JP5762630B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、リング部材がステータコアを保持して有底円筒状のハウジングケースに収容され、円盤状のカバーがハウジングケースの開口を閉塞する回転電機に関し、特にリング部材の固定構造に関するものである。
従来の回転電機では、ステータコアを保持するリング部材が、他端側を嵌合されてケースに収容され、一端に半径方向に延びるフランジ部をケースの一端面にボルトにより締着・固定されて、ケースに保持され、カバーがケースの一端側開口を閉塞するようにケースに嵌着され、ロータがケースの底部およびカバーに軸支されてステータコアの内部に収容されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2011/080817号パンフレット
従来の回転電機では、リング部材が、半径方向に延びるフランジ部をリング部材の外周側に配置されるケースに締着固定されて、ケースに取り付けられているので、径方向寸法が大きくなってしまうという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、リング部材およびハウジングケースの一端側を、締着方向を軸方向として、ハウジングケースの開口を閉塞するカバーに締着固定するようにし、径方向寸法の増大を抑え、小型の回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係る回転電機は、ステータコア、および上記ステータコアに巻装されたステータコイルを有するステータと、上記ステータコアを内嵌状態に保持して、上記ステータを収容するリング部材と、一端側を開口とする有底筒状に作製され、上記リング部材および上記ステータを収容するハウジングケースと、上記ハウジングケースの開口を閉塞するように該ハウジングケースの一端側に取り付けられるカバーと、上記ハウジングケースの底部、および上記カバーに軸支されたシャフトに固着され、上記ステータの内周側に回転可能に配設されるロータと、を備えている。そして、上記リング部材および上記ハウジングケースの一端側が、それぞれ、締着方向を軸方向として、上記カバーに締着固定され、上記リング部材の他端側が、嵌合部材を介して上記ハウジングケースに嵌着保持されている。
この発明によれば、リング部材およびハウジングケースの一端側が、それぞれ、締着方向を軸方向として、ハウジングケースの開口を閉塞するカバーに締着固定されている。そこで、リング部材をその外周に配置されるハウジングケースに締着固定する場合に比べ、締着位置を径方向内側にすることができ、径方向寸法の増大が抑えられ、回転電機の小型化が実現される。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機におけるリング部材の固定部周りを示す要部断面図である。 リング部材とカバーとの締着部周りを示す要部断面図である。 リング部材とカバーとの締着部周りを示す要部断面図である。 リング部材とカバーとの締着部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機におけるリング部材の嵌合構造を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機における嵌合部材を示す一部切り欠き斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機におけるリング部材の嵌合構造を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機を示す要部断面図である。
以下、本発明の回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機におけるリング部材の固定部周りを示す要部断面図である。
図1および図2において、回転電機1は、ロータ2と、ロータ2を囲繞するように配設されるステータ6と、ロータ2およびステータ6を内部に収容するハウジングケース15と、を備えている。
ロータ2は、例えば電磁鋼板を積層して構成されたロータコア3と、ロータコア3の外周面側に軸方向に延在するように埋め込まれて周方向に等角ピッチに配設された永久磁石4と、ロータコア3の軸心位置を挿通してロータコア3に固着されたシャフト5と、を備えている。なお、永久磁石4は、N極とS極とが周方向に交互に並ぶように、ロータコア3に装着される。
