JP7323032B1 - エレベータ用かご枠、およびエレベータの足場なし工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動作業床としても本設乗りかごとしても適切な制動力を発揮し得る非常止め装置を備えたエレベータ用かご枠を提供する。【解決手段】非常止め装置SD1は、第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200とを含み、第1非常止めユニット100は、かご枠がエレベータの足場なし工法において移動作業床に用いられる際に必要とされる適切な第1の制動力を有し、第2非常止めユニット200は第2の制動力を有していて、前記第1の制動力と前記第2の制動力とで、前記かご枠が本設エレベータの乗りかごに用いられる際に必要とされる適切な制動力が発揮され、第1非常止めユニット100のみが作動する状態から第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200の両方が作動する状態に切り換え可能に構成した。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータ用かご枠およびエレベータの足場なし工法に関し、特に、非常止め装置を備えたエレベータ用かご枠、およびかご枠を移動作業床として用いるエレベータの足場なし工法に関する。
建物の建築工事の一環としてなされるエレベータ設置工事において、昇降路に昇降路内機器を取り付ける作業方法として、足場工法と足場なし工法とが知られている。
足場なし工法は、足場工法のような枠組み足場を用いず、昇降路内を上下に移動できる移動作業床を使用する工法であり、中・高昇降行程のエレベータの設置工事に採用されている(特許文献1-4)。
移動作業床として、本設エレベータのかご枠を用いることが行われる。すなわち、本設乗りかごからサイドパネル、かごドア等、エレベータ設置工事の妨げとなる構成部材を除いた状態、換言すると、当該構成部材を取り付ける前の状態のかごを移動作業床として用いる。さらに言うと、移動作業床は、作業員が乗り込む床、および昇降指示を行うための操作釦装置等のエレベータ設置工事に必要最低限の構成部材がかご枠取り付けられた状態のかごである。
また、工事中の作業員の安全を確保するため、移動作業床のかご枠に非常止め装置は既に取り付けられている。ところが、移動作業床として使用する際には、非常止め装置の制動力が過大になるという問題がある。すなわち、非常止め装置は、かご重量、およびかごに取り付けられる釣合ロープやトラベリングケーブル等の重量に見合った制動力を発揮するものが備えられるところ(特許文献5-8)、上記したように乗りかごから種々の構成部材が省略された移動作業床は、乗りかごに比してその重量が重いため、移動作業床として使用中に作動した場合、大きな制動力がかかってしまうのである。
特公昭54-16287号公報 特公平4-64996号公報 特許第5538470号公報 特許第5538471号公報 実開昭60-126469号公報 特開2001-354373号公報 特開2016-210609号公報 特開2017-165501号公報
これに対処するため、足場なし工法において、移動作業床のかご枠には、本設乗りかごに設けられる非常止め装置よりも制動力の小さい、当該移動作業床に見合った非常止め装置を取り付けておき、エレベータ設置工事の終了直前に、本設乗りかご用の非常止め装置に取り換えを行うことが考えられる。
しかしながら、狭い昇降路内で非常止め装置を丸ごと取り換える作業というのは煩雑であり、そして、なによりも、移動作業床で使用した非常止め装置が無駄になってしまう。
本発明は、上記した課題に鑑み、移動作業床としても本設乗りかごとしても適切な制動力を発揮する非常止め装置を備えたエレベータ用かご枠を提供することを第1の目的とする。
本発明の第2の目的は、非常止め装置を取り換えることなく、移動作業床の段階でも本設乗りかごとしても、適切な制動力を発揮し得る足場なし工法を提供することを目的とする。
