JP7019410B2 - 発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子 - Google Patents

発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子 Download PDF

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Description

本発明は、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子に関する。さらには、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子の発泡成形体からなる消失模型に関する。
金属鋳造を行う際、発泡成形体で作製した模型を鋳造砂に埋没し、そこに溶融金属を流し込んで置換することで鋳物を鋳造する消失模型鋳造法(フルモールド法)が知られている。フルモールド法では、メタクリル酸メチル重合体の発泡成形体が、鋳造時の残渣低減の観点から、使用されている。
しかしながら、メタクリル酸メチル重合体の発泡は一般に難しく、溶融時の伸長粘度と剪断粘度が発泡挙動に対して不適格であり、気泡の保持能力が不十分である。このため十分に発泡しないばかりでなく、発泡セルが不均一となり、得られた発泡体の表面の見た目に斑があり、商品価値を有する発泡体を得ることが困難であった。
特許文献1には、鋳造用にメタクリル酸エステルと他の単量体(0~10重量%)を用いて、発泡性、成形性を確保した発泡性アクリル樹脂が開示されている。
特許文献2には、メタクリル酸メチルとアクリル酸アルキルエステルを用いた重合体で、高倍率での発泡粒子が得られるメタクリル酸メチル系樹脂粒子が開示されている。
特許文献3、基材樹脂の表面に水溶性高分子を添加することで、発泡時の凝集を抑制することが可能な樹脂粒子が開示されている。
特許文献4には、基材樹脂の表面に水溶性高分子を添加することで、高倍率での発泡が可能な樹脂が開示されている。
特開平07-145261公報 WO2016/047490 特開昭52-151359 特開2001-323094
特許文献1、2、3に記載の樹脂粒子は、発泡成形体とした際に表面の美麗が不十分であった。その要因としては、発泡セルサイズが不均一であることが挙げられる。特許文献4に記載の樹脂粒子は基材樹脂がアクリル酸エステルであり、メタクリル酸メチル系樹脂では発泡セルサイズの均一化達成されていない。他方、発泡性スチレン系樹脂の発泡セルについては、不均一化し易く、また、粗大化し易いため、その発泡セルを均一、微細化する能力を持つ造核剤を使用する方法等が提題されている。しかし、同様の課題を有していても発泡性スチレン系樹脂粒子における技術を発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子に転用することでは解決しない。
以上のような状況に鑑み、本発明は、高発泡倍率での成形性が良好であり、発泡成形体のセルサイズが微細均一な発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、本発明の完成に至った。すなわち、本発明は、以下のとおりである。
(1)モノマー成分の合計が100重量部であって、メタクリル酸メチル90重量部以上99重量部以下と、アクリル酸エステル1重量部以上10重量部以下、ポリエチレングリコールとを配合してなる組成物を重合し、発泡剤を含浸してなる発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
(2)アクリル酸エステルがアクリル酸ブチルであることを特徴とする(1)に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
(3)ポリエチレングリコールの分子量が200以上1500以下であることを特徴とする(1)又は(2)いずれかに記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
(4)ポリエチレングリコールがモノマー成分100重量部に対して0.05重量部以上1.5重量部以下であることを特徴とする(1)~(3)いずれかに記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
(5)発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子をかつ断した断面に存在する空孔の平均径が2.5μm以上5.0μm以下であり、空孔径の変動係数が0.1以上0.6以下であることを特徴とする(1)~(4)いずれかに記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
(6)(1)~(5)のいずれかに記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を発泡させたこと特徴とする、メタクリル酸メチル系樹脂予備発泡粒子。
(7)(6)に記載のメタクリル酸メチル系樹脂予備発泡粒子を型内成形したことを特徴とする、メタクリル酸メチル系発泡体。
(8)(7)に記載のメタクリル酸メチル系発泡体であって、成形体断面のセルの平均弦長が50μm以上180μm以下であることを特徴とするメタクリル酸メチル系発泡体。
(9)(7)又は(8)に記載のメタクリル酸メチル系発泡体からなることを特徴とする、消失模型。
(10) ポリエチレングリコール存在下、メタクリル酸メチル90重量部以上99重量部以下とアクリル酸エステル1重量部以上10重量部以下とを合計100重量部となるように重合する工程と、発泡剤を含浸する工程と備える、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子の製造方法。
本発明によれば、高発泡倍率での成形性が良好であり、発泡成形体のセルサイズが微細均一な発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を提供できる。
