JP7022774B2 - 鞍乗型電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型電動車両に関する。
例えば、特許文献1には、複数の外装カバーにより外装が構成される鞍乗型電動車両が開示されている。
特開平9-104380号
ここで、特許文献1に開示される鞍乗型電動車両においては、後輪により巻き上げられた水が、外装カバーに付着し、外装カバー間の隙間に溜まる場合がある。隙間に溜まった水は、隙間を伝って移動する。隙間に溜まった水は、その量が多くなると、隙間を伝って移動する途中で、下方に垂れ流れてしまう。このような水垂れが発生すると、外装カバーの外装面が汚れ、美観性が低下してしまう。
本開示の目的の一つは、後輪により巻き上げられた水が外装カバーに付着することによる美観性の低下を抑制する鞍乗型電動車両を提供することにある。
(1)本開示で提案する鞍乗型電動車両は、前輪と、後輪と、側面視において、前記後輪の上方に設けられており、前後方向に延びる第1外装カバーと、側面視において、前記第1外装カバーの下方に設けられており、前後方向に延びる第2外装カバーと、前記第1外装カバーの外装面と第2外装カバーの外装面を接続する面として定義される仮想面と、を含み、前記第2外装カバーは、前記第1外装カバーの前後方向に延びる第1端と前記第2外装カバーの前後方向に延びると共に前記第1端に対向する第2端の間であって前記仮想面の内側に、前後方向に延びる隙間が形成されるように配置されており、前記第2端の一部に、少なくとも一つの穴が形成されている。この鞍乗型電動車両によると、後輪により巻き上げられた水が外装カバーに付着することによる美観性の低下を抑制することができる。
(2)(1)に記載の鞍乗型電動車両において、前記穴は、前記後輪の前端よりも後方に形成されているとよい。これによると、外観上、目立つ部分に水の垂れ流れが生じることが抑制される。
(3)(1)又は(2)に記載の鞍乗型電動車両において、前記第2外装カバーのうち、前記穴より前方の外装面の面積は、前記穴より後方の外装面の面積よりも広いとよい。これによると、外観上、目立つ部分に水の垂れ流れが生じることが抑制される。
(4)(1)~(3)のいずれかに記載の鞍乗型電動車両において、側面視において、前記穴の一部は前記第1外装カバーに覆われており、前記穴の他部は外部に露出しているとよい。これによると、穴の成型が容易となり、かつ穴のうち外部から視認される部分を小さくできる。
(5)(4)に記載の鞍乗型電動車両において、前記他部の前後方向の幅は、2mm以上であって10mm以下であるとよい。
(6)(4)又は(5)に記載の鞍乗型電動車両において、前記他部の上下方向の幅は、3mm以上であって10mm以下であるとよい。
(7)(1)~(6)のいずれかに記載の鞍乗型電動車両において、前記隙間は、前方に向かうに従い下方に傾斜しているとよい。
(8)(1)~(7)のいずれかに記載の鞍乗型電動車両において、前記穴は、貫通孔であるとよい。これによると、貫通孔を介して第2外装カバーの内側へ水を排出できる。
(9)(1)~(8)のいずれかに記載の鞍乗型電動車両において、前記第1外装カバー及び第2外装カバーは、車両の左部及び右部にそれぞれ設けられており、前記穴は、前記左部及び右部のそれぞれに形成されているとよい。
(10)(1)~(9)のいずれかに記載の鞍乗型電動車両において、タンデムライダーの足が置かれるタンデムステップを有し、側面視において、前記第2外装カバーは、前記タンデムステップと重なっているとよい。これによると、タンデムシートに座るタンデムライダーの足が汚れてしまうことを抑制できる。
(11)(1)~(10)のいずれかに記載の鞍乗型電動車両において、車体の後部に設けられる尾灯と、前記尾灯の下方であって前記後輪の上方に設けられると共に、前記第1外装カバーに隣り合う後外装カバーと、を有するとよい。
(12)(1)~(11)のいずれかに記載の鞍乗型電動車両において、前記第2外装カバーは、車幅方向の内側に曲がると共に前記第2端を構成する曲がり部を含み、前記穴は、前記曲がり部に形成されているとよい。
