JP7034894B2 - 収穫機及び流量算出方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本発明に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1によって自走する走行機体2と、走行機体2の前部に植立穀稈を収穫する収穫部3とが備えられている。走行機体2の前部右側に、キャビン4にて周囲が覆われた運転部5が備えられている。運転部5の後方には、収穫部3にて収穫された穀稈を脱穀処理する脱穀装置6と、脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク7とが、横方向に並ぶ状態で配備されている。穀粒タンク7は機体右側に位置し、脱穀装置6は機体左側に位置している。つまり、運転部5は穀粒タンク7の前方に位置している。運転部5における運転座席8の下方にエンジン14が備えられている。走行機体2の後部であって穀粒タンク7の後方に、穀粒タンク7に貯留された穀粒を機外に排出する穀粒排出装置9が備えられている。脱穀された穀粒は、穀粒搬送機構16により、脱穀装置6から穀粒タンク7の内部に搬送される。また、穀粒タンク7の下方には、穀粒タンク7に貯留されている穀粒の収量を測定するための収量センサの一例としてロードセル10が設けられる。ロードセル10は穀粒の重量(収量)に応じて受ける圧力をひずみセンサで電圧等として検出する。貯留された穀粒の重量(収量)は、出力値である電圧から算出される。
次に、図2,図3を用いて一実施形態に係る穀粒搬送機構16について説明する。穀粒搬送機構16は、脱穀装置6の底部に設けられた一番物回収スクリュー16Aと揚送コンベヤ16Bと横送りコンベヤ16Cとを含む。
図2,図3,図4に示されているように、穀粒放出口30に隣り合う状態で、穀粒放出口30から放出される穀粒の流量である放出量を計測する流量センサ20が設けられている。流量センサ20は支持フレーム40に支持され、支持フレーム40は、穀粒タンク7の壁部のうち、左側壁7aと右側壁7bとに亘っている。流量センサ20は、検知板21とロードセル22とをスペーサ23を介して備える。図4に示されているように、ロードセル22の一端部22Aは、支持フレーム40にスペーサ24を介して片持ち支持されている。また、ロードセル22の他端部22Bの上方に、検知板21がスペーサ23を介して取り付けられている。
図2,図3,図4に示されているように、流量センサ20は穀粒放出口30に隣り合う状態で設けられており、流量センサ20は支持フレーム40に支持されている。穀粒タンク7の壁部のうち、左右側壁7a,7bの夫々に、機体前後方向に沿って壁部フレーム71,71が水平な状態で設けられている。支持フレーム40は、例えば山形鋼の組合せによって構成され、穀粒タンク7の左右両端に亘る支持部材41と、支持部材41の左右両端に溶接固定された左右一対の取付部材42とを有する。取付部材42が左右の壁部フレーム71,71にボルト固定されることによって、支持フレーム40は穀粒タンク7に両端支持される。
図3に示されるように、穀粒タンク7の内部における上部位置に、穀粒の品質を計測する品質計測装置50が設けられている。品質計測装置50は、穀粒の水分量やタンパク量等の穀粒の成分(品質)を計測する。品質計測装置50は、計測対象である穀粒を一時貯留する第一貯留部である一時貯留部51と、一時貯留部51にて貯留されている穀粒に対して計測作用して品質を計測する品質計測部である計測部52とを備えている。図3に示すように、一時貯留部51が穀粒タンク7の内方側に位置し、計測部52が穀粒タンク7の外方側に位置している。計測部52は、密閉状に形成された収納ケース53の内部に収納されている。一時貯留部51は、収納ケース53の内方側の側面に一体的に連結された略角筒状に形成され、その内部に穀粒を貯留することができる。
図2,図3,図4に示されるように、流量センサ20に伝わる振動を検出する振動センサ19が設けられる。振動センサ19は、振動の大きさを検出する。振動の大きさは、例えば加速度等として検出される。流量センサ20に伝わる振動は、脱穀装置6や穀粒搬送機構16等で発生し、穀粒タンク7の側壁(左側壁7a等)に伝わり、支持フレーム40を介して流量センサ20に伝わる。そのため、振動センサ19は、振動の伝達経路である支持フレーム40に設けられる。例えば、図2,図3,図4に示されるように、振動センサ19は、後上傾斜部41aのスペーサ24が接続される面に対する裏面に設けられ、できるだけ、スペーサ24の真裏に設けられることが好ましい。また、振動センサ19は、支持フレーム40の後下傾斜部41bに設けられても良い。すなわち、振動センサ19は、後下傾斜部41bの放出ケース31が支持されるスペーサ24の近傍に設けられることが好ましい。また、振動センサ19が、後上傾斜部41aまたは後下傾斜部41bの裏面に設けられると、流入する穀粒が直接振動センサ19に接触することが抑制され、より正確に振動を検知することができる。
