JP5901853B1 - 回転電機の回転子および回転電機 - Google Patents

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Abstract

回転電機の回転子におけるシャフトの帯電を安価な構成で防止することを目的として、一対のスリップリング(51a,51b)と、各スリップリングと回転子コイル(42)とを電気的に接続する一対の接続導体(52a,52b)と、スリップリング及び接続導体を保持する絶縁成形体(53)とからなるスリップリング装置(5)を備え、スリップリング装置(5)の絶縁成形体(53)は、一対のスリップリングのブラシ摺動面、一対の接続導体の引き出し線接続端部を外周方向に露出させてそれぞれを埋設保持するとともに、絶縁成形体に埋設保持された負側のスリップリング(51a)あるいは負側の接続導体(52a)の少なくとも一方にシャフト(3)に向かって延長され、シャフト(3)に電気的に接続された突出部(55)を設けたものである。

Description

この発明は、シャフトにスリップリング装置が圧入された回転電機の回転子に関するもので、特に車両に用いられる車両用交流発電機などの回転電機の回転子に関するものである。
従来の車両用交流発電機の回転子としてスリップリング装置をシャフトに取り付け、スリップリング装置を介して回転子のコイルへ電力を供給するものが知られている。
このスリップリング装置としては、一対のスリップリングと、スリップリングと回転子コイルを電気的に接続する接続端子と、スリップリングおよび接続端子を樹脂によりモールド成形して一体に保持する樹脂成形部とから構成されている。一方、シャフトは、一対のベアリングを介してハウジングに回転可能に支持されている。このシャフトには、エンジンにベルトを介して連結されたプーリが取り付けられている。したがって、エンジンの駆動力がプーリに伝達されることによって回転子が回転されることになる。
このような従来の車両用交流発電機の回転子においては、エンジンの駆動力の伝達に伴い、ベルトとプーリとの摩擦によって発生する静電気がプーリ及びシャフトに帯電し、望ましくない静電気放電を引き起こすことが知られている。また、シャフトに直接接しているベアリングにも帯電が生じる。このような場合、いずれも通常金属製であるベアリングの外輪、転動体および内輪は、潤滑油の存在により互いが絶縁されているが、帯電が進み、アースであるハウジングに対するベアリングの電圧が潤滑油の絶縁破壊電圧に達すると、ベアリング自体に電流(ベアリング電流)が流れ、ベアリングの電蝕を発生させ易くする問題がある。
特許文献1には、新しい材料からなる駆動ベルトを使用することにより、電荷分離が生じて望ましくない静電気放電を引き起こす不具合を解消するため、スリップリングのマイナス側とシャフトとを直接接触させて帯電を回避するものが開示されている。
独国公開特許第102004040590(A1)号公報
しかしながら、特許文献1に示された車両用交流発電機の回転子においては、多くの課題を有している。
まず、特許文献1の図2〜図4には、シャフトの小径部端部における樹脂保持体の軸方向側面(軸終端面)に隣接して、マイナス側スリップリングをプレス嵌めによって取り付けたものが示されているが、一般的に最大20000rpmの回転に耐えられることが要求される車両用交流発電機の回転子としては、スリップリングの飛散等、信頼性に問題がある。通常、シャフトは鉄、スリップリングは銅を材料として製造されており、これらの金属の差異によってスリップリングがシャフトに対して回動し、回転子の機能を阻害することが十分に考えられる。したがって、“スリップリングが回動しない”構成を得るためには、マイナス側スリップリングの内径及びシャフト小径部の外径に高い寸法精度、真円度や同芯度が必要であり、かつ、双方の固定手段が必要であるなど、生産工数の増大を招き、結果として回転子のコストを増大させるものである。