本実施形態に係る鞍乗型電動車両の全体構成を示す側面図である。 図1に示す鞍乗型電動車両の内部構造の側面図である。 第1外装カバー及び第2外装カバーを示す拡大側面図である。 図3のIV-IV切断面における切断端面を示す端面図である。 図3のV-V切断面における切断端面を示す端面図である。 鞍乗型電動車両の後部を左斜め後方から見た斜視図である。 図5の貫通孔近傍を示す拡大端面図である。 第2外装カバーを示す側面図である。 第1変形例における、穴を通る切断面における切断端面を示す端面図である。 第2変形例における、貫通孔を通る切断面における切断端面を示す端面図である。
以下、本発明の実施形態(以下、本実施形態という)について図面を参照して説明する。
[鞍乗型電動車両の全体構成の概要]
図1は、本実施形態に係る鞍乗型電動車両の全体構成を示す側面図である。図示の鞍乗型電動車両は、電動二輪車であるが、車輪の数は問わない。鞍乗型電動車両は、例えば不整地走行用の四輪車両であってもよい。鞍乗型電動車両は、オンロードタイプであっても、オフロードタイプであっても、スクータタイプであってもよい。
本実施形態において、方向は、鞍乗型電動車両の直進方向を基準にする。例えば、図1で示す矢印F及びBは、それぞれ、前方向及び後方向を示す。上下方向は、前方向を基準とした上下方向である。また、図4等で示す矢印R及びLは、それぞれ、右方向及び左方向を示す。また、本実施形態において、左右方向は、車幅方向である。
図2は、図1に示す鞍乗型電動車両の内部構造の側面図である。鞍乗型電動車両はフレーム10を備えている。フレーム10の前端部にはフロントフォーク12が左右方向に回転可能に支持されている。フロントフォーク12の下端部には前輪14が回転可能に支持されている。フロントフォーク12の上端部には操舵のためのハンドル16(図1)が設けられている。フレーム10の後下部にはリアユニット18(図1)が上下方向に揺動可能に支持されている。リアユニット18の後端部には後輪20が回転可能に支持されている。
フレーム10の後上部には運転者が座るメインシート22(図1)が設けられている。図1に示すように、メインシート22の後方には、タンデムシート23が設けられている。また、メインシート22及びタンデムシート23の下方には、ヘルメット等を収容可能な収容ボックス(不図示)が設けられている。また、タンデムシート23の後方には、尾灯(テールライト)25が設けられている。また、タンデムシート23の前方かつ下方には、タンデムライダーの足置きとなるタンデムステップ27が設けられている。
鞍乗型電動車両は、後輪20を駆動する駆動モータ24を備えている。駆動モータ24は例えば三相交流モータである。駆動モータ24はフレーム10に支持されている。駆動モータ24の駆動力はベルト26等の伝達部材を介して後輪20に伝達される。これに限らず、駆動モータ24は前輪14を駆動してもよいし、前輪14と後輪20の両方を駆動してもよい。
鞍乗型電動車両は、バッテリ28を備えている。バッテリ28はシート22の下方向に配置されている。充電コネクタ30が、ケーブル32を介してバッテリ28と電気的に接続されている。充電時において、充電コネクタ30には、給電プラグ(図示せず)が挿入されて充電を行えるようになっている。
また、鞍乗型電動車両の外装は、複数の外装カバーによって構成されている。各外装カバーは、例えば、樹脂材料等からなるとよい。
本実施形態において、複数の外装カバーは、少なくとも、第1外装カバー50と、第2外装カバー60とを含む。第1外装カバー50及び第2外装カバー60は前後方向に延びる形状である。第1外装カバー50及び第2外装カバー60は、鞍乗型電動車両の後側部に設けられている。なお、図1においては、鞍乗型電動車両の左部に設けられる第1外装カバー50及び第2外装カバー60を示すが、鞍乗型電動車両の右部にも同様に第1外装カバー50及び第2外装カバー60が設けられている。
第1外装カバー50は、後輪20の上方に設けられている。より具体的には、第1外装カバー50の少なくとも一部は、後輪20の前端E1よりも後方であって、後輪20の上端E2よりも上方に設けられている。また、第1外装カバー50は、側面視において、タンデムシート23の下方に設けられている。
