JP2013173472A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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JP2013173472A JP2012039785A JP2012039785A JP2013173472A JP 2013173472 A JP2013173472 A JP 2013173472A JP 2012039785 A JP2012039785 A JP 2012039785A JP 2012039785 A JP2012039785 A JP 2012039785A JP 2013173472 A JP2013173472 A JP 2013173472A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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Abstract

【課題】本発明の課題は、メンテナンス性の低下及び車両後部の大型化を抑えながら、従来よりもグラブバーの位置を後方に配置することができる鞍乗型車両を提供することにある。
【解決手段】鞍乗型車両において、テールカバーは、シートの後方に配置され、左サイドカバーと右サイドカバーとの間に配置される。クロスメンバーは、左支持フレームと右支持フレームとに亘って配置される。グラブバーは、クロスメンバーに着脱可能に取り付けられる。テールカバーは、車両平面視において、クロスメンバーとグラブバーとの取付部に少なくとも部分的に重なるように配置される。サイドカバーとグラブバーとが車両に取り付けられた状態において、テールカバーは車両に着脱可能である。
【選択図】図9

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
自動二輪車などの鞍乗型車両は、グラブバーを備えている。グラブバーは、車両の後部に配置されている。グラブバーは、例えば、運転者の後ろに座る同乗者によって握られる。特許文献1は、グラブバーを備える自動二輪車を開示している。特許文献1の自動二輪車は、左右のシートレールと、左右のブラケットと、支持バーと、取付台と、連結板と、グラブバーとを備える。左右のブラケットは、左右のシートレールの後端から後方に延びている。支持バーは、左右のブラケットに亘って配置されている。取付台は、支持バーに溶接されている。連結板は、グラブバーに溶接されている。グラブバーは、連結板と取付台とがボルトによって固定されることにより、車両に取り付けられている。また、特許文献1の自動二輪車は、サイドカバーとテールカバーとを備えている。サイドカバーは、支持バーと連結板と取付台とを側方から覆っている。テールカバーは、支持バーと連結板と取付台とを後方から覆っている。グラブバーの上面には、カバーブラケットが設けられており、テールカバーは、カバーブラケットに固定される。また、テールカバーには開口が形成されている。グラブバーは開口に挿入されており、グラブバーと開口と間の隙間がキャップによって閉じられている。
特許文献1の鞍乗型車両においてグラブバーを取り外すときには、次のような作業が行われる。まず、シートを持ち上げることにより、ボルトを露出させる。次に工具を用いてボルトを取り外す。そして、グラブバーとサイドカバーとテールカバーとを一体としてシートレールから取り外す。
特開2009−161013号公報
鞍乗型車両では、グラブバーをできるだけ後方に配置したいという要請がある。例えば、グラブバーを後方に配置することによって、シートを後方に広げることができる。或いは、グラブバーを長くすることにより、把持し易くなる。
しかし、特許文献1の自動二輪車では、グラブバーをさらに後方の位置に配置することは困難である。上述したように、特許文献1の自動二輪車では、グラブバーとサイドカバーとテールカバーとを一体としてシートレールから取り外す必要がある。このため、グラブバーと支持バーとの取付部分、すなわち、ボルトは、シートが持ち上げられたときに、工具がアクセス可能な位置に配置される必要がある。また、緩められたボルトを抜くことが可能な位置にボルトが配置される必要がある。特許文献1の自動二輪車において、グラブバーをさらに後方の位置に配置すると、ボルトがテールカバーによって覆われてしまう。この場合、ボルトへのアクセスが困難となり、或いは、ボルトを抜き出すことが困難となり、メンテナンス性が低下する。
また、特許文献1の自動二輪車では、グラブバーは、連結板と取付台と支持バーとブラケットとを介してシートレールに取り付けられている。このため、グラブバーのシートレールへの取付構造が上下方向に大型化している。従って、グラブバーをさらに後方の位置に配置すると、車両の後部が上下方向に大型化するという問題がある。或いは、シートレールの下方には後輪が配置されているので、グラブバーの取付構造が、後輪の上下方向の可動範囲を狭める可能性がある。
本発明の課題は、メンテナンス性の低下及び車両後部の大型化を抑えながら、従来よりもグラブバーの位置を後方に配置することができる鞍乗型車両を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る鞍乗型車両は、シートと、左支持フレームと、右支持フレームと、後輪と、左サイドカバーと、右サイドカバーと、テールカバーと、クロスメンバーと、グラブバーとを備える。左支持フレーム及び右支持フレームは、シートを支持する。後輪は、左支持フレーム及び右支持フレームの下方に配置される。左サイドカバーは、左支持フレームの左方に配置される。右サイドカバーは、右支持フレームの右方に配置される。テールカバーは、シートの後方に配置され、左サイドカバーと右サイドカバーとの間に配置される。クロスメンバーは、左支持フレームと右支持フレームとに亘って配置される。グラブバーは、クロスメンバーに着脱可能に取り付けられる。テールカバーは、車両平面視において、クロスメンバーとグラブバーとの取付部に少なくとも部分的に重なるように配置されている。サイドカバーとグラブバーとが車両に取り付けられた状態において、テールカバーは車両に着脱可能である。