また、軸方向に延びる接続導体を収容するシャフト溝が軸周りに二箇所から一箇所にでき、加工コストが減少するなどの利点が示されているが、上述の回転体としてはアンバランス状態が大きく、うねりによる軸受への影響や、回転子鉄心の外周と環状の固定子鉄心内周との隙間(径方向距離)の変動に伴う騒音の悪化などが生じることになる。
また、特許文献1の図5、図5aには、はんだ付け、溶接などによりマイナス側スリップリングの内側に円筒状の保持ディスクを連結し、これらを射出成形型に挿入し、樹脂を射出して樹脂保持体を得るものが示されているが、この場合、スリップリングの外周を型で保持するとともに、保持ディスクの内周面のみを露出させて保持することが必要になり、成形機の調整が非常に難しく、量産性に乏しいものとなる。また、円筒状のスリップリングと円筒状の保持ディスクとを高い同芯度で製造することができる保証がなく、樹脂成形後、シャフト挿入の接触精度を確保するために内周面を加工することが必要になれば、生産工程の増大、コストの増大を生ずることになる。しかも、シャフトへの圧入時には、樹脂体の樹脂部に割れ、欠け等を生じさせないよう、かつ、埋め込まれた保持ディスク内周面とシャフトとの導電的な接触を確保するように製造することに多くの困難が伴うものである。
さらに、特許文献1の図6、図6aには、樹脂保持体の軸端面に軸ピン部を押し付けて保持ディスク単体をシャフトに嵌合し、かつ、保持ディスク外周面をマイナス側スリップリングの内側に接触させるものと、軸ピンを備える保持ディスクを樹脂保持体に一体に成形したものとの2つのスリップリング装置が示されている。
樹脂保持体をシャフトに挿入した後、軸ピンを有する保持ディスク単体を嵌め合わせるような構成とした場合、シャフトの止まり穴と保持ディスク部とマイナス側スリップリングとが同心状態になければ、嵌め合わせの機械的強度と電気的な接触状態の確保を両立させることができない。
このため、嵌合寸法に高い精度が要求されるだけでなく、シャフトに嵌め合わせるマイナス側スリップリングと比べ保持ディスク部の重量マスが大きいため、軸ピンの回動や飛散が生じ易く、回動を防ぐ構成や追加の工程も必要になる。
また、成形体にされる露出軸ピン部をシャフト止まり穴に嵌合する場合、軸方向に延びる接続導体部と一体に構成されているため、ねじによる固定構造とすることができず、ここでも円筒同士の嵌合の精度が要求されることになる。
さらに、特許文献1の図7には、板状の接続導体の端部をシャフトに接触させるため、接続導体の端部を露出させるように射出成形型内で保持することが必要になるが、露出面は、周方向の面のみであり、接続導体の保持が困難となり、確実な露出を期待することができない。すなわち、型内の接続導体の他端部は、射出される樹脂圧に押され、安定した位置を保つことができないため、予め保持部を追加構成しておき、樹脂成形体成形後、シャフト圧入面を加工しなければ、接続導体とシャフトとの電気的接触を確保することができず、量産する製品としては現実的でないものとなる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、回転体としての信頼性や生産性を低下させずに、回転子を支えるベアリングの電蝕を回避し、ベアリングひいては回転子の寿命を低下させない回転電機の回転子を得ることを目的とする。
この発明による回転電機の回転子は、軸線を中心として回転可能なシャフト、回転子コイルを有し、上記シャフトに固定された回転子本体、上記シャフトの一端に取り付けられ、エンジンの駆動力が伝達されるプーリ、及び一対のスリップリングと、各上記スリップリングと上記回転子コイルとを電気的に接続する一対の接続導体と、上記シャフトの他端に取り付けられ、上記スリップリング及び上記接続導体を保持する絶縁成形体とからなるスリップリング装置を備え、上記絶縁成形体は、一対の上記スリップリングのブラシ摺動面、一対の接続導体の引き出し線接続端部を外周方向に露出させてそれぞれを埋設保持するとともに、上記絶縁成形体に埋設保持された負側のスリップリングまたは負側の接続導体に上記シャフトに向かって延長され、上記シャフトに電気的に接続された突出部を設けたものである
