JP2009142031A - 回転電機用ステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、生産コストを低く抑えるとともに生産効率を落とすことなく、巻線の絶縁破壊、短絡等の不具合の可能性を低減できる回転電機用ステータを提供する。
【解決手段】軸芯周りに回転するロータと同心に配置されるステータ20であって、内周部に複数のティース部を有し円筒状に形成されるコア部材30と、軸芯方向に沿って圧入されるコア部材を包持しつつ、ケース70に固定されるコアホルダ50と、ティース部の夫々を覆うように装着され、その外周にコイル43が巻回されるボビン状の絶縁部材40と、絶縁部材40の夫々の外周面のうち、コア部材30の圧入側端面Fに近接する部位と当接し、コア部材30の全周に亘って設けられるリング状の被覆部材60と、を備え、コアホルダ50と被覆部材60とを当接させて、コアホルダ50とコア部材の圧入側端面Fと被覆部材60とにより環状密閉空間Pを形成している。
【選択図】図7
【解決手段】軸芯周りに回転するロータと同心に配置されるステータ20であって、内周部に複数のティース部を有し円筒状に形成されるコア部材30と、軸芯方向に沿って圧入されるコア部材を包持しつつ、ケース70に固定されるコアホルダ50と、ティース部の夫々を覆うように装着され、その外周にコイル43が巻回されるボビン状の絶縁部材40と、絶縁部材40の夫々の外周面のうち、コア部材30の圧入側端面Fに近接する部位と当接し、コア部材30の全周に亘って設けられるリング状の被覆部材60と、を備え、コアホルダ50と被覆部材60とを当接させて、コアホルダ50とコア部材の圧入側端面Fと被覆部材60とにより環状密閉空間Pを形成している。
【選択図】図7
Description
本発明は、軸芯周りに回転するロータと同心に配置される回転電機用ステータに関する。
従来より、回転電機を構成するステータのコア部材を、積層化された複数の薄板により円筒状に形成しているものが知られている。このような構成にあっては、積層化された複数の薄板を確実に一体のものとしてケースに固定するため、コア部材に対して外周側からコアホルダを嵌め込み、その後、コアホルダとケースとを固定するようにしてあることが好ましい。
コア部材にコアホルダを嵌め込む方法として、特許文献1には、円環状に位置決めされた複数の分割コアからなるコア部材を、コアホルダに圧入するものが記載されている。
また、特許文献2には、円環状に位置決めされた複数の分割コアからなるコア部材の外周に、予め加熱して熱膨張により内径を広げておいたコアホルダを外嵌し、その後コアホルダを冷却して収縮させ、コア部材を径方向に締め付ける、いわゆる焼き嵌めを行うものが記載されている。
しかし、特許文献1に記載されているような、コア部材をコアホルダに圧入するタイプのものでは、圧入時にコア部材の外周側の端部とコアホルダの内周面とが擦れ合って削り屑が生じ、コア部材の圧入側端面に付着してしまう。この削り屑は回転電機が動作した時、その振動によって脱落してコイル部に付着し、コイルの絶縁皮膜を破壊して短絡等の不具合を発生させる原因となり得る。
また、特許文献2に記載されているような、焼き嵌めによりコア部材の外周にコアホルダを外嵌するタイプのものでは、コアホルダを予め加熱しておく必要があるため生産設備の増設が必要で、生産コストが高くなるという問題がある。また、生産時に所定温度以上に加熱する必要があるため、生産効率が低くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、生産コストを低く抑えるとともに生産効率を落とすことなく、巻線の絶縁破壊、短絡等の不具合が発生する可能性を低減することのできる回転電機用ステータを提供することを目的とする。
この目的を達成するための本発明に係る、軸芯周りに回転するロータと同心に配置される回転電機用ステータの特徴構成は、内周部に複数のティース部を有し円筒状に形成されるコア部材と、軸芯方向に沿って圧入される前記コア部材を包持しつつ、ケースに固定されるコアホルダと、前記ティース部の夫々を覆うように装着され、その外周にコイルが巻回されるとともに、前記コア部材と前記コイルとの間を絶縁するボビン状の絶縁部材と、前記絶縁部材の夫々の外周面のうち、前記コア部材の圧入側端面に近接する部位と当接し、前記コア部材の全周に亘って設けられるリング状の被覆部材と、を備え、前記コアホルダと前記被覆部材とを当接させて、前記コアホルダと前記コア部材の圧入側端面と前記被覆部材とにより環状密閉空間を形成している点にある。
この構成によれば、コア部材に対してコアホルダを圧入により嵌め込むので、コアホルダを予め加熱しておく必要がない。よって、生産コストを低く抑えることができ、生産効率が低下することもない。