上記第1の目的を達成するため、本発明に係るエレベータ用かご枠は、非常止め装置が備えられたエレベータ用かご枠であって、前記非常止め装置は、第1非常止めユニットと第2非常止めユニットとを含み、前記第1非常止めユニットは、前記かご枠が、エレベータの足場なし工法において移動作業床に用いられる際に必要とされる適切な第1の制動力を有し、前記第2非常止めユニットは第2の制動力を有していて、前記第1の制動力と前記第2の制動力とで、前記かご枠が本設エレベータの乗りかごに用いられる際に必要とされる適切な制動力が発揮され、前記非常止め装置が、前記第1非常止めユニットのみが作動する状態から前記第1非常止めユニットと前記第2非常止めユニットの両方が作動する状態に切り換え可能に構成されていることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するため、本発明に係るエレベータの足場なし工法は、第1非常止めユニットと第2非常止めユニットを含む非常止め装置が備えられたかご枠を含む移動作業床を用いるエレベータの足場なし工法であって、前記第1非常止めユニットのみが作動し得る状態で、前記移動作業床を用いて昇降路内機器を取り付ける昇降路内機器取付工程と、前記昇降路内機器取付工程の後に、前記移動作業床を本設乗りかごに仕上げる乗りかご仕上げ工程と、前記第1非常止めユニットに加え前記第2非常止めユニットも作動し得る状態に切り換える切換工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記足場なし工法において、前記第1の非常止めユニットは、前記かご枠が前記移動作業床に用いられる際に必要とされる適切な第1の制動力を有し、前記第2の非常止めユニットは、前記かご枠が前記本設乗りかごに用いられる際に必要とされる適切な制動力に対し、前記第1の制動力を補う分の第2の制動力を有することを特徴とする。
上記した本発明に係るエレベータ用かご枠によれば、上記かご枠がエレベータの足場なし工法において移動作業床に用いられる際には、上記第1の非常止めユニットによって適切な制動力(第1の制動力)が発揮され、前記第1の非常止めユニットのみが作動する状態から前記第1の非常止めユニットと上記第2の非常止めユニットの両方が作動する状態に切り換えることにより、上記かご枠が本設エレベータの乗りかごに用いられる際にも適切な制動力が発揮されることとなる。
上記した本発明に係る、エレベータの足場なし工法によれば、上記第1非常止めユニットと上記第2非常止めユニットを含む上記非常止め装置が備えられた上記かご枠を含む上記移動作業床を、前記第1非常止めユニットのみが作動し得る状態で用いて昇降路内機器が取り付けられた後、前記移動作業床が本設乗りかごに仕上げられ、前記第1非常止めユニットに加え前記第2非常止めユニットも作動し得る状態とされる。これにより、前記第1非常止めユニットを前記かご枠が移動作業床として用いられる際に必要とされる適切な制動力が発揮されるものとし、前記第1非常止めユニットと前記第2非常止めユニットとで、前記がご枠が本設乗りかごに用いられる際に必要とされる適切な制動力が発揮されるものとすることにより、非常止め装置を取り換えることなく、移動作業床の段階でも本設乗りかごとしても、適切な制動力が発揮され得る。
エレベータが収納された昇降路内を乗り場から視た正面図である。 上記エレベータの右側面図である。 実施形態1に係るエレベータ用かご枠に備えられた非常止め装置の概略構成を示す正面図である。 上記非常止め装置の概略構成を示す平面図である。 実施形態2に係るエレベータ用かご枠に備えられた非常止め装置の概略構成を示す正面図である。 上記非常止め装置の概略構成を示す右側面図である。
以下、本発明について図面を参照しながら実施形態に基づいて説明する。なお、各図において、構成要素間の尺度は必ずしも統一していない。
<実施形態1>
(エレベータの全体構成)
図1は、実施形態1に係るエレベータ用かご枠40を含むエレベータ10が収納された昇降路12内を乗り場(不図示)から視た正面図であり、図2は、エレベータ10の右側面図である。なお、図2では、便宜上、後述する調速装置56およびこれに関連する構成要素の図示は省略している。
図1、図2に示すように、エレベータ10は駆動方式としてトラクション方式を採用したロープ式エレベータである。昇降路12最上部よりも上の建物部分に機械室14が設けられている。機械室14には、巻上機16とそらせ車18が設置されている。巻上機16を構成する綱車20とそらせ車18には、複数本のロープからなる主ロープ22が巻き掛けられている。
主ロープ22の一端部には乗りかご24が連結されており、他端部には釣合いおもり26が連結されていて、乗りかご24と釣合おもり26とが主ロープ22でつるべ式に吊り下げられている。乗りかご24と釣合おもり26との間には、最下端に釣合車28がかけられた複数本のロープからなる釣合ロープ30が垂下されている。
