JP7031579B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
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Description
1 第1の実施形態(磁気記録媒体の例)
1.1 磁気記録媒体の構成
1.2 磁気記録媒体の製造方法
1.3 効果
1.4 変形例
2 第2の実施形態(ディスプレイの例)
2.1 ディスプレイの構成
2.2 効果
2.3 変形例
3 第3の実施形態(磁気記録媒体の例)
3.1 磁気記録媒体の構成
3.2 効果
3.3 変形例
[1.1 磁気記録媒体の構成]
本技術の第1の実施形態に係る磁気記録媒体は、いわゆる塗布型の垂直磁気記録媒体であり、図1に示すように、長尺状の基体11と、基体11の一方の面上に設けられた第1強化層12と、第1強化層12上に設けられた下地層13と、下地層13上に設けられた記録層14と、基体11の他方の面上に設けられた第2強化層15と、第2強化層15上に設けられた凝着抑制層16と、凝着抑制層16上に設けられたバック層17とを備える。また、磁気記録媒体が、必要に応じて、記録層14上に設けられた保護層および潤滑剤層などをさらに備えるようにしてもよい。基体11、第1強化層12、第2強化層15および凝着抑制層16により積層体10が構成される。
基体11は、いわゆる非磁性支持体であり、具体的には、可撓性を有する長尺状のフィルムである。基体11の厚みは、例えば、10μm以下である。基体11は、例えば、ポリエステル類、ポリオレフィン類、セルロース誘導体、ビニル系樹脂、ポリイミド類、ポリアミド類、およびポリカーボネートのうちの少なくとも1種を含んでいる。なお、基体11は、単層構造を有していてもよいし、積層構造を有していてもよい。
下地層13は、非磁性粉および結着剤を含む非磁性層である。下地層13が、必要に応じて、導電性粒子、潤滑剤、研磨剤、硬化剤および防錆剤などの各種添加剤をさらに含んでいてもよい。
記録層14は、例えば、短波長記録または超短波超記録が可能な垂直記録層である。記録層14は、記録層14の厚さ方向に磁気異方性を有する磁性層である。すなわち、記録層14の磁化容易軸は、記録層14の厚さ方向に向いている。記録層14の平均厚さは、好ましくは30nm以上100nm以下、より好ましくは50nm以上70nm以下である。
第1、第2強化層12、15は、磁気記録媒体の機械的強度を高めて、優れた寸法安定性を得るためのものである。第1、第2強化層12、15は、例えば、金属および金属化合物のうちの少なくとも1種を含んでいる。ここで、金属には、半金属が含まれるものと定義する。金属は合金であってもよい。金属は、例えば、アルミニウム、銅およびコバルトのうちの少なくとも1種であり、好ましくは銅である。銅は、安価で蒸気圧が比較的低いため、蒸着法などにより安価に第1、第2強化層12、15を成膜が可能であるからである。第1、第2強化層12、15は、例えば、真空斜方蒸着法により形成される蒸着膜であってもよいし、スパッタ法により形成されるスパッタ膜であってもよい。なお、第1、第2強化層12、15の材料は同一の材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。
以下に、TEMの測定条件を示す。
装置:TEM(日立製作所製、H9000NAR)
加速電圧:300kV
倍率:100000倍
次に、観察したTEM像から第1、第2強化層12、15の平均厚みを算出する。具体的には、一般財団法人材料科学技術振興財団作製のSEM/TEM測長ソフト、Image Measuring Toolを用いてヒストグラムをとって第1、第2強化層12、15の平均厚みを算出する。
凝着抑制層16は、積層体10をロール状に巻き取った場合に、第1、第2強化層12、15が金属凝着して貼り付くことを抑制するためのものである。凝着抑制層16は、導電性を有していてもよいし、絶縁性を有していてもよい。凝着抑制層16は、内部応力として圧縮応力(すなわち基体11の他方の面側を凸形状に変形させる応力)が働くものであってもよいし、内部応力として引っ張り応力(すなわち基体11の他方の面側を凹形状に変形させる応力)が働くものであってもよい。第2強化層15の引っ張り応力(内部応力)が第1強化層12の引っ張り応力(内部応力)より大きい場合には、凝着抑制層16は内部応力として圧縮応力が働くものが好ましい。第1、第2強化層12、15の引っ張り応力の違いにより相殺仕切れなかった引っ張り応力を、凝着抑制層16の圧縮応力により相殺することができるからである。