また、コア部材が有する複数のティース部にそれぞれ装着された絶縁部材の外周面に当接する被覆部材をコア部材の全周に亘って円筒状に設け、更にコアホルダと被覆部材とを当接させて、コアホルダとコア部材の圧入側端面と被覆部材とにより環状密閉空間を形成しているので、コア部材をコアホルダに圧入する際にコア部材の外周側の端部とコアホルダの内周面とが擦れ合って生じる削り屑を、その空間内部に閉じ込めることができる。よって、非常に簡易な構成で、削り屑がコイル部に到達することを防止し、巻線の絶縁破壊、短絡等の不具合が発生する可能性を低減することができる。
ここで、前記コア部材の圧入方向に対して下手側の前記コアホルダの端部が、径方向内側に屈曲して前記被覆部材の外周面に当接していると好ましい。
この構成によれば、コアホルダの端部を径方向内側に屈曲させるだけで、簡単に環状密閉空間を形成することができ、上記したような効果を得ることができる。
また、前記被覆部材が、径方向外側に延出して前記コアホルダの内周面に当接していても好ましい。
この構成によれば、被覆部材を径方向外側に延出させるだけで、簡単に環状密閉空間を形成することができ、上記したような効果を得ることができる。
これまで説明してきた回転電機用ステータにおいて、前記コア部材は、前記ティース部ごとに分割された分割コアが環状に組み合わされて構成されていると好適である。
コア部材を、ティース部ごとに分割された分割コアを環状に組み合わせて構成すれば、巻線占積率を向上させることができ、回転電機の高効率化を図ることができる。よって、この構成によれば、分割コアをコアホルダに嵌め込んで一体的に固定する際にこれまで説明してきたような構造を採用することで、簡易な構成で生産コストを低く抑え、短絡等の不具合が発生する可能性を低減しながら、回転電機の高効率化という、コア部材を複数の分割コアで構成するメリットを生かすことができる。
〔第一の実施形態〕
以下に、本発明の第一の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明をモータ1(電動機)用のステータ20に適用する例について説明する。
図1は、本実施形態に係るモータ1の全体構成を示す断面図である。図2は、本実施形態に係るモータ1のステータ20の全体構成を示す平面図であり、図3はその拡大平面図である。
以下に、本発明の第一の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明をモータ1(電動機)用のステータ20に適用する例について説明する。
図1は、本実施形態に係るモータ1の全体構成を示す断面図である。図2は、本実施形態に係るモータ1のステータ20の全体構成を示す平面図であり、図3はその拡大平面図である。
図1に示すように、このモータ1は、ブラシレスタイプのモータであり、ロータ10と、ステータ20と、を有する。これらはケース70に収容されている。
ロータ10は、ステータ20の内周に所定の間隔を介して配置され、軸芯Z周りに回転する回転子である。
ステータ20は、全体として円筒状に構成され、ロータ10と同心に配置された固定子である。ステータ20は、コア部材30と、絶縁部材40と、コイル43と、コアホルダ50と、を有する。本実施形態に係るモータ1は、更に、円筒状の被覆部材60を有する。
コア部材30は、内周部に複数のティース部32aを有し円筒状に形成される。本実施形態においては、コア部材30は、ティース部32aごとにヨーク部32bにおいて円周方向に対して交差する方向に分割された複数の分割コア31が環状に組み合わされて構成されている。それぞれの分割コア31は、同一形状の複数枚の薄板33を積層して形成される。薄板33は電磁鋼板を使用する。各分割コア31はコアホルダ50により径方向に圧力を受け、その圧力により、分割コア31は互いに周方向に各分割面で当接しあうことで相互につっぱり、固定一体化する。
絶縁部材40は、コア部材30とコイル43との間を電気的に絶縁するボビン状の部材であり、分割コア31のティース部32aの夫々を覆うように装着される。絶縁部材40は、外周側鍔部41aと内周側鍔部41bの間にコイル収容部41cを有し、コイル収容部41cの外周に絶縁皮膜を有する線材が所定数巻回されてコイル43を構成する。なお、図面中、コイル43は省略して描かれている。このように分割コア31の状態でコイル43を巻回することで、巻線占積率を向上させることができ、モータ1を高効率化することができる。よって、用途に応じてモータ1の小型化・高出力化を図ることができる。
コアホルダ50は、複数の分割コア31が環状に組み合わされたコア部材30を包持するリング状の保持部材である。コアホルダ50は、鍔部51aと、包持部51bと、屈曲部51cと、を有し、これらの構成部は一体に形成されている。鍔部51aは、コアホルダ50の端部から径方向外側に延在しており、鍔部51aを挿通するボルト52で、コアホルダ50がケース70に固定されている。
図4及び図5に示すように、コアホルダ50には、鍔部51aの側から分割コア31を環状に組み合わせて仮止めされたコア部材30が軸芯Z方向に沿って圧入される。圧入時には、絶縁部材40の外周側鍔部41aを後述する被覆部材60で被覆してから圧入する。コアホルダ50の屈曲部51cは、コア部材30の圧入側端面Fよりも圧入方向下手側において径方向内側に屈曲しており、屈曲部51cの端部が被覆部材60の外周面に当接する。
