JP2020192728A - クリーニング装置、インクジェット画像形成装置、およびクリーニング制御方法 - Google Patents

クリーニング装置、インクジェット画像形成装置、およびクリーニング制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クリーニング動作が途中で終了することに起因する問題の発生を防止することが可能なクリーニング装置、インクジェット画像形成装置およびクリーニング制御方法を提供する。【解決手段】クリーニング装置は、インクジェットヘッドのノズル面に接触するようにクリーニング部材を搬送することによって当該クリーニング部材に接触する当該ノズル面をクリーニングするクリーニング部材搬送部と、クリーニング部材において当該クリーニング部材の終端側からノズル面をクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成された標識を検出する標識検出部と、標識が検出された場合、ノズル面に接触していない残りのクリーニング部材を用いてクリーニングするようにクリーニング部材搬送部を制御する制御部と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、クリーニング装置、インクジェット画像形成装置、およびクリーニング制御方法に関する。
近年、紙、布帛等の種々の記録媒体に対して高精細な画像を記録する装置として、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出する方式によるインクジェット画像形成装置が広く普及している。
インクジェット画像形成装置において、インクジェットヘッドのノズル面に付着したインク(残インク)や異物を放置したまま画像形成動作を行うと、インクの射出曲がりなどに起因した画像不良が発生するおそれがある。したがって、インクジェット画像形成装置では、かかる画像不良の発生を防止するため、定期的にインクジェットヘッドを清掃(クリーニング)する必要がある。
従来、布や紙などのクリーニング部材(ワイプ布、払拭部材などともいう)をノズル面に接触させて、残インクその他の異物をノズル面から除去するクリーニング装置、およびかかるクリーニング装置を備えたインクジェット画像形成装置が種々提供されている(例えば、特許文献1を参照)。
一般に、クリーニング装置において使用されるクリーニング部材(ノズル面に接触させる清掃用の布や紙など)は、消耗部品であって、ノズル面に接触させて汚れを除去した部分は、使い捨て(廃棄)用の使用済み領域となる。このため、クリーニング装置では、クリーニング部材の未使用部分と使用済みの部分が各々、元巻き側および巻き取り側のロールとして巻かれる。そして、クリーニング装置では、常にクリーニング部材の新しい未使用部分をインクジェットヘッドのノズル面に接触して清掃するように、元巻き側の未使用のクリーニング部材の領域を搬送する(送り出す)ように、これら各ロールを回転させる。
また、従来のクリーニング装置では、クリーニング部材の終端付近にエンドマーク(標識)を設けて(特許文献1の図6等を参照)、かかるエンドマークを検知した場合にヘッドクリーニング動作を中断するようになっていた。
特開平5−64894号公報
ところで、近年のインクジェット画像形成装置では、複数のインクジェットヘッド、例えば互いに異なる色のインクを吐出する幾つかのインクジェットヘッドを備えている機種が多い。そして、かかる複数のインクジェットヘッドに対するクリーニング動作中にクリーニング部材を使い切ってエンドマークを検出した場合、かかる動作が強制的に中止されることで、未だ清掃されていないノズル面の汚れが残り、後の印刷時に印刷画像が劣化するおそれがある。
このため、クリーニング動作が中断ないし中止された場合、速やかにクリーニング部材を交換する必要があるが、クリーニング動作中に管理者(ユーザー)がいないようなときには、清掃されなかったノズル面の汚れが放置される問題がある。
本発明の目的は、クリーニング動作が途中で終了することに起因する問題の発生を防止することが可能なクリーニング装置、インクジェット画像形成装置、およびクリーニング制御方法を提供することである。
本発明に係るクリーニング装置は、
インクジェットヘッドのノズル面に接触するようにクリーニング部材を搬送することによって当該クリーニング部材に接触する当該ノズル面をクリーニングするクリーニング部材搬送部と、
前記クリーニング部材において当該クリーニング部材の終端側から前記ノズル面をクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成された標識を検出する標識検出部と、
前記標識が検出された場合、前記ノズル面に接触していない残りの前記クリーニング部材を用いてクリーニングするように前記クリーニング部材搬送部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係るインクジェット画像形成装置は、
上記のクリーニング装置と、
記録媒体を前記インクジェットヘッドと対向させて搬送する記録媒体搬送部と、
を備える。
本発明に係るクリーニング制御方法は、
インクジェットヘッドのノズル面に接触するようにクリーニング部材を搬送することによって当該クリーニング部材に接触する当該ノズル面をクリーニングし、
前記クリーニング部材において当該クリーニング部材の終端側から前記ノズル面をクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成された標識を検出し、
前記標識が検出された場合、前記ノズル面に接触していない残りの前記クリーニング部材を用いてクリーニングするように前記クリーニング部材の搬送を制御する。
本発明によれば、クリーニング動作が途中で終了することに起因する問題の発生を防止することができる。
本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置の概略構成を説明するための正面図である。 上記インクジェット画像形成装置の搬送ドラム、インクジェットヘッド、クリーニングユニット等を抽出して示す斜視図である。 上記インクジェット画像形成装置の側面図である。 図4A、図4Bおよび図4Cは、上記インクジェット画像形成装置のクリーニングユニットの構成を説明する図である。 本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 複数のインクジェットヘッドに対するクリーニング動作を説明する図である。 ワイプ布の終端から複数のインクジェットヘッドのノズル面をクリーニングするのに必要となる長さ分の位置にニアエンドマークを設けた例を示す図である。 複数のインクジェットヘッドのノズル面をクリーニングする場合の本実施の形態における制御例を示すフローチャートである。 図8のフローチャートにおいてモード切替許可設定がオフになっている場合の本実施の形態における制御例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置1の一例を示す概略構成図である。
