JP2007135342A - 回転電機 - Google Patents

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俊彦 西村
Keiichi Uehara
桂一 上原
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伸吾 藤尾
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    • H02K7/08Structural association with bearings
    • H02K7/083Structural association with bearings radially supporting the rotary shaft at both ends of the rotor

Abstract

【課題】この発明は、軸受と軸受収納部との間の衝突を防止し、軸受から軸受収納部に伝達される振動を効果的に低減できる回転電機を得る。
【解決手段】負荷側軸受7は、その径方向最外周壁面を負荷側軸受収納部6の相対する径方向内周壁面と離間させ、かつ、その軸方向端面を負荷側軸受収納部6の相対する軸方向内壁面と離間させて負荷側軸受収納部6に収納されている。そして、第1制振部材30が、負荷側軸受7の径方向最外周壁面と負荷側軸受収納部6の径方向内周壁面とに密接して両壁面間に介装されて、負荷側軸受7が負荷側軸受収納部6に保持されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用交流発電機、車両用交流電動機、車両用交流電動発電機などの回転電機に関し、特にアマチュアのシャフトを軸支する軸受部における音・振動低減構造に関するものである。
従来の第1の回転電機では、玉軸受と回転子軸とが接触する面および玉軸受と軸受ハウジング部とが接触する面の少なくとも一方に、これらの間に相対すべりによる粘性減衰力を発生させる制振材を軸方向に所定の間隔を有して配設していた。これにより、玉軸受の外輪の外周面と軸受ハウジングの内周面との間に相対すべりによる粘性減衰力を発生させ、玉通過や内輪および外輪のうねりに起因する振動や騒音を抑制していた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の第2の回転電機では、反負荷側軸受の外輪と反負荷側軸受収納部との間に、外輪と反負荷側収納部との間の隙間を確保して衝突を防ぐ衝突防止部材を配設し、シャフトの半径方向の振動に起因した衝突音の発生を低減していた(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−66300号公報 特開2000−166169号公報
従来の第1の回転電機では、玉軸受の外輪の外周面と軸受ハウジングの内周面とが接触しているので、振動する玉軸受と軸受ハウジングとの金属衝突に起因する衝突音が発生してしまうとともに、制振材による振動エネルギーの吸収が不十分となり、軸受から軸受ハウジングに伝達される振動を十分に低減できないという問題があった。
また、従来の第2の回転電機では、外部装置の軸線とボスの軸線とが一致しないと、ボスは外部装置から偏心荷重を受ける。これにより、シャフトは、負荷側軸受を支点とした揺動力を受けるため、負荷側軸受を強固に固定する必要があることから、衝突防止部材を負荷側軸受の外輪と負荷側軸受収納部との間には配設せず、衝突防止部材は、反負荷側軸受の外輪と反負荷側軸受収納部との間にのみ配設されています。そこで、負荷側軸受の外輪の外周面は、負荷側軸受収納部の内周面に接しており、負荷側では、シャフトの半径方向の振動に起因した衝突音および振動伝達が発生してしまっていた。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、負荷側および反負荷側において、軸受の径方向最外周壁面と軸受収納部の相対する径方向内周壁面との間に第1制振部材を介在させ、軸受収納部に対して離間させて軸受を該軸受収納部に収納、保持させるようにして、軸受と軸受収納部との直接的な接触を防ぎ、さらに軸受から軸受側収納部に伝達される振動を効果的に低減できる回転電機を得ることを目的とする。
この発明は、アマチュアのシャフトが一対の軸受収納部のそれぞれに収納、保持されている一対の軸受に軸支されてなる回転電機において、上記一対の軸受のそれぞれが、その径方向最外周壁面と上記軸受収納部の相対する径方向内周壁面との間に第1制振部材を介在させて、該径方向最外周面を該径方向内周壁面と離間させ、かつ、その軸方向端面を該軸受収納部の相対する軸方向内壁面と離間させて該軸受収納部に収納、保持されているものである。