本発明の第2の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、グラブバーは、左把持部と右把持部とを含む。左把持部は、左サイドカバーの外方に配置される。右把持部は、右サイドカバーの外方に配置される。テールカバーは、左把持部と右把持部との間に配置されている。
本発明の第3の態様に係る鞍乗型車両は、第2の態様の鞍乗型車両であって、左サイドカバーは、左把持部の端部が挿入される左切欠き部を含む。右サイドカバーは、右把持部の端部が挿入される右切欠き部を含む。
本発明の第4の態様に係る鞍乗型車両は、第3の態様の鞍乗型車両であって、テールカバーと左サイドカバーとの間の境界線は、左切欠き部の左側端よりも右方に位置している。テールカバーと右サイドカバーとの間の境界線は、右切欠き部の右側端よりも左方に位置している。
本発明の第5の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、クロスメンバーはプレート状の形状を有する。
本発明の第6の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、クロスメンバーは、左支持フレームの後端と右支持フレームの後端とに固定される。
本発明の第7の態様に係る鞍乗型車両は、第6の態様の鞍乗型車両であって、クロスメンバーの後端は、左支持フレーム及び右支持フレームの後端よりも後方に位置している。
本発明の第8の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、左支持フレーム及び右支持フレームの後部は、上方へ向けて屈曲した形状を有する。
本発明の第9の態様に係る鞍乗型車両は、第2の態様の鞍乗型車両であって、グラブバーは、左取付部と右取付部とをさらに含む。左取付部は、左把持部に接続されており、クロスメンバーに取り付けられる。右取付部は、右把持部に接続されており、クロスメンバーに取り付けられる。左取付部は、上方に向かって屈曲した形状を有する。右取付部は、上方に向かって屈曲した形状を有する。
本発明の第10の態様に係る鞍乗型車両は、第2の態様の鞍乗型車両であって、グラブバーは、左取付部と右取付部とをさらに含む。左取付部は、左把持部に接続されており、クロスメンバーに取り付けられる。右取付部は、右把持部に接続されておりクロスメンバーに取り付けられる。左取付部は、クロスメンバーから後方へ向かって延びた形状を有する。右取付部は、クロスメンバーから後方へ向かって延びた形状を有する。
本発明の第11の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、グラブバーの後部は、クロスメンバーに着脱可能に取り付けられる。グラブバーの前部は、左支持フレーム及び右支持フレームに着脱可能に取り付けられる。
本発明の第12の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、テールカバーは、クロスメンバーに取り付けられている。テールカバーとクロスメンバーとの取付部は、グラブバーとクロスメンバーとの取付部よりも前方に位置する。
本発明の第13の態様に係る鞍乗型車両は、第2の態様の鞍乗型車両であって、グラブバーは、左後取付部と、左前取付部と、右後取付部と、右前取付部とをさらに含む。左後取付部は、左把持部の後部に接続されており、クロスメンバーに取り付けられる。左前取付部は、左把持部の前部に接続されており、左支持フレームに取り付けられる。右後取付部は、右把持部の後部に接続されており、クロスメンバーに取り付けられる。右前取付部は、右把持部の前部に接続されており、右支持フレームに取り付けられる。左把持部の前端は、左前取付部よりも前方に位置している。右把持部の前端は、右前取付部よりも前方に位置している。
本発明の第14の態様に係る鞍乗型車両は、第2の態様の鞍乗型車両であって、グラブバーは、互いに別体の部品である左グラブバーと右グラブバーとを含む。左グラブバーは、左把持部を含む。右グラブバーは、右把持部を含む。
本発明の第1の態様に係る鞍乗型車両では、テールカバーが、クロスメンバーとグラブバーとの取付部に少なくとも部分的に重なっている。このため、グラブバーを従来よりも後方に配置することができる。また、サイドカバーとグラブバーとを車両から取り外さずに、テールカバーを取り外すことができる。このため、従来よりもグラブバーの位置を後方に配置しても、メンテナンス性の低下が抑えられる。また、グラブバーは、クロスメンバーに取り付けられるので、車両後部が従来よりも上下に大型化することを抑えることができる。
本発明の第2の態様に係る鞍乗型車両では、テールカバーが、左把持部と右把持部との間に配置されているので、左把持部と右把持部とに干渉されずにテールカバーを容易に取り外すことができる。
本発明の第3の態様に係る鞍乗型車両では、左把持部の端部と右把持部の端部とを通すための孔がテールカバーに形成される場合と比べて、左把持部と右把持部とに干渉されずにテールカバーを容易に取り外すことができる。
本発明の第4の態様に係る鞍乗型車両では、左把持部の端部と右把持部の端部とを通すための孔がテールカバーに形成される場合と比べて、左把持部と右把持部とに干渉されずにテールカバーを容易に取り外すことができる。
本発明の第5の態様に係る鞍乗型車両では、車両後部を従来よりも上下に小型化することができる。
本発明の第6の態様に係る鞍乗型車両では、グラブバーを従来よりも後方に配置することができる。
本発明の第7の態様に係る鞍乗型車両では、グラブバーを従来よりも後方に配置することができる。
本発明の第8の態様に係る鞍乗型車両では、別部品を追加することなくグラブバーの取付位置を高くすることができる。これにより、グラブバーを同乗者が容易に把持することができる。
本発明の第9の態様に係る鞍乗型車両では、左右の把持部の位置を高くすることができる。これにより、グラブバーを同乗者が容易に把持することができる。
本発明の第10の態様に係る鞍乗型車両では、左右の取付部が、クロスメンバーから後方へ向かって延びた形状を有する。このため、グラブバーを更に後方に配置することができる。
