JP7033377B1 - エレベータ用ゴンドラの安全装置から安全ロープを引き抜く方法および同安全装置の安全ロープ解放治具 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、前記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであって、安全装置から安全ロープを引き抜く作業の要員を減らし、一人の作業員でも行えるようにしたエレベータ用ゴンドラの安全装置から安全ロープを引き抜く方法および同安全装置の安全ロープ解放治具を提供することを目的としている。
図1は、本発明の実施形態が適用されるエレベータ用ゴンドラの概要を示す図である。
安全装置20には、手動操作によりロープ掴み機構を解放できるように解放シャフト33が設けられている。ここで、解放とは、安全ロープ12の走行速度が設定値を超えてもロープ掴み機構は作動せず、安全ロープ12がロープ掴み機構からフリーになっている状態をいう。この解放シャフト33は、ボルト頭部のように六角形状を有しており、安全装置20のケース表面から突き出るようになっている。従来は、この解放シャフト33をスパナで回していたが、本実施形態では、板状の解放治具40が用いられる。
図2に示されるように、安全装置20から安全ロープ12を引き抜く作業は、ゴンドラ10を乗場32に引き込んで実施される。本実施形態では、以下に説明するように、図3に示した解放治具40を用いて安全装置20のロープ把持機構を解放してから安全ロープ12を引き抜く作業の要員としては1人を想定している。
Claims (6)
- 安全ロープの速度が設定値を超えると、前記安全ロープを把持することでゴンドラを非常停止させるロープ掴み機構と、前記ロープ掴み機構が作動可能になるロック位置と前記ロープ掴み機構から前記安全ロープが解放される状態になる解放位置との間を回転可能な解放シャフトと、を有する安全装置から前記安全ロープを引き抜く方法であって、
前記解放シャフトが空回りせずに嵌合する第1の穴と、前記安全装置のケース表面に形成された突起部が嵌合可能な回転防止用の第2の穴とを有する板状の治具本体と、前記解放シャフトを前記第1の穴に嵌めたまま前記解放シャフトを前記解放位置まで回したときに前記治具本体の脱落を防止する固定手段と、を有する解放治具を用意し、
前記解放治具の前記第1の穴に前記解放シャフトを嵌めた状態で前記解放治具を回して前記解放シャフトを解放位置に切り換え、
前記解放治具を前記固定手段により脱落しないように保持するとともに、前記第2の穴に前記突起部を嵌合させて前記解放治具が前記ロック位置に回らないように保持し、
最後に、前記安全ロープが前記ロープ掴み機構から解放された状態で前記安全ロープを前記安全装置から引き抜くことを特徴とするエレベータ用ゴンドラの安全装置から安全ロープを引き抜く方法。 - 前記固定手段は、薄型の永久磁石からなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用ゴンドラの安全装置から安全ロープを引き抜く方法。
- 前記永久磁石を覆うように、ゴム製のバンド部材が前記治具本体に巻き付けられたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ用ゴンドラの安全装置から安全ロープを引き抜く方法。
- 前記突起部は、前記安全装置のカバーを固定する締結部材の一部であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用ゴンドラの安全装置から安全ロープを引き抜く方法。
- 前記解放治具の第2の穴の位置は、解放位置では、前記突起部に位相が合っていることを特徴とする請求項4に記載のエレベータ用ゴンドラの安全装置から安全ロープを引き抜く方法。
- 安全ロープの速度が設定値を超えると、前記安全ロープを把持することでゴンドラを非常停止させるロープ掴み機構と、前記ロープ掴み機構が作動可能になるロック位置と前記ロープ掴み機構から前記安全ロープが解放される状態になる解放位置との間を回転可能な解放シャフトと、を有する安全装置において、前記解放シャフトを手動で回すのに使用される安全ロープ解放治具であって、
前記解放シャフトが空回りせずに嵌合する第1の穴と、前記安全装置のケース表面に形成された突起部が嵌合可能な回転防止用の第2の穴とを有する板状の治具本体と、
前記解放シャフトを前記第1の穴に嵌めたまま前記解放シャフトを前記解放位置まで回したときに前記治具本体の脱落を防止する固定手段と、
を有することを特徴とするエレベータ用ゴンドラの安全装置に用いられる安全ロープ解放治具。
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JP2006143341A (ja) | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Tir Corporation | 被牽引物の落下防止装置 |
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