バック層17は、結着剤、無機粒子および潤滑剤を含んでいる。バック層17が、必要に応じて硬化剤および帯電防止剤などの各種添加剤を含んでいてもよい。結着剤、無機粒子および潤滑剤は、上述の下地層13と同様である。
次に、上述の構成を有する磁気記録媒体の製造方法の一例について説明する。
まず、非磁性粉および結着剤などを溶剤に混練、分散させることにより、下地層形成用塗料を調製する。次に、磁性粉および結着剤などを溶剤に混練、分散させることにより、記録層形成用塗料を調製する。次に、結着剤、無機粒子および潤滑剤などを溶剤に混練、分散させることにより、バック層形成用塗料を調製する。下地層形成用塗料、記録層形成用塗料およびバック層形成用塗料の調製には、例えば、以下の溶剤、分散装置および混練装置を適用することができる。
次に、Roll to Roll方式の真空成膜装置を用いて、基体11の一方の面上に第1強化層12を形成する。次に、Roll to Roll方式の真空成膜装置を用いて、基体11の他方の面上に第2強化層15を形成する。第1、第2強化層12、15の平均厚みは、基体11の巻取り速度、導入ガス流量、放電電圧などの成膜条件を変えることで調整可能である。第1、第2強化層12、15を形成するための真空成膜装置としては、例えば、蒸着装置(例えば斜方蒸着装置)、スパッタ装置、CVD装置などを用いることができる。
次に、Roll to Roll方式の真空成膜装置を用いて、第2強化層15上に凝着抑制層16を形成する。凝着抑制層16の平均厚みは、基体11の巻取り速度、導入ガス流量、放電電圧などの成膜条件を変えることで調整可能である。凝着抑制層16を形成するための真空成膜装置としては、例えば、蒸着装置、スパッタ装置、CVD装置などを用いることができる。以上により、積層体10が得られる。
次に、第1強化層12上に下地層形成用塗料を塗布して乾燥させることにより、下地層13を第1強化層12上に形成する。
次に、下地層13上に記録層形成用塗料を塗布して乾燥させることにより、記録層14を下地層13上に形成する。なお、乾燥の際に、必要に応じて、塗料に含まれる磁性粉を磁場配向させることにより、磁性粉の磁化容易軸を記録層14の厚さ方向に向けるようにしてもよい。
次に、必要に応じて、上記の各層が積層された基体11に対して熱処理を施して、基体11を熱収縮させるようにしてもよい。このように熱収縮させることで、カッピングを更に抑制できる。熱処理の温度は、例えば、80℃以上120℃以下である。熱処理の保持時間は、例えば、3時間以上72時間以下である。
次に、凝着抑制層16上にバック層形成用塗料を塗布して乾燥させることにより、バック層17を形成する。これにより、幅広の磁気記録媒体が得られる。なお、凝着抑制層16が炭素薄膜である場合には、記録層14の形成工程後(または熱処理の工程後)、バック層17の形成工程前において、表面改質処理により凝着抑制層16の表面の濡れ性を改善することが好ましい。炭素薄膜に対するバック層形成用塗料の塗布性を改善できるからである。表面改質処理としては、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、UVオゾン処理または電子線処理などを用いることができる。
次に、得られた幅広の磁気記録媒体を大径コアに巻き直し、硬化処理を行う。次に、幅広の磁気記録媒体に対してカレンダー処理を行った後、所定の幅に裁断する。これにより、目的とする磁気記録媒体が得られる。なお、バック層17を形成する工程は、カレンダー処理後であってもよい。
本技術の第1の実施形態に係る磁気記録媒体は、基体11の一方の面上に設けられた第1強化層12と、基体11の他方の面上に設けられた第2強化層15と、第2強化層15上に設けられた凝着抑制層16とを備えている。これにより、第1、第2強化層12、15の内部応力(引っ張り応力)が相殺し合って、磁気記録媒体にカッピングが発生することを抑制できる。したがって、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触状態を良好な状態に保持でき、かつトラック幅方向における高い寸法安定性を有する、オフトラック特性に優れた高SNの磁気記録媒体を提供できる。また、磁気記録媒体の製造工程において、積層体10をロール状に巻き取った際に、凝着抑制層16が第1、第2強化層12、15の間に介在するため、第1、第2強化層12、15の金属凝着を抑制することができる。