乗りかご24の下端部からはトラベリングケーブル32が垂下されている。トラベリングケーブル32の乗りかご24とは反対側の端部は、昇降路12の上下方向における中程の側壁に設置されたケーブル接続箱(不図示)に接続されている。トラベリングケーブル32は、乗りかご24の下端部と前記ケーブル接続箱との間で、細長いU字状に吊り下げられている(当該U字状部分は、図示していない)。トラベリングケーブル32は、乗りかご24と後述する制御盤64との間で電力および信号を伝送するケーブルである。
乗りかご24は、上枠34、下枠36、上枠34と下枠36とを連結する一対の竪枠38(図2には、手前の竪枠38のみが現れている)からなる方形の枠体を含むかご枠40を有する。主ロープ22は、上枠34に取り付けられている。
下枠36は、平面視で方形をした床板42を支持している。床板42の上面には床仕上げ材(不図示)が施工されている。
床板42の三辺には、側壁44が立設されている。床板42の残り一辺には、かごドア46を含むかごドア装置48が設けられている。かごドア装置48は、竪枠38の各々に水平に固定された一対の支持部材49(図2には、手前の支持部材49のみが現れている)の一端部に取り付けられている。
昇降路12には、乗りかご24を垂直方向に案内する一対のかご用ガイドレール50と、釣合おもり26を垂直方向に案内する一対の釣合おもり用ガイドレール52とが、それぞれ垂直方向に敷設されている。なお、図2には、一対のかご用ガイドレール50の一方と一対の釣合おもり用ガイドレール52の一方のみが現れている。また、図1では、図示を省略している。
乗りかご24には、かご枠40の各竪枠38下部に、一対のかご用ガイドレール50の各々に対応させて、非常止め装置SD1がそれぞれ付設されている。非常止め装置SD1は、主ロープ22が破断等し、乗りかご24が異常降下した場合に作動してかご用ガイドレール50を強固に締付け、乗りかご24の降下を制動する装置である。非常止め装置SD1の詳細については後述する。釣合おもり26にも、非常止め装置が付設されているのであるが、図示およびその説明を省略する。
昇降路12内には、主ロープ22と平行して、無端状のガバナロープ54が、調速装置56のガバナシーブ58とテンションシーブ60とで張架されている。ガバナロープ54の中間部には、非常止め装置SD1を作動させるための非常止めレバー62が固定されている。機械室14には、エレベータ10の運転制御をする制御盤64が設置されている。
また、異なる階毎に設けられている乗り場66a、66b、66c各々には、乗り場ドア(不図示)を含む乗り場ドア装置68a、68b、68cが設置されている。
上記の構成を有するエレベータ10において、制御盤64によって回転制御される、巻上機16の電動機(不図示)からの回転動力が不図示の動力伝達機構を介して伝達され、綱車20が回転駆動されると、綱車20に掛けられた主ロープ20に連結されている乗りかご24が、かご用ガイドレール50に案内されて、昇降路12内を目的階まで昇降する。
これに伴い、非常止めレバー62が固定されているガバナロープ54が走行し、ガバナシーブ58が、乗りかご24の昇降速度と同じ速度(周速)で回転される。調速装置56は、乗りかご24の速度が異常に増大したとき、これを検出してブレーキ(不図示)を作動させたり、非常止め装置SD1を作動させたりするために用いられる公知の装置であるので、これ以上の説明については省略する。
(エレベータの足場なし工法)
エレベータ10の昇降路内機器は、既述した足場なし工法により取り付けられる。具体的には、かご枠40に、側壁44、かごドア装置48等を取り付ける前の状態のもの、すなわち、作業員が乗り込んで、四方の昇降路内壁に向かって作業ができ(かご枠40に作業の妨げになるものが取り付いておらず)、昇降路12を昇降可能な状態のものを用いて行われる。以下、前記状態(不図示)のものを「移動作業床」と言うこととする。これに対し、完成したエレベータ10の乗りかご24は、「本設乗りかご」とも言うこととする。
足場なし工法において取り付けられる昇降路内機器としては、保護線(縦保護線、横保護線)、着床検出プレート、各種リミットスイッチ等(いずれも、不図示)がある。保護線は、ロープやケーブル類の長尺物が昇降路内の突出物に引っ掛るのを防止する目的で設けられるものである。着床検出プレートは、目的階毎に設置され、乗りかご側に設けられたセンサで着床位置を検出するためのものである。リミットスイッチは、例えば、最下階付近において上下方向に複数個設けられ、乗りかごの一部が当接することで当該乗りかごの上下方向の位置を検出するものである。この場合のリミットスイッチは、設置位置の上から順に、「減速スイッチ」、「ピット安全距離確保スイッチ」、「行き過ぎ防止スイッチ」、「ファイナルリミットスイッチ(衝突防止)」の4個が設けられる。
