JP2018182909A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンミテータを有するアーマチュアと、アーマチュアを回転自在に支持すると共にマグネット8が設けられているモータケース2と、コンミテータに摺接される複数のブラシと、複数のブラシをコンミテータに向かって出没自在に保持するブラシホルダ71と、を備え、ブラシホルダ71に第1位置決め突起83を設け、モータケース2に第1位置決め突起83が嵌め込まれる切欠き部2bを設けた。
【選択図】図9
Description
これによれば、エンドブラケットに位置決め突起を形成する一方、ヨークに切欠きを形成し、これら位置決め突起と切欠きと、を嵌合させている。これにより、ヨークとエンドブラケットとの相対位置を高精度に決めることができる。
つまり、連結部が長いと外力(例えば、ボルトによってエンドケースにブラシホルダを締結固定する場合に生じる力)の影響を受けて連結部が変形し易い。しかしながら、連結部を短く設定できる分、外力の影響を受けて連結部が変形してしまうことを抑制できる。
図1は、スタータモータ1の斜視図、図2は、スタータモータ1の断面図である。
図1、図2に示すように、スタータモータ1は、例えば、二輪用のスタータモータとして用いられるものである。スタータモータ1は、略有底円筒状のモータケース2と、モータケース2の開口部2aを閉塞する略有底円筒状のフロントケース3と、モータケース2及びフロントケース3により閉塞された空間内に回転自在に収納されているアーマチュア4と、フロントケース3に設けられアーマチュア4に給電を行うためのターミナル64及びブラシホルダユニット70と、モータケース2に取付けられるブラケット5と、を主構成としている。なお、以下の説明では、アーマチュア4の回転軸線L1方向を単に軸方向、アーマチュア4の回転方向を周方向、軸方向及び周方向に直交するアーマチュア4の径方向を単に径方向と称して説明する。
モータケース2は、例えば鉄板に深絞り加工を施して形成されたものである。つまり、モータケース2は、略円筒状のヨーク部6と、ヨーク部6のフロントケース3とは反対側端に一体成形された底部7と、により構成されている。モータケース2の開口部2aの周縁には、外径が段差により縮径形成されたインロー部2cが形成されている。このインロー部2cに、フロントケース3がインロー嵌合される。また、インロー部2cには、モータケース2とブラシホルダユニット70との相対位置を決定するための切欠き部2b(図9参照)が形成されている。この切欠き部2bの詳細については後述する。
また、底部7には、径方向中央にアーマチュア4の回転軸14を回転自在に支持するための軸受部9がフロントケース3とは反対側に向かって突出形成されている。軸受部9は、深絞り加工を施すことにより、底部10が軸方向外側を向くように略有底円筒状に形成されたものである。軸受部9の周壁11には、内周面に滑り軸受12が圧入されている。この滑り軸受12に、回転軸14の一端が回転自在に支持されている。
ブラケット5は、モータケース2の底部7に取付けられている。ブラケット5は、鉄等の金属板にプレス加工等を施し、断面略L字状に形成したものである。より具体的には、ブラケット5は、モータケース2の底部7に当接するモータ側ブラケット部34を有している。
モータ側ブラケット部34は、回転軸線L1上を通り、且つ径方向に沿って長くなるように形成されている。なお、以下の説明では、モータ側ブラケット部34の延在方向をモータ側ブラケット部34の長手方向と称する。
上壁部42には、軸受部9に形成されている軸受側ボス13に対応する位置に、ブラケット側ボス43が軸受部9側に向かって突出形成されている。ブラケット側ボス43は、ブラケット5(モータ側ブラケット部34)にプレス加工を施すことにより形成されている。
被ブラケット部35は、例えば、不図示のエンジンケースや車体に取付けられ、これらエンジンケースや車体にスタータモータ1を固定するためのものである。被ブラケット部35は、平坦で平面視略四角形状に延出されている。被ブラケット部35のモータ側ブラケット部34とは反対側の角部には、それぞれ被ブラケット部35をエンジンケースや車体に締結固定するための不図示のボルト挿通孔が形成されている。
アーマチュア4は、一端が滑り軸受12に回転自在に支持されている回転軸14と、回転軸14に外嵌固定されているアーマチュアコア15及びコンミテータ16と、を主構成としている。回転軸14は、他端がフロントケース3の後述の連結部24を介してフロントケース3から突出している。この突出した回転軸14の他端に、不図示のエンジンのリングギヤにワンウェイクラッチ等を介して連結されるピニオンギヤ17(図1参照)が外嵌固定されている。また、回転軸14の両端面には、それぞれ回転軸線L1と同軸上にセンター凹部98が形成されている。センター凹部98は、軸方向からみて略円形状に形成されている。
