JP7019789B1 - スタータ - Google Patents

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    • F02N5/02Starting apparatus having mechanical power storage of spring type

Abstract

Figure 0007019789000001
【課題】ブラシホルダ自体の振動の防止を実現するブラシ保持装置を備えたスタータを提供する。
【解決手段】ブラシホルダ(131)が、第1のレール部(14c)と第2のレール部(14a)とに係合して、ブラシホルダ搭載部(141)のあらかじめ定められた位置に搭載されているとき、ブラシホルダ(131)に係合してブラシホルダ(131)が径方向の外側に移動するのを阻止する係止部(13b)を備え、ブラシホルダ搭載部(141)に搭載されたブラシホルダ(131)が、ブラシ(10)を押圧するスプリング(12)の弾性力に基づいて、整流子(9)の径方向の外側に押圧されて係止部(13b)に当接するように構成されたブラシ保持装置(70)を備えたスタータ。
【選択図】図2

Description

本願は、スタータに関するものである。
周知のように、内燃機関始動用のスタータは、回転子軸の軸方向端部に設置された整流子の外周面部に摺動接触するブラシにより整流作用を得るように構成されたモータ部を備えている。モータ部のブラシは、ブラシホルダに摺動自在に収容され、ブラシホルダに収容されたスプリングにより整流子の外周面部に押圧されながら摺動接触するように構成されている。また、ブラシホルダは、複数個設けられ、これらのブラシホルダは、モータ部のベース部材にそれぞれ固定されている。
このように構成されたスタータのモータ部におけるブラシとブラシホルダは、整流子とブラシとの摩擦力、およびスプリングによるブラシへの押圧荷重等により、ブラシとブラシホルダと間の間隙内でブラシが振動し、また、スプリングとブラシホルダとの間の間隙内でスプリングが振動し、それらの振動が、スタータの作動時における騒音発生の原因となるのみならず、ブラシの寿命低下の原因となる。
従来、ブラシホルダ内のブラシの振動を抑制する技術が種々提案されており、例えば特許文献1には、ブラシの反整流子側の端部傾斜面を形成し、この傾斜面がスプリングにより押圧されることで、ブラシが、整流子方向に押圧されるとともにブラシホルダの側壁側にも押圧され、ブラシの振動を軽減するようにした技術が提案されている。また、特許文献2には、ブラシが整流子を押圧する力が整流子の回転方向上流側よりも回転方向下流側の方が小さくなるように、スプリングの付勢力を変化させる座面を、スプリングを含む付勢手段に備えるようにした技術が提案されている。
一方、ブラシホルダを振動しないようにモータ部のベース部材に固定する構成としては、ネジもしくはビス等を使用して固定する構成、あるいはブラシホルダを板金部品としてベース部材に直接かしめて固定する構成が、従来から一般的に用いられている。
特開平5-211748号公報 特開2012-44842号公報
従来の内燃機関始動用のスタータは、前述のように、モータ部におけるブラシおよびスプリングの振動防止に対する対策は種々講じられている。一方、ブラシホルダ自体は、前述のように、ネジもしくはビス等を使用してベース部材に固定され、あるいはブラシホルダをベース部材に直接かしめて固定されてはいるが、ブラシホルダ自体の振動を防止する構成は、従来のスタータでは提供されていない。
本願は、前述のような課題を解決するための技術を開示するものであり、ブラシホルダ自体の振動の防止を実現するブラシ保持装置を備えたスタータを提供することを目的とする。
本願に開示されるスタータは、
磁気回路を形成するヨークと、
回転子軸に固定され、前記ヨークからの磁束により回転トルクを発生させる電機子と、
前記回転子軸に設置され、電源から供給される電流の方向を切替えて前記電機子に供給する整流子と、
前記整流子の外周面に摺動接触するブラシと、
前記ブラシを前記整流子の前記外周面に押圧する弾性力を有するスプリングと、
前記ブラシと前記スプリングを収容するブラシホルダと、
前記ブラシホルダを搭載するブラシホルダ搭載部を有するベース部材と、
を備え、
前記電機子に発生した回転力により、内燃機関を始動させるように構成されたスタータであって、
前記ブラシホルダ搭載部は、
前記整流子の径方向に延び、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第1のレール部と、
前記整流子の径方向に延び、前記第1のレール部に対して前記整流子の回転方向の上流側に配置され、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第2のレール部と、
前記ブラシホルダが、前記第1のレール部と前記第2のレール部とに係合して前記ブラシホルダ搭載部のあらかじめ定められた位置に搭載されているとき、前記ブラシホルダに係合して前記ブラシホルダが前記径方向の外側に移動するのを阻止する係止部と、
を有し、
前記ブラシホルダ搭載部に搭載された前記ブラシホルダは、前記スプリングの弾性力に基づいて前記径方向の外側に押圧されて前記係止部に当接するように構成され、