移動作業床には、昇降指示を行うための簡易な操作釦装置が設けられている。制御盤64との通信は昇降指示等に限られるため、移動作業床に連結されるトラベリングケーブルは、本設乗りかごに連結されるものと比較して軽量なものとなる。
また、特許文献3、4に記載されたような足場なし工法(特許文献3、4では「揚程延長工法」と記載)では、建物の建築進捗に合わせて移動作業床の昇降行程が段階的に延長されるが、昇降行程の短い間は、釣合ロープを設けない場合がある。
工事中の作業員の安全を確保するため、移動作業床のかご枠40に非常止め装置は取り付けられている。ところが、移動作業床として使用する際には、非常止め装置の制動力が過大になるという問題があることは、既述した通りである。そこで、本実施形態の非常止め装置は、当該問題を解消すべく特別な工夫がなされている。以下、その詳細について説明する。
(非常止め装置)
図3は、非常止め装置SD1の概略構成を示す正面図であり、図4は、後述する上部プレート102の半分を除いた状態で表した非常止め装置SD1の概略構成を示す平面図である。なお、図4では、後述する引上げロッド70、72、案内板136、138、ボルト140、142の図示は省略している。
非常止め装置SD1は、第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200を有する。第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200とは、基本的に同じ機構である。よって、非常止めユニット100を代表に説明し、第2非常止めユニット200の構成要素には、非常止めユニット100において対応する構成要素に付した符号の下2桁と同じ符号を付して、その説明については省略するか、適宜言及するに止める。
図3、図4に示すように、第1非常止めユニット100は、上部プレート102と下部プレート104とを有する。上部プレート102と下部プレート104とは、不図示の柱部材によって、上下方向に一定の間隔を空けて連結されており、上部プレート102が、かご枠40(図2)にボルト・ナット(不図示)等によって固定されている。
上部プレート102と下部プレート104に、一対のレバー106、108がそれぞれシャフト110、112を介して、シャフト110、112の軸心を中心に回動自在に設けられている。ここで、レバー106、108がそれぞれシャフト110、112周りに、矢印Mの向きに回動して、両レバー106、108の先端同士が近接することを、両レバー106、108が「閉じる」と言い、矢印Mとは逆向きに回動して両レバー106、108の先端同士が離間することを両レバー106、108が「開く」と言うこととする。
レバー106の後端部とレバー108の後端部の間には、圧縮コイルばね114が圧縮された状態で設けられている。圧縮コイルばね114の復元力(弾発力)によって、図4に示す状態よりも、両レバー106、108が閉じないように、矢印Kで示す位置に不図示のストッパが設けられている。
両レバー106、108の先端部の内側(両先端部の対向領域)には、一対のくさび受け部材116、118が設けられている。
一対のくさび受け部材116、118の内側には、かご用ガイドレール50の平行な被締付面50A、50Bを間に挟み、対応する被締付面50A、50Bと隙間を空けて、一対の制動子であるくさび部材124、126が、不図示の保持器に保持された複数個のローラ120、122を介して設けられている。
くさび部材124は、本体128とブレーキシュー130を有する。ブレーキシュー130は、被締付面50Aと平行に対向する締付面130Aを含む。本体128においてブレーキシュー130とは反対側に存する面128Aは、下方へ行くほど被締付面50A(締付面130A)から遠ざかるように傾斜した傾斜面128Aに形成されている。
くさび部材126は、くさび部材124と同じ構成である。すなわち、くさび部材126は、本体132とブレーキシュー134を有する。ブレーキシュー134は、被締付面50Bと平行に対向する締付面134Aを含む。本体132においてブレーキシュー134とは反対側に存する面132Aは、下方へ行くほど被締付面50B(締付面134A)から遠ざかるように傾斜した傾斜面132Aに形成されている。
くさび受け部材116、118において、くさび部材124、126の傾斜面128A、132Aと対向する面が、傾斜面128A、132Aと平行な斜面(案内面116A、118A)に形成されている。また、くさび受け部材116、118において、案内面116A、118Aと反対側の面が、それぞれ、レバー106、108の先端部部分との当接面となっている。