図3は、フロントケース3をモータケース2側からみた斜視図である。図4は、図3の分解斜視図、つまり、フロントケース3内に設けられた部品の分解斜視図である。
図2〜図4に示すように、フロントケース3は、例えばアルミダイキャストにより形成されている。フロントケース3の開口部3cの周縁には、内径が段差により拡径形成されたインロー部3dが形成されている。このインロー部3dが、モータケース2の開口部2aにインロー嵌合されることにより、モータケース2にフロントケース3が取付けられる。
また、連結部24の外周面には、軸方向略中央にOリング溝26が形成されている。このOリング溝26に、Oリング27が装着されている。このOリング27は、不図示のエンジンケースとフロントケース3との間のシール性を確保するためのものである。
図4、図5に示すように、フロントケース3の底部3aには、内面側の外周部全体に、凹部28が形成されている。また、凹部28は、軸受部22の内周面22bとの間の肉厚t1が一定となるように形成されている。このように形成された凹部28に、ターミナル64やブラシホルダユニット70が配置される。
これらリングインシュレータ49及びワッシャ48は、ナット59とフロントケース3の周壁3bとの間に配置されている。ワッシャ48は、ナット59と協働して外部電源から延びる不図示の端子をターミナルボルト52に締結固定する。リングインシュレータ49は、樹脂により形成されており、ナット59とフロントケース3との間の絶縁を確保する。
図4、図6、図7に示すように、端子インシュレータ55は、例えばフェノール樹脂等の樹脂により、一面に開口部55aを有する箱状に形成されている。すなわち、端子インシュレータ55は、ターミナル座50の側面50aに対応するように一辺が軸方向に沿う略正方形状に形成されたものである。そして、端子インシュレータ55は、側面50aに当接する平坦な底壁56と、底壁56の外周縁に沿って立設された額縁部57と、が一体成形されてなる。端子インシュレータ55は、フロントケース3の凹部28に配置されており、この凹部28に額縁部57が当接している。
なお、以下の説明では、額縁部57におけるフロントケース3の底部3a側の一辺57aを底辺57a、この底辺57aと軸方向で対向する辺を上辺57b、底辺57aと上辺57bとを連結する周方向両側の辺を側辺57cと称する。
さらに、2つの側壁部62a,62bのうち、ベース部61を挟んでフロントケース3の底部3aとは反対側(フロントケース3の開口部3c側)に位置する上側壁部62aには、ピグテール接続部63が軸方向に沿って屈曲延出されている。このピグテール接続部63には、後述のブラシ72のピグテール77が接続される。
(A)2つの側壁部62a,62bのうち、額縁部57の底辺57a側の下側壁部62bは、額縁部57の底辺57aに当接している。
(B)上側壁部62aと額縁部57の上辺57bとの間に、微小クリアランスC1が形成されている。
(C)ターミナルボルト52の頭部54の周方向両端と、それぞれ対応する額縁部57の側辺57cとの間に、微小クリアランスC2が形成されていると共に、中間部材60のベース部61の周方向両端と、それぞれ対応する額縁部57の側辺57cとの間に、微小クリアランスC3が形成されている。
なお、以下の説明では、上記の(A)の条件を条件(A)と称し、上記の(B)の条件を条件(B)と称し、上記の(C)の条件を条件(C)と称する。
図3、図4、図8に示すように、ブラシホルダユニット70は、スタータモータ1を組み立てた状態でアーマチュア4のコンミテータ16と径方向で対向する位置に配置される。ブラシホルダユニット70は、樹脂製のブラシホルダ71と、ブラシホルダ71に収納される2つのブラシ72と、を主構成としている。ブラシホルダ71は、2つのホルダ本体81,82(第1ホルダ本体81、第2ホルダ本体82)と、これら2つのホルダ本体81,82に跨り2つのホルダ本体81,82を連結する連結部74と、が一体成形されたものである。
各ホルダ本体81,82は、軸方向からみて径方向に沿って若干長くなるように直方体状に形成されている。また、各ホルダ本体81,82は、それぞれフロントケース3の底部3a側に第1開口部81a,82aを有すると共に、径方向内側に第2開口部81b,82bを有する箱状に形成されている。