前記ブラシホルダは、前記径方向の外側に対向する端面部を有し、
前記係止部は、前記ブラシホルダの前記端面部に、前記径方向の外側から当接する側面部を有し、
前記ブラシホルダの前記端面部と、前記係止部の前記側面部と、のうちの少なくとも一方は、前記整流子の回転方向の下流側に向けて前記整流子の外周面から離れる方向に傾斜するように形成されている、
ことを特徴とする。
また、本願に開示されるスタータは、
磁気回路を形成するヨークと、
回転子軸に固定され、前記ヨークからの磁束により回転トルクを発生させる電機子と、
前記回転子軸に設置され、電源から供給される電流の方向を切替えて前記電機子に供給する整流子と、
前記整流子の外周面に摺動接触するブラシと、
前記ブラシを前記整流子の前記外周面に押圧する弾性力を有するスプリングと、
前記ブラシと前記スプリングを収容するブラシホルダと、
前記ブラシホルダを搭載するブラシホルダ搭載部を有するベース部材と、
を備え、
前記電機子に発生した回転力により、内燃機関を始動させるように構成されたスタータであって、
前記ブラシホルダ搭載部は、
前記整流子の径方向に延び、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第1のレール部と、
前記整流子の径方向に延び、前記第1のレール部に対して前記整流子の回転方向の上流側に配置され、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第2のレール部と、
前記ブラシホルダが、前記第1のレール部と前記第2のレール部とに係合して前記ブラシホルダ搭載部のあらかじめ定められた位置に搭載されているとき、前記ブラシホルダに係合して前記ブラシホルダが前記径方向の外側に移動するのを阻止する係止部と、
を有し、
前記ブラシホルダ搭載部に搭載された前記ブラシホルダは、前記スプリングの弾性力に基づいて前記径方向の外側に押圧されて前記係止部に当接するように構成され、
前記ブラシホルダは、前記径方向の外側に対向する端面部を有し、
前記係止部は、前記ブラシホルダの前記端面部に、前記径方向の外側から当接する側面部を有し、
前記ブラシホルダの前記端面部と、前記係止部の前記側面部と、のうちの少なくとも一方は、前記整流子の軸方向に対して直交する前記ベース部材の平面部から離れるにしたがって前記径方向の外側に傾斜するように形成されている、
ことを特徴とする。


本願に開示されるスタータによれば、ブラシホルダ自体の振動の防止を実現するブラシ保持装置を備えたスタータが得られる。
実施の形態1によるスタータを示す一部断面図である。 実施の形態1によるスタータのブラシ保持装置を示す斜視図である。 実施の形態1によるスタータのブラシ保持装置における、ベース部材の説明図である。 図2の矢印A方向から視たブラシホルダの説明図である。 図4の矢印B方向から視たブラシホルダの説明図である。 実施の形態2によるスタータのブラシ保持装置における、ベース部材の平面図である。 実施の形態2によるスタータのブラシ保持装置の機能を説明する説明図である。 実施の形態3によるスタータのブラシ保持装置における、ベース部材の斜視図である。 実施の形態3によるスタータのブラシ保持装置の断面図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるスタータを示す一部断面図である。図1において、スタータ100は、ソレノイドスイッチ1と、直流モータとしてのモータ部2と、により構成されている。モータ部2は、磁気回路を形成する円筒状のヨーク4と、ヨーク4の軸方向の一端側の開口部に嵌合されたリヤブラケット6と、ヨーク4の軸方向の他端側の開口部に嵌合されたフロントブラケット17とを備えている。
リヤブラケット6とフロントブラケット17は、通しボルト16により、ヨーク4を介して互いに接近する方向に締め付けられ、ヨーク4とともに一体に固定されている。フロントブラケット17の内部には、モータ部2の回転子軸8に発生する回転力を内燃機関(図示せず)に伝達する伝達機構部(図示せず)が搭載されている。リヤブラケット6の反ヨーク側の軸方向の端部は、端壁部61により閉塞されている。ソレノイドスイッチ1は、モータ部2のフロントブラケット17に一体に形成された突壁部171に、ネジ11により固定されている。
モータ部2は、固定子40と、回転子50とを備えている。固定子40は、ヨーク4と、ヨーク4の内周面部に円環状に配置された複数の界磁磁極としての磁石5と、を備えている。回転子50は、回転子軸8に固定された電機子コイル3を有する電機子7と、回転子軸8に固定された整流子9と、を備えている。整流子9は、回転子軸8の軸方向の端部に配置されており、リヤブラケット6の内部に収容されている。整流子9は、周知のように、複数の整流子片と複数の絶縁片とが交互に配置されて円筒状に形成されている。複数の整流子片は、それぞれ電機子コイル3の複数のコイル端子に接続されている。