本発明の第11の態様に係る鞍乗型車両では、グラブバーの前部と後部とを容易に着脱することができる。このため、メンテナンスが容易である。
本発明の第12の態様に係る鞍乗型車両では、グラブバーがクロスメンバーに取り付けられた状態で、テールカバーとクロスメンバーとの取付部に工具を容易に近づけることができる。これにより、テールカバーを容易に取り外すことができる。
本発明の第13の態様に係る鞍乗型車両では、左右の把持部の長さを大きく確保することができる。また、前後の取付部の間の距離を小さくすることができる。これにより、左右の把持部の握り易さを向上させることができると共に、取付の強度を高く確保することができる。
本発明の第14の態様に係る鞍乗型車両では、左グラブバーと右グラブバーとを別々に取り外すことができる。このため、メンテナンスが容易である。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の側面図。 鞍乗型車両の後部の拡大側面図。 鞍乗型車両の後部の拡大平面図。 グラブバーの取付構造を示す斜視図。 グラブバーの取付構造を示す平面図。 グラブバーの取付構造を示す側面図。 グラブバーが取り外された状態のグラブバーの取付構造を示す斜視図。 車体カバーの分解斜視図。 シートが持ち上げられた状態での車両後部を示す平面図。 テールカバーが取り外された状態での車両後部を示す平面図。 他の実施形態に係る鞍乗型車両の後部の拡大平面図。
以下、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両1の側面図である。鞍乗型車両1は、自動二輪車である。鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、エンジン3と、シート4と、燃料タンク5と、前輪6と、後輪7と、車体カバー8と、グラブバー9とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向は、シート4に着座したライダーから視たときの車体前後方向をいうものとする。左右方向は、シート4に着座したライダーから視たときの車体左右方向をいうものとする。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、フロントフォーク12と、フロントフレーム部13と、リアフレーム部14とを有する。フロントフォーク12は、ヘッドパイプ11によって回転可能に支持されている。フロントフォーク12の上端にはハンドル15が固定されている。ヘッドパイプ11の前方には、ヘッドライトユニット16が配置されている。フロントフォーク12の下端には前輪6が回転可能に支持されている。
フロントフレーム部13は、パイプ状部材から構成されている。フロントフレーム部13は、第1フロントフレーム131と第2フロントフレーム132とを含む。第1フロントフレーム131は、ヘッドパイプ11に繋がっており、ヘッドパイプ11から後方へ延びている。第2フロントフレーム132は、第1フロントフレーム131の後端から斜め後下方に延びている。第2フロントフレーム132の下端には、スイングアーム18が上下に揺動可能に連結されている。スイングアーム18の後端には、後輪7が回転可能に支持されている。
リアフレーム部14は、パイプ状部材から構成されている。リアフレーム部14は、フロントフレーム部13に繋がっており、フロントフレーム部13から後方に延びている。リアフレーム部14は、後輪7の上方に位置している。リアフレーム部14は、上リアフレーム21と下リアフレーム22とを含む。上リアフレーム21は、第2フロントフレーム132に接続されており、第2フロントフレーム132から後方へ延びている。下リアフレーム22は、上リアフレーム21の下方に配置されている。下リアフレーム22は、第2フロントフレーム132に接続されており、第2フロントフレーム132から後方へ延びている。下リアフレーム22の後端は、上リアフレーム21に接続されている。
車体フレーム2の上部には、シート4及び燃料タンク5が取り付けられている。燃料タンク5は、シート4の前方に配置されている。燃料タンク5は、第1フロントフレーム131の上方に配置されている。シート4は、リアフレーム部14の上方に配置されている。シート4は、メインシート部401とタンデムシート部402とを含む。メインシート部401は、燃料タンク5の後方に位置している。タンデムシート部402は、メインシート部401の後方に位置している。タンデムシート部402の上面は、メインシート部401の上面よりも上方に位置している。シート4の下方には、タンデムステップ23が配置されている。タンデムステップ23は、同乗者が足を乗せる部分である。タンデムステップ23は、下リアフレーム22に接続されている。
エンジン3は、チェーンを介して後輪7に駆動力を伝達する。エンジン3は、燃料タンク5の下方に配置されており、フロントフレーム部13に支持されている。なお、前輪6の上方には、フロントフェンダー17が配置されている。後輪7の上方にはリアフェンダ19が配置されている。
図2は、鞍乗型車両1の後部の拡大側面図である。図3は、鞍乗型車両1の後部の拡大平面図である。図2及び図3に示すように、車体カバー8は、車体フレーム2の後部を覆っている。車体カバー8は、左サイドカバー31と、右サイドカバー32と、テールカバー33とを含む。各カバーの構成については後に詳細に説明する。
グラブバー9は、同乗者によって握られる部分である。グラブバー9は、樹脂製である。図3に示すように、グラブバー9は、左把持部41と右把持部42とを含む。左把持部41は、左サイドカバー31の外方に配置される。左把持部41は、後部411と前部412とを含む。左把持部41の後部411は、左サイドカバー31から上方へ突出するように配置されている。左把持部41の前部412は、左サイドカバー31から左方へ突出するように配置されている。右把持部42は、右サイドカバー32の外方に配置される。右把持部42は、後部421と前部422とを含む。右把持部42の後部421は、右サイドカバー32から上方へ突出するように配置されている。右把持部42の前部422は、右サイドカバー32から右方へ突出するように配置されている。