次に、流量を算出する構成例について、図5を用いて説明する。
制御部73は、流量センサ20および振動センサ19の検出値が入力され、流量値を出力する。制御部73は、LAN等を介して流量センサ20および振動センサ19と接続され、流量センサ20および振動センサ19とデータ通信が可能である。制御部73は、一定期間毎に流量センサ20の検出値から流量を算出する。例えば、流量を算出する期間は、羽根板32aが1回転する期間(周期)とすることができる。また、制御部73は、検出値入力部74、異常判定部75、流量算出部76、流量修正部77、流量出力部78を備える。
(1)図5を参照しながら図8を用いて、異常期間の流量を算出する別形態について説明する。この別実施形態では、異常期間の判定を振動のみで行う。
7 穀粒タンク
19 振動センサ
20 流量センサ
41 支持部材
73 制御部
75 異常判定部
Claims (11)
- 収穫された作物を脱穀する脱穀装置と、
前記脱穀装置で脱穀された穀粒が搬送されて貯留される穀粒タンクと、
収穫作業中に前記穀粒タンクに搬送される穀粒の流量を経時的に検出する流量センサと、
収穫作業中に前記流量センサに伝わる振動を経時的に検出する振動センサと、
前記振動の値に基づいて前記流量を演算する制御部と、
所定時間幅の期間毎に、所定の振動しきい値以上の前記振動が検出された異常期間であるか検出されない正常期間であるかを判定する異常判定部とを備え、
前記制御部は、前記正常期間では、検出された流量を用いて前記正常期間における流量とし、前記異常期間では、前記正常期間の流量を用いて算出された流量を前記異常期間の流量とする収穫機。 - 前記制御部は、前記異常期間より前側の期間で前記異常期間に最も近い前記正常期間である前側期間と前記異常期間より後側の期間で前記異常期間に最も近い前記正常期間である後側期間との流量を用いて、前記異常期間の流量を演算する請求項1に記載の収穫機。
- 前記制御部は、前記前側期間の流量と前記後側期間の流量との平均値を前記異常期間の流量とする請求項2に記載の収穫機。
- 前記異常判定部は、前記振動の値が前記振動しきい値以上であり、かつ、前記流量センサが検出した流量が所定の流量しきい値以上である期間を前記異常期間であると判定する請求項1から3のいずれか一項に記載の収穫機。
- 前記制御部は、前記振動の値が前記振動しきい値より小さく、かつ、前記流量センサが検出した流量が前記流量しきい値以上である期間に対しては、前記流量センサが検出した流量の最高値をその期間の流量とする請求項4に記載の収穫機。
- 前記流量センサおよび前記振動センサは、同じ支持部材に支持される請求項1から5のいずれか一項に記載の収穫機。
- 穀粒タンクに搬送される穀粒の流量を算出する方法であって、
収穫作業中に前記穀粒タンクに搬送される穀粒の流量を経時的に検出する工程と、
収穫作業中に振動を経時的に検出する工程と、
所定時間幅の期間毎に、所定の振動しきい値以上の前記振動が検出された異常期間であるか検出されない正常期間であるかを判定する工程と、
前記正常期間では、検出された流量を用いて前記正常期間における流量とし、前記異常期間では、前記正常期間の流量を用いて算出された流量を前記異常期間の流量とする工程とを備える流量算出方法。 - 前記異常期間より前側の期間で前記異常期間に最も近い前記正常期間である前側期間と前記異常期間より後側の期間で前記異常期間に最も近い前記正常期間である後側期間との流量を用いて、前記異常期間の流量を演算する請求項7に記載の流量算出方法。
- 前記前側期間の流量と前記後側期間の流量との平均値を前記異常期間の流量とする請求項8に記載の流量算出方法。
- 前記振動の値が前記振動しきい値以上であり、かつ、検出された流量が所定の流量しきい値以上である期間を前記異常期間であると判定する請求項7から9のいずれか一項に記載の流量算出方法。
- 前記振動の値が前記振動しきい値より小さく、かつ、検出された流量が前記流量しきい値以上である期間に対しては、検出された流量の最高値をその期間の流量とする請求項10に記載の流量算出方法。
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