JP2000118907A - エレベータの安全装置 - Google Patents

エレベータの安全装置

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JP2000118907A
JP2000118907A JP10316914A JP31691498A JP2000118907A JP 2000118907 A JP2000118907 A JP 2000118907A JP 10316914 A JP10316914 A JP 10316914A JP 31691498 A JP31691498 A JP 31691498A JP 2000118907 A JP2000118907 A JP 2000118907A
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winches
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護 山崎
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伸夫 深松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータの足場なし据付工法において、か
ご枠10を昇降するウインチのロープ22が切れたとき
かご枠10を停止させるために調速機のような安全装置
を設ける必要があった。しかし、調速機のないエレベー
タでは、据付工事だけのために調速機を設置するのは無
駄であり、また調速機が設置困難な場合もあった。 【解決手段】 ウインチ33のロープ22の切断又は弛
緩を検出する装置を設け、この装置が作動するとかご枠
10を非常停止させる構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの足場
なし据付工法等において、昇降体を昇降するウインチの
ワイヤロープが切断したり緩んだ場合に作動して、昇降
体を停止させる安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の安全装置を備えたエレベ
ータの据付工法として、特開平4―41383号公報に
記載されたものがある。これを昇降路の縦断面図である
図3により説明する。
【0003】図において、1は昇降路、2は昇降路1の
ピット、3は昇降路1の頂部に設けられた機械室、5は
乗場床、6は最下階の乗場床5に設置した仮設用のウイ
ンチ、7はウインチ6により牽引されるワイヤロープ、
8はプーリである。10はかご枠、11はかご枠10に
組み立てられた作業床、12はかご枠10を案内するガ
イドレール、13は後に設置するカウンターウエイト用
のガイドレールで両者とも複数のレールを上下に連結し
て一体化された構成である。14は各ガイドレール1
2,13の上端を機械室3の床に保持する保持具であ
る。
【0004】15は機械室3の床に設置された本設用の
調速機、16はピット2に設けた張り車17と調速機1
5のプーリとの間に巻き掛けられたガバナロープであ
る。18はかご枠10の下部に設けた本設用の非常止め
装置であり、ガバナロープ16に連結されている。
【0005】上記従来例の工法を説明すると、まずウイ
ンチ6によりワイヤロープ7を牽引して、最下階でレー
ルを順次連結しながらかご用のガイドレール12を吊り
上げ、その上端を保持具14により機械室3の床に保持
し、下部を昇降路1の壁に芯出し固定する。同様にカウ
ンターウエイト用のガイドレール13も設置する。そし
て、最下階で本設かご枠10を組み立て、作業床11及
び非常止め装置18を設置する。
【0006】次に、ワイヤロープ7をかご枠10に結合
し、ウインチ6を運転してかご枠10とともに作業床1
1を昇降し各ガイドレール12,13の芯出し固定、乗
場部品や昇降路内機器の取付等を行っていく。万一ワイ
ヤロープ7が切断する事態が発生した場合には、かご枠
10は落下するが、かご枠10の下降速度が所定速度を
超えると調速機15が作動してガバナロープ16を拘束
し、非常止め装置18を作動させてかご枠10を停止さ
せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の据付工法で
は、昇降路1の頂部に機械室3が設けられ、そこに調速
機15が設置されているが、油圧エレベータや小型のエ
レベータの一部には、調速機15を省略し、代わりにか
ごを吊っている主ロープが切断又は弛緩したときに非常
止め装置を作動させるスラックロープセーフティが設け
られる場合がある。この場合に上記の据付工法を適用し
ようとすると。本設エレベータでは不要な調速機又はこ
れと同等品を据付工事のためにのみ設置しなければなら
ず、無駄が多いという問題があった。また、現場によっ
ては調速機15の設置が困難な場合もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かご枠にウイ
ンチを設置しワイヤロープが切断又は弛緩するとかご枠
に対してウインチが変位し、これによってかご枠に設置
されている非常止め装置を作動させるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1,図2
により説明する。本実施形態は機械室のないエレベータ
の場合を示しており、図1は昇降路の縦断面図、図2は
図1の要部側面図であり、図3と同一符号は同一のもの
を示している。
