが、いずれか一方のみを制御する形態であってもよい。
[第6実施形態]
次に、図16及び図17を参照して本実施形態について説明する。本実施形態では、クリーニング装置200が、ヘッド移動機構602によるヘッド72の移動速度を制御情報とし、制御情報に応じて、クリーニング動作を制御する形態について説明する。
本実施形態の画像形成装置10の画像形成部11の構成は第1実施形態の画像形成部11の構成(図1参照)と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、クリーニング装置200の構成の一部が異なるため、異なる構成について、図16に示した、本実施形態の画像形成装置10におけるヘッド72のクリーニングに関わる機能の構成の一例を表すブロック図を参照して説明する。
図16に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、光センサ520及び光を備えていない点で第1実施形態のクリーニング装置200(図5参照)と異なっている。また、図16に示すように、本実施形態のクリーニング装置200は、記憶部504に、ヘッド72の移動速度と、洗浄液の量及び搬送速度との対応関係を表す情報566が記憶されている点で、第1実施形態のクリーニング装置200と異なっている。
本実施形態の本体制御部600は、ヘッド72を画像形成位置αとメンテナンス位置βとの間をヘッド移動機構602が移動させる速度を予め定められた条件に応じて制御する。本実施形態では、予め定められた条件の一例として、ノズル151のパージの実行を採用している。ノズル151のパージを実行した場合、吐出面72Aには多くの液体状の(未だ殆ど固化していない)インクが大量に付着する。そのため、本実施形態の本体制御部600は、ノズル151のパージを行った場合、ヘッド移動機構602によるヘッド72の移動速度を通常よりも遅くする制御を行う。一方、本実施形態のクリーニング装置200の制御部500は、吐出面72Aに多くの液体状のインクが大量に付着している場合、より乾いた払拭ウェブ110をゆっくり搬送させる制御を行い、払拭ウェブ110にインクを十分にしみこませる。そこで本実施形態のクリーニング装置200では、上記のように、ヘッド72の移動速度と、洗浄液の量及び搬送速度との対応関係を表す情報566を記憶部504に記憶しておく。
また、図17は、制御部500で実行されるクリーニング制御処理の一例を表すフローチャートである。図17に示すように本実施形態のクリーニング制御処理は、ステップS106~S112、S124の処理を含まず、ステップS122とステップS114との間にステップS121A及びステップS121Bの処理を含む点で第1実施形態のクリーニング制御処理(図7参照)と異なっている。
なお、本実施形態のクリーニング装置200では、ステップS116でクリーニング動作を開始した場合における洗浄液の量及び搬送速度は、記憶部504に記憶されている初期値としている。そのため、往路におけるクリーニング動作は、初期値の洗浄液の量及び搬送速度を用いて行われる。
本実施形態のステップS132Aは、ステップS122で否定判定となった場合に移行する。ステップS123Aで制御部500は、位置センサ524及び位置センサ526の検出結果に基づいてヘッド72の移動速度を導出する。具体的には、位置センサ524がヘッド72のエッジを検出した時間と位置センサ526がヘッド72のエッジを検出した時間とから、ヘッド72のエッジが位置センサ524から位置センサ526まで移動した移動時間を導出する。そして、導出した移動時間と、予め得られている位置センサ524と位置センサ526との距離とからヘッド72の移動速度を導出する。
次のステップS123Bで制御部500は、上記ステップS123Aで導出したヘッド72の移動速度に基づいて、復路における洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度を決定した後、ステップS114へ以降する。具体的には制御部500は、記憶部504に記憶されている情報566を参照し、上記ステップS123Aで導出した移動速度に対応する洗浄液の量及び搬送速度を、復路における洗浄液の量及び搬送速度として決定する。なお、ステップS123Bで導出した洗浄液の量及び搬送速度の少なくとも一方が、往路における洗浄液の量及び搬送速度と異なる場合、ステップS123Bの処理を実行した段階で、復路におけるクリーニング動作が開始される前のスタンバイ状態において、洗浄液の量及び搬送速度の少なくとも一方を変更する制御を行う形態とすることが好ましい。
従って、復路におけるクリーニング動作では、上記ステップS123Bの処理により決定された洗浄液の量及び搬送速度によりクリーニング動作が行われる。
このように、本実施形態のクリーニング装置200によれば、ヘッド72の移動速度に応じた洗浄液の量及び搬送速度によりクリーニング動作を行う。従って、本実施形態のクリーニング装置200によれば、ノズル151のパージを行った場合等、ヘッド72の移動速度と吐出面72Aに付着するインクの状態とに対応関係が有る場合、吐出面72Aに付着するインクの状態に応じた洗浄液の量及び搬送速度により吐出面72Aを払拭することができる。
なお、本実施形態では、洗浄液の量及び払拭ウェブ110の搬送速度の両方を制御する形態について説明したが、いずれか一方のみを制御する形態であってもよい。
以上説明したように、上記各実施形態のクリーニング装置200は、インクを吐出する複数のノズル151が吐出面72Aに設けられたヘッド72の位置を検出する位置センサ524及び位置センサ526と、払拭ウェブ110により吐出面72Aをクリーニングする吐出面払拭装置100と、位置センサ524及び位置センサ526が検出したヘッド72の位置と制御情報とに応じて、吐出面払拭装置100による吐出面72Aのクリーニング動作を制御する制御部500と、を備える。
従って、上記各実施形態のクリーニング装置200によれば、本体制御部600から自立してクリーニング装置200自身の独立した制御により、ヘッド72の吐出面72Aのクリーニング動作を適切に行うことができる。
本実施形態のクリーニング装置200と異なり、クリーニング装置が本体制御部600の制御下でクリーニング動作を行う場合、制御部500と本体制御部600との間を繋ぐ専用のインターフェースが、本体制御部600に応じて必要となる。そのため、異なる画像形成装置10にクリーニング装置を適用する場合、新たなインターフェースが必要となる場合があり、インターフェースの開発に時間及び費用を要してしまう。
これに対して本実施形態のクリーニング装置200は、上述した問い合わせや画像形成終了連絡等の簡易な情報のやり取りのみ制御部500と本体制御部600との間で行われるため、一般的な通信インターフェース(通信I/F506、606)を用いることができ、専用のインターフェースを要しない。従って、本実施形態のクリーニング装置200は、種々の画像形成装置10に容易に適用することができる。これにより、本実施形態のクリーニング装置200によれば、上記専用のインターフェースを開発するための時間や費用を不要とすることができる。
なお、クリーニング動作の制御に用いられる制御情報は、上記各実施形態で例示したものに限定されないことはいうまでもない。また、上記各実施形態を適宜、組み合わせてもよい。また、洗浄液の量及び搬送速度の制御方法についても、上記各実施形態で例示した方法に限定されないことはいうまでもない。