リヤブラケット6の端壁部61の内面部には、回転子軸8を回動自在に支持する軸受15が設けられている。また、リヤブラケット6の端壁部61の内面部には、ブラシ保持装置70が固定されている。ブラシ保持装置70は、中央部に中央貫通穴140を有する金属製の円板状のベース部材14と、ベース部材14にそれぞれ搭載された、第1のブラシホルダ131と、第2のブラシホルダ132と、第3のブラシホルダ133と、第4のブラシホルダ134と、により構成されている(図1には、第1のブラシホルダ131のみが図示されている)。
ベース部材14は、その中央貫通穴140が軸受15により貫通され、互いに表裏の関係をなす第1の平面部1411(後述の図2参照)と第2の平面部1412(後述の図2参照)が、回転子軸8の軸方向に対して直交するように配置されている。ベース部材14の第1の平面部1411には、前述の第1のブラシホルダ131と、第2のブラシホルダ132と、第3のブラシホルダ133と、第4のブラシホルダ134とが搭載され、ベース部材14の第2の平面部1412は、リヤブラケット6の端壁部61の内面部に当接して、固定されている。
つぎに、実施の形態1によるスタータのブラシ保持装置70について説明する。図2は、実施の形態1によるスタータのブラシ保持装置を示す斜視図、図3は、実施の形態1によるスタータのブラシ保持装置における、ベース部材の説明図、図4は、図2の矢印A方向から視たブラシホルダの説明図、図5は、図4の矢印B方向から視たブラシホルダの説明図である。図2、および図3に示すように、中央貫通穴140を備えたベース部材14の第1の平面部1411には、後述のようにして、第1のブラシホルダ131と、第2のブラシホルダ132と、第3のブラシホルダ133と、第4のブラシホルダ134と、が搭載される。
図2、図4、および図5において、第1のブラシホルダ131は、水平に延びる上面部131aと、上面部131aから垂直にベース部材14側に屈曲して延びる上側平面部131b1、131b2と、上側平面部131b1、131b2からそれぞれ側方へ弧状に膨出する膨出部131c1、131c2と、膨出部131c1、131c2から垂直にベース部材14側に屈曲して延びる下側平面部131d1、131d2と、下側平面部131d1、131d2からベース部材14の平面部に平行に屈曲して延びる底面部131eと、底面部131eからベース部材14側に突出するよう形成された基部131fと、を備えている。
基部131fの両側の側面部と、下側平面部131d1、131d2と、の境界部には、それぞれ第1の凹溝131g1と、第2の凹溝131g2が設けられている。また、膨出部131c1、131c2には、それぞれの開口端縁131c11、131c21から端壁部131kの方向に延びる切欠部131h1、131h2が設けられている。
基部131fの一方の端面部131m1から他方の端面部131m2までの長さは、膨出部131c1、131c2と、上側平面部131b1、131b2と、下側平面部131d1、131d2と、の長さより短く形成されており、基部131fの端面部131m2は、第1のブラシホルダ131の底面部131eからベース部材14の平面部に対して垂直に延び、ベース部材14の径方向の外側に対向するように形成されている。
第1のブラシホルダ131の内部空間には、図4および図に破線で示すように、短冊状のブラシ10がベース部材14の径方向に摺動自在に収容されている。また、図4および図5に破線で示すように、第1のブラシホルダ131の内部空間には、コイル状の圧縮スプリングであるスプリング12が収容されている。スプリング12の一端部は、第1のブラシホルダ131の端壁部131kの内壁面に当接し、スプリング12の他端部は、ブラシ10の一端部に当接している。ブラシ10は、スプリング12の弾性力により常に、ベース部材14の中心0の方向、つまり整流子9の外周面に対して垂直方向、に押圧され、整流子9の外周面に摺動可能に当接している。整流子9は、ベース部材14に対して、図3に示す矢印Xの方向に回転する。
第2のブラシホルダ132、第3のブラシホルダ133、および第4のブラシホルダ134は、それぞれ前述の第1のブラシホルダ131と同様に構成されており、ブラシ10、およびスプリング12をそれぞれ内部に収容している。
つぎに、ベース部材14について説明する。図2に示すように、ベース部材14には、中央貫通穴140の周囲に第1のブラシホルダ搭載部141と、第2のブラシホルダ搭載部142と、第3のブラシホルダ搭載部143と、第4のブラシホルダ搭載部144が設けられている。
図2、および図3において、第1のブラシホルダ搭載部141は、ベース部材14の径方向、すなわち整流子9の径方向、に延びる第1のレール部14cと、第1のレール部14cに対してベース部材14の周方向に間隔を介して対峙するように設けられ、ベース部材14の径方向に延びる第2のレール部14aと、第2のレール部14aに対してベース部材14の径方向の外側に配置された係止部14bと、を備えている。
第1のブラシホルダ搭載部141における、第2のレール部14aは、第1のレール部14cに対して、整流子9の回転方向Xの下流側に位置する。第1のレール部14cにおける、整流子9の径方向の内側の端部は、第2のレール部14aにおける、整流子9の径方向の内側の端部よりも、整流子9の径方向の内側に設けられている。また、第1のレール部14cにおける、整流子9の径方向の外側の端部は、第2のレール部14aにおける、整流子9の径方向の外側の端部よりも、径方向の外側に設けられている。