磁気記録媒体が、第2強化層15上に凝着抑制層16を備える代わりに、図2に示すように、第1強化層12上に凝着抑制層16を備えるようにしてもよい。この場合、凝着抑制層16が炭素薄膜である場合には、表面改質処理により凝着抑制層16の表面の濡れ性を改善することが好ましい。炭素薄膜に対する下地層形成用塗料の塗布性を改善できるからである。
[2.1 ディスプレイの構成]
本技術の第2の実施形態に係るディスプレイは、フレキシブル性を有するマイクロカプセル電気泳動方式の電子ペーパーであり、図3Aに示すように、第1の導電性素子110と、第1の導電性素子110と対向配置された第2の導電性素子120と、これらの両素子間に設けられたマイクロカプセル層(媒質層)130とを備える。このディスプレイは、フレキシブルデバイスの一例である。ここでは、マイクロカプセル電気泳動方式の電子ペーパーに対して本技術を適用した例について説明するが、電子ペーパーはこの例に限定されるものではなく、ツイストボール方式、サーマルリライタブル方式、トナーディスプレイ方式、In-Plane型電気泳動方式または電子粉粒方式などの電子パーパーにも本技術は適用可能である。また、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどにも本技術は適用可能である。
マイクロカプセル層130は、多数のマイクロカプセル131を含んでいる。マイクロカプセル131内には、例えば、黒色粒子おび白色粒子が分散された透明な液体(分散媒)が封入されている。
第1の導電性素子110は、積層体111と、積層体111の一方の面上に設けられた電極112とを備える。第2の導電性素子120は、積層体121と、積層体121の一方の面上に設けられた電極122とを備える。第1、第2の導電性素子110、120は、電極112、122が対向するように所定の間隔離して配置されている。
第2の実施形態に係るディスプレイでは、電極112、122が対向するように配置されている第1、第2の導電性素子110、120を備える。第1の導電性素子110は、
基体111aの一方の面上に設けられた第1強化層111bと、第1強化層111b上に設けられた凝着抑制層111cと、基体111aの他方の面上に設けられた第2強化層111dとを備えている。これにより、第1、第2強化層111b、111dにより基体111aを強化し、かつ、第1、第2強化層111b、111dの内部応力(引っ張り応力)同士を相殺させることができる、したがって、寸法安定性に優れ、かつ、湾曲を抑制できる第1の導電性素子110が得られる。よって、第1の導電性素子110の形状安定性を向上できる。第2の導電性素子120も第1の導電性素子110と同様の構成を有するため、第2の導電性素子120の形状安定性も向上できる。
上述の第2の実施形態では、本技術をディスプレイおよびそれに備えられる第1、第2の導電性素子110、120に本技術を適用する例について説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、電磁シールド、タッチパネル、各種のウェアラブルデバイスにも本技術は適用可能である。本技術をタッチパネルやウェアラブルデバイスに適用した場合には、例えば、高集積化された電極パターンや配線パターン同士の重ね合わせ精度の劣化を抑制することができる。
[3.1 磁気記録媒体の構成]
本技術の第3の実施形態に係る磁気記録媒体は、図6に示すように、長尺状の基体11と、基体11の一方の面上に設けられた第1強化層21と、第1強化層21上に設けられた下地層13と、下地層13上に設けられた記録層14と、基体11の他方の面上に設けられた第2強化層15と、第2強化層15上に設けられたバック層17とを備える。基体11、第1強化層21および第2強化層15により積層体20が構成される。なお、第3の実施形態において第1の実施形態と同様の箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
