JP2009091098A - エレベータ用ホールドア - Google Patents

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Abstract

【課題】かごドアとホールドアとの係合機構にかかわりなく、かつモータブレーキを確認し易い位置で開閉できるエレベータ用ホールドアを提供すること。
【解決手段】昇降機の乗り場に設けられ、昇降路内に昇降自在に設けられた乗りかごのかごドアに係合して開閉駆動される駆動側ホールドアと、駆動側ホールドアと連結機構により連結されて開閉駆動される従動側ホールドアとからなるエレベータ用ホールドアにおいて、連結機構に、従動側ホールドアを、駆動側ホールドアに対して開閉可能とする作動部を設けた。これにより、駆動側ホールドアに操作を加えることなく従動側ホールドアを開扉し、ホールドアを開放させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータ装置の乗り場に設置されているホールドアに関する。
通常エレベータ装置のホールドア(乗り場ドア)は、乗り場に到着した乗りかごのかごドアと係合機構により係合し、かごドアが駆動装置で開閉駆動されると、それにより開閉されるようになっている。
またホールドアは、通常複数のドアパネルから構成してあり、連結機構で各ドアを連結させ、かごドアに係合された駆動ドアの開閉動作を他のドアに伝達して、各ドアが所定の位置に移動するようにしている。
また機械室を持たないマシンルームレスのエレベータでは、例えば停電や故障で乗りかごが昇降路内で停止した場合、モータに最も近接する乗り場においてホールドアを開き、昇降路内の乗りかごの位置を確認したり、モータブレーキの解放状態を目視するようになっている。更に非常時には、乗りかご内に残された乗客を救出するため、開いたホールドアを通してモータブレーキを操作し、乗りかごを最寄の乗り場に移動させることがある。
特開2005−145702号公報
しかしながら、モータブレーキを操作している乗り場に乗りかごを移動させてくると、復旧に不都合が生じることがある。つまりホールドアを開けていると、かごドアとホールドアとを係合する係合機構がホールドアに伴って移動している。そこに乗りかごを移動させてくると、係合機構によりホールドアとかごドアとが係合されない状態で乗りかごがその乗り場に到着することとなる。乗客を乗りかごから救出した後かごドアとホールドアとを係合させるには、一度乗りかごを他の階に移動させる必要がある。
ところが乗客が降りた乗りかごは釣り合い重りより軽く、モータブレーキを解除しても上昇方向にしか移動しない。一方モータが設置してあるのは最上階付近の場合が多く、最上階に乗りかごを到着させて救出作業を行うと、電力が遮断された状態ではその後乗りかごを他の階に移動させること、つまり乗りかごを下降させることは実質不可能となり、復旧時間が長くなる要因の一つとなっていた。乗りかごが乗り場に到着する以前に係合機構を取り外せばよいが、乗客を救出するなどの非常時には忘れることも多かった。
また非常時の作業においてホールドアが全開されると、ホールドアから作業者が昇降路内に落下する危険性も考えられる。そのため、ホールドアを100mmから150mm程度開放させたときにホールドアにロックがかかるように設定されていることがある。このような場合、片開き形式のホールドアでは、ホールドアが開放される位置とモータブレーキの設置位置とが、昇降路平面で対角同士に位置し、ホールドアを開けてもモータブレーキの状態等がうまく確認できないという問題があった。そのため、ドアの一部にガラスを嵌めこむこともあるが他の階のドアと意匠上一致せず、あまり好ましくなかった。
本発明は、かごドアとホールドアとの係合機構にかかわりなく、かつモータブレーキを確認し易い位置で開閉できるエレベータ用ホールドアを提供することを目的とする。
1、昇降機の乗り場に設けられ、昇降路内に昇降自在に設けられた乗りかごのかごドアに係合して開閉駆動される駆動側ホールドアと、該駆動側ホールドアと連結機構により連結されて開閉駆動される従動側ホールドアとからなるエレベータ用ホールドアにおいて、
前記連結機構に、前記従動側ホールドアを、前記駆動側ホールドアに対して開閉可能とする作動部を設けてエレベータ用ホールドアを構成した。