インクジェット画像形成装置1は、給紙部10、画像形成部20、排紙部30及び制御部40(図5参照)等を備える。インクジェット画像形成装置1は、制御部40の制御下で、給紙部10に格納された記録媒体Pを画像形成部20に搬送し、画像形成部20で記録媒体Pに画像を形成し、画像が形成された記録媒体Pを排紙部30に搬送(排紙)する。
記録媒体Pとしては、普通紙や塗工紙といった紙のほか、布帛またはシート状の樹脂等、表面に着弾したインクを定着させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
給紙部10は、記録媒体Pを格納する給紙トレイ11と、給紙トレイ11から画像形成部20に記録媒体Pを搬送して供給する媒体供給部12とを有する。
給紙トレイ11は、一または複数の記録媒体Pを載置可能に設けられた板状の部材である。給紙トレイ11は、給紙トレイ11に載置された記録媒体Pの量に応じて上下動するように設けられており、当該上下動方向について、最上の記録媒体Pが搬送部12により搬送される位置で保持される。
媒体供給部12は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを備え、このベルト上に記録媒体Pを載置した状態でローラーを回転させることで、記録媒体Pを給紙トレイ11から画像形成部20へ搬送する。
画像形成部20は、搬送ドラム21と、受け渡しユニット22と、媒体加熱部23と、ヘッドユニット24と、クリーニング装置25(図2参照)と、定着部26と、デリバリー部27と、を有する。
搬送ドラム21は、円柱面状の外周曲面(搬送面)上に記録媒体Pを保持した状態で、図1の紙面に垂直な方向(以下、「直交方向」と称する)に延びた回転軸の回りで回転することで、記録媒体Pを搬送面に沿った搬送方向に搬送する(図1中の矢印参照)。
搬送ドラム21は、その搬送面(周面21a、図2を参照)上で記録媒体Pを保持するための図示しない爪部および吸気部を備える。記録媒体Pは、爪部により端部が押さえられ、かつ吸気部により搬送面に吸い寄せられることで、搬送ドラム21の搬送面に保持される。
搬送ドラム21は、搬送ドラム21を回転させるための図示しない搬送ドラムモーターを有し、搬送ドラムモーターの回転量に比例した角度だけ回転する。なお、搬送ドラム21および搬送ドラムモーターは、記録媒体Pをヘッドユニット24のインクジェットヘッドh(図2および図5を参照)に対向させて搬送する「記録媒体搬送部」に対応する。
受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12により搬送された記録媒体Pを搬送ドラム21に引き渡す。受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12と搬送ドラム21との間の位置に設けられ、媒体供給部12から搬送された記録媒体Pの一端をスイングアーム部221で保持して取り上げ、受け渡しドラム222を介して搬送ドラム21に引き渡す。
媒体加熱部23は、受け渡しドラム222の配置位置とヘッドユニット24の配置位置との間に設けられ、搬送ドラム21により搬送される記録媒体Pが所定範囲内の温度となるように、搬送ドラム21の搬送面および記録媒体Pを加熱する。媒体加熱部23は、例えば、赤外線ヒーター等を有し、制御部40(図5参照)から供給される制御信号に基づいて赤外線ヒーターに電力を供給することにより、当該赤外線ヒーターを発熱させる。
ヘッドユニット24は、記録媒体Pが保持された搬送ドラム21の回転に応じた適切なタイミングで、搬送ドラム21の搬送面に対向するインク吐出面24a(図1参照)に設けられたノズル開口部から記録媒体Pに対してインクを吐出して画像を記録(形成)する。ヘッドユニット24は、インク吐出面(以下、ノズル面という)24aと搬送面との間が所定の距離だけ離隔されるように配置される。
本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置1では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット24が、記録媒体Pの搬送方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
各ヘッドユニット24は、インクジェットヘッドh(図5等参照)を備える。インクジェットヘッドhには、インクを貯留する圧力室と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子と、ノズルとを各々有する複数の記録素子が設けられている。この記録素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズルからインクを吐出する。
インクジェットヘッドhに含まれるノズルの直交方向についての配置範囲は、搬送ドラム21により搬送される記録媒体Pのうち画像が記録される領域の直交方向の幅をカバーしている。ヘッドユニット24は、画像形成時には搬送ドラム21の回転軸に対して位置が固定されて用いられる。すなわち、インクジェット画像形成装置1は、シングルパス方式の装置である。
ヘッドユニット24は、直交方向に沿って設けられた画像形成ドラム21とクリーニング装置25との間で個別に移動可能に設けられている。すなわち、各ヘッドユニット24は、図示しないキャリッジに搭載され、各キャリッジがヘッド搬送機構により、中心軸A(図2参照)に沿った方向に移動可能に構成されている。
本実施の形態では、ヘッドユニット24は、後述する制御部40の制御下で、画像形成の際に、下面(すなわちインクジェットヘッドhのノズル面24a)が搬送ドラム21の周面21a(搬送面)と対向する位置(印字領域)に移動する。また、ヘッドユニット24は、後述する制御部40の制御下で、ヘッドクリーニングなどの各種のメンテナンスの際に、ノズル面24aがクリーニング装置25と対向する位置(メンテナンス領域)に移動する。
定着部26は、搬送ドラム21の直交方向の幅に亘って配置された発光部を有する。定着部26は、搬送ドラム21に載置された記録媒体Pに対して発光部から紫外線等のエネルギー線を照射することにより記録媒体P上に吐出されたインクに対して所定のエネルギーを付与して所定温度に加温し、これによりインクを硬化させて定着させる。
デリバリー部27は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを有するベルトループ272と、記録媒体Pを搬送ドラム21からベルトループ272に受け渡す円筒状の受け渡しドラム271とを有し、受け渡しドラム271により搬送ドラム21からベルトループ272上に受け渡された記録媒体Pをベルトループ272により搬送して排紙部30に送出する。