ステータ6は、例えば電磁鋼板を積層して構成されたステータコア7と、ステータコア7に巻装されたステータコイル8と、を備えている。ステータコア7は、円環状に作製され、内周側に開口するスロットが溝方向を軸方向として周方向に等角ピッチで配列されている。ステータコイル8の巻き付け方法は、分布巻きおよび集中巻きのいずれでもよい。また、ステータコイルを構成する導体線には、丸線、平角線などの絶縁被覆された銅線が用いられる。
リング部材10は、鉄系材料、例えばステンレスを用いて、円筒状に作製されて、その一端側外周を膨出させて円環状の肉厚部10aを形成している。雌ねじ部11が、ねじ穴方向を軸方向として、リング部材10の肉厚部10aの一端面に等角ピッチで複数形成されている。リング部材10は、肉厚部10aの他端側(以下、ステータコア収容部10bという)の軸方向長さがステータコア7の軸方向長さより僅かに長くなっている。そして、ステータコア7が、リング部材10のステータコア収容部10bに内嵌状態に保持される。
ハウジングケース15は、例えばアルミニウムやアルミ合金を材料としてダイカストにより有底円筒状に作製され、ベアリングボックス24が底部の内面の軸心位置に形成されている。ハウジングケース15の内周面は、一端側(開口端)がリング部材10の肉厚部10aの外径より僅かに大径の内径を有する第1円筒面15a、リング部材10のステータコア収容部10bの外径より僅かに大径の内径を有する第2円筒面15b、および第2円筒面15bの内径より小径の内径を有する第3円筒面15cからなるステップ状に形成されている。取付部16が、それぞれハウジングケース15の開口端部から径方向外方に突設されて、周方向に等角ピッチで複数配設されている。雌ねじ部17が、ねじ穴方向を軸方向として、各取付部16の一端面に形成されている。位置決めピン18がハウジングケース15の一端面に複数立設されている。
嵌合部材19は、リング部材10と同じ材料で、リング部材10のステータコア収容部10bの外径より僅かに小径の内径を有する円環状に作製され、第2円筒面15bの第3円筒面15c側に露出するようにハウジングケース15に鋳込まれている。
カバー20は、例えばアルミニウムを材料としてダイカストにより円盤状に作製され、ベアリングボックス25が軸心位置に形成されている。貫通穴21,22が雌ねじ部11,17に対応するように穿設されている。位置決め穴23が、位置決めピン18に対応するように形成されている。
このように構成された回転電機1を組み立てるには、まずステータコイル8が巻装されたステータコア7を、圧入や焼き嵌めなどにより、リング部材10のステータコア収容部10bに内嵌状態に保持させ、ステータ6をリング部材10に組み付ける。ベアリング26をベアリングボックス24に組み付ける。ついで、ベアリング27をベアリングボックス25に組み付け、ロータコア3から軸方向一端側に延出するシャフト5の部位をベアリング27に圧入し、ロータ2をカバー20に組み付ける。
ついで、ステータ6が組み付けられたリング部材10を、ハウジングケース15の開口側から挿入する。これにより、リング部材10は、その他端側が嵌合部材19に嵌合されて、ハウジングケース15に保持される。肉厚部10aは第1円筒部15aに収容され、ステータコア収容部10bは第2円筒部15bに収容される。
ついで、ワッシャ28をリング部材10の端面の雌ねじ部11の部位に装着し、カバー20に組み付けられたロータ2を、ハウジングケース15の開口側から挿入する。そして、シャフト5の他端側がベアリング26に圧入され、位置決めピン18が位置決め穴23に差し込まれる。ついで、締着部材としてのねじ30を貫通穴22に差し込んで雌ねじ部17に締着して、カバー20をハウジングケース15に取り付ける。これにより、ハウジングケース15の開口が閉塞される。さらに、ワッシャ29を貫通穴21の部位に装着し、締着部材としてのねじ31を貫通穴21に差し込んで雌ねじ部11に締着して、リング部材10をカバー20に取り付け、回転電機1が組み立てられる。
このように組み立てられた回転電機1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車などの車両のトランスミッションのモータやジェネレータに適用される。ロータ2は、シャフト5がベアリング26,27に支持されて、ハウジングケース15内に回転可能に配設されている。リング部材10は、一端をカバー20に締着固定され、他端側を嵌合部材19に嵌合され、両持ち支持されている。ステータ6は、リング部材10に保持されて、ロータコア3を囲繞するように配設されている。