図4は、グラブバー9の取付構造を示す斜視図である。図5は、グラブバー9の取付構造を示す平面図である。図6は、グラブバー9の取付構造を示す側面図である。なお、図4では、理解の容易のために、グラブバー9を取り付けるためのボルトを省略している。図4に示すように、グラブバー9は、上リアフレーム21に支持されている。上リアフレーム21は、左支持フレーム24と右支持フレーム25と第1クロスメンバー26と第2クロスメンバー27とを含む。なお、上述した下リアフレーム22は、左下フレーム28と右下フレーム29とを含む。左下フレーム28は、左支持フレーム24の下方に配置されている。右下フレーム29は、右支持フレーム25の下方に配置されている。
左支持フレーム24及び右支持フレーム25は、シート4を支持している。左支持フレーム24と右支持フレーム25とは、車幅方向に互いに離れて配置されている。上述した後輪7は、左支持フレーム24及び右支持フレーム25の下方に配置されている。左支持フレーム24は、後方へ延びている。図6に示すように、左支持フレーム24の後部241は、上方へ向けて屈曲した形状を有する。左支持フレーム24の後端は、左下フレーム28の後端よりも後方に位置している。右支持フレーム25は、左支持フレーム24と左右対称に配置されている。従って、右支持フレーム25の後部251は、左支持フレーム24の後部241と同様に、上方へ向けて屈曲した形状を有する。また、右支持フレーム25の後端は、右下フレーム29の後端よりも後方に位置している。
図7は、グラブバー9が取り外された状態のグラブバー9の取付構造を示す斜視図である。図7に示すように、左支持フレーム24は、左グラブバー取付部242を含む。右支持フレーム25は、右グラブバー取付部252を含む。左グラブバー取付部242と右グラブバー取付部252とは、グラブバー9が取り付けられる部分である。左グラブバー取付部242は、左支持フレーム24のパイプ状部材に固定されている。右グラブバー取付部252は、右支持フレーム25のパイプ状部材に固定されている。左グラブバー取付部242は左取付穴243を含む。左取付穴243は、左グラブバー取付部242を貫通している。右グラブバー取付部252は、右取付穴253を含む。右取付穴253は、右グラブバー取付部252を貫通している。図5に示すように、左取付穴243には、グラブバー9を取り付けるためのボルト91が通される。右取付穴253には、グラブバー9を取り付けるためのボルト92が通される。
第1クロスメンバー26は、左支持フレーム24と右支持フレーム25とに亘って配置されている。第1クロスメンバー26は、左支持フレーム24の後端と右支持フレーム25の後端とに固定されている。第1クロスメンバー26は、プレート状の形状を有する。第1クロスメンバー26は、複数個所で屈曲した形状を有する。第1クロスメンバー26は、グラブバー固定部51と、テールカバー固定部52と、リアフェンダ固定部53とを含む。
グラブバー固定部51は、グラブバー9が固定される部分である。グラブバー固定部51は、左支持フレーム24の後端と右支持フレーム25の後端とに固定されている。例えば、グラブバー固定部51は、左支持フレーム24と右支持フレーム25とに溶接されている。グラブバー固定部51の上面は平坦な形状を有する。グラブバー固定部51の左側部511と右側部512とは下方へ向けて折り曲げられている。グラブバー固定部51の後端は、左支持フレーム24及び右支持フレーム25の後端よりも後方に位置している。従って、図6に示すように、第1クロスメンバー26の後端は、左支持フレーム24及び右支持フレーム25の後端よりも後方に位置している。図7に示すように。グラブバー固定部51は、第1左孔513と第1右孔514とを含む。第1左孔513と第1右孔514とは、グラブバー固定部51を貫通している。図5に示すように、第1左孔513には、グラブバー9を固定するためのボルト93が通される。第1右孔514には、グラブバー9を固定するためのボルト94が通される。
テールカバー固定部52は、テールカバー33が固定される部分である。テールカバー固定部52は、グラブバー固定部51の前部の上方に配置されている。テールカバー固定部52の上面は、グラブバー固定部51の上面に対して傾斜している。テールカバー固定部52は、テールカバー33を固定するための孔を含む。具体的には、テールカバー固定部52は、第2左孔521と第2右孔522とを含む。第2左孔521と第2右孔522とは、テールカバー固定部52を貫通している。第2左孔521には、テールカバー33を固定するためのボルト95(図9参照)が通される。第2右孔522には、テールカバー33を固定するためのボルト96(図9参照)が通される。第2左孔521と第2右孔522とは、第1左孔513と第1右孔514よりも前方に位置している。
リアフェンダ固定部53は、リアフェンダ19が固定される部分である。リアフェンダ固定部53は、グラブバー固定部51の前部から下方に延びている。リアフェンダ固定部53は、リアフェンダ19を固定するための孔を含む。具体的には、リアフェンダ固定部53は、第3左孔531と第3右孔532とを含む。第3左孔531と第3右孔532とは、リアフェンダ固定部53を貫通している。第3左孔531と第3右孔532とには、リアフェンダ19を固定するためのボルト(図示せず)が通される。
第2クロスメンバー27は、左支持フレーム24と右支持フレーム25とに亘って配置されている。第2クロスメンバー27は、第1クロスメンバー26よりも前方に位置している。第2クロスメンバー27は、左支持フレーム24と右支持フレーム25とに固定されている。第2クロスメンバー27は、左グラブバー取付部242と右グラブバー取付部252の前方に位置している。第2クロスメンバー27は、プレート状の形状を有する。第2クロスメンバー27は、複数個所で屈曲した形状を有する。