排紙部30は、デリバリー部27により画像記録部20から送り出された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレイ31を有する。
図2は、インクジェット画像形成装置1の搬送ドラム21、インクジェットヘッドh、およびクリーニング装置25等を抽出して示す斜視図である。
図示のように、搬送ドラム21の周囲には、複数のヘッドユニット24(24−1,24−2,24−3,24−4)が配置されている。各々のヘッドユニット24は、ライン式のヘッドユニットであり、搬送ドラム21の周方向に沿って複数配列されている。各ヘッドユニット24は、搬送ドラム21の幅方向全長にわたって延在している。
この例では、上述のように、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のインクを吐出できるよう、合計で4個のヘッドユニット24(24−1ないし24−4)が設けられているが、その数は必要な色彩の数に応じて増減させてもよい。
図示のように、ヘッドユニット24は、それぞれ、インクジェットヘッドhを基台fに取り付けた構成を有する。具体的には、インクジェットヘッドhは、各々の基台fに対して、搬送ドラム21の中心軸Aに沿って2列に配列されており、中心軸Aに沿った印字幅方向にノズル列を構成する。
ここで、ヘッドユニット24−1のヘッド列をh11,h12、ヘッドユニット24−2のヘッド列をh21,h22、ヘッドユニット24−3のヘッド列をh31,h32、ヘッドユニット24−4のヘッド列をh41,h42とすると、合計8列のヘッド列(h11〜h42)が構成される。これらのヘッド列は、画像形成時に搬送ドラム21の周面21aにインクジェットヘッドhのノズル面24a(図1参照)が対向するように、中心軸Aを中心にした放射状の態様で、互いに異なる角度で配置されている。
そして、インクジェット画像形成装置1では、図2に示すように、クリーニング装置25が、中心軸Aに沿った方向で搬送ドラム21に隣接して設置されている。このクリーニング装置25は、回動ユニット50、インク受け容器152、インク受け皿153,154、クリーニングユニット250、等を備えている。本実施の形態において、クリーニング装置25、主としてクリーニングユニット250は、本発明の「クリーニング装置」に対応する。
以下、図2〜図4を参照して、クリーニング装置25およびクリーニングユニット250の構成を説明する。ここで、図3は、インクジェット画像形成装置1を搬送方向の下流側から見た一部切欠側面図である。また、図4Aはクリーニングユニット250の主要な構成を示す図、図4Bはクリーニングユニット250等を搬送方向の下流側から抽出して示す図、図4Cはクリーニングユニット250を図4Aの反対側から表した図である。
クリーニング装置25の回動ユニット50は、支持フレーム60に中心軸Aと同軸で軸支されており、駆動モーター71、伝動機構72等を有する駆動装置70によって中心軸A回りに回動するように駆動される。
回動ユニット50には、クリーニングユニット250が搭載されている。このクリーニングユニット250は、図3の側面図に示すように、直交方向において画像形成ドラム21に隣接して設けられている。
クリーニングユニット250は、制御部40の制御の下、印字の前後やメンテナンス時にインクジェットヘッドhのノズル面24a(図1および図4Cを参照)を清掃して、ノズル面24aに付着するインク及びその他の異物を除去する動作を遂行する。
具体的には、クリーニングユニット250は、インクジェットヘッドhのノズル面24aを払拭する払拭部材としてのワイプ布Sを保持する。ワイプ布Sは、本発明の「クリーニング部材」に対応する。
ワイプ布Sは、長尺状のシート部材であって、その幅方向の長さはヘッドユニット24の下面(すなわちノズル面24a)全体をカバー可能なサイズに形成されている。ワイプ布Sとしては、ヘッドユニット24を構成するインクジェットヘッドhのノズル面24aに付着したインク及びその他の異物を除去できるものとして、例えば不織布等が用いられる。
また、クリーニングユニット250は、後述する払拭(ワイピング)動作や、ノズル面24aに当てられるワイプ布Sの面を新たな面に変更するための送り機構を有する。かかる送り機構は、図4Aに示すように、ワイプ布Sの元巻き側をなす供給ロール251、ワイプ布Sの巻き取り側をなす巻取りロール252、これら各ロール251,252の間の経路に配置された軟質の弾性部材253および複数のコロ254等を備える。
このうち、弾性部材253は、インクジェットヘッドhのノズル面24aに当てられる位置に対応する、筐体250fの上部側に配置される。具体的には、弾性部材253は、筐体250fに設けられた開口250gに対向するように配置されている。
弾性部材253は、ワイプ布Sの幅と略同一の幅を有し、インクジェットヘッドhのノズル面24a全体をカバー可能なサイズに形成されている(図4B参照)。弾性部材253の材質としては、例えばスポンジやゴム等、インクジェットヘッドhのノズル面24aに押し付けられてもノズル等にダメージを与えない軟質なものが用いられる。
また、送り機構は、図4Bに示すように、巻取りロール252を駆動するモーター(巻取りモーター)255、巻取りモーター255の駆動力を伝達させるプーリーや無端ベルトなどの伝達機構256を備える。
本実施の形態では、制御部40の制御の下、巻取りモーター255が回転駆動されることにより、図4Cに示すように、巻取りロール252が時計方向に回転してワイプ布Sを巻き取る。なお、巻取りモーター255を含む送り機構の構成部は、本発明の「クリーニング部材搬送部」に対応する。
また、図示しないが、いわゆるウェットクリーニングを行うために、ワイプ布Sに洗浄液等の液体を供給する公知の液体供給部を設けてもよい。
図3に示すように、クリーニングユニット250には、クリーニングユニット250全体を昇降させる昇降機構250hが備えられている(図2および図4C中に示す直線の両矢印方向参照)。
昇降機構250hは、弾性部材253で支持され開口250gから露出されたワイプ布Sの露出部位を、半径方向外方に移動させてノズル面24aに接触する位置に配置する、或いは半径方向内方に移動させてノズル面24aに接触しない位置(図4C参照)に退避(離間)させる役割を担う。
一具体例では、昇降機構250hの駆動源(図5参照)および駆動機構としてエアーおよび制御弁が使用される。他の例として、モーターやソレノイド等の駆動源や駆動機構を用いてもよい。
また、回動ユニット50には、インク受け容器152が搭載されている。インク受け容器152は、インクジェットヘッドhから排出される廃インクを受けるための上端開口152aと、受容した廃インクを廃インクタンク82に流すための下端流出口152bとが形成された容器である。