【0010】本実施形態では機械室がないため、最上階
の乗場から頂部足場20を組み、仮設吊りビーム21を
昇降路上部に固定し、このビーム21からウインチ用の
ワイヤロープ22を2本垂下する。次にウインチ(図示
省略)によりかご用ガイドレール12及びカウンターウ
エイト用ガイドレール13(図示省略)を吊り上げその
上下端部を昇降路1の壁に芯出し固定する。そして、ピ
ット2で本設のかご枠10を組み立て、このかご枠10
に作業台30、昇降装置31、昇降装置31の制御盤3
2を取り付け、仮設動力ケーブル34の配線を行い、昇
降装置31に組み込まれた2台のエンドレスウインチ3
3にワイヤロープ22を巻き掛ける。35は防護ネッ
ト、36はワイヤロープ22が貫通する保護カバーであ
る。
【0011】かご枠10に取り付けられる昇降装置31
は、図2に示すようになっている。40は固定部であ
り、上枠41,竪枠42,下枠43により辺のみで形成
された直方体状をなし、ブラケット44によってかご枠
10に吊り下げ固定されている。50は可動部であり、
上枠51,竪枠52,下枠53により辺のみで形成され
た直方体状をなし、内部には2台のエンドレスウインチ
33が固定されている。54はワイヤロープ22の返し
装置であり、ワイヤロープ22はエンドレスウインチ3
3に巻き掛けられた後、返し装置54を経て昇降路1の
下端へ至っている。この可動部50は固定部40の内側
に挿入するようにしてばね60で連結されており、固定
部40に対して可動部50は上下に変位可能になってい
る。
【0012】61は管状のアウターケーブル62内をイ
ンナーケーブル63が貫通した構成のプルケーブルであ
り、アウターケーブル62の一端は固定部40に、イン
ナーケーブル63の一端は可動部50に固定されてい
る。また、アウターケーブル62の他端はブラケット6
4によりかご枠10に固定され、インナーケーブル63
の他端はかご枠10に回動自在に取り付けられたレバー
65に固定されている。更にこのレバー65にはロッド
66が連結されており、このロッド66の先には従来と
同様に非常止め装置(図示省略)が設置されている。ま
た従来と同様に、非常止め装置はかご枠10の両側に1
個づつあり、一方の非常止め装置が作動すると他方も連
動して作動する。
【0013】据え付け作業員は、作業台30に乗りエン
ドレスウインチ33でワイヤロープ22を巻き取り繰り
出しながらかご枠10を上昇させて、ガイドレール1
2,13の芯出し固定等従来と同様の据え付け作業を行
っていく。
【0014】万一ワイヤロープ22が切断又は弛緩する
事態が発生した場合には、ばね60により可動部50は
押し下げられる。これにより、インナーケーブル63が
引っ張られるため、レバー65が引き上げられ、非常止
め装置が作動してかご枠10を停止させる。
【0015】上記のように本実施形態によれば、調速機
がなくてもワイヤロープ22の切断又は弛緩時にはかご
枠10を安全に停止させることができる。また、調速機
の場合はかご枠10が所定速度以上で下降しないと作動
しないが、本実施形態ではワイヤロープ22の切断又は
弛緩時に非常止め装置を作動させるため、安全性が高
い。
【0016】上記実施形態では調速機のないエレベータ
について説明したが、図3のように調速機を有するエレ
ベータに適用することもできる。またウインチ33とし
てエンドレスウインチを使用しているが、一端をウイン
チの巻胴部に固定した通常のウインチを使用してもよ
い。ワイヤロープ22の一端は昇降路上部に固定してい
るが、建物(固定側)に固定できれば他の場所でもよ
く、更にその本数も2本に限定されない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイヤロープの切断又は弛緩が発生したときに非常止め
装置を作動させてかご枠を停止させるため、調速機のよ
うな装置がなくても据え付け時の安全性を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す昇降路の縦断面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態を示す図1の要部側面図で
ある。
【図3】従来技術を示す昇降路の縦断面図である。
【符号の説明】
1 昇降路 6,33 ウインチ 7,22 ワイヤロープ 10 かご枠 12,13 ガイドレール 18 非常止め装置 31 昇降装置 40 固定部 50 可動部 61 プルケーブル 62 アウターケーブル 63 インナーケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご枠に対して変位可能に設けられた仮
    設用のウインチと、一端は建物側に取り付けられて他方
    は前記ウインチに巻き掛けられたロープと、前記かご枠
    を非常停止させる非常止め装置と、前記ロープの切断又
    は弛緩により前記かご枠に対して前記ウインチを変位さ
    せる手段と、この変位を前記非常止め装置に伝達する手
    段とを備えたことを特徴とするエレベータの安全装置。
  2. 【請求項2】 前記変位を伝達する手段は、インナーケ
    ーブルとアウターケーブルを有するプルケーブルである
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの安全装
    置。
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