本発明の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子は、基材樹脂の合計が100重量部であって、メタクリル酸メチル90重量部以上99重量部以下と、アクリル酸エステル1重量部以上10重量部以下、ポリエチレングリコールとを配合してなる組成物を重合し、発泡剤を含浸してなる発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子である。
本発明のように、セル径が均一な成形体を得る方法は、メタクリル酸メチル系樹脂粒子を懸濁重合で得る際に、重合の段階でポリエチレングリコールを配合しておくことが重要である。例えば、重合後にポリエチレングリコールを添加した場合、樹脂が硬くなっているため樹脂の空孔均一化効果は得られず発泡成形時に良好な表面性が得られない。
本発明の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子は、メタクリル酸メチル90重量%以上99重量%以下とアクリル酸エステル1重量%以上10重量%以下からなるアクリル系モノマー100重量部と、ポリエチレングリコールとを配合してなる組成物を重合したことを特徴とする。
メタクリル酸メチル単量体とアクリル酸エステル単量体の比率は、メタクリル酸メチル92重量%以上97重量%以下とアクリル酸エステル3重量%以上8重量%以下が好ましく、より好ましくはメタクリル酸メチル93重量%以上96重量%以下とアクリル酸エステル4重量%以上7重量%以下である。メタクリル酸メチル単量体成分比率が多いと、発泡性、成形性に劣る傾向があり、表面が美麗な発泡成形体を得づらく、アクリル酸エステル単量体成分が多すぎると発泡成形体が収縮しやすい傾向にある。本発明のアクリル酸エステルはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチルなどが挙げられる。
ポリエチレングリコールの分子量は200以上1500以下であることが好ましく、より好ましくは300以上800以下である。ポリエチレングリコールの配合量は、基材樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上1.5重量部以下であることが好ましく、より好ましくは0.1重量部以上0.8重量部以下である。ポリエチレングリコールの分子量が小さい、若しくは配合量が少ないと発泡成形時のセルの微細均一化の効果が得られにくく、分子量が大きい、若しくは配合量が多いと発泡成形時にピンホールが増加する傾向にある。
メタクリル酸メチル単量体とアクリル酸エステル単量体の合計を100重量部とした場合、燃焼時の残渣低減と分子量の調整のために二官能性単量体を使用してもよい。二官能性単量体としては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のエチレングリコールまたはそのオリゴマーの両末端水酸基をアクリル酸またはメタクリル酸でエステル化したのも、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート等の2価のアルコールの水酸基をアクリル酸またはメタクリル酸でエステル化したもの、ジビニルベンゼン等のアルケニル基を2個有するアリール化合物等があげられる。
二官能性単量体は分子量調整のしやすさからヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートが好ましく、使用量はメタクリル酸メチル単量体とアクリル酸エステル単量体の合計100重量部に対して0.05重量部以上0.15重量部以下が好ましく、0.08重量部以上0.13重量部がより好ましい。二官能性単量体の量が少ないと残渣が残りやすい上に強度に劣る傾向にあり、二官能性単量体の量が多いと発泡性、成形性に劣る傾向にある。
本発明の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子はゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算重量平均分子量が、30万以上40万以下であることが好ましい。重量平均分子量が低いと鋳造時の残渣が残りやすく、高いと表面性のよい成形体が得られづらい。
また、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子をかつ断した断面に存在する空孔の平均径は2.5μm以上5.0μm以下が好ましく、3.0μm以上4.0μm以下がより好ましい。平均径が2.5μm以下ではセル形成への寄与の小さい空孔が多く成形体の表面に斑が発生しやすく、5.0μm以上では巨大空孔の存在によりピンホールの割合が増える傾向にある。空孔径の変動係数は0.6以下であることが好ましく、0.4以下であることがより好ましい。空孔系の変動係数が大きいと微細均一なセルが得られにくい。
本発明の発泡性樹脂粒子を製造する方法としては水性懸濁液中で重合を行う懸濁重合が挙げられる。
本発明における「水性懸濁液」とは、攪拌等を用いて、樹脂粒子および単量体液滴を、水または水溶液に分散させた状態を指し、水中には水溶性の界面活性剤や単量体が溶解していても良く、また、水に不溶の分散剤、開始剤、連鎖移動剤、架橋剤、気泡調整剤、難燃剤、可塑剤等が共に分散していても良い。
樹脂と水の重量比は、得られるメタクリル酸系樹脂/水の比として、1.0/0.6~1.0/3.0が好ましい。
懸濁重合に使用できる分散剤としては、例えば、第三リン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム、ハイドロキシアパタイト、カオリンなどの難水溶性無機塩、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドンなどの水溶性高分子などが挙げられ、難水溶性無機塩を使用する場合には、α―オレフィンスルホン酸ソーダ、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダなどのアニオン系界面活性剤を併用することが効果的である。これらの分散剤は必要に応じて重合の途中で追加しても良い。