インク受け容器152の上端開口152aは、2つのヘッドユニット24に対応可能な面積で開口している。インク受け容器152の下端流出口152bは、搬送ドラム21に近い側に配置されている。この例では、上端開口152aから入ったインクが下端流出口152bに流下するように、インク受け容器152の底部は下端流出口152bに向って下り傾斜に形成されている。また、下端流出口152bから排出された廃インクを廃インクタンク82に案内する流路部材81が設けられている。
また、流路部材81の上端には、ワイパーブレード91を昇降する昇降機構92が付設され、ワイパーブレード91が流路部材81の上端開口の上方に配置されている。ワイパーブレード91は、メンテナンス時にノズル面24aに付着している大きなインク滴をワイピングする(そぎ落とす)ため、ノズル面24aに対して非接触状態(例えば10分の数mmの近接状態)でノズル24aをワイピングする役割を担う。
回動ユニット50が回動する際の周方向に沿って、クリーニングユニット250とインク受け容器152とインク受け皿153,154とが配列されている(図2参照)。インク受け容器152を介してクリーニングユニット250の反対側にインク受け皿153,154が配置されており、クリーニングユニット250とインク受け容器152とが隣接する。
図5は、インクジェット画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。インクジェット画像形成装置1は、媒体加熱部23と、ヘッドユニット24が有するインクジェットヘッド駆動部(図中の「ヘッド駆動部」)240および上述したインクジェットヘッドhと、定着部26と、制御部40と、搬送駆動部51と、入出力インターフェース52と、操作表示部100と、クリーニングユニット250と、を備える。
インクジェットヘッド駆動部240は、制御部40の制御に基づいてインクジェットヘッドhの記録素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて圧電素子を変形動作させる駆動信号を供給することにより、インクジェットヘッドhのノズルから画像データの画素値に応じた量のインクを吐出させる。なお、インクジェットヘッドhは、図2で詳述したように、実際にはヘッドユニット24内に複数配列されている。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)、ROM43(Read Only Memory)および記憶部44を有する。本実施の形態では、制御部40は、後述するクリーニング動作の制御を実行する。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種の演算処理を行う。また、CPU41は、インクジェット画像形成装置1の全体動作を統括制御する。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。なお、RAM42は、不揮発性メモリーを含んでいてもよい。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM43に代えて、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
記憶部44には、入出力インターフェース52を介して外部装置2から入力されたプリントジョブ(印字命令)および当該プリントジョブに係る画像データが記憶される。記憶部44としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されてもよい。
操作表示部100は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部及び操作部として機能する。表示部は、制御部40から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況、印刷に関する情報等の表示を行う。操作部は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部40に出力する。
搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて搬送ドラム21の搬送ドラムモーターに駆動信号を供給して搬送ドラム21を所定の速度およびタイミングで回転させる。また、搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて、媒体供給部12、受け渡しユニット22およびデリバリー部27を動作させるためのモーターに駆動信号を供給して、記録媒体Pの搬送ドラム21への供給および搬送ドラム21からの排出を行わせる。
入出力インターフェース52は、外部装置2と制御部40との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース52は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか、または、これらの組み合わせで構成される。
外部装置2は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース52を介して画像記録命令(プリントジョブ)および画像データ等を制御部40に供給する。
クリーニングユニット250には、モーター等の駆動源および検知部としての複数のセンサーが備えられる。これら駆動源および検知部の詳細は後述する。
次に、インクジェットヘッドhのノズル面24aを清掃するための従来のヘッドクリーニング動作の概略を説明する。
まず、制御部40は、ヘッド搬送機構を制御してメンテナンス領域へキャリッジを移動することにより、ヘッドユニット24をメンテナンス領域に配置する。続いて、制御部40は、駆動モーター71を制御して回動ユニット50を回動させることにより、インク受け容器152をヘッドユニット24−1,24−2の下部へ移動させる。
次に、制御部40は、ヘッド列h11を構成するインクジェットヘッドhの全ノズルからインクを吐出させる。
次に、制御部40は、ヘッド搬送機構を制御して印字領域へキャリッジを移動、すなわち、ヘッドユニット24を印字領域に移動させる。この移動の際に、ワイパーブレード91とノズル面24aとが上述のように非接触状態で接近し、ヘッド列h11を構成するインクジェットヘッドhのノズル面24aがワイピングされる。ノズル面24aがワイピングされることにより、ノズル面24aに付着していた大きなインクが落とされて、かかるインクが流路部材81を介して廃インクタンク82に流される。
次に、制御部40は、昇降機構92を制御してワイパーブレード91を下降させ、続いてヘッドユニット24をメンテナンス領域に戻す。
次に、制御部40は、駆動モーター71を制御して回動ユニット50を回動させて、図4Cおよび図6に示すように、ワイプ布Sにおける筐体250fの開口250gから露出(突出)している部位をヘッド列h11の下部へ移動させる。そして、制御部40は、昇降機構250hを制御して、クリーニングユニット250の筐体250fを上昇させて、ワイプ布Sの突出部位をヘッド列11のノズル面24aに押し当てて、ノズル面24aに残っていたインクを吸収除去させる。