第2外装カバー60は、第1外装カバー50の下方で、第1外装カバー50に隣り合って設けられている。第2外装カバー60は、少なくとも一部が、前後方向において後輪20の前端E1よりも後方であって、後輪20の上端E2よりも上方に設けられている。
[外装カバーの構成の詳細]
図3は、第1外装カバー及び第2外装カバーを示す拡大側面図である。図4は、図3のIV-IV切断面における切断端面を示す端面図である。具体的には、図4は、鉛直方向に延びており、貫通孔Hよりも前方を通る切断面における切断端面を示している。図5は、図3のV-V切断面における切断端面を示す端面図である。具体的には、図5は、鉛直方向に延びており、貫通孔Hを通る切断面における切断端面を示している。図6は、鞍乗型電動車両の後部を左斜め後方から見た斜視図である。図7は、図5の貫通孔近傍を示す拡大端面図である。図8は、第2外装カバーを示す側面図である。
図4、図5においては、フレーム10の一部等、外装カバーよりも車幅方向の内側に配置される部材の端面も示すが、その詳細な説明については省略する。
第1外装カバー50は、前後方向に延びる下端(第1端)51を有している。なお、本実施形態において、下端51は、図7に示すように、第1外装カバー50の下端面51eを含む部分であるとする。また、下端51は、車幅方向の内側に屈曲する形状である。
第2外装カバー60は、上部61と、下部62と、上部61と下部62とを繋ぐ曲がり部63とを含む。
上部61は、第1外装カバー50よりも車幅方向の内側に配置されている。すなわち、上部61は、第1外装カバー50により覆われて外部から視認されない部分である。
下部62は、第1外装カバー50により覆われていない部分である。すなわち、下部62は、外部から視認される、鞍乗型電動車両の外装の一部を構成する部分である。図8等に示すように、下部62は、側面視において、その後端から前方に向かうに従い上下方向の幅が広がり、さらに前方に向かうに従い上下方向の幅が狭くなる形状である。図8に示すように、上下方向における幅が最も広い部分には、貫通孔65が形成されている。図1に示すように、貫通孔65を介して、タンデムステップ27が車体本体に取り付けられている。
曲がり部63は、図7に示すように、第1外装カバー50の下端51を避けるように、車幅方向の内側に曲がると共に、端部(第2端)63eを構成する。また、曲がり部63は、第2外装カバー60の上部61が第1外装カバー50の内側において第1外装カバー50の内面に沿って配置されるように曲がっている。なお、図7においては、曲がり部63を破線で示している。
また、鞍乗型電動車両は、第1外装カバー50の外装面50sと第2外装カバー60の外装面60sを接続する面として定義される仮想面Vsを有する。ここで、外装面50sは、第1外装カバー50のうち外部から視認される面であり、外装面60sは、第2外装カバー60のうち外部から視認される面である。仮想面Vsは、物理的に存在する面ではなく、第1外装カバー50の下端51の屈曲の始点B1と、曲がり部63の屈曲の始点B2とを繋ぐ仮想的な面である。図7においては、仮想面Vsを二点鎖線で示す。
第2外装カバー60は、第1外装カバー50の前後方向に延びる下端51と第2外装カバー60の前後方向に延びると共に下端51に対向する端部63eの間に、前後方向に延びる隙間Gが形成されるように配置されている。隙間Gは、仮想面Vsの車幅方向の内側に形成される空間である。
また、図3等に示すように、第1外装カバー50の下端51は、前方に向かうに従い下方に傾斜する形状である。そのため、隙間Gは、前方に向かうに従い下方に傾斜するように形成されている。
さらに、鞍乗型電動車両は、第1外装カバー50及び第2外装カバー60に隣り合うと共に、後輪20の上方に設けられる後外装カバー70(図6)を含む。後外装カバー70は、尾灯25の下方であって、後輪20の上方に設けられている。
[第2外装カバーに形成される貫通孔]
ここで、雨天時や、鞍乗型電動車両が水溜まり上を走行した時等において、後輪20に水が付着する。後輪20に水が付着した状態で、減速又は停止するなど加速度が変化すると、後輪20に付着した水が飛び跳ね、外装カバーに付着してしまう場合がある。具体的には、後輪20の上方に設けられる第1外装カバー50や後外装カバー70に水が付着してしまう場合がある。これは、第1外装カバー50及び後外装カバー70と、後輪20とが、デザイン上の観点から、他の部材を介さずに対向して配置されているためである。