また、上記実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を実行することにより実行したクリーニング制御処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(field-programmable gate array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、クリーニング制御処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施の形態では、クリーニング制御処理のプログラムがクリーニング装置200のROM500Bに予め記憶(インストール)されている形態を説明したが、これに限定されない。クリーニング制御処理のプログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk R ead Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、クリーニング制御処理のプログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。また、同様に上述した情報550、552、560A、560B、562、564、566の各々も、CD-ROM、DVD-ROM、及びUSBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよいし、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
10 画像形成装置
11 画像形成部
12 給紙部
14 処理液付与部
16 描画部
18 乾燥部
20 定着部
22 排出部
24 記録媒体
26、28、30 中間搬送部
50 給紙トレイ
52 給紙胴
54 処理液ドラム
56 処理液塗布装置
70 描画ドラム
72、72A、72M、72Y、72K ヘッド
72-i(i=1,2,3,…,n) ヘッドモジュール
72A 吐出面、72B ウイング部、72D ヘッド支持部材
74 ローラ
76 乾燥ドラム
78 溶媒乾燥装置
84 定着ドラム
86 ハロゲンヒータ
88 定着ローラ
90 インラインセンサ
92 排出トレイ
94 胴
96 搬送ベルト
98 張架ローラ
100 吐出面払拭装置
110 払拭ウェブ
112 ケース
114 繰出軸
116 巻取軸
118 押圧ローラ
120 前段ガイド
122 後段ガイド
124 グリッドローラ
138 繰出コア
139、141、188 回転伝達ギア
142 巻取コア
143 停止ギア
145、218 回転軸
151 ノズル、151A ノズル列
152 圧力室
153 インク室ユニット
158 巻取軸ギア
186 グリッドローラギア
194 モータ
200 クリーニング装置
240 ヘッド支持フレーム
242L、242R サイドプレート
244 連結フレーム
246 取付部
248 被取付部
250 保湿ユニット
252 キャップ
254 廃液トレイ
256 廃液回収配管
258 廃液タンク
300 洗浄液付与ノズル
304A、304B 洗浄液供給流路
500 制御部、500A CPU、500B、ROM 500C RAM
504、604 記憶部
506、606 通信I/F
509、609 バス
510 ポンプ
512 ブレーキ
520、522 光センサ
524、526 位置センサ
527 時間計測部
530 撮像部
534 温度センサ
536 湿度センサ
538 読取センサ
550、552、560A、560B、562、564、566 情報
600 本体制御部
602 ヘッド移動機構

Claims (24)

  1. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、
    払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部と、
    前記ヘッドの前記吐出部の周辺のインクの付着状態を検出する状態検出部と、
    前記検出部が検出した前記ヘッドの位置と前記状態検出部が検出した前記インクの付着状態とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記クリーニング部は、前記吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた前記払拭部材を搬送し、
    前記制御部は、前記状態検出部が検出したインクの付着量が多いほど、前記洗浄液の量を多くさせる制御、及び前記払拭部材の搬送速度を速くさせる制御の少なくとも一方を行う、
    クリーニング装置。
  2. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、
    払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部と、
    前記吐出面を払拭後の前記払拭部材の表面を撮像する撮像部と、
    前記検出部が検出した前記ヘッドの位置と前記撮像部が撮像した前記払拭部材の画像とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記クリーニング部は、前記吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた前記払拭部材を搬送し、
    前記制御部は、前記撮像部が撮像した払拭部材の画像に基づいて、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量、及び前記払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行う、
    クリーニング装置。
  3. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、
    前記吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部と、
    前記検出部が検出した前記ヘッドの位置と前記クリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、かつ前記経過時間が長くなるほど前記払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う制御部と、
    を備えたクリーニング装置。
  4. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドのクリーニング開始位置及びクリーニング終了位置を検出する検出部と、
    前記吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、前記払拭部材により移動中の前記ヘッドの前記吐出面をクリーニングするクリーニング部と、
    前記検出部が検出した前記ヘッドの位置と前記クリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、前記ヘッドの位置がクリーニング開始位置に達してからクリーニング終了位置に達するまで、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、かつ前記経過時間が長くなるほど前記払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う制御部と、