このとき、クリーニング動作が「通常モード」に設定されている場合、ワイプ布Sの突出部位が単に上記ノズル面24aに押し当てられるだけの動作となる。
一方、クリーニング動作が「強クリーニングモード」に設定されている場合、ワイプ布Sの突出部位が上記ノズル面24aに押し当てられた状態で、制御部40の制御により上述した巻取りモーター255が駆動され、ワイプ布Sが巻取りロール252によって所定長さだけ巻き取られる。この動作により、ワイプ布Sでノズル面24aを払拭するワイピングの動作が行われる。
次に、制御部40は、昇降機構250hを制御して、クリーニングユニット250の筐体250fを下降させて、ヘッド列h11を構成するインクジェットヘッドhからワイプ布Sを離間する。かくして、ヘッド列h11に対するヘッドクリーニング作業が終了する。
次に、制御部40は、駆動モーター251dを制御してワイプ布Sを巻取り、ワイプ布Sの新規な領域(すなわちノズル面24aに接触していない未使用部分)を開口250gに配置する。そして、制御部40は、ヘッド列h12について上述と同様にヘッドクリーニング作業を遂行する。
制御部40は、ヘッドユニット24に搭載される全てのインクジェットヘッドhのヘッドクリーニング作業が終了するまで上述の処理を繰り返した後、回動ユニット50を図2に示す初期位置に移動させ、キャリッジを移動しヘッドユニット24を印字領域に配置する。
上記のように、このインクジェット画像形成装置1では、ヘッドユニット24のインクジェットヘッドhに対するワイプ布Sのクリーニング動作(モード)として、通常モードと強クリーニングモードの2種を選択できるようになっている。かかるモードの選択は、例えば、図示しないユーザー設定画面に表示されたモード選択ボタンをユーザーが操作して設定することができる。
ここで、強クリーニングモードは、ワイプ布Sを移動させてノズル面24aをクリーニングすることから、通常モードと比較して、より強力なクリーニング性能が得られるが、一方で、ワイプ布を使用する長さ(すなわち消費量)が増えることになる。
以下は、説明の便宜のため、上記の通常モードを「弱クリーニングモード」と呼ぶ。
ところで、上述のようなクリーニング装置によるヘッドクリーニングの動作中にワイプ布S(クリーニング部材)の残量が無くなる或いは少なくなった場合、従来は、クリーニングの動作を中断してクリーニング部材の交換を促すなどの画一的な制御だけ行っていた。
具体的には、従来技術では、ワイプ布Sの終端付近にエンドマークを設けて(特許文献1の図6等を参照)、かかるエンドマークを検知した場合にクリーニング動作を中断するようになっていた。
しかしながら、このような従来技術では、ヘッドクリーニング動作中にワイプ布Sを使い切ってエンドマークを検出した場合、かかる動作を強制的に中止することから、被清掃箇所(この例ではノズル面24a)の汚れが残り、後の印刷時の画像品質が劣化するおそれがある。このようなケースでは、ユーザーが速やかにワイプ布Sの交換作業等を行う必要があるが、ユーザーがいない場合、未清掃のヘッド列のノズル面24aの汚れが放置される問題が発生する。
また、従来技術では、ユーザーがいる場合であっても、全てのインクジェットヘッドh(この例ではヘッド列h11〜h42)のノズル面24aのクリーニングが完了していない状態でワイプ布Sを交換した後に、当該途中の状態からクリーニング動作を再開させる必要があった。この場合、ユーザーの手間が煩雑になる等の問題があった。
この問題に関し、特許文献1に記載の技術では、クリーニング部材となるロール紙にインクを塗布する構成とし、かかるロール紙の残量を、該ロール紙に付着させるインクの間隔と、基準となる目盛りとを比較して行い、推定した残量を表示することが提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、構成の複雑化によるコスト高を招き、また、ロール紙にインクを頻繁に付着させるため、インクの消費量が多くなり、さらにはロール紙のクリーニング性能が低下する等の問題がある。また、特許文献1に記載の技術でも、クリーニング動作中にロール紙を使い切った場合には強制的にクリーニング動作が中止されるため、インクジェット画像形成装置の近くに管理者(ユーザー)がいない場合、上述した汚れ放置の問題が発生する。
総じて、従来のクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置では、クリーニング部材(この例ではワイプ布S)の残量が少ない状況において、ユーザーの目的等に応じた適切な対応を図ることができなかった。
上記の問題に鑑みて、本実施の形態では、ヘッドクリーニング中にワイプ布Sの残量が少なくなった場合でも、ユーザーの在/不在等に応じた適切な対応を図ることができるように、以下のような構成を設けた。
本実施の形態では、図7に示すように、ワイプ布Sに、複数(この例では全てのヘッド列h11〜h42)のインクジェットヘッドhのノズル面24aをクリーニングできるだけの残量の位置を示す標識(以下、「ニアエンドマーク」という。)NEを設けた。すなわち、ニアエンドマークNEは、ワイプ布Sの終端からヘッドユニット24−1〜24−4の全てのインクジェットヘッドhのノズル面24aをクリーニングするのに必要となる長さ(いわば必要最小限の長さ)分の位置に設けられている。
また、本実施の形態では、このニアエンドマークNEを検出するためのセンサー258をクリーニングユニット25側に設けている。このセンサー258は、本発明の「標識検出部」に対応する。
そして、制御部40は、センサー258によりニアエンドマークNEが検出された場合、上述した弱クリーニングモードに適宜切り替えて、全てのヘッド列h11〜h42のノズル面24aをワイプ布Sでクリーニングする(即ち全てのノズル面24aに対するクリーニング動作を完遂する)処理を実行する。
以下、上記の各部の構成をより詳しく説明する。本実施の形態では、ニアエンドマークNEは、ワイプ布Sの終端からの残量が、上述した弱クリーニングモードで全てのヘッド列h11〜h42のノズル面24aをクリーニングできるだけの長さ(使用量)を示す位置に配置される。
したがって、弱クリーニングモードでヘッドクリーニング動作を行っている途中段階でニアエンドマークNEが検出された場合でも、当該ヘッドクリーニング動作を続行して全てのヘッド列h11〜h42のノズル面24aのクリーニングを完了させることができる。
一方、強クリーニングモードでヘッドクリーニング動作を行っている途中段階でニアエンドマークNEが検出された場合、当該強クリーニングモードの動作を続行すると、全てのヘッド列h11〜h42に対するクリーニング完了前にワイプ布Sの残量がなくなる(終端まで達する)おそれがある。したがって、本実施の形態では、このような場合にヘッドクリーニング動作のモードを弱クリーニングモードに切り替えるようにする。かかる切り替え動作を行うことにより、全てのヘッド列h11〜h42のノズル面24aのクリーニングを完了(完遂)させることができる。