図4に示すように、グラブバー9の後部は、第1クロスメンバー26に着脱可能に取り付けられる。グラブバー9の前部は、左支持フレーム24及び右支持フレーム25に着脱可能に取り付けられる。具体的には、図5に示すように、グラブバー9の後部は、第1クロスメンバー26にボルト93,94によって取り付けられる。グラブバー9の前部は、左支持フレーム24及び右支持フレーム25にボルト91,92によって取り付けられる。グラブバー9は、互いに別体の部品である左グラブバー9Lと右グラブバー9Rとを含む。左グラブバー9Lは、上述した左把持部41を含む。右グラブバー9Rは、上述した右把持部42を含む。グラブバー9は、左後取付部43と、右後取付部44と、左前取付部45と、右前取付部46とをさらに含む。
左後取付部43は、左把持部41の後部411に接続されている。左後取付部43は、第1クロスメンバー26に取り付けられている。具体的には、左後取付部43は、グラブバー固定部51に取り付けられている。図4に示すように、左後取付部43は、孔431を含む。図5に示すように、孔431には、ボルト93が通される。左後取付部43は、第1クロスメンバー26から後方へ向かって延びた形状を有する。具体的には、左後取付部43は、斜め後左方へ向かって延びている。左後取付部43は、屈曲部432を含んでおり、上方に向かって屈曲した形状を有する。右後取付部44は、右把持部42の後部421に接続されている。右後取付部44は、第1クロスメンバー26に取り付けられている。具体的には、右後取付部44は、グラブバー固定部51に取り付けられている。図4に示すように、右後取付部44は、孔441を含む。図5に示すように、孔441には、ボルト94が通される。右後取付部44は、第1クロスメンバー26から後方へ向かって延びた形状を有する。具体的には、右後取付部44は、斜め後右方へ向かって延びている。右後取付部44は、屈曲部442を含んでおり、上方に向かって屈曲した形状を有する。
左前取付部45は、左把持部41の前部412に接続されている。具体的には、左前取付部45は、左支持フレーム24に取り付けられている。左前取付部45は、左把持部41の前端よりも後方の位置において左把持部41に接続されている。従って、左把持部41の前端は、左前取付部45よりも前方に位置している。左前取付部45は、左グラブバー取付部242に取り付けられている。図4に示すように、左前取付部45は、孔451を含む。図5に示すように、孔451にはボルト91が通される。左前取付部45は、左グラブバー取付部242から左方へ向かって延びた形状を有する。左前取付部45は、左屈曲部452を含む。左前取付部45は、左屈曲部452において下方に向かって屈曲した形状を有する。これにより、図6に示すように、側面視において、左把持部41の前部412は、左支持フレーム24の上面よりも下方に位置している。側面視において、左把持部41の前部412は、左支持フレーム24に重なっている。
右前取付部46は、右把持部42の前部422に接続されている。具体的には、右前取付部46は、右支持フレーム25に取り付けられている。右前取付部46は、右把持部42の前端よりも後方の位置において右把持部42に接続されている。従って、右把持部42の前端は、右前取付部46よりも前方に位置している。右前取付部46は、右支持フレーム25に取り付けられている。図4に示すように、右前取付部46は、孔461を含む。図5に示すように、孔461にはボルト92が通される。右前取付部46は、右グラブバー取付部252から右方へ向かって延びた形状を有する。右前取付部46は、右屈曲部462を含む。右前取付部46は、右屈曲部462において下方に向かって屈曲した形状を有する。これにより、側面視において、右把持部42の前部422は、左把持部41の前部412と同様に、右支持フレーム25の上面よりも下方に位置している。側面視において、右把持部42の前部422は、左把持部41の前部412と同様に、右支持フレーム25に重なっている。
図3に示すように、左サイドカバー31と右サイドカバー32とは車幅方向に互いに離れて配置されている。左サイドカバー31と右サイドカバー32とは、互いに左右対称に配置されている。左サイドカバー31は、上述した左支持フレーム24の左方に配置されている。右サイドカバー32は、上述した右支持フレーム25の右方に配置されている。図2に示すように、側面視において、左サイドカバー31は、タンデムシート部402の下方に配置されている。右サイドカバー32も、左サイドカバー31と同様に、タンデムシート部402の下方に配置されている。図3に示すように、平面視において、左サイドカバー31の後部311と右サイドカバー32の後部321とは、シート4の後方に配置されている。
図8は、左サイドカバー31と右サイドカバー32とテールカバー33との分解斜視図である。図8に示すように、左サイドカバー31は、第1端面312と左切欠き部313とを含む。第1端面312は、テールカバー33に面している。左切欠き部313は、第1端面312から左方に凹んだ形状を有する。左切欠き部313には、左把持部41の後部411が挿入される。右サイドカバー32は、第2端面322と右切欠き部323とを含む。第2端面322は、テールカバー33に面している。右切欠き部323は、第2端面322から右方に凹んだ形状を有する。右切欠き部323には、右把持部42の後部421が挿入される。
左サイドカバー31は、左貫通孔314を含む。左貫通孔314には、左把持部41の前部412が挿入される。左貫通孔314は、左サイドカバー31の上縁部315よりも下方に位置している。左貫通孔314は、左サイドカバー31の上縁部315から下方に離れて配置されている。左貫通孔314は、側面視において、上述した左支持フレーム24と重なるように配置されている。右サイドカバー32は、右貫通孔324を含む。右貫通孔324には、右把持部42の前部422が挿入される。右貫通孔324は、左貫通孔314と左右対称に配置されている。従って、右貫通孔324は、右サイドカバー32の上縁部325よりも下方に位置している。右貫通孔324は、右サイドカバー32の上縁部325から下方に離れて配置されている。右貫通孔324は、側面視において、上述した右支持フレーム25と重なるように配置されている。