    を備えたクリーニング装置。
  5. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、
    払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部と、
    前記ヘッドの前記吐出部の周辺の環境における温度及び湿度の少なくとも一方を検出する環境検出部と、
    前記検出部が検出した前記ヘッドの位置と前記環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記クリーニング部は、洗浄液を浸透させた前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングし、
    前記制御部は、前記環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方に基づき、前記環境の露点が予め定められた露点閾値を上回る場合、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量を基準量よりも少なくする制御、または前記洗浄液を前記払拭部材に浸透させることを禁止する制御を行う、
    クリーニング装置。
  6. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、
    払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部と、
    前記検出部が検出した前記ヘッドの位置と前記払拭部材の種類とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、
    を備えたクリーニング装置。
  7. 前記クリーニング部は、前記吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた前記払拭部材を搬送させ、
    前記制御部は、前記払拭部材の種類に応じて、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量、及び前記払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行う、
    請求項に記載のクリーニング装置。
  8. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置を検出する検出部と、
    前記ヘッドが第1の位置と第2の位置とを移動する間に、洗浄液を浸透させた払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング動作を行うクリーニング部と、
    前記検出部が検出した前記ヘッドの位置と前記ヘッドの移動速度とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ヘッドの移動速度が速くなるほど、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量を少なくする制御、及び前記払拭部材の搬送速度を遅くする制御の少なくとも一方を行う、
    クリーニング装置。
  9. 前記ヘッドを備えた画像形成部により記録媒体に画像を形成する動作に関する制御を行う本体制御部に対して、クリーニング動作を行う状態であるか否かを問い合わせる問合部をさらに備え、
    前記制御部は、前記問合部による問い合わせの結果に応じて、前記クリーニング部によるクリーニング動作の制御を開始する、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  10. インクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドを備えた画像形成部と、
    前記画像形成部により記録媒体に画像を形成する動作に関する制御を行う本体制御部と、
    前記吐出面をクリーニングする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のクリーニング装置と、
    を備えた画像形成装置。
  11. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    状態検出部から前記ヘッドの前記吐出部の周辺のインクの付着状態の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記状態検出部が検出した前記インクの付着状態とに応じて、前記吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送して、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記状態検出部が検出したインクの付着量が多いほど、前記洗浄液の量を多くさせる制御、及び前記払拭部材の搬送速度を速くさせる制御の少なくとも一方を行う、
    処理を含む制御方法。
  12. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記吐出面を払拭後の払拭部材の表面を撮像する撮像部が撮像した前記払拭部材の画像とに応じて、前記吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた前記払拭部材を搬送して、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記撮像部が撮像した前記払拭部材の画像に基づいて、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量、及び前記払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行う、
    処理を含む制御方法。
  13. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記経過時間が長くなるほど前記払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う
    処理を含む制御方法。
  14. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドのクリーニング開始位置及びクリーニング終了位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、前記払拭部材により移動中の前記ヘッドの前記吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、前記ヘッドの位置がクリーニング開始位置に達してからクリーニング終了位置に達するまで、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を行わせる制御をし、
    前記経過時間が長くなるほど前記払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う