分散剤の使用量は、種類によるが難水溶性無機塩としては水100重量部に対して0.1重量部以上1.5重量部以下、アニオン系界面活性剤や水溶性高分子としては30ppm以上100ppm以下が好ましい。
本発明の懸濁重合は、一段階目の重合を行い主要な反応を行った後、一段階目よりも高温で二段階目の重合反応で残存モノマーを低減させることが好ましい。
重合開始剤としては、一般に熱可塑性重合体の製造に用いられるラジカル発生型重合開始剤を用いることができ、代表的なものとしては、例えば、過酸化ベンゾイル、ラウロイルパーオキサイド、t-ブチルパーオキシベンゾエート、イソプロピル-t-ブチルパーオキシカーボネート、過安息香酸ブチル、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート、t-ブチルパーピバレート、t-ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ-t-ブチルパーオキシヘキサハイドロテレフタレート、1,1-ジ(t-ブチルパーオキシ)3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、1,1-ビス(t-アミルパーオキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、1,1-ジ(t-ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキシルモノカーボネートなどの有機過酸化物や、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合物が挙げられる。これらの重合開始剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用しても良い。
また本発明における重合においては、連鎖移動剤としてメタクリル酸メチルの重合に用いられる周知のものを使用するのが好ましい。例えば、アルキルメルカプタン類、チオグリコール酸エステル類等の単官能連鎖移動剤、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ソルビトール等の多価アルコール水酸基をチオグリコール酸または3-メルカプトプロピオン酸でエステル化した多官能性連鎖移動剤があげられる。
発泡剤としては、例えば、プロパン、イソブタン、ノルマルブタン、イソペンタン、ノルマルペンタン、ネオペンタン等の炭素数3以上5以下の炭化水素である脂肪族炭化水素類、例えば、ジフルオロエタン、テトラフルオロエタン等のオゾン破壊係数がゼロであるハイドロフルオロカーボン類等の揮発性発泡剤があげられる。これらの発泡剤は併用しても何ら差し支えない。また、使用量としては、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子100重量部に対して、好ましくは5重量部以上12重量部以下、さらに好ましくは7重量部以上10重量部以下である。発泡剤の量が少ないと発泡倍率を得ることが難しく、発泡剤の量が多いと発泡剤の含浸工程で樹脂の凝集が生じやすくなる。
発泡剤の含浸は、樹脂粒子の重合転化率が、80%以上95%以下の時に、発泡剤を樹脂粒子に含浸することが好ましい。重合転化率が80%未満の場合、発泡剤が含浸されやすいが、樹脂の軟化によって、樹脂粒子同士が凝集したりして、製造収率が悪化する。一方、重合転化率が95%を超えると、発泡剤が樹脂粒子の内部まで含浸されず、2重のセル構造(硬芯)が形成され、表面が凹凸した発泡成形体が得られる。
発泡剤を樹脂粒子の中に含浸する時の、含浸温度を95℃以上120℃以下ですることが好ましい。更に好ましくは、100℃以上117℃以下が好ましい。含浸温度が95℃未満の場合、発泡剤が樹脂粒子内部まで含浸されず、2重のセル構造(硬芯)が形成され、表面が凹凸した発泡成形体が得られる。含浸温度120℃を超えると、均一なセル構造を得られるものの、重合機の缶圧が高くなり、重装備な含浸設備が必要となる。
本発明において使用する添加剤としては、目的に応じて溶剤、可塑剤等が使用できる。
溶剤としては沸点50℃以上のものがあげられ、トルエン、へキサン、ヘプタン等のC6以上の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、シクロオクタン等のC6以上の脂環族炭化水素、などが挙げられる。この中でトルエン、シクロヘキサンが発泡性を得る上で好ましく、1.5重量%以上3.0重量%以下含まれることが好ましい。1.5重量%以下であると十分な発泡力を得ることができず、3.0重量部以上だと成形時に成形体表面に膨れが生じやすく、寸法安定性に劣る。沸点50℃以上の溶剤成分を添加するには、発泡剤を樹脂粒子へ含浸させる直前または、同時に添加することが好ましい。
可塑剤としては、沸点200℃以上の高沸点可塑剤が挙げられ、例えば、ステアリン酸トリグリセライド、パルミチン酸トリグリセライド、ラウリン酸トリグリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド等の脂肪酸グリセライド、ヤシ油、パーム油、パーム核油等の植物油、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート等の脂肪族エステル、流動パラフィン、シクロヘキサン等の有機炭化水素等があげられる。
得られた発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子は、一般的な予備発泡方法によって、発泡粒子(予備発泡粒子に相当)とすることができる(メタクリル酸メチル系発泡粒子ともいう)。具体的には攪拌機を具備した容器内に入れ水蒸気等の熱源により加熱することで、所望の発泡倍率までに予備発泡を行う。
更にメタクリル酸メチル系発泡粒子は、一般的な型内成形方法によって成形し、発泡成形体(発泡体に相当)にすることができる。具体的には、閉鎖し得るが密閉しえない金型内に充填し、水蒸気により加熱融着することで発泡成形体とする。