位置決め突起83は、ブラシホルダ71とモータケース2との相対位置を決めるためのものである。位置決め突起83は、板状に形成されたものである。位置決め突起83は、上壁75から軸方向に沿って立ち上がる立上り部83aと、立上り部83aの先端から径方向外側に向かって屈曲延出する舌片部83bと、により構成されている。立上り部83aは、第1ホルダ本体81の径方向外側の径方向端壁81cと面一に配置されている。また、位置決め突起83、つまり、立上り部83aと舌片部83bのそれぞれ周方向中央L6は、軸方向に沿い、且つ第1ホルダ本体81(第2開口部81b)の周方向中央を通る直線L5(図10参照)上に位置している。
同図に示すように、スタータモータ1を組み立てた状態では、ブラシホルダ71の位置決め突起83の舌片部83bは、モータケース2の開口部2aの周縁に位置している。モータケース2の開口部2aの周縁に形成された切欠き部2bは、ブラシホルダ71の舌片部83bに対応する位置に配置されている。
図8、図10に示すように、ブラシホルダ71に突出形成されている位置決め凸部84及び位置規制凸部85は、それぞれ第1ホルダ本体81の径方向端壁81cと面一になるように延出されている。また、位置決め凸部84は、先端に向かうに従って先細りとなるように、径方向平面視で略三角形状となるように形成されている。さらに、位置決め凸部84は、一辺84aが、軸方向に沿い、且つブラシ72(第1ホルダ本体81、第2開口部81b)の周方向中央を通る直線L5に面するように形成されている。
ここで、位置決め凸部84と位置規制凸部85との間の間隔K1は、第1当接凸部30c1の肉厚t2(図5も併せて参照)よりも若干大きくなるように設定されている。そして、位置決め凸部84と位置規制凸部85との間に、第1当接凸部30c1が介在される。つまり、位置規制凸部85は、第1当接凸部30c1を挟んで位置決め凸部84とは反対側に位置している。
また、連結部74は、軸方向に沿う断面形状がL字状となるように形成されている。すなわち、連結部74は、2つのホルダ本体81,82におけるフロントケース3側の端部間に跨るベース部86と、2つのホルダ本体81,82の径方向内側端の間に跨る内周壁部87と、により構成されている。
また、インロー凸部32に台座88を外嵌させた状態では、台座88の先端面とベース部86の一面とがほぼ面一になる。このため、フロントケース3にブラシホルダ71を締結固定すると、フロントケース3のインロー凸部32に端子89が接触する。これにより、第1ホルダ本体81から引き出されたピグテール77の端末部が接地(ボディーアース)される。
ベース部90は、第1ホルダ本体81の第1開口部81aと、第2ホルダ本体82の第1開口部82aと、を閉塞するものである。すなわち、ベース部90は、各開口部81a,82aを閉塞する2つのベース部本体91と、2つのベース部本体91に跨り、これら2つのベース部本体91を連結する連結部92と、により構成されている。
連結部92には、ブラシホルダ71に形成されている台座88の貫通孔88aに対応する位置に、この貫通孔88aを露出させる開口部92aが形成されている。これにより、ブラシホルダ71にベース部90を取り付けた状態であっても、台座88にフロントケース3のインロー凸部32を嵌合させることができる。
次に、フロントケース3へのターミナル64及びブラシホルダユニット70の組付けについて説明する。
まず、フロントケース3へのターミナル64の組付けについて説明する。
フロントケース3にターミナル64を組付けるにあたって、予めターミナルボルト52に軸部53に中間部材60、端子インシュレータ55の順で挿通する。この際、端子インシュレータ55の額縁部57内に、中間部材60及びターミナル64の頭部54を収納する。
なお、予めターミナルボルト52の軸部53に中間部材60及び端子インシュレータ55を挿通せずに、フロントケース3のターミナル座50の側面50aに端子インシュレータ55及び中間部材60を配置してもよい。この場合、その後に端子インシュレータ55、中間部材60及びフロントケース3に、ターミナルボルト52の軸部53を挿通する。
同図に示すように、ナット59を締め付けると、ターミナルボルト52がナット59と共回りしようとする(図11における矢印Y1参照)。
また、額縁部57の底辺57aは、フロントケース3の凹部28(底部3a)に当接している。このため、フロントケース3が頭部54の押圧力を受け、底辺57aの変形がフロントケース3によって抑えられる。この結果、頭部54の回転が防止され、ターミナルボルト52の軸部53に対してナット59を強固に締め付けることができる。