一具体的例では、ニアエンドマークNEは、ワイプ布Sの終端(残量ゼロの位置)から1m程度の距離ないし位置の標識として備えられる。なお、ニアエンドマークNEが備えられるワイプ布Sの終端からの距離(位置)の値は例示的なものであり、インクジェット画像形成装置の機種等により異なるものとなる。すなわち、ワイプ布Sの終端からニアエンドマークNEまでの距離は、弱クリーニングモードにおけるワイプ布Sの使用量(クリーニングに必要な長さ)に基づくものであり、インクジェット画像形成装置に備えられるヘッド列の数等によっても変わる。
図7に示す例では、ニアエンドマークNEが黒色の線である場合を示す。他にも、ニアエンドマークNEは、ワイプ布Sの地色(この例では白色)と識別できる色や形状とすることができる。
また、図7に示す例では、標識としてのニアエンドマークNEをワイプ布Sの幅方向における一端側(奥側)に設けた場合であるが、この逆すなわち手前側に設けてもよい。なお、ワイプ布SにおけるニアエンドマークNEの領域は、他の位置と比較してクリーニング能力が低下しやすくなることから、クリーニング時にノズル面24aと接触しない部分(この例ではワイプ布Sの幅方向の奥側)に設けるとよい。
センサー258は、例えば、図示しない発光部と受光部とを備えた光学式のセンサーを使用することができる。この場合、センサー258は、発光部から出力した光(図7中の矢印参照)をワイプ布Sの幅方向の一端側(奥側)に照射して反射させ、かかる反射光を受光部で受光した際の光の強度の違いにより、ニアエンドマークNEを検知ないし検出することができる。センサー258は、受光部で受光した光の強度を受光信号として制御部40に出力する、或いはニアエンドマークNEを検知(検出)した際に、かかる検出信号を制御部40に通知する(図5を参照)。
一具体例では、センサー258は、図4Cに示すように、クリーニングユニット250の筐体250fにおける、ワイプ布Sの幅方向の奥側に対向する位置に配置される。
以下、図8および図9に示すフローチャートを参照して、本実施の形態のインクジェット画像形成装置1において制御部40が実行するヘッドクリーニング動作中の制御例を説明する。なお、図8および図9に示すフローチャートは、回動ユニット50の回動により、最初にクリーニング対象として指定されたインクジェットヘッドhの位置までクリーニングユニット250を移動させ、上述したワイパーブレード91によるワイピングが行われた後に実行される。
ヘッドクリーニング動作を開始した後のステップS10において、制御部40は、上述したセンサー258の受光信号または検出信号を監視して、かかるクリーニング動作中にワイプ布SのニアエンドマークNEを検出したか否かを判定する。
ここで、制御部40は、ヘッドクリーニング動作の完了までニアエンドマークNEを検出しなかった場合(ステップS10、NO)、ワイプ布Sを交換する必要がないものと判断して処理を終了する。一方、制御部40は、ヘッドクリーニング動作中にニアエンドマークNEを検出した場合(ステップS10、YES)、ステップS20に移行する。
ステップS20において、制御部40は、現在実行中のクリーニングモードが上述した強クリーニングモードであるか否かを判定する。ここで、制御部40は、強クリーニングモードではないと判定した場合(ステップS20、NO)、現在のモードが弱クリーニングモードであり、ワイプ布Sの現在の残量(長さ)で全てのヘッドのクリーニング作業を完遂できると判断してステップS50に移行する。
一方、制御部40は、現在のモードが強クリーニングモードであると判定した場合(ステップS20、YES)、現在のワイプ布Sの残量(長さ)では全てのヘッドのクリーニングを完遂できないとみなして、ステップS30に移行する。
ステップS50において、制御部40は、全てのヘッド列(h11〜h42)のノズル面24aに対するクリーニングが完了したか否かを判定する。ここで、制御部40は、判定結果がNOである場合、判定結果がYESになるまでは、弱クリーニングモードでのヘッドクリーニングの動作を続行するように、対象となるインクジェットヘッドhやワイプ布Sなどを移動させるように各部を制御する。そして、制御部40は、ステップS50における判定結果がYESになった場合、ステップS60に移行する。
ステップS60において、制御部40は、ユーザーに報知するため、ワイプ布Sの交換を促すメッセージを表示するように、操作表示部100の表示部を制御し、ステップS70に移行する。なお、制御部40は、このようなユーザーへの報知用のメッセージを、図5で上述したPCなどの外部装置2に送信してもよく、この点は後述の表示画面等についても同様である。
ステップS70において、制御部40は、ワイプ布Sの交換が行われたか否かを判定する。かかる判定は、例えば操作表示部100における操作部によるユーザーの入力操作や、上述したセンサー258の受光信号を監視することによって行うことができる。ここで、制御部40は、ワイプ布Sの交換が行われたと判定するまではクリーニングモードを終了せずに保留し(ステップS70、NO)、ワイプ布Sの交換が行われたと判定した場合(ステップS70、YES)、クリーニングモードの処理を終了する。
一方、ステップS30において、制御部40は、クリーニングモードの自動切り換えを許可する設定がONであるか否かを判定する。
ここで、制御部40は、自動切り換えを許可する設定になっている(ONである)と判定した場合(ステップS30、YES)、ステップS40に移行する。一方、制御部40は、自動切り換えを許可する設定になっていない(OFFである)と判定した場合(ステップS30、NO)、図9に示すステップS150に移行して、ステップS150〜S190の処理を実行する。
ステップS40において、制御部40は、クリーニングモードを、現在の強クリーニングモードから、ワイプ布Sの消費量がより少ない上述した弱クリーニングモード(通常モード)に切り替えて、ヘッドクリーニングの動作を続行するようにクリーニング部材搬送部(巻取りモーター255等、以下同じ)を制御する。
これ以降、制御部40は、例えば「ニアエンドマークが現れたためクリーニング動作を通常モードに切り替えました。」など、ユーザーに報知するメッセージを表示するように操作表示部100の表示部を制御する。この後、制御部40は、上述したステップS50〜S70の処理を実行して、一連の処理を終える。なお、ワイプ布Sの交換を促すステップS60の表示処理では、制御部40は、上記のモード切り替えの報知の表示を一の表示画面内に同時に行ってもよい。
一方、図9のステップS150において、制御部40は、強クリーニングモードでのクリーニング動作を中断するようにクリーニング部材搬送部を制御する。この後、制御部40は、ワイプ布Sの交換を促す表示を行うように表示部を制御し(ステップS160)、ワイプ布Sの交換が行われたか否かを判定する(ステップS170)。かかるステップS160およびステップS170の処理内容は、上述したステップS60およびステップS70と同様である。