本技術の第1の実施形態に係る磁気記録媒体では、第1強化層21は、金属および酸素を含み、その厚み方向に酸素濃度が変化する濃度分布を有する。第1強化層21の両面のうち、下地層13側となる面における酸素濃度が、第1強化層21の内部における酸素濃度に比して高い。これにより、磁気記録媒体の製造工程において、積層体20をロール状に巻き取った際に、第1、第2強化層21、15が、金属および酸素を含む第1強化層21の表面を介して接するため、第1、第2強化層21、15の金属凝着を抑制することができる。
磁気記録媒体が、金属および酸素を含み、その厚み方向に酸素濃度が変化する濃度分布を有する第2強化層15を備えるようにしてもよい。この場合、第2強化層15の両面のうち、バック層17側となる面(すなわち基体11側とは反対側となる面)における酸素濃度が、第2強化層15の内部における酸素濃度に比して高い。第2強化層15の酸素濃度が、バック層17側となる面から内部に向かって減少していてもよい。第2強化層15の両面のうち、基体11側となる面における酸素濃度が、第2強化層15の内部における酸素濃度に比して高くてもよい。上記構成を採用した場合、基体11の両面の第1、第2強化層21、15が同一またはほぼ同一の構成となるので、カッピングを更に抑制できる。したがって、磁気記録媒体を更に安定化し、より平滑にできる。また、第1、第2強化層21、15が、金属および酸素を含む第1、第2強化層21、15の表面を介して接するため、第1、第2強化層21、15の金属凝着を更に抑制できる。
i 磁気テープについての実施例、比較例
ii 電磁シールドについての実施例、比較例
[実施例1~16]
(記録層形成用塗料の調製工程)
まず、記録層形成用塗料を以下のようにして調製した。まず、下記原料をエクストルーダで混練して混練物を得た。
CoNiフェライト結晶磁性粉:100質量部
(形状:ほぼ立方体形状、平均板径:11nm、平均板状比:0.95)
塩化ビニル系樹脂(シクロヘキサノン溶液30質量%):55.6質量部
(重合度300、Mn=10000、極性基としてOSO3K=0.07mmol/g、2級OH=0.3mmol/gを含有する。)
酸化アルミニウム粉末:5質量部
(α-Al2O3、平均粒径0.2μm)
カーボンブラック:2質量部
(東海カーボン社製、商品名:シーストTA)
塩化ビニル系樹脂:27.8質量部
(樹脂溶液:樹脂分30質量%、シクロヘキサノン70質量%)
ポリイソシアネート:4質量部
(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン社製)
ミリスチン酸:2質量部
n-ブチルステアレート:2質量部
メチルエチルケトン:121.3質量部
トルエン:121.3質量部
シクロヘキサノン:60.7質量部
次に、下地層形成用塗料を以下のようにして調製した。まず、下記原料をエクストルーダで混練して混練物を得た。
針状酸化鉄粉末:100質量部
(α-Fe2O3、平均長軸長0.15μm)
塩化ビニル系樹脂:55.6質量部
(樹脂溶液:樹脂分30質量%、シクロヘキサノン70質量%)
カーボンブラック:10質量部
(平均粒径20nm)
ポリウレタン系樹脂UR8200(東洋紡績製):18.5質量部
ポリイソシアネート:4質量部
(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン社製)
ミリスチン酸:2質量部
n-ブチルステアレート:2質量部
メチルエチルケトン:108.2質量部
トルエン:108.2質量部
シクロヘキサノン:18.5質量部
次に、バック層形成用塗料を以下のようにして調製した。下記原料を、ディスパーを備えた攪拌タンクで混合を行い、フィルター処理を行うことで、バック層形成用塗料を調製した。
カーボンブラック(旭社製、商品名:#80):100質量部
ポリエステルポリウレタン:100質量部
(日本ポリウレタン社製、商品名:N-2304)
メチルエチルケトン:500質量部
トルエン:400質量部
シクロヘキサノン:100質量部
次に、Roll to Roll方式の真空蒸着装置を用いて、厚さ6.2μm、帯状のPENフィルム(基体)の一方の面上にCu層(第1強化層)を形成した。この際、フィルム巻取り速度などの成膜条件を調整することで、表1に示すようにCu層の平均厚みを設定した。