この発明によれば、軸受と軸受収納部とが離間しているので、振動が軸受に伝達されても、軸受と軸受収納部との金属衝突が回避され、衝突音の発生が阻止される。また、振動が軸受に伝達されると、第1制振部材がその振動エネルギーを吸収し、軸受から軸受収納部に伝達される振動が効果的に低減される。
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置用モータ(以下電動モータと称する)を示す縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る電動モータにおける軸受周りを示す要部断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る電動モータにおける部材の構造を説明する図であり、図3の(a)は断面図を示し、図3の(b)は正面図を示している。
図1において、電動モータ1は、有底円筒状のヨーク2と、このヨーク2の内周壁面に周方向に所定の間隔で配列されて固定された4極の界磁永久磁石3と、ヨーク2の開口部にねじ4により締着固定されたハウジング5と、ハウジング5の中央部に形成された負荷側軸受収納部6内に収納、保持された負荷側軸受7とヨーク2の底部中央部に形成された反負荷側軸受収納部8内に収納、保持された反負荷側軸受9とに両端を回転自在に支持されてヨーク2内に配設されたシャフト10と、このシャフト10に固定されて界磁永久磁石3の内周側に配設されるアマチュア11と、シャフト10の負荷側軸受7側に固着された整流子12と、この整流子12の表面にスプリング13の弾性力により当接されるブラシ14と、このブラシ14を保持するブラシホルダ15と、負荷側軸受7から延出するシャフト10の端部に固定されたボス16と、リード線17が貫通したグロメット18とを備えている。また、アマチュア11は、シャフト10の軸方向に延びるスロットを有するコア19と、導線をスロットに巻回して構成された巻線20とを備えている。
負荷側軸受7は、外輪21と内輪22との間に転動体である複数個の玉23を配置して構成された転がり軸受である。そして、負荷側軸受7は、第1制振部材30を介在させて負荷側軸受収納部6に収納、保持されている。
この第1制振部材30は、図3に示されるように、負荷側軸受7の外輪21に外嵌状態に装着される円環部31と、円環部31の一端面から内周側に延設され、外輪21の一端面に当接するリング状のフランジ部32と、円環部31の他端面から内周側に延設され、外輪21の他端面に弾性係止されるフック部33と、を備えている。そして、スリット34が、円環部31の他端から一端側に延びるように、かつ、周方向に等角ピッチで複数形成されている。これにより、円環部31の他端側が周方向に複数に分割され、その分割部がそれぞれフック部33を構成している。そこで、フック部33の弾性力が確保される。
この第1制振部材30は、負荷側軸受7にその軸方向一端側から圧入される。この時、第1制振部材30は、まず、フック部33がその弾性力により口開き状に変形して外輪21に乗り上げ、外輪21の外周壁面上を軸方向他端側に移動する。そして、フック部33が外輪21の軸方向他端に到達すると、その復元力により円筒状に復元し、第1制振部材30が負荷側軸受7に嵌着される。この時、フランジ部32が外輪21の一端面に当接し、円環部31が外輪21の外周壁面に当接し、フック部33が外輪21の他端面に当接しており、第1制振部材30の抜けが防止されている。そして、第1制振部材30が嵌着された負荷側軸受7は、図2に示されるように、ハウジング5の負荷側軸受収納部6内に圧入される。さらに、シャフト10の一端が、負荷側軸受7の内輪22に圧入される。
また、反負荷側軸受9も、同様に構成された転がり軸受であり、第1制振部材30を介在させて反負荷側軸受収納部8に収納、保持されている。そして、シャフト10の他端が、反負荷側軸受9の内輪に圧入される。
ここで、第1制振部材30は、弾性を有する材料で作製され、振動を減衰する機能と、外輪21と負荷側軸受収納部6(反負荷側軸受収納部8)との振動に起因した衝突音を減少する機能とを有している。そして、弾性を有する材料としては、例えばCR(chloroprene rubber)、EPDM(ethylene-propylene-diene methylene linkage)などのゴム、PA(polyamide)、PBT(polybutyleneterephthalate)などの樹脂を用いることができる。