この実施の形態1では、円筒状のリング部材10が、軸方向一側に配置されるカバー20に締着固定されているので、リング部材10をその外周側に配置されるハウジングケース15に締着固定する場合に比べ、締着位置を径方向内方に位置させることができる。そこで、雌ねじ部17が形成される肉厚部10aの外径を小さくでき、回転電機1の小型化を図ることができる。
リング部材10は、一端をカバー20に締着固定され、他端側を嵌合部材19に嵌合され、両持ち支持されているので、リング部材10に保持されたステータ6の振動が抑制される。そこで、ステータ6の振動に起因する回転電機1の振動および騒音が低減される。また、嵌合部材19がステータコア収容部10bの外径より僅かに小径の内径を有しているので、ステータコア収容部10bは嵌合部材19に軽く圧入され、両者の嵌合部に発生する応力が低減される。
嵌合部材19がハウジングケース15に鋳込まれているので、部品点数が削減され、回転電機1の組立性が向上する。
リング部材10が鉄系材料で作製され、ハウジングケース15はアルミニウムで作製されている。そこで、リング部材10の他端側をハウジングケース15の第2円筒部15bに直接嵌合させると、ハウジングケース15の嵌合部に削れなどが発生し、リング部材10の同軸度が悪化する。ここでは、リング部材10と同じ材料で作製された嵌合部材19が第2円筒部15bの他端側に配設されているので、リング部材10がハウジングケース15と接することがない。そこで、ハウジングケース15の削れなどに起因するリング部材10の同軸度の悪化がない。すなわち、リング部材10を高い同軸度でハウジングケース15に組み付けることができる。
ハウジングケース15は、ダイカスト後、切削加工が施され、雌ねじ部11、位置決めピン18のピン挿入穴などが形成される。嵌合部材19はハウジングケース15に鋳込まれているので、嵌合部材19の同軸度が高められる。
ベアリング26がハウジングケース15のベアリングボックス24に保持され、ベアリング27がカバー20のベアリングボックス25に保持されている。そして、ハウジングケース15とカバー20とが、位置決めピン18と位置決め穴23との嵌合により、位置決めされて組み立てられる。そこで、ベアリング26,27の同軸度が高められ、ロータ2のシャフト5の軸中心が安定し、回転電機1の振動および騒音が低減される。
リング部材10およびハウジングケース15がカバー20に締着固定されるようになっているので、カバー20を組み付けた後、カバー20の軸方向一端側から、カバー20とリング部材10およびハウジングケース15とを締着固定することができる。そこで、組立設備や組立工程が簡略化され、設備や組立の低コスト化が図られる。
つぎに、締着部にワッシャを介装することによる効果について説明する。
図3〜図5はリング部材とカバーとの締着部周りを示す要部断面図であり、図3はワッシャが未装着状態を示し、図4はねじ頭部とカバーとの間にワッシャが装着されている状態を示し、図5はリング部材とカバーとの間にワッシャが装着されている状態を示している。なお、図3〜図5では、説明の便宜上、リング部材の傾斜を大きくしている。ここで、ワッシャ28,29は、リング部材10およびねじ31より軟らかい材料、例えば銅により作製され、応力緩和部材を構成する。
リング部材10は、カバー20に締着固定される前は、嵌合部材19との嵌合いよる片持ち支持となっている。そこで、ロータ2の永久磁石4による磁力が作用し、リング部材10はハウジングケース15の軸心に対して傾斜する。この状態で、ねじ31を雌ねじ部11に締着すると、図3に示されるように、ねじ31の頭部の角部およびリング部材10の開口の内周縁部がカバー20に当たる。これにより、局所的な応力がカバー20およびねじ31に作用し、剪断力が発生し、カバー20およびねじ31が損傷する虞がある。
そこで、ねじ31の頭部とカバー30との間にワッシャ29が装着されている場合には、図4に示されるように、ねじ31の頭部の角部が当たるワッシャ29の部位が塑性変形する。そこで、ねじ31に作用する局所的な応力が緩和され、ねじ31の損傷の発生が抑制される。ねじ31の締着力はワッシャ29を介してカバー20に作用し、カバー20に作用する局所的な応力が緩和され、カバー20の損傷の発生が抑制される。
また、リング部材10とカバー30との間にワッシャ28が装着されている場合には、図5に示されるように、リング部材10の開口の内周縁部が当たるワッシャ28の部位が塑性変形する。そこで、カバー20に作用する局所的な応力が緩和され、カバー20の損傷の発生が抑制される。
この実施の形態1では、ワッシャ28がリング部材10とカバー20との間に介装され、ワッシャ29をねじ31の頭部とカバー20との間に介装されているので、リング部材10の片持ち支持に起因するカバー20およびねじ31の損傷の発生が抑制される。