2、1に記載のエレベータ用ホールドアにおいて、前記従動側ホールドアのドアハンガ機構を、ガイドレール上に懸架されるドアハンガ本体と、前記従動側ホールドアに固定される取付板とから構成し、前記ドアハンガ本体と前記取付板のいずれか一方に長孔を設け、他方に該長孔に組みつけられる嵌合部材を設け、かつ前記ドアハンガ本体と前記取付板とを一体に係止する係止装置を設けて、前記作動部を構成した。
3、2に記載のエレベータ用ホールドアにおいて、前記係止装置を、前記ドアハンガ本体と前記取付板のいずれか一方に回動自在に取り付けられた鉤状の係止片と、該係止片を付勢する付勢手段とから構成し、前記係止片の鉤状部分で前記従動側ホールドアと前記駆動側ホールドアとを一体に係止するとともに、前記係止片を解除方向に回動させることにより前記ドアハンガ本体と前記取付板との係止が解除され、かつ前記従動側ホールドアを前記駆動側ホールドアに対して閉じると、前記付勢手段により前記係止片が前記ドアハンガ本体と前記取付板を一体に係止することとした。
4、1〜4のいずれかに記載のエレベータ用ホールドアにおいて、前記ホールドアは、前記乗りかごを昇降させる巻き上げ機のブレーキ機構に相当する高さの乗り場に設置した。
5、4に記載のエレベータ用ホールドアにおいて、前記ブレーキ機構は、最上階の乗り場に設置されていることとした。
6、5に記載のエレベータ用ホールドアにおいて、ホールドアは片開き形式であることとした。
本発明にかかるエレベータ用ホールドアによれば、かごドアとホールドアとの係合機構にかかわりなく、かつモータブレーキを確認し易い位置で開閉できる。
図1に、本発明にかかるエレベータ用ホールドアの一実施形態を示す。ホールドア10は、駆動側ホールドア12(高速側)と従動側ホールドア14(低速側)を具えた片開き形式で、図の左方向に開扉する。
図2にエレベータ装置の概略を示す。エレベータ装置20はマシンルームレスタイプで、昇降路22内の上部(最上階に相当する。)に巻上機24及びエレベータ装置20の運転を制御する制御装置(図示せず。)が設置されている。エレベータ装置20の各階の乗り場26には、乗り場26に面してホールドア10が設置されている。
巻上機24は、トラクションシーブ28と、トラクションシーブ28を回転駆動するモータ30と、トラクションシーブ28の回転を制動するブレーキ機構32とを備えている。トラクションシーブ28には、メインロープ34が巻き掛けられ、メインロープ34を介して乗りかご36が昇降路22内に吊り下げてある。
乗りかご36は、前面、すなわち乗り場26の側にかごドア40を備えている。かごドア40は、高速ドア(駆動ドア)と低速ドア(従動ドア)からなる片開きドアで、乗りかご36に設けられた駆動機構(図示せず。)が高速ドアに連結し、開閉駆動される。低速ドアは、連結機構(図示せず。)により高速ドアに連結し、高速ドアの開閉に伴って開閉される。
かごドア40には、ドアロック機構(図示せず。)が設けられている。ドアロック機構は、通常ロックされており、乗りかご36が乗り場26に到着するとロックが解除される。またかごドア40には、図7に示す係合片42(係合機構の一方の部材である。)がホールドア10側に面して取り付けてある。係合片42は、縦方向に延びる金属片で、後述するホールドア10の係合部に対応して設けられている。
またメインロープ34には、乗りかご36の反対側の端部に釣合い重り38が掛けてある。釣合い重り38は、最大人員の5割程度が載った状態の乗りかご36に釣り合う重さに設定されている。また昇降路22内には、乗りかご36の速度異常を検出する調速機(図示せず。)が設けられている。
通常運転時は、制御装置を介してモータ30に電力が供給され、メインロープ34が走行して、乗りかご36が所定の乗り場26に到着される。一方停電や災害発生時、あるいは機器の故障のときには、ブレーキ機構32が自動的に作動し、乗りかご36が緊急停止する。また調速機が速度異常を検出すると、非常停止装置が作動し、乗りかご36が非常停止される。
ホールドア10は、かごドア40と同じ片開き形式のドアで、図1に示すように右側に配置された駆動側ホールドア(高速ドア)12と、左側に配置された従動側ホールドア(低速ドア)14から構成されている。駆動側ホールドア12は、上部にハンガ機構16を備え、車輪44を介してガイドレール46上に移動可能に懸架されている。また、従動側ホールドア14は、上部にハンガ機構18を備え、車輪44を介してガイドレール48上に移動可能に懸架されている。