また、この第1制振部材30は、負荷側(反負荷側)軸受外周面を覆うことで、揺動力を吸収して受けるようにしたので、反負荷側軸受9と反負荷側軸受収納部8との間に加えて、負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との間にも介装させることできる。
このように構成された電動モータ1では、負荷側軸受7は、その径方向最外周壁面である外輪21の外周壁面が負荷側軸受収納部6の相対する径方向内周壁面と離間し、かつ、その軸方向端面である外輪21の端面が負荷側軸受収納部6の相対する軸方向内壁面と離間して負荷側軸受収納部6内に収納されている。そして、第1制振部材30の円環部31が、外輪21の外周壁面と負荷側軸受収納部の内周壁面とに密接して両壁面間に圧入されて、負荷側軸受7が負荷側軸受収納部6に保持されている。また、反負荷側軸受9も、同様に、第1制振部材30を介在させて反負荷側軸受収納部8に保持されている。
そしては、電流がリード線17からブラシ14および整流子12を介して巻線20に供給される。そして、アマチュア11は、電磁作用によりシャフト10と共に回転する。このシャフト10の回転力がボス16を介して外部装置(図示せず)に伝達される。
ここで、外部装置の軸線とボス16の軸線とが一致しないと、ボス16は外部装置から偏心加重を受ける。これにより、シャフト10は、負荷側軸受7を支点とした揺動力を受ける。この時、負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との間に介装されている第1制振部材30が負荷側軸受7に作用する揺動力により弾性変形し、負荷側軸受7に作用する揺動力、即ち振動エネルギーが吸収される。これにより、負荷側軸受7に作用する揺動力が負荷側軸受収納部6を介してハウジング5に伝達されるのが抑制される。また、負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との間に径方向隙間が第1制振部材30により確保され、負荷側軸受7が負荷側軸受収納部6に衝突する金属衝突音の発生が防止される。
また、アマチュア11に作用する半径方向の磁気吸引力が周方向に変動し、振動がアマチュア11に生じる。この振動が、アマチュア11からシャフト10を介して負荷側軸受7に伝達される。この時、第1制振部材30が弾性変形し、振動エネルギーが吸収される。これにより、負荷側軸受7に作用する振動が負荷側軸受収納部6を介してハウジング5に伝達されるのが抑制される。また、負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との間に径方向隙間が第1制振部材30により確保され、この振動に起因する負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との金属衝突音の発生が防止される。
さらに、ブラシ14が回転する整流子12に摺接することにより、ブラシ摺接音が発生する。そして、このブラシ摺接音は、シャフト10を介して負荷側軸受7に伝達され、第1制振部材30により吸収される。
また、反負荷側においても、同様に、反負荷側軸受9に伝達された振動が反負荷側軸受収納部8に伝達されるのが抑制される。そして、反負荷側軸受9と反負荷側軸受収納部8との金属衝突音の発生も防止される。
このように、この実施の形態1によれば、第1制振部材30が負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との間に介装され、負荷側軸受7が負荷側軸受収納部6に隙間を確保して収納され、さらに、第1制振部材30が反負荷側軸受9と反負荷側軸受収納部8との間に介装され、反負荷側軸受9が反負荷側軸受収納部8に隙間を確保して収納されている。そこで、負荷側軸受7および反負荷側軸受9に伝達された振動や音は、弾性を有する第1制振部材30により吸収され、ハウジング5およびヨーク2への伝達が抑制される。さらに、振動する負荷側軸受7および反負荷側軸受9の外輪21と負荷側軸受収納部6および反負荷側軸受収納部8との金属衝突が第1制振部材30により回避され、金属衝突に起因する衝突音の発生が防止される。
また、第1制振部材30は、負荷側軸受7および反負荷側軸受9の外輪21の外周壁面に密接する内径形状に形成された円環部31と、外輪21の一端面に密接するように円環部31の一端に形成されたフランジ部32と、外輪21の他端面に係合するように円環部31の他端に形成されたフック部33を備えているので、第1制振部材30を負荷側軸受7および反負荷側軸受9に装着した際に、第1制振部材30の抜けが防止される。
また、第1制振部材30は、スリット34が円環部31の他端側を周方向に複数に分離するように形成されているので、第1制振部材30の負荷側軸受7および反負荷側軸受9への装着性が向上される。