次に、Roll to Roll方式の真空蒸着装置を用いて、上記PENフィルムの他方の面上にCu層(第2強化層)を形成した。この際、フィルム巻取り速度などの成膜条件を調整することで、表1に示すようにCu層の平均厚みを設定した。
次に、Roll to Roll方式のCVD装置を用いて、DLC層(凝着抑制層)を第2強化層としてのCu層上に形成した。この際、フィルム巻取り速度、導入ガス流量および放電電圧などの成膜条件を調整することで表1に示すようにDLC層の平均厚みを設定した。以上により、積層体が得られた。そして、得られた積層体とロール状に巻き取った。この際、DLC層(凝着抑制層)により第1、第2強化層同士の金属凝着が抑制されたため、第1、第2強化層同士の貼り付きは発生しなかった。なお、以下に説明する実施例17~25でも同様に凝着抑制層を設けたため、金属凝着による第1、第2強化層同士の貼り付きは発生しなかった。
次に、第1強化層としてのCu層上に下地層形成用塗料を塗布し、乾燥させることにより、Cu層上に厚さ1μmの下地層を形成した。
次に、下地層上に記録層形成用塗料を塗布し、乾燥させることにより、下地層上に厚さ70nmの記録層を形成した。
次に、表面改質によりDLC層の表面の濡れ性を改善した後、DLC層上にバック層形成用塗料を塗布し、乾燥させることにより、DLC層上に厚さ0.6μmのバック層を形成した。これにより、幅広の磁気テープを得た。
次に、磁気テープに対して、金属ロールによるカレンダー処理を行い、記録層表面を平滑化した。次に、幅広の磁気テープを1/2インチ(12.65mm)幅に裁断して、目的とする磁気テープを得た。
第1、第2強化層としてCu層に代えてAl層を形成すること以外は実施例7と同様にして磁気テープを得た。
第1、第2強化層としてCu層に代えてCo層を形成すること以外は実施例17と同様にして磁気テープを得た。
第1、第2強化層の平均厚みが表3に示す値となるように第1、第2強化層の成膜条件を調整すること以外は実施例18と同様にして磁気テープを得た。
第2強化層としてAl層に代えてCo層を形成すること以外は実施例17と同様にして磁気テープを得た。
凝着抑制層としてDLC層に代えてCoO層を形成すること以外は実施例8と同様にして磁気テープを得た。
凝着抑制層としてDLC層に代えてAl2O3層を形成すること以外は実施例8と同様にして磁気テープを得た。
DLC層を第2強化層としてのCu層上に形成する代わりに、第1強化層としてのCu層上に形成すること以外は実施例8、21、22と同様にして磁気テープを得た。
凝着抑制層として平均厚み5nmのDLC層をバック層側のCo層上に形成する代わりに、第1凝着抑制層として平均厚み10nmのCoO層をバック層側のCo層上に形成し、かつ、第2凝着抑制層として平均厚み10nmのCoO層を記録層側のCo層上に形成すること以外は実施例19と同様にして磁気テープを得た。
第1、第2強化層それぞれの平均厚みを50nmとし、かつ、第1、第2凝着抑制層それぞれの平均厚みを100nmとすること以外は実施例26と同様にして磁気テープを得た。
第1、第2強化層として平均厚み50nmのCo層に代えて平均厚み50nmのCu層を形成し、第1、第2凝着抑制層として平均厚み100nmのCoO層に代えて平均厚み200nmのCuO層を形成すること以外は実施例27と同様にして磁気テープを得た。
第1、第2強化層として平均厚み50nmのCo層に代えて平均厚み50nmのAl層を形成し、第1、第2凝着抑制層として平均厚み100nmのCoO層に代えて平均厚み250nmのAl2O3層を形成すること以外は実施例27と同様にして磁気テープを得た。
第1、第2凝着抑制層として平均厚み100nmのCoO層に代えて平均厚み150nmのCo2O3層を形成すること以外は実施例27と同様にして磁気テープを得た。
凝着抑制層の形成を省略すること、および第1、第2強化層の平均厚みが表3に示す値となるように第1、第2強化層の成膜条件を調整すること以外は実施例1と同様にして積層体を得た。なお、得られた積層体をロール状に巻き取った段階で第1、第2強化層同士が金属凝着し貼り付いたため、磁気テープを作製することはできなかった。
凝着抑制層の形成を省略すること以外は実施例17、18と同様にして積層体を得た。なお、得られた積層体をロール状に巻き取った段階で第1、第2強化層同士が金属凝着し貼り付いたため、磁気テープを作製することはできなかった。