くさび部材124、126が、くさび受け部材116、118に対し、図3の紙面手前側にずれないように案内する案内板136、138の各々が、くさび受け部材116、118にそれぞれ、ボルト140、142で取り付けられている。
上記の構成を有する第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200には、非常止めレバー62(図1)に連動して引き上げられる一対の引上げロッド70、72が共通して取り付けられている。一方の引上げロッド70は、第1非常止めユニット100のくさび部材124にボルト74で、第2非常止めユニット200のくさび部材224にボルト76でそれぞれ連結されている。もう一方の引上げロッド72は、第1非常止めユニット100のくさび部材126にボルト78で、第2非常止めユニット200のくさび部材226にボルト80でそれぞれ連結されている。
引上げロッド70、72の各々には、長孔70a、70b、長孔72a、72bがそれぞれ開設されている。一方、くさび部材124の本体128、くさび部材224の本体228、くさび部材126の本体132、くさび部材226の本体232には、前記各長孔に対応する雌ネジ(不図示)がそれぞれ形成されている。そして、長孔70a、70b、長孔72a、72bにそれぞれ挿通されたボルト74、76、ボルト78、80が対応する前記雌ネジの各々に螺合することで、くさび部材124、224が引上げロッド70に、くさび部材126、226が引上げロッド72にそれぞれ連結されている。
上記の構成を有する非常止め装置SD1が、本設乗りかご24で用いられる場合の動作について説明する。
非常時に、引上げロッド70、72によって、くさび部材124、126、くさび部材224、226が引上げられると、くさび部材124、126、くさび部材224、226が、案内面116A、118A、案内面216A、218Aにローラ120、122、ローラ220、222を介して案内されて、ガイドレール50に向かって斜行し、やがて、締付面130A、134A、締付面230A、234Aがそれぞれ被締付面50A、50Bに接触する。
非常時において、本設乗りかご24は降下し続けているため、被締付面50A、50Bに接触した締付面130A、134A、締付面230A、234Aには、両者の間に生じる摩擦力が上向きに作用する。そうすると、「くさびの原理(くさび増力効果)」によって、くさび部材124、126は、くさび受け部材116、118を介し、圧縮コイルばね114の付勢力に抗して、両レバー106、108の先端部を左右外側に向きに押し広げ、両レバー106、108を開く。もう一方のくさび部材224、226も、くさび受け部材216、218を介し、圧縮コイルばね(不図示)の付勢力に抗して、両レバー206、208の先端部を左右外側に向きに押し広げ、両レバー206、208を開く。
これにより、圧縮コイルばね114(第2非常止めユニット200の圧縮コイルばねは不図示)は、さらに圧縮され、その復元力(弾発力)によって、両レバー106、108、両レバー206、208を閉じようとする。
最終的に、くさび部材124、126は、各々の本体128、132の上端が上部プレート102に当接するまで上方へ変位し、くさび部材224、226は、各々の本体228、232の上端が上部プレート202に当接するまで上方へ変位する。この状態で、ブレーキシュー130、134の締付面130A、134A、ブレーキシュー230、234の締付面230A、234Aがそれぞれかご用ガイドレール50の被締付面50A、50Bから受ける上向きの摩擦力によって、本設乗りかごかご24(図1、図2)が制動されて停止される。
このとき、第1非常止めユニット100は第1の制動力を発揮し、第2の非常止めユニット200は第2の制動力を発揮する。第1の制動力と第2の制動力とで(第1の制動力と第2の制動力の合計の制動力(以下、「総制動力」と言う))、本設乗りかご24を制動するに足りる適切な制動力が発揮される。第2の制動力に関し、さらに言うと、第2の制動力は、前記総制動力に対し、第1の制動力を補う分の大きさの制動力である(第2の制動力=総制動力-第1の制動力)。
前記総制動力が、移動作業床に対しては過大であることは[背景技術]欄で述べた通りである。そこで、本実施形態では、非常止め装置SD1を移動作業床で用いる間は、第1非常止めユニット100のみが作動し、第2非常止めユニット200は作動させないようにしている。具体的には、移動作業床で用いる場合は、非常止め装置SD1をボルト76、80が未装着(未使用)状態で用い、引上げロッド70、72の引上げ力がくさび部材224、226に伝達されないようにしている。