係止部14bは、整流子9の径方向に対向する一対の側面部14b1、14b2を備え、これらの側面部14b1、14b2は互いに平行に延びるとともに、それぞれベース部材14の径方向、すなわち整流子9の径方向、に対して直交する方向に延びるように形成されている。
第1のブラシホルダ搭載部141は、ベース部材14を、たとえばプレス加工機により、第1のレール部14cと、第2のレール部14aと、係止部14bと、を残して、打抜き穴14dを打抜くことで形成される。プレス加工機による打抜き時には、第1のレール部14cと、第2のレール部14aと、係止部14bとは、平板状にベース部材14と同一の平板状に形成されているが、その打抜きの後に、第1のレール部14cと第2のレール部14aとを、ベース部材14の第1の平面部1411から図2に示すように隆起させることで、後述のように第1のブラシホルダ131にスライド可能に係合して、これを保持することが可能となる。
また、後述のように、係止部14bは、第1のブラシホルダ搭載部141に搭載された第1のブラシホルダ131と係合することで、第1のブラシホルダ131が、第1のブラシホルダ搭載部141から、整流子9の径方向の外側に脱落することを防止する。
第2のブラシホルダ搭載部142、第3のブラシホルダ搭載部143、および第4のブラシホルダ搭載部144の構成は、前述の第1のブラシホルダ搭載部141の構成と同様である。
図2に示すように、第1のブラシホルダ搭載部141と第3のブラシホルダ搭載部143とは、ベース部材14の中心0を介して対峙し、第2のブラシホルダ搭載部142と第4のブラシホルダ搭載部144とは、ベース部材14の中心0を介して対峙するように配置されている。
第1のブラシホルダ131に保持されたブラシ10と、第3のブラシホルダ133に保持されたブラシ10とは、電源の正極側に接続される。第2のブラシホルダ132に保持されたブラシ10と、第4のブラシホルダ134に保持されたブラシ10とは、電源の負極側に接続される。第1のブラシホルダ131と、第2のブラシホルダ132と、第3のブラシホルダ133と、第4のブラシホルダ134と、にそれぞれ挿入されているブラシ10には、リード線(図示せず)が埋め込まれている。
第1のブラシホルダ131と第3のブラシホルダ133にそれぞれ挿入され、電源の正極側に接続されるブラシ10のリード線は、図1に示すヨーク4に形成された貫通穴(図示せず)に装着されたグロメット(grommet)21を通してモータ部2の外側に導出され、スイッチ等を介して電源に接続される。第2のブラシホルダ132と第4のブラシホルダ134にそれぞれ挿入され、電源の負極側に接続されるブラシ10のリード線は、ベース部材14の第1の平面部1411に、例えば溶接により接続される。ベース部材14には、前述のグロメット21を固定するための立ち上げ部1402が設けられている。貫通穴1401は、前述の立ち上げ部位1402の打抜きによりベース部材14に形成された貫通穴である。
図3に示すように、第1のブラシホルダ搭載部141の第2のレール部14aのベース部材14における、整流子9の径方向の内側の打抜き位置14a1は、第1のレール部14cにおける、整流子9の径方向の内側の打抜き位置14c1よりも、整流子9の径方向の外側に存在するように形成されている。第2のブラシホルダ搭載部142、第3のブラシホルダ搭載部143、および第4のブラシホルダ搭載部144も、それぞれ第1のブラシホルダ搭載部141と同様に形成されている。
前述のように、第2のレール部14aにおける、整流子9の径方向の内側の打抜き位置14a1を、第1のレール部14cにおける、整流子9の径方向の内側の打抜き位置14c1よりも、整流子9の径方向の外側とするように構成することにより、そのように構成しない場合に比べて、第1のブラシホルダ搭載部141における第2のレール部14aの打抜き位置14a1と第2のブラシホルダ搭載部142における第1のレール部14cの打抜き位置14c1との間隔aを、第1のレール部14cの長さを短くすることなく大きくすることができる。
その結果、ベース部材14を打抜いて、第1のブラシホルダ搭載部141から第4のブラシホルダ搭載部144を形成するとき、隣接する第1のブラシホルダ搭載部141と第2のブラシホルダ搭載部142との間隔a、および隣接する第3のブラシホルダ搭載部143と第4のブラシホルダ搭載部144との間隔a、を大きくすることができるので、ベース部材14の加工性が向上する。さらに、隣接するブラシホルダ搭載部の間の間隔aを大きくすることで、ベース部材14の剛性を高めることができ、モータ部2の組み立て時の通しボルト16の締め付け荷重によるベース部材14の変形が防止され、第1のブラシホルダ131から第4のブラシホルダ134の搭載位置を、より正確に設定することができる。
また、第1のレール部14cよりも整流子9の回転方向Xの上流側に位置する第2のレール部14aの、整流子9の径方向の長さを短くすることにより、第2のレール部14aの径方向の外側に、係止部14bを設けることができる。