各乗り場26の駆動側ホールドア12には、図7に示すように上記係合片42に対応した係合部50が設けられている。係合部50は、ホールドア10の外側、つまり乗りかご36側に面して設けられている。係合部50は、駆動側ホールドア12に回動自在に取り付けられた腕部52と、腕部52に設けられた開側ローラ54と閉側ローラ56の2つのローラと、付勢手段としてのばね(図示せず。)から構成してある。腕部52は、上下方向に回動自在に取り付けられ、回動側の端部に鉤部58が形成してある。鉤部58は、通常ホールドア10の枠体60(乗り場26に固定されている。)に設けられた固定部62に係合している。
開側ローラ54は、腕部52の中心軸より上方に取付けられ、閉側ローラ56は、ほぼ腕部52の中心軸上に取り付けられている。これら開側ローラ54と閉側ローラ56は、かごドア40に取り付けられた係合片42が、乗りかご36の昇降に伴ってその間を通過するに十分な間隔をもって配置されている。ばねは、鉤部58が固定部62に係合する方向に腕部52を付勢している。
これにより係合部50は、乗りかご36が乗り場26に到着すると、図7の二点鎖線で示すように係合片42が開側ローラ54と閉側ローラ56の間に滑り込み、かごドアが開いて係合片42が移動すると、係合片42により開側ローラ54が開放方向に押されホールドア10の駆動側ホールドア12を押圧するとともに、腕部52を上方に回動させて鉤部58を固定部62から外すので、駆動側ホールドア12が開扉される。
またホールドア10の上部には連結機構64が設けてある。連結機構64は、一対のプーリ66と、一対のプーリ66を支持するプーリ支持板68と、プーリ66間に巻きつけられたワイヤ70と、プーリ支持板68に連結した連結片72等から構成されている。
プーリ支持板68は、枠体60にホールドア10の開閉方向に沿って移動可能に取り付けられている。ワイヤ70は環状で、プーリ66間に緩みなく張り渡されている。尚、緊張装置を設け、ワイヤ70を常に緊張させておいてもよい。
ワイヤ70は、上側を通るワイヤ70aの一部が枠体60に固定してあり、下側を通るワイヤ70bには、ハンガ機構16が固定されている。連結片72はハンガ機構18に取り付けてあり、これにより従動側ホールドア14がプーリ支持板68に連結されている。更に、少なくとも最上階の乗り場26に設置されたホールドア10には、図1に示す作動部74がハンガ機構18に設けられている。
次に作動部74について説明する。
最上階に設けられたホールドア10のハンガ機構18は、図3、図4に示すようにハンガ本体76と取付板78の2部材から形成されている。ハンガ本体76は、上述したように上部に車輪44を有し、車輪44によりガイドレール48上に移動可能に懸架されている。またハンガ本体76には、ホールドア10の開閉方向に沿った2つの長孔80が形成されている。
取付板78は、従動側ホールドア14の上部に固定してあり、長孔80に嵌合する2本の嵌合ピン82が取り付けられている。嵌合ピン82は、長孔80の径より細く、先端が長孔80の径より拡大させてあり、長孔80に沿って移動可能で、かつ抜け出ないように形成されている。
また取付板78には、係止片84が回動自在に取り付けられている。係止片84は、取付板78の表面に対して直角方向に回動自在で、図4、図6に示すように回動端側に鉤部86が形成してある。鉤部86は、取付板78を超えてハンガ本体76に掛かり、更に係止片84は、ばね部材(図示せず。)により鉤部86がハンガ本体76に係合する方向に付勢されている。更に係止片84は、下面に図6に示すような下側に開いた傾斜面88が形成してあり、傾斜面88に向けて下側から特殊工具90が挿し入れられるようになっている。
次に、上記ホールドア10の作動と効果について説明する。
エレベータ装置20が通常に動作している時は、乗りかご36が乗り場26に到着すると、係合片42が図7に示すように係合部50の開側ローラ54と閉側ローラ56の間に滑り込む。そしてかごドア40のロック機構が解除され、駆動装置によりかごドア40が開放方向に駆動されると、開側ローラ54が係合片42に押され、腕部52が上方に回動する。すると鉤部58と固定部62との係合が解除され、開側ローラ54が係合片42により押されることによって駆動側ホールドア12がかごドア40とともに開扉される。
そして駆動側ホールドア12が開扉方向に移動されると、ハンガ機構16によりワイヤ70が周回し、ワイヤ70がプーリ66間を周回しながらプーリ支持板68が開扉方向に移動する。これにより、連結片72を介してハンガ機構18が開扉方向に低速で移動する。ハンガ機構18は、長孔80の端部に嵌合ピン82が当っているので、ハンガ本体76が開扉方向に移動すると取付板78が移動し、従動側ホールドア14が開扉される。