フロントケース3にブラシホルダユニット70を組付ける前に、予めブラシホルダ71の第1ホルダ本体81及び第2ホルダ本体82に、それぞれブラシ72及びスプリング78を収納する。この際、ブラシ72に、ピグテール77の一端を、例えばロウ付け溶接により接続しておく。また、第1ホルダ本体81に収納するブラシ72のピグテール77には、他端に端子89を取付けておく。なお、第2ホルダ本体82に収納するブラシ72のピグテール77の他端は、予め中間部材60のピグテール接続部63に接続しておいてもよいし、フロントケース3にブラシホルダユニット70を組付けた後に、ピグテール接続部63に接続してもよい。
この後、ベース部90をフロントケース3の底部3aに向けた状態でフロントケース3の凹部28上、つまり、ボルト座31が形成されている側のサイドリブ30a、第1当接凸部30c1、及び中間リブ30d上にブラシホルダユニット70を載置する。
ここで、フロントケース3の底部3aにブラシホルダユニット70を載置する際、ベース部90をフロントケース3の底部3aに向けるので、フロントケース3の開口部3c側からみるとブラシホルダ71の第1位置決め凸部84や第3凸部85が作業者の死角に入る。
同図に示すように、ボルト101を締め付けていくと(図12における矢印Y3参照)、ブラシホルダユニット70がボルト101と共回りしようとする。すなわち、ボルト101を中心にして、このボルト101の締め付け方向に向かってブラシホルダユニット70が回動しようとする(図12における矢印Y4参照)。
すると、フロントケース3における第1当接凸部30c1のサイドリブ30aとは反対側の第2当接側面30f(図5参照)に、ブラシホルダ71の位置規制凸部85が当接する。このため、フロントケース3からブラシホルダユニット70を取り外すためにボルト101を緩める際、ブラシホルダユニット70が振れ回ってしまうことが防止される。
次に、モータケース2とフロントケース3との組付けについて説明する。
ここで、上述したようにモータケース2には、予めターミナル64及びブラシホルダユニット70が組付けられる。一方、モータケース2には、予め軸受部9に滑り軸受12を取付け、さらに、アーマチュア4を取付ける。
この状態で、モータケース2のインロー部2cとフロントケース3のインロー部3dとを対向させる。さらに、モータケース2のインロー部2cに形成されている切欠き部2bとフロントケース3に取付けられているブラシホルダユニット70の位置決め突起83との位置を合わせる。
次に、スタータモータ1の動作について説明する。
ターミナルボルト52は、中間部材60を介してピグテール77と電気的に接続されている。このため、ターミナルボルト52に電圧を印加すると、ブラシ72が摺接されているコンミテータ16のセグメント21に電流が供給される。ここで、ブラシ72の位置は、径方向に沿って高精度に位置決めされているので、セグメント21に対して良好に摺接される。
ここで、ブラシ72の位置は、マグネット8に対して高精度に位置決めされているので、アーマチュアコア15に形成される磁界の位置とマグネット8の位置との関係が良好になる。このため、アーマチュア4が効率よく回転される。
アーマチュア4の回転は、ピニオンギヤ17や不図示のワンウェイクラッチ等を介してエンジンのリングギヤに伝達される。これにより、エンジンが始動する。
また、ブラシホルダ71とモータケース2とを凹凸嵌合させるにあたり、ブラシホルダ71を凸(位置決め突起83)としている。このため、モータケース2側に凸形状を形成する場合と比較して凸形状を容易に形成できる。この分、スタータモータ1の製造コストを低減できる。
さらに、内周壁部87の強度が確保されてブラシホルダ71に作用する力によって、内周壁部87が変形してしまうことを防止できる。すなわち、例えば、2つのホルダ本体81,82の径方向外側端の間を跨るように内周壁部87を形成した場合、この内周壁部87が2つのホルダ本体81,82の径方向内側端の間を跨る場合と比較して周長が長くなる。内周壁部87が長くなると、この分、強度が弱まり、ブラシホルダ71に作用する力の影響を受け易くなる。このため、内周壁部87の周長をできる限り短く設定することにより、内周壁部87の強度を高めることができる。
ここで、連結部74とフロントケース3の周壁3bとの間の距離と比較して、第1ホルダ本体81の径方向外側端とフロントケース3の周壁3bとの間の距離が短い。このため、第1ホルダ本体81の径方向外側端に位置決め突起83を設けることにより、連結部74に第1位置決め突起83を設ける場合と比較して位置決め突起83の径方向の延在長さ(舌片部83bの延在長さ)を短く設定できる。よって、ブラシホルダ71の材料コストを低減できる。