なお、上記実施の形態1では、リング部材10の肉厚部10aおよびハウジングケース15の取付部16に形成された雌ねじ部11,17に、ねじ30,31を締着して、リング部材10およびハウジングケース15をカバー20に固定するものとしているが、埋込ボルトを肉厚部および取付部に取り付け、埋込ボルトとナットにより、リング部材およびハウジングケースをカバーに締着固定してもよい。この場合、埋込ボルトおよびナットが締着部材となる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係る回転電機におけるリング部材の嵌合構造を説明する要部断面図、図7はこの発明の実施の形態2に係る回転電機における嵌合部材を示す一部切り欠き斜視図である。
図6および図7において、嵌合部材収容溝32は、断面コ字状の溝形状を有し、ハウジングケース15Aの第2円筒部15bの他端側に同軸に環状に凹設されている。嵌合部材33は、バネ鋼材を用いて、断面V字状で、断面V字状の底部を径方向内方に向けた環状体に作製され、断面V字状の底部を第2円筒部15bの内周面から突出させて嵌合部材収容溝32に収容されている。嵌合部材収容溝32に収容された嵌合部材33の内径は、リング部材10の外径より小径となっている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、ステータ6が組み付けられたリング部材10は、ハウジングケース15Aの開口側から挿入され、リング部材10の他端側が嵌合部材33に圧入される。このとき、嵌合部材33は、断面V字形の底部が径方向外方に押し上げられ、開口側が広がるように弾性変形する。そこで、リング部材10は、その他端側が嵌合部材33を介してハウジングケース15Aに弾性支持される。
この実施の形態2によれば、リング部材10の他端側が弾性支持されているので、リング部材10とハウジングケース15Aとの嵌合に起因してリング部材10およびハウジングケース15Aに作用する応力を著しく低減できる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3に係る回転電機におけるリング部材の嵌合構造を説明する要部断面図である。
図8において、ハウジングケース15Bは、第1円筒部15aの内径より小径、かつ第2円筒部15bの内径より大径の第4円筒部15dが第1円筒部15aと第2円筒部15bとの間に設けられている。嵌合部材収容溝34は、断面コ字状の溝形状を有し、リング部材10Aの外周面の他端側に同軸に環状に凹設されている。嵌合部材35は、バネ鋼材を用いて、断面V字状で、断面V字状の底部を径方向外方に向けた環状体に作製され、断面V字状の底部をリング部材10Aの外周面から突出させて嵌合部材収容溝34に収容されている。嵌合部材収容溝34に収容された嵌合部材35の外径は、ハウジングケース15Bの第2円筒部15bの内径より大径、かつ第4円筒部15dの内径より小径となっている。
なお、他の構成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
この実施の形態3では、嵌合部材35が、リング部材10Aの嵌合部材収容溝34に収容される。そして、嵌合部材35が装着されたリング部材10Aは、ハウジングケース15Bの開口側から挿入され、リング部材10Aの他端側が第2円筒面15bの他端側に圧入される。このとき、嵌合部材35は、断面V字形の底部が径方向内方に押し下げられ、開口側が広がるように弾性変形する。そこで、リング部材10Aは、その他端側が嵌合部材35を介してハウジングケース15Bに弾性支持される。
したがって、この実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様に、リング部材10Aとハウジングケース15Bとの嵌合に起因してリング部材10Aおよびハウジングケース15Bに作用する応力を著しく低減できる。
このハウジングケース15Bは、第2円筒部15bの一端側に形成された第4円筒部15dの内径が嵌合部材収容溝34に収容された嵌合部材35の外径より大径に形成されているので、第2円筒部15bの軸方向長さを短くすることができる。そこで、リング部材10Aの挿入時に、嵌合部材35が接するハウジングケース15Bの内周壁面の軸方向長さが短くなり、リング部材10Aのハウジングケース15Bへの組立性が高められるとともに、ハウジングケース15Bの内周壁面の削れの発生が抑制される。