第2強化層および凝着抑制層の形成を省略すること、および第1強化層の平均厚みが表3に示す値となるように第1強化層の成膜条件を調整すること以外は実施例1と同様にして磁気テープを得た。
第2強化層の形成を省略すること、および第1強化層および凝着抑制層の平均厚みが表3に示す値となるように第1強化層および凝着抑制層の成膜条件を調整すること以外は実施例1と同様にして磁気テープを得た。
上述のようにして得られた実施例1~30、比較例7~10の磁気テープについて以下の評価を行った。なお、比較例7~10の磁気テープについてはカッピングの評価のみを行った。
カッピング測定装置を用い、温度23℃、相対湿度60%の環境下において、スリット後のテープ1mを24時間放置した後、カッピングの量を測定した。記録層を上側にして記録層側が凸になるカッピングをマイナス(-)、バック層側が凸になるカッピングをプラス(+)として、カッピングの量を測定し、以下の基準で判定した。
○:カッピング量が0.0~-0.5mmの範囲内
△:カッピング量が-0.5~-1.5mmの範囲内
×:カッピング量が0.0~-1.5mmの範囲外
なお、測定サンプル長は1±0.1mとする。
まず、恒温槽を環境条件1(温度16℃、相対湿度10%)から環境条件2(温度29℃、相対湿度80%)まで変化させた場合の寸法変化を、キーエンス社製レーザー変位計LS-7000を用いて測定した。次に、以下の式により湿度膨張係数を求めた。
TDS(湿度)[ppm]=((温度29℃、相対湿度80%のテープ幅)-(温度16℃、相対湿度10%のテープ幅))/(温度16℃、相対湿度10%のテープ幅)
湿度膨張係数[ppm/%RH]=TDS(湿度)/(80-10)
まず、市販のMountain Engineering社製のテープ走行系にて磁気テープを走行させ、1/2インチ固定ヘッド型ドライブの磁気ヘッドを用いて記録再生を行うことにより、SNRを求めた。次に、求めたSNRを以下の基準で判定した。
○:SNRがLTO5メディアのリファレンステープ(MSRT)に対して-1.5dB以内となる
△:SNRがLTO5メディアのリファレンステープ(MSRT)に対して-1.5dBを超え、-2.5dB以下となる
×:SNRがLTO5メディアのリファレンステープ(MSRT)に対して-2.5dBを超える
第1強化層または第2強化層上に凝着抑制層を設けることで、第1、第2強化層の凝着を抑制することができる(実施例1~25、比較例1~6参照)。
基体の一方の面に第1強化層を設け、基体の他方の面に第2強化層を設けることで、カッピングの発生を抑制できる(実施例1~25、比較例7~10参照)。
凝着抑制層の材料としてはDLCなどの炭素材料以外に、酸化コバルトや酸化アルミニウムなどの金属酸化物を用いることができる(実施例21、22、24、25参照)。
第2強化層の平均厚みD2に対する凝着抑制層の平均厚みD4の割合(D4/D2)が0.35を超えると、第2強化層の平均厚みD2に対して凝着抑制層の平均厚みD4が厚くなりすぎる。このため、第1、第2強化層の平均厚みD1、D2が同一またはほぼ同一であっても、カッピングが発生する傾向がある(実施例1参照)。したがって、第1、第2強化層の平均厚みD1、D2が同一またはほぼ同一である場合には、第2強化層の平均厚みD2に対する凝着抑制層の平均厚みD4の割合(D4/D2)が0.35以下であると、カッピングの発生を抑制できる。なお、第1強化層の平均厚みD1に対する凝着抑制層の平均厚みD3の割合(D3/D1)についても同様のことが言える。
第1、第2強化層上にそれぞれ第1、第2凝着抑制層を設けることで、第1、第2強化層の凝着を抑制することができる(実施例26~30参照)。
[実施例31、比較例11]
Cu層およびDLC層の平均厚みが表7に示す値となるように、Cu層およびDLC層の成膜条件を調整したこと以外は実施例1、比較例1と同様にして積層体を形成し、積層体をロール状に巻き取った。これにより、目的とする電磁シールドが得られた。
上述のようにして得られた実施例31、比較例11の磁気シールドについて、金属凝着の有無および湿度膨張係数を評価した。
ロール状に巻き取った積層体の第1強化層(Cu層)-第2強化層(Cu層)間に金属凝着が発生しているか否かを確認した。
上述の実施例1~30と同様にして湿度膨張係数を求めた。
磁気シールドの電磁波透過率をアドバンテスト法により測定した。