この発明による回転電機の回転子によれば、負側のスリップリングあるいは負側の接続導体の内周側突出部とシャフトとを電気的に接続することができるため、回転による部品の飛散等不具合を生じることなく、ベアリングの電蝕不具合を確実に安価な構成で回避させることができる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の全体構造を示す断面図である。 図1における回転子の要部構成を示す斜視図である。 図2おけるベアリングを外した状態の回転子を示す斜視図である。 図3におけるスリップリング装置の軸方向から見た状態を示す正面図である。 図4におけるA−A線に沿った断面図である。 実施の形態1に係るブラシ側シャフト部の要部を示す側面図および正面図である。 実施の形態1に係るスリップリング装置を軸方向に破断して示す斜視図である。 スリップリング装置の他の例を示す正面図である。 実施の形態2に係るスリップリング装置の要部構成を示す正面図である。 図9におけるB−B線に沿った断面図である。 図10におけるスリップリング装置単体を示す断面図および正面図である。 実施の形態2に係るスリップリング装置の要部を示す部分断面図である。 図10におけるブラシ側シャフト部を示す側面図である。 実施の形態3に係るスリップリング装置を示す正面図である。 図14におけるC−C線に沿った断面図である。 実施の形態3に係るスリップリング装置の他の例を示す正面図である。 図16におけるD−D線に沿った断面図である。 実施の形態4に係るスリップリング装置の要部を示す正面図である。 図18におけるE−E線に沿った断面図である。
以下、この発明を実施の形態を示す図1〜図7に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の全体構造を示す断面図、図2、図3は、図1における要部構成を示す斜視図、図4は、図3におけるスリップリング装置の軸方向から見た状態を示す正面図、図5は、図4におけるA−A線に沿った断面図である。また、図6は実施の形態1に係るスリップリング装置に挿入されるブラシ側シャフト部の要部を示す側面図および正面図、図7は、実施の形態1に係るスリップリング装置を軸方向に破断して示す斜視図である。
各図において、回転電機1は、環状の固定子(図示せず)と、固定子の内側に配置され、固定子に対して回転可能な回転子2とを有している。固定子及び回転子2は、図示しないハウジングにより支持されている。固定子は、ハウジングに固定された環状の固定子鉄心と、固定子鉄心に設けられた複数の固定子コイルとを有している(いずれも図示せず)。ここでは、回転電機1として車両に搭載される車両用交流発電機が例示されている。
回転子2は、軸線を中心として回転可能に取り付けられたシャフト3と、シャフト3の中間部に固定された回転子本体4と、回転子本体4から突出したシャフト3の部分に取り付けられたスリップリング装置5と、回転子本体4の軸線方向両端部にそれぞれ設けられた一対のファン6とを有している。このような回転子2は、シャフト3の軸線を中心として固定子に対向して回転駆動される。
シャフト3は、一対のベアリング7を介してハウジングのベアリング支持部70に回転可能に支持されている。また、シャフト3は、回転子本体4が固定されたシャフト本体部31と、シャフト本体部31の一端部から突出するプーリ側シャフト部32と、シャフト本体部31の他端部から突出するブラシ側シャフト部33とを有している。スリップリング装置5は、ブラシ側シャフト部33に取り付けられている。
プーリ側シャフト部32には、エンジンにベルト(いずれも図示せず)を介して連結されるプーリ8が取り付けられており、エンジンの駆動力がプーリ8に伝わることによってシャフト3が回転駆動されることになる。