一方、制御部40は、ワイプ布Sの交換が行われたと判定した場合(ステップS170、YES)、強クリーニングモードでのヘッドクリーニングの動作を再開するように、クリーニング部材搬送部を制御する(ステップS180)。
続くステップS190において、制御部40は、全てのヘッド列(h11〜h42)に対するクリーニングが完了したか否かを判定する。ここで、制御部40は、判定結果がNOである場合、判定結果がYESになるまでは、強クリーニングモードでのヘッドクリーニングの動作を続行するように、対象となるインクジェットヘッドhやワイプ布Sなどを移動させるように各部を制御する。そして、制御部40は、ステップS190における判定結果がYESになった場合、一連の処理を終了する。
なお、制御部40は、上述したステップS20でYESすなわち強クリーニングモードであるとの判定がなされた後、ステップS30の判定を行う前に「ワイプ布Sが不足するか否か」について判定を行ってもよい。これは、ニアエンドマークNEが検出されたタイミングが、強クリーニングモードでのクリーニング動作の終了間際である場合(例えば最後のヘッド列h42(図2参照)に対するクリーニング時のような場合)を考慮したものである。
制御部40は、この判定でYESすなわち「ワイプ布Sが不足する」と判定した場合、上述したステップS30に移行する。一方、制御部40は、この判定でNOすなわち「ワイプ布Sが不足しない(足りる)」と判定した場合、上述したステップS50に移行して、ステップS50〜S70の処理を実行した後に強クリーニングモードの処理を終了する。
かくして、ワイプ布Sの終端側から全てのインクジェットヘッドhのノズル面24aをクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に、センサー258により検出可能な標識(ニアエンドマークNE)を設けた本実施の形態によれば、以下のような種々の利点が得られる。
(1)クリーニング動作中にニアエンドマークNEが検出された場合でも、ワイプ布Sの交換等の中断(ロスタイム)が発生することなく、全てのヘッド列h21〜h42に対するクリーニングを完遂させることができる(ステップS50等参照)。
言い換えると、従来構成では、ワイプ布Sの残量が少なくなった状態は、ヘッドクリーニング時に当該クリーニング動作が中断される可能性があるため、装置の状態をユーザーが監視する必要があり、ユーザー側に不安が募りがちであった。
一方、本実施の形態では、ワイプ布Sの残量が少なくなった状態でも、クリーニング時に当該クリーニング動作を中断せずに全てのインクジェットヘッドhのクリーニングを完遂させることができるので、上記のようなユーザーの不安が解消される。また、本実施の形態によれば、ユーザーがインクジェット画像形成装置1の傍でワイプ布Sの残量やクリーニング動作の中断等のチェックをする必要がなくなることから、便宜性が格段に向上する。
(2)クリーニング動作中にニアエンドマークNEが検出された場合、ワイプ布Sを交換するようにユーザーを促す表示(報知)を行う構成とすることにより(ステップS60、S160参照)、適切な時期にユーザーに交換作業を行わせることができる。
具体的には、本実施の形態では、クリーニング動作を完遂した場合には、ワイプ布Sの交換を促す表示を当該クリーニング動作の完遂後に行う(ステップS50、YES、およびステップS60)。一方、本実施の形態では、クリーニング動作を中断した場合、ワイプ布Sの交換を促す表示を当該中断後に速やかに行う(ステップS150およびS160)。したがって、本実施の形態によれば、ユーザーが必要とする時期に必要な報知が行われ、ユーザーの便宜性が向上する。
(3)クリーニング動作中にニアエンドマークNEが検出された場合、ワイプ布Sが交換されることを条件にクリーニングモードの処理を終了させる構成とすることにより(ステップS70、S170〜S190等参照)、次回のヘッドクリーニングに備えることができ、ユーザーの便宜性が向上する。
(4)ニアエンドマークNEの検出に伴ってワイプ布Sの消費量がより少ないモードに切り換えたのでは、ヘッドクリーニングの実効に不安があるような場合、従来と同様に、クリーニング動作を中断するようにユーザーが選択的に設定することもできる(ステップS150等参照)。
これは、例えば、次に行う印刷ジョブにおいて通常よりも高い水準の画像品質の納品(出力物)が要求されているようなケースでは、インクジェットヘッドhのノズル面24aを予め入念にクリーニングしておく必要があること等を考慮したものである。
このため、本実施の形態では、強クリーニングモードでのクリーニング動作中にニアエンドマークNEが検出された場合、クリーニング動作を中断して、あくまでも全てのインクジェットヘッドhに対するクリーニングを強クリーニングモードで実行するオプション設定を設けている(図9参照)。
すなわち、本実施の形態では、ユーザーの選択により、ニアエンドマークNEを検出した際に、従来と同様にクリーニング動作を中断するように設定するオプション機能を追加したので、あくまでも強クリーニングモードで処理を完結させることを所望するユーザーの便宜が図られる。
また、本実施の形態では、強クリーニングモードでのクリーニング動作中にニアエンドマークNEが検出され、弱クリーニングモードに切り替えてクリーニングが完了した場合、その旨が表示されるので(ステップS40の説明を参照)、上記のようなケースにも対応することができる。すなわち、クリーニング完了後、「弱クリーニングモードに切り替えられた」旨の表示を見たユーザーは、次に行う印刷ジョブにおける画像品質等を考慮して、ワイプ布Sを交換した後に、必要により、強クリーニングモードでのクリーニング動作を再度実行することができる。
総じて、上述した制御フローチャートによれば、クリーニング動作中にワイプ布S(クリーニング部材)が足りなくなるケースに対応するためのユーザーの選択肢が広がる。また、上述した制御例によれば、ワイプ布Sの残量が少ない状況において、ユーザーの目的等に応じた適切な対応を図ることができる。
加えて、本実施の形態によれば、上述のような種々の利点が得られる構成を、簡易且つ低コストにて実現することができる。
以上、詳しく説明したように、本実施の形態のインクジェット画像形成装置1では、ニアエンドマークNE(標識)が検出された場合、残りの未使用のワイプ布Sを用いてクリーニングするようにワイプ布Sの搬送を制御する構成を備える。したがって、本実施の形態によれば、クリーニング動作が途中で終了することに起因する問題の発生を防止することができる。
上述した実施の形態では、クリーニング動作モード(言い換えるとワイプ布Sの使用量の種類)が2つである場合を前提として説明したが、クリーニング動作のモード(使用量の種類)はこれに制限されず、3つ以上であってもよく、あるいは一種類だけであってもよい。