しかしながら、上述の実施形態のように、フロントケース3の凹部28に端子インシュレータ55の底辺57aを当接させることにより、フロントケース3に別途受板を設ける必要がなくなる。このため、スタータモータ1の部品点数を低減、又はフロントケース3の材料コストの低減を図ることができる。また、受板を別途設ける必要がないので、フロントケース3を小型化できる。
例えば、二輪用のスタータモータ1に上述の実施形態のような構造を採用した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな仕様のモータや発電機に、上述の実施形態のような構成を採用することができる。
さらに、上述の実施形態では、ブラシホルダ71の連結部74は、フロントケース3の周壁3bの内周面に沿って円弧状に延在されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ブラシホルダ71のレイアウトや他の部品の配置等に応じてさまざまな形状を採用可能である。
なお、フロントケース3に、ボルト101を締め付ける際に位置決め凸部84の一辺84aと当接する凸部を、第1当接凸部30c1とは別に設ける場合、以下のように構成することが望ましい。すなわち、その凸部における位置決め凸部84の一辺84aとの当接面は、回転軸線L1を通る径方向の直線L4及び軸方向に面していることが望ましい。
また、上述の実施形態では、中間部材60の2つの側壁部62a,62bのうち、上側壁部62aに、ピグテール接続部63が軸方向に沿って屈曲延出されている場合について説明した。しかしながら、中間部材60にピグテール接続部63が形成されていれば、その形状や形成箇所は、特に限定されるものではない。
2…モータケース
2b…切欠き部(凹部)
3…フロントケース(エンドケース)
4…アーマチュア
8…マグネット
16…コンミテータ
70…ブラシホルダユニット
71…ブラシホルダ
72…ブラシ
74…連結部
81…第1ホルダ本体(ホルダ本体)
82…第2ホルダ本体(ホルダ本体)
83…位置決め突起(凸部)
Claims (6)
- コンミテータを有し、回転軸線回りに回転するアーマチュアと、
該アーマチュアを回転自在に支持すると共にマグネットが設けられているモータケースと、
前記コンミテータに摺接される複数のブラシと、
前記複数のブラシを前記コンミテータに向かって出没自在に保持するブラシホルダと、
を備え、
前記モータケース及び前記ブラシホルダの何れか一方に凸部を設け、他方に該凸部が嵌め込まれる凹部を設けた
ことを特徴とする回転電機。 - 前記ブラシホルダに前記凸部を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。 - モータケースに取り付けられるエンドケースと、
前記ブラシを2つ備え、
前記エンドケース内に前記ブラシホルダが収納されており、
前記ブラシホルダは、
各前記ブラシをそれぞれ別々に保持する2つのホルダ本体と、
前記エンドケースの周壁の形状に対応するように延在し前記2つのホルダ本体を連結する連結部と、
を備えている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。 - 前記連結部は、前記回転軸線の軸方からみて略円弧形状に形成されており、
各前記2つのホルダ本体における前記回転軸線の径方向内側端で、且つ前記回転軸線の回転方向で対向する面に、それぞれ前記連結部の前記回転方向両端が接続されている
ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機。 - 前記ホルダ本体における前記回転軸線の径方向外側端に、前記凸部を設けた
ことを特徴とする請求項4に記載の回転電機。 - 前記エンドケースに前記回転軸線に沿って螺合されるボルトによって、前記エンドケースに前記ブラシホルダが締結固定されており、
前記エンドケースは、第1位置決め凸部を備え、
前記ブラシホルダは、一辺が前記ボルトの締め付け方向に向かって前記第1位置決め凸部と当接する第2位置決め凸部を備え、
前記第2位置決め凸部及び前記凸部は、前記2つのホルダ本体の何れか一方に設けられ、且つ該一方のホルダ本体を挟んで前記回転軸線の両側に設けられ、
前記第2位置決め凸部の一辺、及び前記凸部の前記回転軸線における回転方向中心は、前記ホルダ本体の前記回転軸線における回転方向中心に位置している
ことを特徴とする請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の回転電機。
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