ブラシ側シャフト部33は、シャフト本体部31の端面から軸方向に突出する第1のシャフト部(溝形成シャフト部)331と、第1のシャフト部331の端面からさらに突出する第2のシャフト部332とを有している。第2のシャフト部332の外径は、第1のシャフト部331の外径よりも小さく形成されている。これにより、第1のシャフト部331と第2のシャフト部332との境界には段差部333がシャフト3の周方向に沿って形成されることになる。
第1のシャフト部331の外周面には、一対のシャフト溝34がシャフト3の軸方向に沿って、シャフト3の周方向に互いに離れて設けられている。また、各シャフト溝34は、シャフト本体部31の端面の位置から、第1のシャフト部331と第2のシャフト部332との境界(段差部333)に達し、第1のシャフト部331の端面で開放されている。(図6参照)
回転子本体4は、シャフト本体部31に固定された回転子鉄心(界磁鉄心)41と、回転子鉄心41に設けられた回転子コイル(界磁コイル)42と、回転子鉄心41と回転子コイル42との間に介在し、回転子鉄心41に対して回転子コイル42を電気的に絶縁する樹脂製のボビン43とを有している。
回転子鉄心41は、複数の第1の爪状磁極部411aを持つ第1の鉄心部411と、複数の第2の爪状磁極部412aを持つ第2の鉄心部412とを有し、第1及び第2の鉄心部411,412は、第1及び第2の爪状磁極部411a,412aを回転子鉄心41の周方向へ交互に噛み合わせた状態でシャフト本体部31にそれぞれ固定されている。従って、回転子2は、いわゆるランデル型回転子となっている。
回転子コイル42は、回転子鉄心41内に形成された空間に配置されている。回転子コイル42の2本の引き出し線42eは、互いに隣り合う第1の爪状磁極部411a間の空間から回転子鉄心41外へ引き出されている。回転子コイル42には、樹脂(例えばエポキシ樹脂等)が含浸されており、この樹脂は、回転子コイル42の最外周部を覆うとともに、回転子コイル42を構成する素線間の隙間及び回転子コイル42とボビン43との間の隙間に充填され、これによって回転子鉄心41に対する回転子コイル42の電気的絶縁性能及び機械的強度を高めている。
スリップリング装置5は、一対の金属製(この例では、銅製)のスリップリング51a、51bと、各スリップリング51a、51bと回転子コイル42とを電気的に接続するための一対の接続導体52a、52bと、ブラシ側シャフト部33に取り付けられ、各スリップリング51a、51b及び各接続導体52a、52bを支持する絶縁成形体53とから構成されている。
シャフト3を支持する一対のベアリング7のうち一方のベアリング7は、ブラシ側シャフト部33の端部の外側から圧入されて第1のシャフト部331の外周面に嵌められている。
この絶縁成形体53は、電気絶縁性を有する樹脂により形成される。また、絶縁成形体53は、成形型に各スリップリング51a、51b及び各接続導体52a、52bを配置した後、樹脂を流し込んで硬化させることにより成形されている。さらに、絶縁成形体53は、第2のシャフト部332に嵌められた筒状の成形体本体部531と、成形体本体部531よりも回転子本体4に近い位置に配置された対向部532と、成形体本体部531と対向部532とをそれぞれ連結し、各シャフト溝34に個別に収容されている一対の連結部533とを有している。
各スリップリング51a、51bは、成形体本体部531を囲んで成形体本体部531の外周部に配置され、リング外周面を外部に露出した状態で成形体本体部531に埋設されている。また、各スリップリング51a、51bは、シャフト3の軸線方向に互いに離間して成形体本体部531に設けられている。各接続導体52a、52bは、各スリップリング51a、51bから、成形体本体部531内、連結部533内、対向部532内を順次通って、対向部532の外周面から外部へ引出され、露出端部54が形成されている。この露出端部54は、回転子コイル42の2本の引き出し線42eに個別に接続され、これにより、回転子コイル42は、各スリップリング51a、51bに電気的に接続されることになる。