本発明のメタクリル酸メチル系発泡粒子の発泡成形体は、メタクリル酸メチル系樹脂自体の天井温度が低いために、発泡成形体を鋳造砂に埋没し、そこに溶融金属を流し込んで置換しても、メタクリル酸メチル系樹脂の残渣が残り難いといったことから消失模型として好適に使用できる。すなわち、本発明のメタクリル酸メチル系発泡粒子は、金属鋳造の際に使用する消失模型の使用に適している。
以下に実施例、及び比較例を挙げるが、本発明はこれによって限定されるものではない。
(発泡粒子の製造)
発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を篩い分けして粒子径0.5~1.4mmの発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を分取した。
分取した発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を、加圧式予備発泡機「大開工業製、BHP」を用いて、吹き込み蒸気圧0.12~0.16MPaの条件でかさ倍率65倍への予備発泡し、その後、常温下で3日放置して、メタクリル酸メチル系発泡粒子を得た。
(発泡成形体の製造)
得られたメタクリル酸メチル系発泡粒子を、成形機「ダイセン製、KR-57」を用いて吹き込み蒸気圧0.05MPaで型内成形を行うことで、厚み20mmで長さ450mm×幅300mmの平板状の発泡成形体を得た。
(発泡成形体の小セル粒子率)
発泡成形体の表面8cmx8cmの範囲にある粒子の数を計測し、その中で平均弦長が100μm未満である粒子の数を百分率で示した。発泡成形体の粒子ごとの平均弦長はASTM-D-2842-97に準じて、発泡成形体の切断面を投影した写真から切断面の一直線上にかかる気泡数から平均弦長を測定した。
(式)小セル粒子率(%)=平均弦長が100μm未満の粒子の数/全粒子の数
(発泡成形体のピンホール)
発泡成形体の表面8cmx8cmの範囲を目視にて観察した。
◎:ピンホールが20個未満
○:ピンホールが20個以上30個未満
△:ピンホールが30個以上50個未満
×:50個以上
(発泡成形体のカット面美麗性)
発泡成形体の表面の状態を以下のように評価した。
カット面美麗性
◎:小セル粒子率90%以上かつピンホール30個未満
○:小セル粒子率70%以上90%未満かつピンホール30個未満
△:小セル粒子率50%以上かつピンホール50個未満
×:小セル粒子率50%未満またはピンホール50個以上
(発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子の空孔径および変動係数)
発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒の断面を投影した写真から、150μm四方内に存在する全空孔の径を測定し、その平均を算出した。また、ボイド径のバラつきを示す変動係数は以下の計算式で算出した。
Figure 0007019410000001
(実施例1)
撹拌機付き6Lオートクレーブに水150重量部、第3リン酸カルシウム0.105重量部、α-オレインスルフォン酸ソーダ0.0075重量部、ポリエチレングリコール#400 0.2重量部、及び、ラウロイルパーオキサイド0.08重量部、1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)シクロヘキサン0.1重量部、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート0.1重量部(メタクリル酸メチル系単量体に対して0.09ビニル基mol%)、n-ドデシルメルカプタン0.24重量部を仕込んだ後、メタクリル酸メチル95重量部、アクリル酸ブチル5重量部、トルエン1重量部を仕込み、80℃で、4時間20分重合を行った。その時の重合転化率は88%であった。その後、シクロヘキサン1.5重量部、ノルマルリッチブタン(ノルマル/イソ=70/30)9部を仕込んだ後、101℃に昇温して10時間重合を行い、冷却後、洗浄・脱水・乾燥することにより発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を得た。
得られた発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を篩い分けして粒子径0.5~1.4mmの発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を採取し、重量平均分子量を測定した。加圧式予備発泡機「大開工業製、BHP」を用いて、樹脂粒子を予備発泡し、倍率65倍の発泡粒子を得た。
次いで、ダイセンKR-57成形機を用いて300×450×20(t)mmサイズの金型にて発泡成形品を得、成形体の表面性を目視で評価した。その結果を表1に示す。
<使用気泡調整剤種>
ポリエチレングリコール200
(製品名:PEG#200 メーカー:日油)
ポリエチレングリコール400
(製品名:PEG#400 メーカー:日油)
ポリエチレングリコール1000
(製品名:PEG#1000 メーカー:日油)
ポリエチレンワックス(PEW)
(製品名:PolyWax1000:東洋ペトロライト)
エチレンビスステアリン酸アマイド(EBS)
(製品名:アルフローH-50S メーカー:日油)
エチレンビスカプリン酸アマイド
(製品名:スリパックスC10 メーカー:三菱ケミカル)
ヘキサメチレンステアリン酸アマイド
(製品名:スリパックスZHS メーカー:三菱ケミカル)
(実施例2)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400 0.1重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(実施例3)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400 0.3重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(実施例4)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400 1.0重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(実施例5)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#200に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(実施例6)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#1000に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(実施例7)