ところで、絶縁部材40は分割コア31のティース部32aに装着されている。このとき、絶縁部材40の外周側鍔部41aの高さはコイルの厚みよりもやや高い程度であり、一方、分割コア31のティース部32aはヨーク部32bと比較して周方向の幅が狭くなっている場合が多い。そのため、絶縁部材40の外周側鍔部41aの周方向の幅は、各分割コア31のヨーク部32bの幅に比べて狭くなる。したがって、複数の分割コア31が環状に組み合わされた状態では、図6に示すように、互いに隣り合う分割コア31の、絶縁部材40の外周側鍔部41aどうしの間には間隙Eができてしまう。
本実施形態に係るモータ1では、この間隙Eを埋めるように被覆部材60が設けられる。被覆部材60は、絶縁部材40の夫々の外周面のうち、コア部材30の圧入側端面Fに近接する部位と当接し、コア部材30の全周に亘って設けられるリング状の部材である。本実施形態においては、絶縁部材40の外周側鍔部41aと当接してコア部材30の全周に亘って設けられている。被覆部材60は、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を射出成形して形成される。このように樹脂材を用いて被覆部材60を形成すれば、間隙Eが存在することにより外周側鍔部41aを結んでできる形状が真円から外れたとしても、その歪みを樹脂材の弾性によって吸収しながら絶縁部材40の夫々の外周面を被覆することができる。また、被覆部材60の厚みは、絶縁部材40の外周側鍔部41aとコアホルダ50の屈曲部51cの端部とのクリアランスよりもわずかに大きくなっており、コア部材30がコアホルダ50に圧入された時に、被覆部材60は絶縁部材40とコアホルダ50と間で適度に締め付けられることになる。
なお、コアホルダ50の屈曲部51cの端部を圧入方向上手側へ更に屈曲させてあることも好ましい。このようにすれば、コアホルダ50にコア部材30を圧入する際に、屈曲部51cの端部と被覆部材60とを適切に摺動させることができる。
このように、被覆部材60が絶縁部材40の外周側鍔部41aの外周面を覆うように全周に亘って設けられ、上記した間隙Eが埋められる。そしてまた、コアホルダ50の屈曲部51cの端部は、図7に示すように、コア部材30の圧入側端面Fよりも圧入方向下手側において径方向内側に屈曲して被覆部材60の外周面に当接しているので、コアホルダ50とコア部材30の圧入側端面Fと被覆部材60とにより環状密閉空間Pが形成されることになる。
この環状密閉空間Pは、コアホルダ50に対してコア部材30が圧入される時にコア部材30の外周側端部とコアホルダ50の内周面とが擦れ合って生じ、コア部材30の圧入側端面Fに付着する削り屑Sを、その内部に閉じ込める機能を果たす。よって、たとえモータ1が作動した時に振動によって削り屑Sがコア部材30の圧入側端面Fから脱落したとしても、環状密閉空間Pの内部に留まることになる。したがって、削り屑Sがコイル43に到達することを防止し、巻線の絶縁破壊、短絡等の不具合が発生する可能性を低減することができる。
また、環状密閉空間Pを形成する部材の一つであるコアホルダ50は、コア部材30を包持してケース70に固定するためにもともと用いられる部材である。よって、密閉空間Pを形成するための部品点数の増加を必要最小限に抑えることができる。更に、被覆部材60は射出成形等により短時間で安価に大量生産をすることが可能である。したがって、これらの点からも生産コストを低く抑えることができる。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るモータ1の全体構成は、上述した第一の実施形態に係るモータ1の全体構成とほぼ同様であるが、ステータ20の具体的構造が一部異なっている。以下では、この相違点について説明する。
本発明の第二の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るモータ1の全体構成は、上述した第一の実施形態に係るモータ1の全体構成とほぼ同様であるが、ステータ20の具体的構造が一部異なっている。以下では、この相違点について説明する。
図8は、本実施形態に係るステータ20の構造を示す断面図である。本実施形態においては、コアホルダ50には第一の実施形態における屈曲部51cは設けられておらず、包持部51bよりも圧入方向下手側はケース70に沿って伸長している。一方、被覆部材60は、絶縁部材40の外周側鍔部41aの外周面を覆うように全周に亘って設けられるとともに、絶縁部材40の外周側鍔部41aから径方向外側に延出して、延出部61の端部がコアホルダ50の内周面に当接している。これにより、コアホルダ50とコア部材30の圧入側端面Fと被覆部材60とにより環状密閉空間Pが形成されている。