また、第1の制動力を移動作業床に用いられる際に必要とされる適切な大きさとしている。これにより、足場なし工法で、非常時に移動作業床が落下したとしても、適切な制動力(第1の制動力)で、移動作業床は制動されて停止することとなる。
ここで、非常止めユニットの有する「適切な制動力」とは、非常時に、移動作業床(または、乗りかご)を、作業員(乗客)に危険を及ぼす程の強いG(加速度)をかけることなく、安全な距離(下方変位)で減速、停止させる大きさの制動力である。
なお、非常止めユニットが発揮する制動力は、ガイドレールの被締付面とブレーキシューとの間の摩擦係数、ブレーキシューの締付面の面積、圧縮コイルばねのバネ定数、レバーにおける、シャフトからのくさび受け部材まで距離と圧縮コイルばねまでの距離との比等を考慮し、公知の技術により設定することができる。
そして、本設乗りかご24として使用する際は、第1非常止めユニット100のみが作動する状態から第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200の両方が作動する状態に切り換えることとする。具体的には、ボルト76、80をくさび部材224、226各々の対応する雌ネジ(不図示)に螺入し、締結する。
これにより、非常時に本設乗りかご24が落下したとしても、第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200の両方が作動し、適切な制動力(総制動力)で、本設乗りかご24は制動されて停止することとなる。
以上説明したように、非常止め装置SD1は、移動作業床としても本設乗りかご24としても適切な制動力を発揮するものである。
(実施形態におけるエレベータの足場なし工法)
改めて、非常止め装置SD1が備えられたかご枠40を含む移動作業床を用いるエレベータ10の足場なし工法について説明する。
(a)昇降路内機器取付工程
第1非常止めユニット100のみが作動し得る状態で、移動作業床を用いて昇降路内機器を取り付ける。すなわち、移動作業床に乗り込んだ作業員が、昇降指示を行うための簡易な操作釦装置を操作して、移動作業床を昇降路内で昇降させながら、既述した昇降路内機器を取り付ける。
(b)乗りかご仕上げ工程
上記昇降路内機器取付工程の後に、移動作業床を本設乗りかご24に仕上げる。具体的には、かご枠40に、側壁44、かごドア装置48、天井(不図示)等を取付け、内装(不図示)を施す。
(c)切換工程
上記昇降路内機器取付工程の後に、第1非常止めユニット100に加え、第2非常止めユニット200も作動し得る状態に切り換え、非常時に本設乗りかご24を適切な制動力で停止し得る状態とする。具体的には、上記したように、ボルト76、80をくさび部材224、226各々の対応する雌ネジ(不図示)に螺入し、締結する。
以上の通り、実施形態に係る、エレベータの足場なし工法によれば、第1非常止めユニット100と第2非常止めユニット200を含む非常止め装置SD1が備えられたかご枠40を含む上記移動作業床を、第1非常止めユニット100のみが作動し得る状態で用いて昇降路内機器が取り付けられた後、前記移動作業床が本設乗りかご24に仕上げられ、第1非常止めユニット100に加え第2非常止めユニット200も作動し得る状態とされる。これにより、非常止め装置SD1を取り換えることなく、上記移動作業床の段階でも本設乗りかご24としても、適切な制動力が発揮されることとなる。
なお、乗りかご仕上げ工程と切換工程の順番は、いずれが先でも後でも構わない。また、乗りかご仕上げ工程と切換工程は、重なっていても構わない。乗りかご仕上げ工程は比較的時間を要する一方、切換工程は短時間で終了する。乗りかご仕上げ工程の進行中に、切換工程を実行しても構わない。
<実施形態2>
実施形態2は、実施形態1とは、基本的に非常止め装置の構成が異なっているだけである。よって、実施形態2では、非常止め装置のみを説明し、その他の構成についての説明は省略することとする。
実施形態2における非常止め装置SD2の概略構成を示す正面図を図5に、同右側面図を図6にそれぞれ示す。非常止め装置SD2も第1非常止めユニット300と第2非常止めユニット400の二つの非常止めユニットを有する。なお、図6において、後述するくさび部材324、326、424、426の図示は省略している。