図2に示すように、第1のブラシホルダ131は、ベース部材14に形成された第1のブラシホルダ搭載部141に搭載され、第2のブラシホルダ132は、第2のブラシホルダ搭載部142に搭載され、第3のブラシホルダ133は、第3のブラシホルダ搭載部143に搭載され、第4のブラシホルダ134は、第4のブラシホルダ搭載部144に、それぞれ搭載される。
つぎに、ベース部材14へのブラシホルダの搭載の仕方について説明する。以下の説明では、第1のブラシホルダ131を第1のブラシホルダ搭載部141に搭載する仕方について説明するが、第2のブラシホルダ132、第3のブラシホルダ133、および第4のブラシホルダ134も、第1のブラシホルダ131と同様の仕方で、それぞれ第2のブラシホルダ搭載部142、第3のブラシホルダ搭載部143、および第4のブラシホルダ搭載部144に搭載される。
ベース部材14に第1のブラシホルダ131から第4のブラシホルダ134を搭載する前に、ベース部材14の第1のブラシホルダ搭載部141から第4のブラシホルダ搭載部144における、第1のレール部14cと第2のレール部14aとは、図2に示すように、ベース部材14の第1の平面部1411から隆起させた状態とする。このとき、係止部14bは、未だ立ち上げずに平板状のままとする。
上記の状態に形成されたベース部材14を、その中央貫通穴140に整流子9を備えた回転子軸8を貫通させた状態で保持し、つぎに、第1のブラシホルダ搭載部141の第1のレール部14cを、ベース部材14の径方向の外側から第1のブラシホルダ131の第1の凹溝131g1に挿入する。このとき、ブラシ10とスプリング12は、図4および図5に破線で示すように、あらかじめ第1のブラシホルダ131の内部に収容されている。したがって、第1のブラシホルダ131を第1のブラシホルダ搭載部141に搭載するとき、ブラシ10の反スプリング12側の端面は、スプリング12の弾性力により整流子9の表面に当接する。
つぎに、上記の状態で、第1のブラシホルダ131を、スプリング12の弾性力に抗してベース部材14の径方向の内側へスライドさせ、第1のブラシホルダ搭載部141の第2のレール部14aを、第1のブラシホルダ131の第2の凹溝131g2に挿入する。つぎに、その状態で、図2に示す位置まで、第1のブラシホルダ131を、スプリング12を圧縮させつつ、ベース部材14の径方向の内側へさらにスライドさせる。
上記のようにして第1のブラシホルダ131を図2に示す位置に到達させた後、ベース部材14の第1のブラシホルダ搭載部141における係止部14bを、ベース部材14の第1の平面部1411から立ち上げ、係止部14bの径方向の内側の側面部14b1を、第1のブラシホルダ131の基部131fにおける端面部131m2(図4参照)に当接させる。これにより、第1のブラシホルダ131は、スプリング12の弾性力により係止部14bに押圧された状態となる。
前述のようにして第1のブラシホルダ131が第1のブラシホルダ搭載部141に搭載されることで、第1のブラシホルダ131は、第1のブラシホルダ搭載部141から整流子9の径方向の外側へ脱落することが防止されるとともに、スプリング12の弾性力により常に係止部14bに押圧されるので、第1のブラシホルダ131自体の振動が抑制される。
ブラシ10は、スプリング12により整流子9の径方向の内側に常に押圧され、ブラシ10の反スプリング側の端部は、図1に示すように、ベース部材14の貫通穴を貫通した整流子9の外周面部に押圧され、回転する整流子9の外周面と摺動接触する。
前述のように、ベース部材14の外周側、つまり径方向の外側から第1のブラシホルダ131から第4のブラシホルダ134を、対応する第1のブラシホルダ搭載部141から第4のブラシホルダ搭載部144へ挿入する構造とすることで、これらの複数個のブラシホルダを、たとえば同時にベース部材14に組み付けることができ、組み立て工数を削減することができる。
以上のように構成されたブラシ保持装置70は、図1に示すように、リヤブラケット6の内部に固定される。ブラシ保持装置70に装着されたブラシ10は、整流子9の周面に摺動接触する。このとき、第1のブラシホルダ131から第4のブラシホルダ134は、それぞれの内部に収容したスプリング12により反整流子9側、つまりベース部材14の径方向の外側に押圧され、対応する第1のブラシホルダ搭載部141から第4のブラシホルダ搭載部144の係止部14bに前述のように押圧されて当接した状態となる。
このように、第1のブラシホルダ131から第4のブラシホルダ134は、それぞれが収容しているスプリングにより反整流子9側に常に押圧されて係止部14bに当接しているので、従来のブラシホルダに比べて振動が抑圧される。
図1に示す実施の形態1によるスタータ100において、ソレノイドスイッチ1がオンされると、電源としての車載バッテリ(図示せず)からブラシ10、整流子9を介して電機子コイル3に電流が供給される。電機子コイル3に流れる電流が、ヨーク4に設置した磁石5からの磁束と鎖交することで、電機子コイル3を有する回転子50に回転力が発生し、回転子50が回転する。回転子50が回転すると、回転子50と一体に固定された整流子9と、整流子9の外周面を摺動するブラシ10と、により周知のように整流が行われ、回転子50は継続して回転する。その結果、モータ部2の回転子軸8に連結された伝達機構部(図示せず)を介して内燃機関を始動する。
実施の形態2.