第1外装カバー50や後外装カバー70に付着した水は、重力により下方に垂れ流れることとなる。第1外装カバー50及び後外装カバー70に付着して下方に垂れ流れた水の一部は、第1外装カバー50の下端51と、第2外装カバー60の端部63e(曲がり部63)との間に形成される隙間Gに侵入することとなる。
隙間Gに侵入した水は、隙間Gを伝い、車体の前方へと移動する。特に、本実施形態においては、上述のように、隙間Gが前方に向かうに従い下方に傾斜して形成されていることより、隙間Gに侵入した水は前方へと移動し易い。
隙間Gに侵入した水の量が多くなると、隙間G内で水を保持しきれなくなり、車体の前方へ向かう途中で、隙間Gから下方に水が垂れ流れてしまう。それにより、第2外装カバー60の外装面60sに水の垂れ流れが視認されることとなり、鞍乗型電動車両の美観性が低下してしまう可能性がある。
さらに、図1に示すように、側面視において、第2外装カバー60は、タンデムステップ27と重なる位置に設けられている。そのため、タンデムシート23に座るタンデムライダーの足が、第2外装カバー60に付着した水により汚れてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態においては、第2外装カバー60の端部63e(曲げ部63)に、貫通孔Hを形成した。これにより、隙間Gを伝って前方へ移動する水は、貫通孔Hに侵入する。貫通孔Hに侵入した水は、第2外装カバー60の外装面60sのうち貫通孔Hの直下へ垂れ流れる、又は貫通孔Hを介して第2外装カバー60の内側へ排出される。
ここで、図8に示すように、第2外装カバー60のうち、貫通孔Hの前端よりも前方の部分を前部62a、貫通孔Hの前端よりも後方の部分を後部62bとする。前部62aは、後部62bよりもその表面積が大きい。すなわち、前部62aは、後部62bよりも、外観上、目立つ部分である。
貫通孔Hは、前部62aよりも後方に形成されているため、隙間Gを伝って前方へ移動する水は、前部62aに到達する前に塞き止められることとなる。そのため、第2外装カバー60のうち前部62aの外装面60sに、水の垂れ流れが生じることが抑制される。すなわち、第2外装カバー60のうち、外観上、目立つ部分に水の垂れ流れが生じることが抑制される。
さらに、図7、図8を参照して、貫通孔Hの詳細について説明する。
樹脂材料からなる外装カバーは、金型を用いて成型される。貫通孔Hが小さいと、その成型が困難となる。一方で、貫通孔Hが大きいと、外観上、貫通孔Hは目立ってしまい、鞍乗型電動車両の美観性を損なうこととなる。
そこで、本実施形態においては、図8に示すように、貫通孔Hを、第2外装カバー60の端部63e及び上部61に形成した。上述のように、第2外装カバー60の上部61は第1外装カバー50により覆われているため、貫通孔Hのうち上部61に形成される部分は、外部から視認されない。このような構成を採用することにより、金型を用いた成型が容易となり、かつ、貫通孔Hのうち外部から視認される部分を小さくできる。
具体的には、本実施形態においては、貫通孔Hのうち、側面視において、外部に露出する部分の前後方向における幅w1を3mmとし、上下方向における幅w2を4mmとした。ただし、これに限られず、貫通孔Hのうち、側面視において、外部に露出する部分の前後方向における幅w1は、2mm以上であって、10mm以下であるとよい。また、貫通孔Hのうち、外部に露出する部分の上下方向における幅w2は3mm以上であって、10mm以下であるとよい。
図8においては、貫通孔Hのうち外部に露出しない部分の前後方向の幅が、露出する部分の前後方向の幅よりも広く、側面視における貫通孔Hの形状が略L字状である例について示す。ただし、これに限られず、側面視における貫通孔Hの形状は、略T字状や略I字状であってもよい。
図8に示すように、第2外装カバー60の上部61には、貫通孔H以外にも、適宜水抜き用の貫通孔hが形成されていてもよい。
また、本実施形態においては、第1外装カバー50の下端51の屈曲の始点B1と、曲がり部63の屈曲の始点B2との距離(すなわち、仮想面Vsの幅(隙間Gの最大幅))を、5mmとした。ただしこれに限られず、当該距離は4mm以上であって6mm以下であるとよい。