一具体例では、上記のモードが3つ以上の場合、ニアエンドマークNEは、全てのインクジェットヘッドhのノズル面24aを使用量が最も少ないクリーニング動作モードでクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成される。この場合、制御部40は、ニアエンドマークNEが検出された場合、ワイプ布Sの使用量が最も少ないクリーニング動作モードに切り替えるようにクリーニング部材搬送部を制御する。
また、上述した各種の構成や処理は、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
その他、上記実施の形態および実施例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 インクジェット画像形成装置
10 給紙部
11 給紙トレイ
12 媒体供給部
20 画像形成部
21 搬送ドラム(記録媒体搬送部)
21a 周面(搬送面)
22 受け渡しユニット
23 媒体加熱部
24 ヘッドユニット
24a インク吐出面(ノズル面)
25 クリーニング装置
26 定着部
27 デリバリー部
30 排紙部
31 排紙トレイ
40 制御部(判定部)
50 回動ユニット
51 搬送駆動部
60 支持フレーム
70 駆動装置
71 駆動モーター
72 伝動機構
81 流路部材
82 廃インクタンク
91 ワイパーブレード
92 昇降機構
100 操作表示部
152 インク受け容器
152a 上端開口
152b 下端流出口
153,154 インク受け皿
221 スイングアーム部
222 受け渡しドラム
250 クリーニングユニット(クリーニング装置)
250f 筐体
250g 開口
250h 昇降機構
251 供給ロール
252 巻取りロール
253 弾性部材
254 コロ
255 巻取りモーター(クリーニング部材搬送部)
256 伝達機構
258 センサー(標識検出部)
271 受け渡しドラム
272 ベルトループ
f 基台
h インクジェットヘッド
h11,h12,h21,h22,h31,h32,h41,h42 ヘッド列
A 中心軸
NE ニアエンドマーク(標識)
P 記録媒体
S ワイプ布(クリーニング部材)

Claims (13)

  1. インクジェットヘッドのノズル面に接触するようにクリーニング部材を搬送することによって当該クリーニング部材に接触する当該ノズル面をクリーニングするクリーニング部材搬送部と、
    前記クリーニング部材において当該クリーニング部材の終端側から前記ノズル面をクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成された標識を検出する標識検出部と、
    前記標識が検出された場合、前記ノズル面に接触していない残りの前記クリーニング部材を用いてクリーニングするように前記クリーニング部材搬送部を制御する制御部と、
    を備えるクリーニング装置。
  2. 前記標識は、複数の前記インクジェットヘッドの前記ノズル面をクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成されている、
    請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記制御部は、前記標識が検出された場合、複数の前記インクジェットヘッドの前記ノズル面のクリーニングを完遂させるように、前記クリーニング部材の搬送を制御する、
    請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記ノズル面をクリーニングするときの前記クリーニング部材の使用量が異なる複数のクリーニング動作モードを備え、
    前記標識は、複数の前記インクジェットヘッドの前記ノズル面を、前記クリーニング部材の使用量が最も少ないクリーニング動作モードでクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記制御部は、前記標識が検出された場合、前記クリーニング部材の使用量が最も少ないクリーニング動作モードに切り替えるように前記クリーニング部材搬送部を制御する、
    請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 前記制御部は、前記標識が検出された場合、現在の前記クリーニング動作モードで前記複数の前記インクジェットヘッドに対するクリーニングを完遂することができるか否かを判定し、完遂することができると判定した場合、現在の前記クリーニング動作モードでのクリーニングを続行し、完遂することができないと判定した場合、前記クリーニング部材の使用量が最も少ないクリーニング動作モードに切り替える、
    請求項4に記載のクリーニング装置。
  7. 前記制御部は、現在の前記クリーニング動作モードで前記複数の前記インクジェットヘッドに対するクリーニングを完遂することができないと判定した場合、ユーザーの指示に応じて、前記クリーニング部材の使用量が最も少ないクリーニング動作モードに切り替える又はクリーニング動作を中断する制御を行う、
    請求項6に記載のクリーニング装置。
  8. 前記制御部は、前記標識が検出された場合、前記クリーニング部材の交換を促す報知を行う、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  9. 前記制御部は、前記クリーニング部材の交換を促す報知を、前記インクジェットヘッドの前記ノズル面のクリーニングを完遂させた後に行う、
    請求項8に記載のクリーニング装置。
  10. 前記制御部は、前記クリーニング部材の使用量が最も少ないクリーニング動作モードに切り替えた場合、その旨の報知を行う、
    請求項6または7に記載のクリーニング装置。
  11. 前記制御部は、前記クリーニング部材の使用量が最も少ない動作に切り替えた旨の報知を、前記クリーニング動作を完遂した後に行う、
    請求項10に記載のクリーニング装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のクリーニング装置と、
    記録媒体を前記インクジェットヘッドと対向させて搬送する記録媒体搬送部と、
    を備えるインクジェット画像形成装置。
  13. インクジェットヘッドのノズル面に接触するようにクリーニング部材を搬送することによって当該クリーニング部材に接触する当該ノズル面をクリーニングし、
    前記クリーニング部材において当該クリーニング部材の終端側から前記ノズル面をクリーニングするのに必要となる長さ分の位置に形成された標識を検出し、
    前記標識が検出された場合、前記ノズル面に接触していない残りの前記クリーニング部材を用いてクリーニングするように前記クリーニング部材の搬送を制御する、
    クリーニング制御方法。
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