左サイドカバー31は、左固定部316を含む。左固定部316は、左サイドカバー31をテールカバー固定部52に固定するための部分である。左固定部316は、テールカバー33と共に、テールカバー固定部52に固定される。左固定部316は孔317を含む。左固定部316の孔317は、上述したテールカバー固定部52の第2左孔521(図7参照)と重なる位置に配置されている。右サイドカバー32は、右固定部326を含む。右固定部326は、右サイドカバー32をテールカバー固定部52に固定するための部分である。右固定部326は、テールカバー33と共に、テールカバー固定部52に固定される。右固定部326は孔327を含む。右固定部326の孔327は、上述したテールカバー固定部52の第2右孔522(図7参照)と重なる位置に配置されている。
図2及び図3に示すように、テールカバー33は、シート4の後方に配置されている。テールカバー33は、左サイドカバー31と右サイドカバー32との間に配置されている。テールカバー33は、後方へ向かって凸に屈曲した形状を有する。図8に示すように、テールカバー33は、上面部34と後面部35とを含む。図3に示すように、上面部34は、左把持部41の後部411と右把持部42の後部421との間に配置されている。上面部34は、平面視において、左サイドカバー31の第1端面312と右サイドカバー32の第2端面322との間に配置されている。上面部34の左側面341は、平面視において直線状の形状を有する。上面部34の左側面341は、左サイドカバー31の第1端面312に面している。従って、図3に示すように、テールカバー33と左サイドカバー31との間の境界線36Lは、左切欠き部313の右方に位置している。上面部34の右側面342は、平面視において直線状の形状を有する。上面部34の右側面342は、右サイドカバー32の第2端面322に面している。従って、テールカバー33と右サイドカバー32との間の境界線36Rは、右切欠き部323の左方に位置している。上面部34は、後方へ向かって先細りの形状を有する。すなわち、上面部34の左側面341と右側面342との間隔は、後方に向かって小さくなっている。また、テールカバー33は、第1固定部345と第2固定部346とを含む。第1固定部345と第2固定部346とは、上面部34から後方へ突出している。第1固定部345と第2固定部346とは、テールカバー固定部52に固定される。第1固定部345は孔347を含む。第1固定部345の孔347は、上述した左固定部316の孔317とテールカバー固定部52の第2左孔521と重なる位置に配置されている。第2固定部346は孔348を含む。第2固定部346の孔348は、上述した右固定部326の孔327とテールカバー固定部52の第2右孔522と重なる位置に配置されている。上述したボルト95(図9参照)が、第1固定部345の孔347と、左固定部316の孔317と、テールカバー固定部52の第2左孔521とに通されることにより、左サイドカバー31とテールカバー33とがテールカバー固定部52に固定される。上述したボルト96(図9参照)が、第2固定部346の孔348と、右固定部326の孔327と、テールカバー固定部52の第2右孔522とに通されることにより、右サイドカバー32とテールカバー33とがテールカバー固定部52に固定される。図2に示すように、後面部35は、上面部34の下方に位置している。後面部35は、上面部34の後端に接続されている。後面部35は、左支持フレーム24の後端と右支持フレーム25の後端との後方に配置されている。
図9は、シート4が持ち上げられた状態での車両後部を示す平面図である。図10は、テールカバー33が取り外された状態での車両後部を示す平面図である。図9及び図10に示すように、テールカバー33は、第1クロスメンバー26に取り付けられている。具体的には、テールカバー33は、テールカバー固定部52にボルト95,96によって着脱可能に固定される。テールカバー33は、車両に取り付けられた状態で、車両平面視において、第1クロスメンバー26とグラブバー9との取付部に重なるように配置されている。すなわち、テールカバー33は、車両平面視において、第1クロスメンバー26とグラブバー9とを固定するためのボルト93,94に重なるように配置されている。一方、テールカバー33と第1クロスメンバー26との取付部は、グラブバー9と第1クロスメンバー26との取付部よりも前方に位置する。従って、図9に示すように、テールカバー33と第1クロスメンバー26とを固定するボルト95,96は、平面視においてテールカバー33の上面部34よりも前方に位置している。このため、工具を容易にボルト95,96に近づけることができる。また、緩められたボルト95,96を上方に容易に抜き出すことができる。これにより、左右のサイドカバー31,32とグラブバー9とが車両に取り付けられた状態において、テールカバー33は車両に着脱可能である。すなわち、図10に示すように、左右のサイドカバー31,32とグラブバー9とが車両に取り付けられた状態で、テールカバー33を第1クロスメンバー26から取り外すことができる。また、左右のサイドカバー31,32とグラブバー9とが車両に取り付けられた状態で、テールカバー33を第1クロスメンバー26に取り付けることができる。
本実施形態に係る鞍乗型車両1では、テールカバー33が、第1クロスメンバー26とグラブバー9との取付部すなわちボルト93,94に重なっているが、左右のサイドカバー31,32とグラブバー9とを車両から取り外さずに、テールカバー33を車両から取り外すことができる。このため、従来よりもグラブバー9の位置を後方に配置しても、メンテナンス性の低下が抑えられる。また、グラブバー9は、第1クロスメンバー26に取り付けられる。このため、車両後部が従来よりも上下に大型化することを抑えることができる。
左把持部41の後部411が挿入される左切欠き部313が左サイドカバー31に形成されている。右把持部42の後部421が挿入される右切欠き部323が右サイドカバー32に形成されている。また、テールカバー33と左サイドカバー31との間の境界線36Lは、左切欠き部313よりも右方に位置している。テールカバー33と右サイドカバー32との間の境界線36Rは、右切欠き部323よりも左方に位置している。すなわち、テールカバー33は、左把持部41と右把持部42との間に配置されている。これにより、左把持部41と右把持部42とに干渉されずにテールカバー33を容易に取り外すことができる。