また、かごドア40が閉じられると、係合片42により閉側ローラ56が押され、駆動側ホールドア12がかごドア40とともに閉じられる。すると、連結機構64によりハンガ本体76が閉扉方向に移動する。取付板78は係止片84でハンガ本体76と連結しているので、ハンガ本体76が閉扉方向に移動することにより、従動側ホールドア14が閉扉方向に移動し、ホールドア10が閉じられる。
またホールドア10が完全に閉じられる直前に腕部52の鉤部58が固定部62を乗り越えるようにして係合し、完全に閉じられると同時にホールドア10のロックがなされる。閉じられた後、乗りかご36が他の階に移動していくと、係合片42は開側ローラ54と閉側ローラ56の間から外れ、かごドア40とホールドア10との係合が解除される。
故障や停電などにより、乗りかご36が昇降路22内で緊急停止したとする。まず作業員は現状確認のため、建物の最上階(巻上機が設置されている場所と同じ高さの階である。)に上り、最上階のホールドア10の上部隙間から特殊工具90を挿し入れる。すると、特殊工具90は、傾斜面88に当たりながら、ハンガ本体76と係止片84の間に入れられ、図6の二点鎖線で示すように係止片84がばね部材に抗して回動し、鉤部86がハンガ本体76の端面から外される。
これにより取付板78は、ハンガ本体76に対して長孔80に沿って移動可能となる。したがって、かかる状態で従動側ホールドア14を開扉方向に押すことにより図5に示すように従動側ホールドア14が駆動側ホールドア12に対して移動し、従動側ホールドア14と駆動側ホールドア12との間に図8に示すように開放部分Sが形成される。
このようにして形成されたドア間の開放部分Sから、昇降路22内を観察して乗りかご36の位置を調べ、必要に応じてモータ30のブレーキ機構32をこの開放部分Sを通して操作する。そこで、例えば、乗りかご36が最上階の直下で停止しており、ブレーキ機構32を操作して乗りかご36を最上階の乗り場26に到着させた場合でも、駆動側ホールドア12及び係合部50にはなんら操作が加えられていないので、かごドア40の係合片42が駆動側ホールドア12に設けられた開側ローラ54と閉側ローラ56の間に滑り込み、係合装置でかごドア40とホールドア10が平常時と同様にして係合される。
そして、かごドア40のロックを解除し、かごドア40を開扉させると、ホールドア10も開扉されるので、乗りかご36から乗客を救出できる。故障箇所の修理などが終了し、ホールドア10を閉じると、係止片84がハンガ本体76にかかりハンガ本体76と取付板78とが図4に示すように一体となるので、ホールドア10および乗りかご36は通常に作動できる状態となる。
このように上記ホールドア10によれば、従動側ホールドア14が駆動側ホールドア12に対して開扉方向に移動するので、非常時にホールドア10を簡易に開扉できる。その際駆動側ホールドア12にはなんら操作が加えられないので、ホールドア10を開扉した乗り場26に乗りかご36が到着した場合でも、かごドア40とホールドア10とは通常通り係合され、修理後の復旧に長時間かかることを防止できる。
またホールドア10が片開き形式の場合には、ホールドア10の中央寄りに開放部分Sが形成されるので、モータ30のブレーキ機構32が駆動側ホールドア12の対角に位置している場合でも、状態が容易に確認でき、また操作が容易に行える。
従動側ホールドア14と乗り場26の枠体60との隙間から特殊工具90を挿し入れるだけで、連結機構64の連結を解除し、簡易に、かつ確実に従動側ホールドア14を移動できる。開扉した従動側ホールドア14は、閉扉位置に戻すだけで原状に復帰し、連結機構64により駆動側ホールドア12と再度連結させることができる。
次に、ホールドアが両開き形式の場合について、図9を用いて説明する。
ホールドア11は、右側に駆動側ホールドア13を有し、左側に従動側ホールドア15を有し、それぞれハンガ機構17と19によりガイドレール47に移動可能に懸架されている。駆動側ホールドア13と従動側ホールドア15は、互いに連結機構65により連結されており、中央から左右にそれぞれ開閉駆動する。
連結機構65は、プーリ67間に環状のワイヤ71を掛け渡し、下側のワイヤ71bに駆動側ホールドア13のハンガ機構17を連結させ、上側のワイヤ71aに従動側ホールドア15のハンガ機構19が連結させてある。