なお、上記実施の形態1では、負荷側軸受および反負荷側軸受が転動体として玉を用いるものとして説明しているが、転動体として玉に代えてころを用いてもよい。
また、上記実施の形態1では、負荷側軸受、反負荷側軸受および第1制振部材を別部品として作製するものとして説明しているが、第1制振部材を作製する際に、負荷側軸受および反負荷側軸受と一体にモジュール成形するようにしてもよい。この場合、部品点数が削減され、組立性が向上される。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る電動モータにおける軸受周りを示す要部断面図である。
図4において、第1制振部材30Aは、1つおきのフック部33が切り欠かれている点を除いて、第1制振部材30と同様に作製されている。そして、第2制振部材35が、フック部33の各切り欠き部の領域で、負荷側軸受7の外輪21の他端面と負荷側軸受収納部6の外輪21に対向する軸方向内壁面との間に両壁面に密接して介装されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、第1制振部材30Aの円環部31が外輪21の外周壁面と負荷側軸受収納部6の内周壁面との間に介装されているので、シャフト10を介して負荷側軸受7に伝達されるラジアル方向の振動エネルギーが第1制振部材30の円環部31の弾性変形により吸収される。さらに、第2制振部材35が外輪21の他端面と負荷側軸受収納部6の軸方向内壁面との間に介装されているので、シャフト10を介して負荷側軸受7に伝達されるスラスト方向の振動エネルギーが第2制振部材35の弾性変形により吸収される。
さらに、負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との径方向隙間が円環部31により確保され、負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6と軸方向隙間が第2制振部材35により確保されているので、負荷側軸受7と負荷側軸受収納部6との間の衝突が防止される。
従って、電動モータの音や振動がより低減される。
なお、上記実施の形態2では、第2制振部材を負荷側軸受と負荷側軸受収納部との軸方向に相対する壁面間に配設するものとしているが、さらに、第2制振部材を反負荷側軸受と反負荷側軸受収納部との軸方向に相対する壁面間に配設してもよい。
実施の形態3.
この実施の形態3では、図5に示されるように、第1制振部材30が嵌着された負荷側軸受7を負荷側軸受収納部6に圧入した後、負荷側軸受収納部6にコーキング加工(カシメ)を施して第1制振部材30を負荷側軸受収納部6に固定している。図5中、36がカシメ部である。また、図示していないが、反負荷側においても、反負荷側軸受収納部8にコーキング加工(カシメ)が施され、第1制振部材30が反負荷側軸受収納部8に固定されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3によれば、第1制振部材30がカシメ部36により負荷側軸受収納部6および反負荷側軸受収納部8に固定されているので、電動モータの運転中における第1制振部材30の抜けが確実に防止される。
実施の形態4.
この実施の形態4では、図6に示されるように、係合凸部37が第1制振部材30の円環部31の一端側外周部に突設され、係合凹部38が負荷側軸受7の内周壁面に凹設されている。そして、第1制振部材30が嵌着された負荷側軸受7を負荷側軸受収納部6に圧入した際に、係合凸部37が係合凹部38に嵌め込まれ、第1制振部材30を負荷側軸受収納部6に固定している。また、図示していないが、反負荷側においても、係合凸部37が第1制振部材30の円環部31に突設され、係合凹部38が反負荷側軸受9に凹設され、係合凸部37が係合凹部38に嵌め込まれ、第1制振部材30が反負荷側軸受収納部8に固定されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4によれば、第1制振部材30の係合凸部37が負荷側軸受収納部6および反負荷側軸受収納部8の係合凹部38に嵌め込まれて、第1制振部材30が負荷側軸受収納部6および反負荷側軸受収納部8にスナップフィット固定されているので、電動モータの運転中における第1制振部材30の抜けが確実に防止されるとともに、シャフト10周りの第1制振部材30の回転が確実に阻止される。
なお、上記実施の形態4では、係合凸部を第1制振部材に設け、係合凹部を負荷側軸受収納部および反負荷側軸受収納部に設けるものとしているが、係合凸部を負荷側軸受収納部および反負荷側軸受収納部に設け、係合凹部を第1制振部材に設けるようにしてもよい。
実施の形態5.