以上説明した本実施形態においては、第2外装カバー60に貫通孔Hを形成するという簡易な構成を採用することにより、鞍乗型電動車両のデザインへの影響を最小限に抑えつつ、外装面に水が付着することによる美観性の低下を抑制できる。また、第2外装カバー60の前部62aで水の垂れ流れが発生することを抑制できることより、タンデムシート23に座るタンデムライダーの足に、水が付着してしまうことを抑制できる。
[第1変形例]
上記本実施形態においては、第2外装カバー60の曲がり部63に貫通孔Hが形成される例について説明したが、貫通孔Hに限られない。すなわち、図9に示すように、貫通していない穴H1が、第2外装カバー60の端部63e(曲がり部63)に形成されるものでもよい。この場合、第2外装カバー60の内側に水を排出することはできないが、隙間Gを伝う水を、穴H1が形成される箇所において塞き止め、穴H1の直下へ垂れ流すことができる。これにより、穴H1より前方で水の垂れ流れが発生することを抑制できる。また、貫通孔Hの代わりに、下方に延びる溝やスリット等が形成されるものであってもよい。
[第2変形例]
上記本実施形態においては、下方に配置される外装カバー(第2外装カバー60)の一部が上方に配置される外装カバー(第1外装カバー50)の車幅方向の内側に設けられる例について説明したが、これに限られない。図10に示すように、上方に配置される第1外装カバー150の一部が下方に配置される第2外装カバー160の車幅方向の内側に設けられていてもよい。
この場合、第1外装カバー150が端部151e(第1端)を構成する曲がり部151を有し、第2外装カバー160が端面161e(第2端)を含んでおり穴H2が形成される端部161を有するとよい。
なお、上記実施形態及び変形例においては、第2外装カバーに1つの穴が形成される例について説明したが、これに限られず、穴は2以上形成されていてもよい。2以上の穴が形成されることにより、隙間Gを伝う水が塞き止められる箇所が複数となる。それにより、外装面の目立つ部分に水の垂れ流れが生じることをより確実に抑制することができる。
[実施形態の概要]
(1)鞍乗型電動車両は、前輪14と、後輪20と、側面視において、後輪20の上方に設けられており、前後方向に延びる第1外装カバー50と、側面視において、第1外装カバー50の下方に設けられており、前後方向に延びる第2外装カバー60と、第1外装カバー50の外装面50sと第2外装カバー60の外装面60sを接続する面として定義される仮想面Vsと、を含み、第2外装カバー60は、第1外装カバー50の前後方向に延びる下端51と第2外装カバー60の前後方向に延びると共に下端51に対向する端部63eの間であって仮想面Vsの内側に、前後方向に延びる隙間Gが形成されるように配置されており、端部63eの一部に、少なくとも一つの貫通孔Hが形成されている。
(2)貫通孔Hは、後輪20の前端E1よりも後方に形成されている。
(3)第2外装カバー60のうち、貫通孔Hより前方の外装面60sの面積は、貫通孔Hより後方の外装面60sの面積よりも広い。
(4)側面視において、貫通孔Hの一部は第1外装カバー50に覆われており、貫通孔Hの他部は外部に露出している。
(5)貫通孔Hの他部の前後方向の幅は、2mm以上であって10mm以下である。
(6)貫通孔Hの他部の上下方向の幅は、3mm以上であって10mm以下である。
(7)隙間Gは、前方に向かうに従い下方に傾斜している。
(8)穴は、貫通孔である。
(9)第1外装カバー50及び第2外装カバー60は、車両の左部及び右部にそれぞれ設けられており、貫通孔は、車両の左部及び右部のそれぞれに形成されている。
(10)タンデムライダーの足が置かれるタンデムステップ27を有し側面視において、第2外装カバー60は、タンデムステップ27と重なっている。
(11)車体の後部に設けられる尾灯25と、尾灯25の下方であって後輪20の上方に設けられると共に、第1外装カバー50に隣り合う後外装カバー70と、を有する。