駆動側ホールドア13には、係合部51が設けてあり、通常は固定部63にロックされている。従動側ホールドア15のハンガ機構19には、上述したと同様の機構の長孔81を有する作動部75が設けられている。乗りかご36が到着すると、上述したと同様に係合片42が係合部51に滑り込み、かごドア40が開扉されると、ロックが解除されて駆動側ホールドア13が開扉されるとともに、従動側ホールドア15も開扉される。
そして緊急時には、特殊工具90を従動側ホールドア15の係止片85に差し込むことにより、係止片85の係合を外し、ハンガ本体77から取付板79を移動させて、従動側ホールドア15を駆動側ホールドア13に対して開扉させることができる。
このように作動部75を、両開き形式のホールドア11に用いても、駆動側ホールドア13になんら操作を加えることなく従動側ホールドア15のみを移動させて、ホールドア11を開放させることができる。
作業終了後は従動側ホールドア15を閉扉すると、係止片85により取付板79とハンガ本体77が係合し、ホールドア11を原状に復帰させることができる。また上述したと同様、ホールドア11を開放させている乗り場に乗りかご36を到着させてきた場合でも、駆動側ホールドア13とかごドア40とは係合機構により係合させることができ、復旧に長時間を必要としない。
尚、上記例では、2枚のドアパネルで構成した例について説明したが、本発明は、2枚ドアに限るものではない。2枚以上のドアパネルで構成した場合には、作動部74は、従動側ホールドア14の少なくとも1枚のドアパネルに設ければよい。また巻上機等は、乗り場の最上階でなく、昇降路の途中階に設置されていても良く、その場合、少なくともかかる乗り場26に設けられた従動側ホールドア14等に作動部74等を取り付ける。
本発明の一実施形態にかかる連結機構を具えたホールドアを示す正面図。 エレベータ装置を示す側面図。 ハンガ機構を示す正面図。 ハンガ機構を示す平面図。 ハンガ機構を示す平面図。 係止片を示す斜視図。 ホールドアを示す正面図。 ホールドアを示す正面図。 他の例のホールドアを示す正面図。
符号の説明
10…ホールドア
12…駆動側ホールドア
14…従動側ホールドア
16、18…ハンガ機構
20…エレベータ装置
22…昇降路
42…係合片
50…係合部
64…連結機構
72…連結片
74…作動部
76…ハンガ本体
78…取付板
84…係止片

Claims (6)

  1. 昇降機の乗り場に設けられ、昇降路内に昇降自在に設けられた乗りかごのかごドアに係合して開閉駆動される駆動側ホールドアと、該駆動側ホールドアと連結機構を介して連結された従動側ホールドアとからなるエレベータ用ホールドアにおいて、
    前記連結機構に、前記従動側ホールドアを、前記駆動側ホールドアに対して開閉可能とする作動部を設けたことを特徴とするエレベータ用ホールドア。
  2. 前記従動側ホールドアのドアハンガ機構を、ガイドレール上に懸架されるドアハンガ本体と、前記従動側ホールドアに固定される取付板とから構成し、
    前記ドアハンガ本体と前記取付板のいずれか一方に長孔を設け、他方に該長孔に組みつけられる嵌合部材を設け、かつ前記ドアハンガ本体と前記取付板とを一体に係止する係止装置を設けて、前記作動部を構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用ホールドア。
  3. 前記係止装置を、前記ドアハンガ本体と前記取付板のいずれか一方に回動自在に取り付けられた鉤状の係止片と、該係止片を回転方向に付勢する付勢手段とから構成し、
    前記係止片の鉤状部分で前記従動側ホールドアと前記駆動側ホールドアとを一体に係止するとともに、前記係止片を解除方向に回動させることにより前記ドアハンガ本体と前記取付板との係止を解除し、更に前記従動側ホールドアを前記駆動側ホールドアに対して閉じると、前記付勢手段により前記係止片が前記ドアハンガ本体と前記取付板を一体に係止することを特徴とした請求項2に記載のエレベータ用ホールドア。
  4. 前記ホールドアは、前記乗りかごを昇降させる巻き上げ機のブレーキ機構に相当する高さの乗り場に設置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエレベータ用ホールドア。
  5. 前記ブレーキ機構は、最上階の乗り場に設置されていることを特徴とした請求項4に記載のエレベータ用ホールドア。
  6. 片開き形式のホールドアである請求項5に記載のエレベータ用ホールドア。
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