なお、上記実施の形態2,3では、嵌合部材33,35がバネ鋼板を用いて作製されているものとしているが、嵌合部材の材料はバネ鋼板に限定されず、弾性を有していればよく、例えばトレランスリングや合成樹脂からなるOリングでもよい。
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4に係る回転電機を示す要部断面図である。
図9において、ハウジングケース15Cは、第1円筒部15aの内径より小径、かつ第2円筒部15bの内径より大径の第5円筒部15eが第1円筒部15aと第2円筒部15bとの間に設けられている。一対のシール部材収容溝36が、リング部材10Bの外周面に軸方向に離間して環状に凹設されている。一対のシール部材収容溝36は、リング部材10Bがハウジングケース15Cに保持されているとき、第2円筒部15bの第5円筒面15e側、および第5円筒面15eの第1円筒面15a側に面する。そして、シール部材としての環状のパッキン37が、一対のシール部材収容溝36内に収容され、第5円筒面15eとリング部材10Bの外周面とからなる冷媒流路38を構成している。さらに、図示していない、冷媒供給ポートおよび冷媒排出ポートが冷媒流路38に連結されるようにハウジングケース15Cに設けられる。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4によれば、ステータ6を囲繞するリング部材10Bの外周に冷媒流路38が形成されているので、発熱部品であるステータコイル8での発熱がステータコア7およびリング部材10Bに伝達され、冷媒流路38を流通する冷媒に放熱される。そこで、冷媒流路をハウジングケース15Cの内部に形成することなく、ステータ6を冷却でき、回転電機の小型化が図られる。
なお、上記実施の形態4では、シール部材としてパッキン37を用いるものとしているが、シール部材はパッキンに限定されず、冷媒をシールできればよく、例えばOリングでもよい。

Claims (6)

  1. ステータコア、および上記ステータコアに巻装されたステータコイルを有するステータと、
    上記ステータコアを内嵌状態に保持して、上記ステータを収容するリング部材と、
    一端側を開口とする有底筒状に作製され、上記リング部材および上記ステータを収容するハウジングケースと、
    上記ハウジングケースの開口を閉塞するように該ハウジングケースの一端側に取り付けられるカバーと、
    上記ハウジングケースの底部、および上記カバーに軸支されたシャフトに固着され、上記ステータの内周側に回転可能に配設されるロータと、を備え、
    上記リング部材および上記ハウジングケースの一端側が、それぞれ、締着方向を軸方向として、上記カバーに締着固定され、
    上記リング部材の他端側が、嵌合部材を介して上記ハウジングケースに嵌着保持されている
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 上記カバーと上記リング部材との締着部において、上記リング部材より軟らかい金属材料で作製された応力緩和部材が、上記カバーと上記リング部材との間に介装されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記カバーと上記リング部材との締着部において、上記カバーと上記リング部材とを締着する締着部材より軟らかい金属材料で作製された応力緩和部材が、上記締着部材と上記カバーとの間に介装されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  4. 上記リング部材は、鉄系材料で作製され、
    上記ハウジングケースは、アルミ系材料の鋳物であり、
    上記嵌合部材は、上記リング部材と同じ鉄系材料で作製され、上記ハウジングケースに鋳込まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 上記嵌合部材は、弾性部材で作製され、
    上記リング部材の他端側が上記嵌合部材を介して上記ハウジングケースに弾性保持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. シール部材が、上記ハウジングケースの内周壁面と上記リング部材の外周壁面との間に、軸方向に離間して、介装され、上記ハウジングケースの内周壁面、上記リング部材の外周壁面、および上記シール部材により囲まれた冷媒流路が構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
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