つぎに、実施の形態2によるスタータのブラシ保持装置について説明する。実施の形態2によるスタータは、ブラシ保持装置70の構成以外は図1と同様である。図6は、実施の形態2によるスタータのブラシ保持装置における、ベース部材の平面図である。
図6において、ベース部材14に設けられた第1のブラシホルダ搭載部141の係止部14bは、ベース部材14の径方向、すなわち整流子9の径方向の内側の側面部14b2、つまり第1のブラシホルダ131の基部131fの端面部131m2(図4参照)に当接する側面部14b2が、第1のブラシホルダ131の基部131fの端面部131m2に対して傾斜するように形成されている。
すなわち、係止部14bは、第1のブラシホルダ131の基部131fにおける端面部131m2に、整流子9の径方向の外側から当接する側面部14b2を有し、第1のブラシホルダ131の基部131fの端面部131m2と、係止部14bの側面部14b2は、整流子9の回転方向の下流側に向けて整流子9の外周面から離れる方向に傾斜するように形成されている。
その他の構成は、実施の形態1によるブラシ保持装置と同様である。なお、図示していないが、第2のブラシホルダ、第3のブラシホルダ、第4のブラシホルダ、および、第2のブラシホルダ搭載部、第3のブラシホルダ搭載部、第4のブラシホルダ搭載部も、前述の第1のブラシホルダと第1のブラシホルダ搭載部141と同様に構成されている。
図7は、実施の形態2によるスタータのブラシ保持装置の機能を説明する説明図である。図7において、第1のブラシホルダ131は、内部に収容されているスプリング12の弾性力に基づく押圧力e0により、第1のブラシホルダ搭載部141の係止部14bの側面部14b2に押圧される。このとき、前述のように、係止部14bの側面部14b2は、第1のブラシホルダ131の基部131fの端面部131m2に対して傾斜するように形成されているので、係止部14bの側面部14b2は、第1のブラシホルダ131の基部131fにおける端面部131m2の端縁のみに当接される。
係止部14bの側面部14b2に加わる押圧力e0は、係止部14bの側面部14b2に対して垂直方向に分力e1と、分力e1に対して直交する分力e2とに分解される。第1のブラシホルダ131は、分力e2により、第1のブラシホルダ搭載部141の第1のレール部14cに押付けられる。また、整流子9は、図7の矢印Xの方向に回転しており、ブラシ10は、整流子9の外周面との接触により整流子9の回転方向Xの摩擦力bを受ける。したがって、第1のブラシホルダ131は、ブラシ10を介して摩擦力bと同一の力cにより、第1のブラシホルダ搭載部141の第1のレール部14cに押付けられる。
その結果、第1のブラシホルダ131は、スプリング12から受ける押圧力e0の分力e2と、整流子9の回転による摩擦力bに基づく力cと、により第1のレール部14cに常に押付けられるので、第1のブラシホルダ131自体の振動が抑制される。
以上の動作の説明は、第1のブラシホルダ131と第1のブラシホルダ搭載部141についてのみとしたが、第2のブラシホルダと第2のブラシホルダ搭載部との動作、第3のブラシホルダと第3のブラシホルダ搭載部との動作、および、第4のブラシホルダと第4のブラシホルダ搭載部との動作、についても、前述の第1のブラシホルダ131と第1のブラシホルダ搭載部141との動作と同様である。
なお、前述の説明では、係止部14bの側面部14b2に傾斜を設けていたが、ブラシホルダの基部131fの端面部131m2に傾斜を設けるようにしてもよい。
実施の形態3.