    処理を含む制御方法。
  15. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    環境検出部から前記ヘッドの前記吐出部の周辺の環境における温度及び湿度の少なくとも一方を取得し、
    前記検出結果と前記環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方とに応じて、洗浄液を浸透させた払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方に基づき、前記環境の露点が予め定められた露点閾値を上回る場合、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量を基準量よりも少なくする制御、または前記洗浄液を前記払拭部材に浸透させることを禁止する制御を行う、
    処理を含む制御方法。
  16. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と払拭部材の種類とに応じて、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御する
    処理を含む制御方法。
  17. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記ヘッドの移動速度とに応じて、前記ヘッドが第1の位置と第2の位置とを移動する間に、洗浄液を浸透させた払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング動作を行うクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記ヘッドの移動速度が速くなるほど、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量を少なくする制御、及び前記払拭部材の搬送速度を遅くする制御の少なくとも一方を行う、
    処理を含む制御方法。
  18. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    状態検出部から前記ヘッドの前記吐出部の周辺のインクの付着状態の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記状態検出部が検出した前記インクの付着状態とに応じて、前記吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた払拭部材を搬送して、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記状態検出部が検出したインクの付着量が多いほど、前記洗浄液の量を多くさせる制御、及び前記払拭部材の搬送速度を速くさせる制御の少なくとも一方を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  19. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記吐出面を払拭後の払拭部材の表面を撮像する撮像部が撮像した前記払拭部材の画像とに応じて、前記吐出面を払拭するために、洗浄液を浸透させた前記払拭部材を搬送して、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記撮像部が撮像した払拭部材の画像に基づいて、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量、及び前記払拭部材の搬送速度の少なくとも一方の制御を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  20. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御
    し、
    前記経過時間が長くなるほど前記払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  21. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドのクリーニング開始位置及びクリーニング終了位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記吐出面を払拭するために、払拭部材を搬送し、前記払拭部材により移動中の前記ヘッドの前記吐出面をクリーニングするクリーニング部が前回クリーニング動作を行ってからの経過時間とに応じて、前記ヘッドの位置がクリーニング開始位置に達してからクリーニング終了位置に達するまで、前記クリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を行わせる制御をし、
    前記経過時間が長くなるほど前記払拭部材の搬送速度を速くする制御を行う
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  22. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    環境検出部から前記ヘッドの前記吐出部の周辺の環境における温度及び湿度の少なくとも一方を取得し、
    前記検出結果と前記環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方とに応じて、洗浄液を浸透させた払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記環境検出部が検出した温度及び湿度の少なくとも一方に基づき、前記環境の露点が予め定められた露点閾値を上回る場合、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量を基準量よりも少なくする制御、または前記洗浄液を前記払拭部材に浸透させることを禁止する制御を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  23. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と払拭部材の種類とに応じて、前記払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御する
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  24. 検出部からインクを吐出する複数の吐出部が吐出面に設けられたヘッドの位置の検出結果を取得し、
    前記検出結果と前記ヘッドの移動速度とに応じて、前記ヘッドが第1の位置と第2の位置とを移動する間に、洗浄液を浸透させた払拭部材により前記吐出面をクリーニングするクリーニング動作を行うクリーニング部による前記吐出面のクリーニング動作を制御し、
    前記ヘッドの移動速度が速くなるほど、前記払拭部材に浸透させる前記洗浄液の量を少なくする制御、及び前記払拭部材の搬送速度を遅くする制御の少なくとも一方を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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