表1に示すように、メタクリル酸メチル98重量部、アクリル酸ブチル2重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(実施例8)
表1に示すように、メタクリル酸メチル92重量部、アクリル酸ブチル8重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(実施例9)
表1に示すように、メタクリル酸メチル94.5重量部、アクリル酸メチル5.5重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(比較例1)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400を用いていないこと以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(比較例2)
表1に示すように、メタクリル酸メチル100重量部、アクリル酸ブチル0重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を得た。しかし、目標倍率65倍まで発泡しなかったため、成形体の評価は行わなかった。
(比較例3)
表1に示すように、メタクリル酸メチル85重量部、アクリル酸ブチル15重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。しかし、目標倍率65倍まで発泡しなかったため、成形体の評価は行わなかった。
(比較例4)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400をポリエチレンワックス(PEW)に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(比較例5)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400をエチレンビスステアリン酸アマイド(EBS)に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(比較例6)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400をエチレンビスカプリン酸アマイド(スリパックスC10)に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
(比較例7)
表1に示すように、ポリエチレングリコール#400をヘキサメチレンビスステアリン酸アマイド(スリパックスzhs)に変更した以外は、実施例1と同様の操作をし、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体を得、同様に評価した。評価結果は表1に示した。
Figure 0007019410000002

Claims (10)

  1. モノマー成分の合計が100重量部であって、メタクリル酸メチル90重量部以上99重量部以下と、アクリル酸エステル1重量部以上10重量部以下と、ポリエチレングリコールとを配合してなる組成物を重合し、発泡剤を含浸してなる発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
  2. アクリル酸エステルがアクリル酸ブチルであることを特徴とする請求項1に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
  3. ポリエチレングリコールの分子量が200以上1500以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
  4. ポリエチレングリコールがモノマー成分100重量部に対して0.05重量部以上1.5重量部以下であることを特徴とする請求項1~3いずれかに記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
  5. 発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子をかつ断した断面に存在する空孔の平均径が2.5μm以上5.0μm以下であり、空孔径の変動係数が0.1以上0.6以下であることを特徴とする請求項1~4いずれかに記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載の発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子を発泡させたこと特徴とする、メタクリル酸メチル系樹脂予備発泡粒子。
  7. 請求項6に記載のメタクリル酸メチル系樹脂予備発泡粒子を型内成形したことを特徴とする、メタクリル酸メチル系発泡体。
  8. 請求項7に記載のメタクリル酸メチル系発泡体であって、成形体断面のセルの平均弦長が50μm以上180μm以下であることを特徴とするメタクリル酸メチル系発泡体。
  9. 請求項7又は8に記載のメタクリル酸メチル系発泡体からなることを特徴とする消失模型。
  10. ポリエチレングリコール存在下、メタクリル酸メチル90重量部以上99重量部以下とアクリル酸エステル1重量部以上10重量部以下とを合計100重量部となるように重合する工程と、発泡剤を含浸する工程とを備える、発泡性メタクリル酸メチル系樹脂粒子の製造方法。
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