つぎに、実施の形態2によるブラシ保持装置について説明する。実施の形態3によるスタータは、ブラシ保持装置70の構成以外は図1と同様である。図8は、実施の形態3によるスタータのブラシ保持装置における、ベース部材の斜視図である。
図8において、ベース部材14に設けられた第1のブラシホルダ搭載部141の係止部14bは、第1のブラシホルダ131の基部131fの端面部131m2に、整流子9の径方向の外側から当接する側面部14b2を有し、第1のブラシホルダ131の基部131fの端面部131m2と、係止部14bの側面部14b2とは、整流子9の軸方向に対して直交するベース部材14の平面部から離れるにしたがって整流子9の径方向の外側に傾斜するように形成されている。
第1のブラシホルダ搭載部141のその他の構成は、実施の形態1によるブラシ保持装置と同様である。なお、図示していないが、第2のブラシホルダ搭載部、第3のブラシホルダ搭載部、第4のブラシホルダ搭載部は、それぞれ、第1のブラシホルダ搭載部141と同様に構成されている。
図9は、実施の形態3によるスタータのブラシ保持装置の断面図である。図9において、第1のブラシホルダ131は、基部131fの端面部131m2が、整流子の軸方向に対して直交するベース部材14の平面部から離れるにしたがって、整流子9の径方向の外側に傾斜するように形成されている。第1のブラシホルダ131は、内部に収容されているスプリング12(図示せず)の弾性力に基づいて第1のブラシホルダ搭載部141の係止部14bの側面部14b2に押圧されたとき、係止部14bの傾斜した側面部14b2と、第1のブラシホルダ131の基部131fの傾斜した端面部131m2とが面接触し、係止部14bの傾斜した側面部14b2に沿って、第1のブラシホルダ131が反ベース部材14側に押し上げられる。
その結果、第1のブラシホルダ131の基部131fに設けられた第1の凹溝131g1(図示せず)のベース部材14側の内側面部が、第1のレール部14c(図示せず)のベース部材14側の面部に押圧され、同様に、第1のブラシホルダ131の基部131fに設けられた第2の凹溝131g2のベース部材14側の内側面部が、第2のレール部14aのベース部材14側の面部に押圧される。また、第1のブラシホルダ131の基部131fの端面部131m2は、第1のブラシホルダ搭載部141の係止部14bの側面部14b2に押圧される。
その結果、第1のブラシホルダ131は、スプリング12から受ける押圧力に基づいて、係止部14bの傾斜した側面部14b2によりベース部材14の平面部に対して垂直の方向に押し上げられ、第1のレール部14cのベース部材14側の面部と、第2のレール部14aのベース部材14側の面部と、に押圧されて固定され、第1のブラシホルダ131自体の振動が抑制される。また、第1のブラシホルダ131が回転子軸8の方向に傾くことがないため、ブラシ10の偏摩耗を抑えて長寿命化に効果がある。
なお、以上の動作の説明は、第1のブラシホルダ131と第1のブラシホルダ搭載部141についてのみとしたが、第2のブラシホルダと第2のブラシホルダ搭載部との動作、第3のブラシホルダと第3のブラシホルダ搭載部との動作、および、第4のブラシホルダと第4のブラシホルダ搭載部との動作、についても、前述の第1のブラシホルダ131と第1のブラシホルダ搭載部141との動作と同様である。
なお、前述の実施の形態1から3のスタータは、4個のブラシホルダと4個のブラシホルダ搭載部を備える場合について説明したが、ブラシホルダとブラシホルダ搭載部の数は、4個に限られるものではない。
前述の各実施の形態によるスタータによれば、ベース部材において隣り合うブラシホルダ搭載部のそれぞれのレール部が近づき過ぎてベース部材の強度が低下することはなく、レール部をよりベース部材の整流子側へ寄せることができ、ブラシが整流子の回転に伴う摩擦力により整流子の回転方向の下流側へ引きずられた際のブラシホルダのがたつきが少なくなり、ブラシホルダの振動を抑制し、騒音の防止とブラシの長寿命化が期待できる。
また、前述の各実施の形態によるスタータによれば、整流子の回転方向の下流側のレール部を長くすることにより、ベース部材とブラシホルダの接触面が増加し振動抑制効果を高められる。
さらに、前述の各実施の形態によるスタータによれば、ベース部材のブラシホルダ搭載部にブラシホルダを挿入して、ベース部材の係止部を立ち上げるだけの簡単な構造で、部品点数を増やすことなく、複数のブラシホルダを同時にベース部材に挿入することで組み立て時間も短縮することができる。また、ブラシホルダをベース部材に押し付けて固定することで、ブラシホルダの振動を抑制できる。振動の抑制により、騒音の低減及びブラシの長寿命化ができる。
また、ブラシホルダをレール部のベース部材側の面に押し当て固定することにより、ブラシホルダが回転子軸に対して傾くことを防止でき、ブラシの偏摩耗を防止して長寿命化することができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100 スタータ、1 ソレノイドスイッチ、2 モータ部、3 電機子コイル、4 ヨーク、5 磁石、6 リヤブラケット、7 電機子、8 回転子軸、9 整流子、10 ブラシ、12 スプリング、15 軸受、16 通しボルト、17 フロントブラケット、21 グロメット、171 突壁部、40 固定子、50 回転子、70 ブラシ保持装置、131 第1のブラシホルダ、131a 上面部、131b1、131b2 上側平面部、131c1、131c2 膨出部、131d1、131d2 下側平面部、131e 底面部、131f 基部、131g1 第1の凹溝、131g2 第2の凹溝、131c11、131c21 開口端縁、61、131k 端壁部、131h1、131h2 切欠部、131m1、131m2 端面部、132 第2のブラシホルダ、133 第3のブラシホルダ、134 第4のブラシホルダ、14 ベース部材、14c 第1のレール部、14b 係止部、14b1、14b2 側面部、14a 第2のレール部、140 中央貫通穴、1401 貫通穴、1402 立ち上げ部、14a1、14c1 打抜き位置、141 第1のブラシホルダ搭載部、142 第2のブラシホルダ搭載部、143 第3のブラシホルダ搭載部、144 第4のブラシホルダ搭載部、1411 第1の平面部、1412 第2の平面部