成形体本体部531の対向部532は、シャフト3を囲む円環状に形成され、露出端部54を支持するよう構成されている。また、対向部532は、第1のシャフト部331に嵌合しているベアリング7と回転子本体4との間に配置されている。
連結部533は、成形体本体部531の端面からシャフト溝34内を通って対向部532の内周面に連結されている。これにより、第1のシャフト部331の外周面に嵌められたベアリング7の内側に各接続導体52a、52bを通すことができ、スリップリング装置5の径方向の寸法を縮小することが可能となる。
次に、ブラシ側シャフト部33を示す図6と、スリップリング装置5を示す図5、図7を参照して詳述する。
一対のスリップリングのうち、負側のスリップリング51aには、成形体本体部531の内周面から軸中心方向に延長され、成形体本体部531から露出された突出部55が形成されている。この突出部55に対応して、第2のシャフト部332には凹部35が設けられている。突出部55の露出面、凹部35の底面および側面は、それぞれ平坦面とされ、ブラシ側シャフト部33にスリップリング装置5を嵌め合わせることによって突出部55とブラシ側シャフト部33とが接触することになり、これによってシャフト3がスリップリング装置5に電気的に接続されることになる。
ここで、突出部55は、図7に示すように、成形体本体部531の内周面から段差を有して露出しているため、樹脂射出成形する成形型内で確実に保持させることができ、製品精度を確保させることができる。また、突出部55の軸終端部には、同様に成形体本体部531から延びる突出部534が隣接して設けられ、嵌め合わせの際の部品同士の軽微な衝突から突出部55を保護させることができる。
回転子2を支持するハウジングには、ブラシ装置9(図1)が取り付けられている。このブラシ装置9は、各スリップリング51a、51bに個別に接触する一対のブラシ91と、各ブラシ91を保持するブラシホルダ92と、各スリップリング51a、51bに接触する方向へ各ブラシ91を個別に付勢するばね(図示せず)とを有している。回転子2が回転駆動されるとき、各スリップリング51a、51bがブラシ91に対して摺動される。負側のスリップリング51aと接触する一方のブラシ91は、電気的にハウジングに接続され、アース状態に維持される。
以上のような回転電機1においては、バッテリ(図示せず)からブラシ91、スリップリング装置5を通して回転子2の回転子コイル42へ電流が供給され、第1及び第2の爪状磁極部411a,412aに磁極(N極及びS極)が形成される。また、回転子2は、プーリ8を介してエンジンの駆動力を受けることによりシャフト3を中心として回転される。これによって、固定子鉄心には、回転子2から回転磁界が与えられ、固定子コイルに起電力を発生させることになる。
ここで、従来装置と同様に、回転子2の回転に伴い、図示しないベルトとプーリ8との間で静電気が発生することになり、シャフト3や一対のベアリング7が帯電していくことになる。しかしながら、この実施の形態1によれば、負側のスリップリング51aとシャフト3とが電気的に接触しているため、ベアリング7を通してベアリング支持部70に放電するような電荷量が帯電する前に、負側のスリップリング51a、ブラシ91を通してエネルギーを放出させることが可能となる。すなわち、ベアリング7を構成する内輪73、転動体72、外輪71、ベアリング支持部70に電流が流れることを回避することができ、電蝕が発生する不具合を防止することができる。
なお、第2のシャフト部332の凹部35に嵌められる突出部55は、負側のスリップリング51aから連続して構成されており、負側のスリップリング51aと一体に絶縁成形体53に埋設されて保持されているため、回転子2が連続した回転状態にあっても、シャフト3との接触を保った状態を維持させることができる。
しかも、負側のスリップリング51aの突出部55とシャフト3との接触面は、それぞれ平坦に形成されているため、円周面同士を接触させる場合に比べ、精度を高め易く、接触状態も確保し易い利点がある。