第1クロスメンバー26はプレート状の形状を有している。このため、車両後部が従来よりも上下に大型化することをさらに抑えることができる。
第1クロスメンバー26は、左支持フレーム24の後端と右支持フレーム25の後端とに固定されている。また、第1クロスメンバー26の後端は、左支持フレーム24及び右支持フレーム25の後端よりも後方に位置している。このため、グラブバー9を従来よりも後方に配置することができる。これにより、グラブバー9を前後方向に長くすることができる。その結果、グラブバー9を握り易くすることができる。或いは、グラブバー9を前後方向に短くすること無く、シート4を前後方向に長くすることができる。特にタンデムシート部402を前後方向に長くすることができる。これにより、タンデムシート部402の面積を拡大して、同乗者の乗り心地を向上させることができる。
左支持フレーム24及び右支持フレーム25の後部251は、上方へ向けて屈曲した形状を有している。このため、グラブバー9の取付位置を高くすることができる。また、左後取付部43と右後取付部44とは、上方に向かって屈曲した形状を有する。このため、グラブバー9の取付位置を更に高くすることができる。これにより、同乗者がグラブバーを握り易くなる。
左後取付部43と右後取付部44とが、第1クロスメンバー26から後方へ向かって延びた形状を有する。このため、従来よりもグラブバー9を更に後方に配置することができる。
グラブバー9が第1クロスメンバー26に取り付けられた状態で、テールカバー33と第1クロスメンバー26とを固定しているボルト95,96に工具を容易に近づけることができる。また、工具によって緩められたボルト95,96を容易に抜き出すことができる。これにより、テールカバー33を容易に取り外すことができる。
グラブバー9の後部は、第1クロスメンバー26に着脱可能に取り付けられている。また、グラブバー9の前部は、左支持フレーム24及び右支持フレーム25に着脱可能に取り付けられている。このため、グラブバー9の前部と後部とを容易に着脱することができる。
左把持部41の前端が左前取付部45よりも前方に位置している。また、右把持部42の前端が右前取付部46よりも前方に位置している。このため、左把持部41の長さと右把持部42と長さを大きく確保することができる。また、左前取付部45と左後取付部43との間の距離と、右前取付部46と右後取付部44との間の距離とを小さくすることができる。これにより、左右の把持部41,42の握り易さを向上させることができると共に、グラブバー9の取付の強度を高く確保することができる。
左グラブバー9Lと右グラブバー9Rとは別体の部品である。従って、左グラブバー9Lと右グラブバー9Rとを別々に取り外すことができる。このため、車両後部のメンテナンスが容易である。
左前取付部45と右前取付部46とが下方に向かって屈曲した形状を有する。また、左把持部41の前部412が挿入される左貫通孔314と、右把持部42の前部422が挿入される右貫通孔324とが、左右のサイドカバー31,32の上縁部315,324よりも下方に位置している。従来のサイドカバーの構造では、左右の把持部41,42を通すための切欠きが左サイドカバーの上縁部及び右サイドカバーの上縁部に形成される。従って、本実施形態に係る鞍乗型車両では、上記のように貫通孔314,324が形成されることにより、従来よりも、左把持部41の前部412及び右把持部42の前部422の位置を下げることができる。このため、左把持部41の前部411と右把持部42の前部422との位置を低くすることができる。従って、左把持部41と右把持部42とを上下方向に長くすることができる。これにより、同乗者がグラブバー9をさらに握り易くなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両は、自動二輪車に限らず、三輪車、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)、スノーモービルを含む。また、自動二輪車は、スクータに限らず、モペット或いはスポーツ型の自動二輪車を含む。
上記の実施形態では、テールカバー33は、第1クロスメンバー26とグラブバー9との取付部の全体に重なるように配置されている。しかし、テールカバー33は、第1クロスメンバー26とグラブバー9との取付部に部分的に重なるように配置されてもよい。
上記の実施形態では、テールカバー33と左サイドカバー31との間の境界線36Lは、左切欠き部313よりも右方に位置している。また、テールカバー33と右サイドカバー32との間の境界線36Rは、右切欠き部323よりも左方に位置している。しかし、テールカバー33と左サイドカバー31との間の境界線36Lは、左切欠き部313の左側端よりも右方に位置していればよい。テールカバー33と右サイドカバー32との間の境界線36Rは、右切欠き部323の右側端よりも左方に位置していればよい。例えば、図11に示すように、テールカバー33の左側面と右側面とにそれぞれ切り欠き343,344が形成されてもよい。すなわち、左サイドカバー31の左切欠き部313とテールカバー33の左側面の切欠き部343とによって、左把持部41の後部411が挿入される孔が構成されてもよい。また、右サイドカバー32の右切欠き部323とテールカバー33の右側面の切欠き部344とによって、右把持部42の後部421が挿入される孔が構成されてもよい。
グラブバー9は、ボルトに限らず他の固定手段によって取り付けられてもよい。例えばグラブバー9は、螺子によって取り付けられてもよい。テールカバー33は、ボルトに限らず他の固定手段によって取り付けられてもよい。例えばテールカバー33は、螺子によって取り付けられてもよい。
上記の実施形態では、左右の把持部41,42は、それぞれ互いに別体の部品である左グラブバー9Lと右グラブバー9Rとに含まれている。しかし、左右の把持部41,42は、一体的に形成されてもよい。すなわち、グラブバー9は、一部品によって構成されてもよい。上記の実施形態では、グラブバー9は樹脂製であるが、金属などの他の材料で形成されてよい。