Claims (6)

  1. 磁気回路を形成するヨークと、
    回転子軸に固定され、前記ヨークからの磁束により回転トルクを発生させる電機子と、
    前記回転子軸に設置され、電源から供給される電流の方向を切替えて前記電機子に供給する整流子と、
    前記整流子の外周面に摺動接触するブラシと、
    前記ブラシを前記整流子の前記外周面に押圧する弾性力を有するスプリングと、
    前記ブラシと前記スプリングを収容するブラシホルダと、
    前記ブラシホルダを搭載するブラシホルダ搭載部を有するベース部材と、
    を備え、
    前記電機子に発生した回転力により、内燃機関を始動させるように構成されたスタータであって、
    前記ブラシホルダ搭載部は、
    前記整流子の径方向に延び、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第1のレール部と、
    前記整流子の径方向に延び、前記第1のレール部に対して前記整流子の回転方向の上流側に配置され、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第2のレール部と、
    前記ブラシホルダが、前記第1のレール部と前記第2のレール部とに係合して前記ブラシホルダ搭載部のあらかじめ定められた位置に搭載されているとき、前記ブラシホルダに係合して前記ブラシホルダが前記径方向の外側に移動するのを阻止する係止部と、
    を有し、
    前記ブラシホルダ搭載部に搭載された前記ブラシホルダは、前記スプリングの弾性力に基づいて前記径方向の外側に押圧されて前記係止部に当接するように構成され、
    前記ブラシホルダは、前記径方向の外側に対向する端面部を有し、
    前記係止部は、前記ブラシホルダの前記端面部に、前記径方向の外側から当接する側面部を有し、
    前記ブラシホルダの前記端面部と、前記係止部の前記側面部と、のうちの少なくとも一方は、前記整流子の回転方向の下流側に向けて前記整流子の外周面から離れる方向に傾斜するように形成されている、
    ことを特徴とするスタータ。
  2. 磁気回路を形成するヨークと、
    回転子軸に固定され、前記ヨークからの磁束により回転トルクを発生させる電機子と、
    前記回転子軸に設置され、電源から供給される電流の方向を切替えて前記電機子に供給する整流子と、
    前記整流子の外周面に摺動接触するブラシと、
    前記ブラシを前記整流子の前記外周面に押圧する弾性力を有するスプリングと、
    前記ブラシと前記スプリングを収容するブラシホルダと、
    前記ブラシホルダを搭載するブラシホルダ搭載部を有するベース部材と、
    を備え、
    前記電機子に発生した回転力により、内燃機関を始動させるように構成されたスタータであって、
    前記ブラシホルダ搭載部は、
    前記整流子の径方向に延び、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第1のレール部と、
    前記整流子の径方向に延び、前記第1のレール部に対して前記整流子の回転方向の上流側に配置され、前記径方向にスライド自在に前記ブラシホルダと係合する第2のレール部と、
    前記ブラシホルダが、前記第1のレール部と前記第2のレール部とに係合して前記ブラシホルダ搭載部のあらかじめ定められた位置に搭載されているとき、前記ブラシホルダに係合して前記ブラシホルダが前記径方向の外側に移動するのを阻止する係止部と、
    を有し、
    前記ブラシホルダ搭載部に搭載された前記ブラシホルダは、前記スプリングの弾性力に基づいて前記径方向の外側に押圧されて前記係止部に当接するように構成され、
    前記ブラシホルダは、前記径方向の外側に対向する端面部を有し、
    前記係止部は、前記ブラシホルダの前記端面部に、前記径方向の外側から当接する側面部を有し、
    前記ブラシホルダの前記端面部と、前記係止部の前記側面部と、のうちの少なくとも一方は、前記整流子の軸方向に対して直交する前記ベース部材の平面部から離れるにしたがって前記径方向の外側に傾斜するように形成されている、
    ことを特徴とするスタータ。
  3. 前記第1のレール部の前記径方向の内側の端部は、前記第2のレール部の前記径方向の内側の端部よりも、前記径方向の内側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスタータ。
  4. 前記第1のレール部の前記径方向の外側の端部は、前記第2のレール部の前記径方向の外側の端部よりも前記径方向の外側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から3のうちの何れか一項に記載のスタータ。
  5. 前記係止部は、前記第2のレール部に対して前記径方向の外側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から4のうちの何れか一項に記載のスタータ。
  6. 前記係止部は、前記ベース部材と一体に形成され、
    前記ブラシホルダが前記ブラシホルダ搭載部の予め定められた位置に搭載されたとき、前記係止部は、前記ベース部材の平面部から離れる方向に折り曲げられることにより、前記ブラシホルダに係合するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5のうちの何れか一項に記載のスタータ。
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