また、回転体として、図4に示すように、2か所の突出部55と、2か所の接続導体露出端部54とを周方向に離間して配置したため、バランスがよく、重心の偏重による不具合を回避することができる。また、接続導体は、回路構成上2か所に設けられるが、突出部55は、所望の帯電回避効果が得られる形状や大きさを検討すれば、2か所設けなくてもよい。もちろん、場合によっては、3か所以上設けても良い。
さらに、突出部55と接続導体露出端部54とを重心のバランスをとって配置する場合、配置の順序は限定されず、図8に示すように、例えば、突出部55と、2つの接続導体露出端部54とを120°毎離間して周方向に配置する等が考えられる。この場合の重量バランスは、形状にもよるため、等しいピッチの配置になるとは限らない。
すなわち、所望の効果、あるいは回転体としてのバランスの良さが得られれば、箇所、周方向の位置は、上記以外で様々なものが可能である。なお、上記の例では、突出部55を長方形としたが、嵌合に適した他の形状を適宜選択することができる。
また、車両用交流発電機としてのスリップリング装置5の周辺は、ラビリンス構造やパッキン、オーリング(いずれも図示せず)などによる防水構造が施されており、車両搭載時の被水、被塩水などによる不具合を防止することが一般的に成されている。この防水構造によって上述の帯電を回避する構成に対しても、電気経路部の腐食を進行させる懸念を回避させることができる。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2に係るスリップリング装置5をブラシ側シャフト部に装着した状態を示す正面図、図10は、図9におけるB−B線に沿った断面を示す図、図11は、図10におけるスリップリング装置5のみを示した断面図および突出端子部153を示す正面図である。また、図12は、スリップリング装置5の要部を示す断面図、図13は、ブラシ側シャフト部33を示す側面図である。
この実施の形態2においては、負側のスリップリング51aに接続された接続導体152aの先端を軸心方向に突出させ、図12に示すような円環状の端子部153を形成したものである。この突出端子部153は、板状の接続導体152aを製造する際、一体に形成される。
このようなスリップリング装置5をブラシ側シャフト部33に装着させた後、軸終端部からねじ10をブラシ側シャフト部33のねじ孔36に挿入して締め付け、両者を締結する。他の構成は、実施の形態1と同じである。
このように、接続導体152aに一体に形成された突出端子部153をシャフト終端部に締め付け、密接させることによって、接続導体152aに接続された負側のスリップリング51aとシャフト3とを電気的に接続することができ、シャフト3や一対のベアリング7において帯電した電荷をブラシ側シャフト部33、負側のスリップリング51a、ブラシ装置9を通してハウジングに放出することができる。したがって、ベアリング7などの電蝕を防止することができる。
なお、突出端子部153は、シャフト3と電気的な接続を確保できるものであれば、形状等に制約を受けるものではない。また、接続導体152aと一体に絶縁成形体53に埋設されて保持されているため、実施の形態1と同様に、回転子2が連続した回転状態にあっても、シャフト3との接触を保った状態を維持することができる。
実施の形態3.
実施の形態2においては、ねじ10の締結により突出端子部153をシャフト3の終端部に密着させるように構成したが、図14、図15に示すように、突出端子部153をシャフト3の終端端面にかしめてかしめ部154を形成し、これによって突出端子部153をブラシ側シャフト部33に機械的に結合するとともに電気的に接続するように構成することも可能である。この場合、実施の形態2に比べてねじ部品を削減することができるだけでなく、シャフトのねじ孔加工を不要とすることができ、安価な製品を得ることができる。
また、図16、図17に示すように、突出端子部153をシャフト3の終端部に溶接により溶接部155を形成して密着させることも可能である。この場合、かしめ工具を必要とすることなく、固定を強固なのもとすることができる。
実施の形態4.