(12) 第2外装カバー60は、車幅方向の内側に曲がると共に端部63eを構成する曲がり部63を含み、貫通孔Hは、曲がり部63に形成されている。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
10 フレーム、12 フロントフォーク、14 前輪、16 ハンドル、18 リアユニット、20 後輪、22 メインシート、23 タンデムシート、24 駆動モータ、25 尾灯、26 駆動力ベルト、27 タンデムステップ、28 バッテリ、30 充電コネクタ、32 ケーブル、50 第1外装カバー、50s 外装面、51 下端、51e 下端面、60 第2外装カバー、60s 外装面、61 上部、62 下部、62a 前部、62b 後部、63 曲がり部、63e 端部、70 後外装カバー、G 隙間、H 貫通孔、H1,H2 穴、Vs 仮想面。

Claims (12)

  1. 前輪と、
    後輪と、
    側面視において、前記後輪の上方に設けられており、前後方向に延びる第1外装カバーと、
    側面視において、前記第1外装カバーの下方に設けられており、前後方向に延びる第2外装カバーと、
    前記第1外装カバーの外装面と第2外装カバーの外装面を接続する面として定義される仮想面と、
    を含み、
    前記第2外装カバーは、前記第1外装カバーの前後方向に延びる第1端と前記第2外装カバーの前後方向に延びると共に前記第1端に対向する第2端の間であって前記仮想面の内側に、前後方向に延びる隙間が形成されるように配置されており、
    前記第2端の一部に、少なくとも一つの穴が形成されている、
    を有する鞍乗型電動車両。
  2. 前記穴は、前記後輪の前端よりも後方に形成されている、
    請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  3. 前記第2外装カバーのうち、前記穴より前方の外装面の面積は、前記穴より後方の外装面の面積よりも広い、
    請求項1又は2に記載の鞍乗型電動車両。
  4. 側面視において、前記穴の一部は前記第1外装カバーに覆われており、前記穴の他部は外部に露出している、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  5. 前記他部の前後方向の幅は、2mm以上であって10mm以下である、
    請求項4に記載の鞍乗型電動車両。
  6. 前記他部の上下方向の幅は、3mm以上であって10mm以下である、
    請求項4又は5に記載の鞍乗型電動車両。
  7. 前記隙間は、前方に向かうに従い下方に傾斜している、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  8. 前記穴は、貫通孔である、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  9. 前記第1外装カバー及び第2外装カバーは、車両の左部及び右部にそれぞれ設けられており、
    前記穴は、前記左部及び右部のそれぞれに形成されている、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  10. タンデムライダーの足が置かれるタンデムステップを有し、
    側面視において、前記第2外装カバーは、前記タンデムステップと重なっている、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  11. 車体の後部に設けられる尾灯と、
    前記尾灯の下方であって前記後輪の上方に設けられると共に、前記第1外装カバーに隣り合う後外装カバーと、
    を有する、
    請求項1~10のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  12. 前記第2外装カバーは、車幅方向の内側に曲がると共に前記第2端を構成する曲がり部を含み、
    前記穴は、前記曲がり部に形成されている、
    請求項1~11のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。

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