本例では、コア部材30がコアホルダ50に圧入された後において被覆部材60の姿勢が安定するように、延出部61は被覆部材60の軸芯Z方向の幅に対して中央部付近に形成されている。また、延出部61の端部とコアホルダ50の内周面とは、互いに一定の押し荷重を及ぼし合いながら当接している。よって、環状密閉空間Pを強固に形成することができる。
以上のように、本実施形態においては、被覆部材60が絶縁部材40の外周側鍔部41aの外周面を覆うように全周に亘って設けられるとともに、径方向外側に延出して延出部61の端部がコアホルダ50の内周面に当接して、環状密閉空間Pが形成される。したがって、この場合も、圧入時に発生する削り屑Sをその内部に閉じ込めることができ、簡易な構成で、巻線の絶縁破壊、短絡等の不具合が発生する可能性を低減することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の各実施形態においては、コアホルダ50が径方向内側に屈曲し、被覆部材60の外周面に当接して環状密閉空間Pを形成する例、及び、被覆部材60が径方向外側に延出し、コアホルダ50の内周面に当接して環状密閉空間Pを形成する例について説明した。しかし、少なくともコアホルダ50と被覆部材60とが何れかの部位で当接して環状密閉空間Pを形成していれば良く、例えば、コアホルダ50が径方向内側に屈曲しつつ被覆部材60が径方向外側に延出して、それぞれ縁部で当接する構造となっていても良い。
(1)上記の各実施形態においては、コアホルダ50が径方向内側に屈曲し、被覆部材60の外周面に当接して環状密閉空間Pを形成する例、及び、被覆部材60が径方向外側に延出し、コアホルダ50の内周面に当接して環状密閉空間Pを形成する例について説明した。しかし、少なくともコアホルダ50と被覆部材60とが何れかの部位で当接して環状密閉空間Pを形成していれば良く、例えば、コアホルダ50が径方向内側に屈曲しつつ被覆部材60が径方向外側に延出して、それぞれ縁部で当接する構造となっていても良い。
(2)上記の各実施形態においては、被覆部材60が絶縁部材40の外周側鍔部41aと当接してコア部材30の全周に亘って設けられている例について説明した。しかし、被覆部材60が当接するのは必ずしも絶縁部材40の外周側鍔部41aである必要はなく、絶コア部材30の圧入側端面Fに近接する何れかの部位と当接していれば良い。
(3)上記の各実施形態においては、コア部材30として分割コア31を環状に組み合わされて構成したものを用いる例について説明した。しかし、コア部材30として、ヨーク部32bが円周方向に一体となった一体コアを用いても良い。
(4)上記の各実施形態においては、本発明をモータ(電動機)1用のステータ20に適用する例について説明した。しかし、モータ1だけでなく、回転軸から入力される回転によって電力を発生させるジェネレータ(発電機)や、必要に応じてモータ及びジェネレータの双方の機能を果たすモータ・ジェネレータ用のステータ20にも適用することができる。
本発明は、軸芯周りに回転するロータと同心に配置される回転電機用ステータに好適に利用することができる。
1 モータ
10 ロータ
20 ステータ
30 コア部材
32a ティース部
40 絶縁部材
43 コイル
50 コアホルダ
60 被覆部材
70 ケース
Z 軸芯
P 環状密閉空間
F 圧入側端面
10 ロータ
20 ステータ
30 コア部材
32a ティース部
40 絶縁部材
43 コイル
50 コアホルダ
60 被覆部材
70 ケース
Z 軸芯
P 環状密閉空間
F 圧入側端面
Claims (4)
- 軸芯周りに回転するロータと同心に配置されるステータであって、
内周部に複数のティース部を有し円筒状に形成されるコア部材と、
軸芯方向に沿って圧入される前記コア部材を包持しつつ、ケースに固定されるコアホルダと、
前記ティース部の夫々を覆うように装着され、その外周にコイルが巻回されるとともに、前記コア部材と前記コイルとの間を絶縁するボビン状の絶縁部材と、
前記絶縁部材の夫々の外周面のうち、前記コア部材の圧入側端面に近接する部位と当接し、前記コア部材の全周に亘って設けられるリング状の被覆部材と、を備え、
前記コアホルダと前記被覆部材とを当接させて、前記コアホルダと前記コア部材の圧入側端面と前記被覆部材とにより環状密閉空間を形成している回転電機用ステータ。 - 前記コア部材の圧入方向に対して下手側の前記コアホルダの端部が、径方向内側に屈曲して前記被覆部材の外周面に当接している請求項1に記載の回転電機用ステータ。
- 前記被覆部材が、径方向外側に延出して前記コアホルダの内周面に当接している請求項1に記載の回転電機用ステータ。
- 前記コア部材は、前記ティース部ごとに分割された分割コアが環状に組み合わされて構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機用ステータ。
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