図18は、この発明の実施の形態4に係るスリップリング装置をブラシ側シャフト部に装着した状態を示す正面図、図19は、図18におけるE−E線に沿った断面図である。
この実施の形態4においては、負側のスリップリング51aを埋設する絶縁成形体53の先端部に外周の一部を切欠いた凹部を設け、この凹部により負側のスリップリング51aの軸方向先端部を露出させて形成し、スリップリング装置5をシャフト3に嵌合した後、この凹部にはんだ11を施すように構成されている。他の構成は、上述の実施の形態と同じである。
このように接続導体152aの一部を露出させてシャフト3にはんだ付けすることによって、負側のスリップリング51aをシャフト3に電気的に接続させることができる。
しかも、上述の実施形態に比し、スリップリング51aの突出部55、接続導体152aの突出端子部153、154、155を新しく設計することが不要で、従来のスリップリング51a、接続導体152aをそのままで使用することができる効果も有している。
また、絶縁成形体53の凹部の形状、はんだ11の配置など、図示の例に限られず、適宜選択することが可能なことは言うまでもない。
なお、上述の各実施の形態においては、車両用交流発電機の回転子を例に説明したが、この発明は、例えば船外機用交流発電機の回転子、交流発電電動機の回転子等各種の回転電機に適用することができる。
さらに、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。

Claims (6)

  1. 軸線を中心として回転可能なシャフト、
    回転子コイルを有し、上記シャフトに固定された回転子本体、
    上記シャフトの一端に取り付けられ、エンジンの駆動力が伝達されるプーリ、及び
    一対のスリップリングと、各上記スリップリングと上記回転子コイルとを電気的に接続する一対の接続導体と、上記シャフトの他端に取り付けられ、上記スリップリング及び上記接続導体を保持する絶縁成形体とからなるスリップリング装置を備え、
    上記絶縁成形体は、一対の上記スリップリングのブラシ摺動面、一対の接続導体の引き出し線接続端部を外周方向に露出させてそれぞれを埋設保持するとともに、
    上記絶縁成形体に埋設保持された負側の上記スリップリングの一部を上記シャフトに向かって延長した突出部を設け、この突出部を上記シャフトに電気的に接続したことを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 上記シャフトには、上記負側のスリップリングに設けられた上記突出部を収容する凹部が軸線と平行に設けられ、上記突出部および上記凹部の嵌合面を平面で構成したことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。
  3. 上記負側のスリップリングに設けられた上記突出部は、上記一対の接続導体の引き出し線接続端部と合わせ、全体で、軸中心に重心バランスを取った周方向位置に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機の回転子。
  4. 軸線を中心として回転可能なシャフト、
    回転子コイルを有し、上記シャフトに固定された回転子本体、
    上記シャフトの一端に取り付けられ、エンジンの駆動力が伝達されるプーリ、及び
    一対のスリップリングと、各上記スリップリングと上記回転子コイルとを電気的に接続する一対の接続導体と、上記シャフトの他端に取り付けられ、上記スリップリング及び上記接続導体を保持する絶縁成形体とからなるスリップリング装置を備え、
    上記絶縁成形体は、一対の上記スリップリングのブラシ摺動面、一対の接続導体の引き出し線接続端部を外周方向に露出させてそれぞれを埋設保持するとともに、
    上記絶縁成形体に埋設保持された負側の上記接続導体の一部を上記シャフトに向かって延長した突出部を設け、この突出部が上記シャフトに電気的に接続され、かつ上記突出部上記シャフトに設けられたねじ孔にねじ止めされていることを特徴とする回転電機の回転子。
  5. 軸線を中心として回転可能なシャフト、
    回転子コイルを有し、上記シャフトに固定された回転子本体、
    上記シャフトの一端に取り付けられ、エンジンの駆動力が伝達されるプーリ、及び
    一対のスリップリングと、各上記スリップリングと上記回転子コイルとを電気的に接続する一対の接続導体と、上記シャフトの他端に取り付けられ、上記スリップリング及び上記接続導体を保持する絶縁成形体とからなるスリップリング装置を備え、
    上記絶縁成形体は、一対の上記スリップリングのブラシ摺動面、一対の接続導体の引き出し線接続端部を外周方向に露出させてそれぞれを埋設保持するとともに、
    上記絶縁成形体に埋設保持された負側の上記接続導体の一部を上記シャフトに向かって延長した突出部を設け、この突出部を上記シャフトに電気的に接続し、かつ上記突出部上記シャフトとの機械的固定部、または密着固定部が設けられていることを特徴とする回転電機の回転子。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転電機の回転子を備え、上記回転子のスリップリング装置周辺に形成された防水構造を備えたことを特徴とする回転電機。
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