本発明によれば、メンテナンス性の低下及び車両後部の大型化を抑えながら、従来よりもグラブバーの位置を後方に配置することができる鞍乗型車両を提供することができる。
1 鞍乗型車両
4 シート
7 後輪
9 グラブバー
24 左支持フレーム
25 右支持フレーム
26 第1クロスメンバー
31 左サイドカバー
32 右サイドカバー
33 テールカバー

Claims (14)

  1. シートと、
    前記シートを支持する左支持フレーム及び右支持フレームと、
    前記左支持フレーム及び前記右支持フレームの下方に配置される後輪と、
    前記左支持フレームの左方に配置される左サイドカバーと、
    前記右支持フレームの右方に配置される右サイドカバーと、
    前記シートの後方に配置され、前記左サイドカバーと前記右サイドカバーとの間に配置されるテールカバーと、
    前記左支持フレームと前記右支持フレームとに亘って配置されるクロスメンバーと、
    前記クロスメンバーに着脱可能に取り付けられるグラブバーと、
    を備え、
    前記テールカバーは、車両平面視において、前記クロスメンバーと前記グラブバーとの取付部に少なくとも部分的に重なるように配置されており、
    前記サイドカバーと前記グラブバーとが車両に取り付けられた状態において、前記テールカバーは車両に着脱可能である、
    鞍乗型車両。
  2. 前記グラブバーは、前記左サイドカバーの外方に配置される左把持部と、前記右サイドカバーの外方に配置される右把持部とを含み、
    前記テールカバーは、前記左把持部と前記右把持部との間に配置されている、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記左サイドカバーは、前記左把持部の端部が挿入される左切欠き部を含み、
    前記右サイドカバーは、前記右把持部の端部が挿入される右切欠き部を含む、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記テールカバーと前記左サイドカバーとの間の境界線は、前記左切欠き部の左側端よりも右方に位置しており、
    前記テールカバーと前記右サイドカバーとの間の境界線は、前記右切欠き部の右側端よりも左方に位置している、
    請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記クロスメンバーはプレート状の形状を有する、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記クロスメンバーは、前記左支持フレームの後端と前記右支持フレームの後端とに固定される、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記クロスメンバーの後端は、前記左支持フレームの後端及び前記右支持フレームの後端よりも後方に位置している、
    請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記左支持フレームの後部及び前記右支持フレームの後部は、上方へ向けて屈曲した形状を有する、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記グラブバーは、前記左把持部に接続されており前記クロスメンバーに取り付けられる左取付部と、前記右把持部に接続されており前記クロスメンバーに取り付けられる右取付部と、をさらに含み、
    前記左取付部は、上方に向かって屈曲した形状を有し、
    前記右取付部は、上方に向かって屈曲した形状を有する、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記グラブバーは、前記左把持部に接続されており前記クロスメンバーに取り付けられる左取付部と、前記右把持部に接続されており前記クロスメンバーに取り付けられる右取付部と、をさらに含み、
    前記左取付部は、前記クロスメンバーから後方へ向かって延びた形状を有し、
    前記右取付部は、前記クロスメンバーから後方へ向かって延びた形状を有する、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記グラブバーの後部は、前記クロスメンバーに着脱可能に取り付けられ、
    前記グラブバーの前部は、前記左支持フレーム及び前記右支持フレームに着脱可能に取り付けられる、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記テールカバーは、前記クロスメンバーに取り付けられており、
    前記テールカバーと前記クロスメンバーとの取付部は、前記グラブバーと前記クロスメンバーとの取付部よりも前方に位置する、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記グラブバーは、前記左把持部の後部に接続されており前記クロスメンバーに取り付けられる左後取付部と、前記左把持部の前部に接続されており前記左支持フレームに取り付けられる左前取付部と、前記右把持部の後部に接続されており前記クロスメンバーに取り付けられる右後取付部と、前記右把持部の前部に接続されており前記右支持フレームに取り付けられる右前取付部と、をさらに含み、
    前記左把持部の前端は、前記左前取付部よりも前方に位置しており、
    前記右把持部の前端は、前記右前取付部よりも前方に位置している、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記グラブバーは、互いに別体の部品である左グラブバーと右グラブバーとを含み、
    前記左グラブバーは、前記左把持部を含み、
    前記右グラブバーは、前記右把持部を含む、
    請求項2に記載の鞍乗型車両。
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