この実施の形態5では、図7に示されるように、第1制振部材30が嵌着された負荷側軸受7をハウジング5の負荷側軸受収納部6内に圧入した後、Eリング39を装着している。また、図示していないが、反負荷側においても、第1制振部材30が嵌着された反負荷側軸受9を反負荷側軸受収納部8内に圧入した後、Eリング39を装着している。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態5によれば、第1制振部材30がEリング39により負荷側軸受収納部6および反負荷側軸受収納部8に固定されているので、電動モータの運転中における第1制振部材30の抜けが確実に防止される。
ここで、上記実施の形態3〜5では、第1制振部材の負荷側軸受収納部への固定方法が第1制振部材の反負荷側軸受収納部への固定方法と同じものとして説明しているが、第1制振部材の軸受収納部への固定方法は負荷側と反負荷側とで異なるようにしてもよい。つまり、上記実施の形態3〜5で説明した固定方法を適宜選択して、第1制振部材を異なる方法で負荷側軸受収納部および反負荷側軸受収納部に固定してもよい。
実施の形態6.
この実施の形態6では、図8に示されるように、転がり軸受で構成された負荷側軸受7に代えて滑り軸受で構成された負荷側軸受7Aを用いている。また、図示していないが、反負荷側においても、反負荷側軸受が、転がり軸受で構成された軸受に代えて、滑り軸受で構成された軸受が用いられている。ここで、滑り軸受とは、焼結含油金属と呼ばれる多孔質中に潤滑油を含ませた材料を円筒体(スリーブ)に作製したものである。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態6においても、上記実施の形態1と同様に、負荷側軸受および反負荷側軸受と負荷側軸受収納部および反負荷側軸受収納部との衝突が防止され、負荷側軸受および反負荷側軸受から負荷側軸受収納部および反負荷側軸受収納部に伝達される振動が低減される。
なお、上記各実施の形態では、電動パワーステアリング装置用モータについて説明しているが、本発明は、車両用始動電動機、車両用交流発電機、車両用交流電動発電機等の回転電機に適用しても同様の効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置用モータを示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置用モータにおける軸受周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置用モータにおける部材の構造を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング装置用モータにおける軸受周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電動パワーステアリング装置用モータにおける軸受周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る電動パワーステアリング装置用モータにおける軸受周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態5に係る電動パワーステアリング装置用モータにおける軸受周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態6に係る電動パワーステアリング装置用モータにおける軸受周りを示す要部断面図である。
符号の説明
6 負荷側軸受収納部、7,7A 負荷側軸受、8 反負荷側軸受収納部、9 反負荷側軸受、10シャフト、11 アマチュア、30,30A 第1制振部材、35 第2制振部材、36 カシメ部、37 係合凸部、38 係合凹部、39 Eリング。

Claims (6)

  1. アマチュアのシャフトが一対の軸受収納部のそれぞれに収納、保持されている一対の軸受に軸支されてなる回転電機において、
    上記一対の軸受のそれぞれが、その径方向最外周壁面と上記軸受収納部の相対する径方向内周壁面との間に第1制振部材を介在させて、該径方向最外周面を該径方向内周壁面と離間させ、かつ、その軸方向端面を該軸受収納部の相対する軸方向内壁面と離間させて該軸受収納部に収納、保持されていることを特徴とする回転電機。
  2. 第2制振部材が上記軸受の軸方向端面と上記軸受収納部の軸方向内壁面との間に介在されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記第1制振部材がコーキングにより上記軸受収納部に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  4. 係合凹部又は係合凸部が上記軸受収納部に設けられ、係合凸部又は係合凹部が上記第1制振部材に設けられ、上記係合凹部と上記係合凸部との嵌合により上記第1制振部材が上記軸受収納部に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  5. 上記第1制振部材が上記軸受収納部に装着されたEリングにより該軸受収納部に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  6. 上記第1制振部材が上記軸受に一体に成形されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
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