第1強化層または第2強化層上に凝着抑制層を設けることで、第1、第2強化層の凝着を抑制することができる。
(1)
第1面および第2面を有する長尺状の基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と、
前記第2強化層上に設けられた凝着抑制層と、
前記第1強化層または前記凝着抑制層上に設けられた記録層と
を備える磁気記録媒体。
(2)
前記第2強化層の平均厚みが75nm以上300nm以下であり、
前記第2強化層に対する前記凝着抑制層の平均厚みの比率が、0.005以上0.35以下である(1)に記載の磁気記録媒体。
(3)
前記第1強化層および前記第2強化層は、金属および金属化合物のうちの少なくとも1種を含む(1)または(2)に記載の磁気記録媒体。
(4)
前記金属は、アルミニウム、銅、コバルトおよびケイ素のうちの少なくとも1種を含み、
前記金属化合物は、酸化アルミニウム、酸化銅、酸化コバルトおよび酸化ケイ素のうちの少なくとも1種を含む(3)に記載の磁気記録媒体。
(5)
前記凝着抑制層が、炭素を含む(1)から(4)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(6)
前記炭素が、ダイヤモンドライクカーボンである(5)に記載の磁気記録媒体。
(7)
前記凝着抑制層が、金属酸化物を含む(1)から(4)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(8)
前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化銅および酸化コバルトのうちの少なくとも1種を含む(7)に記載の磁気記録媒体。
(9)
前記記録層は、前記第1強化層上に設けられ
前記第1強化層と前記記録層との間に設けられた下地層と、
前記凝着抑制層上に設けられたバック層と
をさらに備える(1)から(8)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(10)
前記記録層は、前記凝着抑制層上に設けられ
前記凝着抑制層と前記記録層との間に設けられた下地層と、
前記第1強化層上に設けられたバック層と
をさらに備える(1)から(8)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(11)
前記第1強化層および前記第2強化層は、同一またはほぼ同一の平均厚みを有する(1)から(10)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(12)
前記第1強化層および前記第2強化層は、内部応力として引っ張り応力が働くものである(1)から(11)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(13)
前記第2強化層の引っ張り応力は、前記第1強化層の引っ張り応力よりも大きく、
前記凝着抑制層は、内部応力として圧縮応力が働くものである(12)に記載の磁気記録媒体。
(14)
湿度膨張係数が0ppm/%RH以上、4.8ppm/%RH以下である(1)から(13)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(15)
前記基体の厚みが10μm以下である(1)から(14)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(16)
前記凝着抑制層の平均厚みは、1nm以上100nm以下である(1)から(15)のいずれかに記載の磁気記録媒体。
(17)
第1面および第2面を有する長尺状の基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と、
前記第2強化層上に設けられた炭素薄膜と、
前記第1強化層または前記炭素薄膜上に設けられた記録層と
を備える磁気記録媒体。
(18)
第1面および第2面を有する長尺状の基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第1強化層上に設けられた第1凝着抑制層と、
前記第1凝着抑制層上に設けられた記録層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と、