非常止め装置SD2は、非常止め装置SD1(図3、図4)とは、非常止め装置SD1では、引上げロッド70、72を直接的に、くさび部材124、126、224、226に連結したのに対し、非常止め装置SD2では、連結機構500を介して連結している点で異なる。
第1非常止めユニット300、第2非常止めユニット400は、非常止め装置SD1の非常止めユニット100と機構的には基本的に同じ構成である。よって、第1非常止めユニット300、第2非常止めユニット400の構成要素には、非常止めユニット100において対応する構成要素に付した符号の下2桁と同じ符号を付して、その説明については省略するか、適宜言及するに止める。
以下、非常止め装置SD2において、非常止め装置SD1とは異なる連結機構500を中心に説明することとする。
連結機構500は、第1非常止めユニット300、第2非常止めユニット400の各々に対応させ、水平姿勢で回転自在に設けられた第1シャフト502、第2シャフト504を有している。
第1シャフト502の一端部には、短冊状をした板材からなる第1リンク506の一端部が固定されている。第2シャフト504の一端部には短冊状をした板材からなる第2リンク508の一端部が固定されている。第1リンク506の他端部と第2リンク508の他端部は、連結ロッド510で連結されている。
第1リンク506には、図6に示す位置に、不図示の引上げロッドを取り付けるための取付孔506aが開設されており、前記引上げロッド(不図示)の下端部が取付孔506aに連結されている。非常時に、引上げロッドにより、第1リンク506の取付孔506a部分が、矢印U1の向きに引き上げられると、第1リンク506が第1シャフト502の軸心周り矢印R1の向きに旋回すると共に、第1シャフト502は矢印R1の向きに回転する。
第1リンク506が旋回すると、これに伴い、連結ロッド510が引き上げられる。連結ロッド510の引上げに伴い、第2リンク508の連結ロッド510との連結部分が矢印U2の向きに引き上げられる。これにより、第2リンク508が第2シャフト504の軸心周り矢印R2の向きに旋回すると共に、第2シャフト504は矢印R2の向きに回転する。
第1シャフト502には、くさび部材324、326の各々に対応するアーム350、352の一端部がそれぞれ固定されている。アーム350、352の他端部の各々は、くさび部材324、326にそれぞれ連結されている。
第2シャフト504には、くさび部材424、426の各々に対応するアーム450、452の一端部がそれぞれ固定されている。アーム450、452の他端部の各々は。くさび部材424、426にそれぞれ連結されている。
アーム350、352と第1シャフト502の関係はアーム450、452と第2シャフト504の関係と同様である。また、アーム350、352、450、452各々のくさび部材324、326、424、426それぞれとの関係は同様である。よって、アーム450を代表に説明し、その他のアーム350、352、452については、適宜言及するに止める。
アーム450は、第1リンク506、第2リンク508と同様、短冊状をした板材からなる。アーム450の一端部は、第2シャフト504に固定されている(固定部分は、図には現れていない)。よって、第2シャフト504が回転されると。アーム450は、第2シャフト504の軸心周りに旋回する。
アーム450の他端部は、くさび部材424の本体428の下端部にピン454を介して連結されている。アーム350、352、452の各々は、本体328、332、432と、ピン354、356、456を介してそれぞれ連結されている。
アーム450には、図6に示すように、その長手方向に長い長孔450aが開設されている。くさび部材424の本体428の下端部は、二股に分かれた二本歯のフォーク状に形成されている。一方の歯部428aともう一方の歯部428bには、同軸上に同径の貫通孔428c、428dがそれぞれ開設されている。
そして、アーム450の先端部が歯部428aと歯部428bの対向領域に進入された状態で、貫通孔428c、長孔450a、貫通孔428dにピン454が挿入されている。ピン454は、貫通孔428c、428dには圧入され、長孔450には、遊挿されている。これにより、アーム450は、その先端部がピン454を介して、くさび部材424に連結されている。なお、ピン454は、その端面に軸心方向の荷重を加えることで、貫通孔428c、長孔450a、貫通孔428dから取り外すことができる。
実施形態2における非常止め装置SD2(図5、図6)が備えられたかご枠が本設乗りかごで用いられる場合の動作について説明する。非常時に、不図示の引上げロッドが引き上げられて、当該引上げロッド下端部が取り付けられた、第1リンク506の取付孔506a部分が矢印U1の向きに引き上げられると、第1リンク506は第1シャフト502の軸心周り矢印R1の向きに旋回すると共に、第1シャフト502は矢印R1の向きに回転する。
第1リンク506が旋回すると、これに伴い、連結ロッド510が引き上げられる。連結ロッド510の引上げに伴い、第2リンク508の連結ロッド510との連結部分が矢印U2の向きに引き上げられる。これにより、第2リンク508が第2シャフト504の軸心周り矢印R2の向きに旋回すると共に、第2シャフト504は矢印R2の向きに回転する。
第1シャフト502が回転すると、アーム350、352が第1シャフト502の軸心周りに、その先端部が上方へ変位する向きに旋回する。これに伴い、前記先端部の各々とピン354、356で連結されているくさび部材324、326がそれぞれ押し上げられる。これにより、第1非常止めユニット300が作動する。
第2シャフト504が回転すると、アーム450、452が第2シャフト504の軸心周りに、その先端部が上方へ変位する向きに旋回する。これに伴い、前記先端部の各々とピン454、456で連結されているくさび部材424、426がそれぞれ押し上げられる。これにより、第2非常止めユニット400が作動する。
第1非常止めユニット300と第2非常止めユニット400によって、本設乗りかごは適切な制動力で制動され停止される。なお、第1非常止めユニット300の制動力は、第1非常止めユニット100の制動力と同等であり、第2非常止めユニット400の制動力が第2非常止めユニット200の制動力と同等である。
非常止め装置SD2が備えられたかご枠を移動作業床として用いる場合は、実施形態1と同様、第1非常止めユニット300のみが作動し、第2非常止めユニット400は作動させない状態とする。具体的には、非常止め装置SD2を連結ロッド510が未装着(未使用)状態で用い、引上げロッド(不図示)の引上げ力が第2リンク508以降の部材に伝達されないようにする。
非常止め装置SD2が備えられたかご枠を含む移動作業床を用いるエレベータの足場なし工法は、実施形態1の場合と同様なので、その説明については省略する。
本発明は、昇降路内機器を取り付ける据付工法として足場なし工法を採用するエレベータに好適に利用可能である。
10 エレベータ
SD1 非常止め装置
40 かご枠
100 第1非常止めユニット
200 第2非常止めユニット
SD2 非常止め装置
300 第1非常止めユニット
400 第2非常止めユニット

Claims (3)

  1. 非常止め装置が備えられたエレベータ用かご枠であって、
    前記非常止め装置は、第1非常止めユニットと第2非常止めユニットとを含み、
    前記第1非常止めユニットは、前記かご枠が、エレベータの足場なし工法において移動作業床に用いられる際に必要とされる適切な第1の制動力を有し、
    前記第2非常止めユニットは第2の制動力を有していて、
    前記第1の制動力と前記第2の制動力とで、前記かご枠が本設エレベータの乗りかごに用いられる際に必要とされる適切な制動力が発揮され、
    前記非常止め装置が、前記第1非常止めユニットのみが作動する状態から前記第1非常止めユニットと前記第2非常止めユニットの両方が作動する状態に切り換え可能に構成されていることを特徴とするエレベータ用かご枠。
  2. 第1非常止めユニットと第2非常止めユニットを含む非常止め装置が備えられたかご枠を含む移動作業床を用いるエレベータの足場なし工法であって、
    前記第1非常止めユニットのみが作動し得る状態で、前記移動作業床を用いて昇降路内機器を取り付ける昇降路内機器取付工程と、
    前記昇降路内機器取付工程の後に、
    前記移動作業床を本設乗りかごに仕上げる乗りかご仕上げ工程と、前記第1非常止めユニットに加え前記第2非常止めユニットも作動し得る状態に切り換える切換工程と、
    を含むことを特徴とするエレベータの足場なし工法。
  3. 前記第1の非常止めユニットは、前記かご枠が前記移動作業床に用いられる際に必要とされる適切な第1の制動力を有し、
    前記第2の非常止めユニットは、前記かご枠が前記本設乗りかごに用いられる際に必要とされる適切な制動力に対し、前記第1の制動力を補う分の第2の制動力を有することを特徴とする請求項2に記載のエレベータの足場なし工法。
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