前記第2強化層上に設けられた第2凝着抑制層と
を備える磁気記録媒体。
(19)
第1面および第2面を有する長尺状の基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と
を備え、
前記第1強化層および前記第2強化層の少なくとも一方の層が、金属および酸素を含む強化層であり、
前記強化層の両面のうち、前記基体とは反対側となる面における酸素濃度が、前記強化層の内部における酸素濃度に比して高い磁気記録媒体。
(20)
前記強化層の両面の酸素濃度が、前記強化層の内部における酸素濃度に比して高い請求項19に記載の磁気記録媒体。
(21)
第1面および第2面を有する基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と、
前記第2強化層上に設けられた凝着抑制層と
を備える積層体。
(22)
第1面および第2面を有する基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と、
前記第2強化層上に設けられた炭素薄膜と
を備える積層体。
(23)
(21)または(22)に記載の積層体を備えるフレキシブルデバイス。
11、111a 基体
12、21、111b 第1強化層
13 下地層
14 記録層
15、111d 第2強化層
16、18、111c 凝着抑制層
17 バック層
110 第1の導電性素子
112、122 電極
120 第2の導電性素子
130 マイクロカプセル層
131 マイクロカプセル
Claims (15)
- 第1面および第2面を有する長尺状の基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と、
前記第2強化層上に設けられた凝着抑制層と、
前記第1強化層上に設けられた記録層と、
前記第1強化層と前記記録層との間に設けられた下地層と、
前記凝着抑制層上に設けられたバック層と
を備える磁気記録媒体。 - 第1面および第2面を有する長尺状の基体と、
前記第1面上に設けられた第1強化層と、
前記第2面上に設けられた第2強化層と、
前記第2強化層上に設けられた凝着抑制層と、
前記凝着抑制層上に設けられた記録層と、
前記凝着抑制層と前記記録層との間に設けられた下地層と、
前記第1強化層上に設けられたバック層と
を備える磁気記録媒体。 - 前記第2強化層の平均厚みが75nm以上300nm以下であり、
前記第2強化層に対する前記凝着抑制層の平均厚みの比率が、0.005以上0.35以下である請求項1または2に記載の磁気記録媒体。 - 前記第1強化層および前記第2強化層は、金属および金属化合物のうちの少なくとも1種を含む請求項1から3のいずれかに記載の磁気記録媒体。
- 前記金属は、アルミニウム、銅およびコバルトのうちの少なくとも1種を含む請求項4に記載の磁気記録媒体。
- 前記凝着抑制層が、炭素を含む請求項1から5のいずれかに記載の磁気記録媒体。
- 前記炭素が、ダイヤモンドライクカーボンである請求項6に記載の磁気記録媒体。
- 前記凝着抑制層が、金属酸化物を含む請求項1から5のいずれかに記載の磁気記録媒体。
- 前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化銅および酸化コバルトのうちの少なくとも1種を含む請求項8に記載の磁気記録媒体。
- 前記第1強化層および前記第2強化層は、同一またはほぼ同一の平均厚みを有する請求項1から9のいずれかに記載の磁気記録媒体。
- 前記第1強化層および前記第2強化層は、内部応力として引っ張り応力が働くものである請求項1から10のいずれかに記載の磁気記録媒体。
- 前記第2強化層の引っ張り応力は、前記第1強化層の引っ張り応力よりも大きく、
前記凝着抑制層は、内部応力として圧縮応力が働くものである請求項11に記載の磁気記録媒体。 - 湿度膨張係数が0ppm/%RH以上、4.8ppm/%RH以下である請求項1から12のいずれかに記載の磁気記録媒体。
- 前記基体の厚みが10μm以下である請求項1から13のいずれかに記載の磁気記録媒体。
- 前記凝着抑制層の平均厚みは、1nm以上100nm以下である請求項1から14のいずれかに記載の磁気記録媒体。
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